JP2000185584A - 自動車の室内テーブル装置 - Google Patents

自動車の室内テーブル装置

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JP2000185584A
JP2000185584A JP10366936A JP36693698A JP2000185584A JP 2000185584 A JP2000185584 A JP 2000185584A JP 10366936 A JP10366936 A JP 10366936A JP 36693698 A JP36693698 A JP 36693698A JP 2000185584 A JP2000185584 A JP 2000185584A
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Japan
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holding
storage case
main body
holding arm
opening
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JP10366936A
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English (en)
Inventor
Norio Omori
憲男 大森
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単であるとともに、自動車の室内に
設置箇所の制限を受けたり外観を損ねることなく設置す
ることができ、しかもテーブルが不用意に使用位置に移
動するおそれを防止することができる自動車の室内テー
ブル装置を提供する。 【解決手段】 上端に開口部24を有する収納ケース2
3内に、テーブル48を上下方向へ移動可能に収納す
る。テーブル48を収納ケース23の開口部24から上
方に引出した状態で、水平なの使用位置に回動配置でき
るように構成する。テーブル48を使用位置に回動配置
した状態で、収納ケース23上の保持部39及び保持ア
ーム55により保持するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の室内の
コンソールボックス等に装着して使用する室内テーブル
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自動車の室内テーブル装
置としては、例えば次のような構成のものが知られてい
る。すなわち、従来の室内テーブル装置では、コンソー
ルの外側面等にテーブルが露出状態で支軸等を介して回
動可能に装着され、コンソールの外側面に沿って起立す
る不使用位置と、コンソールの外側面から水平に延びる
使用位置とに回動配置されるようになっている。そし
て、このテーブルは、不使用位置においてコンソールの
外側面に取り付けられた止め金等により、垂下がり状態
に係止保持されるとともに、使用位置においてコンソー
ル保持金具等により、水平状態に保持されるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
室内テーブル装置においては、テーブルがコンソールの
外側面等に露出状態で装着されているため、外観が悪い
とともに、止め具が係止位置に確実に回動されていない
と、テーブルが不用意に不使用位置から使用位置に移動
してしまったり、車両振動等により異音を発生したりす
るという問題があった。
【0004】また、例えば自動車の室内壁面に水平方向
へ延びる収納空間を形成して、その収納空間内にテーブ
ルを水平状態のまま収納し、必要に応じて外側の使用位
置に引出して使用できるように構成した室内テーブル装
置も、従来から提案されている。
【0005】この構成の従来の室内テーブル装置におい
ては、前述した問題点を解消できるものの、水平方向へ
延びる収納空間を形成する必要があるため、構造が複雑
であるとともに、設置箇所が制限されるという問題があ
った。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、構造が簡単であるとともに、自動車の室
内に設置箇所の制限を受けたり外観を損ねることなく設
置することができ、しかもテーブルが不用意に使用位置
に移動したりするおそれを防止することができる自動車
の室内テーブル装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の自動車の室内テ
ーブル装置の発明では、上端に開口部を有する収納ケー
ス内に、テーブルを出し入れ可能に起立状態で収納し、
テーブルが水平な使用位置に保持するための保持手段を
備えたものである。
【0008】従って、自動車の室内において起立した設
置面を利用して、設置箇所の制限を受けることなく容易
に設置することができる。また、不使用状態のテーブル
が収納ケース内に収納されるため、外観を損ねることが
ないとともに、テーブルが不用意に使用位置へ移動する
おそれを防止することもでき、さらには、テーブルが収
納ケース内に確実に収納されるため、異音が発生するの
を抑制できる。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の自動車の室内テーブル装置において、前記収納ケー
スは、リヤカバーと、そのリヤカバーに複数の係止爪を
介して係止されたフロントカバーとから構成したもので
ある。
【0010】従って、リヤカバーとフロントカバーとの
間にテーブルを収納した状態で、リヤカバーとフロント
カバーとを組付ければ、テーブル装置が構成され、組付
けを容易に行うことができる。また、リヤカバーとフロ
ントカバーとの組付けにおいて、ネジ等の別体の固定手
段を使用する必要がなく、部品点数を少なくできる。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の自動車の室内テーブル装置におい
て、前記保持手段は、テーブルの基端側を保持するため
に収納ケースの開口部に形成された保持部と、テーブル
の先端側を保持するためにテーブルと収納ケースとの間
に設けられた保持アームとから構成したものである。
【0012】従って、テーブルは、その使用位置におい
て、先端及び基端が保持されるため、安定状態で確実に
保持され、テーブルとして使い勝手のよいものとなる。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の自動車の
室内テーブル装置において、テーブルは、載置面を形成
する本体部と、その本体部の基端部にヒンジ部を介して
連結された支持部とを備え、その支持部は、前記保持部
に下方から係止される係止部を有するものである。
【0013】従って、テーブルは、使用状態において、
基端部の上方への移動、及び先端部の下方への移動が確
実に阻止され、安定した使用状態を得ることができる。
また、テーブルの使用状態において、テーブルの支持部
が収納ケースの開口部付近に位置する。このため、テー
ブルの収納位置への移動を円滑に行うことができ、容易
な開閉操作が可能になる。
【0014】請求項5に記載の発明では、請求項3また
は4に記載の自動車の室内テーブルにおいて、保持アー
ムは、その一端においてテーブルの裏面に回動可能に支
持され、他端にはテーブルの使用状態状態において収納
ケースの一部に上方から掛止される掛止部を設けたもの
である。
【0015】従って、テーブルを収納位置から引き上げ
れば、保持アームも同時に引き上げられ、次いで、テー
ブルを水平な使用位置に回動させれば、保持アームが収
納ケースに掛止めされ保持位置に移動されて、テーブル
を下方から支持する。また、テーブルを起立位置に回動
させた後に、収納ケース内に収納すれば、保持アームは
テーブルの裏面に沿うように回動し、テーブルとともに
収納ケース内に収納される。以上のように、保持アーム
を開閉操作することなく、その保持アームを使用位置と
収納位置とに配置することができ、テーブルの開閉操作
がきわめて容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下に、この
発明の第1の実施形態を、図1〜図7に基づいて説明す
る。
【0017】図1及び図2に示すように、この実施形態
の室内テーブル装置21は、全体が合成樹脂により構成
されている。そして、この室内テーブル装置21は、自
動車の室内において、起立面としてのコンソールボック
ス22の外側面に装着され、上端に開口部24を有する
収納ケース23を備えている。この収納ケース23はコ
ンソールボックス22の外側面に取り付けられるリヤカ
バー25と、そのリヤカバー25の外面に取り付けられ
たフロントカバー26とを備えている。
【0018】図2及び図3に示すように、前記リヤカバ
ー25はほぼ四角平板状に形成され、その下部両側の背
面には先端にそれぞれ鈎部を有する一対の係合ピン27
が突設されるとともに、上部両側には一対のボルト挿通
孔28が形成されている。そして、両係合ピン27がコ
ンソールボックス22の側壁上の係合孔29に係合され
るとともに、両ボルト挿通孔28からコンソールボック
ス22の側壁上のボルト挿通孔30にボルト31が挿通
されて、ナット32で締め付けられることにより、リヤ
カバー25がコンソールボックス22の外側面に取り付
けられようになっている。
【0019】図2に示すように、前記リヤカバー25の
上部両側の前面には一対の規制突起33が突設されると
ともに、それらの前面には第1位置決め孔34が形成さ
れている。リヤカバー25の下部両側の前面にはほぼ逆
L形状をなす一対の位置決め突起35が突設されてい
る。リヤカバー25の下部中央には一対の第2位置決め
孔34が形成されている。さらに、リヤカバー25の両
側縁及び下側縁には複数の係合凹部37が切欠形成され
ている。
【0020】前記フロントカバー26は上面及び背面を
開口した四角カバー状に形成され、その上端には収納ケ
ース23の開口部24の前縁に位置するように、保持手
段としての浅い凹状の保持部39が形成されている。フ
ロントカバー26の前面中央には収納突部40が上下方
向に延長形成され、その上端には係止溝41が形成され
ている。
【0021】前記フロントカバー26の上部両側の背面
には一対の第1位置決めピン42が突設されるととも
に、下部中央の背面には一対の第2位置決めピン43が
突設されている。また、フロントカバー26の両側部及
び下側部には、複数の係止爪44が後方に向かって突出
形成されている。さらに、フロントカバー26の上部両
側及び下部両側の背面には、各一対の上部保持爪45及
び下部保持爪46がスリットを設けることにより形成さ
れている。
【0022】そして、図6及び図7に示すように、前記
フロントカバー26の下部両端のコーナ部がリヤカバー
25上の位置決め突起35に外方から係合されるととも
に、第1及び第2位置決めピン42,43が第1及び第
2位置決め孔34.36に嵌合されている。このため、
フロントカバー26がリヤカバー25に対して所定の取
り付け位置に位置決めされている。また、この位置決め
状態において、図3及び図7に示すように、複数の係止
爪44が係合凹部37に係合することにより、フロント
カバー26がリヤカバー25に対して係止保持され、そ
れらのカバー26,25間に収納空間57が形成されて
いる。
【0023】図1〜図5に示すように、前記収納ケース
23内にはテーブル48が起立状態で上下方向へ移動可
能に収納され、収納ケース23の開口部24から上方に
引出すことができるとともに、その引出し状態で側方の
水平な使用位置に回動できるようになっている。このテ
ーブル48は、ほぼ平板状をなし、載置面を形成する本
体部48aと、本体部48aの基端に薄肉ヒンジ部48
bを介して一体に形成された支持部48cとを備えてい
る。
【0024】図3及び図6に示すように、前記テーブル
48の本体部48aの先端中央には把手部49が形成さ
れ、その把手部49の基部中央には係止孔50が形成さ
れるとともに、基部両側には一対の係合溝51が形成さ
れている。図2、図3及び図7に示すように、テーブル
48の支持部48cの両端にはリヤカバー25の規制突
起33に係合可能な係止部としての一対の係合突片52
が形成されるとともに、支持部48cの前面両側にはフ
ロントカバー26の上部及び下部保持爪45,46に弾
性的に係合可能な一対の係合突条53が形成されてい
る。
【0025】そして、図4及び図7に示すように、テー
ブル48が収納ケース23内に収納されたときには、支
持部48cの下端面がフロントカバー26の底壁内面に
当接して、テーブル48の収納位置が規制される。この
状態では、一対の係合突条53が下部保持爪46に対し
て下側から係合し、テーブル48が収納位置に保持され
る。また、図5に示すように、テーブル48が収納ケー
ス23の開口部24から上方に引出されたときには、図
7に鎖線で示すように、一対の係合突片52がリヤカバ
ー25の規制突起33に下方から係合して、テーブル4
8が上方の引出し位置に規制される。この状態では、図
3に示すように、一対の係合突条53が上部保持爪45
を乗り越えて上側から係合し、テーブル48の支持部4
8cが上方引出し位置に保持される。なお、テーブル4
8が収納位置及び上方引出し位置に移動されたときに
は、係合突条53がそれぞれ下部保持爪46及び上部保
持爪45を乗り越えることにより、操作者に対してクリ
ック感が与えられる。
【0026】さらに、図3に示すように、テーブル48
の本体部48aが上方引出し位置に配置された状態で、
薄肉ヒンジ部48bを介して側方に回動されたときに
は、その本体部48aの基端下面がフロントカバー26
上の保持部39に上方から当接される。これにより、テ
ーブル48の本体部48aが、収納ケース23の開口部
24から側方に突出したほぼ水平な使用位置に保持され
る。
【0027】図2、図3及び図6に示すように、前記テ
ーブル48の本体部48aの先端中央と収納ケース23
のフロントカバー26との間には、保持手段を構成する
保持アーム55が配設されている。この保持アーム55
は合成樹脂により一体に形成され、本体部55aと、そ
の本体部55aの基端に細幅の掛止め部としての首部5
5bを介して形成された支軸部55cと、本体部55a
の先端に薄肉ヒンジ部55dを介して形成された連結部
55eとを備えている。
【0028】前記保持アーム55の連結部55eの先端
には連結爪56が形成されている。そして、図3及び図
6に示すように、連結部55eの両側端がテーブル48
の本体部48aの係合溝51に係合されるとともに、連
結爪56が本体部48aの係止孔50に係合されること
により、保持アーム55の連結部55eがテーブル48
の本体部48aに連結されている。
【0029】また、前記保持アーム55の支軸部55c
は、フロントカバー26の収納突部40内に上下方向へ
移動可能に収容配置されている。そして、図4に示すよ
うに、テーブル48が収納ケース23内に収納されたと
きには、支軸部55cが下方に移動されて、支持アーム
55全体がテーブル48に沿って収納突部40内に収納
される。さらに、図3に示すように、テーブル48の本
体部48aが上方引出し位置から側方の使用位置に回動
されたときには、保持アーム55の首部55bが収納突
部40の上端の係止溝41の側縁部に係合されるととも
に、保持アーム55の下端部下面が係止溝41の下縁部
に係合され、さらに、支軸部55cがリヤカバー25に
当接されて、保持アーム55の下方への移動が規制され
る。これにより、テーブル48の本体部48aの先端下
面が保持アーム55により支持されて、収納ケース23
の開口部24から側方に突出したほぼ水平な使用位置に
保持される。
【0030】次に、前記のように構成された室内テーブ
ル装置の使用方法を説明する。さて、この室内テーブル
装置21の不使用時には、図4に示すように、テーブル
48が収納ケース23内の収納空間57に起立状態で収
納され、保持アーム55がテーブル48に沿ってフロン
トカバー26の収納突部40内に収納されている。従っ
て、この室内テーブル装置21の不使用状態では、テー
ブル48や保持アーム55を広い収納空間を必要とする
ことなく、起立状態でコンパクトに収納することができ
る。また、テーブル48や保持アーム55が収納ケース
23内に収納されていて外部に露出していないため、外
観を損ねることがないとともに、テーブル48が不用意
に使用位置へ移動するおそれもない。
【0031】次に、この室内テーブル装置21を使用す
る場合には、図5に示すように、把持部49に指を掛け
て、テーブル48を収納ケース23の開口部24から上
方に引出す。すると、図3及び図7に示すように、係合
突片52と規制突起33との係合により、テーブル48
の上方移動が規制されるとともに、係合突条53と上部
保持爪45との係合により、テーブル48の支持部48
cが上方引出し位置に保持される。
【0032】その後、図3に示すように、テーブル48
の本体部48aを薄肉ヒンジ部48bにて側方に回動さ
せると、その本体部48aの基端下面がフロントカバー
26上の保持部39に当接される。それとともに、保持
アーム55の首部55bがフロントカバー26の係止溝
41の側縁部に、保持アーム55下面が係止溝41の下
縁部にそれぞれ係合されるとともに、支軸部55cがリ
ヤカバー25に当接されて、テーブル48の本体部48
aの先端下面が保持アーム55により支持される。これ
により、テーブル48の本体部48aは、収納ケース2
3の開口部24から側方に突出したほぼ水平な使用位置
に安定状態で保持される。
【0033】さらに、この使用位置のテーブル48を再
び収納ケース23内に収納する場合には、前記の場合と
ほぼ逆順に操作すればよい。すなわち、テーブル48の
本体部48aを図3に示す使用位置から起立状態に回動
させると、図5に示すように、保持アーム55の首部5
5bがフロントカバー26の係止溝41から離脱され
る。従って、保持アーム55がテーブル48に沿う状態
になる。この状態で、テーブル48を収納ケース23内
の収納空間57に移動させると、図4に示すように、テ
ーブル48及び保持アーム55が収納空間57内に起立
状態で収納される。そして、係合突条53と下部保持爪
46との係合により、テーブル48が収納状態に保持さ
れる。
【0034】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 ・ この実施形態の自動車の室内テーブル装置において
は、上端に開口部24を有する収納ケース23内に、テ
ーブル48が起立状態で上下方向へ移動可能に収納され
ている。また、このテーブル48は収納ケース23の開
口部24から上方に引出された状態で、側方のほぼ水平
な使用位置に回動配置できる。そして、テーブル48は
側方の使用位置に回配置された状態で、保持手段により
保持される。
【0035】このため、自動車の室内において起立した
面を利用して、設置箇所の制限をほとんど受けることな
く容易に設置することができる。また、不使用状態のテ
ーブル48が収納ケース23内に収納されるため、外観
を損ねることがないとともに、テーブル48が不用意に
使用位置へ移動するおそれを防止することもできる。ま
た、止め具を用いてテーブルを収納状態に保持する構成
ではないため、止め具により保持が不完全な状態におけ
る異音発生というような不都合なことは生じない。
【0036】・ 収納ケース23が、自動車の室内に装
着されるリヤカバー25と、そのリヤカバー25に複数
の係止爪44を介して係止されたフロントカバー26と
から構成されている。このため、収納ケース23の構造
が簡単であるとともに、フロントカバー26をリヤカバ
ー25に組み付ければ、収納ケース23を組み立てるこ
とができる。また、テーブル48は両カバー25,26
間に配置させるだけで、ねじ止め等を行う必要がないた
め、テーブル48の組付けも容易である。
【0037】・ 保持手段が、テーブル48の基端側を
保持するために収納ケース23の開口部24に形成され
た保持部39と、テーブル48の先端側を保持するため
にテーブル48と収納ケース23との間に設けられた保
持アーム55とから構成されている。このため、保持部
39と保持アーム55とにより、テーブル48を使用位
置に安定状態で確実に保持することができる。すなわ
ち、テーブル48は使用状態において、その支持部48
cの係合突片52が規制突起33により上方から支持さ
れるとともに、本体部48aが保持部39及び保持アー
ム55により下方から支持される。このため、テーブル
48がその上下から支持され、安定した使用状態を得る
ことができる。
【0038】・ リヤカバー25とフロントカバー26
との組付けが、ネジ等を使用することなく、係止爪44
と係合凹部37との係合により行われるため、部品点数
が少なく、組付けも簡単である。
【0039】・ テーブル48は、本体部48aの基端
部に薄肉ヒンジ部48bを介して連結された支持部48
cとを備え、その支持部48cは、リヤカバー25の前
面の規制突起33に下方から係止される係合突片52を
有する。このため、テーブル48が使用状態にあって
も、その基端部、すなわち支持部48cが収納空間57
内の開口部24付近に残る。従って、テーブル48を使
用状態から収納状態に移動させる場合、その移動を円滑
に行うことができる。
【0040】・ 保持アーム55は、その一端において
テーブル48の先端部裏面に回動可能に支持され、他端
にはテーブル48の使用状態状態においてフロントカバ
ー26の係止溝41に上方から掛止される55bが設け
られている。従って、テーブル48の起立状態におい
て、保持アーム55をテーブル48に沿わせることがで
き、その保持アーム55が邪魔になることはない。ま
た、テーブル48を使用状態に配置すれば、保持アーム
55の支軸部55c側が自重により下方へ移動し、首部
55bが係止溝41に掛止めされて、テーブル48を下
方から支持する。また、テーブル48を使用状態から起
立させれば、保持アーム55が上方へ移動されて、首部
48bが係止溝41から離脱し、次いでテーブル48の
収納空間への収納移動により、保持アーム55は収納突
部40内に収納される。以上のように、テーブル48を
移動操作すれば、保持アーム55が収納位置とテーブル
支持位置とに移動配置されるため、保持アーム55を操
作する必要がなく、テーブル48の開閉操作が容易であ
る。
【0041】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心
に説明する。
【0042】さて、この第2の実施形態では、図8に示
すように、室内テーブル装置21が自動車の室内におい
て起立面としてのグローブボックスの蓋61の外側面に
装着されている。そして、この室内テーブル装置21
は、前記第1の実施形態と同様に、収納ケース23内に
テーブル48を出し入れ可能に収納して構成されてい
る。従って、この第2の実施形態においても、前述した
第1の実施形態とほぼ同様の作用効果を発揮させること
ができる。
【0043】(第3の実施形態)次に、この発明の第3
の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心
に説明する。
【0044】さて、この第3の実施形態においては、図
9〜図11に示すように、室内テーブル装置21が自動
車の室内において、起立面としての運転席または助手席
のシート63の背面に装着されるようになっている。す
なわち、収納ケース23の後面上端には一対の装着用ベ
ルト64が取り付けられている。各装着用ベルト64は
それぞれ2枚のベルト体65,66を備え、一方のベル
ト体65の端部には嵌合リング67が形成されるととも
に、他方のベルト体66の先端には係止フック68が形
成されている。
【0045】そして、図11に示すように、ヘッドレス
ト69を支持するための一対のステー70に、嵌合リン
グ67が嵌合されるとともに、各ステー70を通すブッ
シュ71に係止フック68が係入されるようになってい
る。これにより、室内テーブル装置21が一対の装着用
ベルト64を介して、シート63の背面に吊り下げ状態
で装着されるようになっている。
【0046】さらに、この第3の実施形態においても、
前記第1の実施形態と同様に、室内テーブル装置21が
収納ケース23内にテーブル48を出し入れ可能に収納
した構成となっている。従って、この第3の実施形態に
おいても、前述した第1の実施形態とほぼ同様の作用効
果を発揮させることができる。
【0047】なお、この実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・ 収納ケース23をリヤカバー25とフロントカバー
26とに分割して構成することなく、上端に開口部24
を有するほぼ箱形状に一体形成すること。
【0048】・ 収納ケース23をリヤカバー25とフ
ロントカバー26とに分割した構成において、前記実施
形態とは逆に、係合凹部37をフロントカバー26側に
形成するとともに、係止爪44をリヤカバー25側に形
成すること。
【0049】・ テーブル48の本体部48aの基端に
薄肉ヒンジ部48bを介して支持部48cを形成するこ
となく、本体部48の基端両側に係合突片52を兼用す
る支軸部を突出形成する。そして、テーブル48の本体
部48aが上方に引出されて、支軸部が収納ケース23
の規制突起33に係合された状態で、支軸部を中心にし
てテーブル48全体が、水平な使用位置へ回動されるよ
うに構成すること。
【0050】・ 保持アーム55をその先端において軸
等により回動可能に支持し、薄肉ヒンジ部55dを省略
すること。 ・ 保持アーム55をテーブル48と別体に構成して連
結することなく、保持アーム55をテーブル48の先端
に薄肉ヒンジ部を介して回動可能に一体形成すること。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車の室内テーブル装置の第1の実施形態
を示す斜視図。
【図2】 その室内テーブル装置の分解斜視図。
【図3】 テーブルの使用状態を拡大して示す要部断面
図。
【図4】 テーブルの収納状態を示す要部断面図。
【図5】 テーブルの使用と収納との途中の状態を示す
要部断面図。
【図6】 図4のほぼ6−6線における部分断面図。
【図7】 図4のほぼ7−7線における部分断面図。
【図8】 自動車の室内テーブル装置の第2の実施形態
を示す斜視図。
【図9】 自動車の室内テーブル装置の第3の実施形態
を示す斜視図。
【図10】 その装着用ベルトを拡大して示す要部斜視
図。
【図11】 装着用ベルトの装着状態を示す部分断面
図。
【符号の説明】
21…室内テーブル装置、22…コンソールボックス、
23…収納ケース、24…開口部、25…リヤカバー、
26…フロントカバー、39…保持手段を構成する保持
部、44…係止爪、48…テーブル、48a…本体部、
48b…薄肉ヒンジ部、48c…支持部、52…係止部
としての係合突片、55…保持手段を構成する保持アー
ム、55b…掛止め部としての首部、61…グローブボ
ックス、63…シート、64…装着用ベルト。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端に開口部を有する収納ケースと、 その収納ケース内に出し入れ可能に起立状態で収納さ
    れ、開口部から上方に引出した状態でほぼ水平な使用位
    置まで回動可能なテーブルと、 そのテーブルを使用位置に保持するための保持手段とを
    備えた自動車の室内テーブル装置。
  2. 【請求項2】 前記収納ケースは、自動車の室内の起立
    面に装着されるリヤカバーと、そのリヤカバーに複数の
    係止爪を介して係止されたフロントカバーとを備え、リ
    ヤ,フロントの両カバー間にテーブルが収納される請求
    項1に記載の自動車の室内テーブル装置。
  3. 【請求項3】 前記保持手段は、テーブルの基端側を保
    持するために収納ケースの開口部に形成された保持部
    と、テーブルの先端側を保持するためにテーブルと収納
    ケースとの間に設けられた保持アームとからなる請求項
    1または請求項2に記載の自動車の室内テーブル装置。
  4. 【請求項4】 テーブルは、載置面を形成する本体部
    と、その本体部の基端部にヒンジ部を介して連結された
    支持部とを備え、その支持部は、前記保持部に下方から
    係止される係止部を有する請求項3に記載の自動車の室
    内テーブル装置。
  5. 【請求項5】 保持アームは、その一端においてテーブ
    ルの裏面に回動可能に支持され、他端にはテーブルの使
    用状態状態において収納ケースの一部に上方から掛止さ
    れる掛止部を設けた請求項3または4に記載の自動車の
    室内テーブル装置。
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