JP2000193115A - 自閉水栓装置 - Google Patents

自閉水栓装置

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JP2000193115A
JP2000193115A JP2000020347A JP2000020347A JP2000193115A JP 2000193115 A JP2000193115 A JP 2000193115A JP 2000020347 A JP2000020347 A JP 2000020347A JP 2000020347 A JP2000020347 A JP 2000020347A JP 2000193115 A JP2000193115 A JP 2000193115A
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self
valve
closing
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faucet device
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JP2000020347A
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Tsutomu Kido
勉 城戸
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自閉水栓装置の製造コストを増大させること
なく、重量を軽くし、搬送を容易にすると共に組立て性
・施工性の向上を図る。 【解決手段】 出水要求に基づいて所定量の水を吐出し
自動的に閉弁する自閉弁と、この自閉弁の上流側に配設
した定流量弁または減圧弁とを備えた自閉水栓装置であ
って、前記自閉弁の少なくとも一次側部分のケーシング
を汎用エンジニアリングプラスチックで形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水洗便器に洗浄水を
供給する自閉水栓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の水洗便器に洗浄水を供給する自閉
水栓装置としては、一定量吐水後、水圧などを利用して
自動的に止水するフラッシュバルブ等が知られており、
給水圧力を利用して自動的に閉弁するため下流側の水洗
便器に不要な水を供給することがなく、節水性に優れて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自閉水栓装置で
は、水道が供給する給水圧力が高い場合や、一定量吐水
後、止水する際に生じる自己のウォーターハンマーや、
他機が発生するウォーターハンマー等の水圧上昇現象を
考慮した場合、強度的に不安があり自閉水栓装置本体及
び背圧室を構成するケース等は金属で構成するのが普通
である。そのため製造コストを増大させるとともに、重
量が大きく、組立て、搬送、施工時に支障をきたす場合
がある。
【0004】本発明の目的は、前記課題を解決し製造コ
ストを増大させることなく、重量が軽くなり、搬送が容
易となり、組立て性・施工性が向上する自閉水栓装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明の
自閉水栓装置は、出水要求に基づいて所定量の水を吐出
し自動的に閉弁する自閉弁と、この自閉弁の上流側に配
設した定流量弁または減圧弁とを備えた自閉水栓装置で
あって、前記自閉弁の少なくとも一次側部分のケーシン
グを汎用エンジニアリングプラスチックで形成したこと
を特徴とする。本発明の自閉水栓装置によれば、第一に
水道水などの流体を止水するための自閉弁よりも上流側
で、しかも自閉水栓装置の流入口の近傍に、水圧を一定
減圧するための定流量弁または減圧弁を配置すること
で、通常吐水の場合、定流量弁または減圧弁以降の流体
圧は減圧され、バルブの強度上有利に働き、自閉水栓装
置本体、または背圧室を構成するケースを金属よりも強
度的に不利と思われる汎用エンジニアリングプラスチッ
ク素材で形成することを可能とし、製造コストを削減で
き、また、軽量化も図ることができる。
【0006】また、前記自閉弁のケーシングと定流量弁
または減圧弁のケーシングとを一体的に構成し、前記ケ
ーシングを汎用エンジニアリングプラスチックで形成す
ることもできる。このような構成にすることにより自閉
水栓装置全体の軽量化がより図れる。
【0007】また、前記自閉弁のケーシングの断面形状
が略円筒形状であることを特徴とする。このような構成
により自閉水栓装置本体の形状、又は背圧室を構成する
ケーシングの形状を、応力集中等の原因をもたらすエッ
ジが存在する多角形状を避け、強度上有利になり、自閉
水栓装置本体、または背圧室を構成するケーシングを金
属よりも強度的に不利と思われる汎用エンジニアリング
プラスチック素材で形成することを可能とし、製造コス
トを削減でき、また、軽量化も図ることができる。
【0008】さらに、前記自閉弁の弁体着座部と洗浄水
の流入口部と自閉水栓装置本体との接続部が汎用エンジ
ニアリングプラスチックで形成され、前記弁体着座部と
接続部、前記自閉弁のケーシング本体の肉厚をそれ以外
の部分の肉厚より大きくしたことを特徴とする。自閉水
栓装置本体、または背圧室を構成するケーシングの構成
上、強度が不足することが予想されるが、前記のような
構成とすることにより、製造コストを削減でき、また、
軽量化も図ることができる。
【0009】さらに、前記自閉弁が止水機能部の一次側
給水部と、この一次側給水部と連絡通路を介して連通す
る背圧室と、前記連絡通路に異物混入を防止するためク
リーニングピンとを備え、このクリーニングピンの先端
部の外径寸法と中央部の外径寸法とを異ならせているこ
とを特徴とする。本来、自閉弁に流入口と背圧室とを連
結する連絡通路の詰まりを防止するためのクリーニング
ピンに、止水時の弁体の閉弁速度をコントロールする機
能を持たせるために、形状を異形にし連絡通路の通路面
積を変化させ通路面積が小さいときには閉弁速度が遅く
なる原理を利用し、閉弁間際の速度を極端に減少させ、
自己が発生するウォーターハンマー値を低減すること
で、自閉水栓装置本体、または背圧室を構成するケーシ
ングを金属よりも強度的に不利と思われる汎用エンジニ
アリングプラスチック素材で形成したことを可能とし、
製造コストを削減でき、また、軽量化も図ることができ
る。
【0010】さらに、前記自閉弁の弁体が弁体着座部に
着座する直前で一次側と二次側との圧力差が大きくなる
ようにするために、前記弁体の通水開口部の口径を前記
弁体着座部の開口部の口径より小さくしたことを特徴と
する。このような構成にすることにより弁体の閉弁間際
の吐水流量を極端に減少させ、自己が発生するウォータ
ーハンマー値を低減することで、自閉水栓装置本体、ま
たは背圧室を構成するケーシングをを金属よりも強度的
に不利と思われる汎用樹脂素材で形成したことを可能と
し、製造コストを削減でき、また、軽量化も図ることが
できる。
【0011】また、本発明の自閉水栓装置が出水要求に
基づいて所定量の水を吐出し自動的に閉弁する自閉弁
と、この自閉弁の上流側に配設した定流量弁または減圧
弁と、前記自閉弁の下流側に配設した選択的にリム洗浄
水吐水とジェット洗浄水吐水とを行うための分配弁とを
備え、この自閉水栓装置のケーシング全体を汎用エンジ
ニアリングプラスチックで形成したことを特徴とする。
本発明の自閉水栓装置によれば、リム洗浄とジェット洗
浄水とを順次実行する水洗便器に対して洗浄水を供給す
る場合、従来のフラッシュバルブなどと比較して、少な
い瞬間流量で効率よく洗浄することが可能となる。その
結果、流路の通水面積も小さくすることが可能となり、
よって受ける水圧を低減でき、自閉水栓装置全般を金属
よりも強度的に不利と思われる汎用エンジニアリングプ
ラスチック素材による形成を可能とし、製造コストを削
減でき、また、軽量化も図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。図1は、自閉水栓装置BVを大便器2
7と共に概略的に表した概略図、図2は、この自閉水栓
装置の断面図であり、図3は、自閉水栓装置BVの自閉
水栓装置本体4の下面図と断面図、図4は自閉水栓装置
BVの背圧室を構成するケースの正面図と上面図、図5
は、分配弁機構部1と止水弁機構部2の拡大断面図、図
6は、図5の止水弁機構部2の拡大概略断面図、図7
は、図5のクリーニングピン23部分の拡大概略断面図
である。
【0013】図1に示すように、大便器27は、ボール
部上縁のリム28から洗浄水を吐出してボール部29を
洗浄するリム洗浄と、ボール部29底部の吐出ノズル3
0から洗浄水をトラップ配管31に直接吐出して汚物搬
送とトラップ部洗浄を行うジェット洗浄とを実行するよ
うに構成されている。そして、この大便器27は、リム
洗浄とジェット洗浄とを順次実行すべく自閉水栓装置B
Vを備え、この自閉水栓装置BVの外部出力ポート19
からは、リム28に至るリム吐水配管32を外部出力ポ
ート20からは、吐出ノズル30に至るジェット吐水配
管33をそれぞれ接続して備える。この場合、リム28
と吐出ノズル30に洗浄水を導くリム吐水配管32とジ
ェット吐水配管33への洗浄水の分配供給は、以下にそ
の構成を詳述する自閉水栓装置BVによってなされ、こ
うした分配吐水により、洗浄吐水量、瞬間流量共に効率
の良い便器洗浄を行うようにされている。
【0014】特に本実施例では、上記洗浄方式を採るこ
とにより、便器洗浄時の瞬間流量に関しては、従来のフ
ラッシュバルブ方式と比較して、1/3〜1/4程の瞬
間流量で洗浄可能である。これにより、洗浄水の通水面
積も、比較縮小することが可能となり、ケーシングに与
える強度的影響を低減することができ、よって、自閉水
栓装置BVを樹脂ケーシングにて構成することができ
た。なお、これらケーシングに採用する樹脂としては、
ポリアセタール(POM樹脂)や、ポリフェニレンスル
ファイド(PPS樹脂)または、ポリサルフォン(PS
F樹脂)、ポリフェニレンオキシド(PPO樹脂)、ポ
リアミド(ナイロン樹脂)等の汎用性が高いエンジニア
リングプラスチックを用いることができ、これらは、ガ
ラス繊維入りの複合材が好ましい。このガラス繊維の含
有率としては、重量比で約20〜40%が好ましい。
【0015】図1ないし図2に示すように、自閉水栓装
置BVは、給水源(水道)からの一次側給水管6が配管
接続され自閉機能を有する止水弁機構部2と、洗浄水の
分配供給を行うための分配弁機構部1とを積層集約して
備え、分配弁機構部1の上端は、上記の各出力ポートを
有する出力ポート部8とされている。自閉水栓装置BV
は、図示しないリモコン等から洗浄指令が発せられる
と、当該指令を洗浄要求(出水要求)として駆動する機
構部を有し、通常は、この機構部により、自閉作動なら
びにこれと同期した分配作動を行うよう構成されてい
る。
【0016】止水弁機構部2は、一次側と二次側の差圧
を利用して自閉作動を行うよう、以下の構成を備える。
この止水弁機構部2は、一次側給水管6が接続される管
継ぎ手3から自閉水栓装置本体4に至る一次側給水路7
と、自閉水栓装置本体4内の二次側通水路13とを備
え、この給水路と通水路の間に、ダイヤフラム弁9とパ
イロット弁16を有する。
【0017】一次側給水路7は、自閉水栓装置本体4に
おいて、当該自閉水栓装置本体の内壁部分を環状に下方
に隆起させて形成した給水弁座10を取り囲むよう形成
されている。よって、一次側給水路7から流れ込んだ一
次側洗浄水は、給水弁座10の周囲において、ダイヤフ
ラム弁9に下方向きに一次側圧力をかける。なお、一次
側給水路7には、管継ぎ手3の下流で、自閉水栓装置本
体4の流入口近傍に減圧弁26(定流量弁もしくは、流
調弁でも可)が組み込まれているので、通常洗浄時に
は、給水弁座10の周囲には、定圧(定流量)の洗浄水
が流れ込むことになる。なお、減圧弁26は、洗浄装置
本体4に組み込まず、それよりも上流側の配管、もしく
は止水栓等に配置しても良い。
【0018】上記のように、止水弁よりも上流側の一次
側であり、しかも、自閉水栓装置本体の流入口近傍に、
減圧弁26(定流量弁もしくは、流調弁でも可)を内蔵
・配置した構成を採ることにより、この弁よりも下流に
減圧効果を引き起こし、通常流動時は、自閉水栓装置本
体と背圧室を構成するケースに係る大部分の圧力が減圧
されるので、自閉水栓装置本体と背圧室を構成するケー
スに要求される機械的強度が軽減され、自閉水栓装置B
Vを樹脂ケーシングにて構成することができた。
【0019】ダイヤフラム弁9は、自閉水栓装置本体4
の下端開口部に亘ってこの自閉水栓装置本体4と背圧室
を構成するケース5とで挟持され、上記した一次側圧力
を受けるダイヤフラム11を有する。このダイヤフラム
11は、一次側と二次側の圧力バランスにより、付勢力
が働き、その上面の平坦部を弁体として給水弁座10に
通常は当接着座させている。これにより、ダイヤフラム
弁9は一次側給水路7を給水弁座10にてダイヤフラム
11により常時閉鎖させている。この状態が、ダイヤフ
ラム弁9の閉弁状態(止水状態)であり、自閉水栓装置
BVは通常この状態をとっている。
【0020】ここで、本実施例では、図3、図4で示す
ように、ダイヤフラムを挟持する自閉水栓装置本体4
と、背圧室を構成するケース5の一次側圧力が作用する
部分は、強度上最も重要な部位と考えられるため、略円
筒形状36の組み合わせで構成している。これは、応力
集中等の原因をもたらす、エッジが存在する多角形状を
避け、構造的に連続性を保ちやすい円筒を採用すること
により、強度を向上させるためである。よって、これら
の採用により、自閉水栓装置BVを樹脂ケーシングにて
構成することができた。
【0021】自閉水栓装置本体4と背圧室を構成するケ
ース5との締結部分の形状として、かなり厚保肉のフラ
ンジ形状35、39を採用した。これは、締結部分の漏
水防止、ねじの抜け、破損、強度向上のために必要であ
るが、他方で、樹脂にてこのような厚保肉構造にする
と、そり、引けが発生しやすく、成形上の不具合が発生
する。そこで、本実施例では、図3、図4で示すよう
に、自閉水栓装置本体4と背圧室を構成するケース5
を、締結する締結接合面と逆側の面のフランジ部上面か
ら肉盗み34、37を施し、均一な厚みと、強度保持を
共に可能とした。これにより、自閉水栓装置BVを樹脂
ケーシングにて構成することができた。
【0022】ダイヤフラム弁9は、上記のように閉弁状
態にあるときでも一次側給水路7と背圧室12との圧力
均衡を図るべく、ダイヤフラム11に一次側給水路7と
背圧室12とを連通するブリード穴22を有する。この
ブリード穴22は、ダイヤフラム11を貫通して形成さ
れており、一次側給水路7の側から背圧室12に常時、
洗浄水を通過させる。この場合、このブリード穴22
は、その穴径も小さく、内部には、後述のクリーニング
ピン23も配設されているので、一次側給水路7の洗浄
水は、背圧室12に僅かずつしかブリード穴22を通っ
て流入しない。そして、クリーニングピン23との関係
において実質的に洗浄水の通過面積を決定するブリード
穴22は、図7の要部拡大図に示すように、クリーニン
グピン23が常時穴内に存在する部分であり、ダイヤフ
ラムサポート15に開けられたブリード穴22である。
【0023】パイロット弁16は、上記のダイヤフラム
弁9の開弁動作を起こさせるものであり、スプリング2
1の付勢力を上向きに直接受けるパイロット弁体18
と、ダイヤフラムサポート15の中央貫通孔の周囲を隆
起させて形成したパイロット弁座17と当接状態(着座
状態)とされているので、パイロット弁16は、二次側
通水路13と背圧室12との間を閉鎖させている。この
状態が、パイロット弁16の閉弁状態(止水状態)であ
り、自閉水栓装置BVは、通常この状態を採っている。
【0024】もともとクリーニングピン23は、ブリー
ド穴22が水中に混在する異物によるゴミ詰まりを防止
するために挿入しているものであるが、本使用例では、
吐水量を調整する目的にも使用している。すなわち、こ
のクリーニングピン23の直径と、ブリード穴22の直
径との関係から、洗浄水の通路面積が決定され、それに
より、閉弁時の吐水量、及び閉弁速度を調整することを
可能とした。
【0025】上記のような特性から、クリーニングピン
23の形状を、先端部ほど大径となる異径構造とし、ブ
リード穴22におけるクリーニングピン23の位置関係
によってブリード穴22における洗浄水の通路面積が変
化し、ブリード穴22を通る上記の洗浄水流通量が異な
る。つまり、小径部25がブリード穴22に位置すると
きには、ブリード穴22における洗浄水の通路面積が大
きくなって、背圧室12に流れ込む水が多くなり、ダイ
ヤフラム弁9の閉弁速度が速くなる。大径部24では逆
にブリード穴22の通路面積が小さくなるため、閉弁速
度は遅くなる。本実施例では、図7に示すように、閉弁
動作開始時には、ブリード穴22には、クリーニングピ
ン23根元の小径部25が位置するようにし、閉弁速度
を速くし、また、ダイヤフラム11が給水弁座10に近
づいた状態、すなわち、ダイヤフラム弁9が閉弁状態へ
の推移を完了させようとする閉弁動作終了時には、ブリ
ード穴22には、クリーニングピン23先端の大径部2
4が位置する。よって、ダイヤフラム弁9の閉弁動作終
了時には、ダイヤフラム弁9の閉弁速度を遅くできる。
これにより、一次側給水路7と二次側通水路13との間
で洗浄水止水を図る場合の水撃を緩和でき、洗浄装置本
体と背圧室を構成するケースにかかる水圧が軽減され、
自閉水栓装置BVを樹脂ケーシングにて構成することが
できた。
【0026】また、ダイヤフラムサポート15の中央貫
通孔を給水弁座10におけるパイロット流路14とし
て、当該流路にて二次側通水路13の側への洗浄水の流
量絞り構造40を構成している。よって、この構造によ
り、閉弁時のダイヤフラム11が着座する間際に絞り効
果が生じて、ダイヤフラム弁9の閉弁速度を調整するこ
とが可能である。本実施例では、給水弁座10とダイヤ
フラムサポート15の流量絞り構造40とのクリアラン
スを極端に小さくし、閉弁動作時の閉弁速度を遅くして
いる。これにより、一次側給水路7と二次側通水路13
との間で洗浄水の止水を図る場合の水撃を緩和でき、洗
浄装置本体と背圧室を構成するケースにかかる水圧が軽
減され、自閉水栓装置BVを樹脂ケーシングにて構成す
ることができた。
【0027】
【発明の効果】本発明は、上記構成により製造コストを
増大させることなく、重量が軽くなり、搬送が容易とな
り、組立て性・施工性が向上する自閉水栓装置を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自閉水栓装置BVを大便器27と共に概略的に
表わした概略図である。
【図2】自閉水栓装置BVの縦断面図である。
【図3】第2、第3実施例の自閉水栓装置BVの自閉水
栓装置本体4下面図と断面図である。
【図4】第2、第3実施例の自閉水栓装置BVの背圧室
を構成するケース5の正面図と上面図である。
【図5】第4、第5実施例の分配弁機構部1と止水弁機
構部2の拡大断面図である。
【図6】図5におけるX部の拡大概略断面図である。
【図7】図5におけるY部の拡大概略断面図である。
【符号の説明】
1…分配弁機構部 2…止水弁機構部 3…管継ぎ手 4…自閉水栓装置本体 5…背圧室を構成するケース 6…一次側給水管 7…一次側給水路 8…出力ポート部 9…ダイヤフラム弁 10…給水弁座 11…ダイヤフラム 12…背圧室 13…二次側通水路 14…パイロット流路 15…ダイヤフラムサポート 16…パイロット弁 17…パイロット弁座 18…パイロット弁体 19…外部出力ポート 20…外部出力ポート 21…スプリング 22…ブリード穴 23…クリーニングピン 24…大径部 25…小径部 26…減圧弁 27…大便器 28…リム 29…ボール部 30…吐出ノズル 31…トラップ配管 32…リム吐水配管 33…ジェット吐水配管 34…自閉水栓装置本体部肉盗み 35…自閉水栓装置本体部フランジ 36…自閉水栓装置本体部円筒部 37…背圧室を構成するケース部肉盗み 38…背圧室を構成するケース部リブ 39…背圧室を構成するケース部フランジ 40…ダイヤフラムサポート流量絞り構造 BV…自閉水栓装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出水要求に基づいて所定量の水を吐出し
    自動的に閉弁する自閉弁と、この自閉弁の上流側に配設
    した定流量弁または減圧弁とを備えた自閉水栓装置であ
    って、前記自閉弁の少なくとも一次側部分のケーシング
    を汎用エンジニアリングプラスチックで形成したことを
    特徴とする自閉水栓装置。
  2. 【請求項2】 前記自閉弁のケーシングと定流量弁また
    は減圧弁のケーシングとを一体的に構成し、前記ケーシ
    ングを汎用エンジニアリングプラスチックで形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の自閉水栓装置。
  3. 【請求項3】 前記自閉弁のケーシングの断面形状が略
    円筒形状である請求項1または2記載の自閉水栓装置。
  4. 【請求項4】 前記自閉弁の弁体着座部と洗浄水の流入
    口部と自閉水栓装置本体との接続部が汎用エンジニアリ
    ングプラスチックで形成され、前記弁体着座部と接続
    部、前記自閉弁のケーシング本体の肉厚をそれ以外の部
    分の肉厚より大きくした請求項1乃至3記載の自閉水栓
    装置。
  5. 【請求項5】 前記自閉弁が止水機能部の一次側給水部
    と、この一次側給水部と連絡通路を介して連通する背圧
    室と、前記連絡通路に異物混入を防止するためクリーニ
    ングピンとを備え、このクリーニングピンの先端部の外
    径寸法と中央部の外径寸法とを異ならせている請求項1
    乃至4記載の自閉水栓装置。
  6. 【請求項6】 前記自閉弁の弁体が弁体着座部に着座
    する直前で一次側と二次側との圧力差が大きくなるよう
    にするために、前記弁体の通水開口部の口径を前記弁体
    着座部の開口部の口径より小さくした請求項1乃至4記
    載の自閉水栓装置。
  7. 【請求項7】 出水要求に基づいて所定量の水を吐出し
    自動的に閉弁する自閉弁と、この自閉弁の上流側に配設
    した定流量弁または減圧弁と、前記自閉弁の下流側に配
    設した選択的にリム洗浄水吐水とジェット洗浄水吐水と
    を行うための分配弁とを備えた自閉水栓装置であって、
    この自閉水栓装置のケーシング全体を汎用エンジニアリ
    ングプラスチックで形成したことを特徴とする。
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