JP2014070409A - 洗浄操作装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】洗浄タンク内に連結されて洗浄タンク内に延出したスピンドル96と、スピンドル96の先端側に設けられた玉鎖の取付部116,118と、を有し、取付部116,118に大洗浄用の玉鎖と小洗浄用の玉鎖とを取り付けて、スピンドル96の一方向の回転により大洗浄用の玉鎖と小洗浄用の玉鎖との一方の玉鎖を引き上げ、逆方向の他方向の回転により他方の玉鎖を引き上げることによって、洗浄水を大量に放出する大洗浄と小量に放出する小洗浄とを行わせる洗浄操作装置において、スピンドル96の先端側に設けられ、玉鎖を取付部に導くスリット140が形成されたガイド面138と、を有し、ガイド面138の一部は、取付部116,118から遠ざかる方向に傾斜する傾斜面139を有する。
【選択図】図6
Description
図1において、200は洗浄ハンドル202に連結されて洗浄タンク内に延出するスピンドルである。また、201はスンピンドル200と洗浄ハンドル202を洗浄タンクに固定するためにスピンドル200に嵌められたナットである。
図2に示すように、スピンドル200は、先端部にヘッド部214を有している。
ヘッド部214は、その上端部で且つスピンドル200に対する正面視において左、右の位置に大洗浄側の取付部208と、小洗浄側の取付部206とを有している。そして、取付部208に大洗浄用玉鎖222が、また取付部206に小洗浄用玉鎖224が、各々固定状態に取り付けられている。
図3において、10は洗浄タンクである。(以下単にタンクとする。)図中16はタンク10の底部を、18はタンク壁を表している。
タンク10の底部16には、図4に示しているように内部の洗浄水を便器に排水する排水口20と、これを開閉する排水弁としてのフラッパ弁22とが設けられている。
図4において、24は排水口20に連通して設けられたオーバーフロー管で、タンク10の内部において底部16から上向きに立ち上がっている。
アーム30、31の一端部にはフック状の掛止部32、33が設けられており、これら掛止部32、33が、それぞれオーバーフロー管24の外周面に突出した軸部34に回転可能に掛止されている。
フラッパ弁22の弁部28、29は、それぞれ軸部34周りに回転運動することによって開閉動作する。
また、44は小洗浄用玉鎖36に取り付けられたフロートであり、46は弁部29の取付部42と一体的に形成されたフロートである。
図5において、98は洗浄ハンドル94及びスピンドル96をタンク壁18に取付けるための取付部材で、雄ネジ部100を有しており、そこにナット102がねじ込まれることでタンク壁18に固定されている。
スピンドル96の先端側には、スピンドル96に対して直角に屈曲したレバー部112が一体に形成されている。
ここでレバー部112は縦向き、即ち通常の状態(洗浄ハンドル94を回転させない状態)において、垂直下向きに延びている。
また、ヘッド部114はその上端部で、且つスピンドル96に対する正面視において左、右の位置に、大洗浄側の取付部116と、小洗浄側の取付部118とを有している。そして、取付部116に大洗浄用玉鎖38が、また取付部118に小洗浄用玉鎖36が各々取り付けられている。
大洗浄用玉鎖38及び小洗浄用玉鎖36の各々は、繋ぎ材36bを挿通孔120に挿通し、上側の玉36aと下側の玉36cとに係合部122を係合させることで各取付部116、118に取り付けられる。
これら取付部116、118に取り付けられた大洗浄用玉鎖38と小洗浄用玉鎖36とは、各々取付部116、118から左、右に分かれて下向きに垂れ下がった状態となる。
ここで引上げアーム124は1枚の板状のリブにて構成してある。
この引上げアーム124は、大洗浄用の玉鎖38及び小洗浄用の玉鎖36の何れにも固定されておらず、通常時においてそれらに対しフリーの状態にある。
従ってこの状態で洗浄ハンドル94を、図3中右からの正面視において時計方向に回転させると、これと同方向にスピンドル96及び引上げアーム124が回転し、引上げアーム124がその先端部124aを、小洗浄用の玉鎖36に引掛けてこれを引き上げる。
このとき、大洗浄用の玉鎖38は引き上げアーム124にて引き上げられることなく、取付部116から垂れ下がったままとなる。
而して大洗浄用の玉鎖38が引き上げられると、上記の弁部29及び28が引き上げられて開弁し、タンク内の洗浄水が便器に向けて大量に排水され、便器の大洗浄が行われる。
このとき、小洗浄用の玉鎖36は引上げアーム124によって引き上げられることはなく、取付部118から下向きに垂れ下がったままである。
ここでガイド面138は、図8に示しているようにスリット140が形成された上面部141と側面部142とを有しており、取付部116,118に取り付けられた、上下に隣接した一対の玉36a,36cのうちの下側の玉36cを内部に収容する状態に、下側の玉36cを左右方向の外方から覆う形状をなしている。
このときには、下側の玉36cをスリット140の下端からガイド面138の内側に先ず嵌め入れた状態とし、その状態でスリット140に沿って繋ぎ材40を上側の玉36aとともに取付部118,116側に移動させる。
この実施形態において、洗浄ハンドル94が図5に示す中立状態にあるとき、図9に示しているようにフラッパ弁22の弁部28、29は閉弁状態にあり、フロート44は水中に没した位置でストッパ90に当接した状態にある。
これにより図10に示しているように弁部28、29が一体となって引き上げられる。具体的には、弁部29はその中心に排水口20に連通する開口部70を有するよう形成されているため、その開口部70を弁部28により塞いだ状態のまま、弁部28、29が一体となって開弁することになる。これら弁部28、29は、フロート44、46の浮力により開弁状態に維持され、タンク10内の洗浄水が開放された排水口20から便器に向かって排水される。
その後、タンク10内の洗浄水の排水に伴って、タンク内の水位は下降していく。
そして、水位が一定距離下側位置まで下がったところで、フロート44、46に作用する浮力と、弁部28、29及びフロート44、46自体の重力がバランスした状態となり、その後フロート44、46は水位の下降に伴って下向きに移動して弁部28、29は閉弁状態になる。
そのため、小洗浄時においては、洗浄水の排水水量が少なく、少ない水量で便器洗浄を行う。
即ち、スリットが形成されたガイド面138の一部に、取付部118、116から遠ざかる方向に向かって、上方に傾斜する傾斜面139を設けたことで、スピンドル及びレバー部が回転運動し、玉鎖36、38に下方向の力がかかった際も、その傾斜面139によって玉鎖36、38の移動を抑制し、玉鎖36、38がスリットから抜け落ちることを防止することができる。
図12に示すように、第2の実施形態のスピンドル及びレバー部では、ガイド面138の一部に下玉挿入部52が形成されている。したがって、玉鎖36、38を取付部118、116に取付けるにあたっては、玉鎖36、38の下側の玉36cを下玉挿入部52からガイド面138の内側に嵌め入れるだけでよいため、玉鎖を下方に垂らした状態で、側方から水平移動させて取り付けることができ、取り付け作業が容易になる。
図13に示すように、第3の実施形態のスピンドル及びレバー部では、スリット140が屈曲して形成され、規制壁128にも設けられている。そして、規制壁139に設けられたスリット140の一部には、第2実施形態と同様に下玉挿入部52が形成されている。
36、38 玉鎖
92 洗浄操作装置
94 洗浄ハンドル
96 スピンドル
116、118 取付部
124 引き上げアーム
124a 先端部
128 規制壁
138 ガイド面
140 スリット
Claims (3)
- 洗浄ハンドルに連結されて洗浄タンク内に延出したスピンドルと、
上記スピンドルの先端側に設けられ玉鎖の取付部が形成されたヘッド部と、を有し、
上記取付部に大洗浄用の玉鎖と小洗浄用の玉鎖とを取り付けて、上記スピンドルの一方向の回転により大洗浄用の玉鎖及び小洗浄用の玉鎖のうちいずれか一方の玉鎖を引き上げ、逆方向の他方向の回転により他方の玉鎖を引き上げることによって、洗浄水を大量に排水する大洗浄と小量に排水する小洗浄とを行わせる洗浄操作装置において、
上記ヘッド部に設けられ、玉鎖を取付部に導くスリットが形成されたガイド面を有し、
上記ガイド面は、
取付部に接続するスリットの終端が形成された上面部と、
上記取付部に取り付けられた玉鎖の上下に隣接した一対の玉のうちの下側の玉を内部に収容する状態にし、上記下側の玉を上記スピンドルに対する先端面からの正面視において左右方向の外方から覆う側面部と、を備え、
上記ガイド面の上面部の一部は、上記取付部から遠ざかる方向に向けて上方に傾斜する傾斜面を有する洗浄操作装置。 - 上記側面部に形成されたスリットの一部に、上記下側の玉を挿入する下玉挿入部を設けた請求項1記載の洗浄操作装置。
- 上記スリットの一部が、上記スピンドルの軸方向の向きに沿って形成されている請求項1記載の洗浄操作装置。
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JP2012216838A JP5863152B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 洗浄操作装置 |
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JP2018096125A (ja) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | 株式会社Lixil | 玉鎖の固定構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000034763A (ja) * | 1998-07-17 | 2000-02-02 | Inax Corp | 便器洗浄ハンドルと鎖の接続構造 |
JP2012162866A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-30 | Lixil Corp | 洗浄操作装置 |
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