JP5013472B2 - 光電センサ - Google Patents

光電センサ Download PDF

Info

Publication number
JP5013472B2
JP5013472B2 JP2007281661A JP2007281661A JP5013472B2 JP 5013472 B2 JP5013472 B2 JP 5013472B2 JP 2007281661 A JP2007281661 A JP 2007281661A JP 2007281661 A JP2007281661 A JP 2007281661A JP 5013472 B2 JP5013472 B2 JP 5013472B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
substrate
photoelectric
body case
wall surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007281661A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009111142A (ja
Inventor
元生 余合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Industrial Devices SUNX Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Electric Works SUNX Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Electric Works SUNX Co Ltd filed Critical Panasonic Electric Works SUNX Co Ltd
Priority to JP2007281661A priority Critical patent/JP5013472B2/ja
Publication of JP2009111142A publication Critical patent/JP2009111142A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5013472B2 publication Critical patent/JP5013472B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は光電素子から投射された光を窓部に向けて反射する反射部または窓部から入射した光を光電素子に向けて反射する反射部を備えた光電センサに関する。
図7は透過形光電センサの投光器および受光器のそれぞれの従来構成を示すものである。この光電センサは特許文献1に開示されたものであり、本体ケース100の内部には基板101が収納されている。この基板101は電気的な配線層を有するプリント配線基板からなるものであり、基板101には素子収納部102が形成されている。この素子収納部102は底面と前壁面と左壁面と右壁面と後壁面のそれぞれを有する凹状をなすものであり、素子収納部102の底面には金製のメッキ層103が形成されている。この素子収納部102内にはメッキ層103の上から光電素子104が搭載されており、光電素子104には基板101の配線層からメッキ層103を通して駆動電源が印加される。
投光器の光電素子104は上方の反射部105に向けて光を投射するものである。この反射部105は光電素子104から投射された光を前方の窓部106に向けて反射するものであり、反射部105から窓部106に向けて反射された光は窓部106を透過して本体ケース100の外部に検出光として出射する。この検出光は検出対象物の有無を判断する本来のものであり、窓部106の軸心線に一致する主光軸を有している。この投光器の場合には光電素子104から反射部105を介さずに窓部106を直線的に透過する光を素子収納部102の前壁面によって遮光し、主光軸に対して傾斜する副光軸の検出光が発生することを防止している。
受光器の反射部105は窓部106を透過して本体ケース100の内部に入射した主光軸の検出光を下方に向けて反射するものであり、光電素子104は反射部105が反射した主光軸の検出光を受光するか否かに応じて検出物体の有無を相互に識別する。この受光器の場合には窓部106から反射部105を介さずに光電素子104に直線的に向う副光軸の検出光を素子収納部102の前壁面によって遮光し、光電素子104が副光軸の検出光を受光することに基づいて誤動作することを防止している。
特許第2869001号公報
上記従来の光電センサでは素子収納部102内に金を蒸着することに基づいてメッキ層103を形成している。この金の蒸着処理は素子収納部102の底面と前壁面と左壁面と右壁面と後壁面のそれぞれにマスキングを施すことなく行われるものであり、メッキ層103は素子収納部102の底面に加えて前壁面と左壁面と右壁面と後壁面のそれぞれにも形成される。このため、投光器の場合には光電素子104から投射された光の一部が素子収納部102の後壁面に向い、素子収納部102の後壁面のメッキ層103から反射部105を介さずに窓部106に向けて直線的に反射することに基づいて副光軸の検出光が発生する虞がある。受光器の場合には副光軸の検出光が窓部106から反射部105を介さずに素子収納部102の後壁面に直線的に向い、素子収納部102の後壁面から光電素子104に向けて反射されるので、光電素子104が副光軸の検出光を受光することに基づいて誤動作する虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、光電素子から投射された光が素子収納部のメッキ層で反射することに基づいて副光軸の検出光が発生することを防止できる光電センサまたは光電素子が素子収納部のメッキ層で反射した副光軸の検出光を受光することを防止できる光電センサを提供することを目的とするものである。
請求項1記載の光電センサは、中空状の本体ケースと、前記本体ケースに設けられ前記本体ケースの内部から外部に光を出射するための窓部と、前記本体ケースの内部に収納され部品を電気的に配線するための配線層を有する基板と、前記基板に設けられ前記窓部とは反対側に位置する壁面を有する凹状の素子収納部と、前記素子収納部の前記壁面に設けられ前記基板の配線層に接続された導電性のメッキ層と、前記素子収納部内に設けられ前記基板の平面に対して交差する方向に光を投射するものであって前記メッキ層を介して前記基板の配線層に接続された光電素子と、前記本体ケースの内部に設けられ前記基板とは反対側から前記光電素子に対向するものであって前記光電素子から投射された光を前記窓部に向けて反射する反射部と、前記素子収納部の前記壁面と前記光電素子との間に設けられ前記基板とは別部材からなるものであって前記光電素子から前記素子収納部の前記壁面のメッキ層に向けて投射される光を遮光する遮光部材を備えたところに特徴を有する。
請求項2記載の光電センサは、中空状の本体ケースと、前記本体ケースに設けられ前記本体ケースの外部から内部に光を入射するための窓部と、前記本体ケースの内部に収納され部品を電気的に配線するための配線層を有する基板と、前記基板に設けられ前記窓部とは反対側に位置する壁面を有する凹状の素子収納部と、前記素子収納部の前記壁面に設けられ前記基板の配線層に接続された導電性のメッキ層と、前記素子収納部内に設けられ前記基板の平面に対して交差する方向から入射する光を受光するものであって前記メッキ層を介して前記基板の配線層に接続された光電素子と、前記本体ケースの内部に設けられ前記基板とは反対側から前記光電素子に対向するものであって前記窓部から入射した光を前記光電素子に向けて反射する反射部と、前記素子収納部の前記壁面と前記光電素子との間に設けられ前記基板とは別部材からなるものであって前記窓部より入射する光を遮光する遮光部材を備えたところに特徴を有する。
請求項3記載の光電センサは、前記基板に前記素子収納部の前記壁面と前記光電素子との間に位置して設けられた貫通孔を備え、前記遮光部材は前記本体ケースの内面に前記基板側に位置して設けられたものであって前記貫通孔を通して前記反射部側へ突出する柱状の遮光壁から構成されているところに特徴を有する。
請求項4記載の光電センサは、前記遮光部材は前記本体ケースの内面に前記反射部側に位置して設けられたものであって前記基板側へ突出する柱状の遮光壁から構成されているところに特徴を有する。
請求項5記載の光電センサは、前記遮光部材は黒色の顔料を含有する樹脂を材料とするものであるところに特徴を有する。
請求項6記載の光電センサは、前記遮光部材の表面には光を散乱させることが可能な凹凸状の光散乱部が設けられているところに特徴を有する。
請求項1記載の光電センサによれば、光電素子から素子収納部の壁面のメッキ層に向けて投射される光が遮光部材によって遮光される。このため、素子収納部の壁面のメッキ層が光電素子から投射された光を窓部に向けて直線的に反射することがなくなるので、素子収納部のメッキ層で光が反射することに基づいて副光軸の検出光が発生することを防止できる。
請求項2記載の光電センサによれば、窓部を透過して素子収納部の壁面に直線的に向う副光軸の検出光が遮光部材によって遮光される。このため、素子収納部の壁面のメッキ層が副光軸の検出光を光電素子に向けて反射することがなくなるので、光電素子が副光軸の検出光を受光することを防止できる。
請求項3記載の光電センサによれば、遮光壁の外周面および貫通孔の内周面が相互に接触することに基づいて基板が本体ケースの目標位置に位置ずれ不能に配置されるので、基板を本体ケースの目標位置に位置決めする位置決め作業が容易になる。
請求項4記載の光電センサによれば、本体ケースの内面に遮光壁が設けられているので、遮光壁を設けることに基づいて部品点数が増加することが抑えられる。
請求項5記載の光電センサによれば、遮光部材が樹脂の基材そのままの色彩である場合に比べて遮光部材の反射率が低く抑えられる。このため、遮光部材が光電素子から投射された光を窓部に向けて反射することに基づいて副光軸の検出光が発生することを防止でき、遮光部材が窓部から入射した副光軸の検出光を光電素子に向けて反射することに基づいて光電素子が副光軸の検出光を受光することを防止できる。
請求項6記載の光電センサによれば、遮光部材の表面が平坦である場合に比べて遮光部材の表面で光が散乱する効果が高まる。このため、遮光部材が光電素子から投射された光を窓部に向けて反射することに基づいて副光軸の検出光が発生することを防止でき、遮光部材が窓部から入射した副光軸の検出光を光電素子に向けて反射することに基づいて光電素子が副光軸の検出光を受光することを防止できる。
コンベア1は、図1に示すように、ワーク2を矢印X方向へ搬送するものであり、コンベア1の両側のそれぞれにはガイド3が設置されている。これら両ガイド3のそれぞれはワーク2の搬送方向に沿って延びるものであり、一方のガイド3には透過形光電スイッチの投光器4が固定され、他方のガイド3には透過形光電スイッチの受光器5が固定されている。投光器4は前方の受光器5に向けて検出光を投射するものであり、投光器4および受光器5相互間にワーク2が存在しないときには投光器4から投射された光が受光器5に入射する。この受光器5は光の入射状態で出力信号がロウレベルになるものであり、投光器4および受光器5相互間にワーク2が搬送されたときには投光器4から投射された光がワーク2によって遮光されることに基づいて受光器5に入射せず、受光器5の出力信号がロウレベルからハイレベルに切換わる。実施例1は本発明を透過形光電スイッチの投光器4に適用したものであり、投光器4の詳細は次の通りである。
本体ケース11は、図2の(a)に示すように、下ケース12および上ケース13を相互に接合することから構成された中空状をなすものであり、前板と後板と左側板と右側板と天板と底板を有する矩形箱状をなしている。下ケース12は黒色の顔料を含有する合成樹脂を材料とするものである。この合成樹脂は黒色の顔料が含有されていない状態で白色の色彩を有するものであり、黒色の顔料が含有されることに基づいて黒色に着色されている。上ケース13は透明な合成樹脂を材料とするものであり、本体ケース11の内部は外部から透明な上ケース13を通して視覚的に認識可能にされている。
本体ケース11の内部には、図2の(b)に示すように、水平なセンサ基板14が収納されている。このセンサ基板14は多層プリント配線基板からなるものであり、センサ基板14の上面および下面のそれぞれには配線パターンからなる信号層が形成され、センサ基板14の内部には配線パターンからなる水平な電源供給層および配線パターンからなる水平な接地層が上下方向に2段に形成されている。このセンサ基板14の上面には電源回路および信号回路のそれぞれを含む複数の電気回路15が搭載されている。これら複数の電気回路15のそれぞれはパッケージ化されたものであり、両信号層と電源供給層と接地層のそれぞれに接続されている。このセンサ基板14は基板に相当するものであり、センサ基板14の電源供給層は配線層に相当するものである。
センサ基板14には、図2の(a)に示すように、素子収納部16が形成されている。この素子収納部16は前面および上面のそれぞれが開口する凹状をなすものであり、左壁面と右壁面と後壁面と底面を有している。この素子収納部16の底面はセンサ基板14の上面および下面のそれぞれに対して平行な水平なものであり、素子収納部16の左壁面と右壁面と後壁面のそれぞれは底面に対して直角に交差する垂直なものである。この素子収納部16はセンサ基板14に両信号層と電源供給層と接地層のそれぞれを形成した後に切削加工を施すことに基づいて形成されたものであり、素子収納部16の底面には金製のメッキ層17が形成されている。このメッキ層17は素子収納部16内に金をメッキすることから形成されたものであり、センサ基板14の内部の電源供給層に接続されている。この金のメッキ処理は素子収納部16の左壁面と右壁面と後壁面と底面のそれぞれにマスキングを施すことなく行われるものであり、メッキ層17は素子収納部16の底面に加えて左壁面と右壁面と後壁面のそれぞれにも形成されている。
素子収納部16の底面には、図2の(a)に示すように、メッキ層17の上から投光素子18が搭載されている。この投光素子18はメッキ層17に素子収納部16の底面で電気的に接続されたものであり、投光素子18にはセンサ基板14の電源回路から電源供給層およびメッキ層17のそれぞれを通して駆動電源が印加される。この投光素子18は駆動源電が印加されることに基づいてセンサ基板14の上面および下面のそれぞれに対して直角に交差する上方へ光を投射するものであり、センサ基板14の上面および下面のそれぞれは平面に相当する。この投光素子18には、図2の(b)に示すように、ジャンパー線19が接続されている。このジャンパー線19はセンサ基板14の上面の信号層に接続されており、投光素子18にはセンサ基板14の信号回路から信号層およびジャンパー線19のそれぞれを通して信号が送られる。この投光素子18は光電素子に相当するものである。
上ケース13には、図2の(a)に示すように、投光素子18の上方に位置して反射壁20が形成されており、反射壁20には前から後に向けて下降する平坦な傾斜面21が形成されている。この傾斜面21は傾斜角度θが「45°」に設定されたものであり、素子収納部16は、図2の(b)に示すように、傾斜面21の投影領域22内に配置されている。この投影領域22は傾斜面21をセンサ基板14上に垂直に投影した領域を称するものであり、傾斜面21には、図2の(a)に示すように、反射層23が形成されている。この反射層23は傾斜面21にアルミニウムを真空蒸着することから構成されたものであり、投光素子18から投射された光を前方に向けて反射することに基づいて光路を直角に屈曲させる。この反射層23は反射部に相当するものである。
本体ケース11の前板には、図2の(a)に示すように、下ケース12および上ケース13相互間に位置して円形状の透孔24が形成されており、透孔24内には円形状のレンズ25が固定されている。このレンズ25は球面および平面を両側面とする平凸レンズから構成されたものであり、反射層23が前方へ向けて反射した光はレンズ25を透過して本体ケース11の外部に検出光として出射する。この検出光はレンズ25の軸心線に一致する主光軸を有する本来のものであり、レンズ25は窓部に相当するものである。
センサ基板14には、図2の(b)に示すように、素子収納部16の前方に位置して切欠部26が形成されており、切欠部26内には四角柱状の前遮光壁27が挿入されている。この前遮光壁27は、図2の(a)に示すように、素子収納部16の前面を閉鎖するものであり、投光素子18からレンズ25に直線的に向う光を遮光する。この前遮光壁27の上端には傾斜面28が形成されている。この傾斜面28は後から前に向けて下降する平坦なものであり、反射層23によって反射された光が前遮光壁27によって遮光されないように前遮光壁27の上方の空間部を拡大している。
センサ基板14には、図2の(a)に示すように、素子収納部16内に位置して貫通孔29が形成されており、貫通孔29内には四角柱状の後遮光壁30が挿入されている。この貫通孔29は投光素子18の後方に配置されたものであり、後遮光壁30は素子収納部16の後壁面および投光素子18相互間に介在されている。この後遮光壁30は投光素子18から素子収納部16の後壁面に直接的に向う光を遮光するものであり、素子収納部16の後壁面のメッキ層17がレンズ25に向けて光を直接的に反射することを防止する。これら後遮光壁30および前遮光壁27のそれぞれは下ケース12に一体形成されたものであり、黒色に着色されている。この後遮光壁30は遮光部材および遮光壁のそれぞれに相当するものである。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
素子収納部16の後壁面および投光素子18相互間にセンサ基板14とは別部材の後遮光壁30を設けたので、投光素子18から素子収納部16の後壁面のメッキ層17に向けて投射される光が後遮光壁30によって遮光される。このため、素子収納部16の後壁面のメッキ層17が投光素子18から投射された光をレンズ25に向けて直接的に反射することがなくなるので、素子収納部16のメッキ層17で光が反射することに基づいて副光軸の検出光が発生することを防止できる。
下ケース12に後遮光壁30を設け、センサ基板14の貫通孔29内に後遮光壁30を挿入した。このため、貫通孔29の内周面および後遮光壁30の外周面が相互に接触することに基づいてセンサ基板14が下ケース12の目標位置に位置ずれ不能に配置されるので、センサ基板14を下ケース12の目標位置に位置決めする位置決め作業が容易になる。後遮光壁30を黒色の顔料を含有する樹脂を材料に形成したので、後遮光壁30が黒色の色彩に着色される。このため、後遮光壁30が合成樹脂の基材の色彩そのままの白色である場合に比べて後遮光壁30の反射率が低く抑えられるので、後遮光壁30が投光素子18から投射された光をレンズ25に向けて反射することに基づいて副光軸の検出光が発生することを防止できる。
上ケース13には、図3に示すように、後遮光壁31が一体形成されている。この後遮光壁31は反射壁20を基点に下方のセンサ基板14に向けて垂直に延びる四角柱状をなすものであり、後遮光壁31の下端面は素子収納部16の後壁面および投光素子18相互間で素子収納部16の底面に接触している。この後遮光壁31は黒色の塗料を塗布することに基づいて黒色に着色されたものであり、投光素子18から素子収納部16の後壁面に直接的に向う光を遮光し、素子収納部16の後壁面のメッキ層17がレンズ25に向けて光を直接的に反射することを防止する。この後遮光壁31は遮光部材および遮光壁のそれぞれに相当するものである。
上記実施例2によれば次の効果を奏する。
上ケース13に後遮光壁31を設けたので、後遮光壁31を設けることに基づいて部品点数が増加することが抑えられる。
上記実施例2においては、上ケース13を下ケース12と同様に黒色の顔料を含有する合成樹脂から形成し、後遮光壁31を上ケース13に一体成形しても良い。
上記実施例2においては、後遮光壁31を四角形以外の多角形または円形の柱状に形成しても良い。
センサ基板14には、図4に示すように、素子収納部16内に位置して四角形状の後遮光ブロック41が固定されている。この後遮光ブロック41は黒色の顔料を含有する合成樹脂を材料とするものであり、素子収納部16内にメッキ層17を形成した後に素子収納部16の底面にメッキ層17の上から接合されている。この後遮光ブロック41は素子収納部16の後壁面および投光素子18相互間に介在されたものであり、投光素子18から素子収納部16の後壁面に直接的に向う光を遮光することに基づいて素子収納部16の後壁面のメッキ層17がレンズ25に向けて光を直接的に反射することを防止する。この後遮光ブロック41は遮光部材に相当するものである。
センサ基板14には、図5に示すように、素子収納部16に換えて素子収納部51が形成されている。この素子収納部51は上面が開口する凹状をなすものであり、左壁面と右壁面と前壁面と後壁面と底面のそれぞれを有している。この素子収納部51の底面はセンサ基板14の上面および下面のそれぞれに対して平行な水平なものであり、素子収納部51の左壁面と右壁面と前壁面と後壁面のそれぞれは底面に対して直角に交差する垂直なものである。この素子収納部51はセンサ基板14に両信号層と電源供給層と接地層のそれぞれを形成した後に切削加工を施すことに基づいて形成されたものであり、素子収納部51には左壁面と右壁面と前壁面と後壁面と底面のそれぞれに位置してメッキ層17が形成されている。
素子収納部51の底面には、図5に示すように、メッキ層17の上から投光素子18が搭載されている。この投光素子18はメッキ層17を介してセンサ基板14の電源供給層に接続され、ジャンパー線19を介してセンサ基板14の上面の信号層に接続されたものであり、素子収納部51の前壁面は投光素子18からレンズ25に向けて直線的に投射される光を遮光することに基づいて副光軸の検出光が発生することを防止する。この素子収納部51の底面にはメッキ層17の上から後遮光ブロック41が接合されている。この後遮光ブロック41は素子収納部51の後壁面および投光素子18相互間に介在されたものであり、投光素子18から素子収納部51の後壁面に向う光を遮光することに基づいて素子収納部51の後壁面のメッキ層17がレンズ25に向けて光を直接的に反射することを防止する。
上記実施例3および4のそれぞれにおいては、後遮光ブロック41を四角形以外の多角形状または円形状に形成しても良い。
後遮光壁30には、図6に示すように、光散乱部61が形成されている。この光散乱部61は後遮光壁30の前面のうち貫通孔29から上方に突出する部分の全域に形成されたものであり、光を散乱させることが可能な凹凸状をなしている。
上記実施例5によれば次の効果を奏する。
後遮光壁30の前面に凹凸状の光散乱部61を設けたので、後遮光壁30の前面で光が散乱する効果が後遮光壁30の前面が平坦である場合に比べて高まる。このため、後遮光壁30の前面の反射率が低く抑えられるので、後遮光壁30が投光素子18から投射された光をレンズ25に向けて反射することに基づいて副光軸の検出光が発生することを防止できる。
上記実施例5においては、後遮光壁31の前面および後遮光ブロック41の前面のいずれかに凹凸状の光散乱部61を形成しても良い。
上記実施例1および5のそれぞれにおいては、後遮光壁30を四角形以外の多角形または円形の柱状に形成しても良い。
上記実施例1〜実施例5のそれぞれにおいては、本発明を透過形光電センサの受光器5に適用しても良い。この受光器5は素子収納部16の底面または素子収納部51の底面にメッキ層17の上から光電素子に相当する受光素子を搭載した点で投光器4と相違するものであり、レンズ25は投光器4から投射された検出光を本体ケース11の内部に入射させる。反射層23はレンズ25を透過した主光軸の検出光を下方の受光素子に向けて反射するものであり、後遮光壁30と後遮光壁31と後遮光ブロック41のそれぞれはレンズ25を透過して素子収納部16の後壁面のメッキ層17または素子収納部51の後壁面のメッキ層17に直線的に向う副光軸の検出光を遮光する。受光素子は反射層23が反射した検出光を受光するものであり、受光素子の検出結果はジャンパー線19からセンサ基板14の信号層および信号回路のそれぞれを通して外部に出力される。この構成の場合、素子収納部16の後壁面のメッキ層17または素子収納部51の後壁面のメッキ層17が副光軸の検出光を投光素子に向けて反射することがなくなるので、投光素子が副光軸の検出光を受光することを防止できる。しかも、後遮光壁30と後遮光壁31と後遮光ブロック41のそれぞれがレンズ25から入射した副光軸の検出光を受光素子に向けて反射することに基づいて受光素子が副光軸の検出光を受光することも防止できる。
上記実施例1〜実施例5においては、本発明を反射形光電センサの投光器および受光器のそれぞれに適用しても良い。
実施例1を示す図(透過形光電スイッチの使用例を示す図) 投光器を示す図(aはA線に沿う断面図、bはB線に沿う断面図) 実施例2を示す図(図2相当図) 実施例3を示す図(図2相当図) 実施例4を示す図(図2相当図) 実施例5を示す図(図2のa相当図) 従来例を示す図(図2のa相当図)
符号の説明
11は本体ケース、14はセンサ基板(基板)、16は素子収納部、17はメッキ層、18は投光素子(光電素子)、23は反射層(反射部)、25はレンズ(窓部)、29は貫通孔、30は後遮光壁(遮光部材、遮光壁)、31は後遮光壁(遮光部材、遮光壁)、41は後遮光ブロック(遮光部材)、51は素子収納部、61は光散乱部を示している。

Claims (6)

  1. 中空状の本体ケースと、
    前記本体ケースに設けられ、前記本体ケースの内部から外部に光を出射するための窓部と、
    前記本体ケースの内部に収納され、部品を電気的に配線するための配線層を有する基板と、
    前記基板に設けられ、前記窓部とは反対側に位置する壁面を有する凹状の素子収納部と、
    前記素子収納部の前記壁面に設けられ、前記基板の配線層に接続された導電性のメッキ層と、
    前記素子収納部内に設けられ、前記基板の平面に対して交差する方向に光を投射するものであって前記メッキ層を介して前記基板の配線層に接続された光電素子と、
    前記本体ケースの内部に設けられ、前記基板とは反対側から前記光電素子に対向するものであって前記光電素子から投射された光を前記窓部に向けて反射する反射部と、
    前記素子収納部の前記壁面と前記光電素子との間に設けられ、前記基板とは別部材からなるものであって前記光電素子から前記素子収納部の前記壁面のメッキ層に向けて投射される光を遮光する遮光部材を備えたことを特徴とする光電センサ。
  2. 中空状の本体ケースと、
    前記本体ケースに設けられ、前記本体ケースの外部から内部に光を入射するための窓部と、
    前記本体ケースの内部に収納され、部品を電気的に配線するための配線層を有する基板と、
    前記基板に設けられ、前記窓部とは反対側に位置する壁面を有する凹状の素子収納部と、
    前記素子収納部の前記壁面に設けられ、前記基板の配線層に接続された導電性のメッキ層と、
    前記素子収納部内に設けられ、前記基板の平面に対して交差する方向から入射する光を受光するものであって前記メッキ層を介して前記基板の配線層に接続された光電素子と、
    前記本体ケースの内部に設けられ、前記基板とは反対側から前記光電素子に対向するものであって前記窓部から入射した光を前記光電素子に向けて反射する反射部と、
    前記素子収納部の前記壁面と前記光電素子との間に設けられ、前記基板とは別部材からなるものであって前記窓部より入射する光を遮光する遮光部材を備えたことを特徴とする光電センサ。
  3. 前記基板に前記素子収納部の前記壁面と前記光電素子との間に位置して設けられた貫通孔を備え、
    前記遮光部材は、前記本体ケースの内面に前記基板側に位置して設けられたものであって前記貫通孔を通して前記反射部側へ突出する柱状の遮光壁から構成されていることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の光電センサ。
  4. 前記遮光部材は、前記本体ケースの内面に前記反射部側に位置して設けられたものであって前記基板側へ突出する柱状の遮光壁から構成されていることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の光電センサ。
  5. 前記遮光部材は、黒色の顔料を含有する樹脂を材料とするものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光電センサ。
  6. 前記遮光部材の表面には、光を散乱させることが可能な凹凸状の光散乱部が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光電センサ。
JP2007281661A 2007-10-30 2007-10-30 光電センサ Expired - Fee Related JP5013472B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007281661A JP5013472B2 (ja) 2007-10-30 2007-10-30 光電センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007281661A JP5013472B2 (ja) 2007-10-30 2007-10-30 光電センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009111142A JP2009111142A (ja) 2009-05-21
JP5013472B2 true JP5013472B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=40779316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007281661A Expired - Fee Related JP5013472B2 (ja) 2007-10-30 2007-10-30 光電センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5013472B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6925216B2 (ja) * 2017-09-28 2021-08-25 アズビル株式会社 光電センサ

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6054352U (ja) * 1983-09-21 1985-04-16 新日本無線株式会社 反射型光結合装置
JP2869001B2 (ja) * 1994-06-13 1999-03-10 サンクス株式会社 光電スイッチ
JPH10307045A (ja) * 1997-05-08 1998-11-17 Seiko Epson Corp 透過型フォトセンサ
JP4426279B2 (ja) * 2003-12-25 2010-03-03 ローム株式会社 赤外線データ通信モジュール
JP2005340727A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 New Japan Radio Co Ltd 受発光素子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009111142A (ja) 2009-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7087415B2 (ja) ライダー装置
EP2672295B1 (en) Photoelectric sensor
US10302270B2 (en) Vehicle lighting apparatus
CN111142314B (zh) 多光源的光机结构
CN111564519A (zh) 接近传感器及使用其的电子机器
JP2018100880A (ja) 物体検出装置
JP3400788B2 (ja) 構成素子の位置を検出しかつ/または構成素子の接続部の位置を検出する装置および方法ならびに構成素子の位置を検出しかつ/または構成素子の接続部の位置を検出する装置を備えた装着ヘッド
JP2018091730A (ja) 物体検出装置
JP5013472B2 (ja) 光電センサ
US20040246232A1 (en) Optic mouse
JP2013206836A (ja) 反射型光電センサ
JP2019061905A (ja) 移動体照明装置及び移動体
JP2010258237A (ja) 反射型光電センサ
US7869048B2 (en) Photoelectonic sensor
JP6889410B2 (ja) 光電センサ
JP2012220353A (ja) 気体成分検出装置
JP2019139830A (ja) 限定反射型センサ
JP2009032571A (ja) 赤外線タッチスイッチ装置
JP6436745B2 (ja) 車両用灯具
JPH10255611A (ja) 回帰反射形光電センサ
JP6663156B2 (ja) 物体検出装置
WO2021182577A1 (ja) 測距装置
CN111656214A (zh) 光学雷达装置
JP2018197743A (ja) 光電式エンコーダ
WO2022255146A1 (ja) 発光装置および測距装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees