JP2018096125A - 玉鎖の固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】玉鎖の固定構造において、玉鎖が想定される方向と異なる方向に引っ張られたとしても、玉鎖を固定する玉鎖固定部への負荷の集中を回避できる構成を提供すること。【解決手段】操作レバー係合部170は、操作紐120の一側が固定される玉鎖固定部171と、玉鎖固定部171とは独立して設けられ、操作紐120が引き出される方向に交差する方向への操作紐120の玉121cの移動を規制する荷重受け部175と、を備える。【選択図】図9

Description

本発明は、玉鎖を対象物に固定するための固定構造に関する。
従来、レバーや開閉弁等の対象物に力を伝達する手段として玉鎖を用いる場合がある。例えば、特許文献1には、玉鎖引張り用レバーにおいて、鎖取付部に一端部が取り付けられた第1の玉鎖と、第1の玉鎖の他端部と、第1の玉鎖から分離された第2の玉鎖の一端部とを連結し、かつ、第2の玉鎖からの水が第1の玉鎖に伝わらないように水を遮断する水止めコネクタとをさらに備えた構成について記載されている。
特許第4756457号公報
玉鎖が引っ張られると、玉鎖と対象物を連結している部分に玉鎖が引き出される方向への荷重が掛かる。対象物と玉鎖の連結部分はこのような荷重が掛かることを想定して設計されているものの、対象物に想定される引っ張り方向と異なる方向で玉鎖が引っ張られることがある。このような場合、玉鎖と対象物を連結する部分に通常とは異なる方向の荷重が掛かり、連結部分がダメージを受けて玉鎖と対象物の連結が外れてしまうおそれがある。
本発明は、玉鎖の固定構造において、玉鎖が想定される方向と異なる方向に引っ張られたとしても、玉鎖を固定する玉鎖固定部への負荷の集中を回避できる構成を提供することを目的とする。
本発明は、玉鎖(例えば、後述の操作紐120)の一側が固定される玉鎖固定部(例えば、後述の玉鎖固定部171,271,471,571)と、前記玉鎖固定部とは独立して設けられ、前記玉鎖が引き出される方向に交差する方向への前記玉鎖の移動を規制する荷重受け部(例えば、後述の荷重受け部175,475,575)と、を備える玉鎖の固定構造(例えば、後述の操作レバー係合部170,270,370,470,570)に関する。
前記玉鎖固定部は、前記玉鎖が有する玉(例えば、後述の玉121)の径よりも狭く、かつ、前記玉鎖における前記玉と前記玉の間の部分より広い幅の切欠き部(例えば、後述の切欠き部172,272,372,376,472,572)により、前記玉鎖が引き出される方向への前記玉鎖の移動を規制し、前記荷重受け部(例えば、後述の荷重受け部175,475,575)は、少なくとも前記切欠き部の開口側への前記玉鎖の移動を規制するように構成されることが好ましい。
前記荷重受け部(例えば、後述の荷重受け部175)は、前記玉鎖固定部から引き出される前記玉鎖の周方向を囲うように構成されることが好ましい。
前記荷重受け部(例えば、後述の荷重受け部475)は、前記玉鎖が引き出される方向に交差する方向で延びる棒状に構成されるとともに、その周面に前記玉鎖固定部から引き出される前記玉鎖を巻き付け可能に構成されることが好ましい。
本発明の玉鎖の固定構造によれば、玉鎖が想定される方向と異なる方向に引っ張られたとしても、玉鎖を固定する玉鎖固定部への負荷の集中を回避できる。
本発明の一実施形態に係る便器洗浄装置1の斜視図である。 本実施形態の便器洗浄装置1の側面図である。 上部カバー8aを取り外した状態の洗浄水タンク4の一部を示す平面図である。 嵌合孔180から取り外した操作レバー150を操作する様子を示す便器洗浄装置1を後ろから見た図である。 第1実施形態の操作レバー係合部が適用される操作レバー150を背面側から見た斜視図である。 第1実施形態の操作レバー150の背面図である。 第1実施形態の操作レバー150の平面図である。 第1実施形態の操作レバー150が横に向けた状態で使用される様子を示す斜視図である。 第1実施形態の操作レバー150の内部を示す断面図である。 第2実施形態の操作レバー係合部270が適用される操作レバー250を背面側から見た斜視図である。 第3実施形態の操作レバー係合部370が適用される操作レバー350を正面側から見た斜視図である。 第4実施形態の操作レバー係合部470が適用される操作レバー440の正面図である。 第4実施形態の操作レバー係合部470が適用される操作レバー440の背面図である。 第5実施形態の操作レバー係合部570が適用される操作レバー540を正面側から見た斜視図である。 第5実施形態の操作レバー係合部570の荷重受け部575が操作レバー540から取り外されている様子を正面側から見た斜視図である。 第5実施形態の操作レバー係合部570の荷重受け部575を背面側から見た斜視図である。 第5実施形態の操作レバー係合部570が適用される操作レバー540の背面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。
以下の説明においては、便器洗浄装置1の便座(不図示)に座った人から視た場合の前後の向きを前後方向とする。また、一対の側部カバー8b,8bが離間する方向を左右方向とする。また、側部カバー8bから上部カバー8aへ向かう方向(図1の上方向)を上方向とし、その反対方向を下方向とし、これらを上下方向とする。
まず、本発明が適用される便器洗浄装置1の全体構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。本実施形態の便器洗浄装置1は、図1及び図2に示すように、便器2と、ベースプレート3と、上部カバー8aと、一対の側部カバー8b,8bと、洗浄水タンク4と、を主要な構成として備える。
便器2は、便器本体2aと、便座(不図示)及び便蓋2bと、を含んで構成される。便座(不図示)及び便蓋2bは、便器本体2aの上部に、便器本体2aに対して回動可能に取り付けられる。
ベースプレート3は、図2に示すように、便器本体2aの後部に取り付けられる。ベースプレート3の上方には、洗浄水タンク4が配置される。
洗浄水タンク4は、ベースプレート3の上方において、便器2の後方かつ上方に配置され、便器本体2aを洗浄する洗浄水を貯留する。洗浄水タンク4には、所定水位まで所定量の洗浄水を貯留可能になっている。
上部カバー8aは、図1に示すように、洗浄水タンク4及び他の機能部品を覆うように形成される。
一対の側部カバー8b,8bは、便器本体2aの後方の左右方向の両側の側部を塞ぐように形成される。一対の側部カバー8b,8bの形状は、便器本体2aの左右方向において対称の形状である。
次に、上部カバー8aの内部の構造について説明する。図3に示すように、洗浄水タンク4を支持するベースプレート3は、洗浄水タンク4等の各部を支持する板状の底板部310と、底板部310の端部に形成される周壁321と、を備える。
洗浄水タンク4は、上面が開口したタンク本体401と、このタンク本体401の上面に配置され、タンク本体401の上面を覆う蓋部402と、を備える。
洗浄水タンク4の内部には給水部(図示省略)が配置される。給水部には、外部の給水源(不図示)に接続される給水管(不図示)が接続されている。洗浄水タンク4には、給水部に接続される給水流路部510を通じて洗浄水が供給される。
給水流路部510は、主流路部511と、分岐流路部512と、を有する。主流路部511は、洗浄水タンク4の内部を通る。主流路部511は、給水部5から給水された洗浄水を、洗浄水タンク4に供給する。分岐流路部512は、主流路部511から分岐して洗浄水タンク4の外部を通る。
タンク本体401の下部には、フロート弁450により開閉される排水口(不図示)が形成されている。本実施形態のフロート弁450は、電動による開閉と手動による開閉の2種類の開閉方式を備える。まず、電動による開閉に関する機構について説明する。
洗浄水タンク4の蓋部402には、フロート弁450を開閉する動力を供給する駆動ユニット550が支持される。駆動ユニット550は、本体ケース551と、フロート弁450に連結される出力軸552と、を備える。
本体ケース551には、駆動源としてのDCモータ及びギア(不図示)が内蔵されており、DCモータの駆動力はギアを介して出力軸552に伝達される。
出力軸552は、本体ケース551の主流路部511側に突出している。出力軸552の端部には、玉鎖553を介してフロート弁450が連結されている。出力軸552の回転動作によってフロート弁450が開状態になる。
本実施形態では、操作部(図示省略)からの制御信号に基づいて駆動ユニット550の出力軸552が回転する。出力軸552が回転すると、該出力軸552に連動してフロート弁450が引き上げられて排水口が開放される。タンク本体401の内部に貯留された洗浄水がフロート弁450によって解放された排水口から流出して便器本体2aに供給され、便器本体2aが洗浄される。
本実施形態の便器洗浄装置1は、停電等で駆動ユニット550が駆動しない場合や駆動ユニット550が故障した場合等に手動でフロート弁450を開閉できるように構成される。次に、手動でフロート弁450を開閉するための機構について説明する。
本実施形態の便器洗浄装置1は、フロート弁450の開閉に連動する連動軸554と、連動軸554に連結される可動レバー110と、可動レバー110に接続される玉鎖としての操作紐120と、操作紐120の端部に接続される操作レバー150と、をフロート弁450の手動開閉機構として備える。
連動軸554は、本体ケース551における出力軸552が突出する側の反対側に配置される。連動軸554は、出力軸552と一体的な部材である。連動軸554は、出力軸552がフロート弁450の開閉動作に伴って回転すると、その回転に伴って回転する。反対に連動軸554が回転すると出力軸552が連動軸554の回転に伴って回転し、フロート弁450が開閉する。
可動レバー110は、連動軸554に連結固定される。可動レバー110は、連動軸554と一体的に回転する。可動レバー110の端部には操作紐120が接続される。操作紐120は、その端部に複数の玉121が配置される玉鎖になっており、この玉鎖部分が可動レバー110の連結部125に連結される。洗浄水タンク4の内側で可動レバー110の連結部125に接続された操作紐120は、洗浄水タンク4の上側縁部132へと斜め後ろ上方に引き出されている。
本実施形態では、洗浄水タンク4の上側縁部132における操作紐120が通る部分にはラウンド部130が形成されている。ラウンド部130は、取り回される操作紐120が曲がる向きに合わせた曲面となっており、操作紐120が洗浄水タンク4に接触した状態で摺動して摩耗しないようになっている。また、操作紐120を通す隙間が形成されるように水平方向に延びる突出片131が配置される。洗浄水タンク4の上側縁部132に接触した状態で突出片131の下側を通って下方の操作レバー150側に取り回される。
操作紐120は、洗浄水タンク4の外側に形成される摺動部128に接触しながら洗浄水タンク4の下側に引き出される。なお、摺動部128は可動レバー110の可動範囲、洗浄水タンク4の形状等によって決まる範囲であり、装置の形状や構成等によって適宜変更されるものであり、図示される範囲に限定されるものではない。
操作紐120の操作レバー150側の端部も複数の玉121が配置される玉鎖となっており、この玉鎖部分が操作レバー150に連結される。操作レバー150は停電時等にフロート弁450を開閉するための持ち手となるものである。図3に示すように、操作レバー150は、不使用の状態ではベースプレート3の周壁321の内側であって、後方の左側に固定される。
図4は、嵌合孔180から取り外した操作レバー150を操作する様子を示す便器洗浄装置1を後ろから見た図である。手動操作を行うユーザは、嵌合孔180から操作レバー150の嵌合を解除する。ベースプレート3から操作レバー150を取り外した状態で操作レバー150を下方に引っ張ると、操作紐120を介して可動レバー110を回転させる力が作用する。可動レバー110の可動に伴って連動軸554が回転し、連動軸554と一体的に回転する出力軸552によりフロート弁450が開位置に動作する。フロート弁450が開くことにより、洗浄水タンク4に貯留された水が便器本体2aに送られる。
次に、第1実施形態の操作レバー150の構成について説明する。操作レバー150は、操作本体部160と、玉鎖の固定構造としての操作レバー係合部170と、を備える。
操作本体部160は、直方体状のブロックに形成されている。操作本体部160の上部両側には、上方に突出するアーム部161がそれぞれ形成される。操作本体部160の下端には壁状に突出する突出部162が設けられる。以下の説明において、操作本体部160における突出部162が設けられる側を操作レバー150の正面側とし、突出部162が設けられる側の反対側を操作レバー150の背面側として説明することがある。
アーム部161は、操作レバー150を嵌合孔180に嵌合する際に内側に撓むように弾性変形し、嵌合孔180への挿入完了後にその復元力により嵌合状態を保持する。
操作レバー係合部170は、操作紐120の玉鎖部分を操作レバー(対象物)150に固定するための玉鎖の固定構造である。操作レバー係合部170の構成について説明する。本実施形態では、操作本体部160の上方であって一対のアーム部161の間に位置する。
図5及び図6に示すように、操作レバー係合部170は、操作紐120の玉鎖部分を固定するための玉鎖固定部171と、操作紐120が引き出される方向(操作紐120の延びる方向)に交差する方向への玉鎖の移動を規制する荷重受け部175と、操作紐120の玉鎖部分を収容する玉鎖収容部173と、を備える。
玉鎖収容部173は、操作レバー150の背面側に開口する凹部として形成されており、この玉鎖収容部173の内側に玉鎖固定部171が設けられる。
玉鎖固定部171は、玉鎖収容部173の内壁から壁状に突出しており、その突出方向が操作紐120の引き出される方向に直交する方向となっている。玉鎖固定部171の端面には、背面側に開口するスリット状の切欠き部172が形成される。切欠き部172は、背面側から正面側に延びており、その幅が操作紐120の幅(直径)よりも広く、玉121の直径よりも狭くなるように設定されている。
操作紐120に固定される玉121のうち、最も先端側に位置するものを玉121a、真ん中に位置するものを玉121b、先端側から数えて3個目のものを玉121cとすると、操作紐120における玉121aと玉121bの間の部分が切欠き部172に通される。最も先端側の玉121aが、玉鎖固定部171に接触することにより、操作レバー150からの操作紐120の抜けが防止される。
荷重受け部175は、玉鎖固定部171の上方に配置される。荷重受け部175と玉鎖固定部171は、玉鎖収容部173の内側で間隔をあけて配置されており、荷重受け部175と玉鎖固定部171の間には玉121bが位置できるスペースが形成される。
荷重受け部175は、操作紐120の引き出される方向に沿って壁状に形成される。本実施形態の荷重受け部175は、操作紐120が操作レバー150に取り付けられた状態で玉121cの4周を囲う角筒状になっている。
図7に示すように、玉121の四周を囲う荷重受け部175の底部には玉121を通す円形の貫通孔176が形成されており、この貫通孔176の縁部が玉121cの外表面に対向する位置関係となっている。このように、荷重受け部175は、操作紐120の引き出される方向を中心軸とした場合における周方向で操作紐120の周面を囲っている。
操作レバー150の主要な構成は以上の通りである。図4に示すように、操作レバー150は、その長手方向を上下方向に向けた姿勢で操作される。しかしながら、停電時には操作レバー150の姿勢を異なる方向に向けて使用されることも考えられる。例えば、図8に示すように、操作レバー150がその長手方向を横に向けて使用される場合、操作紐120が引き出される方向に交差する方向で操作レバー150に接触する状態となる。
図9に示すように、操作紐120の玉鎖部分を構成する玉121が内側から操作レバー150を押圧し、荷重を加える。このとき、操作紐120が引き出される方向に抜け出ようとする動きが玉鎖固定部171で受け止められるとともに、操作紐120が引き出される方向に交差する方向(図9中の矢印の方向)への動きは、荷重受け部175によって受け止められ、荷重が分散される。
また、操作紐120の切欠き部172から抜け出る方向(図9中の白抜きの矢印)への移動は、四周を囲う荷重受け部175のうち、切欠き部172の開口側(背面側)に位置する背面側壁部175cによって玉121cが受け止められることによって規制される。
以上説明した第1実施形態の玉鎖の固定構造としての操作レバー係合部170は、以下の効果を奏する。
第1実施形態の操作レバー係合部170は、操作紐120の一側が固定される玉鎖固定部171と、玉鎖固定部171に対して操作紐120が引き出される方向に間隔をあけて配置され(玉鎖固定部171とは独立して設けられ)、操作紐120が引き出される方向に交差(直交)する方向への操作紐120の玉121cの移動を規制する荷重受け部175と、を備える。
これにより、荷重受け部175と玉鎖固定部171が独立した構成となっているので、操作レバー150の姿勢が傾いていたとしても、操作紐120の引き出される方向に交差する方向への荷重が荷重受け部175によって受け止められる。従って、玉鎖固定部171に掛かる荷重方向が常に操作紐120の引き出される方向(通常の使用方向)となり、玉鎖固定部171に操作紐120の引き出される方向とは異なる方向に負荷が掛かって操作レバー150が破損し、操作紐120と操作レバー150の接続が解除される事態を効果的に防止できる。
第1実施形態の玉鎖固定部171は、操作紐120が有する玉121の径よりも狭く、かつ、操作紐120における玉121aと玉121bの間の部分より広い幅の切欠き部172により、引き出される方向への操作紐120の移動を規制し、荷重受け部175は、少なくとも切欠き部172の開口側(図9中の白抜きの矢印方向)への操作紐120の移動を規制するように構成される。
これにより、操作紐120における玉121aと玉121bの間の部分を切欠き部172に通すというシンプルな構造で操作紐120の抜け止めを実現できる。また、切欠き部172の開口から操作紐120の抜けようとする動きも荷重受け部175によって妨げることができる。
第1実施形態の荷重受け部175は、玉鎖固定部171から引き出される操作紐120の周方向を囲うように構成される。
これにより、荷重受け部175が四周を囲う構造となっているので、あらゆる方向に操作レバー150の姿勢が傾いたとしても、荷重受け部175の内側で操作紐120が引き出される方向に交差する方向への荷重を受け止めることができ、操作レバー150の姿勢に関係なく、玉鎖固定部171に掛かる荷重を一定方向にすることができる。
玉鎖の固定構造としての操作レバー係合部は第1実施形態の構成に限定されず、その構成を適宜変更することができる。以下、第1実施形態の変形例について説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と共通又は同様の構成については同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
図10を参照して第2実施形態の操作レバー係合部270が適用される操作レバー250について説明する。図10に示す第2実施形態の操作レバー係合部270には、玉鎖固定部271に背面側から正面側に向うにつれて狭まる切欠き部272が形成される。この切欠き部272の最も正面側は略円状になっており、この部分に操作紐120の玉121aと玉121bの間が通される。また、操作レバー係合部270の背面側には、玉鎖収容部173の左右両側に突出片251が設けられる。第2実施形態の操作レバー係合部270において、荷重受け部175の構成は第1実施形態と同様であり、第1実施形態で説明した構成と同様の効果を奏する。
図11を参照して第3実施形態の操作レバー係合部370が適用される操作レバー350について説明する。図11に示す第3実施形態の操作レバー係合部370は、正面側に開口する玉鎖収容部373が形成される。
第3実施形態では、玉鎖収容部373は、その内側に第1玉鎖固定部371と第2玉鎖固定部375が上下方向(操作紐120の延びる方向)に間隔をあけて配置される。第1玉鎖固定部371にはスリット状の切欠き部372が設けられ、第2玉鎖固定部375にもスリット状の切欠き部376が設けられる。切欠き部376から操作紐120が抜け出ようとしても、荷重受け部175の正面側壁部175dによって玉121cが受け止められる。
図11では、第1玉鎖固定部371に操作紐120の玉121aと玉121bの間の部分が通され、操作紐120が抜け止めされている状態が示されているが、第2玉鎖固定部375に操作紐120の玉121aと玉121bの間の部分を通すとともに第1玉鎖固定部371に玉121bと玉121cの間の部分を通すことも可能である。このように、第3実施形態では操作紐120の取付位置を調節可能になっている。第3実施形態の操作レバー係合部370においても、荷重受け部175の構成は第1実施形態と同様であり、第1実施形態で説明した構成と同様の効果を奏する。
図12及び図13を参照して第4実施形態の操作レバー係合部470が適用される操作レバー440について説明する。図12及び図13に示すように、操作レバー係合部470の玉鎖収容部473は、正面側に開口する凹部となっている。玉鎖収容部473の内側には壁状に突出部する玉鎖固定部471が設けられており、この玉鎖固定部471にはスリット状の切欠き部472が形成される。第4実施形態の玉鎖収容部473は、上下方向のスペースが大きく形成されており、操作紐120の取付位置を調整可能となっている。図12では、操作紐120の玉121bと玉121cの間の部分が玉鎖固定部471の切欠き部472に通され、操作紐120が固定されている。
第4実施形態の操作レバー係合部470は、荷重受け部475の構成が上記実施形態と異なっている。第4実施形態の操作本体部160には、玉鎖固定部471の両側から上方に延びる一対の対向壁476が設けられる。荷重受け部475は、一対の対向壁476を接続する棒状に構成される。この荷重受け部475の周面に操作紐120が巻き付けられる。
この状態で操作レバー440の長手方向を横向きにした状態で引っ張ったとしても、操作紐120を巻き付けられた荷重受け部475が荷重を受けることになるので、玉鎖固定部471に過大な負荷が掛かった操作レバー440が損傷する事態を効果的に防止できる。また、荷重受け部475に操作紐120が巻き付けられているので、切欠き部472から抜け出ようとする操作紐120の動きが規制される。
第4実施形態では、荷重受け部475が、操作紐120が引き出される方向に交差する方向で延びる棒状に構成されるとともに、その周面に玉鎖固定部471から引き出される操作紐120を巻き付け可能に構成される。
これにより、操作紐120の一側の端部を玉鎖固定部471に固定しつつ、荷重受け部475に操作紐120を巻き付けた後、当該操作紐120の他側の端部を所定方向(上方向)に延ばすことができる。操作レバー440の姿勢が傾いていたとしても、その荷重が荷重受け部475で受け止められるので、玉鎖固定部471に操作紐120を引き出す方向に交差する方向への荷重が集中する事態を回避できる。
以上説明してきた実施形態では、操作レバー係合部の玉鎖固定部と荷重受け部が同じ部材上で異なる位置に配置された構成を説明したが、玉鎖固定部と荷重受け部の何れかを操作レバー係合部の本体部分から着脱式に構成することもできる。次に、図14から図17を参照して荷重受け部575が着脱式の操作レバー係合部570が適用される操作レバー540の例について説明する。
図14及び図15に示すように、第5実施形態の操作レバー540は、操作レバー係合部570の荷重受け部575が着脱可能に構成される。
まず、本体部分の操作レバー540について説明する。操作レバー540は、操作本体部160の上方に配置される玉鎖収容部573と、玉鎖収容部573の上方に配置される玉鎖固定部571と、を備える。
玉鎖収容部573は、正面側から背面側を連通する貫通状に構成されている。玉鎖固定部571は、正面側から下方に曲がる曲面を有しており、この曲面部分に操作紐120の紐部分を通すためのスリット状の切欠き部572が形成される。図14及び図15に示す例では、操作紐120の玉121aと玉121bの間の部分が切欠き部572に通され、操作紐120の玉鎖部分が固定される。
図16に示すように、荷重受け部575は上下端が開放された箱状に形成されている。荷重受け部575の背面側には玉鎖固定部571の切欠き部572に嵌め込まれるリブ576が形成される。荷重受け部575におけるリブ576の上方には壁状に突出する規制壁580が形成される。規制壁580には背面側の端面から正面側に延びるスリット581が形成される。
第5実施形態では、荷重受け部575が無い状態の操作レバー540単体でも、玉鎖固定部571によって操作紐120の延びる方向と異なる方向への荷重が受け止めることができるものの、玉121b等の押圧力による操作レバー540の破損を確実に防止するため、荷重受け部575が取り付けて使用される。
図15に示すように、操作紐120の玉121aと玉121bの間の部分が切欠き部572を通され、操作紐120が操作レバー係合部570に係合された状態で荷重受け部575が取り付けられる。また、荷重受け部575の背面側に形成されるリブ576が玉鎖固定部571の切欠き部572に挟み込まれる。そして、図17に示すように、操作紐120の玉121bと玉121cの間の部分が規制壁580のスリット581の内側に位置するように操作レバー係合部570に荷重受け部575が嵌合及び接着固定される。この規制壁580によってもスリット581から抜け出ようとする操作紐120の抜けが防止される。
第5実施形態によれば、操作レバー540を取り替えることなく、操作紐120の荷重を玉鎖固定部571とは別の場所で受け止める荷重受け部575を事後的に取り付けることができる。
以上、本発明の好ましい各実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
上記実施形態では、操作紐120を玉鎖の例として説明したが、紐に限定されるわけではなく、ワイヤや鎖状のもの等の他の部材を玉鎖とすることもできる。また、上記実施形態では、略真球状の玉121を例として説明したが、ラグビーボールのような楕円球状のものを用いることができる。また、柱状や角を有する立体形状等を玉のかわりとしてもよい。このように、本発明の玉鎖は、その可撓性を有する線状部材(紐)に、線状部材を通す貫通孔が形成された係合部材(玉121)が複数配置される構成についても含むものとする。
上記実施形態では、操作レバー150に対する操作紐120を取り付けるための構造として本発明を説明したが、可動レバー110の連結部125に本発明の構造を用いることもできる。また、フロート弁やフラッパ弁等の開閉弁に玉鎖を取り付けるための構造として本発明の構造を用いることもできる。また、便器洗浄装置に限られず、風呂の栓等、玉鎖を接続可能な対象物に本発明を適用することができる。
120 操作紐(玉鎖)
170,270,370,470,570 操作レバー係合部(玉鎖の固定構造)
171,271,471,571 玉鎖固定部
172,272,372,376,472,572 切欠き部
175,475,575 荷重受け部
371 第1玉鎖固定部(玉鎖固定部)
375 第2玉鎖固定部(玉鎖固定部)

Claims (4)

  1. 玉鎖の一側が固定される玉鎖固定部と、
    前記玉鎖固定部とは独立して設けられ、前記玉鎖が引き出される方向に交差する方向への前記玉鎖の移動を規制する荷重受け部と、
    を備える玉鎖の固定構造。
  2. 前記玉鎖固定部は、
    前記玉鎖が有する玉の径よりも狭く、かつ、前記玉鎖における前記玉と前記玉の間の部分より広い幅の切欠き部により、前記玉鎖が引き出される方向への前記玉鎖の移動を規制し、
    前記荷重受け部は、
    少なくとも前記切欠き部の開口側への前記玉鎖の移動を規制するように構成される請求項1に記載の玉鎖の固定構造。
  3. 前記荷重受け部は、
    前記玉鎖固定部から引き出される前記玉鎖の周方向を囲うように構成される請求項1又は2に記載の玉鎖の固定構造。
  4. 前記荷重受け部は、
    前記玉鎖が引き出される方向に交差する方向で延びる棒状に構成されるとともに、その周面に前記玉鎖固定部から引き出される前記玉鎖を巻き付け可能に構成される請求項1又は2に記載の玉鎖の固定構造。
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