JP6753767B2 - 便器洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄水タンクを備える便器洗浄装置に関する。
従来、通常時は電動で洗浄水タンクの開閉弁の開閉を行う便器洗浄装置において、停電等の非常時に開閉弁の開閉動作を手動で行う便器洗浄装置が知られている。例えば、特許文献1には、停電時に駆動ユニットを手動で操作できるように、駆動ユニットに連結したハンドルと、ハンドルを操作する操作リングと、ハンドルと操作リングとを連結する紐状の連結部材とを備える構成が記載されている。
特許第5229699号公報
特許文献1の便器洗浄装置では、可動レバーを洗浄水タンクの外側に配置しているため、可動レバーを配置するためのスペースが必要となり、洗浄水タンクの容量が小さくなってしまう。ローシルエットと言われるような便器では小さいスペースでも洗浄水タンクの容量を確保することが望まれている。
洗浄水タンクの容量を確保するため、開閉弁を動作するための可動レバーを洗浄水タンクの内側に配置することも考えられる。しかし、この構成では可動レバーを操作するための操作紐を洗浄水タンクの内側から外側に引き出す必要があり、操作紐の一部が洗浄水タンクの内側に水に浸漬する場合がある。その場合は毛細管現象によって洗浄水タンクの内側から外側に染み出す可能性もあり、外部漏水の原因ともなる。
本発明は、洗浄水タンクの容量を確保しつつ、手動で開閉弁を開閉させる機構を設置できるとともに、水に浸漬することに起因する外部漏水を防止できる便器洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明は、便器本体(例えば、後述の便器本体2a)と、前記便器本体に送る洗浄水を所定水位(例えば、後述の所定水位WL)で貯留可能な洗浄水タンク(例えば、後述の洗浄水タンク4)と、前記洗浄水タンクに配置され、前記便器本体への洗浄水の供給又は停止を切り替える開閉弁(例えば、後述のフロート弁450)と、前記開閉弁の開閉動作に連動して回転する連動軸(例えば、後述の連動軸554)と、前記洗浄水タンクの内側で前記連動軸に連結され、前記連動軸を介して前記開閉弁を開閉可能な可動レバー(例えば、後述の可動レバー110)と、一側の端部が前記洗浄水タンクの内側で前記可動レバーに接続されるとともに他側の端部が前記洗浄水タンクの外側に引き出される操作紐(例えば、後述の操作紐120)と、を備え、前記可動レバーと前記操作紐の連結部(例えば、後述の連結部125)は、前記開閉弁の開位置及び閉位置のいずれにおいても前記所定水位よりも上方に位置するように構成される便器洗浄装置(例えば、後述の便器洗浄装置1)。
前記可動レバーは、前記連動軸に連結される第1レバー部(例えば、後述の第1レバー部111)と、前記第1レバー部に回転可能に取り付けられ、その先端に前記操作紐が連結される第2レバー部(例えば、後述の第2レバー部112)と、前記連結部が前記所定水位よりも上方に位置するように前記第2レバー部の姿勢を上向きに保持する保持機構(例えば、後述のねじりバネ113)と、を備えることが好ましい。
前記保持機構は、一側の端部が前記第1レバー部に接続されるとともに他側の端部が前記第2レバー部に接続される弾性部材(例えば、後述のねじりバネ113)の付勢力により、前記第2レバー部の姿勢を保持することが好ましい。
前記操作紐は、少なくとも前記可動レバーに接続される側の端部が玉鎖状に構成され、前記可動レバーにおける前記操作紐が連結される部位には、前記操作紐の玉(例えば、後述の玉121)を抜け止めする幅の係合溝(例えば、後述の係合溝112d)が形成され、前記係合溝の延びる方向と前記操作紐が引っ張られる方向との角度差が90度以上になるように構成されることが好ましい。
本発明の便器洗浄装置によれば、洗浄水タンクの容量を確保しつつ、手動で開閉弁を開閉させる機構を設置できるとともに、水に浸漬することに起因する外部漏水を防止できる。
本発明の一実施形態に係る便器洗浄装置1の斜視図である。 本実施形態の便器洗浄装置1の側面図である。 上部カバー8aを取り外した状態の洗浄水タンク4の一部を示す平面図である。 フロート弁450が閉位置にある状態での所定水位WLと可動レバー110の位置関係を模式的に示す断面図である。 フロート弁450が閉位置にある状態での可動レバー110の第1レバー部111と第2レバー部112の連結状態を示す斜視図である。 フロート弁450が閉位置にある状態での可動レバー110の第1レバー部111と第2レバー部112の連結状態を前側から見た図である。 フロート弁450が開位置にある状態での所定水位WLと可動レバー110の位置関係を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の便器洗浄装置1の好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下の説明においては、便器洗浄装置1の便座(不図示)に座った人から視た場合の前後の向きを前後方向とする。また、一対の側部カバー8b,8bが離間する方向を左右方向とする。また、側部カバー8bから上部カバー8aへ向かう方向(図1の上方向)を上方向とし、その反対方向を下方向とし、これらを上下方向とする。
まず、本発明の一実施形態に係る便器洗浄装置1の全体構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。本実施形態の便器洗浄装置1は、図1及び図2に示すように、便器2と、ベースプレート3と、上部カバー8aと、一対の側部カバー8b,8bと、洗浄水タンク4と、を主要な構成として備える。
便器2は、便器本体2aと、便座(不図示)及び便蓋2bと、を含んで構成される。便座(不図示)及び便蓋2bは、便器本体2aの上部に、便器本体2aに対して回動可能に取り付けられる。
ベースプレート3は、図2に示すように、便器本体2aの後部に取り付けられる。ベースプレート3の上方には、洗浄水タンク4が配置される。
洗浄水タンク4は、ベースプレート3の上方において、便器2の後方かつ上方に配置され、便器本体2aを洗浄する洗浄水を貯留する。洗浄水タンク4には、所定水位WLまで所定量の洗浄水を貯留可能になっている(図4参照)。なお、本実施形態の所定水位WLは、洗浄水タンク4で貯留される水量として想定される最高水位である。
上部カバー8aは、図1に示すように、洗浄水タンク4及び他の機能部品を覆うように形成される。
一対の側部カバー8b,8bは、便器本体2aの後方の左右方向の両側の側部を塞ぐように形成される。一対の側部カバー8b,8bの形状は、便器本体2aの左右方向において対称の形状である。
次に、上部カバー8aの内部の構造について説明する。図3に示すように、洗浄水タンク4を支持するベースプレート3は、洗浄水タンク4等の各部を支持する板状の底板部310と、底板部310の端部に形成される周壁321と、を備える。
洗浄水タンク4は、上面が開口したタンク本体401と、このタンク本体401の上面に配置され、タンク本体401の上面を覆う蓋部402と、を備える。
洗浄水タンク4の内部には給水部(図示省略)が配置される。給水部には、外部の給水源(不図示)に接続される給水管(不図示)が接続されている。洗浄水タンク4には、給水部に接続される給水流路部510を通じて洗浄水が供給される。
給水流路部510は、主流路部511と、分岐流路部512と、を有する。主流路部511は、洗浄水タンク4の内部を通る。主流路部511は、給水部5から給水された洗浄水を、洗浄水タンク4に供給する。分岐流路部512は、主流路部511から分岐して洗浄水タンク4の外部を通る。
タンク本体401の下部には、フロート弁450により開閉される排水口(不図示)が形成されている。本実施形態のフロート弁450は、電動による開閉と手動による開閉の2種類の開閉方式を備える。まず、電動による開閉に関する機構について説明する。
洗浄水タンク4の蓋部402には、フロート弁450を開閉する動力を供給する駆動ユニット550が支持される。駆動ユニット550は、本体ケース551と、フロート弁450に連結される出力軸552と、を備える。
本体ケース551には、駆動源としてのDCモータ及びギア(不図示)が内蔵されており、DCモータの駆動力はギアを介して出力軸552に伝達される。
出力軸552は、本体ケース551の主流路部511側に突出している。出力軸552の端部には、玉鎖553を介してフロート弁450が連結されている。出力軸552の回転動作によってフロート弁450が開状態になる。
本実施形態では、操作部(図示省略)からの制御信号に基づいて駆動ユニット550の出力軸552が回転する。出力軸552が回転すると、該出力軸552に連動してフロート弁450が引き上げられて排水口が開放される。タンク本体401の内部に貯留された洗浄水がフロート弁450によって解放された排水口から流出して便器本体2aに供給され、便器本体2aが洗浄される。
本実施形態の便器洗浄装置1は、停電等で駆動ユニット550が駆動しない場合や駆動ユニット550が故障した場合等に手動でフロート弁450を開閉できるように構成される。次に、手動でフロート弁450を開閉するための機構について説明する。
本実施形態の便器洗浄装置1は、フロート弁450の開閉に連動する連動軸554と、連動軸554に連結される可動レバー110と、可動レバー110に接続される操作紐120と、操作紐120の端部に接続される操作レバー150と、をフロート弁450の手動開閉機構として備える。
連動軸554は、本体ケース551における出力軸552が突出する側の反対側に配置される。連動軸554は、出力軸552と一体的な部材である。連動軸554は、出力軸552がフロート弁450の開閉動作に伴って回転すると、その回転に伴って回転する。反対に連動軸554が回転すると出力軸552が連動軸554の回転に伴って回転し、フロート弁450が開閉する。
可動レバー110は、連動軸554に連結固定される。図4及び図5に示すように、本実施形態の可動レバー110は、第1レバー部111と、第2レバー部112と、ねじりバネ(弾性部材)113と、を備える。
第1レバー部111は、連動軸554から径方向で延び出ており、連動軸554と一体的に回転する。フロート弁450が閉位置にある状態では第1レバー部111の先端が下向き(鉛直下方)になるように連動軸554に連結されている。
図6に示すように、本実施形態の第1レバー部111は、その基端側に連動軸554と連結するためのレバー連結部111aが設けられるとともに、その先端側に第2レバー部112と係合するために係合突起111b及びバネ収容部111cが設けられる。
係合突起111bは、連動軸554と平行な方向で両側に突出している。バネ収容部111cは、ねじりバネ113の一部を収容するように凹状に形成される。
第2レバー部112は、第1レバー部111の先端に回転可能に連結される。図4に示すように、第2レバー部112は、その全体形状が側面視でL字状に形成されている。
図6に示すように、第2レバー部112は、その断面形状が略U字状に形成されており、第1レバー部111の先端を内側に挟んだ状態で連結される。第2レバー部112は、その基端側に係合突起111bに係合する係合孔112aが形成されており、この係合孔112aに係合突起111bが係合することで回転可能に連結される。
ねじりバネ113は、第1レバー部111と第2レバー部112のそれぞれに接続される弾性部材であり、第2レバー部112の姿勢を保持する保持機構である。ねじりバネ113は、第2レバー部112の内側の空間で第1レバー部111と第2レバー部112のそれぞれに接続され、第2レバー部112の先端が後斜め上方を向くように付勢力を作用させ、第2レバー部112の姿勢を維持する。
図5に示すように、第2レバー部112には、その先端側に操作紐120を連結するための連結孔112bが形成される。連結孔112bは、後述する操作紐120の端部に取り付けられる玉121を挿入可能なサイズに形成される挿入部112cと、玉121の直径よりも短い幅の係合溝112dと、からなる。係合溝112dは、挿入部112cの上方に位置しており、係合溝112dと挿入部112cが連通している。
操作紐120について説明する。操作紐120は、繊維で構成される可撓性を有する線状部材であり、その両端部に複数の玉121が玉鎖状に配置されている(図3参照)。
操作紐120の可動レバー110側の端部は、第2レバー部112の連結孔112bに連結される。玉121が挿入可能なサイズに形成される挿入部112cを通じて操作紐120の先端が挿入され、操作紐120における玉121と玉121の間の部分を係合溝112dに移動させることで、玉121が第2レバー部112から抜け出る動きが規制される。
本実施形態では、連結孔112bに操作紐120の玉121が係合する部分が、可動レバー110と操作紐120の連結部125となる。連結部125が第2レバー部112の先端に位置するので、フロート弁450が閉位置にある状態で連結部125から所定水位WLまでの距離を長く確保できるようになっている。なお、以下の説明において、連結部125は、操作紐120における可動レバー110側の端部を含むものであり、操作紐120における第2レバー部112の内側にある端部も含むものとする。
洗浄水タンク4の内側で可動レバー110に接続された操作紐120は、操作紐120と第2レバー部112の連結部125よりも上方に位置する洗浄水タンク4の上側縁部132に第2レバー部112から斜め後ろ上方に引き出されている。
本実施形態では、洗浄水タンク4の上側縁部132における操作紐120が通る部分にはラウンド部130が形成されている。ラウンド部130は、取り回される操作紐120が曲がる向きに合わせた曲面となっており、操作紐120が洗浄水タンク4に接触した状態で摺動して摩耗しないようになっている。また、操作紐120を通す隙間が形成されるように水平方向に延びる突出片131が配置される。洗浄水タンク4の上側縁部132に接触した状態で突出片131の下側を通って下方の操作レバー150側に取り回される。
操作紐120は、洗浄水タンク4の外側に形成される摺動部128に接触しながら洗浄水タンク4の下側に引き出される。なお、摺動部128は可動レバー110の可動範囲、洗浄水タンク4の形状等によって決まる範囲であり、装置の形状や構成等によって適宜変更されるものであり、図示される範囲に限定されるものではない。
操作紐120の操作レバー150側の端部にも複数の玉121が玉鎖状に配置されており、操作レバー150に設けられる操作レバー係合部160に連結される(図3参照)。操作レバー150は、操作紐120に接続された状態でベースプレート3の操作レバー150用の嵌合孔180に嵌合される。
操作レバー150を使用した手動操作によるフロート弁450の開動作について説明する。まず、操作前の状態について説明する。図4のフロート弁450が閉位置にある状態では、第1レバー部111の先端が下方を向いている。これに対して第2レバー部112は、その先端が斜め後ろ上方を向いている。操作紐120と可動レバー110(第2レバー部112)の連結部125は、洗浄水タンク4の所定水位WLよりも上方に位置している。
手動操作を行うユーザは、嵌合孔180から操作レバー150の嵌合を解除する。ベースプレート3から操作レバー150を取り外した状態で操作レバー150を引っ張ると、操作紐120を介して可動レバー110を可動させる力が作用する。
図7に示すように、操作紐120により、第2レバー部112の先端が斜め後ろ上方に引っ張られると、第2レバー部112が自身も回転しながら第1レバー部111を後ろ側に回転させて、第1レバー部111の先端が下方から後方を向く状態にする。第1レバー部111の回転によって連動軸554が回転し、連動軸554と一体的に回転する出力軸552によりフロート弁450が開位置に動作する。フロート弁450が開くことにより、洗浄水タンク4に貯留された水が便器本体2aに送られる。
フロート弁450が開位置にある状態においても、可動レバー110(第2レバー部112)と操作紐120の連結部125は所定水位WLよりも上方に位置する位置となっている。また、操作紐120が連結される第2レバー部112は、手動操作による可動レバー110の可動中において斜め後ろ上方に引っ張られており、第2レバー部112の移動軌跡において連結部125が所定水位WLよりも下がることがない。このように、可動レバー110と操作紐120の連結部125は、開位置、閉位置及び動作中の何れにおいても、所定水位WLよりも上方に位置することになる。
また、図5の矢印に示すように、フロート弁450が開位置となって第2レバー部112の先端が斜め後ろ上方に引っ張られる状態では、操作紐120の引っ張られる方向と、係合溝112dの延びる方向と、が90度以上の角度差があるように構成される。操作紐120の玉121を抜け止めする係合溝112dがこの範囲に形成されることにより、玉121が抜け出る可能性がある挿入部112c(開口部)が操作紐120の引っ張られる方向に位置しないことになる。この構成では、操作紐120が引っ張られる向きと、係合溝112dに接続される挿入部112cの開口する向きも、90度以上の角度差となり、操作紐120の玉121が連結孔112b(挿入部112c)から抜け出る事態が確実に防止される構造となっている。
以上説明した本実施形態の便器洗浄装置1によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の便器洗浄装置1は、便器本体2aと、便器本体2aに送る洗浄水を所定水位WLで貯留可能な洗浄水タンク4と、洗浄水タンク4に配置され、便器本体2aへの洗浄水の供給又は停止を切り替えるフロート弁450と、フロート弁450の開閉動作に連動して回転する連動軸554と、洗浄水タンク4の内側で連動軸554に連結され、連動軸554を介してフロート弁450を開閉可能な可動レバー110と、一側の端部が洗浄水タンク4の内側で可動レバー110に接続されるとともに他側の端部が洗浄水タンク4の外側に引き出される操作紐120と、を備え、可動レバー110と操作紐120の連結部125は、フロート弁450の開位置及び閉位置のいずれにおいても所定水位WLよりも上方に位置する。
これにより、操作紐120の可動レバー110に接続される側の操作紐120が所定水位WLよりも下になって水に浸漬する事態を防止することができる。これによって、可動レバー110を洗浄水タンク4の内側に配置して洗浄水タンク4の容量を確保しつつ、手動でフロート弁450を開閉させる機構において水に浸漬することに起因する操作紐120の劣化を防止できる。
本実施形態の可動レバー110は、連動軸554に連結され、フロート弁450が閉じている状態で下側に延びる第1レバー部111と、第1レバー部111に回転可能に取り付けられ、その先端に操作紐120が連結される第2レバー部112と、フロート弁450が閉じている状態で連結部125が所定水位WLよりも上方に位置するように第2レバー部112の姿勢を上向きに保持する保持機構としてのねじりバネ113と、を備える。
これにより、第1レバー部111と第2レバー部112に可動レバー110を分割することにより、可動レバー110全長を長くできるとともに洗浄水タンク4内部の水平方向のスペースを利用して操作紐120の向きを水平方向に近付けることができ、操作力の低減を実現できる。
また、保持機構であるねじりバネ113によって操作紐120が連結される連結部125が所定水位WLよりも上方で保持されるので、操作紐120が水に浸漬する事態も確実に防止できる。
また、第1レバー部111に対して第2レバー部112を回転できるので、回転しないような直線状の可動レバーの構成に比べ、可動レバー110を配置するスペースを小さくすることができる。
本実施形態のように、ローシルエットな形状のため配置スペースが限られる便器洗浄装置1においても、洗浄水タンク4の容量を大きく確保しつつ、手動操作でフロート弁450を開閉できる構成をレイアウトでき、好適である。
また、本実施形態の保持機構は、一側の端部が第1レバー部111に接続されるとともに他側の端部が第2レバー部112に接続される弾性部材ねじりバネ113の付勢力により、第2レバー部112の姿勢を保持する。
これにより、第2レバー部112の姿勢を上向きに保持する保持機構をシンプルに構成することができる。
また、操作紐120は、可動レバー110に接続される側の端部が玉鎖状に構成され、可動レバー110における操作紐120が連結される部位には、操作紐120の玉121を抜け止めする幅の係合溝112dが形成され、係合溝112dの延びる方向と操作紐120が引っ張られる方向との角度差が90度以上になるように構成される。
これにより、操作紐120が係合溝112dに沿って挿入部112c側に移動し、可動レバー110(第2レバー部112)と操作紐120の連結が解除される事態を確実に防止することができる。
以上、本発明の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
上記実施形態では、第2レバー部112の姿勢を保持する保持機構が弾性部材としてのねじりバネ113によって構成されているが、この構成に限定されない。例えば、保持機構としては、以下のように構成することができる。
第2レバー部は、フロート弁450が閉位置にある状態で洗浄水タンク4の内壁等に接触して第2レバー部の姿勢を保持するための支持アーム(支持部)を備える構成としてもよい。例えば、支持部は、第2レバー部から横方向に突出し、フロート弁が閉位置にある状態で洗浄水タンク4の内壁に突出するような構成とすることができる。
上記実施形態では、第1レバー部111及び第2レバー部112が所定水位WLよりも上方に位置するように構成されているが、連結部125が所定水位よりも上方にあるように設定されていれば、第1レバー部111及び第2レバー部112の一部が所定水位に浸かっている状態としてもよい。
上記実施形態では、可動レバー110及び操作レバー150がいずれも複数の玉121を利用して操作紐120に接続される構成を例として説明したが、この構成に限定されない。操作紐120を接続する構成は事情に応じて適宜変更することができる。
1 便器洗浄装置
2a 便器本体
4 洗浄水タンク
110 可動レバー
111 第1レバー部
112 第2レバー部
113 ねじりバネ(弾性部材)
120 操作紐
125 連結位置
450 フロート弁(開閉弁)
554 連動軸
WL 所定水位

Claims (4)

  1. 便器本体と、
    前記便器本体に送る洗浄水を所定水位で貯留可能な洗浄水タンクと、
    前記洗浄水タンクに配置され、前記便器本体への洗浄水の供給又は停止を切り替える開閉弁と、
    前記開閉弁の開閉動作に連動して回転する連動軸と、
    前記洗浄水タンクの内側で前記連動軸に連結され、前記連動軸を介して前記開閉弁を開閉可能な可動レバーと、
    一側の端部が前記洗浄水タンクの内側で前記可動レバーに接続されるとともに他側の端部が前記洗浄水タンクの外側に引き出される操作紐と、
    を備え、
    前記可動レバーと前記操作紐の連結部は、前記開閉弁の開位置及び閉位置のいずれにおいても前記所定水位よりも上方に位置するように構成される便器洗浄装置。
  2. 前記可動レバーは、
    前記連動軸に連結される第1レバー部と、
    前記第1レバー部に回転可能に取り付けられ、その先端に前記操作紐が連結される第2レバー部と、
    前記連結部が前記所定水位よりも上方に位置するように前記第2レバー部の姿勢を上向きに保持する保持機構と、
    を備える請求項1に記載の便器洗浄装置。
  3. 前記保持機構は、一側の端部が前記第1レバー部に接続されるとともに他側の端部が前記第2レバー部に接続される弾性部材の付勢力により、前記第2レバー部の姿勢を保持する請求項2に記載の便器洗浄装置。
  4. 前記操作紐は、少なくとも前記可動レバーに接続される側の端部が玉鎖状に構成され、
    前記可動レバーにおける前記操作紐が連結される部位には、前記操作紐の玉を抜け止めする幅の係合溝が形成され、
    前記係合溝の延びる方向と前記操作紐が引っ張られる方向との角度差が90度以上になるように構成される請求項1から3までの何れかに記載の便器洗浄装置。
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