JP2013221244A - 排水弁駆動装置 - Google Patents

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正道 戸▲崎▼
Tatsuya Fukuda
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Abstract

【課題】電動アシスト装置を容易に設置することができ、電動アシスト装置を設置した場合と設置しない場合とにおける水洗トイレの外観の変化を抑えることができる排水弁駆動装置を提供することを目的とする。
【解決手段】水洗便器へ供給する洗浄水を貯留するタンク装置に設置され、電動アシスト装置による駆動力および手動による駆動力を入力可能な排水弁駆動装置であって、操作レバーと、作動軸と、接続部材と、を備え、接続部材は、電動アシスト装置の回転を規制する回転規制部と、電動アシスト装置のスラスト方向の移動を規制するスラスト移動規制部と、を有し、作動軸は、電動アシスト装置による駆動力が入力される入力部を有し、入力部は、作動軸の径方向に突出した形状を有し、少なくとも一部が電動アシスト装置と当接することで作動軸を回転させることを特徴とする排水弁駆動装置が提供される。
【選択図】図3

Description

本発明の態様は、一般的に、水洗トイレ内に配置されたタンク装置内の洗浄水を水洗便器へ供給する排水弁駆動装置に関する。
一般的に、水洗トイレには、水洗便器と、この水洗便器へ供給するための洗浄水を貯水するタンク装置と、が配置されている。タンク装置には、排水弁と排水弁駆動装置とが配置されている。排水弁駆動装置を駆動させると、排水弁が開いてタンク内の洗浄水が水洗便器へ供給され、水洗便器が洗浄される。
排水弁駆動装置には、電動で駆動する排水弁駆動装置(以下、「電動排水弁駆動装置」と称する)と、手動で駆動する排水弁駆動装置(以下、「手動排水弁駆動装置」と称する)と、がある。例えば特許文献1および2に記載された電動排水弁駆動装置は、いくつかの手動排水弁駆動装置と互換性がある。特許文献1および2に記載された電動排水弁駆動装置によれば、先に手動排水弁駆動装置が配置されている水洗トイレの手動排水弁駆動装置を電動排水弁駆動装置に交換することで、手動で行う必要があった水洗トイレの便器洗浄を電動で行うことができる。
一方で、特許文献3に記載される電動アシスト装置では、先に手動排水弁駆動装置が配置されている水洗トイレのタンク装置に、手動排水弁駆動装置を取り外さずに電動アシスト装置を設置することができる。そのため、手動で行う必要があった水洗トイレの便器洗浄を電動で行うことができるようにする。
しかしながら、特許文献1および2に記載の電動排水弁駆動装置は、手動排水弁駆動装置から電動排水弁駆動装置に交換する際に、手動排水弁駆動装置を洗浄水タンクから取り外し、その後、電動排水弁駆動装置を設置する必要がある。長期間、手動排水弁駆動装置が設置されていたタンク装置では、手動排水弁駆動装置とタンク装置とを連結しているナットが強く固着している場合がある。この場合には、ナットを緩める際に強い力が必要であり、工具によってタンク装置を傷つけてしまう可能性がある。また、電動排水弁駆動装置を洗浄水タンクに設置する際に、ナットの締め付けトルクが十分でなく、排水弁を正常に駆動できない場合がある。
また、特許文献1および2に記載の電動排水弁駆動装置は、電動排水弁駆動装置の構成部品であるモータ駆動ユニットが有するねじ部を、タンク装置の内部から外部にかけてタンク装置の壁面を貫通させ、タンク装置の外部でナットによってモータ駆動ユニットを連結する。その後、ねじ部の先端を基準とし、ねじ部に電動排水弁駆動装置の構成部品であるレバー部を設置する。そのため、タンク壁面の厚さによって、タンク壁面とレバー部との間に隙間が発生する。これにより、使用者は水洗トイレの外観に違和感を受けることがある。
さらに、特許文献1および2に記載の電動排水弁駆動装置をタンク装置に設置した場合には、先に配置されていた手動排水弁駆動装置を構成する部品を利用することができないため、エコの観点で改善の余地がある。
これに対し、特許文献3に記載の電動アシスト装置については、設置の際、手動排水弁駆動装置を洗浄水タンクから取り外すことなくタンク装置に電動アシスト装置を設置することが可能である。これにより、特許文献1および2に記載の課題を解決することができる。しかしながら、特許文献3に記載の電動アシスト装置は、タンク装置の外側に設置され、洗浄水タンクの外側に位置するレバー部を直接回転させる。そのため、使用者は水洗トイレの外観に違和感を受けることがある。
特開2005−023714号公報 特開2007−120260号公報 特開2001−336194号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、電動アシスト装置を容易に設置することができ、電動アシスト装置を設置した場合と設置しない場合とにおける水洗トイレの外観の変化を抑えることができる排水弁駆動装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、水洗便器へ供給する洗浄水を貯留するタンク装置に設置され、電動アシスト装置による駆動力および手動による駆動力を入力可能な排水弁駆動装置であって、前記タンク装置の外面に配置され、前記手動による駆動力が入力される操作レバーと、前記タンク装置の内部に設けられ、前記操作レバーから入力される駆動力により排水弁を開放可能な作動軸と、前記タンク装置の内部に設けられ、前記排水弁駆動装置と前記タンク装置とを接続する接続部材と、を備え、前記接続部材は、前記電動アシスト装置の回転を規制する回転規制部と、前記電動アシスト装置のスラスト方向の移動を規制するスラスト移動規制部と、を有し、前記作動軸は、前記電動アシスト装置による駆動力が入力される入力部を有し、前記入力部は、前記作動軸の径方向に突出した形状を有し、少なくとも一部が前記電動アシスト装置と当接することで前記作動軸を回転させることを特徴とする排水弁駆動装置である。
この排水弁駆動装置によれば、排水弁駆動装置を電動で駆動することができる電動アシスト装置を容易に設置可能であり、電動アシスト装置を設置することによって電動で便器洗浄が可能な水洗トイレを提供することができる。また、電動アシスト装置をタンク装置の内部に設置可能であるため、電動アシスト装置を設置しても、使用者が外観に違和感を受けることを抑えることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記タンク装置の外部に設けられ、前記作動軸の回転範囲を規制する角度規制機構をさらに備えたことを特徴とする排水弁駆動装置である。
この排水弁駆動装置によれば、作動軸の回転角度範囲を確実に規制することができる。また、電動アシスト装置を設置した状態において、排水弁駆動装置を駆動させたときに電動アシスト装置が有するモータや減速手段などに過大な力が加わることを抑制することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記入力部の形状の左右の先端部と、前記作動軸の中心と、がなす角度は、180度以内であることを特徴とする排水弁駆動装置である。
この排水弁駆動装置によれば、手動で操作レバーを操作し排水弁駆動装置を駆動させた場合に、電動アシスト装置に設けられ回転抵抗となる、モータや減速機構などを回転させず、排水弁駆動装置のみを駆動させることが可能である。そのため、使用者は手動操作の際に軽い力で排水弁駆動装置を操作することができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記操作レバーまたは前記入力部に回転力が付与されていない状態において、前記排水弁を閉止する位置に前記作動軸を規制し、ばねの付勢力によって複動する定位置規制機構をさらに備えたことを特徴とする排水弁駆動装置である。
この排水弁駆動装置によれば、操作レバーまたは入力部に、回転方向の力が付与されていないときに、排水弁を閉止する位置に作動軸を確実に規制することができる。
本発明の態様によれば、電動アシスト装置を容易に設置することができ、電動アシスト装置を設置した場合と設置しない場合とにおける水洗トイレの外観の変化を抑えることができる排水弁駆動装置が提供される。
本実施形態にかかる排水弁駆動装置が設置された水栓トイレを表す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる排水弁駆動装置の設置形態を表す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる排水弁駆動装置をタンク装置の前方から眺めた模式的分解図である。 本実施形態にかかる排水弁駆動装置をタンク装置の後方から眺めた模式的分解図である。 電動アシスト装置によって電動で大洗浄を行う場合の入力部及び出力部の駆動状態を表す模式的平面図である。 使用者がレバー部を手動で操作して大洗浄を行う場合の入力部及び出力部の駆動状態を表す模式的平面図である。 電動アシスト装置によって電動で小洗浄を行う場合の入力部及び出力部の駆動状態を表す模式的平面図である。 使用者がレバー部を手動で操作して小洗浄を行う場合の入力部及び出力部の駆動状態を表す模式的平面図である。 本実施形態にかかる排水弁駆動装置を表す模式図である。 本実施形態にかかる排水弁駆動装置を表す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本実施形態にかかる排水弁駆動装置が設置された水栓トイレを表す模式的斜視図である。
図2は、本実施形態にかかる排水弁駆動装置の設置形態を表す模式的斜視図である。
図1に表した水洗トイレ10は、水洗便器100と、タンク装置200と、排水弁駆動装置300と、を備える。
図2に表したように、本実施形態にかかる排水弁駆動装置300は、右ハンドル型のタンク装置200に装着されている。排水弁駆動装置300については、後に詳述する。
タンク装置200は、外装タンク210と、外装タンク210内に収容された内装タンク220と、外装タンク210の上部に設けられた蓋部230と、内装タンク220に給水を行う給水機構240と、内装タンク220の排出口を開閉させる排水機構250と、排水弁駆動装置300から入力された回転力を排水機構250に伝える駆動伝達機構260と、を有する。タンク装置200は、水洗便器100へ供給する洗浄水を貯留することができる。
外装タンク210は、上方が開口した陶器製の容器であって、左側面に形成された給水管孔(図示せず)と、他方の側面に設けられたハンドル挿通孔212と、底面中央に形成された排水管孔(図示せず)と、底部の排水管孔を挟んだ両側に形成されたボルト挿通孔(図示せず)と、を有する。
蓋部230は、上面に蛇口231および手洗い鉢232が形成された陶器製の部材であり、外装タンク210の上部の開口を覆うように載置されている。蛇口231には、後述する給水機構240から手洗い水が供給される。
内装タンク220は、底面に円形の排水口が形成された容器状のタンク本体221と、タンク本体221の底面の排水口の縁に沿って立設された筒状部(図示せず)と、を有する。筒状部の下方へ向かって延びる外周面には、螺条が形成されている。内装タンク220は、筒状部が外装タンク210の排水管孔を挿通した状態で、筒状部の外装タンク210の外側に突出した部分に、つば付きナットが締め付けられることで外装タンク210に固定されている。
給水機構240は、外装タンク210の給水管孔を通して外部から延びる給水配管(図示せず)と接続されている。この給水配管を通じて、洗浄水が供給される。給水機構240は、水位に応じて給水口の開閉を切り替える。例えば、排水機構250が開放され、水位が低下すると、給水機構240は、内装タンク220への給水を開始する。一方、排水機構250が閉鎖され、再び内装タンク220内に所定の深さまで洗浄水が貯水されると、給水機構240は、内装タンク220への給水を停止する。
排水機構250は、排水量を2段階に設定可能な機構であり、内装タンク220の開口を囲むように設けられた筒体252及び内装タンク220の開口を閉鎖可能な弁体251を有する。弁体251は、常時は、内装タンク220の開口を閉鎖しており、後述する第1の玉鎖263が引き上げられると、開口を開放する。また、筒体252の側面には開口が形成されている。この開口には、排水量調整弁255が取り付けられている。排水量調整弁255は、常時は、筒体252の開口を開放しており、後述する第2の玉鎖264が引き上げられることで筒体252の開口を閉鎖する。
このような構成により、第1の玉鎖263及び第2の玉鎖264が引き上げられた場合には、内装タンク220内の筒体252の上縁よりも上方の部分と、筒体252の内側の部分と、の洗浄水が水洗便器100へと供給される(小洗浄)。また、第1の玉鎖263のみが引き上げられた場合には、内装タンク220内の筒体252の上縁よりも上方と、筒体252の内部と、筒体252の外部と、の洗浄水が、水洗便器100へと供給される(大洗浄)。
駆動伝達機構260は、内装タンク220の上部中央に固定されたスピンドル機構261と、排水弁駆動装置300に加えられた回転力をスピンドル機構261に伝達するユニバーサルジョイント262と、上端がスピンドル機構261に接続され、下端が排水機構250に接続された第1の玉鎖263及び第2の玉鎖264と、を有する。
図3は、本実施形態にかかる排水弁駆動装置をタンク装置の前方から眺めた模式的分解図である。
図4は、本実施形態にかかる排水弁駆動装置をタンク装置の後方から眺めた模式的分解図である。
本願明細書においては、図示しない便座に座った使用者からみて上方を「上方」とし、便座に座った使用者からみて下方を「下方」とする。また、便座に座った使用者からみて前方を「前方」とし、便座に座った使用者からみて後方を「後方」とする。また、後方を向いて水洗便器100の前に立った使用者からみて右側を「右側方」とし、後方を向いて水洗便器100の前に立った使用者からみて左側を「左側方」とする。
本実施形態にかかる排水弁駆動装置300は、便器洗浄操作時に使用者が手動で駆動させるレバー部310と、レバー部310の回転駆動に連動して回転する作動軸330と、作動軸330のラジアル方向への移動を抑制する固定軸320と、排水弁駆動装置300とタンク装置200を固定する取り付け部材(接続部材)340と、ナット351と、を有する。
作動軸330は、電動アシスト装置400からの回転力が入力される半径方向へ突き出た突起形状の入力部331と、駆動伝達機構260のユニバーサルジョイント262と接続される作動軸接続部332と、を有する。
外装タンク210の壁面は、取り付け部材340とレバー部310とによって挟設される。また、固定軸320は、固定軸320が有するねじ部321とナット351を連結させることで、外装タンク210に固定される。作動軸330は、固定軸320を貫通しており、作動軸330のラジアル方向への移動を抑制されている。
レバー部310は、レバー固定部311と操作レバー312とを有する。レバー固定部311は、固定軸320と接合されており、操作レバー312は、作動軸330と接合されている。使用者が操作レバー312を回転させると、作動軸330が操作レバー312と連動して駆動する。また、作動軸330の入力部331に電動アシスト装置400によって回転力が入力されると、作動軸330の回転と連動して操作レバー312が駆動する。
取り付け部材340は、ダブルDカット雄形状部341(回転規制部)と角穴形状部342(スラスト移動規制部)とを有している。
本実施形態の電動アシスト装置400は、モータ(図示せず)と、モータの回転数を減速する減速機構(図示せず)と、モータの回転力が減速機構を介して伝達され回転する出力伝達軸430と、を有する。また、電動アシスト装置400は、ダブルDカット雌形状部441を有する。排水弁駆動装置300の取り付け部材340のダブルDカット雄形状部341をダブルDカット雌形状部441に挿入することで、作動軸330の接線方向への回転が規制される。電動アシスト装置400は、電動アシスト装置角穴形状部442をさらに有する。電動アシスト装置角穴形状部442と排水弁駆動装置300の取り付け部材340の角穴形状部342とを重ね合わせ、両者によって形成される穴部にワンタッチクリップ360の凸部361を挿入することで、スラスト方向への移動が規制される。
出力伝達軸430は、排水弁駆動装置300の作動軸330がスラスト方向に貫通可能な穴部433を有する。穴部433には、半径方向への凸形状である出力部431が設けられている。電動アシスト装置400の出力部431を排水弁駆動装置300の入力部331に当接させることで、電動アシスト装置400で発生する回転力を排水弁駆動装置300に伝達することができる。
次に、便器洗浄のときにおける入力部331および出力部431の動作について、図面を参照しつつ説明する。
図5(a)〜図5(c)は、電動アシスト装置によって電動で大洗浄を行う場合の入力部及び出力部の駆動状態を表す模式的平面図である。
なお、図5(a)〜図5(c)は、図3に表した矢印A1の方向にみたときの模式的平面図である。
図5(a)〜図5(c)に表したように、中心に排水弁駆動装置300の作動軸330が位置し、その外周に電動アシスト装置400の出力伝達軸430が位置する。作動軸330及び出力伝達軸430は、時計周りまたは反時計回りに回転する。前述した通り、作動軸330には入力部331が設けられ、出力伝達軸430には出力部431が設けられている。
図5(a)に表したように、作動軸330は、力を受けていないときには、リターンスプリングより中立状態に付勢されている。「中立状態」とは、作動軸330が排水機構250を閉止する位置に規制された状態をいうものとする。これについては、後に詳述する。
続いて、電動アシスト装置400のモータを駆動させると、図5(b)に表したように、出力伝達軸430は、減速機構を介して連動し時計周りに駆動する。このとき、出力部431は、一定区間、入力部331に当接せずに駆動する。その後、出力部431は、入力部331と当接し、図5(c)に表したように作動軸330を時計周りに回転させる。これにより、電動アシスト装置400によって電動で大洗浄が行われる。
図6(a)〜図6(c)は、使用者がレバー部を手動で操作して大洗浄を行う場合の入力部及び出力部の駆動状態を表す模式的平面図である。
なお、図6(a)〜図6(c)は、図3に表した矢印A1の方向にみたときの模式的平面図である。
まず、図6(a)に表したように、作動軸330は、中立状態にある。
続いて、使用者がレバー部310を手動で時計周りに操作すると、図6(b)に表したように、作動軸330は、中立状態から時計周りに回転する。このとき、入力部331は、出力部431と当接合せずに回転する。その後、図6(c)に表したように、作動軸330の回転は、角度規制機構により停止する。これにより、使用者は、レバー部310を手動で操作して大洗浄を行うことができる。なお、角度規制機構については、後に詳述する。
図7(a)〜図7(c)は、電動アシスト装置によって電動で小洗浄を行う場合の入力部及び出力部の駆動状態を表す模式的平面図である。
なお、図7(a)〜図7(c)は、図3に表した矢印A1の方向にみたときの模式的平面図である。
まず、図7(a)に表したように、作動軸330は、中立状態にある。
続いて、電動アシスト装置400のモータを駆動させると、図7(b)に表したように、出力伝達軸430は、減速機構を介して連動し反時計周りに駆動する。このとき、出力部431は、一定区間、入力部331に当接せずに駆動する。その後、出力部431は、入力部331と当接し、図7(c)に表したように作動軸330を反時計周りに回転させる。これにより、電動アシスト装置400によって電動で小洗浄が行われる。
図8(a)〜図8(c)は、使用者がレバー部を手動で操作して小洗浄を行う場合の入力部及び出力部の駆動状態を表す模式的平面図である。
なお、図8(a)〜図8(c)は、図3に表した矢印A1の方向にみたときの模式的平面図である。
まず、図8(a)に表したように、作動軸330は、中立状態にある。
続いて、使用者がレバー部310を手動で反時計周りに操作すると、図8(b)に表したように、作動軸330は、中立状態から反時計周りに回転する。このとき、入力部331は、出力部431と当接合せずに回転する。その後、図8(c)に表したように、作動軸330の回転は、角度規制機構により停止する。これにより、使用者は、レバー部310を手動で操作して小洗浄を行うことができる。なお、角度規制機構については、後に詳述する。
本実施形態によれば、取り付け部材340とレバー部310とによって外装タンク210の壁面を挟設し、また、固定軸320が有するねじ部321とナット351を連結させることで固定軸320外装タンク210に固定できる。これにより、電動アシスト装置400を容易に設置することができる。また、電動アシスト装置400は、タンク装置200の内部に設置されるため、電動アシスト装置400を設置した場合と設置しない場合とにおける水洗トイレの外観の変化を抑えることができる。
また、作動軸330の入力部331及び出力伝達軸430の出力部431を設けることで、手動操作の際に電動アシスト装置400を連動して駆動させる必要がない。そのため、手動操作の際に軽い力で便器洗浄を実行することができる。また、電動で便器洗浄動作を行う場合にも、正常に便器洗浄を実行することができる。
なお、一般的なタンク装置200では、レバー部310を時計周り、または反時計周りに90度回転させる必要がある。そのため、入力部331は、少なくとも形状の左右の先端部と作動軸330の中心とがなす中心角が180度以内である必要がある。
図9は、本実施形態にかかる排水弁駆動装置を表す模式図である。
なお、図9(a)は、本実施形態にかかる排水弁駆動装置を上方から眺めたときの模式的平面図である。また、図9(b)は、図9(a)に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。
本実施形態のタンク装置200は、駆動伝達機構260を中立状態から時計周り(CW)に約90度程度回転させることで「大洗浄」を実施し、中立状態から反時計周り(CCW)に約90度程度回転させることで「小洗浄」を実施する構造を有する。
駆動伝達機構260の回転角度が前述した角度よりも大きくなると、排水機構250が正しく駆動しない不具合や、駆動伝達機構260及び電動アシスト装置400が破損する不具合などが発生する可能性がある。そこで、本実施形態の角度規制機構370は、排水弁駆動装置300の回転範囲を時計周り、反時計周りともに90度に規制する役割を担っている。角度規制機構370は、タンク装置200の外部に設けられている。
角度規制機構370は、レバー部310のレバー固定部311に設けられた小洗浄固定当たり面371と、大洗浄固定当たり面371と、レバー部310の操作レバー312に設けられた小洗浄駆動当たり面312aと、大洗浄駆動当たり面312bと、を有する。「大洗浄」のために、使用者が操作レバー312を時計周りに手動回転させた場合、または、電動アシスト装置400によって作動軸330が時計周りに電動回転した場合、作動軸330が中立状態から90度だけ回転すると、大洗浄駆動当たり面312bが大洗浄固定当たり面372と当接し、作動軸330及び操作レバー312の回転が停止する。
一方、「小洗浄」のために、使用者が操作レバー312を反時計周りに手動回転させた場合、または、電動アシスト装置400によって作動軸330が反時計周りに電動回転した場合、作動軸330が中立状態から90度だけ回転すると、小洗浄駆動当たり面312aが小洗浄固定当たり面371と当接し、作動軸330及び操作レバー312の回転が停止する。
図10は、本実施形態にかかる排水弁駆動装置を表す模式図である。
なお、図10(a)は、図3に表した矢印A1の方向にみたときの模式的平面図である。また、図10(b)は、図10(a)に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。
本実施形態のタンク装置200は、排水機構250の弁体251を開くことで、タンク装置200に貯留された洗浄水をタンク装置200の外部に流出させ、洗浄動作を行う構造を有する。つまり、洗浄動作を行うためには、排水弁駆動装置300の作動軸330を中立状態から時計周りもしくは反時計周りに回転させ、排水機構250の弁体251を開く必要がある。また、洗浄水の流動を停止するためには、作動軸330を中立状態に戻し排水機構250の弁体251を閉める必要がある。
図10(b)に表したように、本実施形態にかかる排水弁駆動装置300のレバー部310は、定位置規制機構380を内部に有する。定位置規制機構380は、作動軸330を中立状態に付勢するリターンスプリング381を有する。
リターンスプリング381の一方の腕部は、レバー部310のレバー固定部311に係加させられ、リターンスプリング381の他方の腕部は、レバー部310の操作レバー312に係加させられる。使用者が操作レバー312を手動回転させると、または、電動アシスト装置400が作動軸330を時計周りに電動回転させると、作動軸330は、中立状態から回転する。このとき、リターンスプリング381には、中立方向へ向かうバネの付勢力が働く。そのため、操作レバー312への使用者による手動力もしくは作動軸330への電動力の付与がなくなると、操作レバー312は、中立状態に複動する。それと連動して、作動軸330は、中立状態に複動する。
本実施形態によれば、排水弁駆動装置300は、定位置規制機構380を有することで、便器洗浄を行う場合以外では、タンク装置200から洗浄水が外部へ流出することを確実に防ぐことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、排水弁駆動装置300および電動アシスト装置400などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや作動軸330および出力伝達軸430の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 水洗トイレ、 100 水洗便器、 200 タンク装置、 210 外装タンク、 212 ハンドル挿通孔、 220 内装タンク、 221 タンク本体、 230 蓋部、 231 蛇口、 232 手洗い鉢、 240 給水機構、 250 排水機構、 251 弁体、 252 筒体、 255 排水量調整弁、 260 駆動伝達機構、 261 スピンドル機構、 262 ユニバーサルジョイント、 263 第1の玉鎖、 264 第2の玉鎖、 300 排水弁駆動装置、 310 レバー部、 311 レバー固定部、 312 操作レバー、 312a 小洗浄駆動当たり面、 312b 大洗浄駆動当たり面、 320 固定軸、 321 ねじ部、 330 作動軸、 331 入力部、 332 作動軸接続部、 340 取り付け部材、 341 ダブルDカット雄形状部、 342 角穴形状部、 351 ナット、 360 ワンタッチクリップ、 361 凸部、 370 角度規制機構、 371 小洗浄固定当たり面、 372 大洗浄固定当たり面、 380 定位置規制機構、 381 リターンスプリング、 400 電動アシスト装置、 430 出力伝達軸、 431 出力部、 433 穴部、 441 ダブルDカット雌形状部、 442 電動アシスト装置角穴形状部

Claims (4)

  1. 水洗便器へ供給する洗浄水を貯留するタンク装置に設置され、電動アシスト装置による駆動力および手動による駆動力を入力可能な排水弁駆動装置であって、
    前記タンク装置の外面に配置され、前記手動による駆動力が入力される操作レバーと、 前記タンク装置の内部に設けられ、前記操作レバーから入力される駆動力により排水弁を開放可能な作動軸と、
    前記タンク装置の内部に設けられ、前記排水弁駆動装置と前記タンク装置とを接続する接続部材と、
    を備え、
    前記接続部材は、
    前記電動アシスト装置の回転を規制する回転規制部と、
    前記電動アシスト装置のスラスト方向の移動を規制するスラスト移動規制部と、
    を有し、
    前記作動軸は、前記電動アシスト装置による駆動力が入力される入力部を有し、
    前記入力部は、前記作動軸の径方向に突出した形状を有し、少なくとも一部が前記電動アシスト装置と当接することで前記作動軸を回転させることを特徴とする排水弁駆動装置。
  2. 前記タンク装置の外部に設けられ、前記作動軸の回転範囲を規制する角度規制機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の排水弁駆動装置。
  3. 前記入力部の形状の左右の先端部と、前記作動軸の中心と、がなす角度は、180度以内であることを特徴とする請求項1または2に記載の排水弁駆動装置。
  4. 前記操作レバーまたは前記入力部に回転力が付与されていない状態において、前記排水弁を閉止する位置に前記作動軸を規制し、ばねの付勢力によって複動する定位置規制機構をさらに備えたことを特徴とする請求項3記載の排水弁駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017043907A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 株式会社Lixil 洗浄スイッチおよび水洗式便器
CN114197147A (zh) * 2020-08-27 2022-03-18 无锡小天鹅电器有限公司 一种衣物处理设备

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