JP2017115450A - 便器洗浄タンク - Google Patents

便器洗浄タンク Download PDF

Info

Publication number
JP2017115450A
JP2017115450A JP2015252530A JP2015252530A JP2017115450A JP 2017115450 A JP2017115450 A JP 2017115450A JP 2015252530 A JP2015252530 A JP 2015252530A JP 2015252530 A JP2015252530 A JP 2015252530A JP 2017115450 A JP2017115450 A JP 2017115450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
float
tank
lid
opening
tank body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015252530A
Other languages
English (en)
Inventor
修平 濱田
Shuhei Hamada
修平 濱田
雅史 深川
Masafumi Fukagawa
雅史 深川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lixil Corp
Original Assignee
Lixil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lixil Corp filed Critical Lixil Corp
Priority to JP2015252530A priority Critical patent/JP2017115450A/ja
Publication of JP2017115450A publication Critical patent/JP2017115450A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

【課題】小型化することができる便器洗浄タンクを提供する。
【解決手段】洗浄水を貯留するタンク本体41と、タンク本体41の上面に配置されタンク本体41を覆う蓋部44と、タンク本体41及び蓋部44を覆うタンクカバーと、開閉弁装置60を有する給水部5と、を備える便器洗浄タンク4であって、開閉弁装置60は、フロート部本体631及び、フロート部本体631の上部に接続されるフロート側アーム部632を有すると共にタンク本体41の内部に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動するフロート部材63を備え、蓋部44は、フロート側アーム部632の上方に形成された開口部444を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、便器洗浄タンクに関する。
従来、洗浄水を貯留するタンク本体と、ボールタップ装置(開閉弁装置)を有する給水部と、を備える便器洗浄タンクが知られている(例えば、特許文献1参照)。ボールタップ装置は、タンク本体の内部に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動するフロート部材と、フロート部材の上下方向の移動に連動して移動する操作アーム部材と、操作アーム部材の移動に連動して給水管を開閉可能な給水弁と、を備える。このように構成される便器洗浄タンクにおいては、フロート部材の上下方向の移動より、給水管からタンク本体への給水を制御する。フロート部材は、フロート部本体及び、フロート部本体の上部に接続されるフロート側アーム部を有する。
特開2013−139681号公報
特許文献1に記載の便器洗浄タンクにおいては、タンク本体の内部でフロート部材が上下に移動する。フロート部材のフロート側アーム部材の上端部と蓋部との間には、フロート部材の上下方向の移動範囲を確保するため、クリアランスを必要としていた。そのため、便器洗浄タンクの小型化が難しかった。便器洗浄タンクの小型化が望まれている。
本発明は、小型化することができる便器洗浄タンクを提供することを目的とする。
本発明は、洗浄水を貯留するタンク本体(例えば、後述のタンク本体41)と、前記タンク本体の上面に配置され前記タンク本体を覆う蓋部(例えば、後述の第2蓋部44)と、前記タンク本体及び前記蓋部を覆うタンクカバーと、開閉弁装置を有する給水部と、を備える便器洗浄タンク(例えば、後述の便器洗浄タンク4)であって、前記開閉弁装置(例えば、後述のボールタップ装置60)は、フロート部本体(例えば、後述のフロート部本体631)及び、前記フロート部本体の上部に接続されるフロート側アーム部(例えば、後述のフロート側アーム部632)を有すると共に前記タンク本体の内部に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動するフロート部材(例えば、後述のフロート部材63)を備え、前記蓋部は、前記フロート側アーム部の上方に形成された開口部(例えば、後述の開口部444)を有する便器洗浄タンクに関する。
また、前記蓋部は、前記開口部の近傍において、前記蓋部から下方に延びるリブ部(例えば、後述のリブ部445)を有することが好ましい。
また、前記リブ部の下端部は、前記フロート側アーム部が最も下方に位置する場合における前記フロート側アーム部の上端部よりも下方に位置するように配置されることが好ましい。
また、前記開閉弁装置は、上下方向に交差する方向に延びると共に先端側が前記フロート側アーム部に係合して配置されると共に前記フロート部材の上下方向の移動に連動して基端側を支点として上下方向に移動するアーム部材(例えば、後述の操作アーム部材64)を備え、前記リブ部は、前記アーム部材が延びる方向に沿って配置されることが好ましい。
また、前記蓋部は、前記開口部の上方において前記開口部を覆う天面部を有することが好ましい。
本発明によれば、小型化することができる便器洗浄装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る便器装置1を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る便器洗浄タンク4において、タンク本体41を前方側から視た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るタンク本体41及びタンク本体41の内部の構成を示す断面図である。 ボールタップ装置60の主な構成を示す左右方向の断面図であって、フロート部材63が最も下方に位置する場合を示す図である。 ボールタップ装置60の主な構成を示す前後方向の断面図である。 第2蓋部44を上方側から視た斜視図である。 第2蓋部44を下方側から視た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る便器装置1Aを示す斜視図である。
以下、本発明の便器装置1の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下の説明においては、便器装置1の便座(図示せず)に座った人から視た場合の前後の向きを前後方向とする。また、便器装置1の便座(図示せず)に座った人から視た場合の左右の向きを左右方向とする。また、鉛直方向に沿った上下の向きを上下方向とする。
本実施形態の便器装置1は、図1〜図3に示すように、便器洗浄装置10と、便器2と、便座(図示せず)と、便蓋2bと、を備える。便器洗浄装置10は、便器洗浄タンク4と、ベースプレート3と、補給水吐水機構6と、を備える。
便器洗浄タンク4は、上部カバー8aと、タンク蓋部42と、タンク本体41と、洗浄駆動ユニット7と、給水部5と、オーバーフロー管46と、を備える。
便器2は、便器本体2aと、一対の側部カバー8b,8bと、を備える。一対の側部カバー8b,8bは、図1に示すように、便器本体2aの後方の左右方向の両側の側部を塞ぐように形成される。
便座(図示せず)及び便蓋2bは、便器本体2aの上部に、便器本体2aに対して回動可能に取り付けられる。
ベースプレート3は、図1に示すように、便器本体2aの後方の上面に取り付けられる。ベースプレート3の上方には、タンク本体41が配置される。
タンク本体41は、ベースプレート3の上方において、便器2の後方かつ上方に配置され、便器本体2aを洗浄する洗浄水を貯留する。便器洗浄タンク4に内装される。タンク本体41の上部には、タンク蓋部42が配置されている。タンク本体41及びタンク蓋部42は、タンクカバー20に覆われている。
タンク本体41は、洗浄水を貯留する。タンク本体41は、図2及び図3に示すように、上面が開口して形成され、底部411と、底部411の周縁から立ち上がり周囲を囲むように形成される周壁412と、を備える。
タンク本体41の底部411には、排水弁48により開閉される排水口411aが形成されている。排水弁48を引き上げて排水口411aを開放することにより、タンク本体41の内部に貯留された洗浄水が排水口411aから流出して便器本体2aに供給され、便器本体2aが洗浄される。排水弁48には、玉鎖401を介して洗浄駆動ユニット7に接続されており、例えば、操作ボタンの操作により、洗浄駆動ユニット7が駆動されて、排水弁48は、開閉される。
洗浄駆動ユニット7は、便器2の洗浄時に駆動する。洗浄駆動ユニット7は、モータ回転軸部材7bを有するモータ7aを備える。
例えば、操作ボタン(図示せず)を操作することで、洗浄駆動ユニット7のモータ7aの回転軸7bを回転させる。これにより、玉鎖401は、上方向に作用する吊上げ力で、排水弁48を排水口411aから引き上げる。なお、操作部は、このような外部操作に応答するものに替えて、人体検知センサー(人感センサー)の検出出力に基づいて洗浄駆動ユニット7を動作させることもできる。この場合には、いわゆる、自動洗浄が可能になる。
タンク本体41の内部には、図3に示すように、鉛直方向に延びるオーバーフロー管46が設けられている。オーバーフロー管46は、上部に開口部46aを有する。開口部46aは、オーバーフロー管46の上端において、タンク本体41に貯留される洗浄水の水位の上限に合わせた高さで開口する。オーバーフロー管46の下端側は、排水口411aに連通している。
給水部5は、図2及び図3に示すように、便器洗浄タンク4に備えられる。給水部5は、給水流路部51と、開閉弁装置としてのボールタップ装置60と、を備える。給水部5には、外部の給水源(図示せず)に接続される給水管501が接続されている。
給水流路部51は、主流路部511と、分岐流路部512と、を有する。
主流路部511は、タンク本体41の内部を通る。主流路部511は、給水部5から給水された洗浄水を、タンク本体41に供給する。主流路部511の下流側端部には、洗浄水吐水部511aが設けられている。洗浄水吐水部511aは、図3に示すように、タンク本体41の内部に水を吐出する。
分岐流路部512は、主流路部511から分岐して、タンク本体41の外部を通る。分岐流路部512は、給水部5から給水された洗浄水を、便器本体2aに補給する補給水として、ベースプレート3(図1参照)に吐出する。分岐流路部512は、下流側の端部において、補給水をベースプレート3に吐出する補給水吐水部(図示せず)が設けられている。
ボールタップ装置60は、図3〜図5に示すように、給水弁61と、ボールタップカップ62と、フロート部材63と、アーム部材としての操作アーム部材64と、浮き閉止部材65と、を備える。
ボールタップカップ62は、円形状の底部連通孔621aが形成された底部621を有し、一方の側部の上方側の部分が側方に向けて開放し且つ上方が開放した方形筒状に形成される。ボールタップカップ62の内部には、洗浄水が貯留される。ボールタップカップ62の内部には、後述するフロート部材63のフロート部本体631が配置される。ボールタップカップ62に貯留された洗浄水の水位が上下することに連動して、フロート部材63は、上下方向に移動する。
浮き閉止部材65は、ボールタップカップ62の底部連通孔621aに配置される。浮き閉止部材65は、浮力を有しており、タンク本体41に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動する。
タンク本体41に貯留される洗浄水の水位がボールタップカップ62の底部621の高さよりも高い場合には、浮き閉止部材65が浮力により浮き上がって、ボールタップカップ62の底部連通孔621aが浮き閉止部材65により閉止される。タンク本体41に貯留される洗浄水の水位がボールタップカップ62の底部621の高さよりも低い場合には、浮き閉止部材65が下降して、底部連通孔621aと浮き閉止部材65との間に隙間が形成される。
フロート部材63は、ボールタップカップ62に貯留された洗浄水の水位に連動して上下方向に移動する。ボールタップカップ62に貯留された洗浄水は、タンク本体41の内部に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動する。そのため、フロート部材63は、タンク本体41の内部に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動する。フロート部材63は、フロート部本体631と、フロート側アーム部632と、を有する。
フロート部本体631は、ボールタップカップ62の内部に配置される。フロート部本体631は、上部が閉鎖されかつ下部が開放する方形箱状に形成される。
フロート側アーム部632は、フロート部本体631の上部に接続される。フロート側アーム部632は、上下方向に延びる。フロート側アーム部632には、複数の貫通穴632aが形成される。複数の貫通穴632aは、フロート側アーム部632の上下方向に並んで配置される。操作アーム部材64をフロート部材63に取り付ける際に、複数の貫通穴632aのうち、操作アーム部材64の先端部側を挿入する貫通穴632aを選択することができる。貫通穴632aを選択することで、給水弁61が開状態に作動する時間を調整することができる。
操作アーム部材64は、給水弁61とフロート部材63とを接続する。操作アーム部材64は、上下方向に交差する方向に延びる。操作アーム部材64は、図5に示すように、基端側が給水弁61の下部の接続支持部611に接続され、先端側がフロート部材63のフロート側アーム部632に係合されている。操作アーム部材64は、フロート部材63の上下方向の移動に連動して基端側を支点として上下方向に移動する。本実施形態においては、操作アーム部材64の先端側は、図3及び図4に示すように、フロート側アーム部632の一番上の貫通穴632aに挿入されて、フロート側アーム部632に係合されている。
操作アーム部材64は、先端側が上下方向に移動することにより、給水弁61の接続支持部611を前後方向に移動させて、給水弁61を作動させる。
給水弁61は、図2及び図3に示すように、給水管501に設けられる。給水弁61は、操作アーム部材64に接続される。給水弁61は、タンク本体41へ給水を行う開状態又はタンク本体41への給水を停止する閉状態に開閉可能である。給水弁61は、フロート部材63がボールタップカップ62の内部の所定位置よりも下方に位置する場合に、開状態となる。給水弁61は、フロート部材63がボールタップカップ62の内部において所定位置よりも上方に位置する場合に、閉状態となる。
操作アーム部材64は、図5に示すように、略U字状に形成されるU字状部分641と、U字状部分641に接続される直線状部分642と、を有する。
U字状部分641は、給水弁61の後端の接続支持部611から便器洗浄タンク4の後方側に向かい、且つ、所定位置で湾曲して前方側に折り返される略U字状に形成される。
直線状部分642は、U字状部分641の給水弁61とは反対側の端部から、フロート部材63のフロート側アーム部632の上端側の貫通穴632aまで延びる。直線状部分642は、フロート側アーム部632が延びる上下方向に交差する方向に延びて形成される。つまり、本実施形態においては、直線状部分642は、平面視において、便器洗浄タンク4の前後方向に延びる。詳細には、タンク本体41が満水の状態であって給水弁61が止水した状態において、直線状部分642は、U字状部分641の給水弁61とは反対側の端部から、後方から前方に向かうに従って、上方に向かうように傾斜して延びる。
このように構成される操作アーム部材64は、先端部側が、フロート側アーム部632の上端側の貫通穴632aに挿入されることで、図3及び図4に示すように、フロート側アーム部632に係合される。操作アーム部材64は、フロート部材63の上下方向の移動に連動して移動する。これにより、操作アーム部材64は、上下方向及び便器洗浄タンク4の前後方向に沿って揺動する。
以上のボールタップ装置60によれば、タンク本体41に貯留された洗浄水の水位に応じて、給水弁61の開閉を操作して、給水管501(図3参照)からタンク本体41へ流入する洗浄水の給水を開始又は停止させる。具体的には、フロート部材63がボールタップカップ62の内部の所定位置より下方に移動することで、操作アーム部材64が揺動されて、給水弁61が開状態となり、タンク本体41への給水が行われる。また、フロート部材63がボールタップカップ62の内部において所定位置より上方に移動することで、操作アーム部材64が揺動されて、給水弁61が閉状態となり、タンク本体41への給水が停止される。
次に、タンク蓋部42について説明する。
タンク蓋部42は、図2〜図7に示すように、タンク本体41の上面に配置され、タンク本体41の上面を覆う。タンク蓋部42は、第1蓋部43と、第2蓋部44と、を有する。第1蓋部43及び第2蓋部44は、板状に形成され、タンク本体41の上面を覆う。第1蓋部43及び第2蓋部44は、便器洗浄タンク4の左右方向に並んで配置される。
第1蓋部43は、便器洗浄タンク4の左右方向の一方側(図2及び図3における右側)において、タンク本体41の上面に配置される。第1蓋部43には、洗浄駆動ユニット7のモータ7aが取り付けられている。
第2蓋部44は、便器洗浄タンク4の左右方向の他方側(図2及び図3における左側)において、タンク本体41の上面に配置される。第2蓋部44は、第1蓋部43よりも左右方向の長さが長く形成される。
第2蓋部44は、図6及び図7に示すように、平面部441と、平面部441に向かって緩やかに下り傾斜した複数の傾斜部442と、導入部443と、開口部444と、一対のリブ部445,445と、を有する。導入部443は、平面部441及び傾斜部442を流れた水を、導入部443を介して、タンク本体41に導入する。導入部443は、平面部441及び傾斜部442よりも下方に窪んで形成され、傾斜部442と略同じ傾斜角度で傾斜した傾斜面443aと、傾斜面443aの下端部に形成された導入開口443bと、を有する。
開口部444は、図3〜図5に示すように、フロート部材63のフロート側アーム部632の上方に形成される。開口部444は、図6に示すように、上方側から視て矩形状に形成され、第2蓋部44を貫通する。開口部444は、傾斜部442と平面部441とに跨って設けられる。
開口部444の上下方向の位置は、フロート側アーム部632が最も上方に配置された場合において、フロート側アーム部632の上端部632bが開口部444の周縁の第2蓋部44の位置よりも突出する位置に形成される。
一対のリブ部445,445は、開口部444の近傍において、第2蓋部44から下方に延びる。本実施形態においては、一対のリブ部445,445は、矩形状の開口部444を便器洗浄タンク4の左右方向に挟んで、第2蓋部44における開口部444の前後方向に延びる一対の縁部に設けられる。また、一対のリブ部445,445は、開口部444の縁部から連続して下方へ延びて形成されている。
なお、「開口部444の近傍」は、第2蓋部44における開口部444の縁部に限られない。「開口部444の近傍」とは、第2蓋部44における開口部444の縁部から第2蓋部44の内部側に離れていてもよく、フロート側アーム部632が斜めに傾いて上昇した場合に、フロート側アーム部632の上端部が開口部444に挿入されることをガイドすることが可能な程度に、開口部444に近い位置を意味する。
一対のリブ部445,445は、第2蓋部44における開口部444の前後方向に延びる一対の縁部において、便器洗浄タンクの左右方向に離間して、互いに対向して配置される。一対のリブ部445,445は、それぞれ、板状に形成され、便器洗浄タンクの前後方向及び上下方向に延びる。リブ部445は、操作アーム部材64が延びる方向である便器洗浄タンクの前後方向に沿って配置される。
リブ部445の下端部445aの位置(図4における高さH1)は、図4に示すように、フロート側アーム部632が最も下方に位置する場合において、フロート側アーム部632の上端部632bよりも下方に位置(図4における高さH2)するように配置される。
上部カバー8aは、図1に示すように、タンク本体41及び他の機能部品を覆うように形成される。
次に、本実施形態に係る便器洗浄タンク4の動作について説明する。
タンク本体41に貯留された洗浄水を、便器本体2a側に放出(供給)する動作について説明する。
まず、タンク本体41に洗浄水が貯留された状態においては、フロート部材63が上昇しており、フロート部材63のフロート側アーム部632が開口部444に挿入された状態である。つまり、フロート部材63のフロート側アーム部632の上端は、図2及び図3に示すように、開口部444を介して、第2蓋部44の上方へ突出している。
この状態で、操作ボタン(図示せず)を操作すると、図3を参照すると、洗浄駆動ユニット7のモータ7aの回転軸7bが回転して、玉鎖401は上方向に作用する吊上げ力で、排水弁48を引き上げる。そのため、排水弁48は、排水口411aを所定時間開放する。これにより、タンク本体41に貯留された洗浄水は、排水口411aを介して便器本体2aに放出される。
これにより、タンク本体41に貯留された洗浄水は下降していく。洗浄水の水位は、ボールタップカップ62の開放側の上端部622までは、ボールタップカップ62の内部及び外部において、同じ高さで下降する。
洗浄水の水位がボールタップカップ62の開放側の上端部622からボールタップカップ62の底部621までの間においては、ボールタップカップ62の底部連通孔621aは、浮き閉止部材65が浮力により上昇することで、浮き閉止部材65により閉止されている。そのため、ボールタップカップ62の内部に貯留された洗浄水は、ボールタップカップ62の上端部622の高さの水位で維持される。フロート部材63は、洗浄水に浮いた状態であり、上下方向の位置が維持されている。
洗浄水の水位がボールタップカップ62の底部621よりも低くなると、浮き閉止部材65は、洗浄水の水位の低下と共に下降する。これにより、ボールタップカップ62の底部連通孔621aと浮き閉止部材65との間には、隙間が形成される。そして、この隙間から、ボールタップカップ62の内部の洗浄水は、ボールタップカップ62の外部へ流れ出る。これにより、ボールタップカップ62の内部の洗浄水の水位が下降して、フロート部材63が下降する。そして、フロート部材63のフロート側アーム部632の上端部は、第2蓋部44の開口部444を下方に移動する。
フロート部材63が下降すると、フロート側アーム部632に連結された操作アーム部材64は揺動する。そして、フロート部材63がボールタップカップ62の内部の所定位置よりも下方に下降すると、給水弁61を閉状態から開状態に作動させて、給水管501(図2及び図3参照)は、タンク本体41へ洗浄水の給水を行う。
ここで、ボールタップカップ62の内部において、フロート部材63は、上下方向の移動範囲において、最も下方まで移動する。フロート部材63が最も下方まで移動する場合において、図4に示すように、フロート部材63のフロート側アーム部632の上端部632bは、第2蓋部44の開口部444を下方に移動して、第2蓋部44の開口部444よりも下方に位置する。フロート側アーム部632の上端部632bは、フロート部材63が最も下方に位置する場合において、第2蓋部44のリブ部445の下端部445aよりも上方に位置する。言い換えると、リブ部445の下端部445aの位置(図4における高さH1)は、図4に示すように、フロート側アーム部632が最も下方に位置する場合において、フロート側アーム部632の上端部632bよりも下方に位置(図4における高さH2)する。
そして、タンク本体41に貯留された洗浄水を排水口411aを介して便器本体2aへ放出している間、タンク本体41には、給水管501(図2及び図3参照)から新たな洗浄水が給水される。ここでは、タンク本体41に新たに給水された洗浄水についても、排水口411aを介して便器本体2aへ放出される。
このように、排水弁48を開状態とした後において、給水弁61を開状態とするまでの時間を遅延させることで、排水弁48を開状態とすると同時に給水弁61を開状態とするよりも、便器本体2aへ放出(供給)する水を節水することができる。
その後、排水弁48が閉状態となることで、排水口411aが閉じられ、タンク本体41の内部に貯留された洗浄水の便器本体2aへの放出は停止する。
そして、給水管501(図2及び図3参照)から洗浄水が供給される。タンク本体41の内部には、洗浄水が貯留されていく。そして、タンク本体41に貯留された洗浄水の水位は、徐々に上昇する。洗浄水の水位がボールタップカップ62の底部621に達すると、浮き閉止部材65が浮力により上昇して、底部連通孔621aは、浮き閉止部材65により閉止される。これにより、ボールタップカップ62の内部に洗浄水が入らない状態で、タンク本体41における洗浄水の水位は上昇していく。
洗浄水の水位がボールタップカップ62の開放側の上端部622まで上昇すると、ボールタップカップ62の内部には、洗浄水が流れ込む。そして、ボールタップカップ62の内部に貯留された洗浄水の水位は上昇する。そのため、ボールタップカップ62の内部に配置されたフロート部材63は、ボールタップカップ62の底部621側から上昇していく。これにより、図2及び図3に示すように、フロート部材63のフロート側アーム部632の上端部632bは、第2蓋部44の下方から、開口部444に挿入されて、第2蓋部44の上方に突出する位置に移動する。そして、フロート部材63の上方への移動により操作アーム部材64が連動して上方へ揺動されることにより、給水弁61は、開状態から閉状態に作動される。このため、給水管501によるタンク本体41への給水が停止する。
以上説明した本実施形態の便器洗浄タンク4によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の便器洗浄タンク4は、洗浄水を貯留するタンク本体41と、タンク本体41の上面に配置されタンク本体41を覆う第2蓋部44と、タンク本体41及び第2蓋部44を覆うタンクカバー20と、ボールタップ装置60を有する給水部5と、を備え、ボールタップ装置60は、フロート部本体631及び、フロート部本体631の上部に接続されるフロート側アーム部632を有すると共にタンク本体41の内部に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動するフロート部材63を備え、第2蓋部44は、フロート側アーム部632の上方に形成された開口部444を有する。
そのため、フロート部材63が上方側に移動する場合に、フロート側アーム部632の上端部を、開口部444を介して、第2蓋部44の上方に突出させることができる。これにより、便器洗浄タンク4の第2蓋部44を低い位置に配置することができる。従って、便器洗浄タンク4を小型化することができる。これにより、便器洗浄装置10を小型化することができる。
また、本実施形態の第2蓋部44は、開口部444の近傍において、第2蓋部44から下方に延びるリブ部445を有する。そのため、フロート部材63が上昇してフロート側アーム部632が開口部444に挿入される場合に、例えば、フロート側アーム部632が斜めに傾いて上昇したとしても、フロート側アーム部632がリブ部445によりガイドされ、フロート側アーム部632を開口部444に導くことができる。
また、本実施形態のリブ部445の下端部445aは、フロート側アーム部632が最も下方に位置する場合におけるフロート側アーム部632の上端部632bよりも下方に位置するように配置される。そのため、フロート部材63は、最も下方から上方に上昇して開口部444に挿入される際に、フロート側アーム部632の上端部632bは、リブ部445に対して開口部444側に導かれる。従って、例えば、フロート側アーム部632が斜めに傾いて上昇したとしても、リブ部445により、フロート側アーム部632を開口部444に導くことができる。
また、本実施形態においては、ボールタップ装置60は、上下方向に交差する方向に延びると共に先端側がフロート側アーム部632に係合して配置されると共にフロート部材63の上下方向の移動に連動して基端側を支点として上下方向に移動する操作アーム部材64を備え、リブ部445は、操作アーム部材64が延びる方向に沿って配置される。そのため、操作アーム部材64は、フロート部材63の上下方向の移動に連動して、上下方向及び便器洗浄タンク4の前後方向に沿って揺動する。これにより、リブ部445は、操作アーム部材64の移動を妨げない位置に配置される。従って、リブ部445を設けても、操作アーム部材64の移動の際に、操作アーム部材64がリブ部445に引っ掛かることを防止できる。
次に、本発明の第2実施形態に係る便器装置1Aの構成について、図8を参照して説明する。なお、第2実施形態では、主に第1実施形態との相違点について説明する。第2実施形態では、第1実施形態と同一又は同等の構成については同じ符号を付して説明する。また、第2実施形態では、第1実施形態と重複する説明を適宜に省略する。
図8に示すように、第2実施形態に係る便器装置1Aにおいては、第1実施形態の便器装置1に比べて、手洗い部18を備える点が主に異なる。
第2実施形態の便器装置1Aは、上部カバー8aの構成に代えてタンクカバー20を備える。また、第1実施形態の便器装置1の構成に加えて、手洗い部18を備える。
タンクカバー20は、図8に示すように、タンク本体41及びタンク蓋部42を覆うように、タンク本体41及びタンク蓋部42に被せられる。タンクカバー20は、上部カバー部21と、下部カバー部22と、を有する。
手洗い部18は、タンクカバー20の上部カバー部21に設けられている。手洗い部18は、手洗いボウル部18aと、手洗い吐水部18bと、を備える。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。つまり、手洗い部18を備える便器装置1Aにおいても、便器洗浄タンク4を小型化することができ、便器装置1Aの全体を小型化することができる。
以上、本発明の便器装置1の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
前記実施形態においては、第2蓋部44の開口部444を、第2蓋部44を貫通する穴状に形成したが、これに限定されない。第2蓋部44の開口部444は、例えば、第2蓋部44の前方側から切り欠かれた切り欠きであってもよい。即ち、本実施形態の開口部444には、穴状の開口だけでなく、切り欠き状の開口も含まれる。
前記実施形態においては、第2蓋部44の開口部444をタンク本体41の上方の外部側から見えるように露出して形成したが、これに限定されない。例えば、第2蓋部44は、開口部444の上方において開口部444を覆う天面部を有していてもよい。天面部は、例えば、第2蓋部44の上方側に突出するような箱状に形成され、側面部及び天面部の全部を塞ぐ箱状であってもよいし、側面部又は天面部の一部が開放される箱状であってもよい。側面部を開口部444の縁部から連続して上方側に突出して形成すると、開口部444から突出するフロート側アーム部632の上端部632bが配置されるスペースを確保しやすい。このように構成することで、第2蓋部44の開口部444が覆われた状態で、フロート側アーム部632が上下方向に移動するスペースを確保しつつ、便器洗浄タンク4を小型化することができ、便器装置1を小型化することができる。
4 便器洗浄タンク
20 タンクカバー
41 タンク本体
44 第2蓋部(蓋部)
60 ボールタップ装置(開閉弁装置)
63 フロート部材
64 操作アーム部材(アーム部材)
444 開口部
445 リブ部
445a リブ部の下端部
631 フロート部本体
632 フロート側アーム部
632b フロート側アーム部の上端部

Claims (5)

  1. 洗浄水を貯留するタンク本体と、
    前記タンク本体の上面に配置され前記タンク本体を覆う蓋部と、
    前記タンク本体及び前記蓋部を覆うタンクカバーと、
    開閉弁装置を有する給水部と、を備える便器洗浄タンクであって、
    前記開閉弁装置は、フロート部本体及び、前記フロート部本体の上部に接続されるフロート側アーム部を有すると共に前記タンク本体の内部に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動するフロート部材を備え、
    前記蓋部は、前記フロート側アーム部の上方に形成された開口部を有する便器洗浄タンク。
  2. 前記蓋部は、前記開口部の近傍において、前記蓋部から下方に延びるリブ部を有する請求項1に記載の便器洗浄タンク。
  3. 前記リブ部の下端部は、前記フロート側アーム部が最も下方に位置する場合における前記フロート側アーム部の上端部よりも下方に位置するように配置される請求項2に記載の便器洗浄タンク。
  4. 前記開閉弁装置は、上下方向に交差する方向に延びると共に先端側が前記フロート側アーム部に係合して配置されると共に前記フロート部材の上下方向の移動に連動して基端側を支点として上下方向に移動するアーム部材を備え、
    前記リブ部は、前記アーム部材が延びる方向に沿って配置される請求項2又は3に記載の便器洗浄タンク。
  5. 前記蓋部は、前記開口部の上方において前記開口部を覆う天面部を有する請求項1から4のいずれかに記載の便器洗浄タンク。
JP2015252530A 2015-12-24 2015-12-24 便器洗浄タンク Pending JP2017115450A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015252530A JP2017115450A (ja) 2015-12-24 2015-12-24 便器洗浄タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015252530A JP2017115450A (ja) 2015-12-24 2015-12-24 便器洗浄タンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017115450A true JP2017115450A (ja) 2017-06-29

Family

ID=59233927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015252530A Pending JP2017115450A (ja) 2015-12-24 2015-12-24 便器洗浄タンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017115450A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019190240A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 株式会社Lixil 便器洗浄タンク及び便器装置
JP2020133304A (ja) * 2019-02-22 2020-08-31 Toto株式会社 洗浄水タンク装置及び水洗大便器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019190240A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 株式会社Lixil 便器洗浄タンク及び便器装置
JP7129815B2 (ja) 2018-04-27 2022-09-02 株式会社Lixil 便器洗浄タンク及び便器装置
JP2020133304A (ja) * 2019-02-22 2020-08-31 Toto株式会社 洗浄水タンク装置及び水洗大便器
JP7207000B2 (ja) 2019-02-22 2023-01-18 Toto株式会社 洗浄水タンク装置及び水洗大便器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016180245A (ja) 排水弁装置、この排水弁装置を備えた洗浄水タンク装置、及び、この洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器
JP2016069873A (ja) 排水弁装置
JP2017115450A (ja) 便器洗浄タンク
JP6449730B2 (ja) 便器洗浄装置
JP2013204268A (ja) 洗浄水タンク装置
JP6332828B2 (ja) 洗浄水タンク装置及びそれを備えた水洗便器
JP4304461B2 (ja) ターントラップ式水洗便器
JP4927107B2 (ja) ターントラップ式水洗便器
JP5428462B2 (ja) 水洗大便器
JP2014224432A (ja) 便器洗浄装置
JP6187759B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6663559B2 (ja) 洗浄水タンク装置
US9783971B2 (en) Discharge valve apparatus and one-piece flush toilet including same
JP6406499B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6361856B2 (ja) 水洗大便器装置
JP5708935B2 (ja) 補給水供給装置、この補給水供給装置を備えた洗浄水タンク装置、及び、この洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器
JP7077663B2 (ja) 洗浄水タンク装置、及び、それを備えた水洗大便器
JP6662138B2 (ja) 洗浄水タンク装置及びその洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器
JP5590499B2 (ja) 洗落し式水洗便器
JP6847392B2 (ja) 給水装置
JP7387097B2 (ja) 排水弁装置、洗浄水タンク装置、及び、水洗大便器
US20110203681A1 (en) Pilot fill valve
JP7215143B2 (ja) 洗浄水タンク装置
JP7458866B2 (ja) 便器洗浄装置
JP7094488B2 (ja) 洗浄水タンク装置、及び、それを備えた水洗大便器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190625

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191217