JP3683786B2 - ギヤードモータ - Google Patents

ギヤードモータ Download PDF

Info

Publication number
JP3683786B2
JP3683786B2 JP2000225395A JP2000225395A JP3683786B2 JP 3683786 B2 JP3683786 B2 JP 3683786B2 JP 2000225395 A JP2000225395 A JP 2000225395A JP 2000225395 A JP2000225395 A JP 2000225395A JP 3683786 B2 JP3683786 B2 JP 3683786B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
geared motor
opening
cover member
rib
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000225395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002044909A (ja
Inventor
忠史 安達
勝彦 鳥居
博文 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP2000225395A priority Critical patent/JP3683786B2/ja
Publication of JP2002044909A publication Critical patent/JP2002044909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3683786B2 publication Critical patent/JP3683786B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ギヤードモータに係り、特に、車両ドアのウインドガラスを開閉移動するパワーウインド装置に適用されるギヤードモータに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
例えば、車両のウインドガラスを上下に開閉移動させるパワーウインド装置やサンルーフを開閉移動するサンルーフ装置には、駆動源としてギヤードモータが用いられている。このようなギヤードモータとしては、モータ部に連結されたハウジング内においてモータ回転軸に連結されたウォームがウォームホイールと噛合うことでモータ回転軸の回転を減速し、この減速された回転をパワーウインド装置等に接続された出力軸に伝達する構成のものがある。このようなギヤードモータでは、小型軽量化が図られ、スペースの限られた車両ドア内やルーフ内等に配置されパワーウインド装置やサンルーフ装置を確実に作動させることができる。
【0003】
ところで、上記のようなギヤードモータのハウジングは、軽量化のためハウジングが熱可塑性樹脂により形成されると共に組付時に内部にウォームホイールを収容するための大きな開口部を有している。この開口部は、ウォームホイールその他の部品組付後、ハウジングと同様に熱可塑性樹脂より成るカバー部材で被覆される構成である。
【0004】
しかしながら、上記のような従来のギヤードモータでは、ハウジングが大きな開口部を有するため、高負荷で使用される場合に出力軸の軸受部や車両への取付部からの反力がハウジングに作用すると、ハウジングに変形や歪みが生じる。このため、ギヤ部の噛合い精度が維持されず、異音の発生や耐久性の悪化が生じるという問題があった。また、上記のような従来のギヤードモータでは、カバー部材はハウジング内部への水や異物の侵入を防止するためにシール材や接着剤等を介してハウジングの開口端面に接続されていたため、このカバー部材が強度部材としてハウジングの剛性を確保する構成にはなっていなかった。
【0005】
一方、車両側からのギヤードモータへの要求は、更なる軽量化及び使用環境の高温化であり、これらの要求に伴い上記の問題はさらに顕著になる。すなわち、軽量化の要求によりハウジング外面に設けられるリブ等の強化材を減少するとハウジングは剛性が低減し変形や歪みを一層生じやすくなり、また、ハウジング等を熱可塑性樹脂より形成した場合は高温環境下において材料自体の弾性率が減少しハウジングの変形や歪みをより一層生じやすくなるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記事実を考慮して、重量化することなくハウジングの剛性を確保することでギヤの噛合い精度を確保し、異音の発生を防止できると共に耐久性が向上するギヤードモータを得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係るギヤードモータは、
円形状の開口部を有する有底の円筒状に形成され、モータ回転軸に連結されたウォーム及び前記ウォームに噛合うと共に出力軸を駆動するウォームホイールを収容するハウジングと、前記ハウジングに固定され、前記出力軸を回転可能に支持するセンターシャフトと、前記ハウジングの開口部に対応した円板状に形成され、中央部に設けられ前記出力軸の外径よりも大きな内径の出口孔に該出力軸を貫通させると共に、外周部に位置する嵌合部において前記ハウジングの開口部近傍における前記センターシャフトを中心とする径方向内向きの円周面及び径方向外向きの円周面の一方または双方に全周に亘って嵌合されることで前記ハウジングの開口部を被覆すると共に前記ハウジングの開口部を前記センターシャフトを中心として全周に亘って径方向に支持するカバー部材と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
請求項1記載のギヤードモータでは、モータ部が起動されモータ回転軸が回転されると、モータ回転軸に連結されたウォームに噛合うウォームホイールが回転され、モータ回転軸の回転が減速される。ウォームホイールの回転は、例えば、パワーウインド装置と接続された出力軸へ伝達され、このパワーウインド装置が駆動される。
【0009】
ここで、このギヤードモータでは、カバー部材がその外周部に形成された嵌合部においてハウジングの開口部近傍における径方向内向きの円周面及び径方向外向きの円周面の一方または双方に全周に亘って嵌合され(ハウジングに嵌合され)、ハウジングの開口部を被覆すると共にハウジングの開口部をその径方向に支持するため、ハウジングとカバー部材とが一体とされて閉断面を形成している。このため、ハウジングの剛性は大幅に向上し、出力軸の軸受部や車両への取付部からの反力によるハウジングの変形や歪みが抑止され、ギヤの噛合い精度が維持される。
【0010】
また、ハウジングの開口部を被覆してハウジング内への水等の浸入を防止するためのカバー部材を強度部材として用いるため、部品点数が増加することなく、重量化することもない。
【0011】
なお、請求項1に記載したハウジングの径方向内向きの円周面及びハウジングの径方向外向きの円周面とは、ハウジング円筒部分の内周面及び外周面の他、ハウジング円筒部の開口部端に溝が形成された場合の当該溝の両壁面を含むものである。
【0012】
また、カバー部材のハウジングへの嵌合は、例えば、圧入や熱かしめにより行うと好適である。
【0013】
このように、請求項1記載のギヤードモータでは、重量化することなくハウジングの剛性を確保することでギヤの噛合い精度を確保し、異音の発生を防止できると共に耐久性が向上する。
【0014】
請求項2記載の発明に係るギヤードモータは、請求項1記載のギヤードモータにおいて、前記カバー部材は、その外周面に沿って形成された環状のリブを有し、当該リブを嵌合部とすると共に当該リブの外周面において前記ハウジングの内周面に当接される、ことを特徴としている。
【0015】
請求項2記載のギヤードモータでは、カバー部材の円周面に沿ってリブが形成されたため、カバー部材自体の剛性が向上する。このため、このカバー部材と嵌合されたハウジングの剛性も一層向上する。逆に、カバー部材の所定の剛性を確保しつつカバー部材の薄肉化が可能となり、ギヤードモータ全体として軽量化を図ることも可能である。
【0016】
また、リブが嵌合部とされカバー部材がこのリブの外周面においてハウジング開口部の内周面に当接されるため、カバー部材とハウジングとの当接面積が増し、ハウジングに作用する応力が緩和され一層効果的にハウジングの変形や歪みを防止することができる。
【0017】
このように、請求項2記載のギヤードモータでは、重量化することなくハウジングの剛性を確実に確保することでギヤの噛合い精度を確保し、異音の発生を防止できると共に耐久性が向上する。
【0018】
請求項3記載の発明に係るギヤードモータは、請求項2記載のギヤードモータにおいて、前記リブは、前記カバー部材の前記ハウジング底面と対向する面とは反対側の面に径方向に向けて弾性変形可能に形成され、前記ハウジング底面側が小径とされたテーパを有する、ことを特徴としている。
【0019】
請求項3記載のギヤードモータでは、径方向の弾性変形可能なリブがカバー部材のハウジング底面とは対向しない側の面に形成されると共にハウジング底面側が小径とされたテーパを有するため、例えば圧入によりカバー部材をハウジング開口部の内周面に嵌合する際に、リブがハウジング開口部の内周面に対応して弾性変形される。これにより、カバー部材はハウジング開口部の内周面を弾性的に押圧した状態でハウジングに嵌合される。このため、ハウジングとカバー部材とが一体として形成する閉断面は一層強固になり、ハウジングの剛性はより一層向上する。
【0020】
また、テーパ小径部の寸法がハウジング開口部の内周面の内径より若干小さい構成とすれば、例えば圧入によりカバー部材をハウジング開口部に容易に嵌合することができる。
【0021】
このように、請求項3記載のギヤードモータでは、重量化することなくハウジングの剛性を一層確実に確保することでギヤの噛合い精度を確保し、異音の発生を防止できると共に耐久性が向上する。
【0022】
請求項4記載の発明に係るギヤードモータは、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のギヤードモータにおいて、前記ハウジングは、その円筒部に開口面と対向する段部を有し、前記カバー部材は、前記ハウジングに嵌合された状態で前記段部に係合配置される、ことを特徴としている。
【0023】
請求項4記載のギヤードモータでは、ハウジングの円筒部に開口面と対向する段部が形成され、カバー部材はハウジングに嵌合された状態でこの段部に係合配置されるため、出力軸の軸受部や車両への取付部からハウジングへ反力が作用する際におけるカバー部材の嵌合位置のずれが防止され、ハウジングの剛性が確保される。また、カバー部材をハウジングに組付ける(嵌合させる)際の位置決めも容易になる。
【0024】
このように、請求項4記載のギヤードモータでは、重量化することなくハウジングの剛性をより一層確実に確保することでギヤの噛合い精度を確保し、異音の発生を防止できると共に耐久性が向上する。
【0025】
請求項5記載の発明に係るギヤードモータは、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載のギヤードモータにおいて、前記カバー部材は金属製である、ことを特徴としている。
【0026】
請求項5記載のギヤードモータでは、カバー部材が金属性であるため、カバー部材の剛性が高く、このカバー部材と嵌合されたハウジングの剛性もより一層向上する。特に、車両内で想定される程度の高温環境下(例えば、95℃)で使用される場合においても金属材料自体の弾性率の低下は微小でカバー部材の剛性が維持されるため、このカバー部材が嵌合されるハウジングの剛性低下が抑止される。
【0027】
このように、請求項5記載のギヤードモータでは、重量化することなくハウジングの剛性をさらにより一層確実に確保することでギヤの噛合い精度を確保し、異音の発生を防止できると共に耐久性が向上する。特に、高温環境下においてもハウジングの剛性を確保することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本実施の形態に係るギヤードモータ10について図1乃至図4に基づいて説明する。図1には、本発明の実施の形態に係るギヤードモータ10が一部破断した正面図によって示されている。また、図2には、図1の2−2線に沿った断面図が示されている。
【0029】
ギヤードモータ10は、モータ部10Aとこのモータ部10Aに連結するギヤ部10Bとによって構成されている。モータ部10Aのヨーク12内には、アーマチャー14のアーマチャーシャフト16(モータ回転軸)の一端部が軸受部(図示省略)によって支持されている。
【0030】
アーマチャーシャフト16の先端部は、ヨーク12に連結されたギヤ部10Bのモータハウジング18内へ延出されている。
【0031】
一方、ギヤ部10Bでは、ウォーム20がアーマチャーシャフト16に連結されており、このウォーム20の先端部が軸受部22によってモータハウジング18に支持されている。このモータハウジング18は、円筒部18A及び底部19Aから成り開口部18Bを有する略カップ状に形成され、内部にウォーム20及びこのウォーム20に噛合するウォームホイール24を収容するようになっている。このモータハウジング18の円筒部18Aには、開口部18B側端部において内径が拡大されたカバー保持面18C及び円筒部18Aの内径拡大に伴い段状に形成されたカバー係合面18Dとが設けられている。
【0032】
また、モータハウジング18の底部19Aの中央にはボス孔19Bを有するボス部19Cが形成され、このボス部19Cのボス孔19Bにはセンターシャフト26の一端部が固定されている。
【0033】
図3にも示される如く、ギヤ部10Bは、上記のウォームホイール24を備えている。ウォームホイール24は、円筒部24A及び底部24Bから成る略カップ状に形成され、円筒部24Aの外周部にウォーム20と噛合可能なウォームギヤ28が形成されている。また、ウォームホイール24には底部24Bの中央部が隆起されると共に厚肉化された支持ボス部30Aが形成され、この支持ボス部30Aにはセンターシャフト26の外径と略同径でセンターシャフト26周りに摺動可能な軸孔30Bが形成されている。さらに、支持ボス部30Aには内面が軸孔30Bに沿った微小の凸部30Cが形成されている。これにより、ウォームホイール24は、軸孔30Bにセンターシャフト26を挿入しボス部19C端面と支持ボス部30A端面とが当接した状態で回転自在に(摺動可能に)支持されると共に、円筒部24Bの外周部に形成されたウォームギヤ28がウォーム20と噛合うように構成されている。
【0034】
また、ウォームホイール24の底部24Bには、円筒部24Aの内周面近傍に複数(本実施の形態では3個)の係合突起32が等間隔で形成されている。
【0035】
ウォームホイール24の内部には、クッションラバー34が配置されている。クッションラバー34は略短円筒状に形成され、外周部に複数(本実施の形態では6箇所)のスリット34A、34B(本実施の形態では各3箇所)が等間隔で交互に設けられている。クッションラバー34は、このスリット34Aにウォームホイール24の係合突起32が挿入された状態でウォームホイール24の円筒部24A内において底部24B上に挿入配置されるようになっている。
【0036】
また、ギヤ部10Bは、出力軸36を備えている。出力軸36は、円板状のプレート部38と外周部に歯40Aを有する出力ギヤ部40とから成り、樹脂により一体に形成されている。出力軸36には、プレート部38側からセンターシャフト26の外径より大径でウォームホイール24の凸部30Cの外径と略同径のシール保持孔38Aが形成されると共に、出力ギヤ部40側からセンターシャフト26の外形と略同径の支持孔40Bが形成されている。シール保持孔38Aは後に説明するOリング44に対応した深さとされると共にその端部において支持孔40Bと連通され、シール保持孔38Aと支持孔40Bとの境界には段部38Bが形成されている。また、プレート部38と出力ギヤ部40との境界部には段状の厚肉部38Cが形成され、この厚肉部38Cの外周端部には、段状のシール保持面38Dが形成されている。さらに、プレート部38のシール保持孔38A側端面には、クッションラバー34のスリット34Bに対応した複数(本実施の形態では3個)の係合片42が等間隔で形成されている。
【0037】
これにより、出力軸36は、支持孔40Bにセンターシャフト26が挿入されると共にクッションラバー34のスリット34Bに係合片42を挿入した状態でクションラバー34上に配置され、ウォームホイール24の回転が係合突起32及びクッションラバー34を介して伝達されるようになっている。また、この状態では、プレート部38がウォームホイール24の円筒部24A内に配置されると共に、ウォームホール24の支持ボス部30A端面とプレート部38のシール保持孔38B周辺の端面とが摺動するように構成されている。
【0038】
さらに、ギヤ部10Bでは、センターシャフト26にOリング44が嵌合されている。このOリング44は、センターシャフト26の外周面とプレート部38のシール保持孔38Bの内周面との間で押圧され、センターシャフト26と出力軸36の支持孔40Bとの摺動面からのモータハウジング18内への水等の浸入を防止する構成となっている。また、Oリング44は、センターシャフト26の軸方向においては出力軸36の段部38Bとシール保持孔38Aに挿入されたウォームホイール24の凸部30Cとの間に配置されることで抜け止めされるようになっている。
【0039】
さらにまた、センターシャフト26の出力ギヤ部40の端部にはロックワッシャ46が嵌合され、ウォームホイール24、出力軸36等の抜け落ちが防止されている。
【0040】
この状態で、モータハウジング18の開口部18Bには、カバープレート48が取付けられている。カバープレート48は金属製で略円板状に形成され、その中央部には出力ギヤ部40の外径より大きい内径を有する出口孔48Aが形成されている。また、出口孔48Aの外側にはプレート部38の厚肉部38Cの外径と略同径の段状の短円筒部48Bがプレート部38側(図2の下側)へ向けて延出されている。さらに、短円筒部48Bの外側には、プレート部38設置側とは反対側(図2の上側)へ向けて延出された傾斜部48Cを挟んで2つの平板部がカバープレート48の外周部まで形成され、この外周部には外周面に沿った嵌合部としてのリブ48Dが形成されている。このリブ48Dは、モータハウジング18の底部19Aと対向する側(図2の下側)端部がモータハウジング18のカバー保持面18の内径よりわずかに小径とされると共にモータハウジング18への組付前においては図2の上側がわずかに大径とされた弾性変形可能なテーパ状に形成されている。カバープレート48は、短円筒部48B、傾斜部48C及びリブ48Dを有することにより高剛性に形成されている。
【0041】
図4(A)に詳細に示される如く、カバープレート48は、モータハウジング18の開口部18Bに圧入された状態では、テーパを有するリブ48Dの外周面がモータハウジング18のカバー保持面18Cに対応して弾性変形した状態でカバー保持面18C(開口部18B内周面)に嵌合されると共に、リブ48Dの形成されていない側の端面がモータハウジング18のカバー係合面18Dと係合するように配置されている。
【0042】
また、この状態では、出力軸36の厚肉部38Cに形成されたシール保持面38D周りに配置されたOリング50が短円筒部48Bの内面によりカバープレート48の径方向へ押圧される構成となっている。これにより、出力軸36とカバープレート48との間からモータハウジング18内への水等の浸入が防止されている。
【0043】
なお、センターシャフト26とウォームホイール24の軸孔30B及び出力軸36の支持孔40との間、Oリング44及びOリング50周り、モータハウジング18のボス部19Cとウォームホイール24の支持ボス部30Aとの間、ウォームホール24の支持ボス部30A端面とプレート部38端面との間の各摺動部には、潤滑材(例えば、グリスオイル等)が塗布されそれぞれ滑らかに摺動するようになっている。
【0044】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0045】
上記構成のギヤードモータ10では、モータ部10Aが起動されアーマチャーシャフト16が回転されると、アーマチャーシャフト16に連結されたウォーム20に噛合うウォームホイール24がセンターシャフト26周りに回転され、アーマチャーシャフト16の回転が減速される。ウォームホイール24の回転力はクッションラバー34のスリット34Aに挿入された係合突起32を介してクッションラバー34へ伝達され、クッションラバー34の回転力はクッションラバー34のスリット34Bに挿入された係合片42を介してプレート部38へ伝達される。プレート部38と出力ギヤ部40とは一体の出力軸36として形成され常に一体に回転するため、プレート部38へ伝達された回転力により出力ギヤ部40も回転され、相手方システム(例えば、パワーウインド装置)を駆動することができる。
【0046】
ここで、カバープレート48がその外周面に形成されたリブ48Dにおいてモータハウジング18のカバー保持面18C(開口部18B内周面)に嵌合されているため、モータハウジング18とカバープレート48とは一体として閉断面を形成する。特に、リブ48Dがモータハウジング18への取付前にはテーパを有し、このリブ48Dがモータハウジング18への取付に際して弾性変形することでモータハウジング18のカバー保持面18Cを弾性的に押圧するため、モータハウジング18とカバープレート48とが一体として形成する閉断面は強固なものとなる。このため、モータハウジング18の剛性は大幅に向上し、出力軸36が噛合う相手方システムや車両への取付部からの反力によるモータハウジング18の変形や歪みが抑止される。また、カバープレート48がリブ48Dを介してモータハウジング18のカバー保持面18Cに当接することでモータハウジング18との当接面積が増すため、モータハウジング18に作用する応力が緩和され、一層効果的にハウジングの変形や歪みを防止することができる。
【0047】
また、強度部材としてモータハウジング18内への水等の侵入を防止するためのカバープレート48を用いるため、部品点数が増加することなく、ギヤードモータ10全体として重量化することもない。
【0048】
さらに、カバープレート48には短円筒部48B、リブ48D及び傾斜部48Cが設けられ、カバープレート自体の剛性が向上されているため、このカバープレート48と一体の閉断面を形成するモータハウジング18の剛性も一層向上する。逆に、カバープレート48の所定の剛性を確保しつつカバープレート48の薄肉化を図ることが可能となり、ギヤードモータ10全体として軽量化を図ることも可能である。
【0049】
さらにまた、カバープレート48は、モータハウジング18のカバー保持面18Cに嵌合された状態でその底面がモータハウジング18のカバー係合面18Dと係合されているため、出力軸36が噛合う相手方システムや車両への取付部からの反力がモータハウジング18へ作用する際におけるカバー保持面18Cとリブ48D外面の嵌合位置のずれが防止され、モータハウジング18の剛性が確保される。また、カバープレート48をモータハウジング18に嵌合する際の位置決めも容易に行うことができる。
【0050】
さらに、カバープレート48が金属性であるため、カバープレート48自体の剛性がより一層向上すると共に車両内で想定される高温環境下(例えば、95℃)においてもカバープレート48の剛性が低下することなく、このカバープレート48が嵌合されるモータハウジング18の剛性低下が抑止される。
【0051】
このように、本実施の形態に係るギヤードモータ10では、重量化することなくモータハウジング18の剛性を確保することでギヤ部10Bにおける噛合い精度を確保し、異音の発生を防止できると共に耐久性を向上することができる。
(モータハウジングとカバープレートとの嵌合部位の変形例)
上記の実施の形態に係るギヤードモータ10では、上記のモータハウジング18とカバープレート48とを備えた構成としたが、以下に説明する変形例に係るモータハウジングやカバープレートを備えた構成としても良い。なお、上記の実施の形態と共通する部品には、上記の実施の形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
【0052】
本発明の実施の形態に係るギヤードモータは、図4(B)に示されるモータハカバープレート52を備えた構成としても良い。
【0053】
カバープレート52は、外周面にリブを備えない構成となっており、外周面54においてカバー保持面18Cに嵌合されると共に、その底面においてカバー係合面18Dと係合される構成である。この構成では、カバープレート52の外周部にリブを設ける必要がなく、部品の加工が容易で簡単な構成とすることができる。
【0054】
また、本発明の実施の形態に係るギヤードモータは、図4(C)に示されるカバープレート60を備えた構成としても良い。
【0055】
カバープレート60は、その外周部にモータハウジング18と対向する側(図4の下側)に延出され断面視で図4の上側が開口した略コ字状(環溝状)のリブ62を備え、リブ62の外周部64においてモータハウジング18のカバー保持面18Cに弾性的に当接されると共に、リブ62の底面66においてカバー係合面18Dと係合される構成である。これにより、カバープレート60の剛性が確保されると共にモータハウジング18内部の空間をその軸方向に大きくとることができる。これにより、ギヤードモータ全体として高剛性化されると共に薄肉化、軽量化が図られる。
【0056】
さらに、本発明の実施の形態に係るギヤードモータは、図4(D)に示されるカバープレート70を備えた構成としても良い。
【0057】
カバープレート70は、その外周面に図4の上側に延出され断面視で図4の下側が開口した略コ字状(環溝状)のリブ72を備え、このリブ72の開口部にモータハウジング18の円筒部18Aの開口部18B側端部が挿入(嵌合)される構成となっている。すなわち、リブ72の径方向外向きの内壁74Aがモータハウジング18のカバー保持面18Cに当接されると共にリブ72の径方向内向きの内壁74Bがモータハウジング18の円筒部18A外周面に当接されるようになっている。これにより、モータハウジング18とカバープレート70とは一層強固な閉断面を形成し、モータハウジング18の剛性が向上される。
【0058】
さらにまた、本発明の実施の形態に係るギヤードモータは、図4(E)に示されるモータハウジング80及びカバープレート90を備えた構成としても良い。
【0059】
モータハウジング80は、その円筒部の開口側端面に溝82を備えている。一方、カバープレート90は、モータハウジング80と対向する側に外周面に沿って形成されたリブ92を備えている。このリブ92をモータハウジング80の溝82へ圧入することで、リブ92の外周面が溝82の径方向内向きの壁面(円周面)84Aに当接すると共にリブ92の内周面が溝82の径方向外向きの壁面(円周面)84Bに当接される構成となっている。これにより、モータハウジング80とカバープレート90とは一層強固な閉断面を形成しモータハウジング80の変形や歪みが効果的に抑止されると共に、モータハウジング80内部の空間をその軸方向に大きくとることができギヤードモータ全体として高剛性化されると共に薄肉化、軽量化が図られる。
【0060】
なお、上記の実施の形態及び各変形例で説明したモータハウジング18とカバープレート48、52、60、70との嵌合部位及びモータハウジング80とカバープレート90との嵌合部位の構成は例示列挙であり、本発明はこれに限定されることなく、例えば、カバープレート48等がモータハウジング18の開口部18Bの外周面にのみ嵌合する構成としても良い。また、例えば、図4(A)の構成において、カバープレート48のリブ48Dがモータハウジング18のカバー係合面18Dと対向する側に延出されても良く、さらに、リブ48Dはモータハウジング18への嵌合前にテーパを有していなくても良い。さらにまた、上記の実施の形態では、カバープレート48等がモータハウジング18の開口部18Bに圧入される構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、カバープレート48等をモータハウジング18等へ嵌合した後に熱かしめにより固定する構成としても良い。
【0061】
また、上記の実施の形態では、カバープレート48が金属性である構成としたが、本発明はこれに限定されず、カバープレート48等の材質は適度な剛性を確保できる材質であれば良い。
【0062】
さらに、上記の実施の形態及び各変形例では、モータハウジング18がカバー係合面18Dを備えた構成としたが、本発明はこれに限定されず、カバー係合面18D(段部)を備えない構成としても良い。また、上記の実施の形態及び各変形例では、モータハウジング18等とカバープレート48等との間にシール材を配置しない構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、カバー係合面18Dの一部をさらに段状に形成しこの段部にOリングを配置する構成としても良い。
【0063】
さらにまた、上記の実施の形態及び各変形例では、出力軸36は出力ギヤ部40を備える構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、ソケット状の出力嵌合部を有する構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るギヤードモータの全体構成を示す一部切欠いた平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るギヤードモータを構成するギヤ部の構成を示す、図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るギヤードモータを構成するギヤ部の分解斜視図である。
【図4】(A)は、本発明の実施の形態に係るギヤードモータを構成するモータハウジングとカバープレートとの嵌合部位の詳細を示す断面図、(B)は上記嵌合部位の第1の変形例を示す断面図、(C)は上記嵌合部位の第2の変形例を示す断面図、(D)は上記嵌合部位の第3の変形例を示す断面図、(E)は上記嵌合部位の第4の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ギヤードモータ
16 アーマチャーシャフト(モータ回転軸)
18 モータハウジング(ハウジング)
18B 開口部
18C カバー保持面(径方向内向きの円周面、ハウジングの内周面)
18D カバー当接面(段部)
20 ウォーム
24 ウォームホイール
36 出力軸
48 カバープレート(カバー部材)
48D リブ(嵌合部)
52 カバープレート(カバー部材)
54 外周部(嵌合部)
60 カバープレート(カバー部材)
62 リブ(嵌合部)
70 カバープレート(カバー部材)
72 リブ(嵌合部)
80 モータハウジング(ハウジング)
84A 壁面(径方向内向きの円周面)
84B 壁面(径方向外向きの円周面)
90 カバープレート(カバー部材)
92 リブ(嵌合部)

Claims (5)

  1. 円形状の開口部を有する有底の円筒状に形成され、モータ回転軸に連結されたウォーム及び前記ウォームに噛合うと共に出力軸を駆動するウォームホイールを収容するハウジングと、
    前記ハウジングに固定され、前記出力軸を回転可能に支持するセンターシャフトと、
    前記ハウジングの開口部に対応した円板状に形成され、中央部に設けられ前記出力軸の外径よりも大きな内径の出口孔に該出力軸を貫通させると共に、外周部に位置する嵌合部において前記ハウジングの開口部近傍における前記センターシャフトを中心とする径方向内向きの円周面及び径方向外向きの円周面の一方または双方に全周に亘って嵌合されることで前記ハウジングの開口部を被覆すると共に前記ハウジングの開口部を前記センターシャフトを中心として全周に亘って径方向に支持するカバー部材と、
    を備えたギヤードモータ。
  2. 前記カバー部材は、その外周面に沿って形成された環状のリブを有し、当該リブを嵌合部とすると共に当該リブの外周面において前記ハウジングの内周面に当接される、ことを特徴とする請求項1記載のギヤードモータ。
  3. 前記リブは、前記カバー部材の前記ハウジング底面と対向する面とは反対側の面に径方向に向けて弾性変形可能に形成され、前記ハウジング底面側が小径とされたテーパを有する、ことを特徴とする請求項2記載のギヤードモータ。
  4. 前記ハウジングは、その円筒部に開口面と対向する段部を有し、
    前記カバー部材は、前記ハウジングに嵌合された状態で前記段部に係合配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のギヤードモータ。
  5. 前記カバー部材は金属製である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載のギヤードモータ。
JP2000225395A 2000-07-26 2000-07-26 ギヤードモータ Expired - Fee Related JP3683786B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000225395A JP3683786B2 (ja) 2000-07-26 2000-07-26 ギヤードモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000225395A JP3683786B2 (ja) 2000-07-26 2000-07-26 ギヤードモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002044909A JP2002044909A (ja) 2002-02-08
JP3683786B2 true JP3683786B2 (ja) 2005-08-17

Family

ID=18719177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000225395A Expired - Fee Related JP3683786B2 (ja) 2000-07-26 2000-07-26 ギヤードモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3683786B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4573589B2 (ja) * 2004-07-09 2010-11-04 本田技研工業株式会社 Vベルト式無段変速機
JP2009148025A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Yamaha Motor Electronics Co Ltd ギヤードモータ
JP5064263B2 (ja) * 2008-02-27 2012-10-31 株式会社ミツバ 減速機構付モータ
JP5227775B2 (ja) * 2008-12-19 2013-07-03 アスモ株式会社 モータ及びモータの製造方法
JP5334722B2 (ja) * 2009-07-17 2013-11-06 株式会社ミツバ 減速機構付きモータ
WO2012026430A1 (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 株式会社ミツバ モータ装置およびその製造方法
JP6084003B2 (ja) * 2012-10-22 2017-02-22 日本電産サンキョー株式会社 ギアードモータ
JP5931697B2 (ja) * 2012-10-31 2016-06-08 株式会社ミツバ モータ装置
DE102013210810B4 (de) * 2013-06-10 2015-12-17 Robert Bosch Gmbh Getriebeantriebseinheit für einen Komfortantrieb in einem Kraftfahrzeug
EP2881622A1 (de) * 2013-12-05 2015-06-10 Continental Automotive GmbH Aktuator
EP2881623A1 (de) * 2013-12-05 2015-06-10 Continental Automotive GmbH Aktuator
JP6429534B2 (ja) * 2014-08-25 2018-11-28 Ntn株式会社 電動アクチュエータ
JP6477055B2 (ja) * 2015-03-11 2019-03-06 株式会社デンソー ギヤードモータ及びパワーウインド装置
KR101816889B1 (ko) * 2016-08-11 2018-01-09 디와이오토 주식회사 차량용 파워 윈도우 모터 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002044909A (ja) 2002-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3683786B2 (ja) ギヤードモータ
US6591707B2 (en) Geared motor having worm wheel drivingly connected to output shaft
JP4401571B2 (ja) モータ及び減速機構を備えた駆動装置
JP3822462B2 (ja) ギヤードモータ
US20090071280A1 (en) Geared electric motor
US20140224045A1 (en) Actuator device for automatically activating the vehicle door of a motor vehicle
JP4718494B2 (ja) ケーブルドラムを収容するためのハウジング
US10978931B2 (en) Motor with speed reduction mechanism
US10190354B2 (en) Actuator device for automatically activating the vehicle door of a motor vehicle
US5564231A (en) Power window drive device of reduced size
KR20080067653A (ko) 자동차 작동 구동부용 기어 기구 유닛
JP5139040B2 (ja) 減速機構付き電動モータ
US5566592A (en) Adjusting drive, in particular a window-lift drive for a motor vehicle
JP2011114887A (ja) ギヤードモータ及びギヤードモータの製造方法
US6003397A (en) Rotary output transmitting structure with a slidable washer
JP5120110B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3946971B2 (ja) ギヤードモータ
JP2014093787A (ja) モータ装置
WO2021143679A1 (zh) 一种电机以及包含该电机的驱动器
JP2010091009A (ja) 減速機構付モータ
JP5925588B2 (ja) ギヤードモータ
WO2004036089A1 (ja) 車両用差動装置
JP2002156007A (ja) ギヤードモータ
CN111936758B (zh) 用于带有非对称预紧固定轴承的机电伺服转向器的斜齿轮传动装置
JP2947140B2 (ja) モータ出力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050526

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3683786

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080603

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090603

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090603

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100603

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110603

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120603

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130603

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130603

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees