JP3946971B2 - ギヤードモータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ギヤードモータに係り、特に、車両ドアのウインドガラスを開閉移動するパワーウインド装置に適用されるギヤードモータに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
例えば、車両のウインドガラスを上下に開閉移動させるパワーウインド装置やサンルーフを開閉移動するサンルーフ装置には、駆動源としてギヤードモータが用いられている。このようなギヤードモータとしては、モータ部に連結されたハウジング内においてモータ回転軸に連結されたウォームがウォームホイールと噛合うことでモータ回転軸の回転を減速し、この減速された回転をパワーウインド装置等に接続された出力軸に伝達する構成のものがある。また、ウォームホイールから出力軸への回転伝達機構としては、ウォームホイールの一端面に設けられた突起及び出力軸に固定された回転伝達板の一端面に設けられた突起を互いに対向した状態でクッションラバーのスリットにそれぞれ挿入配置し、ウォームホイールの回転がこのクッションラバーと回転伝達板とを介して出力軸に伝達される構成のものがある。このクッションラバー及び回転伝達板は、小型化(薄肉化)のため、外周部に歯を有し有底円筒状に形成されたウォームホイールの内部に収容されており、ウォームホイールの内周面と回転伝達板の外周面とは摺動可能な構成となっている。
【0003】
このようなギヤードモータでは、小型軽量化が図られ、スペースの限られた車両ドア内やルーフ内等に配置されパワーウインド装置やサンルーフ装置を確実に作動させることができる。また、このようなギヤードモータでは、ウォームホイールの内周面と回転伝達板の外周面とが摺動可能に接触配置されることで、ウォームとの噛合いによるウォームホイール開口円筒部の径方向内側への倒れ(変形)が防止されている。
【0004】
さらに、上記のようなギヤードモータでは、通常はウォームホイールと回転伝達板とはクッションラバーを介して一体に回転するが、例えば、パワーウインド装置の異物挟み込み時のように出力軸がロックされた場合は、モータにより駆動されるウォームホイールとロックされた出力軸に固定され回転が阻止された回転伝達板とはクッションラバーの変形に伴い摺接しながら相対回転するようになっている。これにより、出力軸ロック時のモータへの過負荷を防止する構成である。また、上記のようなギヤードモータでは、ウォームホイールが樹脂にて形成されると共に回転伝達板が金属にて形成されていたため、両者の硬度が異なり、出力軸のロック時にウォームホイールと回転伝達板とが摺接する際の異音が発生しにくい構成であった。
【0005】
ところで、ギヤードモータのさらなる軽量化を図るため、回転伝達板を樹脂化することが考えられている。
【0006】
しかしながら、上記のような従来のギヤードモータでは、ウォームホイールの内周面と回転伝達板の外周面とが面接触する構成であったため、この構成のまま回転伝達板を樹脂化するとウォームホイールと回転伝達板とは同程度の硬度となり、出力軸のロック時におけるウォームホイールと回転伝達板との摺接(相対回転)に伴う異音(摺接音)の発生が懸念されるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記事実を考慮して、出力軸がロックされた際のウォームホイールと回転伝達部材との摺接に伴う異音を防止でき、かつ軽量化が図られるギヤードモータを得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係るギヤードモータは、有底の円筒状に形成され、外周面に形成された歯がモータ回転軸に連結されたウォームと噛合うウォームホイールと、前記ウォームホイールの内部に配置され、前記ウォームホイールからの回転を伝達可能に周方向の複数箇所で該ウォームホイールに係合されたクッションラバーと、円板状に形成され、前記クッションラバーにおける前記ウォームホイールとの係合部位とは周方向に離間した複数箇所に該クッションラバーからの回転を伝達可能に係合され、かつ前記ウォームホイール内に前記ウォームホイールと同軸的に配置されると共に出力軸に固定して接続され、通常は前記ウォームホイール及び前記クッションラバーと一体に回転されることで前記出力軸へウォームホイールの回転を伝達し、前記出力軸がロックされた際には前記クッションラバーの周方向の変形によって前記ウォームホイールに対して相対回転する回転伝達部材と、を備えたギヤードモータにおいて、前記ウォームホイール及び前記回転伝達部材は、共に樹脂より成り、前記ウォームホイールの内周部及び前記回転伝達部材の外周部の少なくとも一方には、通常は相手方とクリアランスを介して配置されると共に、前記出力軸のロックに伴って前記出力軸が傾倒した場合に相手方と線接触しつつ摺接する摺接部が全周に亘って連続的または断続的に設けられている、ことを特徴としている。
【0009】
請求項1記載のギヤードモータでは、モータ部が起動されモータ回転軸が回転されるとモータ回転軸に連結されたウォームに噛合うウォームホイールが回転され、モータ回転軸の回転が減速される。このウォームホイールの回転は、通常はウォームホイールと一体に回転する回転伝達部材を介して、例えば、パワーウインド装置と接続された出力軸へ伝達され、このパワーウインド装置が駆動される。
【0010】
また、ウォームホイールの内周部と回転伝達部材の外周部とが全周に亘って連続的または断続的に接触可能に配置されているため、ウォームホイール開口円筒部がその内部に配置された回転伝達部材によりその径方向に支持され、ウォームとの噛合いによるウォームホイール開口円筒部の径方向内側への倒れ(変形)が防止または抑止される。
【0011】
すなわち、ウォームホイール円筒部は、ウォームからの反力によって回転伝達部材とのクリアランス分だけわずかに倒れる(撓み変形する)と、回転伝達部材に接触しつつ径方向に支持されてそれ以上の倒れを阻止される(倒れが抑止される)。
【0012】
一方、例えば、パワーウインド装置の異物挟み込み時のようにモータの回転中に出力軸がロック(回転阻止)されると、出力軸に固定され回転が阻止された回転伝達部材はモータにより駆動されているウォームホイールに対して摺接しながら相対回転し、出力軸ロック時のモータへの過負荷が防止される。なお、上記の如くウォームホイールの内周部と回転伝達部材の外周部とが若干のクリアランスを介して配置されているため、上記ウォームからの反力によるウォームホイールの倒れ、または出力軸のロックに伴う出力軸の傾倒によって回転伝達部材とウォームホイールとが摺接する。
【0013】
ここで、ウォームホイールと回転伝達部材とがそれぞれ樹脂より成り同程度の硬度となっているが、ウォームホイールの内周部と回転伝達部材の外周部とは線接触することで接触面積が減少されているため、出力軸がロックされた際のウォームホイールと回転伝達部材との接触部位の摺接(相対回転)に伴う異音の発生が防止される。
【0014】
また、ウォームホイールと回転伝達部材とがそれぞれ樹脂より成るため、ギヤードモータ全体として軽量化が図られる。
【0015】
このように、請求項1記載のギヤードモータでは、出力軸がロックされた際のウォームホイールと回転伝達部材との摺接に伴う異音を防止でき、かつ軽量化が図られる。
【0016】
請求項2記載の発明に係るギヤードモータは、請求項1記載のギヤードモータにおいて、前記摺接部は、前記ウォームホイールの内周部及び前記回転伝達部材の外周部の少なくとも一方に形成された突起である、ことを特徴としている。
【0017】
請求項2記載のギヤードモータでは、ウォームホイールの内周部及び回転伝達部材の外周部の少なくとも一方に突起が形成され、この突起を介してウォームホイールと回転伝達部材とが線接触するため、この線接触状態が確実に維持され、ウォームホイールと回転伝達部材とが摺接する際の異音の発生が確実に防止される。
【0018】
このように、請求項2記載のギヤードモータでは、出力軸がロックされた際のウォームホイールと回転伝達部材との摺接に伴う異音を確実に防止でき、かつ軽量化が図られる。
【0019】
請求項3記載の発明に係るギヤードモータは、請求項1または請求項2記載のギヤードモータにおいて、前記摺接部は、前記ウォームホイールの内周部及び前記回転伝達部材の外周部の少なくとも一方に形成された円弧状断面を有する、ことを特徴としている。
【0020】
請求項3記載のギヤードモータでは、ウォームホイール内周部と回転伝達部材外周部とが円弧状の断面を有する部位で線接触するため、この線接触状態が一層確実に維持される。特に、出力軸ロック時に回転伝達部材がウォームホイールに対して若干傾いた際にも線接触状態が維持される。
【0021】
また、上記の突起またはその先端の断面が円弧状に形成された構成においては、円弧の径を小さくすることでウォームホイール内周部と回転伝達部材外周部とが確実に線接触(接触面積を小さく)される。
【0022】
このため、ウォームホイールと回転伝達部材とが摺接する際の異音の発生が一層確実に防止される。
【0023】
このように、請求項3記載のギヤードモータでは、出力軸がロックされた際のウォームホイールと回転伝達部材との摺接に伴う異音を一層確実に防止でき、かつ軽量化が図られる。
【0024】
また、上記目的を達成するために請求項4記載のギヤードモータは、樹脂より成り有底の円筒状に形成され、外周面に形成された歯がモータ回転軸に連結されたウォームと噛合うウォームホイールと、前記ウォームホイールの内部に配置され、前記ウォームホイールからの回転を伝達可能に周方向の複数箇所で該ウォームホイールに係合されたクッションラバーと、有底の円筒状に形成され、前記ウォームホイールを収容するハウジングと、前記ウォームホイールの軸線に沿って設けられ、一端部が前記ハウジングの底部に固定されると共に他端部が前記ハウジング外へ突出され、前記ウォームホイールを回転自在に支持する支持軸と、一部が前記ハウジング外へ突出された状態で前記支持軸に回転自在に支持された出力軸と、樹脂より成り円板状に形成され、前記クッションラバーにおける前記ウォームホイールとの係合部位とは周方向に離間した複数箇所に該クッションラバーからの回転を伝達可能に係合され、かつ前記ウォームホイール内に前記ウォームホイールと同軸的に配置されると共に出力軸に固定して接続され、通常は前記ウォームホイール及び前記クッションラバーと一体に回転されることで前記出力軸へウォームホイールの回転を伝達し、前記出力軸がロックされた際には前記クッションラバーの周方向の変形によって前記ウォームホイールに対して相対回転する回転伝達部材と、前記ウォームホイールの内周部及び前記回転伝達部材の外周部の少なくとも一方から、通常は他方に対してクリアランスを介して配置されると共に、前記ウォームホイールの円筒部分が傾倒した場合に該ウォームホイールの円筒部分を前記回転伝達部材によって径方向に支持するように突設され、断面が円弧状に形成された摺接突起と、を備えている。
【0025】
請求項4記載のギヤードモータでは、モータが起動されモータ回転軸が回転されると、モータ回転軸に連結されたウォームに噛合うウォームホイールが支持軸周りに回転され、モータ回転軸の回転が減速される。このウォームホイールの回転は、通常はウォームホイールと一体に回転する回転伝達部材を介して、例えば、パワーウインド装置と接続された出力軸へ伝達され、このパワーウインド装置が駆動される。
【0026】
また、摺接突起が回転伝達部材によってウォームホイールの円筒部分を径方向に支持可能に設けられている(回転伝達部材とウォームホイールとが摺接突起を介して当接可能に配置されている)ため、ウォームとの噛合いによるウォームホイール開口円筒部の径方向内側への倒れ(変形)が防止または抑止される。
【0027】
すなわち、ウォームホイール円筒部は、ウォームからの反力によって回転伝達部材とのクリアランス分だけわずかに倒れる(撓み変形する)と、摺接突起を介して回転伝達部材に接触しつつ径方向に支持されてそれ以上の倒れを阻止される(倒れが抑止される)。
【0028】
一方、例えば、パワーウインド装置の異物挟み込み時のようにモータの回転中に出力軸がロック(回転阻止)されると、出力軸に固定され回転が阻止された回転伝達部材はモータにより駆動されているウォームホイールに対して相対回転し、出力軸ロック時のモータへの過負荷が防止される。
【0029】
このとき、ウォームホイールの内周面及び回転伝達部材の外周面の少なくとも一方に突設された摺接突起は、ウォームホイールの内周面若しくは回転伝達部材の外周面、または相手方にも設けられた摺接突起と摺接する。なお、上記の如く摺接突起とウォームホイールの内周部または回転伝達部材の外周部とが若干のクリアランスを介して配置されているため、上記ウォームからの反力によるウォームホイールの倒れ、または出力軸のロックに伴う出力軸の傾倒によって摺接突起と回転伝達部材またはウォームホイールとが摺接する。
【0030】
ここで、ウォームホイールと回転伝達部材とがそれぞれ樹脂より成り同程度の硬度となっているが、摺接突起の断面が円弧状に形成されているため、上記の摺接部位は線接触となり接触面積が減少されるため、出力軸がロックされた際の上記摺接(相対回転)に伴う異音の発生が防止される。また、ウォームホイールと回転伝達部材とがそれぞれ樹脂より成るため、ギヤードモータ全体として軽量化が図られる。
【0031】
特に、出力軸の一部がハウジングの外部に突出されているため、当該突出部位において出力軸に作用する上記ロック時の荷重によって出力軸が大きく傾倒し、この出力軸に固定された回転伝達部材も大きく傾倒される場合があるが、摺接突起の断面が円弧状に形成されることによって上記摺接部位が確実に線接触状態とされる。これにより、出力軸がハウジング外部へ突出した構成においても、出力軸がロックされた際の上記摺接(相対回転)に伴う異音の発生が確実に防止される。
【0032】
このように、請求項4記載のギヤードモータでは、出力軸がロックされた際のウォームホイールと回転伝達部材との摺接に伴う異音を防止でき、かつ軽量化が図られる。
【0033】
【発明の実施の形態】
本実施の形態に係るギヤードモータ10について図1乃至図4に基づいて説明する。図1には、本発明の実施の形態に係るギヤードモータ10が一部破断した正面図によって示されている。また、図2には、図1の2−2線に沿った断面図が示されている。
【0034】
ギヤードモータ10は、モータ部10Aとこのモータ部10Aに連結するギヤ部10Bとによって構成されている。モータ部10Aのヨーク12内には、アーマチャー14のアーマチャーシャフト16(モータ回転軸)の一端部が軸受部(図示省略)によって支持されている。
【0035】
アーマチャーシャフト16の先端部は、ヨーク12に連結されたギヤ部10Bのモータハウジング18内へ延出されている。
【0036】
一方、ギヤ部10Bでは、ウォーム20がアーマチャーシャフト16に連結されており、このウォーム20の先端部が軸受部22によってモータハウジング18に支持されている。モータハウジング18は、ウォーム20及びこのウォーム20に噛合する後述のウォームホイール24を収容する略カップ状を成しており、その底部略中央に形成されたボス部18Aのボス孔18Bには、支持軸としてのセンターシャフト26が固定されている。
【0037】
図3にも示される如く、ギヤ部10Bは、上記のウォームホイール24を備えている。ウォームホイール24は、樹脂により円筒部24A及び底部24Bから成る略カップ状に形成され、円筒部24Aの外周部にウォーム20と噛合可能な歯としてのウォームギヤ28が形成されている。また、ウォームホイール24には底部24Bの中央部が隆起されると共に厚肉化された支持ボス部30Aが形成され、この支持ボス部30Aにはセンターシャフト26の外径と略同径でセンターシャフト26周りに摺動可能な軸孔30Bが形成されている。さらに、支持ボス部30Aには内面が軸孔30Bに沿った微小の凸部30Cが形成されている。これにより、ウォームホイール24は、軸孔30Bにセンターシャフト26を挿入しボス部18A端面と支持ボス部30A端面とが当接した状態で回転自在に(摺動可能に)支持されると共に、円筒部24Bの外周部に形成されたウォームギヤ28がウォーム20と噛合うように構成されている。
【0038】
また、ウォームホイール24の底部24Bには、円筒部24Aの内周面近傍に複数(本実施の形態では3個)の係合突起32が等間隔で形成され、さらに、円筒部24Aの内側に円弧状の断面を有すると共に平面視で環状に形成された環状突起33が設けられている。
【0039】
さらに、ウォームホイール24の内部には、クッションラバー34が配置されている。クッションラバー34は略短円筒状に形成され、外周部に複数(本実施の形態では6箇所)のスリット34A、34B(本実施の形態では各3箇所)が等間隔で交互に設けられている。クッションラバー34は、このスリット34Aにウォームホイール24の係合突起32が挿入された状態でウォームホイール24の円筒部24A内において底部24Bの環状突起33上に載置されている。この状態では、図4(A)にも示される如く、クッションラバー34の底面とウォームホイール24の底部24Bとの間には空間(隙間)35が形成される構成である。
【0040】
また、ギヤ部10Bは、出力軸36を備えている。出力軸36は、回転伝達部材としての円板状のプレート部38と外周部に歯40Aを有する出力軸としての出力ギヤ部40とから成り、これらが樹脂により一体に形成されている。出力軸36には、プレート部38側からセンターシャフト26の外径より大径でウォームホイール24の凸部30Cの外径と略同径のシール保持孔38Aが形成されると共に、出力ギヤ部40側からセンターシャフト26の外形と略同径の支持孔40Bが形成されている。シール保持孔38Aは後に説明するOリング44に対応した深さとされると共にその端部において支持孔40Bと連通され、シール保持孔38Aと支持孔40Bとの境界には段部38Bが形成されている。また、プレート部38と出力ギヤ部40との境界部には段状の厚肉部38Cが形成され、この厚肉部38Cの外周端部には、段状のシール保持面38Dが形成されている。さらに、プレート部38のシール保持孔38A側端面には、クッションラバー34のスリット34Bに対応した複数(本実施の形態では3個)の係合片42が等間隔で形成されている。
【0041】
さらにまた、図4(A)に詳細に示される如く、プレート部38の外周面には摺接突起38Eが一体に形成されている。この摺接突起38Eは、プレート部38の外周部の全周に亘って円弧状の断面を有し、この円弧の頂部がウォームホイール24の円筒部24A内周面と全周に亘って接触可能に形成されている。すなわち、プレート部38は、その外周面に突設された摺接突起38Eにおいてウォームホイール24の円筒部24A内周面と線接触するようになっている。
【0042】
この出力軸36は、支持孔40Bにセンターシャフト26が挿入されると共にクッションラバー34のスリット34Bに係合片42を挿入した状態でクションラバー34上に配置され、ウォームホイール24の回転が係合突起32及びクッションラバー34を介して伝達されるようになっている。また、この状態では、プレート部38がウォームホイール24の円筒部24A内に配置され、摺接突起38Eとウォームホイール24の円筒部24A内周面とが全周に亘って摺動可能に若干のクリアランスを介して配置されると共に、係合片42と環状突起33とが摺動可能に接触配置されている。さらに、この状態では、ウォームホール24の支持ボス部30A端面とプレート部38のシール保持孔38B周辺の端面とが摺動可能に当接する構成である。
【0043】
なお、摺接突起38Eとウォームホイール24の円筒部24A内周面との間には若干のクリアランスを設けているため、ウォームホイール24の円筒部24Aがウォーム20の反力によってわずかに撓んだ(傾いた)際、または出力軸36がウォームホイール24に対してわずかに傾倒した際に、摺接突起38Eとウォームホイール24の円筒部24A内周面とが摺動可能に接触(ウォームホイール24と出力軸36との相対回転時においては、摺接)するようになっている。
【0044】
さらに、ギヤ部10Bでは、センターシャフト26にOリング44が嵌合されている。このOリング44は、センターシャフト26の外周面とプレート部38のシール保持孔38Bの内周面との間で押圧され、センターシャフト26と出力軸36の支持孔40Bとの摺動面からのモータハウジング18内への水等の浸入を防止する構成となっている。また、Oリング44は、センターシャフト26の軸方向においては出力軸36の段部38Bとシール保持孔38Aに挿入されたウォームホイール24の凸部30C端面との間に配置されることで抜け止めされるようになっている。
【0045】
さらにまた、センターシャフト26の出力ギヤ部40の端部にはロックワッシャ46が嵌合され、ウォームホイール24、出力軸36等の抜け落ちが防止されている。
【0046】
この状態で、モータハウジング18の開口部には、カバープレート48が嵌合されている。カバープレート48は略円板状に形成され、その中央部には出力軸36の出力ギヤ部40の外径より大きい内径を有する出口孔48Aが形成されると共に、出口孔48Aの外側には出力軸36のプレート部38の厚肉部38C外径と略同径の内径を有する短円筒部48Bが形成されている。また、カバープレート48の外周部には一対の保持部48Cが設けられている。このカバープレート48は、出口孔48Aに出力ギヤ部40を挿通させた状態で、モータハウジング18の開口部上端の内周面に嵌合保持されると共に保持部48Cがモータハウジング18外側でかしめ等によって保持され(図示省略)て、モータハウジング18からの抜け落ちが防止されている。
【0047】
この状態では、短円筒部48Bに出力軸36の厚肉部38Cが嵌合(全周に亘って接触)または遊嵌(若干のクリアランスを介して挿入)されており、カバープレート48(短円筒部48B)が出力軸36を厚肉部38Cにおいて支持する構成である。すなわち、短円筒部48Bに厚肉部38Cが嵌合された構成では出力軸36(出力ギヤ部40)の倒れが短円筒部48Cとの接触によって阻止され、短円筒部48Bに厚肉部38Cが遊嵌された構成では出力軸36の倒れが短円筒部48Cによって規制(出力軸36がわずかな傾倒で短円筒部48Cに接触してそれ以上の傾倒が防止)されるようになっている。
【0048】
また、カバープレート48とプレート部38との間には、カバープレート48と出力軸36(厚肉部38C)との間からモータハウジング18内への水等の浸入を防止するためのOリング50が設けられている。Oリング50は、プレート部38のシール保持面38D周りに配置された状態でカバープレート48が取り付けられることで、シール保持面38Dとカバープレート48の短円筒部48B内面との間で押圧されると共にカバープレート48の円板面で抜け落ちが防止されるようになっている。
【0049】
なお、センターシャフト26とウォームホイール24の軸孔30B及び出力軸36の支持孔40Bとの間、Oリング44及びOリング50周り、モータハウジング18のボス部18Aとウォームホイール24の支持ボス部30Aとの間、ウォームホール24の支持ボス部30A端面とプレート部38端面との間の各摺動部には、潤滑材(例えば、グリスオイル等)が塗布されそれぞれ滑らかに摺動するようになっている。
【0050】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0051】
上記構成のギヤードモータ10では、モータ部10Aが起動されアーマチャーシャフト16が回転されると、アーマチャーシャフト16に連結されたウォーム20に噛合うウォームホイール24がセンターシャフト26周りに回転され、アーマチャーシャフト16の回転が減速される。ウォームホイール24の回転力はクッションラバー34のスリット34Aに挿入された係合突起32を介してクッションラバー34へ伝達され、クッションラバー34の回転力はクッションラバー34のスリット34Bに挿入された係合片42を介してプレート部38へ伝達される。プレート部38と出力ギヤ部40とは一体の出力軸36として形成され常に一体に回転するため、プレート部38へ伝達された回転力により出力ギヤ部40も回転され、相手方システム(例えば、パワーウインド装置)を駆動することができる。
【0052】
また、ウォームホイール24の円筒部24A内周部と出力軸36のプレート部38の外周部に形成された摺接突起38Eとが全周に亘って若干のクリアランスを介して配置されているため、ウォーム20との噛合いによる円筒部24Aの径方向内側への倒れが抑止(規制)される。すなわち、ウォーム20との噛合いによってウォームホイール24の円筒部24Aが径方向内側にわずかに倒れる(撓み変形する)と、このウォームホイール24の円筒部24Aが摺接突起38Eに接触しつつ径方向に支持されてそれ以上の倒れを阻止される。
【0054】
一方、例えば、パワーウインド装置の異物挟み込み時のようにモータの回転中に相手方システムに接続された出力ギヤ部40がロックされると、出力ギヤ部40と一体に形成されたプレート部38及びプレート部38の係合片42が挿入されたクッションラバー34もその回転が阻止される。このとき、ウォームホイール24はウォーム20を介してモータ部10Aにより駆動されているため、この駆動力が係合突起32を介してクッションラバー34を変形させ、このクッションラバー34の変形分だけウォームホイール24は回転を続ける。すなわち、ウォームホイール24とプレート部38との間に相対回転が生じ、この相対回転に伴ってウォームホイール24の円筒部24A内周面とプレート部38に形成された摺接突起38Eとが摺接する。
【0055】
なお、上記の如くウォームホイール24の円筒部24A内周部とプレート部38の外周部に形成された摺接突起38Eとが若干のクリアランスを介して配置されているため、上記ウォーム20との噛合いによる円筒部24Aの径方向内側への倒れ、または出力ギヤ部40のロックに伴う出力軸36の傾倒によって、ウォームホイール24の円筒部24A内周面とプレート部38に形成された摺接突起38Eとが摺接する。
【0056】
このウォームホイール24の円筒部24A内周面とプレート部38に形成された摺接突起38Eとが摺接しながら相対回転する間にモータ部10Aは図示しない制御回路等により停止または逆転され、過負荷が防止される。なお、クッションラバー34は変形に伴いその底面とウォームホイール24の底部24Bとの間の空間35に入り込むため、モータ部10Aの過負荷を防止可能な所定の摺接量(ウォームホイール24とプレート部38との相対回転量)が確保されている。
【0057】
ここで、ウォームホイール24とプレート部38とがそれぞれ樹脂より成り同程度の硬度となっているが、ウォームホイール24の円筒部24A内周部とプレート部38とは全周に亘って円弧状の断面を有する摺接突起38Eの頂部を介して線接触することで接触面積が減少されているため、出力ギヤ部40がロックされた際のウォームホイール24の円筒部24A内周面とプレート部38に形成された摺接突起38Eとの摺接に伴う異音の発生が防止される。
【0058】
また、ウォームホイール24の円筒部24A内周面と線接触する摺接突起38Eが円弧状の断面を有するため、出力ギヤ部40のロックに伴いプレート部38がウォームホイール24に対して若干傾斜された際にも上記の線接触状態が維持される。さらに、摺接突起38Eの断面を円弧状に形成し円弧の径が小さくされているため、ウォームホイール24の円筒部24A内周面と摺接突起38Eとが確実に線接触されると共に、摺接突起38Eが変形された際にもこの摺接突起38Eとウォームホイール24の円筒部24A内周面との接触面積が少ない状態が維持される。
【0059】
これらにより、出力ギヤ部40がロックされた際のウォームホイール24の円筒部24A内周面とプレート部38に形成された摺接突起38Eとの摺接に伴う異音の発生が確実に防止される。
【0060】
また、ウォームホイール24とプレート部38(出力軸36)とがそれぞれ樹脂より成るため、ギヤードモータ10全体として軽量化が図られる。
【0061】
このように、本実施の形態に係るギヤードモータ10では、樹脂より成るウォームホイール24の円筒部24A内周面と樹脂より成るプレート部38外周面とが摺接突起38Eを介して線接触されることにより、出力ギヤ部40(出力軸36)がロックされた際のウォームホイール24とプレート部38との摺接に伴う異音を防止でき、かつ軽量化が図られる。
【0062】
特に、本実施の形態に係るギヤードモータ10では、出力ギヤ部40がモータハウジング18の外側に突出し、この突出部分において相手方システムに駆動力を伝達するため、出力ギヤ部40のロック時には当該突出部分に作用する相手方システムからの荷重によって出力ギヤ部40が大きく傾倒して出力ギヤ部40と一体に形成されたプレート部38も大きく傾倒される場合があるが、摺接突起38Eが円弧状の断面を有することで当該摺接突起38Eとウォームホイール24の円筒部24A内周面との摺接部位が確実に線接触状態とされる。
【0063】
これにより、出力ギア部40がモータハウジング18の外部へ突出した構成においても、出力ギア部40がロックされた際の摺接突起38Eとウォームホイール24の円筒部24A内周面との接触面積が小さく維持され、上記摺接(相対回転)に伴う異音の発生が確実に防止される。
【0064】
なお、上記の実施の形態では、ウォームホイール24とプレート部38とは、プレート部38に一体に形成された摺接突起38Eを介して線接触される(線接触可能に配置される)構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、図4(B)に示される如く、プレート部60の外周面の全周に亘って円弧状断面を有する摺接部62を形成し、この摺接部62を介してウォームホイール24とプレート部38とが線接触する構成としても良い。
【0065】
また、上記の実施の形態では、摺接突起38Eや摺接部62をそれぞれプレート部38、60の外周面に形成した構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、摺接突起38Eや摺接部62をウォームホイール24の円筒部24A内周面に設けても良く、ウォームホイール24の円筒部24A内周面及びプレート部38外周面の双方に設けた構成としても良い。さらに、摺接突起38Eや摺接部62は、プレート部38、60の外周面及びウォームホイール24の円筒部24A内周面の全周に亘って連続して形成されるに限定されず、断続的に形成されていても良い。さらにまた、摺接突起38Eや摺接部62は、円弧状の断面を有するに限られず、線接触可能に形成されていれば足り、例えば、三角形断面の如く先端が尖鋭されていても良く、円弧以外の曲面により形成されていても良い。
【0066】
さらに、上記の実施の形態では、プレート部38の外周面に1つの摺接突起38Eを形成した構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、プレート部38の外周面に摺接突起38Eを互いに平行に複数形成した構成としても良い。
【0067】
さらにまた、上記の実施の形態では、出力軸36はプレート部38と出力ギヤ部40とが樹脂により一体に形成された構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、出力ギヤ部40を金属にて形成すると共にプレート部38を樹脂にて形成し、これらをインサート成形にて一体の出力軸36として形成した構成としても良い。
【0068】
また、上記の実施の形態では、ギヤードモータ10は、モータハウジング18に固定されたセンターシャフト26周りを摺動回転可能なウォームホイール24と出力ギヤ部40とを備え、これらをクッションラバー34及びプレート部38を介して回転伝達可能に接続した構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、ウォームホイール24がモータハウジング18に回転自在に支持され、このモータハウジング18に別途回転自在に支持されセンターシャフト26と一体とされた出力軸36がクッションラバー34及びプレート部38を介してウォームホイール24に駆動される構成としても良い。さらに、出力軸36はスプライン状のギヤ40Aを有する出力ギヤ部40を備える構成に限られず、例えば、出力軸36がソケット状の出力嵌合部やピニオンギヤが形成された出力ギヤ部を備えた構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るギヤードモータの全体構成を示す一部切欠いた平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るギヤードモータを構成するギヤ部の構成を示す、図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るギヤードモータを構成するギヤ部の分解斜視図である。
【図4】(A)は、本発明の実施の形態に係るギヤードモータを構成するウォームホイールとプレート部との接触部の詳細を示す断面図、(B)はウォームホイールとプレート部との接触部の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ギヤードモータ
16 アーマチャーシャフト(モータ回転軸)
20 ウォーム
24 ウォームホイール
28 ウォームギヤ(歯)
36 出力軸(回転伝達部材、出力軸)
38 プレート部(回転伝達部材)
38E 摺接突起(突起)
40 出力ギヤ部(出力軸)
60 プレート部(回転伝達部材)
62 摺接部
Claims (4)
- 有底の円筒状に形成され、外周面に形成された歯がモータ回転軸に連結されたウォームと噛合うウォームホイールと、
前記ウォームホイールの内部に配置され、前記ウォームホイールからの回転を伝達可能に周方向の複数箇所で該ウォームホイールに係合されたクッションラバーと、
円板状に形成され、前記クッションラバーにおける前記ウォームホイールとの係合部位とは周方向に離間した複数箇所に該クッションラバーからの回転を伝達可能に係合され、かつ前記ウォームホイール内に前記ウォームホイールと同軸的に配置されると共に出力軸に固定して接続され、通常は前記ウォームホイール及び前記クッションラバーと一体に回転されることで前記出力軸へウォームホイールの回転を伝達し、前記出力軸がロックされた際には前記クッションラバーの周方向の変形によって前記ウォームホイールに対して相対回転する回転伝達部材と、
を備えたギヤードモータにおいて、
前記ウォームホイール及び前記回転伝達部材は、共に樹脂より成り、
前記ウォームホイールの内周部及び前記回転伝達部材の外周部の少なくとも一方には、通常は相手方とクリアランスを介して配置されると共に、前記出力軸のロックに伴って前記出力軸が傾倒した場合に相手方と線接触しつつ摺接する摺接部が全周に亘って連続的または断続的に設けられている、
ことを特徴とするギヤードモータ。 - 前記摺接部は、前記ウォームホイールの内周部及び前記回転伝達部材の外周部の少なくとも一方に形成された突起である、ことを特徴とする請求項1記載のギヤードモータ。
- 前記摺接部は、前記ウォームホイールの内周部及び前記回転伝達部材の外周部の少なくとも一方に形成された円弧状断面を有する、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のギヤードモータ。
- 樹脂より成り有底の円筒状に形成され、外周面に形成された歯がモータ回転軸に連結されたウォームと噛合うウォームホイールと、
前記ウォームホイールの内部に配置され、前記ウォームホイールからの回転を伝達可能に周方向の複数箇所で該ウォームホイールに係合されたクッションラバーと、
有底の円筒状に形成され、前記ウォームホイールを収容するハウジングと、
前記ウォームホイールの軸線に沿って設けられ、一端部が前記ハウジングの底部に固定されると共に他端部が前記ハウジング外へ突出され、前記ウォームホイールを回転自在に支持する支持軸と、
一部が前記ハウジング外へ突出された状態で前記支持軸に回転自在に支持された出力軸と、
樹脂より成り円板状に形成され、前記クッションラバーにおける前記ウォームホイールとの係合部位とは周方向に離間した複数箇所に該クッションラバーからの回転を伝達可能に係合され、かつ前記ウォームホイール内に前記ウォームホイールと同軸的に配置されると共に出力軸に固定して接続され、通常は前記ウォームホイール及び前記クッションラバーと一体に回転されることで前記出力軸へウォームホイールの回転を伝達し、前記出力軸がロックされた際には前記クッションラバーの周方向の変形によって前記ウォームホイールに対して相対回転する回転伝達部材と、
前記ウォームホイールの内周部及び前記回転伝達部材の外周部の少なくとも一方から、通常は他方に対してクリアランスを介して配置されると共に、前記ウォームホイールの円筒部分が傾倒した場合に該ウォームホイールの円筒部分を前記回転伝達部材によって径方向に支持するように突設され、断面が円弧状に形成された摺接突起と、
を備えたギヤードモータ。
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