JP4193564B2 - 流動弁付きタンク - Google Patents

流動弁付きタンク Download PDF

Info

Publication number
JP4193564B2
JP4193564B2 JP2003123696A JP2003123696A JP4193564B2 JP 4193564 B2 JP4193564 B2 JP 4193564B2 JP 2003123696 A JP2003123696 A JP 2003123696A JP 2003123696 A JP2003123696 A JP 2003123696A JP 4193564 B2 JP4193564 B2 JP 4193564B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
flow valve
handle shaft
flash
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003123696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004324345A (ja
Inventor
英也 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP2003123696A priority Critical patent/JP4193564B2/ja
Publication of JP2004324345A publication Critical patent/JP2004324345A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4193564B2 publication Critical patent/JP4193564B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として便器に洗浄水を供給するためのタンクに係り、特に便器へ水を少量ずつ連続的に供給してトラップ水等の凍結を防止する流動弁を備えたタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】
寒冷地の便器においては、ロータンク等のタンクに流動弁を設け、便器に少量ずつ水を供給してトラップ水の凍結を防止している。
【0003】
図6〜10を参照して流動弁を備えた従来(特開平11−324059号公報)のロータンクについて説明する。図6は同号公報の流動弁付きロータンクの縦断面図、図7は図6のVII−VII線に沿う断面図、図8は流動弁の断面図、図9,10はリモートハンドルの側面図及び断面図である。
【0004】
図6に示す通り、陶器製のアウタータンク32内に合成樹脂製のインナータンク34が配置され、このインナータンク34内に内槽36が設置されている。内槽36の底部からは流出管38がインナータンク34の下部まで垂設されている。
【0005】
この流出管38には、内槽36からの流出方向の流れのみを許容する逆止弁40が設けられている。
【0006】
アウタータンク32及びインナータンク34の底部にフロート弁装置42が設置され、このフロート弁装置42からオーバーフロー管44が立ち上げられている。フロート弁装置42のシート部46にはフロート弁48が着座している。このフロート弁48にはチェーン50が接続され、洗浄ハンドル(図示略)を回すことにより該チェーン50を介してフロート弁48が引き上げられ、ロータンク40内の水が流出筒54を経て便器に流出するよう構成されている。
【0007】
アウタータンク32の上部にはボールタップ56が取り付けられている。このボールタップ56の浮玉(浮体)58は内槽36内に配置されている。この浮玉58が下降するとボールタップ56が開栓し、浮玉58が上昇するとボールタップ56が閉栓する。ボールタップ56の流出口60は、内槽36外のインナータンク34内に注水するように配置されている。
【0008】
フロート弁装置42のシート部46よりも下流側(2次側)にはホース62を介して流動弁60が接続されている。この流動弁60は、内槽36の底部に設けられている。
【0009】
アウタータンク10の上部には、この流動弁60を遠隔操作するためのリモートハンドル70が設置され、該リモートハンドル70と流動弁60とがプッシュプルケーブル72によって連結されている。
【0010】
図8を参照して、前記流動弁60の構成について説明する。
【0011】
この流動弁60は、バルブボディ80と、該バルブボディ80に設けられた水路82と、該水路82に設けられたシート部84と、該シート部84に着座する弁体86と、該弁体86を着座方向に付勢するリターンスプリング88とを備えている。なお、弁体86は水路82の下流側からシート部84に対し着座する。
【0012】
バルブボディ80は、アッパーボディ80aとロワーボディ80bとの2個のボディよりなり、ロワーボディ80bには弾性片80cが設けられている。バルブボディ80を内槽36の底部の取付用開口90に挿入する場合、弾性片80cが中心側に弾性的に変形し、弾性片80cが取付孔90を通り抜けたところで拡開し、取付用開口90の下面側縁部に当接し、これにより流動弁60が該開口90に抜け出し不能に取り付けられる。
【0013】
前記プッシュプルケーブル72は、アウタケーブル92と、該アウタケーブル92内に挿通されたインナケーブル94とを備えており、このインナケーブル94の先端にノッカー96が設けられている。インナケーブル94が前進した場合、該ノッカー96が弁体86を押し下げ、シート部84から離反させる。符号98はインナケーブル94の抜け出しを阻止するケーブルストッパを示す。
【0014】
なお、プッシュプルケーブル72の一端は、連結金具100によってバルブボディ80の上端に連結されている。
【0015】
次に、図10を参照して、リモートハンドル70の構成について説明する。
【0016】
このリモートハンドル70は、内部に前記インナケーブル94が挿通された略円筒形状のカラム102と、該カラム102内に配置され、インナケーブル94の端部が連結されたシャフト104と、該シャフト104の端部に形成されたストッパ106と、このストッパ106を図5の右方向に付勢するリターンスプリング108と、ストッパ106の一部に突設された凸部110と、この凸部110が通過しうるようにカラム102の長手方向に延設された溝112と、前記シャフト104が固着されたグリップ116とを備えている。なお、カラム102の外周にはフランジ118を有した固定用カラム120が螺合しており、該カラム120にロックナット122を締め込むことにより、リモートハンドル70がロータンク40の上部に固定される。
【0017】
カラム102の先端には、アウタケーブル92が連結金具124によって連結されている。
【0018】
前記凸部110は、シャフト104が図示の状態にあるときには溝112と合致し、該溝112を通過しうる。シャフト104が図示の状態からシャフト104の軸心回りに90°回転されると、凸部110は該溝112と合致せず、該溝112内に侵入不可能となり、図9(b)に示すグリップ押し込み状態が保たれる。
【0019】
このように構成された流動弁60を有するロータンクの作動について次に説明する。
【0020】
前記の通り、洗浄ハンドルを回すことにより、フロート弁48が引き上げられ、インナータンク34内の水が流出筒54を経て便器に向って流出する。インナータンク34内の水の流出に伴って内槽36内の水位も低下するが、内槽36内の水は小径の流出管38を介してインナータンク34内に流出するものであるため、インナータンク34内の水の大半が流出しても内槽36内にはかなりの水が残っており、ボールタップ56は閉栓状態にある。
【0021】
インナータンク34内の水の大部分が流出し、フロート弁48がシート部46に着座し、フロート弁装置が閉弁した後、内槽36内の水位が下がると、ボールタップ56の浮玉58が下降し、ボールタップ58が開弁し、インナータンク34内に水が補給される。流出管38には逆止弁40が設けられているので、この給水によりインナータンク34内の水位のみが上昇する。このインナータンク34内の水位が内槽36の上縁36aに達すると、このインナータンク34内の水が該上縁36aを溢流して内槽36内に流れ込み、内槽36内の水位が急速に上昇する。内槽36内の水位が上昇すると、浮玉58が上昇し、ボールタップ56が閉弁する。
【0022】
このロータンクから便器に連続的に水(流動水)を少量ずつ流して便器のトラップ水の凍結を防止する場合、図9(b)に示すように、リモートハンドル70のグリップ116を押し込んだ状態とする。そうすると、インナケーブル94を介してノッカー96が弁体86を押し下げ、シート部84と弁体86とが離反する。これにより、水路82を介して内槽36内の水がホース62に流出し、フロート弁装置42を経て便器に水が連続的に流出する。
【0023】
内槽36内から水が流出して内槽36内の水位が低下すると、ボールタップ58が開弁し、インナータンク34から水が内槽36内に溢流して流れ込み、内槽36内に水が補給される。この凍結防止運転状態にあっては、流動弁60の弁体86はシート部84から必ず所定距離(即ち、グリップ116のストローク分)離反しており、常に便器トラップ水の凍結を防止するのに十分な量の水が便器に供給されることになる。
【0024】
凍結防止運転を停止する場合には、グリップ116を回し、図9(a)のようにグリップ116を引き出す。なお、凸部110を溝112に合致させると、リターンスプリング108の付勢力によってグリップ116が図4(a)の右方向に移動し、インナケーブル94がノッカー96を引き上げ、弁体86がシート部84に着座し、流動水の供給が停止する。
【0025】
【特許文献1】
特開平11−324059号公報
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の流動弁付きタンクにおいては、リモートハンドル70がアウタータンク32の外面に露出しており、美観が損なわれたり、あるいは清掃の邪魔になったりすることがある。
【0027】
本発明は、流動弁をフラッシュハンドルによって併せて操作することができる流動弁付きタンクを提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明の流動弁付きタンクは、便器洗浄水を貯えるタンクであって、該タンクの底部に設けられたフロート弁と、該フロート弁を引き上げるためのフラッシュハンドルと、凍結防止のために該タンクから水を連続的に流出させる流動弁と、該流動弁を開閉操作するための操作手段と、を備えてなる流動弁付きタンクにおいて、該操作手段が前記フラッシュハンドルによって動作されるように構成されていることを特徴とするものである。
【0029】
かかる流動弁付きタンクにあっては、流動弁を操作する手段がフラッシュハンドルによって動作するよう構成されているので、該手段がタンク設備の外面に露出せず、タンク設備の美観の向上等を図ることができる。
【0030】
本発明では、フラッシュハンドルは、中立姿勢から一方向に回動することによりフロート弁を引き上げ、他方向に回動することにより前記操作手段を動作させるよう構成されていることが好ましい。このように構成すると、流動弁の操作が簡明なものとなる。
【0031】
この場合、操作手段は、一端側が前記流動弁に接続され、長手方向に進退することにより該流動弁の開閉を切り替えるケーブルと、該ケーブルの他端側に設けられた被駆動体とを備えており、前記フラッシュハンドルと共に回動し、該フラッシュハンドルが前記他方向に回動したときに該被駆動体に当接して該被駆動体を動作させる駆動体が設けられていることが好ましい。これにより、フラッシュハンドルを回動させたときに流動弁が確実に動作するようになる。
【0032】
本発明の具体的な一態様においては、フロート弁に該フロート弁引き上げ用線状体の下端が接続され、該線状体の上端は、回転可能なフラッシュハンドルシャフトの先端側に接続され、該フラッシュハンドルシャフトの基端側に、該フラッシュハンドルシャフトの回転軸心から放射方向に張り出すように前記駆動体が設けられている。
【0033】
この態様においては、該フラッシュハンドルシャフトは、前記引き上げ用線状体が接続された先端側フラッシュハンドルシャフトと、該先端側フラッシュハンドルシャフトと係合するように、好ましくは略同軸状に配置されており、前記フラッシュハンドルが固着されている基端側フラッシュハンドルシャフトとから構成され、該基端側フラッシュハンドルシャフトに前記駆動体が設けられており、該基端側フラッシュハンドルシャフトは、該先端側フラッシュハンドルシャフトに対し上方から係合して回転力を伝達可能とされているよう構成されてもよい。この構成は、洋風便器後部上面のタンクカバーを浮上可能とした洋風便器設備に好適に適用される。この浮上式のタンクカバーは、これを上昇させると、タンクカバー下側の洋風便器上面が露出するので、タンクカバーと洋風便器との間に入り込んだ汚れを除去する清掃を入念に行うことができる。
【0034】
この基端側フラッシュハンドルシャフトの回転力を先端側フラッシュハンドルシャフトに伝達させるために、該先端側フラッシュハンドルシャフトには、該基端側フラッシュハンドルシャフトの該駆動体に重なる張出体が設けられており、該駆動体と張出体とを介して基端側フラッシュハンドルシャフトの回転力が先端側フラッシュハンドルシャフトに伝達可能とされている構成としてもよい。この構成によれば、前記駆動体が流動弁の操作用とフロート弁引き上げ用との双方に利用される。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
【0036】
図1は実施の形態に係る流動弁付きタンクの縦断面図、図2は図1の流動弁付きタンクのリモートコントローラ及びフラッシュハンドル付近の構成を示す斜視図、図3は図2のIII−III線に沿う縦断面図である。
【0037】
この実施の形態では、アウタータンク32にフラッシュハンドルユニット10が取り付けられ、このフラッシュハンドルユニット10のフラッシュハンドルシャフト(以下、ハンドルシャフトと略)14がインナータンク34内の上部に延出している。このフラッシュハンドルユニット10は、外周面に雄螺子が刻設された筒状のハンドルコラム12と、このハンドルコラム12に挿通され且つその軸心回りに回動自在に保持された前記ハンドルシャフト14と、該ハンドルシャフト14の基端に固着されたフラッシュハンドル16とを備えている。
【0038】
このハンドルコラム12は、アウタータンク32の上部に設けられた取付孔32aに挿通され、雄螺子にナット締めされることにより該アウタータンク32に固着される。符号12aは該ハンドルコラム12に設けられたフランジを示す。
【0039】
ハンドルシャフト14の先端側はL字形に曲っており、この先端側にフロート弁48の引き上げ用のチェーン50が接続されている。チェーン50の下端は該フロート弁48に接続されている。
【0040】
ハンドルシャフト14の基端側からは、ハンドルシャフト14の軸心に対し放射方向(この実施の形態では略水平方向)に張り出す張出片よりなる駆動体14aが設けられている。
【0041】
この駆動体14aによって操作されるように流動弁60用のリモートコントローラ70Aがインナータンク34のブラケット部18に取り付けられている。
【0042】
リモートコントローラ70Aは、シャフト104が押し込まれると該シャフト104が後退位置にて停止し、もう1回シャフト104が押し込まれるとシャフト104が突出する構成のものとなっている。このリモートコントローラ70Aに前記プッシュプルケーブル72の一端が接続され、該プッシュプルケーブル72の他端が流動弁60に接続されている。この流動弁60は前記内槽36の底部に設置されている。
【0043】
この流動弁付きタンクのその他の構成は前記図6〜10の流動弁付きタンクと同一であり、同一符号は同一部分を示している。
【0044】
このように構成された流動弁付きタンクにおいて、フラッシュハンドル16を図2の反時計方向Aに回すことにより、ハンドルシャフト14が回転し、チェーン50を介してフロート弁48が引き上げられ、インナータンク34内の水が便器に向って放出され、便器のフラッシュ洗浄が行われる。このフラッシュ洗浄動作は前記図6〜10の場合と全く同一である。
【0045】
この流動弁付きタンクにおいて、凍結防止のために流動弁60を開栓するには、フラッシュハンドル16を図2の時計方向Bに回す。
【0046】
そうすると、駆動体14aが図3(b)のようにリモートコントローラ70Aのシャフト104を押し込み、プッシュプルケーブル72を介して流動弁60が開栓し、内槽36から水が少流量にて連続的に便器へ流出する。この流動運転中の流動弁60の動作は前記図5〜10の場合と同一である。
【0047】
なお、フラッシュハンドル16から手を離すと、該フラッシュハンドル16は図2の中立姿勢(垂下姿勢)に復帰する。
【0048】
流動運転を停止するには、再度フラッシュハンドル16を反時計方向に回し、駆動体14aによってシャフト104を押す。これにより、シャフト104は突出し、プッシュプルケーブル72を介して流動弁60が閉栓する。
【0049】
このように、この実施の形態に係る流動弁付きタンクにあっては、フラッシュハンドル16によって便器のフラッシュ洗浄だけでなく、流動弁60の開閉も行うことができ、流動弁60の開閉用操作部材がアウタータンク32の外面に露出しない。このため、タンク外面の美観が良好になると共に、タンク外面の清掃も容易となる。
【0050】
この実施の形態では、アウタータンク32は陶器製であるが、合成樹脂製タンクカバーであってもよい。
【0051】
このタンクカバーは、少なくとも前半側が浮上可能となっていてもよい。
【0052】
図4,5は、前半部を浮上式としたタンクカバーを有した実施の形態に係る流動弁付きタンクの説明図であり、図4は前記図2と同様部分を示し、図5は図3と同様部分を示している。
【0053】
この実施の形態では、ハンドルシャフトは基端側ハンドルシャフト20と先端側ハンドルシャフト22とで構成されている。基端側ハンドルシャフト20は、ハンドルコラム12に回転自在に保持されており、外方端にはフラッシュハンドル16が固着されている。
【0054】
基端側ハンドルシャフト20の内方端は略四分円柱状部20Qとなっており、この四分円柱状部20Qから駆動体20aが略水平方向に張り出している。この駆動体20aそれ自体の構成は前記駆動体14aと同じである。
【0055】
先端側ハンドルシャフト22は、インナータンク34に固着されたシャフト枢支コラム24に挿通され、回動自在に保持されている。この先端側ハンドルシャフト22の先端側(図示略)はL字形に曲っており、前記チェーン50(図4,5では図示略)の上端が接続されている。先端側ハンドルシャフト22は基端側ハンドルシャフト20と略同軸状に配置されている。この先端側ハンドルシャフト22の基端側は半円柱状部22Hとなっている。この半円柱状部22Hからは略水平方向に張出体22aが突設されている。この半円柱状部22Hは基端側ハンドルシャフト20の前記四分円柱状部20Qの下側に配置され、張出体22aは駆動体20aの下側に重なり合うように配置されている。
【0056】
この実施の形態にあっては、ハンドルコラム12は浮上可能なタンクカバー(図示略)に固着されている。インナータンク34は、洋風便器の後部上面のリヤベースプレート(図示略)上に設置されている。洋風便器の後部上面のフロントベースプレート(図示略)はタンクカバーと共に浮上可能となっている。
【0057】
この実施の形態のその他の構成は上記実施の形態と同様であり、図4,5のその他の符号は図2,3と同一部分を示している。
【0058】
このように構成された図4,5の流動弁付きタンクにおいても、フラッシュハンドル16を図4の反時計方向Aに回すことにより便器フラッシュ洗浄が行われる。この場合、基端側ハンドルシャフト20の回転力は、駆動体20a及び張出体22aを介して先端側ハンドルシャフト22に伝達される。
【0059】
フラッシュハンドル16を図4及び図5(a)の時計方向Bに回すと、駆動体20aがシャフト104に当接し、リモートコントローラ70A及びプッシュプルケーブル72を介して流動弁60(図4,5では図示略)が開閉される。
【0060】
この実施の形態では、タンクカバーを浮上させた場合、図5(b)のように基端側ハンドルシャフト20が該タンクカバーと共に上昇する。タンクカバーを下降させると、図5(a)に復帰する。
【0061】
このようにタンクカバー及びこれと一体にフロントベースプレートを浮上させると、フロントベースプレートと洋風便器上面との間に入り込んだ汚れを十分に除去するよう清掃することができる。
【0062】
なお、上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態をもとりうる。例えば、上記実施の形態では、フラッシュハンドルの駆動力によってリモートコントローラ70Aを操作しているが、フラッシュハンドルの回転に伴ってON、OFFする電気スイッチを設け、この電気スイッチによって流動弁60をソレノイドモータ等によって開閉動作させるようにしてもよい。
【0063】
上記実施の形態では、インナータンクをアウタータンク又はタンクカバーで覆う構成となっているが、インナータンクのない場合でも本発明を適用できる。この場合、フラッシュハンドルをその回動軸心線方向に引き出し可能とし、この引き出し状態にてフラッシュハンドルを回すと流動弁の開閉操作が行われるよう構成してもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、流動弁をフラッシュハンドルによって併せて操作することができる流動弁付きタンクが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る流動弁付きタンクの縦断面図である。
【図2】図1の流動弁付きタンクのリモートコントローラ及びフラッシュハンドル付近の構成を示す斜視図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う縦断面図である。
【図4】別の実施の形態を示す斜視図である。
【図5】図4の実施の形態を示す断面図である。
【図6】従来例に係るロータンクの縦断面図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】図6の流動弁の断面図である。
【図9】図6のリモートハンドルの側面図である。
【図10】図6のリモートハンドルの断面図である。
【符号の説明】
10 フラッシュハンドルユニット
14 ハンドルシャフト
14a 駆動体
16 フラッシュハンドル
20 基端側ハンドルシャフト
20a 駆動体
22 先端側ハンドルシャフト
22a 張出体
32 アウタータンク
34 インナータンク
36 内槽
38 流出管
40 逆止弁
42 フロート弁装置
44 オーバーフロー管
46 フロート弁装置のシート部
48 フロート弁
56 ボールタップ
58 浮玉(浮体)
60 流動弁
62 ホース
70A リモートコントローラ
70 リモートハンドル
72 プッシュプルケーブル
82 水路
84 シート部
86 弁体
88 リターンスプリング
92 アウタケーブル
94 インナケーブル
104 シャフト
116 グリップ

Claims (6)

  1. 便器洗浄水を貯えるタンクであって、
    該タンクの底部に設けられたフロート弁と、
    該フロート弁を引き上げるためのフラッシュハンドルと、
    凍結防止のために該タンクから水を連続的に流出させる流動弁と、
    該流動弁を開閉操作するための操作手段と、
    を備えてなる流動弁付きタンクにおいて、
    該操作手段が前記フラッシュハンドルによって動作されるように構成されていることを特徴とする流動弁付きタンク。
  2. 請求項1において、前記フラッシュハンドルは、中立姿勢から一方向に回動することによりフロート弁を引き上げ、他方向に回動することにより前記操作手段を動作させることを特徴とする流動弁付きタンク。
  3. 請求項2において、該操作手段は、一端側が前記流動弁に接続され、長手方向に進退することにより該流動弁の開閉を切り替えるケーブルと、
    該ケーブルの他端側に設けられた被駆動体とを備えており、
    前記フラッシュハンドルと共に回動し、該フラッシュハンドルが前記他方向に回動したときに該被駆動体に当接して該被駆動体を動作させる駆動体が設けられていることを特徴とする流動弁付きタンク。
  4. 請求項3において、前記フロート弁に該フロート弁引き上げ用線状体の下端が接続され、該線状体の上端は、回転可能なフラッシュハンドルシャフトの先端側に接続され、
    該フラッシュハンドルシャフトの基端側に、該フラッシュハンドルシャフトの回転軸心から放射方向に張り出すように前記駆動体が設けられていることを特徴とする流動弁付きタンク。
  5. 請求項4において、該フラッシュハンドルシャフトは、
    前記引き上げ用線状体が接続された先端側フラッシュハンドルシャフトと、
    該先端側フラッシュハンドルシャフトと係合するように配置されており、前記フラッシュハンドルが固着されている基端側フラッシュハンドルシャフトと
    から構成されており、
    該基端側フラッシュハンドルシャフトに前記駆動体が設けられており、
    該基端側フラッシュハンドルシャフトは、該先端側フラッシュハンドルシャフトに対し上方から係合して回転力を伝達可能とされていることを特徴とする流動弁付きタンク。
  6. 請求項5において、該先端側フラッシュハンドルシャフトには、該基端側フラッシュハンドルシャフトの該駆動体に重なる張出体が設けられており、
    該駆動体と張出体とを介して基端側フラッシュハンドルシャフトの回転力が先端側フラッシュハンドルシャフトに伝達可能とされていることを特徴とする流動弁付きタンク。
JP2003123696A 2003-04-28 2003-04-28 流動弁付きタンク Expired - Fee Related JP4193564B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003123696A JP4193564B2 (ja) 2003-04-28 2003-04-28 流動弁付きタンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003123696A JP4193564B2 (ja) 2003-04-28 2003-04-28 流動弁付きタンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004324345A JP2004324345A (ja) 2004-11-18
JP4193564B2 true JP4193564B2 (ja) 2008-12-10

Family

ID=33501510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003123696A Expired - Fee Related JP4193564B2 (ja) 2003-04-28 2003-04-28 流動弁付きタンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4193564B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7180641B2 (ja) * 2020-06-30 2022-11-30 Toto株式会社 給水機構および水洗大便器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004324345A (ja) 2004-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100705193B1 (ko) 수세식 변기
AU2008276589A1 (en) Diverter spout
KR20100109254A (ko) 양변기 필밸브의 역류 방지장치
US20190145086A1 (en) Toilet tank washbasin
KR100901186B1 (ko) 세척보울과 물탱크 사이에 역류방지 체크밸브를 갖는양변기
US10081936B2 (en) Flush toilet apparatus and drive unit for same
US5142711A (en) Bidet assembly
US20090260144A1 (en) Water saving device for a toilet
JP4193564B2 (ja) 流動弁付きタンク
JP4927107B2 (ja) ターントラップ式水洗便器
JP2005155146A (ja) ターントラップ式水洗便器
JP7446562B2 (ja) 洗浄水タンク装置、及びそれを備えた水洗便器装置
JP6663559B2 (ja) 洗浄水タンク装置
US20170130440A1 (en) Bidet-O-Let
WO2006135348A1 (en) Flush tank with integrated lavatory bowl
CA2680498A1 (en) Bidet/toilet spray faucet
JP2004353201A (ja) 水洗便器の洗浄水供給構造
JPH07180203A (ja) 水洗式便器における凍結防止構造
KR102463540B1 (ko) 직수형 양변기
JP3514115B2 (ja) 流動弁付きタンク
JPH11324060A (ja) 流動弁付きタンク
KR101007054B1 (ko) 양변기 수조의 역류방지장치
KR100705202B1 (ko) 탱크레스 서양식 수세식 변기
JPS595104Y2 (ja) 簡易水洗便器
CA2287065A1 (fr) Siphon deboucheur

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080902

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080915

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4193564

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131003

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees