JP2005268051A - 電磁弁の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池の燃料のように水分を多く含む流体を制御する電磁弁が氷結した場合に、短時間で確実に解凍する。
【解決手段】電磁弁の制御装置であり、電磁弁1を駆動するための電流を供給する電源4と、上記電磁弁1の作動限界時間以下の通電時間で上記電磁弁1の作動限界電流を超える電流の通電と上記電流の遮断とをくり返す通電制御手段3,5,6とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、電磁弁の制御装置に関する。
燃料電池は、イオンを伝導する電解質膜の両側に多孔性の水素極および空気極を設け、水素極に燃料(例えば、水素)を供給し、空気極には酸化剤(例えば、空気)を供給する。水素極に供給された水素は、水素極の触媒によりプロトンと電子に分離される。プロトンは、水分子とともに電解質膜を伝導し、空気極に達する。そして、空気極側の触媒層において、プロトン、電子、および酸素が反応して水が生成される。このとき、空気極と水素極とを外部回路(例えば、導体)で接続すると、水素極から空気極に電子が移動し、上記プロトンとの反応に消費される。
そして、水素極に水素を供給し、空気極に酸素を供給する限り、水素極中の水素の拡散、電解質膜中のプロトンの移動、外部回路中の電子の移動、および空気極中の酸素の拡散が継続し、空気極から水素極に電流が継続して流れる。このような燃料電池の反応の始動、停止、または反応状態の制御のため燃料の供給を制御する電磁弁が使用される。
一方、上述のように、プロトンが電解質膜を伝導するためには水分子を伴う必要がある。そこで、水素極中の水の量を制御するため、燃料電池においては、燃料を加湿するものがある。また、燃料電池の空気極では反応により水が生成される。この空気極で生成された水は水素極に拡散し、燃料中に蒸発する。
このように、燃料電池においては、燃料中には通常水分子が含まれている。したがって、燃料が低温になると、燃料中の水分が凝縮して水滴となる。さらに低温においては、電磁弁が燃料中の水分により氷結し、燃料電池が機能しなくなる場合がある。
図1は、ソレノイドコイルへの通電により開弁する従来の電磁弁の開閉状態を示す図である。図1の(a)は、ソレノイドコイルへの励磁電流を示している。また、(b)は、上記励磁電流に対する電磁弁の開閉状態を示している。
図1において、(a)(b)ともにその横軸は、秒を単位とする時間を示している。また、図1(a)の縦軸はソレノイドを励磁する電流値(単位なし)を示している。(a)に示す励磁電流が投入された場合、通常状態では、タイミングt1の位置で電磁弁が閉状態から開状態に遷移する。
しかし、電磁弁が氷結した場合、タイミングt1より遅れたt2、t3、あるいはさらに遅れたタイミングで電磁弁が閉状態から開状態に遷移する場合が生じる。閉状態から開状態に遷移するタイミングがどの程度遅延するかは氷結状態に依存するので、事前に予期することはできない。このようなタイミングの遅延が生じると、例えば、本来燃料が供給されるべきタイミングで、燃料が供給されず、予期しないタイミングで突然燃料が供給されるという事態が生じ、あるいは、所期のタイミングで排気がなされず、予期しないタイミングで排気がなされる等の事態が生じ、燃料電池の始動が不安定となる。このような不安定性を回避するためには、始動時に燃料供給側の電磁弁が氷結した場合、確実に氷結を検知、短時間で氷結部を解凍し、さらに解凍されたことを確認する必要がある。
燃料電池において、氷結した電磁弁(バルブともいう)を解凍する技術としては、例えば、氷結する可能性のあるバルブを暖機ボックスに収納し、コンプレッサで断熱圧縮され
た加熱空気を導入して解凍するものが知られている(特許文献1参照)。しかし、圧縮空気による方法では、以下のような問題がある。まず、圧縮空気を通常の流路以外に導入するためシステムが複雑になる。また、気体による加熱のため、加熱解凍に時間を要する。また、損失が大きく解凍のエネルギー効率が悪い。さらに、解凍の間、発電目的以外にコンプレッサを作動させる必要があり、損失動力が大きい。
また、ブレーキ系の電磁弁の氷結防止のため、電磁弁の作動限界以下のデューティ比でパルス電流を供給する技術も知られている(特許文献2参照)。この技術は、ブレーキが使用されない期間、上記デューティ比でパルス電流を継続的に供給することで氷結を防止する。
しかし、この技術を燃料電池に適用した場合、燃料電池の停止状態で通電を継続する必要があり、停止状態が長期間(例えば、数日以上)に渡るような場合には効率が悪い。さらに、燃料電池においては、長期間の停止により電磁弁が氷結した場合でも、始動時には短期間で電磁弁を解凍したいという要請がある。上記従来技術のような低いディーティ比により電流の実効値を下げる方法によれば発熱量が少なくなり、長時間通電する必要が生じる。このため、上記従来技術では、短時間での氷結状態からの始動という要請に応えることはできない。
特開2002−313389号公報 特開平9−137878号公報
本発明の目的は、燃料電池の燃料のように水分を多く含む流体を制御する電磁弁が氷結した場合に、短時間で確実に解凍する技術を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、電磁弁の制御装置であり、電磁弁を駆動するための電流を供給する電源と、上記電磁弁の作動限界時間以下の通電時間で上記電磁弁の作動限界電流を超える電流の通電と上記電流の遮断とをくり返す通電制御手段とを備えるものである。
この制御装置は、電磁弁の作動限界時間以下の通電時間で電磁弁に通電するので、電磁弁が開弁することはない。また、この制御装置は、電磁弁の作動限界電流を超える電流でくり返して通電するので、電磁弁の抵抗により時間当たりの発熱量を増大させることができる。したがって、この制御装置は、電磁弁が氷結した場合でも、電磁弁の開閉状態を安定的に維持したまま、短時間で解凍できる。
上記電磁弁の制御装置は、上記電源から供給される電圧を昇圧する昇圧回路をさらに備えるものでもよい。この制御装置は、昇圧回路を介して昇圧した電圧により電磁弁に電流を流すので、さらに短時間で電磁弁を解凍できる。
上記電磁弁の制御装置は、上記電磁弁の正常な開弁動作または正常な閉弁動作を確認する確認手段と、上記正常な開弁動作または正常な閉弁動作が確認できた後に上記電磁弁を開弁または閉弁する開閉制御手段とをさらに備えるものでもよい。本制御装置は、正常な開弁動作または正常な閉弁動作が確認できた後に上記電磁弁を開弁または閉弁するので、不完全な状態での電磁弁の開閉による不安定動作を回避できる。
上記確認手段は、上記電磁弁が設置される流路の下流側で上記電磁弁の開閉により流出を制御される流体の圧力を検知する手段を有するものでもよい。本制御装置によれば、電磁弁が設置される流路の下流側で電磁弁の開閉により流出を制御される流体の圧力を検知するので、確実に電磁弁の開閉動作を確認できる。
上記電磁弁は、電磁石への励磁によって移動可能な弁体と上記弁体が着座する弁座とを有しており、上記確認手段は、上記弁座近傍部、弁体の可動範囲周辺部、または上記可動範囲中の上記弁座側と反対側の端部近傍部のいずれかにおいて温度を測定する手段を有するものでもよい。この制御装置によれば、弁体が凍結しやすい部分の近傍で温度を測定するので、測定温度により電磁弁の氷結状態を検知できる。
上記電磁弁は、電磁石と上記電磁石への励磁によって所定の移動軸に沿って移動可能な弁体と上記弁体が着座する弁座と上記電磁石、上記弁体および弁座を収納する筐体とを有しており、上記確認手段は、上記筐体の上記移動軸上または上記筐体に収容された管材の前記筐体から露出する露出面側の前記移動軸上に、上記弁体の移動による衝突振動を検知する加速度センサを有するものでもよい。本制御装置によれば、加速度センサにより、弁体の移動軸方向の位置で弁体の移動を検知するので、確実に弁体の動作を確認できる。
上記確認手段は、上記開弁または閉弁にともなう弁体の衝突等の急変動による電流の変化を検知する手段を有するものでもよい。本制御装置によれば、開弁または閉弁にともなう電流の変化を検知するので、電磁弁の開弁または閉弁動作を確実に確認できる。なお、以上説明した構成は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、燃料電池の燃料のように水分を多く含む流体を制御する電磁弁が氷結した場合に、短時間で確実に解凍することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)に係る燃料電池について説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
《第1実施形態》
以下、図2から図7の図面に基づいて本発明の第1実施形態に係る燃料電池を説明する。図2は、この燃料電池のシステム構成図であり、図3は、図2に含まれる電磁弁1(図2には1A−1Dの符号が付されている)の構成を示す断面の概略図であり、図4は、電磁弁1を制御する制御系の構成図であり、図5は、電磁弁1の作動限界時間以下のパルス幅で電磁弁1を励磁したときの電磁弁1の開閉状態を示すタイミングチャートであり、図6は、電磁弁1の作動限界時間を超えるパルス幅で電磁弁1を励磁したときの電磁弁1の開閉状態を示すタイミングチャートであり、図7は、図2および図3に示すECU3の処理を示すフローチャートである。
<システム構成>
図2に、本燃料電池のシステム構成を示す。この燃料電池は、燃料電池本体31と、燃料電池本体31の空気極に酸化剤である空気を送り込むコンプレッサ32と、燃料電池本体31の水素極に送り込まれる燃料を提供する燃料タンク33とを有している。
燃料電池本体31は、膜−電極接合体(MEA:Membrane-Electrode Assembly )とセパレータとを含むセルを直列に接続し、複数階層に積層したものから構成される。膜−電極接合体は、水素をプロトンと電子に分離する水素極と、水素極で生成されたプロトンを
空気極に伝導する電解質膜と、空気極に伝導したプロトンと酸素と外部回路を通じて水素極から伝導した電子により水を生成する空気極とを含む。
コンプレッサ32は、配管41を通じて燃料電池本体31の空気導入口に接続され、燃料電池本体31に酸化剤である空気を供給する。供給された空気は、各セルにおいて空気極側セパレータから空気極に供給される。
燃料タンク33は、調圧弁37、水素供給弁1A、入口弁1B、および配管42を通じて燃料電池本体31の燃料導入口に接続され、燃料電池本体31に燃料(例えば、水素ガス)を供給する。供給された水素は、各セルにおいて水素極側セパレータから水素極に供給される。
水素極に供給された水素の一部は燃料電池本体31において消費されることなく、燃料排出口から配管43に排出ガスとして排出される。燃料電池本体31の水素極には、空気極側で生成された生成水が浸透してくるため、排出ガスには水分(水蒸気または液滴)が含まれる。排出ガスは、出口弁43を介して配管44により気液分離器34に導入される。
気液分離器34は、排出ガスの水素と水分とを分離する。気液分離器34の第1の排出口34Aには、配管45によって水素ポンプ35が接続されている。気液分離器34で液滴水分が分離された水素は、水素ポンプ35により、逆止弁36を介して入口弁1Bに通じる配管45に送り込まれる。したがって、入口弁1B、燃料電池本体31、出口弁1C、気液分離器34、水素ポンプ35および逆止弁36が配管42−46を通じて水素の循環路を形成する。水素ポンプ35は、水素とともに排出ガス中の水蒸気の一部を配管46に送り込む。一方、水素から分離された液滴水分および排出ガスは、排出弁1Dおよび配管47を通って燃料電池外の大気中に放出される。
図2に示すように、この燃料電池は、電子制御装置3(本実施形態では、ECU3といい、本発明の開閉制御手段に相当)を有している。ECU3は、CPU、メモリ、入出力インターフェース等を含む。ECU3は、不図示の入出力インターフェースを介して水素供給弁1A、入口弁1B、出口弁1C、および排出弁1Dの制御回路に接続されている。以下、水素供給弁1A、入口弁1B、出口弁1C、および排出弁1Dを総称して電磁弁1という。
また、図2の例では、水素供給弁1A、入口弁1B、出口弁1C、および排出弁1Dの各々においてその流路の下流側には圧力センサ7A−7Dが設けられている。これらの圧力センサ7A−7Dの測定値は、不図示のインターフェースを介して制御装置により監視されている。以下、圧力センサ7A−7Dを総称して圧力センサ7と呼ぶ。圧力センサ7が本発明の流体の圧力を検出する手段に相当する。また、ECU3と圧力センサ7が本発明の確認手段に相当する。
水蒸気および水素を含み循環路を流れるガスは、燃料タンク33から供給される水素と混合され、所定の割合で加湿された燃料を構成し、入口弁1Bを通って燃料電池本体31に供給されることになる。なお、図2の燃料電池では、図示しないが、燃料タンク33と燃料電池本体31の間に加湿器を設け、燃料を加湿する構成とすることもできる。
いずれにしても、上記循環路に接続される水素供給弁1A、および循環路を構成する入口弁1B、出口弁1Cおよび気液分離器34の第2の排出口34Bに接続される排出弁1Dには、水蒸気または水分を含むガスが流れる。したがって、このような燃料電池が低温下(氷点以下)で運転を停止した場合、ガス中の水分により水素供給弁1A、入口弁1B
、出口弁1C、および排出弁1Dの弁が氷結する場合がある。
<電磁弁の構造>
図3は、図2に含まれる電磁弁1の構成を簡略化して示す断面の概略図である。この電磁弁1は、筒型の筐体17と、筐体17に収容される筒型の電磁石であるソレノイド11と、ソレノイド11の内側でソレノイド11の中心軸上を移動可能に保持される可動子12と、可動子12の下端(図3において下側)に設けられる弁体13と、可動子12の可動範囲のうち可動子12が最下端に達したときに弁体13が着座する弁座14とを有している。なお、図3においては、理解の容易のため他の構成要素は省略されている。
図3の例では、電磁弁1の下部(図3で略弁座14の位置より下方の部分)は管材で構成され、上流側の配管の出口15および下流側の配管の入口16に接続されている。筐体17は管材に載置され、筐体17に収容された弁座14の開口は管材の孔部を介して上流側の配管の出口15および下流側の配管の入口16に通じている。ただし、本発明が適用される電磁弁1はこのような構成に限定されるものではなく、図3に示した電磁弁1を横向きに倒した形状(筐体17に縦向きの管材の一部が収容される形状)のものであってもよい。また、電磁弁1の上端17Aおよび下端17B(可動子12の移動軸方向の電磁弁1の両端部分)が筐体17で構成される形式のものでも構わない。
可動子12および弁体13は、バネ19により、弁座14の方向に付勢されている。ソレノイド11には、不図示の制御回路を通じて電流(以下、励磁電流ともいう)が流され、励磁される。ソレノイド11が励磁されると、ソレノイド11内の円筒状の中空部20に軸方向に発生する磁力線により可動子12が上向きに電磁力を受ける。そして、その電磁力が下向きに付勢するバネの弾性力を上回ったときに、可動子12が軸方向に上向きに移動し、弁体13が弁座14から離間し、電磁弁1は開弁する。開弁状態では、可動子12は、ソレノイド11の中空部20の固定子鉄心下部21の位置まで移動し、停止する。
次に、ソレノイド11への励磁電流が停止されると、軸方向上向きの電磁力が消滅し、バネの弾性力により、可動子12が下向きに移動し、弁体13が弁座14に着座する。このように、正常状態では、所定の励磁電流の通電および電流の切断により、所定の応答時間で可動子12および弁体13がソレノイド11内の中空部20を移動し、電磁弁1は開弁動作または閉弁動作を実行する。
しかし、燃料電池の燃料ガスは、水蒸気または水分を含んでいる。特に、図2に示した水素供給弁1A、入口弁1B、出口弁1C、および排出弁1Dの位置に装着された電磁弁1は、空気極から水素極に拡散した生成水、または、燃料を加湿した水分を含む燃料ガスに接触する。そのため、氷点以下の低温下で燃料電池が停止した場合、弁体13と弁座14の接触部分(図3にAで示す点線の長円付近)および可動子12とソレノイド11の内壁部分との間の隙間部分(図3にBで示す点線の長円付近)が氷結しやすくなる。本実施形態の燃料電池は、このような電磁弁1の氷結を検出し、短時間で確実に氷結部分を解凍する機能を有する。
<制御系の構成>
図4は、電磁弁1を制御する制御系(本発明の電磁弁の制御装置に相当する)の構成図である。図4では、電磁弁1は、ガスの上流側の配管8と下流側の配管9との間に装着されている。また、ガスの下流側には、圧力センサ7が設けられている。ここでは、電磁弁1を制御する構成を示すが、この構成は、図2に示した水素供給弁1A、入口弁1B、出口弁1C、および排出弁1Dにそのまま適用できる。
図4に示すように、この制御系は、ECU3と、ECU3により制御されるタイミング
発生回路5と、タイミング発生回路5の発生する信号により回路を開閉するスイッチ回路6と、スイッチ回路6を通じて電磁弁1のソレノイド11を励磁する電源4とを有している。なお、図4では、ECU3の外部にタイミング発生回路5を設ける構成を例示したが、タイミング発生回路5は、ECU3の内部に設けても構わない(ECU3、タイミング発生回路5およびスイッチ回路6が本発明の通電制御手段に相当する)。
タイミング発生回路5は、ECU3からの指令により、ECU3から指定される周期、指定されたパルス幅でくり返しパルスを発生する回路である。このような回路は、例えば、非安定マルチバイブレータとパルスの整形回路で構成できる。くり返しパルスの周期およびパルス幅は、非安定マルチバイブレータの時定数を決定するCR回路を切り換えることでECU3から設定できる。この制御系は、このくり返しパルスにより、スイッチ回路6を開閉する。その結果、電源4からタイミング発生回路5の出力信号に同期した励磁電流がソレノイド11に供給される。
スイッチ回路6は、例えば、半導体スイッチ(トランジスタ等)である。本実施形態において、スイッチ回路6には限定はない。ただし、スイッチ回路6の作動限界時間は、電磁弁1の作動限界時間より短時間である必要がある。
なお、図4において図示しないが、電磁弁1が氷結していない(または、電磁弁1の氷結が解凍された後の)通常運転時には、ECU3からの信号はタイミング発生回路5をバイパスしてスイッチ回路6に供給される(第2実施形態以下においても同様)。
図5に、図4の制御系による励磁電流の例を示す。図5において、上段の(a)は、ソレノイド11への励磁電流を示している。また、下段の(b)は、上記励磁電流が通電されたときの電磁弁の開閉状態を示している。図5のように、この例では、励磁電流は、周期T2のくり返しパルスであり、パルス幅(パルスがオン(電源電圧となる時間))はT1である。
ところで、電磁弁1が開弁するためには最低通電時間(以下、作動限界時間という)継続して通電する必要がある。この最低通電時間は、電磁弁1の形式および体格等に依存して異なっており、一般的には、10〜200ミリ秒である。したがって、パルスがオンとなる通電時間T1が作動限界時間より短いと、図5(b)に示すように電磁弁1は、開弁しない。
本実施形態の燃料電池では、このような電磁弁1の特性を利用し、作動限界時間より短いパルス幅で、ソレノイド11の作動限界電流を超える電流値のくり返しパルスにより、ソレノイド11を通電する。その結果、電流値は大きいがパルス幅が短いため電磁弁1が開弁する前に電流が遮断される。このため、電磁弁1が開弁することなくソレノイド11に大電流のパルスがくり返して流れ、ソレノイド11の巻き線抵抗によりソレノイド11が発熱する。本燃料電池は、この発熱により電磁弁1の氷結部を解凍する。
図6は、電磁弁1の作動限界時間を超えるパルス幅で電磁弁1を励磁したときの電磁弁1の開閉状態を示すタイミングチャートである。図6において、上段の(a)は、ソレノイド11への励磁電流を示している。また、中断の(b)は、上記励磁電流が通電されたときの電磁弁1の開閉状態を示している。さらに、下段の(c)は、電磁弁1の下流側に設置された圧力センサ7からの検出信号を示している。
図6で通電時間は、電磁弁1の作動限界時間より長いT3に設定されている。電磁弁1が氷結した状態では、作動限界時間より長いT3の間通電しても、電磁弁1は開弁しない。その結果、圧力センサ7の検出信号に変化はない。一方、電磁弁1の氷結が解凍された
状態で作動限界時間より長いT3の間通電すると、電磁弁1が開弁する。その結果、圧力センサ7の検出信号の出力値が増加し、圧力上昇を示す。そして、時間T3の後、通電が停止すると、電磁弁1は閉弁し、圧力センサ7の検出信号の出力値が減少し、圧力が元に戻る。
この場合、電磁弁1が氷結状態から完全に解凍されたか否かの判定基準としては、パルス幅T3の通電に対する圧力センサ7の信号の時間遅れT4、圧力センサ7の信号のピーク値、圧力センサ7の検出信号を積分して得られる積分値(出力信号と時間軸のなす面積)、圧力センサ7の信号のピーク値に対する半値幅等を使用することができる。
例えば、通電開始から圧力センサ7の出力のピークの位置までの時間遅れT4が所定時間以内か否かを判定すればよい。また、圧力センサ7の信号のピーク値、圧力センサ7の検出信号と時間軸のなす面積、圧力センサ7の信号のピーク値に対する半値幅等が所定値を越えたか否かを判定すればよい。
<制御装置の処理フロー>
図7は、図2および図3に示すECU3の処理を示すフローチャートである。この処理は、燃料電池の始動時に実行される。燃料電池が始動されると、まず、ECU3は、電磁弁1の作動限界時間を超えるパルス幅T3の電流を通電する(S1)。
次に、ECU3は、電磁弁1の下流側の圧力センサ7の検出信号を監視する(S2)。そして、圧力センサ7の検出信号から電磁弁1が氷結しているか否かを判定する(S3)。このとき、ECU3は、圧力変化を示す検出信号の値が所定値以上あれば氷結していないと判定し、検出信号の値が所定値未満であれば氷結していると判定する。
電磁弁1が氷結していると判断した場合、ECU3は、電磁弁1の作動限界時間以下のパルス幅T1で作動限界電流を超える電流値のくり返しパルスによる電流を所定の時間通電する(S4)。その後、ECU3は、制御をS1に戻し、同様の処理をくり返す。
一方、S3の判定で、電磁弁1が氷結していないと判断した場合、ECU3は、通常通り、燃料電池を始動させる(S5)。
以上述べたように、本実施形態の燃料電池によれば、作動限界時間を超える励磁電流により電磁弁1を駆動して、電磁弁1が氷結しているか否かを判定する。そして、電磁弁1が氷結していると判断した場合、作動限界時間以下のパルス幅で作動限界電流を超える電流値のくり返しパルスによる電流を電磁弁1に通電する。これにより、電磁弁1を開弁することなく、電磁弁1のソレノイド11に通電し、ソレノイド11の巻き線抵抗による発熱により電磁弁1の氷結を解凍できる。その場合、作動限界時間以下のパルス幅のくり返しパルスによる電流を通電するので、電磁弁1が突然開弁してしまうことがない。
また、本実施形態の燃料電池によれば、電磁弁1の氷結を解凍するために通電した後、再度、作動限界時間を超える励磁電流により電磁弁1を駆動して、電磁弁1が氷結しているか否かを判定する。このため、電磁弁1が確実に解凍されたか否かを判定した上で、燃料電池を始動できる。
また、本実施形態の燃料電池は、作動限界時間を超える励磁電流の通電に対する圧力センサ7の信号の時間遅れT4、圧力センサ7の信号のピーク値、圧力センサ7の検出信号と時間軸のなす面積、または、圧力センサ7の信号のピーク値に対する半値幅等を基準に電磁弁1の氷結が解凍されたか否かを判定する。したがって、高い精度で電磁弁1の氷結が解凍されたか否かを判定できる。
<変形例>
上記実施形態では、励磁のない状態で閉弁し、励磁されると開弁する形式の電磁弁1を例にして説明したが、逆に、励磁のない状態で開弁し、励磁されると閉弁する形式のものであっても同様に、本発明を適用できる。その場合、圧力センサ7からの検出信号は、電磁弁1への励磁のない状態で高い出力を示し、電磁弁1を励磁して閉弁した状態で低い出力を示すことになる。したがって、図6(c)に示した波形とは変化の方向が上下逆になるが、上記実施形態と同様に処理できる。
上記実施形態では、図2に示したように、各電磁弁1(1A−1D)の下流側にそれぞれ圧力センサ7(7A−7D)を設けた。しかし、本発明の実施はこのような構成には限定されない。例えば、図2の構成において、圧力センサ7A−7Cを省略してもよい。その場合には、始動時に、水素供給弁1A、入口弁1B、出口弁1Cおよび排出弁1Dの総てが解凍され、励磁電流により開弁したときに燃料タンク33の燃料が圧力センサ7Dの位置まで移動可能となる。したがって、このような構成で、圧力センサ7Dにより十分な圧力の変動が検知されたときに、水素供給弁1A、入口弁1B、出口弁1Cおよび排出弁1Dの総てが解凍されたと判定すればよい。
上記実施形態では、電磁弁1としては、図3に示したような筒型のソレノイド11により駆動されるものを想定した。しかし、本発明の適用対象は、ソレノイド11に限定されるものではなく、他の形式の電磁弁においても本発明を適用できる。すなわち、電磁弁の形式に関わりなく電流による駆動機構を含むものであれば、作動限界時間以下の通電時間で作動限界電流以上の電流値のパルス電流を駆動機構(駆動用の磁石等)にくり返して流す制御を実現すればよい。
《第2実施形態》
以下、図8に基づいて本発明の第2実施形態に係る燃料電池を説明する。図8は、本実施形態において電磁弁1を制御する制御系(本発明の電磁弁の制御装置に相当)の構成図である。
上記第1実施形態では、電磁弁1の氷結を検知し、電磁弁1の作動限界時間以下のパルス幅のくり返しパルスによる電流で氷結を解凍する燃料電池について説明した。本実施形態では、この解凍処理をさらに短時間で完了するために昇圧回路60により電源電圧を昇圧して通電する燃料電池の例を示す。本実施形態の他の構成要素および作用については、第1実施形態と同様である。そこで、同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。また、必要に応じて、図1から図7の図面を参照する。
図8に示すように、本実施形態においては、電源4とスイッチ回路6との間に昇圧回路60を設け、電源電圧を昇圧した上で、パルス電流を発生し、電磁弁1に通電する。なお、図8では、電源4とスイッチ回路6との間に昇圧回路60を設けているが、その代わりに、スイッチ回路6とソレノイド11との間に昇圧回路60を設けてもよい。
昇圧回路60は、いわゆるDC−DCコンバータであり、例えば、スイッチングレギュレータを用いて構成できる。また、例えば、発振回路により高周波電流を発生させ、コイルに通電し、コイルの両端に発生する高い起電力の高周波信号を整流回路で整流する方式のものが知られている。
本実施形態において昇圧回路の方式自体に限定はない。ただし、昇圧とともに電流負荷を大きくできる構成のものが望ましい。
図8の構成によれば、電源電圧が昇圧されて第1実施形態の場合より大きな電流をソレノイド11に通電できるので、単位時間当たりのソレノイド11の発熱量を増加できる。
したがって、第1実施形態の制御系と比較して短時間で電磁弁1の氷結を解凍できる。
なお、図8では、昇圧回路60は、電源4とスイッチ回路6との間に直接挿入された構成となっている。しかし、このような構成に代えて、切り換えスイッチを介して昇圧回路60を接続し、ECU3の制御により昇圧回路60により昇圧した電源電圧を電磁弁1に供給するか、電源4の電圧をそのまま電磁弁1に供給するかを切り換えるようにしてもよい。その場合、例えば、解凍時の通電だけを昇圧回路60により昇圧された電圧で実施し、解凍時以外の通電は電源4の電圧で供給するようにしてもよい。
《第3実施形態》
以下、図9および図10に基づいて本発明の第3実施形態に係る燃料電池を説明する。図9は、本実施形態において電磁弁1を制御する制御系の構成図であり、図10は図9に示した温度センサ61の検出信号の例を示す図である。
上記第1および第2実施形態では、電磁弁1の下流側の圧力センサ7の検出信号により電磁弁1の氷結の有無、および解凍の完了を確認する燃料電池について説明した。本実施形態では、温度センサ61により解凍を確認する燃料電池の例を示す。本実施形態の他の構成要素および作用については、第1または第2実施形態と同様である。そこで、同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。また、必要に応じて、図1から図8の図面を参照する。
図9に示すように、本実施形態においては、温度センサ61が設けられている。温度センサ61が本発明の温度を測定する手段に相当する。また、ECU3と温度センサ61が本発明の確認手段に相当する。
この温度センサ61は、図3に示した電磁弁1の氷結が発生しやすい部位AまたはBに近い筐体17上、または、部位AまたはBに近い筐体17の内壁上で可動子12および弁体13の移動を阻害しない位置に設置される。ここで、図3の部位Aは、弁体13が弁座14に着座する位置の近傍である。また、部位Bは、可動子12とソレノイド11との間の空間であり、可動子12がソレノイド11の中心軸上を移動する可動範囲に存在する空間である。可動子12がソレノイド11の中心軸を移動する可動範囲のうち、弁座14と反対方向の端部(図3の固定子鉄心下部21)の付近または、その端部に近い筐体17上の位置に温度センサ61を設置してもよい。
温度センサ61は、例えば、サーミスタ(thermally sensitive resister)または熱電対等で構成できる。ただし、サーミスタを用いた方が簡易に温度センサ61を構成できる。
本実施形態では、例えば、ECU3は、温度センサ61の検出温度が所定値以下であれば、電磁弁1が氷結していると見なす。そこで、ECU3は、第1実施形態または第2実施形態と同様、作動限界時間以下のパルス幅で作動限界電流を超える電流値のパルス電流により電磁弁1のソレノイド11にくり返して通電する。
その結果、図10に示すように、温度センサ61の検出温度が時間とともに上昇する。そして、ECU3は、温度センサ61の検出温度が所定値Thを超えたときに、電磁弁1の氷結が解凍されたと判定し、電磁弁1を開弁し、燃料電池を始動する。
このように、本実施形態の燃料電池においては、電磁弁1の氷結が発生しやすい部位AまたはB(図3参照)に近い筐体17上、または、部位AまたはBに近い筐体17の内壁上で可動子12および弁体13の移動を阻害しない位置に温度センサ61を設置し、電磁
弁1の氷結状態(解凍されたか否か)を判定する。したがって、本燃料電池では、氷結しやすい箇所の温度に基づいて電磁弁1の氷結の有無、解凍の完了を判定できる。
《第4実施形態》
以下、図11から図13の図面に基づいて本発明の第4実施形態に係る燃料電池を説明する。図11は、本実施形態において電磁弁1を制御する制御系(本発明の電磁弁の制御装置に相当)の構成図であり、図12は図11に示した加速度センサ62の検出信号を例示する図であり、図13は、加速度センサ62に含まれる検知回路のブロック図である。
上記第1および第2実施形態では、電磁弁1の下流側の圧力センサ7の検出信号により電磁弁1の氷結の有無、および解凍の完了を確認する燃料電池について説明した。また、第3実施形態では、温度センサ61により解凍を確認する燃料電池の例を示した。本実施形態では、電磁弁1の開閉に伴う振動を検知する加速度センサ62により解凍を確認する燃料電池の例を示す。本実施形態の他の構成要素および作用については、第1実施形態から第3実施形態に示したものと同様である。そこで、同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。また、必要に応じて、図1から図10の図面を参照する。
図11に示すように、本実施形態においては、加速度センサ62が設けられている。ECU3と加速度センサ62が本発明の確認手段に相当する。この加速度センサ62の振動検出部は、図3に示した筐体17の上端部17Aで、可動子12が移動するソレノイド11の中心軸の延長線上付近に設置される。また、電磁弁1の下端部17B(筐体17が載置された管材の配置面の背面側)の可動子12が移動するソレノイド11の中心軸の延長線上付近に設置してもよい。
また、電磁弁1の下端部17B付近が筐体に収納される形式のものである場合、その筐体17の下端部近傍で、可動子12が移動するソレノイド11の中心軸の延長線上付近に振動検出部を設置すればよい。また、図3の電磁弁1を横向きにした形状の電磁弁においても同様である。すなわち、筐体17に収容される管材のうち筐体17から露出する露出面上で、可動子12が移動するソレノイド11の中心軸の延長線上付近に振動検出部を設置すればよい。
加速度センサ62としては、例えば、圧電素子、歪みゲージ、半導体センサ(MOSインバータ方式)、振り子位置検出器を用いたサーボ式加速度センサ、静電容量検出センサ、レーザ干渉によるセンサ等を用いたものが知られている。ただし、本発明の実施においては、加速度センサ62の方式に限定されるものではなく、電磁弁1の開閉により筐体17または筐体17に収容される管材等に発生する振動を検出するものであれば、どのような方式の加速度センサを用いてもよい。また、加速度センサ62に代えて、筐体17に発生する振動を速度センサ、変位センサ等により検出するようにしてもよい。
図12に、加速度センサ62の検出信号の例を示す。ここで、図12の(a)は、電磁弁1の可動子12が氷結した場合に、可動子12の振動に起因する筐体17または筐体17の載置された管材の振動を検知する加速度センサ62の出力信号を示す。また、図12(b)は、解凍された状態での加速度センサ62の出力信号を示す。図12(a)(b)ともに、横軸は、時間であり、縦軸は、センサ出力信号(例えば、圧電素子の起電力等)である。
電磁弁1の作動限界時間を超えるパルス幅T3(図6参照)で電磁弁1を励磁した場合、可動子12または弁体13が氷結した状態では、可動子12は、動かない。したがって、図12(a)に示すように、加速度センサ62の信号に変化はない。一方、氷結のない
状態では、通電期間T3に対応して、可動子12が移動し、固定子鉄心下部21に衝突する。その結果、図12(b)に示すように、減衰する振動波形が加速度センサ62から検出される。なお、通電期間T3の終了とともに、バネ19の弾性力により可動子12が引き戻され、弁体13が弁座14に着座し、電磁弁1は閉弁状態に戻る。
図13に、加速度センサ62に含まれる検知回路のブロック図を示す。この検知回路は電磁弁1のソレノイド11に装着する接触型の振動ピックアップ63と、振動ピックアップ63の検出信号(減衰振動波形)の包絡線信号を抽出して増幅する振動計アンプ64と、振動計アンプ64の出力信号が所定値を超えたか否かを判定するコンパレータ65と、コンパレータ65の出力とソレノイド11の駆動信号(例えば、図11に示したタイミング発生回路5の出力信号)との積信号を求める演算回路(ANDゲート)66とを有している。
振動ピックアップ63は、圧電素子、歪みゲージ等であり、筐体17の上端部17A、または、電磁弁1の下端部17で中心軸の延長線上付近に設置される。
電磁弁1が氷結していない状態で、ソレノイド11に作動限界時間を超える電流を通電すると、図3に示した可動子12および弁体13がバネ19の弾性力に抗して一旦弁座14から離間する方向に移動し、固定子鉄心下部21に衝突する。その結果、筐体17上に上記衝突に伴う振動波が発生する。この振動波の加速度は、可動子12の移動方向、すなわち、ソレノイド11の中心軸上が最も大きいと想定される。
したがって、ソレノイド11の中心軸の延長線上付近に設置された振動ピックアップ63が最も効果的に振動を検知できる。この振動波形は、図12(b)または図13の振動信号に示すように、減衰振動波形である。
振動計アンプ64は、いわゆる包絡線検波回路であり、減衰振動の包絡線信号を抽出し、増幅する。この包絡線信号は、コンパレータ65により、所定の基準値と比較される。そして、包絡線信号のピーク値が基準値を超えると、コンパレータ出力はHI(高電位)となる。演算回路66は、コンパレータ65の出力と、ソレノイド駆動信号(タイミング発生回路5の出力信号)との積信号(AND)を生成する。その結果、ソレノイド11への駆動信号がオン状態(スイッチ回路6が閉じて電源4をソレノイド11に接続した状態)で、コンパレータ65からHIの出力があったときに、ECU3は、可動子12が動作したと判断する。すなわち、ECU3は、電磁弁1が氷結していない(解凍した)と判断し、電磁弁1を開弁し、燃料電池を始動する。
以上述べたように、本実施形態の燃料電池によれば、電磁弁1に発生する振動を検知し、電磁弁1の可動子12または弁体13が氷結したか否かを判定する。したがって、正確に電磁弁1の氷結を判断できる。また、本実施形態の燃料電池によれば、振動ピックアップ63の検出信号に起因するコンパレータ65からの出力信号と、ソレノイド駆動信号(タイミング発生回路5の出力信号)との積信号(AND)により、可動子12の移動を検知する。このため、ノイズ等による加速度センサ62(または、振動ピックアップ63等)の誤検出を低減できる。
なお、ソレノイド駆動信号の開始から、演算回路66の出力により可動子12が動作したと判断される時点までの経過時間を計測するようにしてもよい。この経過時間が電磁弁1の規格により定まる応答時間より所定時間以上長い場合には、電磁弁1が完全には解凍されていないと判定するようにしてもよい。
《第5実施形態》
以下、図14から図16の図面に基づいて本発明の第5実施形態に係る燃料電池を説明す
る。図14は、本実施形態において電磁弁1を制御する制御系(本発明の電磁弁の制御装置に相当)の構成図であり、図15は図14に示した電流センサ70の検出信号を例示する図であり、図16は、電流センサ70の信号を処理する検知回路のブロック図である。
上記第1および第2実施形態では、電磁弁1の下流側の圧力センサ7の検出信号により電磁弁1の氷結の有無、および解凍の完了を確認する燃料電池について説明した。また、第3実施形態では、温度センサ61により解凍を確認する燃料電池の例を示した。また、第4実施形態では、加速度センサ62により解凍を確認する燃料電池の例を示した。本実施形態では、電磁弁1の開閉に伴ってソレノイド11に発生する逆起電力による電流を検知する電流センサ70により解凍を確認する燃料電池の例を示す。本実施形態の他の構成要素および作用については、第1実施形態から第4実施形態に示したものと同様である。そこで、同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。また、必要に応じて、図1から図13の図面を参照する。
図14に示すように、本実施形態においては、電流センサ70が設けられている。この電流センサ70の検出部は、例えば、ループアンテナであり、ソレノイド11を励磁するリード線(例えば、図6のスイッチ回路とソレノイド11とを結ぶ配線)の周囲を巻いて設置される。ただし、電流センサ70の検出部は、必ずしもループアンテナに限定されず、ソレノイド11の逆起電力による電流を検出できるものであればよい。
図15に、電流センサ70の検出信号の例を示す。ここで、図15の(a)は、電磁弁1の可動子12が氷結した状態で、ソレノイド11を励磁したときの電流センサ70の出力信号を示す。また、図15の(b)は、解凍された状態で、ソレノイド11を励磁したときの電流センサ70の出力信号を示す。図15(a)(b)ともに、横軸は時間であり、縦軸はセンサ出力信号(例えば、ループアンテナを流れる電流値、ループアンテナに発生する起電力等)である。
電磁弁1の作動限界時間を超えるパルス幅T3(図6参照)で電磁弁1を励磁しても、可動子12または弁体13が氷結した状態では、可動子12は、動かない。したがって、図15(a)に示すように、電流センサ70には、通常のLR(インダクタと抵抗による)回路における過渡現象と同様の単調増加する電流変化が検出される。なお、通電期間T3の終了時においては、図15(a)に対応して、単調減少する電流変化が検出される。
一方、氷結のない状態では、図15(b)に示すように、2つのピークを含む信号波形が電流センサ70から検出される。2つのピークのうち、第1のピークは、可動子12の移動開始に対応して発生する信号である。可動子12の移動開始時の加速度運動により、ソレノイド11内の磁場が変化を受け、ソレノイド11につながる回路の電流変化が観測される。また、第2のピークは、可動子12が固定子鉄心下部21(図3参照)により停止することにより発生する信号である。可動子12の停止時の加速度運動により、ソレノイド11内の磁場が変化を受け、ソレノイド11につながる回路の電流変化が観測される。なお、通電期間T3の終了時においては、図15(b)に対応して、単調減少する電流波形に2つのピークを含む信号波形を重畳した電流変化が検出される。このとき、バネ19の弾性力により可動子12が引き戻され、弁体13が弁座14に着座し、電磁弁1は閉弁状態に戻る。
ところで、図15(b)において、電流センサ70の検出信号の2つのピークは、電流が単調増加する期間に発生している。これは、電磁弁1が氷結していないため、ソレノイド11への励磁電流が所定値に達したときに可動子12が動作したことを示す。また、図15(a)は、可動子12または弁体13が完全に氷結して全く動作しない状態を示している。一方、上記2つの状態の中間、すなわち、可動子12または弁体13が不完全に氷
結した場合には、ソレノイド11への励磁電流が所定値に達し、さらに、不定の遅れ時間経過した後、2つのピークが電流センサ70の検出信号に現れる。この場合には、2つのピークは、電流が単調増加する期間より後(図15(b)の2つのピークの位置より右よりの区間)に現れることになる。
図16に、電流センサ70の検出信号を整形し、可動子12の移動を検知する検知回路のブロック図を示す。電流センサ70が本発明の電流の変化を検知する手段に相当する。また、電流センサ70、図16の検知回路およびECU3が確認手段に相当する。この検知回路はソレノイド11のリード線に装着された電流センサ70の検出信号から2つのピークを抽出するバンドパスフィルタ71と、バンドパスフィルタ71の出力信号を増幅するアンプ74と、アンプ74の出力信号が所定値を超えたか否かを判定するコンパレータ75と、コンパレータ75の出力とソレノイド11の駆動信号(例えば、図14に示したタイミング発生回路5の出力信号)との積信号を求める演算回路(ANDゲート)76とを有している。
電磁弁1が氷結していない状態で、ソレノイド11に作動限界時間を超える電流を通電すると、図3に示した可動子12および弁体13がバネ19の弾性力に抗して一旦弁座14から離間する方向に移動し、固定子鉄心下部21に衝突し停止する。このような可動子12および弁体13の運動の結果、電流センサ70の検出信号には、図12(b)に示したような2つのピークが発生する。
バンドパスフィルタ71は、単調増加する励磁電流と2つのピークからなる電流振動波形とが重畳された検出信号から電流振動波形を抽出する。
アンプ74は、いわゆる包絡線検波回路であり、電流振動波形の包絡線信号を抽出し、増幅する。
この包絡線信号は、コンパレータ75により、所定の基準値と比較される。そして、包絡線信号のピーク値が基準値を超えると、コンパレータ出力はHI(高電位)となる。演算回路76は、コンパレータ75の出力と、ソレノイド駆動信号(タイミング発生回路5の出力信号)との積信号(AND)を生成する。その結果、ソレノイド11への駆動信号がオン状態(スイッチ回路6が閉じて電源4をソレノイド11に接続した状態)で、コンパレータ75からHIの出力があったときに、ECU3は、可動子12が動作したと判断する。すなわち、ECU3は、電磁弁1が氷結していないと(解凍した)と判断し、燃料電池を始動する。
以上述べたように、本実施形態の燃料電池によれば、可動子12および弁体13が移動することに伴い、電磁弁1のソレノイド11に接続される回路(リード線等)に発生する電流振動波形を検知し、電磁弁1の可動子12または弁体13が氷結したか否か(解凍したか否か)を判定する。したがって、正確に電磁弁1の氷結を判断できる。また、本実施形態の燃料電池によれば、電流センサ70の検出信号に起因するコンパレータ75からの出力信号と、ソレノイド駆動信号(タイミング発生回路5の出力信号)との積信号(AND)により、可動子12の移動を検知する。このため、ノイズ等による電流センサ70の誤検出を低減できる。
なお、ソレノイド駆動信号の開始から、演算回路76の出力により可動子12が作動したと判断される時点までの経過時間を計測するようにしてもよい。この経過時間が電磁弁1の規格により定まる応答時間より所定時間以上長い場合には、電磁弁1が完全には解凍されていないと判定するようにしてもよい。
ソレノイドコイルへの通電により開弁する従来の電磁弁の開閉状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る燃料電池のシステム構成図である。 電磁弁1の構成を示す断面の概略図である。 電磁弁1を制御する制御系の構成図である。 電磁弁1の作動限界時間以下のパルス幅で電磁弁1を励磁したときの電磁弁1の開閉状態を示すタイミングチャートである。 電磁弁1の作動限界時間を超えるパルス幅で電磁弁1を励磁したときの電磁弁1の開閉状態を示すタイミングチャートである。 図2および図3に示すECU3の処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態において電磁弁1を制御する制御系の構成図である。 本発明の第3実施形態において電磁弁1を制御する制御系の構成図である。 図9に示した温度センサ61の検出信号の例を示す図である。 本発明の第4実施形態において電磁弁1を制御する制御系の構成図である。 図11に示した加速度センサ62の検出信号を例示する図である。 加速度センサ62に含まれる検知回路のブロック図である。 本発明の第5実施形態において電磁弁1を制御する制御系の構成図である。 図14に示した電流センサ70の検出信号を例示する図である。 電流センサ70の信号を処理する検知回路のブロック図である。
符号の説明
1 電磁弁(1A:水素供給弁、1B:入口弁、1C:出口弁、1D:排出弁)
3 ECU
4 電源
5 タイミング発生回路
6 スイッチ回路
7、7A、7B、7C、7D 圧力センサ
11 ソレノイド
12 可動子
13 弁体
14 弁座
17 筐体
21 固定子鉄心下部
60 昇圧回路
61 温度センサ
62 加速度センサ
70 電流センサ

Claims (8)

  1. 電磁弁を駆動するための電流を供給する電源と、
    前記電磁弁の作動限界時間以下の通電時間で前記電磁弁の作動限界電流を超える電流の通電と前記電流の遮断とをくり返す通電制御手段とを備える電磁弁の制御装置。
  2. 前記電源から供給される電圧を昇圧する昇圧回路をさらに備える請求項1に記載の電磁弁の制御装置。
  3. 前記電磁弁の正常な開弁動作または正常な閉弁動作を確認する確認手段と、
    前記正常な開弁動作または正常な閉弁動作が確認できた後に前記電磁弁を開弁または閉弁する開閉制御手段とをさらに備える請求項1または2に記載の電磁弁の制御装置。
  4. 前記確認手段は、前記電磁弁が設置される流路の下流側で前記電磁弁の開閉により流出を制御される流体の圧力を検知する手段を有する請求項3に記載の電磁弁の制御装置。
  5. 前記電磁弁は、電磁石への励磁によって移動可能な弁体と前記弁体が着座する弁座とを有しており、
    前記確認手段は、前記弁座近傍部、弁体の可動範囲周辺部、または前記可動範囲中の前記弁座側と反対側の端部近傍部のいずれかにおいて温度を測定する手段を有する請求項3に記載の電磁弁の制御装置。
  6. 前記電磁弁は、電磁石と前記電磁石への励磁によって所定の移動軸に沿って移動可能な弁体と前記弁体が着座する弁座と前記電磁石、前記弁体および弁座を収納する筐体とを有しており、
    前記確認手段は、前記弁体の移動を検知する加速度センサを有する請求項3に記載の電磁弁の制御装置。
  7. 前記加速度センサは、前記筐体の前記移動軸上または前記筐体に収容された管材の前記筐体から露出する露出面側の前記移動軸上に設置される請求項6に記載の電磁弁の制御装置。
  8. 前記確認手段は、前記開弁または閉弁にともなう電流の変化を検知する手段を有する請求項3に記載の電磁弁の制御装置。
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