JP2021036493A - 光電センサ - Google Patents

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翔太郎 和田
Shotaro Wada
翔太郎 和田
稔 家令
Minoru Karei
稔 家令
達也 大崎
Tatsuya Osaki
達也 大崎
幸哉 野下
Yukiya Noshita
幸哉 野下
松本 健志
Kenji Matsumoto
松本  健志
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Abstract

【課題】投光素子から投光された検出光が光電センサ内部における反射等により受光素子に到達して誤検知が発生することを抑制できる光電センサを提供すること。【解決手段】本発明は、防水性を有する光電センサであって、検出光を投光する投光素子と、前記投光素子によって投光された検出光の反射光を受光する受光素子と、前記投光素子及び前記受光素子を収納する一方で、前記検出光及び前記反射光の透過を許容するセンサケースと、を備える。前記投光素子による前記検出光の投光方向を前方とした時、前記センサケースの前方側壁部は、前記投光素子の前方側に配置された投光領域壁部と、前記受光素子の前方側に配置された受光領域壁部と、前記投光領域壁部と前記受光領域壁部とを連結する連結壁部と、を有しており、前記連結壁部の前後方向の延在長さは、前記投光領域壁部の前後方向の厚み、及び、前記受光領域壁部の前後方向の厚みよりも長い。【選択図】図2

Description

本発明は、吐水装置等に利用される光電センサに関する。
従来、特許文献1に示すように、光電センサが設けられた吐水装置が知られている。このような光電センサは、投光素子により投光された検出光の反射光を、受光素子が受光することにより対象物を検知する。このような光電センサの投光素子及び受光素子には、いわゆる砲弾タイプの投光素子及び受光素子が用いられ、これらの砲弾タイプの投光素子等でははんだ付けする部分のみが基板にのっており、発光部が基板から基板の横方向に飛び出すように配置されていた。
このような従来の光電センサにおいては、投光素子から投光された検出光が内部反射等により受光素子に到達して受光素子により検知され、誤検知が発生することを防ぐために砲弾タイプの受光素子の外周に円筒の筒体を取付けて遮光を行っていた。
特開2017−203348号公報
特許文献1に示すような光電センサを、さまざまなタイプの吐水装置に適用しようとするため、及び吐水装置のデザイン性を向上させようとするために、光電センサの小型化が求められている。
しかしながら、光電センサを小型化しようとするために、砲弾タイプの投光素子及び受光素子をいわゆるチップタイプ又はこれに類するタイプの基板面上に載せられるものに変更しようとする場合、従来のような筒体を受光素子又は投光素子のいずれにも取付けることができず、遮光が不十分となるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、光電センサを小型化できるように、投光素子を基板面上に載せるような配置が採用される場合であっても、投光素子から投光された検出光が光電センサ内部における反射等により受光素子に到達して受光素子により検知され、誤検知が発生することを抑制することができる光電センサを提供することを目的としている。
本発明は、防水性を有する光電センサであって、検出光を投光する投光素子と、前記投光素子によって投光された検出光の反射光を受光する受光素子と、前記投光素子及び前記受光素子を収納する一方で、前記検出光及び前記反射光の透過を許容するセンサケースと、を備え、前記投光素子による前記検出光の投光方向を前方とした時、前記センサケースの前方側壁部は、前記投光素子の前方側に配置された投光領域壁部と、前記受光素子の前方側に配置された受光領域壁部と、前記投光領域壁部と前記受光領域壁部とを連結する連結壁部と、を有しており、前記連結壁部の前後方向の延在長さは、前記投光領域壁部の前後方向の厚みよりも長く、且つ、前記受光領域壁部の前後方向の厚みよりも長いことを特徴とする光電センサである。
本発明によれば、連結壁部の前後方向の延在長さが、前記投光領域壁部の前後方向の厚みよりも長く、且つ、前記受光領域壁部の前後方向の厚みよりも長いことにより、当該連結壁部の内部における迷光の反射回数が増大し、当該迷光は顕著に減衰する。これにより、当該迷光によって誤検知が生じる虞を顕著に低減することができる。
この作用について、図10乃至図13を用いて説明する。投光素子と受光素子との間の間隔が広い時には、図10に示すように、センサケースの前方側壁部の内部における迷光の反射回数が比較的多いため、当該迷光によって誤検知が生じる虞は小さい。しかしながら、光電センサの小型化を実現するべく、投光素子と受光素子との間の間隔を狭めると、図11に示すように、センサケースの前方側壁部の内部における迷光の反射回数が比較的少なくなり、当該迷光によって誤検知が生じる虞が無視できなくなる。そこで、本発明においては、投光素子の前方側に配置された投光領域壁部と、受光素子の前方側に配置された受光領域壁部と、投光領域壁部と受光領域壁部とを連結する連結壁部と、を区別して設計することとし、連結壁部の前後方向の延在長さを、投光領域壁部の前後方向の厚みよりも長く、且つ、受光領域壁部の前後方向の厚みよりも長くすることで、図12及び図13に示すように、センサケースの前方側壁部の内部における迷光の反射回数を比較的多くして、当該迷光によって誤検知が生じる虞を低減しているのである。
例えば、前記投光領域壁部と前記受光領域壁部とは、前後方向にオフセットしている(図12参照)。このような簡単な形状でも、十分な迷光対策を実現できる。
この場合、前記受光領域壁部の方が、前記投光領域壁部よりも前方に位置していることが更に好ましい。これによれば、投光領域壁部に付着した汚れや水滴等によって生じる迷光が受光領域壁部にまで到達する虞をより一層低減することができる。
更に、この場合、前記投光領域壁部の外周部には、前記受光領域壁部と面一の前方縁を提供する補助壁が設けられていることが好ましい。これによれば、例えばセンサケースの前方側に防水パッキンを取り付ける場合において、一般的な平坦な取り付け面を有する防水パッキンを使用することができ、高い防水性を容易に担保することができる。
あるいは、前記連結壁部は、後方側に凸状である(図13参照)。このような簡単な形状でも、十分な迷光対策を実現できる。また、センサケースの前方側に凸状部(出っ張り)がないため、補助壁を設けなくても(設けてもよい)、防水パッキンの取り付け等が容易である。
もっとも、少なくとも本願出願の時点においては、前記連結壁部が前方側に凸状である形態についても、本発明の範囲から除外されない。
本発明によれば、連結壁部の前後方向の延在長さが、前記投光領域壁部の前後方向の厚みよりも長く、且つ、前記受光領域壁部の前後方向の厚みよりも長いことにより、当該連結壁部の内部における迷光の反射回数が増大し、当該迷光は顕著に減衰する。これにより、当該迷光によって誤検知が生じる虞を顕著に低減することができる。
本発明の第1実施形態による光電センサを備えた吐水装置を含む吐水システムを概略的に示す概略構成図である。 図1の光電センサの分解斜視図である。 図1の光電センサのセンサケース、遮光ケース及びシールドケースの天井部分を除いた状態で上面から見た上面図である。 図3のIV-IV線に沿って見た断面図である。 図3のV-V線に沿って見た断面図である。 図3のVI-VI線に沿って見た断面図である。 図1の吐水装置の吐水部の吐水口を、センサケースの前面及び遮光ケースの前面を省略して示すと共に吐水口の前方側(正面側)から見た状態を示す図である。 本発明の第2実施形態による光電センサの分解斜視図である。 本発明の第3実施形態による光電センサの分解斜視図である。 従来の迷光(内部反射光)の反射の様子を示す概略図である。 従来の迷光(内部反射光)の反射の様子を示す概略図である。 本発明の一実施形態による迷光(内部反射光)の反射の様子を示す概略図である。 本発明の他の実施形態による迷光(内部反射光)の反射の様子を示す概略図である。
以下、添付図面を参照して本発明の第1実施形態による光電センサを備えた吐水装置を含む吐水システムについて説明する。
まず、図1は、本発明の第1実施形態による光電センサを備えた吐水装置を含む吐水システムを概略的に示す概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態による吐水装置1を備えた吐水システム2は、洗面台用の吐水システムである。吐水装置1は使用者の手指等及び/又は対象物を検知して自動的に吐水する自動水栓タイプの吐水装置(自動水栓装置)である。自動水栓タイプの吐水装置(自動水栓装置)は、使用者の手指等を検知して制御部の判断により自動的に吐水を行う吐水装置である。
吐水システム2は、供給された水を吐水する吐水装置1と、吐水装置1から吐水された水を受けるボウル部4と、ボウル部4で受けた水を排水する排水路6とを備えている。
吐水システム2の吐水装置1は、台所用の吐水システムの吐水装置、小便器用の吐水システムの吐水装置、手洗い器用の吐水システムの吐水装置等の水を吐水する必要がある部分に設けることができる。
吐水装置1は、給水源(図示せず)から供給される水を吐水する吐水装置であり、カウンター8等に設置されている。
吐水装置1は、カウンター8に固定される水栓本体10と、給水源から延びる給水路12と、給水路12を開閉する電磁弁14と、電磁弁14を制御する制御部16とを備えている。
電磁弁14は、後述する制御部16と電気的に接続され、後述する制御部16により制御されるようになっている。
水栓本体10は、ボウル部4側の上方に延びる吐水部18と、給水源から供給された水を吐水口20に導く吐水流路22と、吐水部18内に配置される光電センサ24とを備えている。
水栓本体10の中空の四角柱状の外郭部材10aの内側に吐水流路22及び光電センサ24等が配置される。外郭部材10aは金属製である。外郭部材10aは、金属製に限られず一部に樹脂を使用しているものであってもよく、樹脂表面に金属メッキ加工、金属蒸着等による金属のような表面仕上げを施したものであってもよい。外郭部材10aは筒状であってもよい。
吐水部18は、水を吐水口20から吐水するように形成される。吐水部18の外形は、水栓本体10の外郭部材10aにより形成されている。吐水部18は、外郭部材10aの開口部の内側において水を吐水する吐水口20を配置するように形成されている。吐水口20は吐水流路22の下流端に形成されている。吐水流路22は、水を通水する流路を形成し、吐水装置1の使用時には水が満たされた状態となる。なお、本実施形態における水には、いわゆる水道水及び井戸水等に限られず、温度調節機器(図示せず)により温度調節された湯水、いわゆる改質された機能水(酸性、アルカリ性、除菌効果を有する水等の機能水)、水石けん等も含まれる。
制御部16は、吐水装置1を制御する制御部である。制御部16は、電磁弁14及び光電センサ24等の各機能部と電気的に接続され、電気信号を相互に送受信することができ、各機能部を電気的に操作できるようになっている。例えば、制御部16は、電磁弁14の開閉操作、光電センサ24の検知動作等を制御する機能を有する。制御部16は、光電センサ24の受信信号(検知信号)を受けて、予め記憶されたプログラム等に従って電磁弁14の制御を行う。制御部16は、各機器を制御できるようなメモリ等の記憶装置(図示せず)及び演算装置(図示せず)を備えている。制御部16は、各機器の制御により例えば光電センサ24による使用者の検知に基づいて吐水部18からの水の吐水を制御する機能を有する。
光電センサ24は、吐水部18内に配置されると共に、投光した検出光Aの反射光Bを受光することにより、反射光Bの受光に対応した受信信号(検知信号)を制御部16に出力する。光電センサ24は、例えば赤外線センサである。光電センサ24は、吐水部18において外郭部材10aの内側に収納され、外郭部材10aの内部において下向きに配置されている。また、吐水部18の吐水口20を吐水口20の前方から見た状態で、光電センサ24は、吐水口20と並んで外郭部材10aの内側に配置されている。
なお、図1において、光電センサ24が検出光Aを投光する方向を前方側とし、前方側と反対側を後方側とし、光電センサ24の前後方向を矢印Xにより示している。吐水部18の吐水口20の吐水方向を吐水口20の前方側とし、吐水口20の吐水流路22側を吐水口20の後方側とする。吐水口20の前方向と光電センサ24の前方向とは概ね一致しており、吐水口20の後方向と光電センサ24の後方向とは概ね一致している。光電センサ24の吐水流路22側を下方側とし、下方側と反対側を上方側とし、光電センサ24の上下方向を矢印Yにより示している。なお、光電センサ24を前方側から見た右手方向を右側とし、右側と反対側を左側とし、光電センサ24の左右方向を矢印Z(図3参照)により示している。
光電センサ24は、吐水方向に向けて(ボウル部4に向けて)配置されている。光電センサ24を小型化することにより、光電センサ24の配置の向きに応じて、吐水部18の高さ、幅、長さ、又は外径等の要素のうち少なくともいずれかをより小さくすることができる。よって、吐水部18及び吐水装置1が小型化できる。
次に、図2乃至図4に示すように、光電センサ24について説明する。
図2は図1の吐水装置の光電センサの分解斜視図であり、図3は図1の吐水装置の光電センサのセンサケースの天井部分、遮光ケースの天井部分及びシールドケースの天井部分を除いた状態で上面から見た上面図であり、図4は図3のIV-IV線に沿って見た断面図であり、図5は図3のV-V線に沿って見た断面図であり、図6は図3のVI-VI線に沿って見た断面図である。
光電センサ24は、中空の箱状に形成されたセンサケース26と、センサケース26の内部と外部とを連通する後方開口部26a(図3参照)を覆うように形成されるバックプレート28と、電子回路が形成された回路基板32と、回路基板32と電気的に接続されたハーネス34と、検出光Aを投光する投光素子36と、反射光Bを受光する受光素子38と、電磁波、外来ノイズ、信号等の電磁ノイズ発生要因をシールドするシールドケース39と、投光素子36の外側に形成される遮光ケース48とを備えている。
図2に示すように、センサケース26は、回路基板32を内部に収容するようになっている。センサケース26は、回路基板32、投光素子36及び受光素子38等を覆うように形成され、防水ケースを形成している。
センサケース26は、バックプレート28及びハーネス34を取付ける後方開口部26aと、検出光Aを透過する部材である検出光窓26bを有する投光領域壁部76bと、検出光Aが使用者の手指等で反射した反射光Bを透過する部材である反射光窓26cを有する受光領域壁部76cと、を備えている。
投光領域壁部76bと受光領域壁部76cとは、前後方向にオフセットされており、互いに平行であり、前後方向に延びる(Z方向に垂直な面内に存在する)連結壁部77によって接続されている。受光領域壁部76cの方が、投光領域壁部76bよりも前方に位置している。
投光領域壁部76bは、投光素子36の前方側に配置されており、受光領域壁部76cは、受光素子38の前方側に配置されており、投光領域壁部76bと受光領域壁部76cと連結壁部77とが、センサケース26の前方側壁部を形成している。
そして、連結壁部77の前後方向の延在長さは、投光領域壁部76bの前後方向の厚みよりも長く(好ましくは2倍以上、より好ましくは3倍以上)、且つ、受光領域壁部76cの前後方向の厚みよりも長くなっている(好ましくは2倍以上、より好ましくは3倍以上)。(本実施形態では、投光領域壁部76bと受光領域壁部76cとが共に同じ前後方向の厚みを有しているが、本発明はそのような態様に限定されない。また、連結壁部77の延在方向は、Z方向に成分を有していてもよい(斜め方向に延在していてもよい)。)
図4に示すように、バックプレート28は、バックプレート28がセンサケース26内部に嵌合された状態で、回路基板32をセンサケース26内に固定する。
バックプレート28は、立壁状部分28bにおいてハーネス34を通すハーネス孔28a(図4参照)を形成する。ハーネス孔28aは、ハーネス34を通すことができるように、ハーネス34の径よりもわずかに大きな大きさの高さの開口を形成している。センサケース26の後方開口部26aに取付けられたバックプレート28の外側を覆うように樹脂層(図示せず)が形成されている。この樹脂層は、ポッティングにより樹脂を硬化させて形成され、水が光電センサ24の外部から内部の回路基板32側に侵入することを抑制する防水性を有する。
ハーネス34は、回路基板32と制御部16とを電気的に接続するワイヤーハーネスである。ハーネス34は、カバー内の電線34aをハーネス基板42にはんだ付けすることにより、ハーネス基板42と電気的に接続される。ハーネス34は、本体基板40の電子回路のデジタル信号回路に接続される。
投光素子36は、後述するように本体基板40の第2面40b上に配置される。投光素子36は、表面実装タイプ(例えばチップタイプ)の投光素子である。投光素子36は、例えばLEDである。さらに、投光素子36の発光部36eが、本体基板40の第2面40b上に配置される。投光素子36の発光部36eは赤外線を投光するように構成される。表面実装タイプの投光素子36は、従来のいわゆる砲弾タイプの投光素子よりも高さが抑制される。従来の砲弾タイプの発光部は、発光部が円筒形を形成し、発光部が前方向きの場合に発光部の直径(高さ)が高さとなる。従来の砲弾タイプの発光部は、基板の側方に飛び出すように配置される。仮に砲弾タイプの発光部を基板上に載せようとすれば発光部の高さが比較的高くなる可能性がある。
次に、図2乃至図6により、光電センサ24の回路基板32についてより詳細に説明する。
回路基板32は、投光素子36及び受光素子38が配置されるセンサ基板である本体基板40と、ハーネス34がはんだ付けされるハーネス基板42と、本体基板40とハーネス基板42とを接続する可撓性の第1フレキシブル基板44とを備えている。
本体基板40は、薄板状に形成されると共に、吐水流路22側の第1面40aと、第1面40aと反対側の第2面40bとを備えている。本体基板40は、光電センサの24の前後方向に延び、その下面側の第1面40aが吐水流路22に向けられている。本体基板40は、基板面である第2面40b上に投光素子36及び受光素子38を載せるように配置している。本体基板40はリジッドタイプのプリント基板により形成される。
図2及び図3に示すように、本体基板40は、さらに、受光素子38が載せられるように配置される第1センサ基板58と、第1センサ基板58の側方に配置され、投光素子36が配置される第2センサ基板60と、第1センサ基板58と第2センサ基板60との間に配置され、第1センサ基板58と第2センサ基板60との間を電気的に接続する接続基板である第2フレキシブル基板62とを備える。
図3に示すように、第1センサ基板58は、リジッドタイプのプリント基板により形成される。受光素子38はいわゆるサイドビュータイプと呼ばれるものであり、受光素子38は、受光素子38の受光方向が第1センサ基板58とほぼ平行になるように第1センサ基板58に実装される。受光素子38が受光した反射光Bのアナログ信号(電磁ノイズに比較的弱い)を、電磁ノイズに比較的強いデジタル信号形態に変換する前のアナログ信号用の受光信号回路64は、第1センサ基板58内に配置される。すなわち、第1センサ基板58は、受光素子38が受光した反射光Bのアナログ信号を、電磁ノイズに比較的強いデジタル信号形態に変換処理する信号処理部66を第1センサ基板58上に備えている。第1センサ基板58は、信号処理部66において処理された後のデジタル信号を伝達するデジタル信号回路69も第1センサ基板58上に備えている。受光信号回路64は、電磁ノイズに比較的弱いアナログ信号を伝達する。受光信号回路64が、リジッドタイプであり且つ比較的シンプルな四角形状の第1センサ基板58内に配置される。これにより、比較的簡易な箱状のシールドケースにより、受光信号回路64が電磁ノイズの影響を受けることを抑制することができ、光電センサ24が電磁ノイズの影響を受けることを抑制することができる。受光信号回路64は受光素子38と信号処理部66とを電気的に接続し、デジタル信号回路69が信号処理部66とハーネス34とを電気的に接続するように形成されている。デジタル信号回路69は後述するように、第2フレキシブル基板62及び第2センサ基板60を通って形成されている。
図3に示すように、第2センサ基板60は、リジッドタイプのプリント基板により形成される。第2センサ基板60は、第1センサ基板58と平行又は面一に並んで配置されている。投光素子36はいわゆるサイドビュータイプと呼ばれるものであり、投光素子36は、投光素子36の投光方向が第2センサ基板60とほぼ平行になるように第2センサ基板60に実装される。第2センサ基板60は、デジタル信号を伝達するデジタル信号用のデジタル信号回路68を第2センサ基板60の上に備えている。従って、第2センサ基板60は、デジタル信号を伝達するので、第2センサ基板60は、シールドケース39により覆われていない状態でも電磁ノイズの影響を受けにくい。デジタル信号回路68は、ハーネス34と投光素子36とを電気的に接続するように形成されている。
第2フレキシブル基板62は、薄板状に形成され、可撓性を有している。第2フレキシブル基板62は、フレキシブルタイプのプリント基板により形成される。第2フレキシブル基板62は、第1センサ基板58及び第2センサ基板60の内部の中間部分の層を面方向外側に延伸するように形成されている。例えば、第2フレキシブル基板62は、第1センサ基板58(又は第2センサ基板60)等のリジッドタイプの基板の表面層を除くことにより露出される内部層により形成される。よって、例えば、第2フレキシブル基板62は、第1センサ基板58及び第2センサ基板60を接続した状態のリジッドタイプの基板の表面層を除くことにより形成されてもよい。よって、第2フレキシブル基板62の高さ方向(上下方向)の厚みは、第1センサ基板58(又は第2センサ基板60)の高さ方向(上下方向)の厚みよりも小さい。また、第2フレキシブル基板62の上面の高さ(上下方向の高さ)は、第1センサ基板58(又は第2センサ基板60)の上面の高さ(上下方向の高さ)よりも低い。
第2フレキシブル基板62は、第2センサ基板60上の投光素子36の後端位置36bよりも後方に配置される。第2フレキシブル基板62は、デジタル信号を伝達するデジタル信号用のデジタル信号回路68を第2フレキシブル基板62上に備えている。従って、第2フレキシブル基板62は、デジタル信号を伝達するので、第2フレキシブル基板62は、シールドケースにより覆われていない状態でも電磁ノイズの影響を受けにくい。
ハーネス基板42は、本体基板40に対して垂直な立壁状に配置された状態で固定される。ハーネス基板42の上下方向の高さはその左右方向の幅よりも小さい。ハーネス基板42の高さ、すなわち光電センサ24の上下方向の高さ(長さ)は、ハーネス34の径よりもわずかに大きい大きさに対応する高さ(長さ)に形成されている。ハーネス基板42はリジッドタイプのプリント基板により形成される。
ハーネス基板42には、小穴42a(図4参照)が形成され、小穴42aには、ハーネス34の信号線が挿入され、このように挿入された状態で、ハーネス34の電線とハーネス基板42の小穴42aとがはんだ付けされる。ハーネス34の電線と小穴42aとがはんだ付けされることにより、両者が電気的に接続される。
第1フレキシブル基板44は、薄板状に形成される。第1フレキシブル基板44は、前後方向(X方向)に延びる本体基板40と、上下方向(Y方向)に延びるハーネス基板42との間で約90度折り曲がった状態で配置される。第1フレキシブル基板44は、本体基板40とハーネス基板42とを電気的に接続する。第1フレキシブル基板44は、フレキシブルタイプのプリント基板により形成される。なお、回路基板32は、第1フレキシブル基板44の配置部分が曲がるように形成されているリジッドフレキシブル基板により形成されてもよい。
シールドケース39は直方体形状の箱状に形成されている。シールドケース39は受光素子38等の配置された第1センサ基板58を内部に収納できるようになっている。シールドケース39は、遮光ケース48の内側に取付けられる。シールドケース39は、遮光ケース48よりわずかに小さい。シールドケース39は、少なくとも第1センサ基板58の第2面40b側を覆うように形成されている。シールドケース39には第2フレキシブル基板62に対応する位置にスリットが形成され、シールドケース39が前方から第1センサ基板58を覆うように挿入されて取付けられる。
図2乃至図7により、遮光ケース48についてより詳細に説明する。
図7は図1の吐水装置の吐水部の吐水口を、吐水口20の前方側(正面側)から見た状態でセンサケースの前面、遮光ケースの前面及びシールドケースの前面を省略して示す図である。
図7に示すように、遮光ケース48は、センサケース26の前面、遮光ケース48の前面(第5遮光壁57)及びシールドケース39の前面を省略して示すと共に吐水部18の吐水口20を吐水口20の前方側(正面側)から見た状態で、投光素子36と受光素子38との間に配置される第1遮光壁50と、投光素子36と吐水口20(又は吐水流路22)との間に配置される第2遮光壁52と、第1遮光壁50に接続されると共に投光素子36と外郭部材10aとの間に配置される第3遮光壁54と、第2遮光壁52及び第3遮光壁54に接続されると共に投光素子36と外郭部材10aとの間に配置される第4遮光壁56と、前方側に形成される第5遮光壁57(図2及び図3参照)とを備えている。
図3及び図5に示すように、第1遮光壁50は、検出光を遮光する。第1遮光壁50は、前後方向において、本体基板40の前端より前方側から本体基板40の後端より後方側まで形成されている。第1遮光壁50の前端はセンサケース26の前面部の内側近傍まで延びており、その後端はハーネス基板42の近傍まで延びており、第2センサ基板60側の遮光ケース48から前後方向に出る光が第1センサ基板58側に到達しにくくなっている。よって、図3に示すように、第1遮光壁50は、前後方向において、少なくとも本体基板40上に載せられた投光素子36の前端位置36aから後端位置36bまで延びている。また、図5に示すように、第1遮光壁50の上下方向の全体が、前後方向において、投光素子36の前端位置36aから、後端位置36bよりも後方且つ第2フレキシブル基板62の前方の位置まで延びている。このうち、第1遮光壁50の第2フレキシブル基板62と並ぶ高さ部分(上下方向の高さ部分)は、前後方向において、投光素子36の前端位置36aから、後端位置36bよりも後方且つ第2フレキシブル基板62の前方の位置まで延びる。
図5に示すように、第1遮光壁50の第2フレキシブル基板62より上方側の少なくとも一部は、前後方向において、投光素子36の前端位置36aから、第2フレキシブル基板62の上方側の位置まで形成される。より具体的には、第1遮光壁50の第2フレキシブル基板62より上方側の高さの部分は、投光素子36の前端位置36aから、後端位置36bよりも後方且つ第2フレキシブル基板62の上方側の位置を通り第2フレキシブル基板62の後方まで形成される。
図5に示すように、第1遮光壁50は、上下方向において、センサケース26の内側の天井面近傍から底面近傍まで形成されている。第1遮光壁50は、上下方向において、少なくとも本体基板40上に配置された投光素子36の上端位置36cから下端位置36dまで延びる。第1遮光壁50は、上下方向において、投光素子36の上端位置36cから投光素子36が配置された第2面40bより下方側の位置まで延びる。
第1遮光壁50は、第2フレキシブル基板62の上方側の部分の下端において第2フレキシブル基板62と向かい合う下向面50aを形成している。下向面50aは、第2面40bより下方側の位置に位置し、第2面40bの高さ位置と第2フレキシブル基板62との間に配置される。下向面50aは、第2フレキシブル基板62の前端近傍からハーネス基板42近傍まで形成されている。
図7に示すように、第1遮光壁50の下端側が第2遮光壁52と接続され、第1遮光壁50の上端側が第3遮光壁54と接続される。第4遮光壁56は、第1遮光壁50を中心として受光素子38と反対側の方向の領域内に配置される。よって、少なくとも第1遮光壁50、第2遮光壁52及び第3遮光壁54が、吐水部の左右方向の断面において、コの字形状の断面を形成する。これにより、仮に第4遮光壁56が省略され、検出光がこの省略された領域(受光素子と反対側の方向の領域)から外郭部材10aに到達し、外郭部材10a、例えば外郭部材10aの内面が光を反射しやすい金属製であったとしても、この到達した検出光は外郭部材10aから光電センサ24の反対側の受光素子38まで到達しにくくなっている。
なお、遮光ケース48の外側にセンサケース26が配置されている。センサケース26も遮光に一定の効果を有しているものの、センサケース26は遮光用の部材ではないため、光がセンサケース26から外側に漏れ外郭部材10aから受光素子38に到達する可能性がある。よって、センサケース26が配置されている場合であっても、本実施形態のように少なくとも第1遮光壁50、第2遮光壁52及び第3遮光壁54が配置されることにより、受光素子の誤検知の抑制に効果を有する。
また、第1遮光壁50、第2遮光壁52、第3遮光壁54及び第4遮光壁56が、箱状の遮光ケース48を形成し、左右方向の断面において、四角形の枠状の断面を形成する。これにより、外郭部材10a、例えば外郭部材10aの内面が金属製であったとしても、投光素子36から投光された検出光Aが反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、誤検知が発生することをさらに抑制することができる。
さらに、第5遮光壁57は、投光素子36の前方側において左右方向に延びる壁面を形成している。第5遮光壁57は、投光素子36の前方正面において透過性を有する部材からなる投光窓48aを形成している。よって、第5遮光壁57は、投光素子36から投光された検出光Aの一部を遮ることで、検出光Aが遮光ケース48の前方側以外の方向に漏えいすることを抑制する。これにより、外郭部材10a、例えば外郭部材10aの内面が金属製であったとしても、投光素子36から投光された検出光が反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、誤検知が発生することをさらに抑制することができる。
また、本実施形態の光電センサ24によれば、連結壁部77の前後方向の延在長さが、投光領域壁部76bの前後方向の厚みよりも長く、且つ、受光領域壁部76cの前後方向の厚みよりも長いことにより、当該連結壁部77の内部における迷光の反射回数が増大し、当該迷光は顕著に減衰する(図12参照)。これにより、当該迷光によって誤検知が生じる虞を顕著に低減することができる。
また、本実施形態の光電センサ24によれば、投光領域壁部76bと受光領域壁部76cとは、前後方向にオフセットしている。このような形態は、比較的簡単に設計及び製造することができる。
また、本実施形態の光電センサ24によれば、受光領域壁部76cの方が、投光領域壁部76bよりも前方に位置している。これにより、投光領域壁部76bに付着した汚れや水滴等によって生じる迷光が受光領域壁部76cにまで到達する虞をより一層低減することができる。
その他、本実施形態による吐水装置1によれば、光電センサ24を小型化できるように、本体基板40が投光素子36を第2面40b上に載せる場合であっても、第1遮光壁50は、投光素子36と受光素子38との間に配置されると共に、第2面40b上に載せられた投光素子36の前端位置36aから後端位置36bまで前後方向に延びる。これにより、投光素子36から投光された検出光が光電センサ24内部における反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、受光素子38の誤検知が発生することを抑制できる。
また、本実施形態による吐水装置1によれば、投光素子36の発光部36eが、本体基板40の第2面40b上に配置され、本体基板40の第2面40bより前方側に突出して配置されていないので、第1遮光壁50の前端を本体基板40の前端に合わせることができ、光電センサ24の前方の長さを抑制して、光電センサ24をより小型化できる。
さらに、本実施形態による吐水装置1によれば、投光素子36は、表面実装タイプの投光素子36であるので、光電センサ24の上下方向の長さ(高さ)を比較的小さくでき、光電センサ24をより小型化することができる。
さらに、本実施形態による吐水装置1によれば、第1遮光壁50が、投光素子36の上端位置36cから投光素子36が配置された第2面40bより下方側の位置まで上下方向に延びるので、投光素子36から投光された検出光が光電センサ24内部における反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、受光素子38の誤検知が発生することをより抑制することができる。
さらに、本実施形態による吐水装置1によれば、第1遮光壁50は、投光素子36の前端位置36aから、後端位置36bよりも後方且つ第2フレキシブル基板62の前方の位置まで延びる。これにより、投光素子36から投光された検出光が光電センサ24内部における反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、受光素子38の誤検知が発生することをさらに抑制することができる。
さらに、本実施形態による吐水装置1によれば、第1遮光壁50の少なくとも一部は、投光素子36の前端位置36aから第2フレキシブル基板62の上方側の位置まで形成される。これにより、投光素子36から投光された検出光が光電センサ24内部における反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、受光素子38の誤検知が発生することをさらに抑制することができる。
さらに、本実施形態による吐水装置1によれば、第1センサ基板58と第2センサ基板60との間に配置される第2フレキシブル基板62をフレキシブルタイプの基板により形成する。フレキシブルタイプの基板はリジッドタイプの基板よりも厚さが薄い。これにより、第1遮光壁50の第2フレキシブル基板62より上方側の部分の下端は、第2フレキシブル基板62をリジッドタイプの基板により形成した場合と比べて、第1センサ基板58(第2センサ基板60)の第2面40bに近い高さ又はこの第2面40bより下方側に形成される。これにより、投光素子36から投光された検出光が光電センサ24内部における反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、受光素子38の誤検知が発生することをさらに抑制できる。
仮に受光信号回路64がフレキシブルタイプの基板にも配置される場合には、フレキシブルタイプの基板に電磁ノイズの影響を低減するシールドケース39を設けることが比較的難しいため、光電センサ24が電磁ノイズの影響を受けやすくなる恐れがある。仮にフレキシブルタイプの基板全体を囲うようなシールドケース39を形成すると光電センサ24が大型化してしまう問題がある。
さらに、本実施形態による吐水装置1によれば、受光素子38が受光した反射光の信号を、電磁ノイズに比較的強い信号形態に変換する前までの受光信号回路64は、第1センサ基板58内に配置される。これにより、電磁ノイズに比較的弱い信号を伝達する受光信号回路64は、第1センサ基板58内に配置され、例えば第1センサ基板58に設けられる比較的簡易なシールドにより、受光信号回路64が電磁ノイズの影響を受けることを抑制でき、光電センサ24が電磁ノイズの影響を受けることを抑制できる。
さらに、本実施形態による吐水装置1によれば、例えば自動水栓等において吐水部18が金属製の外郭部材10aの内側に吐水口20を配置し、吐水部18の吐水口20を吐水口20の前方から見た状態で、光電センサ24は、吐水口20と並んで配置されている。光電センサ24は、上記前方から見た状態で、さらに、投光素子36と吐水口20との間に配置される第2遮光壁52と、投光素子36と外郭部材10aとの間に配置される第3遮光壁54とを備え、第1遮光壁50の一端側が第2遮光壁52と接続され、第1遮光壁50の他端側が第3遮光壁54と接続される。よって、金属製内面の外郭部材10aにより投光素子36から投光される検出光が内部反射されやすい場合であっても、投光素子36から投光される検出光が、第1遮光壁50、第2遮光壁52及び第3遮光壁54により少なくとも3方向を遮光される。さらに、検出光が第1遮光壁50、第2遮光壁52及び第3遮光壁54が形成されていない領域(受光素子38と反対側の方向の領域)から外郭部材10aに到達したとしても、この到達した検出光は外郭部材10aから受光素子38に到達しにくくできる。よって、本実施形態の吐水装置1によれば、投光素子36から投光された検出光が光電センサ24内部における反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、受光素子38の誤検知が発生することをさらに抑制できる。
次に、図8は、本発明の第2実施形態による光電センサの分解斜視図である。本実施形態では、投光領域壁部76bの外周部に、受光領域壁部76cと面一の前方縁を提供する補助壁78u、78s、78dが設けられている。
補助壁78uは、センサケース26の上面に対して面一の薄板状の壁であり、補助壁78dは、センサケース26の下面に対して面一の薄板状の壁であり、補助壁78sは、センサケース26の左側面に対して面一の薄板状の壁であり、各補助壁78u、78s、78dの前方縁が、受光領域壁部76cと面一になっている。
本実施形態の光電センサによれば、センサケース26の前方側に防水パッキンを取り付ける場合において、一般的な平坦な取り付け面を有する防水パッキンを使用することができ、高い防水性を容易に担保することができる。
次に、図9は、本発明の第3実施形態による光電センサの分解斜視図である。本実施形態では、検出光窓26bを有する投光領域壁部と反射光窓26cを有する受光領域壁部とがセンサケース26の前方側で面一となっている一方で、連結壁部が、後方側に凸状に形成されている。
具体的には、本実施形態の連結壁部は、投光領域壁部の右端部から後方に延びる第1連結壁部177aと、受光領域壁部の左端部から後方に延びる第3連結壁部177cと、第1連結壁部177aの後方端から第3連結壁部177cの後方端まで延びる第2連結壁部177bと、からなっている。
更に、本実施形態では、第1連結壁部177a、第1連結壁部177a及び第1連結壁部177aの各上縁部に接続されて投光領域壁部及び受光領域壁部と面一の前方上縁を提供する補助壁178uが設けられており、且つ、第1連結壁部177a、第1連結壁部177a及び第1連結壁部177aの各下縁部に接続されて投光領域壁部及び受光領域壁部と面一の前方下縁を提供する補助壁178dが設けられている。
本実施形態のような構成によっても、十分な迷光対策を実現できる(図13参照)。なお、センサケース26の前方側に凸状部(出っ張り)がないため、補助壁178u、178dを設けなくても、防水パッキンの取り付け等が比較的容易である。
1 吐水装置
2 吐水システム
4 ボウル部
6 排水路
8 カウンター
10 水栓本体
10a 外郭部材
12 給水路
14 電磁弁
16 制御部
18 吐水部
20 吐水口
22 吐水流路
24 光電センサ
26 センサケース
26a 後方開口部
26b 検出光窓
26c 反射光窓
28 バックプレート
28a ハーネス孔
28b 立壁状部分
32 回路基板
34 ハーネス
34a 電線
36 投光素子
36a 前端位置
36b 後端位置
36c 上端位置
36d 下端位置
36e 発光部
38 受光素子
39 シールドケース
40 本体基板
40a 第1面
40b 第2面
42 ハーネス基板
42a 小穴
44 第1フレキシブル基板
48 遮光ケース
48a 投光窓
50 第1遮光壁
50a 下向面
52 第2遮光壁
54 第3遮光壁
56 第4遮光壁
57 第5遮光壁
58 第1センサ基板
60 第2センサ基板
62 第2フレキシブル基板
64 受光信号回路
66 信号処理部
68 デジタル信号回路
69 デジタル信号回路
76b 投光領域壁部
76c 受光領域壁部
77 連結壁部
78d 補助壁
78s 補助壁
78u 補助壁
177a 第1連結壁部
177b 第2連結壁部
177c 第3連結壁部
178d 補助壁
178u 補助壁
A 検出光
B 反射光
X 矢印
Y 矢印
Z 矢印

Claims (6)

  1. 防水性を有する光電センサであって、
    検出光を投光する投光素子と、
    前記投光素子によって投光された検出光の反射光を受光する受光素子と、
    前記投光素子及び前記受光素子を収納する一方で、前記検出光及び前記反射光の透過を許容するセンサケースと、
    を備え、
    前記投光素子による前記検出光の投光方向を前方とした時、前記センサケースの前方側壁部は、
    前記投光素子の前方側に配置された投光領域壁部と、
    前記受光素子の前方側に配置された受光領域壁部と、
    前記投光領域壁部と前記受光領域壁部とを連結する連結壁部と、
    を有しており、
    前記連結壁部の前後方向の延在長さは、前記投光領域壁部の前後方向の厚みよりも長く、且つ、前記受光領域壁部の前後方向の厚みよりも長い
    ことを特徴とする光電センサ。
  2. 前記投光領域壁部と前記受光領域壁部とは、前後方向にオフセットしている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電センサ。
  3. 前記受光領域壁部の方が、前記投光領域壁部よりも前方に位置している
    ことを特徴とする請求項2に記載の光電センサ。
  4. 前記投光領域壁部の外周部には、前記受光領域壁部と面一の前方縁を提供する補助壁が設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の光電センサ。
  5. 前記連結壁部は、後方側に凸状である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電センサ。
  6. 前記連結壁部は、前方側に凸状である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電センサ。
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