JPS5921665Y2 - 魚釣用リ−ルの逆止め機構 - Google Patents

魚釣用リ−ルの逆止め機構

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Publication number
JPS5921665Y2
JPS5921665Y2 JP2038382U JP2038382U JPS5921665Y2 JP S5921665 Y2 JPS5921665 Y2 JP S5921665Y2 JP 2038382 U JP2038382 U JP 2038382U JP 2038382 U JP2038382 U JP 2038382U JP S5921665 Y2 JPS5921665 Y2 JP S5921665Y2
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JP
Japan
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return
gear
switching
shaft
main gear
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Expired
Application number
JP2038382U
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English (en)
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JPS58121566U (ja
Inventor
紳吾 遠山
Original Assignee
シルバ−・スタ−・カンパニ−・リミテツド
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Publication date
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Priority to JP2038382U priority Critical patent/JPS5921665Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は魚釣用リールの逆止め機構に関し、更に詳し
くは無音の逆止めONの状態がある所謂音響分離の逆止
め機構の改良に関するものである。
この種魚釣用リールの逆止め機構として音響分離が設け
られたものは、従来から一般的に採用されている逆止め
操作レバーの他に別途に音響分離の操作レバーを設け、
逆止め操作レバーと伴に音響分離の操作レバーを操作し
て逆止めOFF、無音逆止めON、有音逆止めON、の
三段切替えを行うものであった。
そのため、構造は複雑化し、切替え操作も迅速に行なう
ということが出来ないものである。
本考案は上述したような事情に鑑みてなされたもので、
従来から採用されている逆止め操作レバーの切替のみで
三段の切替えを行なうことが出来るようにし、操作性の
向上を計ったものである。
斯る目的を遠戚する本考案の逆止め機構は、メインギヤ
ーのシャフトに2個の突起を有した作動ノングを滑動可
能に圧着し、前方の突起は逆止め爪に係脱自在とすると
共に、後方の突起は切替シャフトに切欠したカム部と接
離自在とし、更に切替シャフトは節度手段によって切替
状態が保持され、切替シャフトの操作により逆止めOF
F、無音逆止めON、有音逆止めONの三段切替を可能
としたことを特徴とするものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、
1はギヤーボックス、2はギヤーボックス1内に回転可
能に横架軸承されたメインギヤーで、このメインギヤー
2はバンドル(図示セス)の回動によって回転するよう
になっている。
3はメインギヤー2と噛合するピニオンギヤ−で、この
ピニオンギヤ−3に逆止め歯車4が一体的に付設されて
おり、逆止め歯車4に係脱する逆止め爪5か′ギヤーボ
ックス1内に止めネジ6で揺動可能に軸支されると共に
、その逆止め爪5はバネ7で逆止め歯車4と係合する方
向に弾圧付勢されている。
8はギヤーボックス1の前後に亙って横架軸承された切
替シャフトで、その切替シャフト8の周面に逆止め爪5
を逆止め歯車4に対して係脱切替えるカム部9及びメイ
ンギヤー2のシャツ1〜2′に滑動可能に圧着せる作動
リング10の動きを制御するカム部11が切欠形成され
ており、且切替シャフト8の後方端部、即ちギヤーボッ
クス1の後部より突出せる端部には逆止め操作レバー1
2が固着され、切替シャフト8の前部とギヤーボックス
1との間に節度手段13が設けられている。
カム部9は逆止め爪5の突片5′に接離して逆止め爪5
をバネ7の弾圧力に抗して強制的に逆止め歯車4より外
したり、逆止め爪5をフリー状態としてバネ7の弾圧力
のみで逆止め歯車4と係合するようにするもので、カム
部9の断面形状は第3図aに示す如く切欠され、第2図
の左側に倒した二点鎖線の状態の時カム部9で突片5′
が押圧され、逆止め爪5が逆止め歯車4より外れ、それ
以外の中立及び右側に倒した二点鎖線の状態ではカム部
9と突片5′は離反し、逆止め爪5はバネ7の弾圧力で
逆止め歯車4と係合する方向に付勢され、ピニオンギヤ
−3の正回転方向には逆止め爪5は逆止め歯車4によっ
て押し上げられるものである。
作動リング10は金属又は合成樹脂材によって略C形に
成形されると共に、外周面には2個の突起14.15が
突設され、且つリング10はメインギヤー2のシャフト
2′に滑動可能に圧着されている。
作動リング10に於ける前方の突起14は逆止め爪5の
段部5″に当接係合して該逆止め爪5をバネ7の弾圧力
に抗して逆止め歯車4より離反させるものである。
作動リング10に設けられた後方の突起15は切替シャ
フト8のカム部11と係脱して作動リング10の動きを
制御するものである。
突起15に係脱するカム部11は切替シャフト8の周面
を第3図すに示すように略三日月形に切欠し、その略三
日月形のカム部11が真下を向いた時にのみ突起15と
離反し、作動リング10がメインギヤー2と一緒に回動
するのを可能ならしめ、カム部11が左・右方向に傾む
いた時は突起15と当接係合して作動リング10を押え
、メインギヤー2のみか゛回転するようにする。
尚、作動リング10は金属、合成樹脂の成形品に限らず
、金属平板をプレス加工して形成した第8図及び第9図
の如きものでも使用可能なものである。
切替シャフト8を逆止め操作レバー12によって操作す
るが、その切替えた状態を保持する節度手段13は、切
替シャフト8の前端に略扇形の支持板16を一体的に突
設し、その支持板16のギヤ−ボックス1前端面と対向
した面に等間隔をおいて略半球状の凹部17を3個形威
し、他方、ギヤ−ボックス1前端面側には窪み18を凹
設してスプリング19及びボール20を弾圧装着し、ボ
ール20がスプリング19の弾発力で支持板16側に押
圧付勢され、ボール20が凹部17に嵌入することによ
り切替状態が保持されるようになっている。
又、切替シャフト8の節度手段13は第1図及び第2図
に示せる上述した形態に限定されるものではなく、例え
ば第10図、及び第11図に示す構造とするも勿論可能
である。
即ち、第10.11図に示す節度手段は切替シャフト8
の前部周面に山形に切欠した係合カム部21を形威し、
その係合カム部21とギヤーボックス1の周壁内面との
間に板バネ22を弾圧挟入し、板バネ22が弾発係合す
ることにより切替状態が保持されるものである。
次に切替操作時の動作について説明すると、先づ逆止め
操作レバー12を中立の位置にセットすると、切替シャ
フト8のカム部9は逆止め爪5の突片5′に当接係合せ
ず、又、カム部11もまた作動リング10の突起15に
当接せず作動リング10をフリー状態とする。
従って、この状態でバンドルを正転方向に回動すると、
メインギヤー2と一緒に作動リング10も摩擦係合力で
回動し、突起14がバネ7の弾発力に抗して逆止め爪5
の段部5″を押圧するため逆止め爪5は逆止め歯車4よ
り外れ、無音で正回転し、逆にメインギヤー2が正転方
向と逆方向に回転すると作動リング10も一緒に回動し
て逆止め爪5の段部5“を押圧していた突起14が離れ
るため逆止め爪5はバネ7の弾発力で逆止め歯車4と噛
合する方向に付勢され、メインギヤー2の逆回転が止め
れる。
即ち、逆止め操作レバー12を中立にセットした時は無
音逆止めONの状態が確立される。
(第1図及び第2図参照) 次に逆止め操作しバー12を第2図の二点鎖線で示す左
側に倒した場合、切替シャフト8のカム部9は逆止め爪
の突片5′と当接して下方に押し下げ、逆止め爪5を逆
止め歯車4より強制的に離反させると共に、カム部11
は作動リング10の突起15と当接係合して作動リング
10がメインギヤー2と一緒に回動するのを阻止し、メ
インギヤー2は正・逆方向に回転自在となり、逆止めO
FFの状態が確立される。
(第4図参照)。又、逆止め操作レバー12を第2図の
二点鎖線で示す右側に倒した場合、切替シャフト8のカ
ム部9は逆止め爪5の突片5′に当接係合せず、逆止め
爪5はバネ7の弾発力で逆止め歯車4と係合する方向に
付勢されると共に、カム部11は作動リング10の突起
15と当接係合して作動リング10がメインギヤー2と
一緒に回動するのを阻止する。
従って、メインギヤー2が正転方向に回転するとピニオ
ンギヤ3と一体の逆止め歯車4は逆止め爪5を押し上げ
ながら回転し、バチバチと音を発すると共に、メインギ
ヤー2の回転が止まれば逆止め爪5が逆止め歯車4に係
合し、メインギヤー2の逆回転が止められ、有音逆止め
ONの状態が確立される(第6図参照)。
本考案の逆止め機構は以上詳記した如き構成としたもの
であるから、切替シャフトに固着された逆止め操作レバ
ーの操作によって逆止めOFF、無音逆止めON、有音
逃止めONの三態様に切替えることか゛出来る。
即ち、ただ1個のレバー操作で三態様の切替えを行なう
ことが出来るため、迅速に切替操作が出来ると共に、構
造も簡単で容易に製作することが出来る。
依って、操作性、実用性に富んだ逆止め機構を提供する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はギヤーボック
スを切欠して示す無音逆止めONの状態の正面図、第2
図は同側面図、第3図a、l)は第1図の状態に於ける
切替シャフトのカム部9.11の向きを示す図、第4図
は逆止め操作レバーを左側に倒した逆止めOFFの状態
を示す一部切欠正面図、第5図はa、l)は第4図の状
態に於けるカム部9.11の向きを示す図、第6図は逆
止め操作レバーを右側に倒した有音逆止めONの状態を
示す一部切欠正面図、第7図a、l)は第6図の状態於
けるカム部9,11の向きを示す図、第8図及び第9図
は作動リングの他の実施例を示す斜視図、第10図は節
度手段の他の実施例を示す一部切欠正面図、第11図は
第10図の11−11線に沿える拡大断面図である。 図中、1:ギヤーボックス、2.メインギヤー、3:ピ
ニオンギヤ−,4:逆止め歯車、5;逆止め爪、8:切
替シャツ)、9.11 :カム部、10:作動リング、
13:節度手段、14.15 :突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ギヤーボックス内にメインギヤーが回転可能に横架軸承
    され、そのメインギヤーと噛合せるピニオンギヤ−に逆
    止め歯車が付設され、バネで付勢された逆止め爪がギヤ
    ーボックス内に横架挿通した切替シャフトの切替回動に
    よって逆止め歯車に対し係脱する逆止め機構に於いて、
    前記メインギヤーのシャフトに2個の突起を有した作動
    リングを滑動可能に圧着し、前方の突起は逆止め爪に係
    脱自在とすると共に、後方の突起は切替シャフトに切欠
    したカム部と接離自在とし、更に切替シャフトは節度手
    段によって切替状態が保持され、切替シャフトの操作に
    より逆止めOFF、無音逆止めON、有音逆止めONの
    三段切替えを可能とした逆止め機構。
JP2038382U 1982-02-15 1982-02-15 魚釣用リ−ルの逆止め機構 Expired JPS5921665Y2 (ja)

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JP2038382U JPS5921665Y2 (ja) 1982-02-15 1982-02-15 魚釣用リ−ルの逆止め機構

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JPS58121566U JPS58121566U (ja) 1983-08-18
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JP6560551B2 (ja) * 2015-07-14 2019-08-14 グローブライド株式会社 魚釣用リールの逆転防止機構
KR102453699B1 (ko) * 2014-09-30 2022-10-14 글로브라이드 가부시키가이샤 낚시용 릴의 역회전 방지 기구
US10506802B2 (en) * 2017-11-29 2019-12-17 Globeride, Inc. Anti-reverse device for fishing spinning reel and fishing spinning reel having the same
JP6846332B2 (ja) * 2017-11-29 2021-03-24 グローブライド株式会社 魚釣用スピニングリールの逆転防止装置

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JPS58121566U (ja) 1983-08-18

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