JP2017014859A - 便器洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動洗浄装置を備え、洗浄水タンクに洗浄水を供給する給水装置が配置される側と同じ側に、便器本体の洗浄を手動で行うための手動洗浄操作部を配置することができる便器洗浄装置を提供すること。【解決手段】洗浄水タンク30の排水口313を開閉する開閉弁314と、洗浄水タンク30の左右方向の一方側に配置され、洗浄水タンク30に洗浄水を供給する給水装置60と、洗浄水タンク30の左右方向の他方側に配置され、駆動部111と、駆動部111に接続される他方側軸部材112と、を有し、便器本体の洗浄を電動で行う電動洗浄装置110と、洗浄水タンク30の一方側に配置され、便器本体の洗浄を手動で操作する手動洗浄操作部81を取り付け可能な一方側軸部材121と、一方側軸部材121と開閉弁314とを接続する一方側接続部材122と、他方側軸部材112と開閉弁314とを接続する他方側接続部材113,114と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、便器本体の洗浄を電動で行う電動洗浄装置を備える便器洗浄装置に関する。
従来、便器本体の洗浄を電動で行う電動洗浄装置と、便器本体の洗浄を手動で行うための手動洗浄用の操作レバー(手動洗浄操作部)と、を備える便器洗浄装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術においては、電動洗浄装置が洗浄水タンクの内部の右側に配置される。また、手動洗浄用の操作レバーは、洗浄水タンクの右側に配置される。
このようにして、電動洗浄装置及び手動洗浄用の操作レバーを洗浄水タンクの右側に配置することで、洗浄水タンクの右側において、便器本体の洗浄を電動で行うこと及び手動で行うことの両方を可能としている。
ところで、洗浄水タンクの内部の左側に、洗浄水タンクに洗浄水を供給する給水装置が配置される技術がある(例えば、特許文献2等参照)。
特開2001−65028号公報 特開2013−28965号公報
特許文献2に記載のように、洗浄水タンクの内部の左側に、給水装置が配置される場合において、給水装置が配置される側と同じ側、つまり、洗浄水タンクの左側に手動洗浄用の操作レバーを配置したいという要請がある。
しかしながら、洗浄水タンクの内部の左側には、給水装置が配置されるため、洗浄水タンクの内部の左側に、引用文献1に記載のような電動洗浄装置及び手動洗浄用の操作レバーの両方を配置するスペースを確保することが困難である。
本発明は、便器本体の洗浄を電動で行う電動洗浄装置を備え、洗浄水タンクに洗浄水を供給する給水装置が配置される側と同じ側に、便器本体の洗浄を手動で行うための手動洗浄操作部を配置することができる便器洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明は、便器本体と、前記便器本体の上方に配置される洗浄水タンクと、前記洗浄水タンクの排水口を開閉する開閉弁と、前記洗浄水タンクを正面から視た場合における前記洗浄水タンクの左右方向の一方側に配置され、前記洗浄水タンクに洗浄水を供給する給水装置と、前記洗浄水タンクの他方側に配置され、駆動部と、前記駆動部に接続される他方側軸部材と、を有し、前記便器本体の洗浄を電動で行う電動洗浄装置と、前記洗浄水タンクを正面から視た場合における前記洗浄水タンクの左右方向の前記一方側に配置され、前記便器本体の洗浄を手動で操作する手動洗浄操作部を取り付け可能な一方側軸部材と、前記一方側軸部材と前記開閉弁とを接続する一方側接続部材と、前記他方側軸部材と前記開閉弁とを接続する他方側接続部材と、を備える便器洗浄装置に関する。
また、前記一方側軸部材は、前記給水装置に取り付けられることが好ましい。
また、前記他方側軸部材には、前記便器本体の洗浄を手動で操作する手動洗浄操作部を取り付け可能であることが好ましい。
また、前記給水装置は、給水弁を有する筒状の給水弁装置と、基端側が前記給水弁装置に接続されるアーム部材と、前記アーム部材の先端側に係合するフロート部材と、を有し、前記給水弁装置は、該給水弁装置の軸方向が垂直方向に対して傾斜して配置されることが好ましい。
本発明によれば、便器本体の洗浄を電動で行う電動洗浄装置を備え、洗浄水タンクに洗浄水を供給する給水装置が配置される側と同じ側に、便器本体の洗浄を手動で行うための手動洗浄操作部を配置することができる便器洗浄装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る便器洗浄装置100の斜視図である。 本発明の洗浄水タンク30の内部の主な構成を示す断面図である。 開弁遅延機構部64の構成を示す左右方向の断面図である。 開弁遅延機構部64の構成を示す前後方向の断面図である。 本発明の洗浄水タンク30の内部の主な構成を示す平面図である。 手動洗浄装置120の構成を示す平面図である。 節水タンク65の洗浄水タンク30への取付構造を示す斜視図である。 節水タンク65の洗浄水タンク30への取付構造を示す断面図である。 電動洗浄装置110及び手動洗浄装置120の取付構造を示す分解斜視図である。 手動操作用の洗浄操作レバーハンドル81を洗浄水タンク30の左側に取り付けた場合を示す図である。
以下、本発明の便器洗浄装置100の好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の一実施形態に係る便器洗浄装置100の全体構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。
本実施形態の便器洗浄装置100は、図1及び図2に示すように、便器10と、ベースプレート20と、洗浄水タンク30と、手洗い部40と、タンクカバー50と、電動洗浄装置110及び手動洗浄装置120含む洗浄動作機構と、給水装置60と、オーバーフロー管90と、を備える。
便器10は、便器本体11と、この便器本体11の上部に便器本体11に対して開閉可能に取り付けられる便座12及び便蓋13と、を含んで構成される。
ベースプレート20は、便器本体11の後方の上面に取り付けられる。ベースプレート20の上方には、洗浄水タンク30が配置される。
手洗い部40は、洗浄水タンク30の上方に配置される。手洗い部40は、手洗いボウル部41と、手洗い吐水管42と、を備える。
手洗いボウル部41は、タンクカバー50における上部カバー部51(後述)の一部により構成される。手洗いボウル部41は、手洗い吐水管42から吐出される手洗い水を受ける。この手洗いボウル部41の底部には、排水口(図示せず)が形成されている。
手洗い吐水管42は、手洗いボウル部41の背部側の前面から前方に突出するように配置される。この手洗い吐水管42の先端部は、下方に開口している。
以上の手洗い部40には、洗浄水タンク30に供給される洗浄水の一部が、手洗い側給水管(図示せず)を介して手洗い吐水管42に供給される。これにより、給水装置60の動作により洗浄水タンク30に洗浄水が貯留される場合に、この貯留される洗浄水の一部が手洗い吐水管42から吐出される。
また、手洗い部40から排出される排水は、手洗い側排水管(不図示)を介して洗浄水タンク30に排出される。
タンクカバー50は、洗浄水タンク30を覆うように、洗浄水タンク30に被せられる。タンクカバー50は、上部カバー部51と、下部カバー部52と、を有する。タンクカバー50は、上部カバー部51と下部カバー部52とが、例えば、樹脂材料により一体的に成型されることで形成される。
上部カバー部51は、手洗い部40の手洗いボウル部41を含んで構成される。上部カバー部51は、タンクカバー50の上部に配置され、タンクカバー50の上部を塞ぐように形成される。
下部カバー部52は、方形筒状に形成される。下部カバー部52は、洗浄水タンク30の周囲を囲むように形成される。
洗浄水タンク30は、ベースプレート20の上方において、便器10の後方かつ上方に配置され、便器本体11を洗浄する洗浄水を貯留する。この洗浄水タンク30は、図2に示すように、上面が開口したタンク本体31と、このタンク本体31の上面に配置され、タンク本体31の上面を覆う蓋部32と、を備える。
タンク本体31は、図2に示すように、上面が開口して形成され、底部311と、底部311から起立して周囲を囲むように形成される周壁312と、を備える。
底部311には、洗浄水タンク30に貯留された洗浄水を便器10に放出する放出口(排出口)313が形成される。放出口313は、洗浄水供給管33に連通する開口である。洗浄水供給管33には、便器10に供給される洗浄水が流通する。洗浄水供給管33は、洗浄水タンク30に貯留された洗浄水を、便器10に供給する。
放出口313には、図2に示すように、排水弁(開閉弁)314が配置される。排水弁314は、洗浄水タンク30の放出口313を開閉する。
排水弁314は、内部に形成される空気室314aと、空気抜き弁314bと、を備える。空気抜き弁314bは、排水弁314の上部の略中央に設けられる。空気抜き弁314bは、空気室314aを開閉可能に構成される。
本実施形態においては、後述するように、大量の洗浄水で便器10の洗浄を行う大洗浄モードと、小量の洗浄水で便器10の洗浄を行う小洗浄モードと、を実行可能である。
空気抜き弁314bを閉状態として空気室314aに空気を保持させた状態で、排水弁314を開状態にすることで大洗浄モードによる洗浄を実行することができる。空気抜き弁314bを開状態として空気室314aに水を流入させた状態で、排水弁314を開状態にすることで小洗浄モードによる洗浄を実行することができる。
排水弁314には、図2に示すように、第1電動洗浄用取付部315aと、第2電動洗浄用取付部315bと、手動洗浄用取付部315cと、が設けられる。
ここで、本実施形態においては、便器洗浄装置100及び洗浄水タンク30を正面から視た場合の左右方向の左側(一方側)を「左側」といい(図2の紙面の左側)、便器洗浄装置100を正面から視た場合の左右方向の右側(他方側)を「右側」という(図2の紙面の右側)。
第1電動洗浄用取付部315aは、電動洗浄で大洗浄モードを実行する場合に引き上げられる第1玉鎖113が取り付けられる部分である。第1電動洗浄用取付部315aは、排水弁314の上面の右側の端部側に配置される。
第2電動洗浄用取付部315bは、電動洗浄で小洗浄が実行される場合に引き上げられる第2玉鎖114が取り付けられる部分である。第2電動洗浄用取付部315bは、排水弁314の上部に設けられた空気抜き弁314bの上面に配置される。
手動洗浄用取付部315cは、手動洗浄が実行される場合に引き上げられる第3玉鎖122が取り付けられる部分である。手動洗浄用取付部315cは、排水弁314の上面の左側の端部側に配置される。
洗浄水タンク30には、洗浄動作機構が設けられる。洗浄動作機構は、電動洗浄装置110と、手動洗浄装置120と、を備える。
電動洗浄装置110は、便器本体11の洗浄を電動で行う装置である。図2〜図6に示すように、電動洗浄装置110は、洗浄水タンク30の内部の右側に配置される。電動洗浄装置110は、図2及び図5に示すように、駆動部としての電動式のアクチュエータ111と、アクチュエータ111に接続される電動用軸部材(他方側軸部材)112と、延長軸部材115(他方側軸部材)と、第1玉鎖(他方側接続部材)113と、第2玉鎖(他方側接続部材)114と、を有する。
電動用軸部材112は、洗浄水タンク30の内部の右側の上方において、アクチュエータ111から左側に水平方向に延びるように配置される。電動用軸部材112は、アクチュエータ111に接続されている。電動用軸部材112は、アクチュエータ111の駆動力により回転する。
延長軸部材115は、洗浄水タンク30の内部の右側の上方において、アクチュエータ111から右側に水平方向に延びるように配置される。延長軸部材115は、アクチュエータ111を挟んで、電動用軸部材112と同軸上に配置される。延長軸部材115は、電動用軸部材112と一体的に回転可能に構成される。つまり、延長軸部材115を回転させると、電動用軸部材112も回転する。
第1玉鎖113は、大洗浄用の玉鎖である。第1玉鎖113は、電動用軸部材112と排水弁314とを接続する。第1玉鎖113の一端は、電動用軸部材112に接続される。第1玉鎖113の他端は、排水弁314の第1電動洗浄用取付部315aに接続される。
第2玉鎖114は、小洗浄用の玉鎖である。第2玉鎖114は、電動用軸部材112と排水弁314とを接続する。第2玉鎖114の一端は、電動用軸部材112に接続される。第2玉鎖114の他端は、排水弁314の第2電動洗浄用取付部315bに接続される。
電動洗浄装置110は、例えば、リモコン操作部(図示せず)を操作することで、大量の洗浄水で便器10の洗浄を行う大洗浄モードと、小量の洗浄水で便器10の洗浄を行う小洗浄モードと、を操作することができる。具体的には、リモコン操作部を操作することで、図2に示すように、電動式のアクチュエータ111を動作させて、電動用軸部材112を回転させる。電動用軸部材112の回転方向の違いにより引き上げられる玉鎖が異なる。例えば、大洗浄モードが実行された場合には、電動用軸部材112が反時計方向に回転されて、第1玉鎖113が吊り上げられて、排水弁314が引き上げられる。小洗浄モードが実行された場合には、電動用軸部材112が時計方向に回転されて、第2玉鎖114が吊り上げられて、空気抜き弁314bが引き上げられた後に、排水弁314が引き上げられる。
手動洗浄装置120は、便器本体11の洗浄を手動で行う(操作する)装置である。手動洗浄装置120は、図2及び図5に示すように、洗浄水タンク30の内部の左側に配置される。手動洗浄装置120は、手動用軸部材(一方側軸部材)121と、第3玉鎖(一方側接続部材)122と、手動洗浄用フロート123と、筒体124と、手動操作用の洗浄操作レバーハンドル81と、を有する。
手動用軸部材121は、洗浄水タンク30の内部の左側の上方において、水平方向に延びるように配置される。手動用軸部材121は、複数の部材が水平方向に連結されて形成される。手動用軸部材121は、洗浄水タンク30の内部における給水装置60が配置される部分の近傍において、便器洗浄装置100の左右方向の略中央から左端まで、延びるように形成される。
第3玉鎖122は、手動洗浄用の玉鎖である。第3玉鎖122の一端は、手動用軸部材121に接続される。第3玉鎖122の他端は、排水弁314の手動洗浄用取付部315cに接続される。
手動洗浄用フロート123は、環状に形成され、環状の開口には、第3玉鎖122が挿通される。手動洗浄用フロート123は、洗浄水タンク30に貯留された洗浄水の水位に応じて、第3玉鎖122に沿って上下方向にスライド移動が可能に構成される。
筒体124には、手動洗浄用フロート123と排水弁314との間に配置され、第3玉鎖122が挿通される。
洗浄操作レバーハンドル81は、タンクカバー50の左側の外側において、手動用軸部材121の左端に取り付けられる。
本実施形態においては、手動洗浄装置120は、大洗浄モードの洗浄のみを実行可能である。本実施形態の手動洗浄装置120においては、大洗浄の場合に所定の水量の洗浄水で洗浄が行われるように、排水弁314が開弁されると、手動洗浄用フロート123に作用する浮力を利用して、排水弁314の開弁状態を維持させて、排水時間を一定時間維持するように構成される。
洗浄水タンク30の内部には、図3及び図4に示すように、給水装置60が配置される。給水装置60は、洗浄水タンク30の左側(一方側)に配置される。給水装置60は、給水管69(図7及び図9参照)と、流動操作機構70と、第1吐出部62と、第2吐出部63と、開弁遅延機構部64と、を備える。
給水管69(図7及び図9参照)は、外部の給水源(図示せず)から、洗浄水を洗浄水タンク30の内部に給水する。給水管69は、タンク本体31の上方において、タンク本体31の周壁312を貫通して、洗浄水タンク30の外部と内部とを連通する。
第1吐出部62及び第2吐出部63(図2参照)は、給水管69から分岐し、洗浄水タンク30の内部に水を吐出する。具体的には、第1吐出部62は、洗浄水タンク30に貯留するための水を吐出する。第2吐出部63は、洗浄水タンク30の内部に配置されたオーバーフロー管90に向けて水を吐出する。オーバーフロー管90に吐出された水は、便器10に補給水として供給される。
流動操作機構70は、図2に示すように、給水管69(図7及び図9参照)における給水弁装置61が設けられる部分に接続される。流動操作機構70は、開状態において少量の水を給水管69に流通させる流動弁(図示せず)と、流動弁を開閉させる操作ケーブル73と、この操作ケーブル73を操作する操作ダイヤル部71と、を備える。
操作ダイヤル部71は、ベースプレート20の下方に位置するように、取り付けられている。操作ダイヤル部71は、後述する給水装置60から洗浄水を洗浄水タンク30に給水する給水流路部(図示せず)を流通する水の流れを調整する操作を行うことができる。
流動操作機構70は、操作ダイヤル部71を操作して流動弁(図示せず)を開状態にすることで、給水弁61aが閉状態の場合においても流動弁を介して少量の水を給水管69に流通させる。これにより、例えば、寒冷地等の冬季に給水部の凍結のおそれがある地域において、少量の水を連続的に流通させられるので、給水装置60の凍結を防げる。
開弁遅延機構部64は、図3及び図4に示すように、タンク本体31に設けられる。開弁遅延機構部64は、給水弁61aを有する給水弁装置61と、節水タンク65と、フロート部材66と、アーム部材としての操作アーム部材67と、浮き閉止部材68と、を備える。
給水弁装置61は、図3〜図6に示すように、外形が略円筒形状(筒状)に形成され、所定方向に傾斜して延びる。給水弁装置61は、図4に示すように、上端部が、手動洗浄装置120の前後方向における略中央の上部に配置される。給水弁装置61は、下端部が手動洗浄装置120の背部側に位置するように、筒状部分の軸方向(高さ方向)が垂直方向に対して傾斜して配置される。
節水タンク65は、図4に示すように、底部連通孔651aが形成された底部651を有し、一方の側部の上方側の部分が側方に向けて開放し且つ上方が開放した方形筒状に形成される。
本実施形態においては、節水タンク65は、図6〜図8に示すように、洗浄水タンク30に取り付けられる。節水タンク65の取付構造について説明する。
節水タンク65は、図6〜図8に示すように、洗浄水タンク30の背面側において、節水タンク65の上端部から水平方向の外方に延出する節水タンクフランジ部653を有する。
節水タンクフランジ部653は、図6及び図8に示すように、第1取付ネジ301が挿通される取付穴653aと、位置決め穴653bと、を有する。
洗浄水タンク30の蓋部32は、図7及び図8に示すように、洗浄水タンク30の背面側において、蓋部32の下端部から水平方向の外方に延出する蓋フランジ部321を有する。
蓋フランジ部321は、図8に示すように、第2取付ネジ302が挿通される蓋部取付穴321aを有する。
洗浄水タンク30のタンク本体31は、図7及び図8に示すように、洗浄水タンク30の背面側において、タンク本体31の上端部から水平方向の外方に延出するタンク本体フランジ部316を有する。
タンク本体フランジ部316は、図6及び図8に示すように、第1取付ネジ301が螺合される第1ネジ孔316aと、第2取付ネジ302が螺合される第2ネジ孔316bが形成された位置決めボス部316cと、を有する。
位置決めボス部316cは、タンク本体フランジ部316の上面から蓋フランジ部321側に延出する。位置決めボス部316cの上端部は、蓋フランジ部321の下面に当接する。位置決めボス部316cは、節水タンクフランジ部653の位置決め穴653bに挿通される。位置決めボス部316cは筒状に形成され、蓋フランジ部321側が開口している。位置決めボス部316cの内部の穴は、第2取付ネジ302が螺合される第2ネジ孔316bを構成する。
以上のように構成される節水タンク65の取付構造においては、節水タンク65は、図8に示すように、洗浄水タンク30に取り付けられる。節水タンク65を洗浄水タンク30に取り付ける方法について説明する。
まず、節水タンク65が洗浄水タンク30に取り付けられていない状態において、節水タンク65をタンク本体31に取り付ける。具体的には、タンク本体フランジ部316の位置決めボス部316cに、節水タンクフランジ部653の位置決め穴653bを挿通する。これにより、節水タンク65の節水タンクフランジ部653は、タンク本体31のタンク本体フランジ部316に対して位置決めされる。
そして、節水タンクフランジ部653の取付穴653aとタンク本体フランジ部316の第1ネジ孔316aとを重ねた状態で、第1取付ネジ301を、節水タンクフランジ部653の取付穴653aに挿通して、第1ネジ孔316aに螺合させる。これにより、節水タンク65は、洗浄水タンク30のタンク本体31に取り付けられる。
次に、洗浄水タンク30の蓋部32を、節水タンク65が取り付けられたタンク本体31に取り付ける。具体的には、タンク本体31の第2ネジ孔316bと蓋フランジ部321の蓋部取付穴321aとを重ねた状態で、第2取付ネジ302を、蓋フランジ部321の蓋部取付穴321aに挿通して、位置決めボス部316cの内部に形成された第2ネジ孔316bに螺合させる。これにより、蓋部32は、タンク本体31に取り付けられる。
以上の節水タンク65の取付構造によれば、節水タンク65を第1取付ネジ301でタンク本体31に固定できるため、洗浄水タンク30に貯留される洗浄水の上下方向の水位の変動が低減される。これにより、洗浄水タンク30に貯留される洗浄水の貯水量が安定する。
また、蓋部32を第2取付ネジ302でタンク本体31に固定できるため、洗浄水タンク30の変形が低減される。これにより、洗浄水タンク30に貯留される洗浄水の貯水量が安定する。
また、蓋部32をタンク本体31から取り外しても、節水タンク65は、タンク本体31に固定されている。そのため、メンテナンス等で蓋部32をタンク本体31から取り外した状態でも、節水タンク65を取り外さないでよいため、節水タンク65の取り外し作業や取り付け作業を必要とせず、煩雑な作業を低減できると共に、節水タンク65の取付位置のズレや変形を低減できる。
節水タンク65の内部には、洗浄水が貯留される。節水タンク65の内部には、フロート部材66のフロート部661が配置される。節水タンク65に貯留された洗浄水の水位が上下することに連動して、フロート部材66は、上下方向に移動する。
浮き閉止部材68は、図4に示すように、節水タンク65の底部連通孔651aに配置される。浮き閉止部材68は、浮力を有しており、洗浄水タンク30に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動する。洗浄水タンク30に貯留される洗浄水の水位が節水タンク65の底部651の高さよりも高い場合には、浮き閉止部材68が浮力により浮き上がって、節水タンク65の底部連通孔651a(図4参照)が浮き閉止部材68により閉止される。洗浄水タンク30に貯留される洗浄水の水位が節水タンク65の底部651の高さよりも低い場合には、浮き閉止部材68が下降して、底部連通孔651aと浮き閉止部材68との間に隙間が形成される。
フロート部材66は、節水タンク65に貯留された洗浄水の水位に連動して上下方向に移動する。節水タンク65に貯留された洗浄水は、洗浄水タンク30の内部に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動する。そのため、フロート部材66は、洗浄水タンク30の内部に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動する。フロート部材66は、フロート部661と、フロート側アーム部662と、を有する。
フロート部661は、節水タンク65の内部に配置される。フロート部661は、上部が閉鎖されかつ下部が開放する方形箱状に形成される。
フロート側アーム部662は、フロート部661の上部に接続される。フロート側アーム部662は、上下方向に延びる。
操作アーム部材67は、給水弁装置61とフロート部材66とを接続する。操作アーム部材67は、基端側が給水弁装置61の下部に接続され、先端側がフロート部材66のフロート側アーム部662に係合されている。
操作アーム部材67は、図4に示すように、略U字状に形成されるU字状部分671と、U字状部分671に接続される直線状部分672と、を有する。U字状部分671は、給水弁装置61の下端部から便器洗浄装置100の背部側に向かい中央側に向かう略U字状に形成される。直線状部分672は、U字状部分671の給水弁装置61とは反対側の端部に接続され、上方側に向かうように傾斜して、フロート部材66のフロート側アーム部662の上端側の貫通穴まで延びる。
操作アーム部材67は、フロート側アーム部662が延びる上下方向に交差する方向に延びて形成される。操作アーム部材67は、先端部側が、フロート側アーム部662の上端側の貫通穴に挿入されることで、図3及び図4に示すように、フロート側アーム部662に係合可能に構成される。操作アーム部材67は、フロート部材66の上下方向の移動に連動して移動する。
以上の開弁遅延機構部64によれば、洗浄水タンク30に貯留された洗浄水の水位に応じて、給水弁61aの開閉を操作して、給水管69(図7及び図9参照)から洗浄水タンク30へ流入する洗浄水の給水を開始又は停止させる。具体的には、フロート部材66が節水タンク65の内部の所定位置より下方に移動することで、操作アーム部材67が揺動されて、給水弁61aが開状態となり、洗浄水タンク30への給水が行われる。また、フロート部材66が節水タンク65の内部において所定位置より上方に移動することで、操作アーム部材67が揺動されて、給水弁61aが閉状態となり、洗浄水タンク30への給水が停止される。
オーバーフロー管90は、洗浄水タンク30の内部に配置される。
洗浄水タンク30のタンク本体31の内部には、図2に示すように、オーバーフロー管90が設けられている。オーバーフロー管90は、上部に開口部91を有する。開口部91は、オーバーフロー管90の上端には、洗浄水タンク30に貯留される洗浄水の水位の上限に合わせた高さで開口する。
ここで、電動洗浄装置110及び手動洗浄装置120の取付構造について、図6及び図9を参照しながら説明する。
電動洗浄装置110のアクチュエータ111は、図9に示すように、アクチュエータ支持部材34に取り付けられることにより、洗浄水タンク30に取り付けられる。
アクチュエータ支持部材34は、洗浄水タンク30のタンク本体31の上部において、便器洗浄装置100の前後方向に亘って配置される。アクチュエータ支持部材34は、洗浄水タンク30の前後の壁部に掛け渡された状態で、洗浄水タンク30に取り付けられている。アクチュエータ支持部材34は、便器洗浄装置100の左右方向に貫通する貫通孔341を有する。
アクチュエータ111をアクチュエータ支持部材34に取り付ける場合には、図9に示すように、洗浄水タンク30に取り付けられたアクチュエータ支持部材34の左側から延長軸部材115を貫通孔341に挿通して、アクチュエータ111をアクチュエータ支持部材34に載置して固定する。このように、簡単な作業で、アクチュエータ111をアクチュエータ支持部材34に取り付けることができる。
また、図9に示すように、電動洗浄装置110及び手動洗浄装置120において、電動用軸部材112及び手動用軸部材121の外方側の端部には、それぞれ、レバーハンドル取付片82が接続されている。レバーハンドル取付片82は、電動用軸部材112及び手動用軸部材121の軸方向に直交する方向に延びるように形成される。レバーハンドル取付片82には、洗浄操作レバーハンドル81を接触させて配置可能である。洗浄操作レバーハンドル81をレバーハンドル取付片82に接触させて配置した状態で洗浄操作レバーハンドル81を操作することで、レバーハンドル取付片82を介して、手動用軸部材121が回転されて、洗浄の動作が実行される。
例えば、本実施形態のように左側に手動操作用の洗浄操作レバーハンドル81を設ける場合には、図9に示すように、手動洗浄装置120の手動用軸部材121にレバーハンドル取付片82を接続した後に、手動操作用の洗浄操作レバーハンドル81を、左側のレバーハンドル取付片82に接触させて配置する。具体的には、手動操作用の洗浄操作レバーハンドル81を、洗浄水タンク30の左側の側方から手動洗浄装置120の手動用軸部材121の軸方向に移動させて、洗浄操作レバーハンドル81に設けられた二股部材811をレバーハンドル取付片82に接触させることで、図5に示すように、洗浄操作レバーハンドル81を手動用軸部材121に取り付けることができる。
なお、本実施形態においては、レバーハンドル取付片82を、電動洗浄装置110の延長軸部材115の右側にも接続しており、洗浄水タンク30の右側にも洗浄操作レバーハンドル81を取り付けることが可能な構成となっている。
また、手動洗浄装置120は、図6及び図9に示すように、節水タンク65の側壁654の上部において、手動用軸部材121が節水タンク65の側壁654を貫通した状態で取り付けられている。つまり、手動洗浄装置120の手動用軸部材121は、給水装置60に取り付けられている。
次に、本実施形態に係る便器洗浄装置100の動作について、洗浄水タンク30に貯留された洗浄水を便器10に放出(供給)する動作について説明する。
洗浄水タンク30に洗浄水が貯留された状態で、例えば、リモコン操作部(図示せず)を操作することで、電動洗浄装置110は、大洗浄モード又は小洗浄モードを実行するように操作する。
例えば、大洗浄モードが実行された場合には、電動式のアクチュエータ111(図2参照)の駆動により、電動用軸部材112が反時計方向に回転することで、第1玉鎖113を吊り上げて、排水弁314を引き上げる。そのため、排水弁314は、放出口313を、大洗浄モードで設定した所定時間開放する。これにより、洗浄水タンク30に貯留された洗浄水は、放出口313を介して便器10に放出される。そして、洗浄水タンク30に貯留される洗浄水の水位は下降する。
また、例えば、小洗浄モードが実行された場合には、電動式のアクチュエータ111(図2参照)の駆動により、電動用軸部材112が時計方向に回転することで、第2玉鎖114を介して、空気抜き弁314bを引き上げる。そして、空気室314aに洗浄水を流入させる。その後、排水弁314を引き上げる。これにより、排水弁314が洗浄水の重さにより大洗浄モードで設定した所定時間よりも早く閉じる。よって、排水弁314は、放出口313を、大洗浄モードで設定した所定時間よりも短い時間開放する。これにより、洗浄水タンク30に貯留された洗浄水は、放出口313を介して便器10に放出される。そして、洗浄水タンク30に貯留される洗浄水の水位は下降する。
これにより、洗浄水タンクに貯留された洗浄水は下降していく。洗浄水の水位は、節水タンク65の開放側の上端部652までは、節水タンク65の内部及び外部において、同じ高さで下降する。
洗浄水の水位が節水タンク65の開放側の上端部652から節水タンク65の底部651までの間においては、節水タンク65の底部連通孔651aは、浮き閉止部材68が浮力により上昇することで、浮き閉止部材68により閉止されている。そのため、節水タンク65の内部に貯留された洗浄水は、節水タンク65の上端部の高さの水位で維持される。フロート部材66は、洗浄水に浮いた状態であり、上下方向の位置が維持されている。
洗浄水の水位が節水タンク65の底部651よりも低くなると、浮き閉止部材68は、洗浄水の水位の低下と共に下降する。これにより、節水タンク65の底部連通孔651aと浮き閉止部材68との間には、隙間が形成される。そして、この隙間から、節水タンク65の内部の洗浄水は、節水タンク65の外部へ流れ出る。これにより、節水タンク65の内部の洗浄水の水位が下降して、フロート部材66が下降する。
フロート部材66が下降すると、フロート側アーム部662に連結された操作アーム部材67は揺動する。そして、フロート部材66が節水タンク65の内部の所定位置よりも下方に下降すると、給水弁61aを閉状態から開状態に作動させて、給水管69(図7及び図9参照)は、洗浄水タンク30へ洗浄水の給水を行う。
これにより、洗浄水タンク30に貯留された洗浄水を放出口313を介して便器10へ放出している間、洗浄水タンク30には、給水管69(図7及び図9参照)から新たな洗浄水が給水される。ここでは、洗浄水タンク30に新たに給水された洗浄水についても、放出口313を介して便器10へ放出される。
このように、排水弁314を開状態とした後において、給水弁61aを開状態とするまでの時間を遅延させることで、排水弁314を開状態とすると同時に給水弁61aを開状態とするよりも、便器10へ放出(供給)する水を節水することができる。
その後、排水弁314が閉状態となることで、放出口313が閉じられ、洗浄水タンク30の内部に貯留された洗浄水の便器10への放出は停止する。
その後、給水管69(図7及び図9参照)から洗浄水が供給される。洗浄水タンク30の内部には、洗浄水が貯留されていく。そして、洗浄水タンク30に貯留された洗浄水の水位は、徐々に上昇する。洗浄水の水位が節水タンク65の底部651に達すると、浮き閉止部材68が浮力により上昇して、底部連通孔651aは、浮き閉止部材68により閉止される。これにより、節水タンク65の内部に洗浄水が入らない状態で、洗浄水タンク30における洗浄水の水位は上昇していく。
洗浄水の水位が節水タンク65の開放側の上端部652まで上昇すると、節水タンク65の内部には、洗浄水が流れ込む。そして、節水タンク65の内部に貯留された洗浄水の水位は上昇する。これにより、節水タンク65の内部に配置されたフロート部材66は、節水タンク65の底部651から上昇していく。そして、フロート部材66の上方への移動により操作アーム部材67が連動して上方へ揺動されることにより、給水弁61aは、開状態から閉状態に作動される。これにより、給水管69(図7及び図9参照)による洗浄水タンク30への給水が停止する。
なお、洗浄操作レバーハンドル81を操作することにより洗浄の動作が実行された場合には、手動洗浄装置120において、大洗浄モードの洗浄が実行される。
手動洗浄装置120においては、大洗浄の場合に所定の水量の洗浄水で洗浄が行われるように、排水弁314が開弁されると、手動洗浄用フロート123に作用する浮力を利用して、排水弁314の開弁状態を維持させて、排水時間を一定時間維持するように構成される。これにより、洗浄水タンク30に貯留された洗浄水は、放出口313を介して便器10に放出される。そして、洗浄水タンク30に貯留される洗浄水の水位は下降する。
これ以降の手動洗浄装置120における洗浄動作は、電動洗浄装置110における洗浄動作と同様であるため、その説明を援用して、説明を省略する。
以上説明した本実施形態の便器洗浄装置100によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の便器洗浄装置100においては、洗浄水タンク30の放出口313を開閉する排水弁314と、洗浄水タンク30の左側(一方側)に配置され、洗浄水タンク30に洗浄水を供給する給水装置60と、洗浄水タンク30の右側(他方側)に配置され、アクチュエータ111と、アクチュエータ111に接続される他方側軸部材112と、を有し、便器本体11の洗浄を電動で行う電動洗浄装置110と、洗浄水タンク30の左側(一方側)に配置され、便器本体11の洗浄を手動で操作する洗浄操作レバーハンドル81を取り付け可能な手動用軸部材121と、手動用軸部材121と排水弁314とを接続する第3玉鎖122と、電動用軸部材112と排水弁314とを接続する第1玉鎖113,第2玉鎖114と、を備える。
そのため、洗浄水タンク30において、給水装置60が配置されている側に、手動用軸部材121を配置することができる。これにより、給水装置60と同じ側に手動操作用の洗浄操作レバーハンドル81を取り付けることができる。
また、本実施形態においては、手動用軸部材121は、給水装置60に取り付けられる。そのため、手動用軸部材121を取り付けるための別の部材を設ける必要がないため、洗浄水タンク30の内部の省スペース化を実現できる。
また、本実施形態においては、電動用軸部材112には、便器本体11の洗浄を手動で操作する手動洗浄操作部81を取り付け可能である。そのため、給水装置60と同じ側に手動操作用の洗浄操作レバーハンドル81を取り付けることが可能な構成において、給水装置60と反対側に、手動操作用の洗浄操作レバーハンドル81を取り付けることができる。これにより、便器洗浄装置100の設置の自由度が向上する。例えば、便器洗浄装置100を設置する際に、洗浄水タンク30の左側又は右側のいずれかに、手動操作用の洗浄操作レバーハンドル81を配置できない構造物が存在しても、その構造物が存在しない左側又は右側に手動操作用の洗浄操作レバーハンドル81を配置することができる。
また、本実施形態においては、給水装置60は、給水弁61aを有する筒状の給水弁装置61と、基端側が給水弁装置61に接続される操作アーム部材67と、操作アーム部材67の先端側に係合するフロート部材66と、を有し、給水弁装置61は、筒状の給水弁装置61の軸方向(高さ方向)が垂直方向に対して傾斜して配置される。
そのため、洗浄水タンク30の内部の限られた空間を利用して、操作アーム部材67の長さを所定長さに確保して、操作アーム部材67の先端部までの距離を長くすることで少ない駆動力でも安定してフロート部材66を持ち上げることができる。これにより、省スペース化を実現しつつ、給水装置60から供給される洗浄水の圧力が強い場合にも、安定してフロート部材66を持ち上げることができる。
以上、本発明の便器洗浄装置100の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態においては、手動操作用の洗浄操作レバーハンドル81を洗浄水タンク30(便器洗浄装置100)の左側に設けたが、これに限らない。手動操作用の洗浄操作レバーハンドル81を洗浄水タンク30(便器洗浄装置100)の右側に設けてもよい。
前記実施形態においては、図2に示すように、洗浄水タンク30の右側には、電動洗浄装置110が設けられている。電動洗浄装置110は、電動式のアクチュエータ111に接続される電動用軸部材112の他に、電動用軸部材112と同軸上に配置される延長軸部材115を有する。延長軸部材115は、電動用軸部材112と一体的に回転可能に構成される。ここで、図10に示すように、便器洗浄装置100の右側において、延長軸部材115の右側に、右側用の手動操作用の洗浄操作レバーハンドル81を設けてもよい。この場合には、右側用の手動操作用の洗浄操作レバーハンドル81を操作することで、延長軸部材115及び電動用軸部材112が一体的に回転されるため、電動式のアクチュエータ111で動作する場合と同様に、手動の操作で、大洗浄モード及び小洗浄モードにおける洗浄動作を行うことができる。
11 便器本体
30 洗浄水タンク
60 給水装置
61 給水弁装置
61a 給水弁
66 フロート部材
67 操作アーム部材(アーム部材)
81 手動操作用の洗浄操作レバーハンドル(手動洗浄操作部)
112 電動用軸部材(他方側軸部材)
113 第1玉鎖(他方側接続部材)
114 第2玉鎖(他方側接続部材)
115 延長軸部材(他方側軸部材)
120 電動洗浄装置
121 手動用軸部材(一方側軸部材)
122 第3玉鎖(一方側接続部材)
313 放出口(排水口)
314 排水弁(開閉弁)

Claims (4)

  1. 便器本体と、
    前記便器本体の上方に配置される洗浄水タンクと、
    前記洗浄水タンクの排水口を開閉する開閉弁と、
    前記洗浄水タンクを正面から視た場合における前記洗浄水タンクの左右方向の一方側に配置され、前記洗浄水タンクに洗浄水を供給する給水装置と、
    前記洗浄水タンクを正面から視た場合における前記洗浄水タンクの左右方向の他方側に配置され、駆動部と、前記駆動部に接続される他方側軸部材と、を有し、前記便器本体の洗浄を電動で行う電動洗浄装置と、
    前記洗浄水タンクの前記一方側に配置され、前記便器本体の洗浄を手動で操作する手動洗浄操作部を取り付け可能な一方側軸部材と、
    前記一方側軸部材と前記開閉弁とを接続する一方側接続部材と、
    前記他方側軸部材と前記開閉弁とを接続する他方側接続部材と、を備える便器洗浄装置。
  2. 前記一方側軸部材は、前記給水装置に取り付けられる請求項1に記載の便器洗浄装置。
  3. 前記他方側軸部材には、前記便器本体の洗浄を手動で操作する手動洗浄操作部を取り付け可能である請求項1又は2に記載の便器洗浄装置。
  4. 前記給水装置は、給水弁を有する筒状の給水弁装置と、基端側が前記給水弁装置に接続されるアーム部材と、前記アーム部材の先端側に係合するフロート部材と、を有し、
    前記給水弁装置は、該給水弁装置の軸方向が垂直方向に対して傾斜して配置される請求項1から3のいずれかに記載の便器洗浄装置。
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