JP2003036871A - 燃料電池の発電量制御装置 - Google Patents

燃料電池の発電量制御装置

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JP2003036871A JP2001223169A JP2001223169A JP2003036871A JP 2003036871 A JP2003036871 A JP 2003036871A JP 2001223169 A JP2001223169 A JP 2001223169A JP 2001223169 A JP2001223169 A JP 2001223169A JP 2003036871 A JP2003036871 A JP 2003036871A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池の過渡状態において、過負荷による
出力電圧の急低下を防止するとともに、出力の応答性を
確保した発電量制御装置を提供する。 【解決手段】 目標発電量演算部2は、燃料電池の目標
発電量を演算する。この目標発電量に基づいて目標運転
点演算部3は、ガスの圧力、流量等の目標運転点を演算
する。運転点制御部4は、目標運転点に基づいて燃料電
池の運転点を制御する。出力上限値演算部6は、運転状
態検出部5が検出したガス圧力等の燃料電池の運転状態
に基づいて燃料電池から取出す出力の上限値を演算す
る。出力指令値演算部7は、出力上限値演算部6の出力
または目標発電量演算部2の出力のいずれか小さい方を
燃料電池から取出す出力の指令値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池システム
に係り、特に燃料電池のガス制御系の過渡応答を考慮し
た燃料電池の発電量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池の出力要求増大時には、運転状
態(ガスの状態)の応答遅れに伴い出力可能な量が要求
量に満たないことがある。この状態でそのまま燃料電池
から要求出力を取出そうとすると電圧が低下したり、燃
料電池を劣化させてしまう可能性がある。これを防止す
るものとして、特開平10−284102号公報(以
下、第1従来技術)、特開平7−75214号公報(以
下、第2従来技術)がある。
【0003】第1従来技術は、出力の目標値を入力して
それに見合った過渡の電流上限値を設定する関数発生器
を備え、取出し電流がその電流上限値を超えないように
燃料電池の出力を制限する、というものである。また、
第2従来技術は、要求出力から、必要な空気の質量流量
の目標値を設定し、空気の質量流量の実際値に基づき最
終的な要求出力を決定する、というものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1従
来技術は出力の目標値を入力してそれに見合った電流上
限値を設定する関数発生器を備え、取出し電流がその電
流上限値を超えないように燃料電池の出力を制限する構
成であり、関数発生器で設定する電流上限値を早い応答
で立ち上げてしまいそれに基づいて電流を取出せば、電
流を取出し過ぎて燃料電池の電圧が急低下して結果的に
出力を取出せなくなってしまう可能性があり、また逆に
安全を考えて関数発生器で設定する電流上限値を非常に
遅い応答で立ち上げてそれに基づいて電流を取出せば、
電圧が急低下して出力が取出せなくなる心配はないが、
結果的に出力の応答性が低くなってしまう、という問題
点があった。
【0005】第2従来技術は実際の空気の質量流量から
取出す出力を求める構成であり、何らかの原因で、質量
流量が増加した場合には必要以上に大きな電力が取り出
されてしまう。また、何らかの原因で、質量流量計測値
が実際値よりも大きくなってしまうと、発電可能量より
も発電要求量が大きくなり、電圧低下防止という当初の
目的を果たせなくなる。
【0006】また第2従来技術は実際の空気の質量流量
のみから取出す出力を求める構成であり、空気圧力や燃
料(水素)圧力について考慮していない。ここで燃料電
池の電圧はガス圧力(圧力に応じて決まる密度)に大き
く依存するが、これらが十分な圧力を実現できていない
場合でも空気の質量流量さえ流れていれば出力を取出し
てしまい、その結果、燃料電池の電圧が大きく低下して
出力が取出せない状態に陥る可能性がある、という問題
点があった。
【0007】上記問題点に鑑み、本発明の目的は、燃料
電池の過渡時に電流を取り出し過ぎて電圧が急低下する
ことを防止するとともに、出力の応答性を確保した燃料
電池の発電量制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、燃料電池の目標発電量を演
算する目標発電量演算手段と、該目標発電量演算手段の
出力に基づいて、少なくとも燃料電池に供給するガスの
圧力、流量の目標値を演算する目標運転点演算手段と、
該目標運転点演算手段の出力に基づいて、燃料電池の運
転点を制御する運転点制御手段と、燃料電池の運転状態
を検出する運転状態検出手段と、該運転状態検出手段の
出力に基づいて、燃料電池から取出す出力の上限値を演
算する出力上限値演算手段と、該出力上限値演算手段の
出力または前記目標発電量演算手段の出力のいずれか小
さい方を燃料電池から取出す出力の指令値とする出力指
令値演算手段と、を備えたことを要旨とする燃料電池の
発電量制御装置である。
【0009】請求項2記載の発明は、上記目的を達成す
るために、請求項1項に記載の燃料電池の発電量制御装
置において、前記運転状態検出手段は、ガスの圧力を含
む運転状態を検出することを要旨とする。
【0010】請求項3記載の発明は、上記目的を達成す
るために、請求項1または請求項2に記載の燃料電池の
発電量制御装置において、前記運転状態検出手段は、ガ
スの流量を含む運転状態を検出することを要旨とする。
【0011】請求項4記載の発明は、上記目的を達成す
るために、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記
載の燃料電池の発電量制御装置において、前記目標運転
点演算手段は、前記目標発電量演算手段の出力に基づい
て、所定の関係から少なくともガスの圧力、流量の一方
の目標値を演算し、前記出力上限値演算手段は、前記運
転状態検出手段の出力に基づいて、前記目標運転点演算
手段で用いた前記所定の関係と逆の関係から出力上限値
を演算することを要旨とする。
【0012】請求項5記載の発明は、上記目的を達成す
るために、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記
載の燃料電池の発電量制御装置において、前記出力上限
値演算手段は、前記運転状態検出手段で検出した複数の
運転状態から演算した複数の上限値の最小値を出力上限
値とすることを要旨とする。
【0013】請求項6記載の発明は、上記目的を達成す
るために、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記
載の燃料電池の発電量制御装置において、前記目標運転
点演算手段は、前記目標発電量演算手段の出力に基づい
て、所定の関係から目標運転点の下限値を演算し、前記
出力上限値演算手段は、前記目標運転点演算手段での目
標運転点の下限値の値に基づいて、該目標運転点演算手
段で用いた前記所定の関係と逆の関係から出力上限値を
演算することを要旨とする。
【0014】請求項7記載の発明は、上記目的を達成す
るために、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記
載の燃料電池の発電量制御装置において、前記のガス圧
力あるいはガス流量は、燃料電池で発電を行うための燃
料ガス、酸化剤ガスの両者の状態であることを要旨とす
る。
【0015】請求項8記載の発明は、上記目的を達成す
るために、請求項4ないし請求項7のいずれか1項に記
載の燃料電池の発電量制御装置において、前記目標運転
点演算手段と前記出力上限値演算手段では、共に運転点
と発電量との関係を記録した共通のテーブルを参照する
ことを要旨とする。
【0016】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、目標発
電量に基づいて少なくとも燃料電池に供給するガスの圧
力、流量の目標値を演算し、その目標値となるよう燃料
電池の運転点を制御するとともに、その制御結果として
燃料電池の運転状態を検出し、検出した運転状態に基づ
いて燃料電池から取出す出力の上限値を演算し、この上
限値と目標発電量の小さい方の値に基づいて燃料電池か
ら取出す出力の指令値とを演算する構成であるため、出
力増加時などに過渡的に燃料電池の運転点が目標値に到
達していない場合でも、そのときに到達している運転状
態に応じた出力を取出すことにより、急激な電圧の低下
や燃料電池の劣化を防止することができる。
【0017】また、何らかの原因で、運転状態に基づい
て演算される出力の上限値が質量流量計測値が実際値よ
りも大きくなってしまっても、この場合には目標発電量
に基づいて燃料電池から取出す出力の指令値を演算する
ことになるため、指令値が必要以上に大きな電力が取り
出されたり、発電可能量よりも出力指令値が大きくなっ
たりする不具合を抑制できる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、運転状態
としてガスの圧力を検出する構成であるため、その時の
ガスの実圧力に応じて、最大限の出力を取出すことが出
来る。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、運転状態
としてガスの流量を検出する構成であるため、その時の
ガスの実流量に応じて、最大限の出力取出すことが出来
る。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、目標発電
量に基づいて所定の関係から少なくとも目標ガス圧力、
流量の一方を算出し、その所定の関係と逆の関係を用
い、燃料電池の運転状態に基づいて、燃料電池から取出
す出力の上限値を演算する構成であるため、そのときの
燃料電池の運転状態に対応した最適な出力を取出すこと
ができる。
【0021】請求項5に記載の発明によれば、検出した
複数の運転状態から演算した複数の出力上限値の最小値
を、最終的に燃料電池から取出す出力の上限値とする構
成であるため、出力増加時などに過渡的に燃料電池の運
転点が目標値に到達していない場合でも、そのときに到
達している運転状態に応じて一番安全側の出力を取出す
ことにより、急激な電圧の低下や燃料電池の劣化を防止
することができる。
【0022】請求項6に記載の発明によれば、目標運転
点の下限値の値に基づいて、目標運転点演算で用いたの
と逆の関係から出力上限値を演算する構成であるため、
許容される運転点に幅があるにもかかわらず、出力上限
値が制限され過ぎることにより出力が低下することを防
止することができる。
【0023】請求項7に記載の発明によれば、ガス圧力
あるいはガス流量は、燃料電池で発電を行うための燃料
ガス、酸化剤ガスの両者の状態であるため、より精度の
高い制御を行うことが出来る。
【0024】請求項8に記載の発明によれば、前記目標
運転点演算手段と前記出力上限値演算手段では、共に運
転点と発電量との関係を記録した共通のテーブルを参照
するため、制御装置のメモリの節約、及び制御定数設定
の工数低減が図れる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る燃料電
池の発電量制御装置の基本構成を示す図である。同図に
おいて、発電量制御装置1は、燃料電池の目標発電量を
演算する目標発電量演算手段である目標発電量演算部2
と、目標発電量演算部2の出力に基づいてガスの圧力、
流量等の目標運転点を演算する目標運転点演算手段であ
る目標運転点演算部3と、目標運転点演算部3の出力に
基づいて燃料電池の運転点を制御する運転点制御手段で
ある運転点制御部4と、ガス圧力等の燃料電池の運転状
態を検出する運転状態検出手段である運転状態検出部5
と、運転状態検出部5の出力に基づいて燃料電池から取
出す出力の上限値を演算する出力上限値演算手段である
出力上限値演算部6と、出力上限値演算部6の出力また
は目標発電量演算部2の出力のいずれか小さい方を燃料
電池から取出す出力の指令値とする出力指令値演算手段
である出力指令値演算部7と、を備えている。
【0026】目標発電量演算部2は、例えば本発明の燃
料電池を電気自動車の主電源として適用する場合には、
ドライバのアクセル操作量、車速等を検出し、これに基
づき目標発電量を演算する。
【0027】図2は、本発明が適用される燃料電池シス
テムの一実施形態の構成を示すシステム構成図である。
図2において、燃料電池システムは、燃料電池スタック
201と、燃料電池スタック201に供給する空気及び
燃料(水素)を加湿する加湿器202と、取り込んだ外
気を加圧して加湿器202へ送るコンプレッサ203
と、高圧水素源から加湿器202へ送る水素の流量(圧
力)を制御する可変バルブ204と、燃料電池スタック
201の空気排出側に設けられ、空気の圧力、流量を制
御するスロットル205と、燃料電池スタック201の
水素排出側に設けられ、水素を外部に排気するパージ弁
206と、加湿器202へ純水を供給する純水ポンプ2
07と、燃料電池スタック201から排出された未使用
の水素を上流へ還流するためのイジェクタ208と、燃
料電池から出力を取出す駆動ユニット209と、燃料電
池スタック201入口の空気圧力を検出する空気圧力セ
ンサ210と、燃料電池スタック201入口の水素圧力
を検出する水素圧力センサ211と、燃料電池スタック
201へ流入する空気流量を検出する空気流量センサ2
12と、燃料電池スタック201へ流入する水素流量を
検出する水素流量センサ213と、各センサの信号を取
り組み、内蔵された制御ソフトウェアに基づいて各アク
チュエータを駆動するコントローラ214と、を備えて
いる。
【0028】コンプレッサ203では空気が圧縮されて
加湿器202へ送られ、加湿器202では純水ポンプ2
07で供給された純水で空気を加湿し、加湿された空気
が燃料電池スタック201へ送り込まれる。高圧水素は
可変バルブ204で流量(圧力)が制御されて加湿器2
02へ送られ、加湿器202では空気と同様に純水ポン
プ207で供給された純水で水素を加湿し、加湿された
水素がイジェクタ208を通って燃料電池スタック20
1へ送り込まれる。燃料電池スタック201では送り込
まれた空気と水素反応させて発電を行い、電流(電力)
は車両等の外部システムへ供給する。燃料電池スタック
201で反応に使用した残りの空気は燃料電池外へ排出
するため、スロットル205で圧力制御が行われた後、
大気へ排出される。また、反応に使用した残りの水素は
燃料電池スタック201から排出されるが、イジェクタ
208によって加湿器202の上流へ還流されて発電に
再利用する。
【0029】いま、燃料電池スタック201入口の空気
圧力を検出する圧力センサ210と空気流量を検出する
流量センサ212、水素圧力を検出する圧力センサ21
1と水素流量を検出する流量センサ213を備え、これ
らの検出値はコントローラ214へ読み込まれる。
【0030】コントローラ214では、読み込んだ各値
が、その時の目標発電量から決まる所定の目標値になる
ようにコンプレッサ203、スロットル205、水素可
変バルブ204を制御するとともに、目標値に対して実
際に実現できている圧力、流量に応じて燃料電池201
から駆動ユニット209へ取出す出力(電流値)を制限
するように制御を行う。
【0031】図1に示した発電量制御装置1は、図2の
コントローラ214の一機能として含まれている。ま
た、図1の運転状態検出部5は、図2の空気圧力センサ
210と、水素圧力センサ211と、空気流量センサ2
12と、水素流量センサ213とに対応する。さらに、
図1の運転点制御部4は、コンプレッサ203と、可変
バルブ204と、スロットル205と、パージ弁206
とに対応する。
【0032】図3は、目標運転点演算部3が目標発電量
に基づいてそれぞれ演算する際に参照する(a)目標ガ
ス圧力テーブル、(b)目標空気流量テーブル、(c)
目標水素流量テーブルを図示したものである。ここで、
燃料電池スタック201における電解質膜両面の圧力差
を所定値以下とするために、目標水素圧力と目標空気圧
力とは、互いに等しく、これを目標ガス圧力と呼ぶこと
にする。
【0033】図4は、出力上限値演算部6が運転状態検
出値に基づいてそれぞれ演算する際に参照する発電量制
限値テーブルを図示したものであり、(a)ガス圧力検
出値に基づく発電量制限値テーブル、(b)空気流量検
出値に基づく発電量制限値テーブル、(c)水素流量検
出値に基づく発電量制限値テーブルである。図3の各テ
ーブルと、図4の各テーブルとは互いに逆の関係(逆テ
ーブル)である。
【0034】図5は、目標発電量を増加した時の(a)
ガス圧力、(b)出力指令値、(c)出力電圧のそれぞ
れの時間変化を示すタイムチャートである。いま、ドラ
イバの加速動作等により、燃料電池の目標発電量が図5
(b)のように急激に立ち上がったとすると、その発電
量を実現するためのガスの目標圧力も図3(a)の目標
ガス圧力テーブルに基づいて同様に立ち上がる。
【0035】いま、水素圧力、空気圧力を目標ガス圧力
に向けて制御を行うが、その応答は図5(a)のように
遅れがあるため、目標ガス圧力値に到達するまでには時
間が掛る。ここで、燃料電池から取出す出力の指令値を
図5(b)のように目標発電量と同じにすると、最初は
指令値通りの出力を取出すことができるが、圧力が未達
の状況で大きな出力を取出してしまうことになり、図5
(c)に示すように、燃料電池の出力電圧が急激に低下
し、その結果、発電不能状態に陥ってしまう場合があ
る。
【0036】そこで、各時刻において、その時のガス圧
力に応じて取出せる最大限の出力で出力指令値を制限す
ることにより、出力電圧を大きく低下させることなく、
燃料電池から出力を取出すことが考えられる。その様子
を図6に示す。図5の場合と同様に目標発電量が立ち上
がり、それに基づいて図3(a)の目標ガス圧力テーブ
ルから求められた目標ガス圧力が立ち上がった場合であ
る。この場合も実ガス圧力は図6(a)のように遅れを
持って目標値に到達する。
【0037】この際、その時のガス圧力の状態で取出せ
る以上の出力を燃料電池から取出してしまうことを避け
るために、空気、水素の実圧力を検出し、その実圧力で
図3(a)の関係と逆の関係に有るテーブル(逆テーブ
ル)である図4(a)でテーブル検索を行い、その検索
結果である発電量制限値で出力指令値を制限する。
【0038】ここで、図3(a)では、ある目標発電量
を発電するためのガス圧力には制限目標値とそれに対す
る変動の許容幅としての上下限値が設定されることがあ
る。この場合は、図4(a)の逆テーブルでは、発電を
行うために確保すべき最低限の圧力という意味で図3
(a)での同一目標発電量に対する圧力下限値に対応す
るデータに基づきテーブルデータを作成し、そのデータ
に基づいて、空気、水素の実圧力に応じた出力制限値を
算出するものとする。
【0039】これにより、図6に示すように、空気、水
素の実圧力に基づいた出力指令値を時々刻々演算するこ
とにより、図5の場合のように出力電圧が急低下するこ
となく、最大限の出力電力(出力電流)を取出すことが
可能となる。
【0040】燃料電池の出力電圧は、空気、水素の圧力
が十分に確保できているかが支配的なため、上記の圧力
に基づく方法が有効であるが、流量を検出するセンサを
備えている場合は、圧力だけでなく、圧力に加えて流量
の検出値に基づいた出力の制限を行えばさらに精度を向
上することができる。この場合で様子を、図7に示す。
【0041】図5、図6の場合と同様に、ドライバの加
速動作等により、燃料電池の目標発電量が図7(d)の
ように急激に立ち上がり、その発電量を実現するための
目標ガス圧力は図3(a)のテーブルに基づいて同様に
立ち上がり、目標空気流量は図3(b)に基づいて、目
標水素流量は図3(c)に基づいてそれぞれ立ち上が
る。いま、水素圧力、空気圧力、空気流量、水素流量を
目標値に向けて制御を行うが、その応答は図7(a)〜
(c)のように遅れがあるため、それぞれが目標値に到
達するまでには時間が掛る。
【0042】この際、その時のガス圧力、流量の状態で
取出せる以上の出力を取出してしまうことを避けるため
に、空気、水素の実圧力を検出して、その実圧力で図3
(a)の逆テーブルである図4(a)のテーブル検索を
行い、また空気流量を検出してその実流量で図3(b)
の逆テーブルである図4(b)のテーブル検索を行い、
また水素流量を検出してその実流量で図3(b)の逆テ
ーブルである図4(c)のテーブル検索を行い、それら
の検索結果である発電量制限値の最小値で出力指令値を
制限する。
【0043】ここで、図6の例の場合と同様に、図3の
目標発電量を発電するためのガスの制御目標値には変動
の許容幅としての上下限値が設定されることがあり、こ
の場合は、図4の逆テーブルでは、発電を行うために確
保すべき最低限の圧力、流量という意味で図3での同一
目標発電量に対する目標値の下限値に対応するデータに
基づきテーブルデータを作成し、そのデータに基づい
て、空気、水素の実圧力、実流量に応じた出力制限値を
算出するものとする。
【0044】これにより、図7に示すように、空気、水
素の実圧力、実流量に基づいた出力指令値を時々刻々演
算すことにより、図5の場合のように電圧が急低下する
ことなく、最大限の出力を取出すことが可能となる。
【0045】<第1の実施形態>第1の実施形態を、図
8、図9、図10のフローチャートに示す。図8がゼネ
ラルフローチャートであり、図2のコントローラ214
によって所定時間毎(例えば10[ms]毎)に実行さ
れる。
【0046】ステップS801では、例えば本発明の燃
料電池を電気自動車の主電源として適用する場合には、
ドライバのアクセル操作量や車両速度等を検出し、これ
に基づいて燃料電池の目標発電量TPを演算する。ステ
ップS802では目標発電量TPに基づいて、図3
(a)〜(c)のテーブルデータから目標ガス圧力TP
R、目標空気流量TQAIR、目標水素流量TQH2を
演算し、ステップS803ではガスの圧力、流量制御を
実行する。ステップS804では制御した結果のガスの
状態であるガス圧力及び流量に基づいて発電量制限値P
LMTを演算し、ステップS805では目標発電量TP
と発電量制限値PLMTから出力指令値TPMを演算
し、ステップS806では、出力指令値TPMに基づい
て燃料電池の出力を取出す制御を実行し、終了する。
【0047】図9は、図8のステップS804での発電
量制限値PLMT演算手続きの内容を示す詳細フローチ
ャートである。ステップS901では、圧力制御した結
果の空気の実圧力PAIRを検出し、ステップS902
では同様に圧力制御した結果の水素の実圧力PH2を検
出する。ステップS903では、検出した空気の実圧力
PAIRと図4(a)のテーブルデータとから、実空気
圧力に対応した発電量制限値PLMTPAIRを算出
し、ステップS904では、検出した水素の実圧力PH
2と図4(a)のテーブルデータとから、実水素圧力に
対応した発電量制限値PLMTPH2を算出する。ステ
ップS905では、PLMTPAIRとPLMTPH2
の小さい方の値を発電量制限値PLMTに代入し、終了
する。
【0048】図10は、図8のステップS805での出
力指令値TPM演算手続きの内容を示す詳細フローチャ
ートである。ステップS1001では、図8のステップ
S801で演算した目標発電量TPを読み込み、ステッ
プS1002では、図8のステップS804で演算した
発電量制限値PLMTを読み込む。ステップS1003
では、TPとPLMTの小さい方の値を出力指令値TP
Mに代入し、終了する。
【0049】<第2の実施形態>第2の実施形態を、図
8、図10、図11のフローチャートに示す。第2の実
施形態では、空気圧力センサ210及び水素圧力センサ
211の検出値に加えて、空気流量センサ212及び水
素流量センサ213の検出値を発電量制御に使用する点
が第1の実施形態とは異なる。
【0050】図8、図10は第1の実施形態と同様なの
で、図11についてのみ説明する。図11は、図8のス
テップS804での発電量制限値PLMT演算手続きの
内容を示す詳細フローチャートである。
【0051】ステップS1101では、圧力制御した結
果の空気の実圧力PAIRを検出し、ステップS110
2では同様に圧力制御した結果の水素の実圧力PH2を
検出する。ステップS1103では流量制御した結果の
空気の実流量QAIRを検出し、ステップS1104で
は流量制御した結果の水素の実流量QH2を検出する。
ステップS1105では、検出した空気の実圧力PAI
Rと図4(a)のテーブルデータとから実空気圧力に対
応した発電量制限値PLMTPAIRを算出し、ステッ
プS1106では、検出した水素の実圧力PH2と図4
(a)のテーブルデータとから実水素圧力に対応した発
電量制限値PLMTPH2を算出する。
【0052】ステップS1107では、検出した空気の
実流量QAIRと図4(b)のテーブルデータとから実
空気流量に対応した発電量制限値PLMTQAIRを算
出し、ステップS1108では、検出した水素の実流量
QH2と図4(c)のテーブルデータとから実水素流量
に対応した発電量制限値PLMTQH2を算出する。ス
テップS1109では、PLMTPAIR、PLMTP
H2、PLMTQAIR、PLMTQH2の中から最も
小さい値を発電量制限値PLMTに代入し、終了する。
【0053】本実施形態では、空気流量と水素流量の両
方を検出できることとしたが、これは一方の流量のみし
か検出できない場合は、流量を検出できる方に基づく発
電量制限値のみを反映させる形でもよい。また、水素が
循環系で圧力と流量を陽に制御できないような構成の場
合は、イジェクタの設計等により、電圧が低下しないよ
うな十分な流量が流れるようにハードウェアを設計し、
その上で、水素側は圧力による発電量制限のみを行うよ
うにすればよい。
【0054】また、これらの実施形態では、目標発電量
はステップ的に変化しうるものとし、実圧力、実流量に
よる出力の制限のみを行う構成であったが、これは、そ
もそもの目標発電量に変化率リミッタ等を設定し、目標
ガス圧力、目標ガス流量がそれほど急変しないような構
成にした上で、実圧力、実流量による出力制限をさらに
施す、という構成でもよい。
【0055】また、これらの実施形態では、目標運転点
を求めるテーブル図3(a)〜(c)と、発電制限量を
求めるテーブル図4(a)〜(c)を個別に設けたが、
変形例として、図12(a)〜(c)に示すように、発
電量←→ガス圧力、発電量←→空気流量、発電量←→水
素流量、それぞれの相互関係を記録したテーブルを用意
しておき、目標運転点を求める際にも、発電量制限量を
求める際にも同じテーブルを参照するようにしても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池の発電量制御装置の実施
形態を示すブロック図である。
【図2】本発明が適用される燃料電池スステムの構成例
を示す全体構成図である。
【図3】目標発電量に対する(a)目標ガス圧力、
(b)目標空気流量、(c)目標水素流量の関係をそれ
ぞれ示す図である。
【図4】(a)ガス圧力検出値、(b)空気流量検出
値、(c)水素流量検出値のそれぞれに対する発電量制
限値の関係を示す図である。
【図5】従来の燃料電池の発電量制御方法による過渡発
電の様子を示す図である。
【図6】本発明によるガス圧力のみに基づいた方法を適
用した場合の過渡発電の様子を示す図である。
【図7】本発明によるガス圧力、ガス流量に基づいた方
法を適用した場合の過渡発電の様子を示す図である。
【図8】第1、第2の実施形態に共通の全体動作を説明
するゼネラルフローチャートである。
【図9】第1の実施形態の発電量制限値演算の手続きを
示す詳細フローチャートである。
【図10】第1、第2の実施形態に共通の出力指令値演
算の手続きを示す詳細フローチャートである。
【図11】第2の実施形態の発電量制限値演算の手続き
を示す詳細フローチャートである。
【図12】変形例における発電量に対するガス圧力、ガ
ス流量の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 発電量制御装置 2 目標発電量演算部 3 目標運転点演算部 4 運転点制御部 5 運転状態検出部 6 出力上限値演算部 7 出力指令値演算部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料電池の目標発電量を演算する目標発
    電量演算手段と、 該目標発電量演算手段の出力に基づいて、少なくとも燃
    料電池に供給するガスの圧力、流量の目標値を演算する
    目標運転点演算手段と、 該目標運転点演算手段の出力に基づいて、燃料電池の運
    転点を制御する運転点制御手段と、 燃料電池の運転状態を検出する運転状態検出手段と、 該運転状態検出手段の出力に基づいて、燃料電池から取
    出す出力の上限値を演算する出力上限値演算手段と、 該出力上限値演算手段の出力または前記目標発電量演算
    手段の出力のいずれか小さい方を燃料電池から取出す出
    力の指令値とする出力指令値演算手段と、 を備えたことを特徴とする燃料電池の発電量制御装置。
  2. 【請求項2】 前記運転状態検出手段は、ガスの圧力を
    含む運転状態を検出することを特徴とする請求項1項に
    記載の燃料電池の発電量制御装置。
  3. 【請求項3】 前記運転状態検出手段は、ガスの流量を
    含む運転状態を検出することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の燃料電池の発電量制御装置。
  4. 【請求項4】 前記目標運転点演算手段は、前記目標発
    電量演算手段の出力に基づいて、所定の関係から少なく
    ともガスの圧力、流量の一方の目標値を演算し、 前記出力上限値演算手段は、前記運転状態検出手段の出
    力に基づいて、前記目標運転点演算手段で用いた前記所
    定の関係と逆の関係から出力上限値を演算することを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載
    の燃料電池の発電量制御装置。
  5. 【請求項5】 前記出力上限値演算手段は、前記運転状
    態検出手段で検出した複数の運転状態から演算した複数
    の上限値の最小値を出力上限値とすることを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の燃料電
    池の発電量制御装置。
  6. 【請求項6】 前記目標運転点演算手段は、前記目標発
    電量演算手段の出力に基づいて、所定の関係から目標運
    転点の下限値を演算し、 前記出力上限値演算手段は、前記目標運転点演算手段で
    の目標運転点の下限値の値に基づいて、該目標運転点演
    算手段で用いた前記所定の関係と逆の関係から出力上限
    値を演算することを特徴とする請求項1ないし請求項5
    のいずれか1項に記載の燃料電池の発電量制御装置。
  7. 【請求項7】 前記のガス圧力あるいはガス流量は、燃
    料電池で発電を行うための燃料ガス、酸化剤ガスの両者
    の状態であることを特徴とする請求項1ないし請求項6
    のいずれか1項に記載の燃料電池の発電量制御装置。
  8. 【請求項8】 前記目標運転点演算手段と前記出力上限
    値演算手段では、共に運転点と発電量との関係を記録し
    た共通のテーブルを参照することを特徴とする請求項4
    ないし請求項7のいずれか1項に記載の燃料電池の発電
    量制御装置。
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