JP2007109851A - フォトインタラプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 外部接続用のスルーホール電極が形成された基板の実装スペースを狭めることなく発光素子や受光素子を樹脂封止することができると共に、樹脂封止された基板との境界部からの光漏れを確実に防止することのできるフォトインタラプタを提供することである。
【解決手段】 発光部23が基板22上に実装される発光素子28と、この発光素子28を封止する発光側の透光樹脂体30とからなり、受光部24が基板22上に実装される受光素子40と、この受光素子40を封止する受光側の透光樹脂体42とからなるフォトインタラプタ21であって、前記基板22が外部接続用の第1のスルーホール電極22b,22cを有する第1の基板22aと、前記第1のスルーホール電極22b,22cの上方を塞ぐと共に、この第1のスルーホール電極22b,22cと導通し、前記発光素子28及び受光素子40が実装される発光側基板23a及び受光側基板24aとで構成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、外部接続用のスルーホール電極を有する基板上に発光部及び受光部が対向配置されるフォトインタラプタに関するものである。
従来、光センサデバイスの一つであるフォトインタラプタには、例えば特許文献1に記載のものが知られている。このフォトインタラプタ1は、図6に示すように、発光部2、受光部3、レンズ部4と、これら発光部2、受光部3、レンズ部4をその内部に収納して一体化させる遮光性のケース5とから構成されている。前記ケース5は、断面凹形状の溝部6を有する略立体形状であり、内部には前記発光部2、受光部3、レンズ部4を収納する中空部が形成されている。また、前記溝部6の両側面には対向する位置にスリット状の出射部7と入射部8とがそれぞれ形成されている。
一方、前記ケース5の中空部内に収納される発光部2及び受光部3は、それぞれがリードフレーム9,10と、これらリードフレーム9,10に搭載された発光素子11又は受光素子12と、これら発光素子11及び受光素子12を封止する透光樹脂体13,14とで構成され、発光部2の発光面15と受光部3の受光面16とが互いに向かい合うように配設されている。
このような構成からなる従来のフォトインタラプタ1にあっては、発光部2の発光面15から出射された光はレンズ部4によって平行光に近づけられ、出射部7及び入射部8をすり抜けた光が受光面16を通じて受光部3に入射される。このとき、ケース5の溝部6を被検出物が通過して光を遮ると、受光部3における受光量が変化するので、これによって位置検出を行なうことができる。
近年の薄型化、小型化が進む電子機器に搭載可能な構成にするために、例えば、特許文献2に記載されているような表面実装タイプのフォトインタラプタが知られている。このタイプのフォトインタラプタは、前記フォトインタラプタ1のようなリードフレームを使用せず、基板の上面に発光素子及び受光素子を表面実装し、その上を樹脂材で封止した構造になっている。
また、図7(特許文献3参照)に示すように、前記フォトインタラプタに限らず、チップ型の電子デバイス61にあっては、側面に外部接続用のスルーホール電極63を設けた基板62を用いて構成されているものが多い。スルーホール電極63は、個々の電子デバイス61を集合基板上に複数設定する際に形成され、このスルーホール電極63に沿って集合基板をダイシングすることで、外部接続用の電極端子を有する電子デバイス61の量産化を可能にしている。ただし、このような基板62を用いた場合は、実装された電子素子64を封止するための樹脂材65の流出を防止するために、前記スルーホール電極63の上を塞ぐマスク部材66を設けて形成する必要がある。
特開2001−135852号公報 特開平6−77519号公報 特開平11−251487号公報
しかしながら、側面にスルーホール電極が形成された基板を用いて電子素子の実装や配線パターンを形成する場合は、前記スルーホール電極を避けた位置に設けるか、特許文献3に示されているように、スルーホール電極の上をマスク部材によって塞いでから電子素子類を実装しなければならない。このため、基板上の実装スペースが限られてしまったり、マスク部材によってスルーホール電極上を塞ぐためのスペースを余計に確保したりしなければならず基板の小型化が図られないといった問題がある。特に、フォトインタラプタのような光デバイスでは、発光素子や受光素子が実装された基板上に透光性の樹脂材を充填して形成するため、スルーホール電極の被覆が不十分であると光学特性の低下や素子自体の劣化を引き起こす要因になってしまう。
また、上記特許文献1に記載されているようなフォトインタラプタ1にあっては、発光部2の発光面15と受光部3の受光面16とが向かい合わせに配置され、発光部2の正面から出射した光の一部のみを直接出射部7からすり抜けさせる構造となっていることから、発光部2の正面から出射した光であっても出射部7の左右に拡散した光や発光部2の正面以外から出射された光が有効に利用されず、受光量が少なくなる。このため、被検出物の位置検出の信頼性に影響を及ぼすおそれがあった。
一方、上記特許文献2に記載されているような表面実装タイプのフォトインタラプタにあっては、表面実装された発光素子及び受光素子を放物面が形成された透光樹脂体と、この透光樹脂体の上方に設けられる遮光樹脂体とによって封止されていることから、前記発光素子から放出される光を受光側に向けて導くことができる。しかしながら、前記遮光樹脂体は、透光樹脂体を基板の上方で形成されるため、基板の平坦度が低く凹凸がある場合や、樹脂材を基板上に充填して成形する際のバラツキ等によって、前記透光樹脂体と遮光樹脂体との境目に僅かな隙間が生じる場合がある。このような隙間が生じると、発光側の光が周囲に漏れ、受光素子は不要な外部光を検出するためにS/N比が悪化し、被検出物の検出精度の低下を引き起こすおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、外部接続用のスルーホール電極が形成された基板の実装スペースを狭めることなく発光素子や受光素子を樹脂封止することができると共に、樹脂封止された基板との境界部からの光漏れを確実に防止するための基板構造を備えたフォトインタラプタを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のフォトインタラプタは、基板と、この基板の上部に左右対向して設けられる発光部及び受光部とを備え、前記発光部が前記基板の上面に実装される発光素子と、この発光素子を封止する発光側の透光樹脂体とからなり、前記受光部が前記基板の上面に実装される受光素子と、この受光素子を封止する受光側の透光樹脂体とからなるフォトインタラプタであって、前記基板が外部接続用の第1のスルーホール電極を有する第1の基板と、前記第1のスルーホール電極の上方を塞ぐと共に、この第1のスルーホール電極と導通し、前記発光素子及び受光素子がそれぞれ実装される第2の基板とを有することを特徴とする。
本発明に係るフォトインタラプタが、外周面に外部接続用の第1のスルーホール電極を有する第1の基板と、この第1の基板上に発光素子や受光素子を実装する第2の基板とで構成されることで、第2の基板に実装されている発光素子や受光素子やこれらの素子から延びる配線ワイヤ等を完全に樹脂材で封止することができる。また、前記第1のスルーホール電極の上面が第2の基板によって塞がれるため、基板サイズを小さくすることができると共に、第2の基板上の全てを実装面として有効に使用することができる。
また、前記第1のスルーホール電極を第2の基板によって塞ぐことができるので、発光側及び受光側の透光樹脂体の外周を被覆する被覆部材の下端部を延長した場合に、その延長した部分を埋設するための凹部を第2の基板に設けることができる。これによって、前記被覆部材を設ける際に第1のスルーホール電極をマスクする必要がなくなる。
以下、添付図面に基づいて本発明に係るフォトインタラプタの実施形態を詳細に説明する。
図1乃至図4に示すように、本発明のフォトインタラプタ21は、ブロック状の基板22と、この基板22上に設けられる発光部23及び受光部24とを備える。発光部23は前記発光側基板23aの上面26に形成され、受光部24は前記受光側基板24aの上面27に形成される。なお、前記上面26,27は同一高さに形成されている。
前記基板22は、図2及び図3に示したように、外部接続用の第1のスルーホール電極22b,22c及びこの第1のスルーホール電極22b,22cの上端から平面方向に延びる平面電極22d,22eが形成された第1の基板22aと、この第1の基板22a上に隙間25を有して対向する一対の第2の基板(発光側基板23a,受光側基板24a)とで層状に形成されている。第1の基板22aは、マザーボード等の実装基板に直接表面実装されるもので、厚み方向に半円筒面形状の凹設面が形成されている。また、前記第1の基板22aと発光側基板23a,受光側基板24aとの接合面38には、第1のスルーホール電極22b,22cの上端から平面方向に延びる平面電極22d,22eが形成される。この平面電極22d,22eは、前記第1のスルーホール電極22b,22cと、発光側基板23a,受光側基板24aとを導通させるために設けられる。なお、前記平面電極22d,22eは、接合面38に設ければよいので、発光側基板23a,受光側基板24aの裏面側に設けることもできる。
前記発光側基板23a及び受光側基板24aは、図3及び図4に示したように、厚み方向に貫通する第2のスルーホール電極23b,24bと、この第2のスルーホール電極23b,24bの上端から平面方向に延びる平面電極23c,24cとを備える。前記第2のスルーホール電極23b,24bは、前記第1のスルーホール電極22b,22cと重ならないように、発光側基板23a及び受光側基板24aの外周から内側にずれた位置に設けられ、前記第1の基板22aの上面に形成されている平面電極22d,22eに導通させている。また、発光側基板23a及び受光側基板24aの上面に形成されている平面電極23c,24c上には、発光素子28や受光素子40の下面電極がダイボンド実装され、発光素子28や受光素子40の上面に有している上面電極からはボンディングワイヤ28aを介してそれぞれ対応する平面電極に接続される。
前記第1の基板22aと発光側基板23a及び受光側基板24aは、第1のスルーホール電極22b,22cと第2のスルーホール電極23b,24bとがそれぞれ導通するように位置決めした後、接着剤を介して接合させることによって形成される。
図5に示すフォトインタラプタ71は、外周に第1のスルーホール電極76が形成された厚く平坦な第1の基板72aと、第2のスルーホール電極77が形成された薄く平坦な第2の基板からなる三層配線の基板72を用いて形成したものである。前記基板72上には、発光素子28及び受光素子40を透光樹脂体で封止した発光部領域73及び受光部領域74が形成される。そして、前記発光部領域73と受光部領域74との間に被検出部を通過させるためのスリット75を第1の基板72aの一部に掛かるようにダイシングして形成される。このような基板72を用いることで、前記発光部領域73及び受光部領域74からなるフォトインタラプタの量産化が容易になる。
前記フォトインタラプタ21は、図3に示されるように、マザーボード51の上面プリント配線(図示せず)上に第1の基板22aの裏面側が載置され、第1のスルーホール電極22b,22cから発光側基板23a及び受光側基板24aの第2のスルーホール電極23b,24bを介して発光素子28や受光素子40に電気信号が伝達される。
また、前記発光側基板23a及び受光側基板24aには、背面と左右側面の外周に沿って凹部39が設けられる。この凹部39は、後述する遮光樹脂体の一部を埋設するために設けられるもので、第1の基板22aに達しないように、前記発光側基板23a及び受光側基板24aの厚みの略中間までの深さに形成される。
前記発光部23は、前記発光側基板23aの上面26に発光面29を上向きにして配置される発光素子28と、この発光素子28を封止するために上面26に形成される発光側の透光樹脂体30と、この透光樹脂体30の外周面の一部に形成される光反射体30aと、透光樹脂体30を覆う遮光樹脂体31とを有している。前記発光素子28は、例えば上面に強い発光面を有するチップ状の角形発光ダイオードであり、発光側基板23aの上面26にプリント形成された平面電極23cの上にダイボンドされている。透光樹脂体30は、前記発光素子28から発せられる光を通す透光性を有した樹脂材が用いられ、発光素子28の上方位置に受光部24側に向かって傾斜する傾斜背面32を有して形成されている。この傾斜背面32は、発光素子28から放出した光を反射させて受光部24側に導く。そのためこの傾斜面32の傾斜角度も重要となる。
また、前記発光素子28からは前記発光面29のみならず側面からも放出されるので、それらの光も効果的に反射させるために、前記傾斜背面32を設けた透光樹脂体30全体を被覆部材(遮光樹脂体)31によって封止する。図1及び図3に示したように、前記遮光樹脂体31は、前記発光側基板23aの形成されている凹部39に埋設する外周延長部31aを有して形成されている。これによって、発光素子28から背面又は左右側面に向けた光の漏れを確実に防止することができる。凹部39は、前記発光側基板23aの外周部をハーフエッチングして段差状に形成される。前記遮光樹脂体31は、発光側基板23a上に金型を配設し、遮光性の樹脂材を前記凹部39に行き渡るようにして充填して成形される。また、被覆部材としては、遮光樹脂体31の他に、前記外周延長部31aを有した金属薄膜であってもよい。このような金属薄膜によって形成される場合は、メッキ又は蒸着によって、前記透光樹脂体30の外周部から前記凹部39に延長して形成される。
前記遮光樹脂体31の形状は特に制限されないが、小型化及び薄型化を図る場合や成形を容易にするために、外形形状が略直方体であり、発光側基板23aの上面26と略同じ形状の底面を有するのが好ましい。また、前記透光樹脂体30及び遮光樹脂体31の樹脂材料は特に制約を受けることがない。例えば、透光樹脂体30の樹脂材料としては、透明エポキシや透明シリコンなどを用いることができ、遮光樹脂体31としては、酸化チタン入りエポキシなどを用いることができる。また、傾斜背面32の外表面に光反射体を形成することで、受光部24に向かわせる光量を多くすることができる。前記光反射体は、反射率の高い銀やアルミニウム等の金属薄膜をメッキ又は蒸着することによって形成される。なお、前記光反射体30aは、前記金属薄膜以外に、傾斜背面32の外周面に塗布される銀やアルミニウム等の微粒子が含有された塗料であってもよい。
この実施形態において、前記遮光樹脂体31の隙間25側の前面36には前記傾斜背面32などで反射した光を受光部24側に出射するための出射部として、例えば出射スリット37が形成されている。この出射スリット37は、前記前面36の略中央部に縦方向に形成されるもので、スリット表面には前記透光樹脂体30の一部が露出している。
一方、受光部24は、受光側基板24aの隙間25を挟んで発光部23と対向する位置に設けられ、受光側基板24aの上面27に受光面41を上向きにして配置される受光素子40と、この受光素子40を封止するために上面27に形成される透光樹脂体42と、透光樹脂体42の形成面である上面27より下方の凹部39に埋設される外周延長部43aを有した遮光樹脂体43とからなっている。受光素子40は、例えば上面27に受光面41を有するチップ状のフォトトランジスタであり、前記発光ダイオードと同様、受光側基板24aの上面27にプリント形成された平面電極24c上に実装されている。透光樹脂体42の形状は、受光素子40の上方位置に設けられる傾斜背面44が発光素子28側に傾斜し、反射作用を高めるための光反射体30aが必要に応じて設けられている以外は、前記発光部23側の透光樹脂体30と同様の構成からなるので、ここでは詳細な説明を省略する。また、遮光樹脂体43及びこの遮光樹脂体43の隙間25側の前面48に形成される光の入射部としての入射スリット49も発光部23側と同様の構成からなるので、ここでは詳細な説明を省略する。
この実施形態のフォトインタラプタ21にあっては、前記発光部23の発光素子28、出射スリット37と、受光部24の受光素子40、入射スリット49とが、一直線上に位置している。
次に、上記構成からなるフォトインタラプタ21の作用について説明する。図3に示されるように、発光素子28の発光面29から放出された光は、透光樹脂体30の傾斜背面32やその他の側面において反射が繰り返されるが、前記発光側の遮光樹脂体31の外周延長部31aが透光樹脂体30の外周下端部を発光側基板23aの下方まで完全に覆っているため、外部への発光漏れを完全に遮断することができる。これによって、透光樹脂体30内での反射光量が高い状態で受光部24側に出射される。一方、受光部24内に入射された光は、透光樹脂体42の傾斜背面44やその他の側面で下向きに反射が繰り返されるが、この受光側の遮光樹脂体43においても、外周延長部43aが透光樹脂体42の外周部下端部が隙間なく被覆されるため、受光部24内に入射した光は受光素子40に効率よく取り込むことができる。このように、前記発光部23と受光部24の間を伝達する透過光の収束性が高まるため、被検出物が隙間25を通過して透過光を遮った際に、受光素子40での受光量の変化を正確に感知し、被検出物の有無や位置を精度よく検出することができる。
また、この実施形態のフォトインタラプタ21は、基板22が外部接続用の第1のスルーホール電極22b,22cが形成された第1の基板22aと、前記第1のスルーホール電極22b,22c上を塞ぐようにして配置されると共に、この第1のスルーホール電極22b,22cからずれた位置に第2のスルーホール電極23b,24bが形成される発光側基板23a及び受光側基板24aとで構成されている。これによって、発光素子28,受光素子40の実装や、これら発光素子28,受光素子40を封止する透光樹脂体30,42、さらには、この透光樹脂体30,42を被覆する遮光樹脂体31,43の形成を発光側基板23a,受光側基板24aを介して行なうことができるので、前記第1のスルーホール電極22b,22c上のスペースを有効に利用することができる。また、発光部23及び受光部24の背面又は左右側面からの光漏れを防止するための遮光樹脂体の外周延長部31a,43aが埋設される凹部39を前記発光側基板23a及び受光側基板24aにハーフエッチング等によって形成することができる。このように、基板22を2層構造にすることによって、前記第1のスルーホール電極22b,22cを塞ぐための覆い部材が必要でなくなると共に、この覆い部材の形成不良による封止樹脂の形成不良を防止することができる。
また、前記発光部23の傾斜背面32は、図3及び図4に示されるように、出射スリット37に対応した狭い部分だけでなく傾斜背面32全体が反射面として形成されている他、透光樹脂体30の後面33及び左右側面34,35も前記遮光樹脂体31で被覆されているために、発光素子28の上面のみならず側面から放出した光も周囲の反射面によって反射されるので、発光部23内での光量が増え、これらが強い光となって出射スリット37からすり抜けていく。一方、入射スリット49に導かれて受光部24内に入射された光も、前記発光部23と同様、透光樹脂体42の傾斜背面44のみならず外周面全体が反射面となるので、受光素子40の受光面41には強い光が入射されることになり、発光部23のみならず受光部24でも光の反射を効率的に利用して受光量を増やすことができ、検出精度を向上させることができる。
本実施形態に係るフォトインタラプタ21によれば、基板22がマザーボード51に実装するための第1のスルーホール電極22b,22cを有した第1の基板22aと、発光部23及び受光部24がそれぞれ形成される発光側基板23a,受光側基板24aとの二層構造になっている。このように基板22を二層構造にすることで、前記第1のスルーホール電極22b,22cのデッドスペースが素子の実装や封止部材の形成領域として利用することができるので、フォトインタラプタ21の小型化が図られる。また、従来の基板のように外周部にスルーホール電極があるために、このスルーホール電極をマスクするための部材で塞いでから発光素子や受光素子を封止あるいは遮光するための部材を配設する必要があったが、本発明のフォトインタラプタ21では、二層目の発光側基板及び受光側基板を設けたことによって、前記スルーホール電極に関係なく発光素子や受光素子を封止あるいは遮光するための部材を形成することができる。
本発明のフォトインタラプタの斜視図である。 図1のフォトインタラプタの平面図である。 図1のフォトインタラプタのA−A断面図である。 図1のフォトインタラプタのB−B断面図である。 三層配線の基板を用いて形成されたフォトインタラプタの断面図である。 従来のフォトインタラプタの一構成例を示す断面図である。 従来のチップ型電子デバイスの基板構造を示す断面図である。
符号の説明
21 フォトインタラプタ
22 基板
22a 第1の基板
22b,22c 第1のスルーホール電極
22d,22e 平面電極
23 発光部
23a 発光側基板
23b 第2のスルーホール電極
23c 平面電極
24 受光部
24a 受光側基板
24b 第2のスルーホール電極
24c 平面電極
25 隙間
28 発光素子
28a ボンディングワイヤ
29 発光面
30 透光樹脂体
30a 光反射体
31 遮光樹脂体
31a 外周延長部
32 傾斜背面
38 接合面
39 凹部
40 受光素子
41 受光面
42 透光樹脂体
42a 光反射体
43 遮光樹脂体
43a 外周延長部
44 傾斜背面

Claims (6)

  1. 基板と、
    この基板の上部に左右対向して設けられる発光部及び受光部とを備え、
    前記発光部が前記基板の上面に実装される発光素子と、この発光素子を封止する発光側の透光樹脂体とからなり、
    前記受光部が前記基板の上面に実装される受光素子と、この受光素子を封止する受光側の透光樹脂体とからなるフォトインタラプタであって、
    前記基板が外部接続用の第1のスルーホール電極を有する第1の基板と、前記第1のスルーホール電極の上方を塞ぐと共に、この第1のスルーホール電極と導通し、前記発光素子及び受光素子がそれぞれ実装される第2の基板とを有することを特徴とするフォトインタラプタ。
  2. 前記第2の基板には厚み方向に貫通する第2のスルーホール電極が設けられ、この第2のスルーホール電極が前記第1のスルーホール電極と導通する請求項1記載のフォトインタラプタ。
  3. 前記第2のスルーホール電極が前記第1のスルーホール電極からずれた位置に設けられ、両方のスルーホール電極が前記第1の基板と第2の基板との接合面に形成された平面電極を介して導通する請求項2記載のフォトインタラプタ。
  4. 前記発光側及び受光側の透光樹脂体の外周が、前記第2の基板の上面より下方に延びる外周延長部を有する被覆部材によって被覆される請求項1記載のフォトインタラプタ。
  5. 前記被覆部材が、遮光樹脂体又は光反射体で構成される請求項4記載のフォトインタラプタ。
  6. 前記第2の基板の上面には、前記発光側及び受光側それぞれの透光樹脂体の外周部に沿って凹部が設けられ、この凹部に前記被覆部材の外周延長部が埋設される請求項4記載のフォトインタラプタ。
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