JP2573789Y2 - 車両用容器ホルダ - Google Patents

車両用容器ホルダ

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JP2573789Y2
JP2573789Y2 JP1992065473U JP6547392U JP2573789Y2 JP 2573789 Y2 JP2573789 Y2 JP 2573789Y2 JP 1992065473 U JP1992065473 U JP 1992065473U JP 6547392 U JP6547392 U JP 6547392U JP 2573789 Y2 JP2573789 Y2 JP 2573789Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両の車室内、特にイン
ストルメントパネルに取付けられた引出し式の容器ホル
ダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の容器ホルダとして、図6に示す
ように容器収容孔7aを有するホルダプレート7が収納
ケース6に水平方向に引出し可能に収納され、ホルダプ
レート7に枢着された受けプレート8がホルダプレート
7を収納ケース6に収納した状態でホルダプレート7に
重合し、収納ケース6の両側内部に一対のレール9,9
が取付けられ、更にこれらのレール9,9に装着された
板ばね1,1がホルダプレート7の両側壁7d,7dを
摺動可能にレール9,9の内面に圧接するように構成さ
れたものが知られている。この容器ホルダ3は、受けプ
レート8の容器支持部8aの中央に対向するホルダプレ
ート7の下面にフェルト7fが貼着され、ホルダプレー
ト7を収納ケース6に収納した状態で受けプレート8の
両側壁8d,8dを押上げて容器支持部8aの中央をフ
ェルト7fに押付けるガイド部9eがレール9,9に設
けられる。この容器ホルダ3では、ホルダプレート7を
引出すと、容器収容孔7aが車室内に出現し、同時に受
けプレート8が容器収容孔7aから離れる方向に回転
し、この状態で受けプレート8の容器支持部8aが容器
収容孔7aに収容された容器の底部を支持するようにな
っている。この結果、車両の悪路走行により発生する振
動やエンジンの振動により容器ホルダ3が振動しても、
ホルダプレート7の両側壁7d,7dが収納状態でも或
いは引出し状態でも常に板ばね1,1によりレールの内
面に圧接され、受けプレート8の両側壁8d,8dが収
納状態でフェルト7fを介してホルダプレート7の下面
に押付けられるので、異音即ちびびり音が発生しないよ
うになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記容器ホル
ダでは、フェルトがへたってその厚さが小さくなると、
ホルダプレートの収納状態で容器支持部の中央とフェル
トとの間に隙間が発生するため、車両の振動により受け
プレートがホルダプレート及びレールの間で振動して、
異音を発生する不具合があった。また、フェルトのへた
りを見込んで、フェルトの厚さを大きくすると、ホルダ
プレートの収納時及び引出し時の摺動抵抗が増大する問
題点があった。
【0004】本考案の目的は、車両が振動しても異音を
発生することがなく、ホルダプレートの収納時及び引出
し時の摺動抵抗を殆ど増大させない車両用容器ホルダを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案の構成を、実施例に対応する図1及び図4を用
いて説明する。本考案は、容器収容孔17aを有し収納
ケース16に水平方向に引出し可能に収納され引出し状
態で容器収容孔17aが出現するホルダプレート17
と、収納ケース16に収納した状態でホルダプレート1
7に重合し収納ケース16から引出した状態でホルダプ
レート17の容器収容孔17aから離れる方向に回転可
能にホルダプレート17に枢着されかつ容器収容孔17
aに収容される容器22の底部を支持する容器支持部1
8aを有する受けプレート18と、収納ケース16の両
側内部に取付けられホルダプレート17の両側壁17
d,17dを摺動可能に収納ケース16の内面に圧接す
る一対の板ばね21,21とを備えた車両用容器ホルダ
の改良である。その特徴ある構成は、収納ケース16に
収納した状態で一対の板ばね21,21が更に受けプレ
ート18をホルダプレート17に圧接するように構成さ
れたところにある。
【0006】
【作用】ホルダプレート17を収納ケース16に収納す
ると、板ばね21が受けプレート18をホルダプレート
17の下面に圧接し、更にホルダプレート17を収納ケ
ース16の内面に圧接するので、ホルダプレート17及
び受けプレート18から異音が発生しない。またホルダ
プレート17を収納ケース16から引出すと、板ばね2
1がホルダプレート17を収納ケース16の内面に圧接
するので、ホルダプレート17から異音が発生しない。
【0007】
【実施例】次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図1〜図5に示すように、車両のインスト
ルメントパネル11のほぼ中央上部にはセンタレジスタ
12が設けられ、このレジスタ12の下方には容器ホル
ダ13が設けられる(図5)。センタレジスタ12は、
筒状に形成され一方の開口部12aを車室内に向けてイ
ンストルメントパネル11に取付けられたセンタレジス
タベゼル12cと、このベゼル12c内に枢支されたレ
ジスタバレル12dとを有する。センタレジスタベゼル
12cの他方の開口部12bには空調用ダクト14が接
続され、このベゼル12cの下端にはベゼル12cと一
体的にほぼ平面状の底板12eが形成される(図3及び
図4)。
【0008】容器ホルダ13はインストルメントパネル
11に取付けられた収納ケース16と、このケース16
に水平方向に引出し可能に収納されたホルダプレート1
7と、ホルダプレート17に枢着された受けプレート1
8とを有する(図1〜図4)。収納ケース16は長方形
の開口部16aを有する角筒状に形成され、センタレジ
スタベゼル12cの底板12eが収納ケース16の上板
16bに連設され、収納ケース16とセンタレジスタベ
ゼル12cが一体的に形成される。収納ケース16の両
側壁16c,16cにはそれぞれ角孔16d,16eが
形成される(図1及び図2)。
【0009】ホルダプレート17は容器収容孔17a,
17aと、ホルダプレート17の収納端に設けられホル
ダプレート17の引出し時におけるホルダプレート17
の脱落防止用のストッパ17bと、ホルダプレート17
の引出し端縁に沿って設けられた取っ手17cとを有す
る。容器収容孔17a,17aはこの例では車幅方向に
並んで2つ設けられ、ホルダプレート17を引出した状
態でこれらの容器収容孔17a,17aが車室内に出現
するようになっている。またホルダプレート17の両側
面に沿って一対の側壁17d,17dがホルダプレート
17と一体的に設けられ、これらの側壁17d,17d
の略中央内面にはそれぞれ対向して一対の穴17e,1
7eが形成される(図1〜図4)。
【0010】受けプレート18は受けプレート18の引
出し端縁に沿って設けられ容器22の底を受ける容器支
持部18aと、受けプレート18の収納端縁に沿って形
成された傾斜面18bと、受けプレート18の収納端近
傍の両側壁18d,18d外面にそれぞれ突設された一
対のピン18c,18cとを有する。受けプレート18
は一対のピン18c,18cをホルダプレート17の一
対の穴17e,17eにそれぞれ挿入することによりピ
ン18c,18cを中心に回転可能に構成される(図2
〜図4)。受けプレート18はホルダプレート17を収
納ケース16に収納した状態でホルダプレート17の下
面に重合し、容器支持部18aの中央に対向するホルダ
プレート17の下面に直方体のフェルト17fが貼着さ
れる(図1及び図3)。容器支持部18aの中央がフェ
ルト17fに圧接された状態で、受けプレート18の側
壁18d下端はフェルト17fのへたりを見込んでホル
ダプレート17の側壁17d下端より僅かに下方に突出
するように構成される(図1)。また受けプレート18
はホルダプレート17を引出した状態で、容器収容孔1
7aから離れる方向にその自重により回転し、ホルダプ
レート17の下面に傾斜面18bが当接するとその回転
が停止するようになっている(図4)。
【0011】収納ケース16の両側壁16c,16c内
面には一対のレール19,19が取付けられる。レール
19は収納ケース16の角孔16d,16eに対向する
位置に係止爪19a及び19fが突設され、係止爪19
a及び19fを角孔16d,16eに係止することによ
りレール19が収納ケース16に固定されるようになっ
ている(図1及び図2)。レール19にはホルダプレー
ト17の側壁17d及び受けプレート18の側壁18d
を遊挿可能な凹溝19bが形成され、この凹溝19b内
にはその長手方向に延びてホルダプレート17の側壁1
7d下端又は受けプレート18の側壁18d下端が摺動
可能に当接する弾性変形可能な舌状片19cがレール1
9と一体的に設けられる。舌状片19cの下方の凹溝1
9b内にはばね収容部19dが形成され、このばね収容
部19dには舌状片19cを押上げるように付勢する湾
曲した板ばね21が収容される(図1〜図4)。
【0012】またセンタレジスタベゼル12c及び収納
ケース16はそれぞれ両側面に突設されたブラケット1
2f,16fを介してインストルメントパネル11の内
面に図示しないボルトにより固定される(図2)。また
センタレジスタベゼル12cと収納ケース16との間に
位置するインストルメントパネル11のパネル額縁部1
1aの内面には爪11bがパネル11内方に突設され
(図3及び図4)、この爪11bが収納ケース16の上
板16bに取付けられたクリップ23に挾持されてパネ
ル額縁部11aが所定の位置に固定されるようになって
いる(図2〜図4)。
【0013】このように構成された車両用容器ホルダの
動作を説明する。ホルダプレート17を収納ケース16
に収納すると、受けプレート18はその両側壁18d,
18dがレール19,19に案内されてホルダプレート
17の下面に重合する。このとき板ばね21は舌状片1
9cを介して受けプレート18の側壁18d下端を上方
に押上げて容器支持部18aの中央をフェルト17fに
押付け、更にフェルト17fを介してホルダプレート1
7の側壁17d上端をレール19の凹溝19b内上面に
圧接する(図1及び図3)。またフェルト17fがへた
っても受けプレート18の側壁18d下端及びホルダプ
レート17の側壁17d下端が同一水平面内に位置する
ので、板ばね21が受けプレート18をフェルト17f
に圧接し、ホルダプレート17をレール19の凹溝19
b内上面に圧接する。この結果、車両が振動しても受け
プレート18及びホルダプレート17がしっかり板ばね
21及びレール19により保持されるので、異音を発生
することはない。またホルダプレート17を収納ケース
16から引出すと、受けプレート18はレール19から
離脱して車室内に突出する。このとき板ばね21は舌状
片19cを介してホルダプレート17の側壁17d下端
を押上げて側壁17d上端を凹溝19b内上面に圧接す
る(図4)。この結果、車両が振動してもホルダプレー
ト17はしっかり板ばね21及びレール19により保持
されるので、異音を発生することはない。
【0014】なお、上記実施例では収納ケースをセンタ
レジスタベゼルに一体的に形成したが、これは一例であ
って収納ケースをサイドレジスタベゼルと一体的に形成
してもよい。また収納ケースをセンタレジスタベゼルや
サイドレジスタベゼルとは別に形成してもよい。また、
上記実施例では収納ケースの両側壁内面に取付けられた
レールに板ばねを取付けたが、これに限らずレールを用
いずに直接収納ケースに取付けてもよい。また、上記実
施例ではフェルトを容器支持部の中央が当接するホルダ
プレートの下面に貼着したが、容器支持部の中央以外の
ホルダプレートの下面に貼着してもよい。更に、受けプ
レートの容器支持部の中央を直接ホルダプレートの下面
に当接させても異音が発生しなければ、フェルトを用い
なくてもよい。
【0015】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、ホ
ルダプレートを収納ケースに収納した状態で、ホルダプ
レートの両側壁を摺動可能に収納ケースの内面に圧接す
る一対の板ばねが更に受けプレートをホルダプレートに
圧接するように構成したので、車両が振動しても収納状
態の受けプレート及びホルダプレートから異音が発生す
ることなく、引出し状態のホルダプレートから異音が発
生することはない。また、フェルトのへたりを見込んで
フェルトの厚さを大きくすると、ホルダプレートの収納
及び引出し時の摺動抵抗が増大する従来の容器ホルダと
比較して、ホルダプレートの収納時及び引出し時の摺動
抵抗は殆ど増大しないので、ホルダプレートをスムーズ
に引出し又は収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例車両用容器ホルダを示す図3の
A−A線断面図。
【図2】その容器ホルダの分解斜視図。
【図3】ホルダプレートを収納ケースに収納した状態を
示す図5のB−B線断面図。
【図4】ホルダプレートを収納ケースから引出した状態
を示す図3に対応する断面図。
【図5】その容器ホルダを含むインストルメントパネル
の要部斜視図。
【図6】従来例を示す図1に対応する断面図。
【符号の説明】
13 容器ホルダ 16 収納ケース 17 ホルダプレート 17a 容器収容孔 17d ホルダプレートの側壁 18 受けプレート 18a 容器支持部 21 板ばね 22 容器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器収容孔(17a)を有し収納ケース(16)
    に水平方向に引出し可能に収納され引出し状態で前記容
    器収容孔(17a)が出現するホルダプレート(17)と、前記
    収納ケース(16)に収納した状態で前記ホルダプレート(1
    7)に重合し前記収納ケース(16)から引出した状態で前記
    ホルダプレート(17)の容器収容孔(17a)から離れる方向
    に回転可能に前記ホルダプレート(17)に枢着されかつ前
    記容器収容孔(17a)に収容される容器(22)の底部を支持
    する容器支持部(18a)を有する受けプレート(18)と、前
    記収納ケース(16)の両側内部に取付けられ前記ホルダプ
    レート(17)の両側壁(17d,17d)を摺動可能に前記収納ケ
    ース(16)の内面に圧接する一対の板ばね(21,21)とを備
    えた車両用容器ホルダにおいて、 前記収納ケース(16)に収納した状態で前記一対の板ばね
    (21,21)が更に前記受けプレート(18)を前記ホルダプレ
    ート(17)に圧接するように構成されたことを特徴とする
    車両用容器ホルダ。
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