JP2017089251A - 便器洗浄装置 - Google Patents

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Shuhei Hamada
修平 濱田
雅史 深川
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Abstract

【課題】開閉弁を開閉する操作部材を備える便器洗浄装置において、開閉弁を開閉する力を伝達するための線状部材と操作部材の組付性及びメンテナンス性を向上させることができる構造を提供する。
【解決手段】便器洗浄装置は、便器本体と、便器本体に送る洗浄水を貯留する洗浄水タンク4と、洗浄水タンク4に配置され、便器本体への洗浄水の供給又は停止を切り替えるフロート弁(開閉弁)450と、フロート弁450に連動する可動レバー(連動部材)110と、可動レバー110に接続される紐(線状部材)120と、紐120の可動レバー110に接続される側と反対側に設けられる玉(係合部材)と、玉に着脱自在に構成され、紐120を介して可動レバー110に接続される操作レバー(操作部材)150と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、洗浄水タンクを備える便器洗浄装置に関する。
従来、開閉弁に連動する連動部材と操作部材を紐によって接続し、ユーザが操作部材を引っ張ることによって開閉弁を手動で開閉する便器洗浄装置が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、停電時に駆動ユニットを手動で操作できるように、駆動ユニットに連結したハンドルと、ハンドルを操作する操作リングと、ハンドルと操作リングとを連結する紐状の連結部材とを備える構成が開示されている。
特許第5229699号公報
特許文献1に示されるような操作リングと紐はカシメ加工により接続されていたため、ハンドルに紐を接続する組付作業の前に操作リングと紐を接続しなければならず、操作リングと紐を接続する作業と、紐と連動部材を接続する作業と、が別工程となってしまっていた。また、操作リングが紐に接続された状態で連動部材に紐を接続する作業を行わなければならないため、組付性が良好とは言えなかった。更に、操作レバーが破損した場合は、操作レバーだけではなく、カシメ加工で固定された紐もまとめて交換しなければならなかった。
本発明は、開閉弁を開閉する操作部材を備える便器洗浄装置において、開閉弁を開閉する力を伝達するための線状部材と操作部材の組付性及びメンテナンス性を向上させることができる構造を提供することを目的とする。
本発明は、便器本体(例えば、後述の便器本体2a)と、前記便器本体に送る洗浄水を貯留する洗浄水タンク(例えば、後述の洗浄水タンク4)と、前記洗浄水タンクに配置され、前記便器本体への洗浄水の供給又は停止を切り替える開閉弁(例えば、後述のフロート弁450)と、前記開閉弁に連動する連動部材(例えば、後述の可動レバー110)と、前記連動部材に接続される可撓性の線状部材(例えば、後述の紐120)と、前記線状部材の前記連動部材に接続される側と反対側に設けられる係合部材(例えば、後述の玉121)と、前記係合部材に着脱自在に構成され、前記線状部材を介して前記連動部材に接続される操作部材(例えば、後述の操作レバー150)と、を備える便器洗浄装置(例えば、後述の便器洗浄装置1)に関する。
前記係合部材は、前記線状部材に複数並列配置され、前記操作部材に対して前記係合部材を係合する位置により、前記線状部材における前記連動部材から前記操作部材までの長さを調節可能であることが好ましい。
前記係合部材は、前記線状部材に並列配置される複数の球状部材(例えば、後述の玉121)を有し、前記操作部材は、操作本体部(例えば、後述の操作本体部151)と、前記操作本体部から延出し、前記線状部材の接続方向に直交する方向に延びる切欠き(例えば、後述のスリット163)が形成される係止部(例えば、後述の係止部164)と、を有し、前記線状部材における隣り合う前記球状部材の間の部分が前記切欠きを通り、前記線状部材の先端側に位置する前記球状部材が前記係止部に係止されることが好ましい。
前記操作部材は、前記操作本体部から離れる方向であって前記線状部材の接続方向に沿うように、前記係止部の端部から延出する壁部(例えば、後述の規制壁162)と、前記係止部と前記操作本体部の間で前記線状部材の接続方向に直交する方向で貫通し、前記係止部よりも前記操作本体部側に位置する前記球状部材が収容される収容部(例えば、後述の収容部165)と、を更に有し、前記切欠きは、前記係止部から前記壁部の端面まで途切れることなく形成され、前記収容部に連通していることが好ましい。
前記便器洗浄装置は、前記洗浄水タンクを支持し、前記操作部材を着脱自在な嵌合孔(例えば、後述の嵌合孔180)が形成されるベースプレート(例えば、後述のベースプレート3)を更に備えることが好ましい。
前記便器洗浄装置は、前記便器本体に配置される側部カバー(例えば、後述の側部カバー8b)を更に備え、前記操作部材は、前記側部カバーの後方に配置されることが好ましい。
本発明によれば、開閉弁を開閉する操作部材を備える便器洗浄装置において、開閉弁を開閉する力を伝達するための線状部材と操作部材の組付性及びメンテナンス性を向上させることができる構造を提供できる。
本発明の一実施形態に係る便器洗浄装置1の斜視図である。 本実施形態の便器洗浄装置1の側面図である。 上部カバー8aを取り外した状態の洗浄水タンク4の一部を示す平面図である。 可動レバー110と紐120の接続部分を下から見た斜視図である。 本実施形態の操作レバー150の正面図である。 本実施形態の操作レバー150の背面図である。 本実施形態の操作レバー150の平面図である。 操作レバー150と紐120を接続する様子を示す斜視図である。 ベースプレート3の嵌合孔180に嵌合された状態の操作レバー150を上から見た拡大斜視図である。 ベースプレート3の嵌合孔180を下から見た拡大斜視図である。 嵌合孔180から取り外した操作レバー150を操作する様子を示す便器洗浄装置1を後ろから見た図である。
以下、本発明の便器洗浄装置1の好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下の説明においては、便器洗浄装置1の便座(不図示)に座った人から視た場合の前後の向きを前後方向とする。また、一対の側部カバー8b,8bが離間する方向を左右方向とする。また、側部カバー8bから上部カバー8aへ向かう方向(図1の上方向)を上方向とし、その反対方向を下方向とし、これらを上下方向とする。まず、本発明の一実施形態に係る便器洗浄装置1の全体構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。
本実施形態の便器洗浄装置1は、図1及び図2に示すように、便器2と、ベースプレート3と、上部カバー8aと、一対の側部カバー8b,8bと、洗浄水タンク4と、水流調整機構6と、を備える。
便器2は、便器本体2aと、便座(不図示)及び便蓋2bと、を含んで構成される。便座(不図示)及び便蓋2bは、便器本体2aの上部に、便器本体2aに対して回動可能に取り付けられる。
ベースプレート3は、図2に示すように、便器本体2aの後部に取り付けられる。ベースプレート3の上方には、洗浄水タンク4が配置される。ベースプレート3には、水流調整機構6が取り付けられている。
水流調整機構6は、ベースプレート3に取り付けられ、給水流路部510(後述)の分岐流路部512を流通する水の流れを調整可能である。
水流調整機構6は、操作ダイヤル部7を有する。操作ダイヤル部7は、水流調整機構6の下方側に配置され、ベースプレート3の下方に突出するように配置される。操作ダイヤル部7は、水流調整機構6における補給水の量を操作可能である。
洗浄水タンク4は、ベースプレート3の上方において、便器2の後方かつ上方に配置され、便器本体2aを洗浄する洗浄水を貯留する。
上部カバー8aは、図1に示すように、洗浄水タンク4及び他の機能部品を覆うように形成される。
一対の側部カバー8b,8bは、便器本体2aの後方の左右方向の両側の側部を塞ぐように形成される。一対の側部カバー8b,8bの形状は、便器本体2aの左右方向において対称の形状である。
次に、上部カバー8aの内部の構造について説明する。図3に示すように、洗浄水タンク4を支持するベースプレート3は、洗浄水タンク4等の各部を支持する板状の底板部310と、底板部310の端部に形成される周壁321と、を備える。
洗浄水タンク4は、上面が開口したタンク本体401と、このタンク本体401の上面に配置され、タンク本体401の上面を覆う蓋部402と、を備える。
洗浄水タンク4の内部には給水部5が配置される。給水部5には、給水流路部510が接続される。給水流路部510は、給水部5から洗浄水を洗浄水タンク4に供給する。給水部5には、外部の給水源(不図示)に接続される給水管(不図示)が接続されている。
給水流路部510は、主流路部511と、分岐流路部512と、を有する。主流路部511は、洗浄水タンク4の内部を通る。主流路部511は、給水部5から給水された洗浄水を、洗浄水タンク4に供給する。分岐流路部512は、主流路部511から分岐して洗浄水タンク4の外部を通る。
タンク本体401の下部には、フロート弁450により開閉される排水口(不図示)が形成されている。本実施形態のフロート弁450は、電動による開閉と手動による開閉の2種類の開閉方式を備える。まず、電動による開閉に関する機構について説明する。
洗浄水タンク4の蓋部402には、フロート弁450を開閉する動力を供給する駆動ユニット550が支持される。駆動ユニット550は、本体ケース551と、フロート弁450に連結される出力軸(軸状部材)552と、を備える。
本体ケース551には、駆動源としてのDCモータが内蔵されており、DCモータの駆動力は出力軸552に伝達される。
出力軸552は、本体ケース551の給水部5側に突出しており、フロート弁450に接続されている。出力軸552の回転動作によってフロート弁450が開状態になる。
本実施形態では、操作部(図示省略)からの制御信号に基づいて駆動ユニット550の出力軸552が回転する。出力軸552が回転すると、該出力軸552に連動してフロート弁450が引き上げられて排水口が開放される。タンク本体401の内部に貯留された洗浄水がフロート弁450によって解放された排水口から流出して便器本体2aに供給され、便器本体2aが洗浄される。
本実施形態の便器洗浄装置1は、停電等で駆動ユニット550が駆動しない場合や駆動ユニット550が故障した場合等に手動でフロート弁450を開閉できるように構成される。洗浄水タンク4は、出力軸552を介してフロート弁450に連動する可動レバー110と、可動レバー110を可動する操作レバー150と、可動レバー110と操作レバー150を接続する紐120と、をフロート弁450を手動で開閉するための機構として備える。
可動レバー110は、出力軸552のフロート弁450に接続される側と反対側に接続され、出力軸552と一体的に回転する。
図4に示すように、可動レバー110は、出力軸552に固定され、該出力軸552の径方向に延びる可動レバー本体部111と、可動レバー本体部111の先端に配置される可動レバー係合部112と、を備える。なお、図4では、駆動ユニット550及び紐120以外の構成についてはその図示を省略している。
可動レバー本体部111には基端側から先端側にかけて溝113が形成されている。可動レバー係合部112は、可動レバー本体部111の溝113を閉鎖する壁状に形成されている。可動レバー係合部112には、紐120を通すためのスリット115が形成されている。
可撓性のある紐120の可動レバー110に接続される側の端部には複数の玉(球状部材)116が固定される。複数の玉116は隙間をあけて配置されており、玉116と玉116の間の紐120の部分をスリット115に通すことにより、可動レバー110と紐120が接続される。玉116は、溝113の内側に収容された状態となり、可動レバー係合部112によって玉116が可動レバー110から外れようとする動きが規制される。なお、本明細書における可撓性とは、たわめることの可能な性質のことを意味し、可撓性のある線状部材には、繊維で構成される本実施形態の紐120についても当然に含まれる。
紐120は、ベースプレート3の上面を通って操作レバー150側に取り回される。図3に示すように、本実施形態では、ベースプレート3における紐120が通る部分にはラウンド部130が形成されている。ラウンド部130は、取り回される紐120が曲がる向きに合わせた曲面となっており、紐120がベースプレート3に接触して摩耗しないようになっている。
操作レバー150は、紐120を介して可動レバー110に接続される。操作レバー150と紐120の接続について説明する。図5から図7に示すように、操作レバー150は、操作本体部151と、操作レバー係合部160と、を備える。
操作本体部151は、直方体状のブロックに形成されている。操作本体部151の下端には壁状に突出する突出部156が形成されている。図6に示すように、操作本体部151の裏側には凹部157が形成される。
本実施形態の操作本体部151の正面側には長手方向に延びる複数の正面リブ152が形成される。操作本体部151の両側には、上方に突出するアーム部154がそれぞれ形成される。アーム部154の側面には、側面突起部155がそれぞれ形成される。また、操作本体部151の両側面には長手方向に直交する方向に延びる側面リブ153がそれぞれ形成される。正面リブ152及び側面リブ153は、後述するベースプレート3の嵌合孔180に嵌合されたときのガタ防止部材として機能する。
操作レバー係合部160は、紐120を操作レバー150に接続するためのものである。本実施形態の紐120の操作レバー150側の端部には、3個の玉121が所定の間隔をあけて紐120に固定されている。操作レバー係合部160は、これらの玉121を係合して操作レバー150と紐120を接続する。
操作レバー係合部160の構成について説明する。操作レバー係合部160は、操作本体部151における突出部156が形成される側とは反対側に設けられる。
操作レバー係合部160は、操作本体部151の上面に立設する1対の壁部161と、壁部161を水平方向に接続する係止部164と、係止部164と壁部161を正面側で接続する規制壁162と、係止部164の下方に設けられる収容部165と、を備える。
規制壁162と係止部164の接続部分は曲面状に形成されている。また、操作レバー係合部160には、規制壁162の端部から係止部164の中央部分まで達するスリット163が形成される。このスリット163は、紐120を挿通可能な幅に設定されている。
本実施形態のスリット163は、規制壁162に形成される紐120の接続方向(上下方向)に沿う部分と、規制壁162と係止部164の接続部分で曲面に沿う部分と、係止部164に形成される紐120に直交する方向(水平方向)に沿う部分と、を有する。
収容部165は、1対の壁部161と、係止部164と、操作本体部151の上面と、に区画される空間であり、スリット163に連通している。本実施形態の収容部165は、操作レバー150の正面側と背面側を連通する貫通孔となっている。
次に、操作レバー150と紐120の接続について説明する。図8に示すように、紐120における隣り合う玉121の間の部分を操作レバー150の斜め上からスリット163に通し、紐120の先端側に位置する玉121を収容部165に収容することで紐120が操作レバー150に接続される。
本実施形態では、係合部材が玉121であることに加え、規制壁162と係止部164の接続部分が曲面になっているので、紐120の操作レバー150に対する角度を大きく変えることなく、紐120をスリット163に通す作業をスムーズに行うことができる。
また、本実施形態では、紐120に3個の玉121が設けられているので、可動レバー110と操作レバー150の位置関係によって紐120の長さを調節できる。即ち、紐120における先端側から3個目の玉121と2個目の玉121の間の部分をスリット163に通すことにより、可動レバー110と操作レバー150の間の紐120を短くすることができる。
操作レバー150が破損した場合等、操作レバー150を紐120から取り外したい場合がある。この場合でも、本実施形態の構成であれば、操作レバー150と紐120の接続を容易に解除できる。具体的には、貫通孔になっている収容部165に納められている玉121をドライバー等の細長の器具を利用して背面側から正面側に押し出す。正面側に押し出された玉121をスリット163に沿って斜め上に持ち上げることにより、操作レバー150と紐120の接続を解除できる。
図3に示すように、操作レバー150は、不使用の状態ではベースプレート3の周壁321の内側であって、後方の左側に固定される。次に、操作レバー150のベースプレート3への取付構造について説明する。
図9及び図10に示すように、ベースプレート3の周壁321の下部には、下部側縁壁部322が形成される。ベースプレート3の上面における嵌合孔180の周囲には周壁321と接続される上面側取付壁部323が設けられる。この上面側取付壁部323と周壁321によって嵌合孔180の周囲の空間は区画されている。
ベースプレート3の下面における嵌合孔180の周囲には下部側縁壁部322と接続される下面側取付壁部324が設けられる。下面側取付壁部324には切欠き部181が形成されている。なお、図10では、操作レバー150は鎖線で示される。
嵌合孔180の内側には上下方向に延びる嵌合孔リブ182が形成されている。嵌合孔180に操作レバー150を嵌合するときは、嵌合孔180の下から上に操作レバー150を押し込んで嵌合する。操作レバー150に形成されるアーム部154が撓みながら嵌合孔180の中を上方に移動した後、アーム部154の復元力によって操作レバー150が嵌合孔180に嵌合した状態となる。本実施形態では、操作レバー150側に正面リブ152及び側面リブ153が形成されるとともに、嵌合孔180側には嵌合孔リブ182が形成されている。操作レバー150側の正面リブ152及び側面リブ153と、嵌合孔180側の嵌合孔リブ182と、により、嵌合孔180に嵌合されたときの操作レバー150のガタつきが効果的に防止されている。また、本実施形態の嵌合孔リブ182は、下面側取付壁部324の内側に対向配置されている。嵌合孔リブ182の端面(対向する面)は下から上に進むにつれて互いに近づくように傾斜しており、操作レバー150を嵌合孔180に挿入するときのガイド部材としても機能する。
次に、操作レバー150の使用方法について説明する。図11に示すように、嵌合孔180の位置は、側部カバー8bの後方に設定されている。嵌合孔180に取り付けられた状態の操作レバー150は、ベースプレート3及び上部カバー8aにより、操作本体部151の突出部156以外の部分が隠れた状態となっている。これにより、非常時しか使用しない操作レバー150が外部から見え難い位置となっており、本実施形態の構成はデザイン性の向上にも寄与している。
操作レバー150を使用するときは、嵌合孔180から操作レバー150を下に引っ張り出す。このとき、操作レバー150の突出部156については外部に露出しているので、ユーザは操作レバー150の位置を把握できる。また、突出部156は、操作レバー150を取り出すときに指を掛ける場所とすることもできる。図10に示すように、下面側取付壁部324には切欠き部181が形成されており、該切欠き部181を通じて操作本体部151の背面側の凹部157に指を掛けることができ、ベースプレート3から操作レバー150を取り外す作業も容易に行うことができる。
ユーザは、ベースプレート3から操作レバー150を取り外した後、操作レバー150を下に引っ張ることでフロート弁450を開状態にする。このとき、操作レバー150が斜め下方に引っ張られたとしても、スリット163から紐120が離れる動きは操作レバー係合部160により規制されるので、操作レバー150が紐120から外れることもない。紐120を介して可動レバー110が一側に回動することにより、出力軸552がフロート弁450を開状態にする方向に回転し、洗浄水タンク4に貯留された水が便器本体2aに送られる。
以上説明した本実施形態の便器洗浄装置1によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の便器洗浄装置1は、便器本体2aと、便器本体2aに送る洗浄水を貯留する洗浄水タンク4と、洗浄水タンク4に配置され、便器本体2aへの洗浄水の供給又は停止を切り替えるフロート弁450と、フロート弁450に連動する可動レバー110と、可動レバー110に接続される紐120と、紐120の可動レバー110に接続される側と反対側に設けられる玉121と、玉121に着脱自在に構成され、紐120を介して可動レバー110に接続される操作レバー150と、を備える。
これにより、ベースプレート3の嵌合孔180を通した後で、紐120と操作レバー150を接続する作業を行うことができ、紐と操作部材を別の場所でカシメ加工する場合に比べ、組付作業の効率性を効果的に向上させることができる。また、紐120に対して操作レバー150が着脱自在となるので、操作レバー150が破損した場合でも、操作部材と紐が一体的になっている構成と違い、操作レバー150だけを交換すればよくなり、メンテナンス性が向上する。
本実施形態では、玉121は、紐120に複数(3個以上)並列配置され、係止部164を差し込む位置(操作レバー150に対して玉121を係合する位置)により、紐120における可動レバー110から操作レバー150までの長さを調節可能となっている。
これにより、切断作業等を行うことなく、可動レバー110と操作レバー150の間の紐120の長さやテンションの調節ができる。従って、ベースプレート3の形状や洗浄水タンク4の形状等、便器洗浄装置1の構成が異なる場合でも柔軟に対応することができる。
本実施形態では、玉121は、紐120に複数並列配置される。また、操作レバー150は、操作本体部151と、操作本体部151から延出し、紐120の接続方向に直交する方向に延びるスリット163が形成される係止部164と、を有する。そして、紐120における隣り合う玉121の間の部分がスリット163を通り、紐120の先端側に位置する玉121が係止部164に係止される。
これにより、複数の玉121を配置するというシンプルな形状で、紐120と操作レバー150を接続する構成を実現できる。
本実施形態では、操作レバー150は、操作本体部151から離れる方向であって紐120の接続方向に沿うように、係止部164の端部から延出する規制壁162と、係止部164と操作本体部151の間で紐120の接続方向に直交する方向で貫通し、係止部164よりも操作本体部151側に位置する玉121が収容される収容部165と、を更に有する。スリット163は、係止部164から規制壁162の端面まで途切れることなく形成され、収容部165に連通している。
これにより、紐120が収容部165に確実に固定された状態となる。係止部164の上に位置する玉121は、背面側に移動しようとする動きはスリット163の端部に規制され、スリット163から離脱しようとする動きは、収容部165に収容された玉121が斜め上方に移動しない限り、規制壁162によって阻止される。収容部165に収容された玉121は、収容部165の背面側から押し出されない限り斜め上方に移動しないので、操作レバー150が上下方向や斜め下方に引っ張られた場合でも紐120と操作レバー150の接続が意図せず解除される事態を確実に防止できる。
本実施形態の便器洗浄装置1は、洗浄水タンク4を支持し、操作レバー150を着脱自在な嵌合孔180が形成されるベースプレート3を更に備える。
これにより、普段使用しないときは操作レバー150をベースプレート3に固定でき、便器洗浄装置1の洗浄等による振動により、操作レバー150が揺れ動いたりする事態を防止できる。
本実施形態の便器洗浄装置1は、便器本体2aに配置される側部カバー8bを更に備え、操作レバー150は、側部カバー8bの後方に配置される。
これにより、便器本体2aの後方のスペースを利用しつつ、普段使用しない操作レバー150を目立たない位置に置くことができる。
以上、本発明の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
上記実施形態では、紐120を線状部材の例として説明したが、紐120に限定されるわけではなく、ワイヤや鎖状のもの等の他の部材を線状部材として適用できる。上記実施形態では、真球状の玉121を球状部材及び係合部材の例として説明したが、ラグビーボールのような楕円球状のものを用いることができる。また、係合部材としては、球面を有しない形状のものを用いることもできる。
上記実施形態の操作レバー係合部160の形状も事情に応じて適宜変更することができる。例えば、規制壁162を省略したり、収容部165の背面側が閉鎖されるような構成としたりすることもできる。
1 便器洗浄装置
2a 便器本体
4 洗浄水タンク
110 可動レバー(連動部材)
120 紐(可撓性の線状部材)
121 玉(係合部材、球状部材)
150 操作レバー(操作部材)
151 操作本体部
163 スリット(切欠き)
164 係止部
165 収容部
450 フロート弁(開閉弁)

Claims (6)

  1. 便器本体と、
    前記便器本体に送る洗浄水を貯留する洗浄水タンクと、
    前記洗浄水タンクに配置され、前記便器本体への洗浄水の供給又は停止を切り替える開閉弁と、
    前記開閉弁に連動する連動部材と、
    前記連動部材に接続される可撓性の線状部材と、
    前記線状部材の前記連動部材に接続される側と反対側に設けられる係合部材と、
    前記係合部材に着脱自在に構成され、前記線状部材を介して前記連動部材に接続される操作部材と、
    を備える便器洗浄装置。
  2. 前記係合部材は、前記線状部材に複数並列配置され、
    前記操作部材に対して前記係合部材を係合する位置により、前記線状部材における前記連動部材から前記操作部材までの長さを調節可能な請求項1に記載の便器洗浄装置。
  3. 前記係合部材は、
    前記線状部材に並列配置される複数の球状部材を有し、
    前記操作部材は、
    操作本体部と、
    前記操作本体部から延出し、前記線状部材の接続方向に直交する方向に延びる切欠きが形成される係止部と、
    を有し、
    前記線状部材における隣り合う前記球状部材の間の部分が前記切欠きを通り、前記線状部材の先端側に位置する前記球状部材が前記係止部に係止される請求項1又は2に記載の便器洗浄装置。
  4. 前記操作部材は、
    前記操作本体部から離れる方向であって前記線状部材の接続方向に沿うように、前記係止部の端部から延出する壁部と、
    前記係止部と前記操作本体部の間で前記線状部材の接続方向に直交する方向で貫通し、前記係止部よりも前記操作本体部側に位置する前記球状部材が収容される収容部と、
    を更に有し、
    前記切欠きは、前記係止部から前記壁部の端面まで途切れることなく形成され、前記収容部に連通している請求項3に記載の便器洗浄装置。
  5. 前記洗浄水タンクを支持し、前記操作部材を着脱自在な嵌合孔が形成されるベースプレートを更に備える請求項1から4の何れかに記載の便器洗浄装置。
  6. 前記便器本体に配置される側部カバーを更に備え、
    前記操作部材は、前記側部カバーの後方に配置される請求項1から5の何れかに記載の便器洗浄装置。
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