JP4748632B2 - 遠隔操作式排水栓装置の配管構造及びそれに用いられる目皿部材 - Google Patents

遠隔操作式排水栓装置の配管構造及びそれに用いられる目皿部材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は浴槽の排水栓の弁体を遠隔操作して開閉する遠隔操作式排水栓装置の配管構造及びそれに用いられる目皿部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、浴槽の排水を行う方法として、レリースワイヤを用いた遠隔操作式排水栓装置を用いる方法があった。この遠隔操作式排水栓装置は、浴槽に、排水栓内部の弁体と、該弁体を遠隔操作して開閉操作する操作部とを、浴槽の裏側からレリースワイヤを介して接続して成り、操作部に加えた操作をレリースワイヤ内部の芯材(図示せず)によって弁体に伝達し、排水栓に備えた弁体の昇降によって、排水栓の開閉を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような遠隔操作式排水栓装置は、洗い場と浴槽とが一体的に作られていたり、或いは排水栓から直接トラップ等の下水側に向かって排水を行うような配管を行った浴槽等には有効であるが、それ以外の、例えば図4乃至図5に示した従来例のような浴槽配管には不適であった。
【0004】
図4乃至図5に示した各従来例は、防水パンを、洗い場部と、浴槽を載置する浴槽載置部と、から構成し、また洗い場部側には排水トラップ(図示せず)を、浴槽載置部側には排水用エルボ部材を取着し、浴槽載置部上に浴槽を載置して、浴槽の排水栓と排水エルボ部材を適宜接続部材で接続し、浴槽からの排水を排水用エルボ部材に排出するように構成してなる。このようにすることで防水パンと浴槽を別体に構成する事が出来る。浴槽と防水パンを別体で構成するメリットとしては、浴槽と防水パンを一体成形するよりも別々の構成とする方が、個々の部材の大きさが小さくて済むため、成形や搬送が容易なこと、また両者の材質を異なる物とできるため、浴槽の意匠性や保温性を高めたりすること等が挙げられる。このため、浴室の構造としては、防水パンと浴槽とを別体で構成する方法が主流である。
【0005】
しかし乍ら、前述した遠隔操作式排水栓装置を、上記のような防水パンと浴槽とを別体とした浴槽配管に用いるには下記のような問題点がある。
図4に示した遠隔操作式排水栓装置の従来例の場合は、中空のビニルチューブ管を操作部と排水栓の間に配置している。施工に際しては、ビニルチューブ管を接続部材の側面に水密的に接続してから防水パンへ浴槽を載置し、操作部からビニルチューブ管を介してレリースワイヤを排水栓中に通し、更に弁体に接続させて遠隔操作装置の施工が完了する。この方法では水密性の確保やレリースワイヤの接続作業の困難さの低減という長所はあるが、ビニルチューブ管の高さ分まで接続部材の上下方向幅をとらなければならなくなり、その分、洗い場から浴槽の天面の高さ幅(以後、「跨ぎ込み高さ」と記載)の高い浴室となってしまう。この跨ぎ込み高さがあまりにも高いと特に老人や病人、また子供には浴槽に入りにくく、不便な浴槽となってしまう。しかし、この跨ぎ込み高さを低くするために浴槽を下げると、それに伴って防水パンの浴槽載置部側も低くなり、排水エルボ部材の高さが排水トラップの高さよりずっと低くなって、排水トラップに向かって排水が流れにくくなったり、あるいは排水トラップからの逆流が発生しやすくなってしまう、といった問題があり、あまり良好な配管構造とはいえない。逆流が発生しにくく、或いは跨ぎ込み高さが低い浴槽配管を行うためには、防水パンの洗い場部と浴槽載置部との高さ位置の関係をなるべく変化させず、浴槽と防水パンの間をできる限り狭めるほうが好ましく、前述のような、浴槽と防水パンとの間にビニールチューブ管等の高さ幅が要求されるような方法はあまり好ましくない。
【0006】
また、図5に示した遠隔操作式排水栓装置の従来例は、排水栓を、接続部材を介して排水エルボ部材に接続してから浴槽を防水パンに載置する。施工に際しては、操作部から延設されたレリースワイヤを、接続部材の側面から水密に挿通して排水栓中に通し、弁体に接続させて遠隔操作式排水栓装置の施工が完了する。この構造では、浴槽と防水パンとの間は前記段落0005に記載した従来例よりはビニルチューブ管の高さ幅分、跨ぎ込み高さは狭まるという長所はあるが、それでも接続部材にレリースワイヤの挿通分の高さ幅が加わって上下方向に高さが必要となり、跨ぎ込み高さの問題は充分解決されていなかった。また、レリースワイヤを排水栓内に通すためには、接続部材に設けたレリースワイヤ挿通孔にレリースワイヤを通さなければならないが、防水パンと浴槽の間は極めて狭く、多くは浴槽の陰など奥まった場所にあるため、接続部材に手で直接作業を加える方法では作業に困難が伴い、まして接続部材に設けたレリースワイヤ挿通孔に水密な処理を加える場合は一層困難である。
また、この従来例においては、浴槽の載置前や工場で予めレリースワイヤを排水栓に接続しておき、その後浴槽を載置する方法もあるが、これでは浴槽を載置する作業の際にレリースワイヤを引っかけたり、あるいは載置の際に防水パンと浴槽とで挟み込んでレリースワイヤを損傷してしまう場合があった。
【0007】
また、図示しないが特願2000−152154のように、防水パンにレリースワイヤ挿通孔を設け、レリースワイヤをレリースワイヤ挿通孔から、防水パン下に挿通し、更に排水エルボ部材内を介して排水栓中に通す方法もある。この方法だと浴槽と防水パンの間には、前述したビニールチューブ管や、接続部材に設けたレリースワイヤ挿通孔分の高さ幅は必要なく、浴槽と防水パンの間は狭くでき、その結果、跨ぎ込み高さは低くなっていた。しかしこの方法を行うと、現場施工する際に、一旦防水パン上からレリースワイヤをレリースワイヤ挿通孔に通し、更に防水パン下にもぐり込んで排水エルボ部材内にレリースワイヤを通してから、改めて防水パン上よりレリースワイヤを排水栓中に通す施工をしなければ成らず、施工作業が困難であった。
本発明はこのような問題点を解決することを目的とし発明されたものであって、防水パン上に載置された浴槽に取り付けられる、遠隔操作式排水栓装置の配管構造およびそれに用いられる目皿部材に関するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、接続孔(1c)を開口した防水パン(1)と、
該防水パン(1)上面に載置される、底部に排水栓(2a)を有する浴槽(2)と、
前記防水パン(1)の接続孔(1c)に接続され、前記浴槽(2)からの排水と前記防水パン(1)からの排水を流入する流入口(3a)と、その排水を下水側に排水する排出口(3b)を有した排水機器と、
前記排水栓(2a)を開閉する弁体(4)と、
該弁体(4)の開閉を遠隔操作する、適宜箇所に配置した操作部(5)と、
該操作部(5)からの操作を前記弁体(4)に伝達して弁体(4)を開閉させるレリースワイヤ(6)と、
から構成される遠隔操作式排水栓装置の配管構造において、
前記排水機器の流入口(3a)に、排水口(7b)とレリースワイヤ挿通孔(7a)を開口した目皿部材(7)を取り付け、
該排水機器の流入口(3a)と、該目皿部材(7)の流入口(3a)との当接箇所とが平面視円形とし、
前記目皿部材(7)の周壁に弾性部材を設け、
該弾性部材と前記排水機器の流入口(3a)が水密的に接触嵌合することで、前記排水機器の流入口(3a)に該目皿部材(7)が方向性自在に取り付けられるように構成し、
流入口(3a)に該目皿部材(7)を浴槽(2)の設置位置と、操作部(5)の位置関係から、レリースワイヤ(6)を挿通するのに適切な方向に目皿部材(7)のレリースワイヤ挿通孔(7a)を向けて嵌合させ、
前記排水栓(2a)と前記排水口(7b)を水密的に接続し、
更に前記操作部(5)から延設された前記レリースワイヤ(6)を、前記目皿部材(7)の上方から該目皿部材(7)のレリースワイヤ挿通孔(7a)より排水機器内へと挿通させ、
排水機器内を介して目皿部材(7)の排水口(7b)より前記浴槽(2)の排水栓(2a)の弁体(4)に接続させることを特徴とする遠隔操作式排水栓装置の配管構造である。
【0009】
請求項4に記載の本発明は、前記レリースワイヤ(6)は、前記目皿部材(7)のレリースワイヤ挿通孔(7a)に水密的に挿通して成り、更に該目皿部材(7)に前記排水機器からの排水を防水パン(1)上面に排出させない逆流防止機構を設けたことを特徴とする前記段落0008に記載の目皿部材である。
【0010】
請求項5に記載の本発明は、前記逆流防止機構をフロート弁(9)としたことを特徴とする前記段落0009に記載の目皿部材である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図1乃至図3に示した、本発明の実施例による遠隔操作式排水栓装置の浴槽の配管構造は、
浴槽(2)と、該浴槽(2)を載置する防水パン(1)と、該防水パン(1)の下側に接続した排水機器としての排水エルボ部材(3)と、該排水エルボ部材(3)に取り付けられる目皿部材(7)と、浴槽(2)の排水を排水エルボ部材(3)に排出する排水栓(2a)と、該排水栓(2a)内に設けられた弁体(4)と、該弁体(4)の開閉を、レリースワイヤ(6)を介して遠隔操作する操作部(5)と、及びその他の部材から構成されてなる。以下に、各部材の構成を記載する。
【0012】
浴槽(2)は底部に排水栓(2a)を設け、上縁に操作部(5)を設けて成る。
防水パン(1)は、洗い場部(1b)と、浴槽(2)を載置する浴槽載置部(1a)とから成り、洗い場部(1b)には後述する排水エルボ部材(3)からの排水と洗い場部(1b)からの排水を下水管(図示せず)へと排水する排水トラップ(図示せず)を配し、さらに浴槽載置部(1a)には排水エルボ部材(3)が接続される接続孔(1c)を開口し、また、該接続孔(1c)の上方に前記浴槽(2)の排水栓(2a)が位置するように浴槽(2)を載置している。
排水エルボ部材(3)は、防水パン(1)からの排水と浴槽(2)からの排水とが流入する流入口(3a)と、排水エルボ部材(3)内を流れる排水を排出する排出口(3b)を設けて成り、接続孔(1c)に対し固定され、方向性自在に配置した上で、防水パン(1)に取り付け固定される。更に、排出口(3b)は排水管(10)を介して排水トラップと接続されている。
目皿部材(7)は平面視円形で、レリースワイヤ(6)を挿通するレリースワイヤ挿通孔(7a)と、防水パン(1)からの排水を排水エルボ部材(3)側に排水する開口部と、浴槽(2)からの排水を排水エルボ部材(3)側へと排水する排水口(7b)を有する。また、該目皿部材(7)の周壁には弾性部材として断面視逆U字状のひれ部(8a)を有したパッキン(8)を設け、該ひれ部(8a)が前記排水エルボ部材(3)の流入口(3a)に方向性自在かつ水密的に接触嵌合する。尚、ここに記載する「方向性自在」とは、平面視において、2つの円の中心が一致した状態であれば、どのような方向にでも取り付けることができる、ということを表す。また、目皿部材(7)の排水口(7b)と浴槽(2)の排水栓(2a)は接続部材(11)を介して水密に接続され、浴槽(2)からの排水は防水パン(1)上に漏れだす事なく排水エルボ部材(3)側へと排水される。さらに、開口部の下方には、排水エルボ部材(3)から防水パン(1)側への排水の逆流を防止する、逆流防止機構としてのフロート弁(9)を設けて成る。
排水栓(2a)は浴槽(2)の底部に設けられ、内部には弁体(4)を配置している。該弁体(4)はレリースワイヤ(6)中の芯材(図示せず)の進退によって弁体(4)の昇降を行い、この弁体(4)の昇降によって排水栓(2a)を開閉している。
【0013】
次に本実施例の遠隔操作式排水栓装置の施工手順と作用について説明する。
施工手順としては、防水パン(1)の接続孔(1c)に排水エルボ部材(3)を取り付け、更に排水エルボ部材(3)の流入口(3a)に目皿部材(7)を差し込んで水密的に接触嵌合させる。このときに浴槽(2)の設置位置と、浴槽(2)の上縁に設けられた操作部(5)の位置関係から、レリースワイヤ(6)を挿通するのに適切な方向に目皿部材(7)のレリースワイヤ挿通孔(7a)を向けて嵌合させておく。このとき、目皿部材(7)はパッキン(8)などの弾性部材によって方向性自在に取り付けられるように構成しているため、操作部(5)がどのような方向にあっても問題なく取付を行うことができる。
その後、浴槽(2)を防水パン(1)の浴槽載置部(1a)に載置し、浴槽(2)の排水栓(2a)と目皿部材(7)の排水口(7b)とを接続部材(11)を介して接続する。次に、浴槽(2)の上縁に備えた操作部(5)から延設したレリースワイヤ(6)を、目皿部材(7)に設けたレリースワイヤ挿通孔(7a)の上方からゴムブッシュなどの水密部材を介して挿通させ、排水エルボ部材(3)内へと挿入させる。更に浴槽(2)の排水栓(2a)上方からペンチなどを使用して排水エルボ部材(3)内のレリースワイヤ(6)先端を排水栓(2a)内へと引き上げて弁体(4)に接続させ、施工が完了する。
【0014】
前記段落0013に記載した内容より明らかなように本発明の遠隔操作式排水栓装置の配管構造及びそれに用いられる目皿部材においては、遠隔操作式排水栓装置の取り付け施工作業を、防水パン(1)上面から全て行うことができる。
また、施工の際に、操作部(5)から延設されたレリースワイヤ(6)の位置がどの方向でも、施工現場で適宜方向に目皿部材(7)を方向性自在に排水エルボ部材(3)に差し込むため、レリースワイヤ挿通孔(7a)をわざわざ取り付ける前に開口したり、狭い場所で水密作業する必要なく取り付けることが出来る。
【0015】
また、操作部(5)に操作を加えるとレリースワイヤ(6)内の芯材が進退して弁体(4)に伝達され、弁体(4)が芯材の進退に併せて昇降する。この昇降によって浴槽(2)内の排水は、弁体(4)が上昇したときは排水栓(2a)が開栓され、排水栓(2a)から浴槽(2)外へ排水し、弁体(4)が下降したときは排水栓(2a)が閉栓して浴槽(2)内に水を貯めることができる。排水栓(2a)から排水された排水は、目皿部材(7)の排水口(7b)を介して排水エルボ部材(3)の流入口(3a)から排水エルボ部材(3)内に排水し、更に排水エルボ部材(3)内を流れる排水は排水エルボ部材(3)の排出口(3b)から、排出口(3b)に接続された排水管(10)を介して排水トラップへと排水し、最終的には下水管へと排水する。
【0016】
また、防水パン(1)の洗い場部(1b)に多量の水が排水された場合などに発生する、排水トラップから排水エルボ部材(3)への排水の逆流や、浴槽(2)から多量の水を排水した場合に発生する逆流は、目皿部材(7)に備えたフロート弁(9)が、排水エルボ部材(3)内の排水の水量によって浮上し、さらに目皿部材(7)の開口部を水密に覆って止水し排水エルボ部材(3)から防水パン(1)の浴槽載置部(1a)への逆流が防止される。また、通常時、フロート弁(9)は浮上していないので、仮に何らかの事情により防水パン(1)の浴槽載置部(1a)側に排水が存在した場合には、速やかに排水エルボ部材(3)側へと排水されるので、浴槽載置部(1a)の比較的掃除がしにくい場所の清掃性が保たれ、掃除の手間が少なくなる。
【0017】
また、上記実施例においては、浴槽(2)の排水栓(2a)と目皿部材(7)の排水口(7b)とは接続部材(11)によって接続されているが、例えば浴槽(2)の排水栓(2a)と接続部材(11)とを一体化にし一つの部材としても、浴槽(2)の排水を排水口(7b)へと排水するように機能するものであれば何ら問題はない。
また、上記実施例においては、逆流防止機構としてフロート弁(9)を設けているが、例えば排水エルボ部材(3)側からの排水が防水パン(1)上へ流れ出さない構造であれば何ら問題はない。
また、上記実施例においては、目皿部材(7)の周壁に配した弾性部材を断面視逆U字状のひれ部(8a)を有したパッキン(8)としているが、例えば目皿部材(7)の周壁に突部を有したパッキンを備え、目皿部材(7)を流入口(3a)に差し込んだときにパッキンの突部が流入口(3a)に圧接して水密的に接触嵌合する形状など、流入口(3a)と目皿部材(7)とが水密的に接触嵌合する形状であれば何ら問題はない。
【0018】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成したため、下記のような優れた効果を奏する。
1.目皿部材にレリースワイヤ挿通孔を設け、レリースワイヤを排水機器内を介して排水栓中の弁体に接続させたので、従来例のように浴槽と防水パンの間に複雑な部材を配置することなく、浴槽と防水パンの間を容易に狭めることができ、浴槽の跨ぎ込み高さを容易に低くすることができる。
2.目皿部材にレリースワイヤ挿通孔を設けたので、防水パン上面から遠隔操作式排水栓装置の施工が全て行えるので、従来例の現場施工の場合のようにわざわざ防水パンの下に潜り込んで施工する必要が無い。
3.目皿部材に設けた弾性部材が排水機器の流入口に水密的に接触嵌合することによって目皿部材が流入口に方向性自在に取りつけることができる。
4.また、上記3.より目皿部材が流入口に方向性自在に取りつけられることが可能となったので、レリースワイヤの排水機器への挿通方向が一方向に固定せず、多方向から挿通することができるようになり、従来例のようにレリースワイヤ挿通孔をわざわざ取り付ける前に開口したり、狭い場所で水密作業する必要なく取り付けることができ、施工行程の縮小、施工性アップとなる。
5.目皿部材に逆流防止機構を設けたことによって排水機器側からの排水が逆流しても防水パン側へは排出されないので防水パンの浴槽載置部側の清掃性が保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における、遠隔操作式排水栓装置の配管構造の断面図である。
【図2】 要部拡大断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態における、目皿部材の断面図である。
【図4】 従来の遠隔操作式排水栓装置の配管構造の断面図である。
【図5】 従来の遠隔操作式排水栓装置の配管構造の断面図である。
【符号の説明】
1 防水パン
1a 浴槽載置部
1b 洗い場部
1c 接続孔
2 浴槽
2a 排水栓
3 排水エルボ部材
3a 流入口
3b 排出口
4 弁体
5 操作部
6 レリースワイヤ
7 目皿部材
7a レリースワイヤ挿通孔
7b 排水口
8 パッキン
8a ひれ部
9 フロート弁
10 排水管
11 接続部材

Claims (3)

  1. 接続孔(1c)を開口した防水パン(1)と、
    該防水パン(1)上面に載置される、底部に排水栓(2a)を有する浴槽(2)と、
    前記防水パン(1)の接続孔(1c)に接続され、前記浴槽(2)からの排水と前記防水パン(1)からの排水を流入する流入口(3a)と、その排水を下水側に排水する排出口(3b)を有した排水機器と、
    前記排水栓(2a)を開閉する弁体(4)と、
    該弁体(4)の開閉を遠隔操作する、適宜箇所に配置した操作部(5)と、
    該操作部(5)からの操作を前記弁体(4)に伝達して弁体(4)を開閉させるレリースワイヤ(6)と、
    から構成される遠隔操作式排水栓装置の配管構造において、
    前記排水機器の流入口(3a)に、排水口(7b)とレリースワイヤ挿通孔(7a)を開口した目皿部材(7)を取り付け、
    該排水機器の流入口(3a)と、該目皿部材(7)の流入口(3a)との当接箇所とが平面視円形とし、
    前記目皿部材(7)の周壁に弾性部材を設け、
    該弾性部材と前記排水機器の流入口(3a)が水密的に接触嵌合することで、前記排水機器の流入口(3a)に該目皿部材(7)が方向性自在に取り付けられるように構成し、
    流入口(3a)に該目皿部材(7)を浴槽(2)の設置位置と、操作部(5)の位置関係から、レリースワイヤ(6)を挿通するのに適切な方向に目皿部材(7)のレリースワイヤ挿通孔(7a)を向けて嵌合させ、
    前記排水栓(2a)と前記排水口(7b)を水密的に接続し、
    更に前記操作部(5)から延設された前記レリースワイヤ(6)を、前記目皿部材(7)の上方から該目皿部材(7)のレリースワイヤ挿通孔(7a)より排水機器内へと挿通させ、
    排水機器内を介して目皿部材(7)の排水口(7b)より前記浴槽(2)の排水栓(2a)の弁体(4)に接続させることを特徴とする遠隔操作式排水栓装置の配管構造。
  2. 前記レリースワイヤ(6)は、前記目皿部材(7)のレリースワイヤ挿通孔(7a)に水密的に挿通して成り、更に該目皿部材(7)に前記排水機器からの排水を防水パン(1)上面に排出させない逆流防止機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の目皿部材。
  3. 前記逆流防止機構をフロート弁(9)としたことを特徴とする請求項に記載の目皿部材。
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