JP7214077B2 - 吐水装置 - Google Patents
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Description
このように構成された本発明においては、光電センサの回路基板は、ハーネスがはんだ付けされるハーネス基板であって本体基板に対して立壁状に配置されるハーネス基板を備えている。よって、本発明によれば、従来のような光電センサの前後方向に延びる回路基板の後部におけるはんだ付け部分を無くすことができる。これにより、本発明は、はんだ付けに必要な前後方向のスペースを小さくすることができる。よって、本発明によれば、光電センサの前後方向の長さを小さくすることにより、吐水装置の光電センサを収納する部分の長さを小さくすることができ、吐水装置を小型化することができる。また、光電センサの前後方向の長さが小さくされるので、光電センサをより多くの形態の吐水装置に内蔵させることができる。
このように構成された本発明においては、ハーネスの接続方向と、本体基板の延びる方向とが平行となるので、ハーネス基板にはんだ付けされたハーネスの湾曲が抑制され、光電センサを上下方向において小型化することができる。
このように構成された本発明においては、ハーネス基板は、本体基板に対して垂直に配置された状態で固定され、上記ハーネスの接続方向は、ハーネス基板に対して垂直な方向である。これにより、ハーネスの接続方向は、本体基板と平行な方向とできる。よって、ハーネス基板にはんだ付けされたハーネスの湾曲がより抑制され、光電センサをより小型化することができる。
このように構成された本発明においては、回路基板は、さらに、本体基板とハーネス基板とを接続する可撓性のフレキシブル基板を備えるので、ハーネス基板を本体基板に対して立壁状に配置した状態で、回路基板を比較的容易に形成できる。また、ハーネス基板を本体基板に対して立壁状に配置した状態で、回路基板を比較的容易に固定できる。
従来、吐水装置で使用される光電センサにおいて、センサケース内部に水が浸入することを抑制するためバックプレートの外側を覆うように形成される樹脂層によりポッティングが行われていた。このような従来の光電センサにおいては回路基板がバックプレートから前方側に延びており、硬化前の樹脂がバックプレートのハーネス孔からセンサケース内に侵入し、回路基板上に流入することを防ぐため、バックプレートのハーネス孔をハーネスの径とほぼ同じ大きさに形成していた。このとき、有効な防水効果を得るためには、バックプレートの外側に所定の厚みの樹脂材が形成されることが必要であった。
これに対し、このように構成された本発明においては、ハーネス基板が上記バックプレートの前面に当接した状態でハーネス基板が上記バックプレートの上記ハーネス孔の前方側を覆うような立壁を形成する。よって、バックプレートのハーネス孔をハーネスの径に対して比較的大きくなるように設定できる。よって、ハーネスをハーネス孔に挿入させた状態で、ハーネス孔内に樹脂を侵入させ、このハーネス孔内の樹脂を、有効な防水効果を得るための樹脂材の厚みにカウントできる。よって、同じ厚みの樹脂材が形成されるとしても、ハーネス孔内に樹脂層が形成されるバックプレートの厚み分、ポッティングの樹脂層の後面が前方側に形成できる。よって、本発明によれば、樹脂材の厚みを変更することなく、バックプレートの厚み分、光電センサの前後方向の長さをより小さくできる。
このように構成された本発明においては、ハーネス基板が本体基板に対して立壁状に配置されるときに、ハーネス基板が第2面側に配置される場合の本体基板に配置される投光素子及び受光素子と吐水流路との距離を、仮にハーネス基板が第1面側に配置される場合の本体基板に配置される投光素子及び受光素子と吐水流路との距離よりも小さくできる。よって、本発明によれば、本体基板に配置される投光素子及び受光素子と吐水流路とをより近い位置に配置することができる。従って、吐水流路中の水により回路への電磁ノイズの影響を低減することができる。
また、ハーネス基板が第2面側に配置される場合には、本体基板に配置される投光素子及び受光素子と吐水流路とをより近い位置に配置することができるので、使用者の手指を吐水口(吐水流路)により近い位置で検知することができる。吐水装置の使い勝手をより向上させることができる。
このように構成された本発明においては、ハーネス基板が本体基板に対して立壁状に配置されるときに、投光素子及び受光素子は、本体基板の一方側面上に配置されると共に上記ハーネス基板も上記一方側面側に配置される。この場合の光電センサの上下方向の長さは、上記投光素子及び上記受光素子が、上記本体基板の一方側面上に配置されると共に上記ハーネス基板が他方側面側に配置される場合の光電センサの上下方向の長さに比べて小さくできる。
まず、図1は、本発明の一実施形態による吐水装置を備えた吐水システムを概略的に示す概略構成図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態による吐水装置1を備えた吐水システム2は、洗面台用の吐水システムである。吐水装置1は使用者の手指等及び/又は対象物を検知して自動的に吐水する自動水栓タイプの吐水装置である。
吐水システム2は、供給された水を吐水する吐水装置1と、吐水装置1から吐水された水を受けるボウル部4と、ボウル部4で受けた水を排水する排水路6とを備えている。
吐水システム2の吐水装置1は、台所用の吐水システムの吐水装置、小便器用の吐水システムの吐水装置、手洗い器用の吐水システムの吐水装置等の水を吐水する必要がある部分に設けることができる。
吐水装置1は、カウンター8に固定される水栓本体10と、給水源から延びる給水路12と、給水路12を開閉する電磁弁14と、電磁弁14を制御する制御部16とを備えている。
また、光電センサ24の上下方向の長さ(高さ)L2が比較的小さい場合には、吐水部18の長さI1(光電センサ24の上下方向に対応する長さ)が比較的小さくできる。また、光電センサ24が横向き又は斜向きに配置されているとき、光電センサ24の上下方向の長さ(高さ)L2が比較的小さい場合には、吐水部18の高さH1及び/又は長さI1が比較的小さくできる。
このようにして、光電センサ24を小型化することにより、光電センサ24の配置の向きに応じて、吐水部18の高さ、幅、長さ、又は外径等の要素のうち少なくともいずれかをより小さくすることができる。よって、吐水部18及び吐水装置1が小型化できる。
図2は図1の吐水装置の光電センサの分解斜視図であり、図3は図2のIII-III線に沿って見た断面図である。
回路基板32は、投光素子36及び受光素子38が配置される本体基板40と、ハーネス34がはんだ付けされるハーネス基板42と、本体基板40とハーネス基板42とを接続する可撓性の第1フレキシブル基板44とを備えている。
これに対し、本発明の一実施形態による吐水装置1によれば、ハーネス基板42がバックプレート28の前面に当接した状態でハーネス基板42がバックプレート28のハーネス孔の前方側を覆うような立壁を形成する。よって、バックプレート28のハーネス孔28aをハーネス34の径に対して比較的大きくなるように設定できる。よって、ハーネス34をハーネス孔28aに挿入させた状態で、ハーネス孔28a内に樹脂を侵入させ、このハーネス孔28a内の樹脂を、有効な防水効果を得るための樹脂材の厚みにカウントできる。よって、同じ厚みの樹脂材が要求されるとしても、ハーネス孔28a内に樹脂層が形成されることにより、バックプレート28の厚み分、ポッティングの樹脂層の後面が前方側に形成できる。よって、本発明によれば、樹脂材の厚みを変更することなく、バックプレート28の厚み分、光電センサ24の前後方向の長さをより小さくできる。
また、ハーネス基板42が第2面側に配置される場合には、本体基板40に配置される投光素子36及び受光素子38と吐水流路とをより近い位置に配置することができるので、使用者の手指を吐水口(吐水流路)により近い位置で検知することができる。吐水装置の使い勝手をより向上させることができる。
10 水栓本体
10a 外郭部材
16 制御部
18 吐水部
20 吐水口
22 吐水流路
24 光電センサ
26 センサケース
26a 後方開口部
28 バックプレート
28a ハーネス孔
30 樹脂層
32 回路基板
34 ハーネス
36 投光素子
38 受光素子
40 本体基板
40a 第1面
40b 第2面
42 ハーネス基板
44 第1フレキシブル基板
58 第1センサ基板
60 第2センサ基板
124 光電センサ
126 センサケース
128 バックプレート
130 樹脂層
132 回路基板
134 ハーネス
A 検出光
B 反射光
C 接続方向
Claims (7)
- 供給された水を吐水する吐水装置であって、
水を吐水口から吐水する吐水部と、
給水源から供給された水を上記吐水口に導く吐水流路と、
上記吐水部からの水の吐水を制御する制御部と、
投光した検出光の反射光を受光することにより、上記反射光の受光に対応した受信信号を上記制御部に出力する光電センサと、を備え、
上記光電センサは、
上記検出光を投光する投光素子と、
上記反射光を受光する受光素子と、
上記制御部と電気的に接続されるハーネスと、
電子回路が形成された回路基板とを備え、
上記回路基板は、
上記投光素子及び上記受光素子が配置される本体基板であって、上記光電センサの前後方向に延びる上記本体基板と、
上記ハーネスがはんだ付けされるハーネス基板であって、上記本体基板に対して立壁状に配置されるハーネス基板とを備えることを特徴とする吐水装置。 - 上記ハーネス基板は、上記ハーネスの接続方向と、上記本体基板の延びる方向とが平行となるように、上記本体基板に対して立壁状に配置された状態で固定される、請求項1に記載の吐水装置。
- 上記ハーネス基板は、上記本体基板に対して垂直に配置された状態で固定され、
上記ハーネスの接続方向は、上記ハーネス基板に対して垂直な方向である、請求項2に記載の吐水装置。 - 上記回路基板は、さらに、上記本体基板と上記ハーネス基板とを接続する可撓性のフレキシブル基板を備えている、請求項1乃至3の何れか1項に記載の吐水装置。
- 上記光電センサは、
さらに、上記回路基板を内部に収容するセンサケースと、
上記センサケースの上記内部と外部とを連通する後方開口部内に配置されるバックプレートであって、上記バックプレートは上記ハーネスを通すハーネス孔を形成する、上記バックプレートと、
上記センサケースの後方開口部に配置された上記バックプレートの外側を覆うように形成される樹脂層とを備え、
上記ハーネス基板が上記バックプレートの前面に当接した状態で上記ハーネス基板が上記バックプレートの上記ハーネス孔の前方側を覆うような立壁を形成する、請求項1乃至4の何れか1項に記載の吐水装置。 - 上記本体基板は、上記吐水流路側の第1面と、上記第1面と反対側の第2面とを備え、上記ハーネス基板は、上記第2面側に配置される、請求項1乃至5の何れか1項に記載の吐水装置。
- 上記投光素子及び上記受光素子は、上記本体基板の一方側面上に配置され、上記ハーネス基板も、上記一方側面側に配置される、請求項1乃至5の何れか1項に記載の吐水装置。
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JP2004116083A (ja) | 2002-09-25 | 2004-04-15 | Toto Ltd | 自動水栓装置 |
JP2006236848A (ja) | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Keyence Corp | 反射型光電スイッチ用センサヘッド |
JP6385814B2 (ja) | 2014-12-22 | 2018-09-05 | 株式会社東海理化電機製作所 | 車両用視認制御装置 |
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JPS6110283Y2 (ja) * | 1981-03-18 | 1986-04-02 | ||
JPH0518826Y2 (ja) * | 1986-11-26 | 1993-05-19 |
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