JP2593717Y2 - 車載用テレビディスプレイの設置構造 - Google Patents
車載用テレビディスプレイの設置構造Info
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- JP2593717Y2 JP2593717Y2 JP1990011877U JP1187790U JP2593717Y2 JP 2593717 Y2 JP2593717 Y2 JP 2593717Y2 JP 1990011877 U JP1990011877 U JP 1990011877U JP 1187790 U JP1187790 U JP 1187790U JP 2593717 Y2 JP2593717 Y2 JP 2593717Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- storage box
- television display
- vehicle
- holder
- display
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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Description
【考案の詳細な説明】 〔概要〕 車室内の既設空洞部に引き出し式の収納箱を設置し、
車載用テレビディスプレイをこの収納箱に入れて空洞部
内に収納可能にし、この収納箱を引き出したときに車載
用テレビディスプレイを箱の前面に所望の姿勢で取り付
け可能にした。
車載用テレビディスプレイをこの収納箱に入れて空洞部
内に収納可能にし、この収納箱を引き出したときに車載
用テレビディスプレイを箱の前面に所望の姿勢で取り付
け可能にした。
本考案は、車載用テレビディスプレイの設置構造に関
する。
する。
自動車の車室内で使用することを目的としたカー用品
の分野では、車載用の様々な機器類、例えばオーディオ
機器、電話等の無線通信機器、その他アクセサリー類等
が数多く開発され販売されている。自動車の構造後にい
わゆる後付けとして取り付けられるこのような機器類に
ついては、適切な背地場所の確保が困難な場合がしばし
ばあった。例えば車載用オーディオイの場合、従来一般
的に採用されている形状(横置き直方体)に合致しない
形状の機器には、車両側でも特に設置場所を設けていな
いために、車両への加工を要する等、その取り付けに多
大な労働と時間を消費した。
の分野では、車載用の様々な機器類、例えばオーディオ
機器、電話等の無線通信機器、その他アクセサリー類等
が数多く開発され販売されている。自動車の構造後にい
わゆる後付けとして取り付けられるこのような機器類に
ついては、適切な背地場所の確保が困難な場合がしばし
ばあった。例えば車載用オーディオイの場合、従来一般
的に採用されている形状(横置き直方体)に合致しない
形状の機器には、車両側でも特に設置場所を設けていな
いために、車両への加工を要する等、その取り付けに多
大な労働と時間を消費した。
上記のような機器の代表的なものとして、車載用テレ
ビディスプレイがある。これは直方体形状を持ち、前面
の鉛直平面上に画面及びスイッチ類を有するために、視
認性、操作性等の面から設置場所にある程度の制約があ
る。
ビディスプレイがある。これは直方体形状を持ち、前面
の鉛直平面上に画面及びスイッチ類を有するために、視
認性、操作性等の面から設置場所にある程度の制約があ
る。
このテレビディスプレイを車室内に設置するために現
在では以下の取り付け方法が主流となっている。
在では以下の取り付け方法が主流となっている。
(イ)助手席のシート脚部固定箇所に屈曲自在な専用の
取り付けアームの一端を共締めし、該アームの他端でデ
ィスプレイを支持する。
取り付けアームの一端を共締めし、該アームの他端でデ
ィスプレイを支持する。
(ロ)座席のヘッドレストのポール部分に、ディスプレ
イを支持した専用ブラケットを固定する。
イを支持した専用ブラケットを固定する。
(ハ)車室の天井部の所定箇所(例えばルームミラー付
近)に取り付け器具を設置してディスプレイを支持す
る。
近)に取り付け器具を設置してディスプレイを支持す
る。
上記の従来技術はいずれも何らかの欠点を有する。方
法(イ)は助手席方向に取り付けるため運転者からの操
作性にやや劣り、またアームが振動しやすいため取り付
け強度も若干信頼性に欠ける。方法(ロ)は運転者の頭
部に非常に近い位置に取り付けるため運転者からの視認
性及び操作性に劣る。また、これらの方法が車両への加
工を必要としないのに対して、方法(ハ)は取り付け器
具の設置時に天井部への加工が必要となり、しかも天井
部に設置するため、取り付け強度は十分とは言えない。
法(イ)は助手席方向に取り付けるため運転者からの操
作性にやや劣り、またアームが振動しやすいため取り付
け強度も若干信頼性に欠ける。方法(ロ)は運転者の頭
部に非常に近い位置に取り付けるため運転者からの視認
性及び操作性に劣る。また、これらの方法が車両への加
工を必要としないのに対して、方法(ハ)は取り付け器
具の設置時に天井部への加工が必要となり、しかも天井
部に設置するため、取り付け強度は十分とは言えない。
本考案の目的は、従来の取り付け方法が有する欠点を
排除し、視認性・操作性に優れた取り付けが可能で、し
かもディスプレイを非使用時に収納しておくこともでき
る取り付け構造を提供することにある。
排除し、視認性・操作性に優れた取り付けが可能で、し
かもディスプレイを非使用時に収納しておくこともでき
る取り付け構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案は、車室内に開口
する空洞部に出し入れ可能に配置される基部と、基部上
で車載用テレビディスプレイを所望の姿勢に支持する支
持手段とを具備した車載用テレビディスプレイの設置構
造において、基部は、テレビディスプレイを平坦に横臥
した状態に収納して空洞部に受容される引き出し状の収
納箱からなり、この収納箱が、空洞部に固定的に配置さ
れたガイドフレームに摺動可能に担持され、支持手段
は、テレビディスプレイに設けたホルダと、車室に面す
る収納箱の前面に設けられ、ホルダが脱着可能に取り付
けられる取り付け部とからなり、収納箱から取り出した
テレビディスプレイを収納箱の前面に脱着可能に取り付
けるようにしたことを特徴とする車載用テレビディスプ
レイの設置構造を提供する。
する空洞部に出し入れ可能に配置される基部と、基部上
で車載用テレビディスプレイを所望の姿勢に支持する支
持手段とを具備した車載用テレビディスプレイの設置構
造において、基部は、テレビディスプレイを平坦に横臥
した状態に収納して空洞部に受容される引き出し状の収
納箱からなり、この収納箱が、空洞部に固定的に配置さ
れたガイドフレームに摺動可能に担持され、支持手段
は、テレビディスプレイに設けたホルダと、車室に面す
る収納箱の前面に設けられ、ホルダが脱着可能に取り付
けられる取り付け部とからなり、収納箱から取り出した
テレビディスプレイを収納箱の前面に脱着可能に取り付
けるようにしたことを特徴とする車載用テレビディスプ
レイの設置構造を提供する。
本考案の好適な実施態様によれば、取り付け部を収納
箱の前面で異なる角度に複数個設けた構成が提供され
る。
箱の前面で異なる角度に複数個設けた構成が提供され
る。
上記構成によれば、車載用テレビディスプレイの非使
用時には、テレビディスプレイを収納箱に収納した状態
で、収納箱ごとテレビディスプレイを空洞部内に収納で
きる。またテレビディスプレイの使用時には、テレビデ
ィスプレイを収納した収納箱を空洞部から引き出してテ
レビディスプレイを取り出し、ホルダと取り付け部との
協働によりテレビディスプレイを収納箱の前面に取り付
けて使用できる。したがって、使用しないテレビディス
プレイを、収納箱に収納して空洞部内に安全にかつ邪魔
にならずに保管することができ、また使用時には収納箱
の前面にテレビディスプレイを取り付けることにより、
車両の運転者及び乗員に対し、優れた視認性及び操作性
を付与できる。しかも、ガイドフレームが収納箱を摺動
可能に担持するので、車両に特別の加工を施すことなく
既設の空洞部にガイドフレームを装着して、収納箱を空
洞部に出し入れ可能に容易に設置することができる。取
り付け部を収納箱の前面で異なる角度に複数個設ける場
合には、テレビディスプレイを収納箱の前面に何通りか
の所望の姿勢で設置することが可能となる。
用時には、テレビディスプレイを収納箱に収納した状態
で、収納箱ごとテレビディスプレイを空洞部内に収納で
きる。またテレビディスプレイの使用時には、テレビデ
ィスプレイを収納した収納箱を空洞部から引き出してテ
レビディスプレイを取り出し、ホルダと取り付け部との
協働によりテレビディスプレイを収納箱の前面に取り付
けて使用できる。したがって、使用しないテレビディス
プレイを、収納箱に収納して空洞部内に安全にかつ邪魔
にならずに保管することができ、また使用時には収納箱
の前面にテレビディスプレイを取り付けることにより、
車両の運転者及び乗員に対し、優れた視認性及び操作性
を付与できる。しかも、ガイドフレームが収納箱を摺動
可能に担持するので、車両に特別の加工を施すことなく
既設の空洞部にガイドフレームを装着して、収納箱を空
洞部に出し入れ可能に容易に設置することができる。取
り付け部を収納箱の前面で異なる角度に複数個設ける場
合には、テレビディスプレイを収納箱の前面に何通りか
の所望の姿勢で設置することが可能となる。
本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に詳細に説
明する。
明する。
第3図は一般的な自動車のインストルメントパネル部
分を示す。インストルメントパネル1には、スピードメ
ータ等の計器盤2、ラジオ等のオーディオ収納スペース
3、空調システムの操作盤4等が装備されている。本考
案の実施例はこのうちのオーディオ収納スペース3に、
既設のオーディオがある場合はそれを取り外して引き出
し式の収納箱を設置し、テレビディスプレイを収納箱に
入れてオーディオ収納スペース3に収納すると共に収納
箱から出してその前面に取り付けるようにした。また本
考案によれば、テレビディスプレイ以外の他の機器、例
えば縦型ロングストークイコライザ等の収納及び取り付
けも可能である。
分を示す。インストルメントパネル1には、スピードメ
ータ等の計器盤2、ラジオ等のオーディオ収納スペース
3、空調システムの操作盤4等が装備されている。本考
案の実施例はこのうちのオーディオ収納スペース3に、
既設のオーディオがある場合はそれを取り外して引き出
し式の収納箱を設置し、テレビディスプレイを収納箱に
入れてオーディオ収納スペース3に収納すると共に収納
箱から出してその前面に取り付けるようにした。また本
考案によれば、テレビディスプレイ以外の他の機器、例
えば縦型ロングストークイコライザ等の収納及び取り付
けも可能である。
第1図は本考案の実施例による車載用テレビディスプ
レイの設置構造を示す。第2図は第1図の設置構造を組
み立てた状態で示す。第1図において、10及び12はオー
ディオ収納スペース3に固定されるガイドフレームであ
り、本実施例ではそれぞれが蓋板10及び底板12になって
いる。ガイドフレームの蓋板10は収納スペース内を一つ
の空間に区切るよう上面、両側面10a、及び背面を有
し、ガイドフレームの底板12蓋板10に組み合わさって前
記空間の底面12aを形成する。オーディオ収納スペース
3にはあらかじめ所定のオーディオ機器を設置できるよ
うになっており、この取り付けのためにブラケット14が
自動車の構造壁に取り付けられている。そのようなオー
ディオ機器を取り外した後に、このブラケット14は本考
案によりガイドフレームの蓋板10及び底板12を収納スペ
ース3に固定するために利用される(第2図参照)。
レイの設置構造を示す。第2図は第1図の設置構造を組
み立てた状態で示す。第1図において、10及び12はオー
ディオ収納スペース3に固定されるガイドフレームであ
り、本実施例ではそれぞれが蓋板10及び底板12になって
いる。ガイドフレームの蓋板10は収納スペース内を一つ
の空間に区切るよう上面、両側面10a、及び背面を有
し、ガイドフレームの底板12蓋板10に組み合わさって前
記空間の底面12aを形成する。オーディオ収納スペース
3にはあらかじめ所定のオーディオ機器を設置できるよ
うになっており、この取り付けのためにブラケット14が
自動車の構造壁に取り付けられている。そのようなオー
ディオ機器を取り外した後に、このブラケット14は本考
案によりガイドフレームの蓋板10及び底板12を収納スペ
ース3に固定するために利用される(第2図参照)。
ガイドフレームの底板12には、底面12aの両側端沿い
に二個のガイドレール16が平行に設けられ、これらの間
に引き出し状の収納箱18が前後に移動可能に置かれる。
ガイドレール16は底面12aに平行に延びるレール部16aと
複数の係止穴16bを有する垂直壁16cとを備える。収納箱
18は前面18a、両側面18b、背面18c、及び底面18dを有
し、上面は開口している。収納箱18が前後に移動すると
きに底面18dがガイドレール16のレール部16a上を摺動す
る。収納箱18の両側面18bにはそれぞれ板バネ状の爪20
が装着される。収納箱18の移動時には板バネ状の爪20と
ガイドレール16の係止穴16bとが係合して、収納箱18の
がたつきを防止すると共に任意の位置に収納箱18を係止
する。収納箱18の両側面18bの後端にはストッパー22が
設けられられ、これにより収納箱18を最大限に引き出す
とストッパー22はガイドレール16に当接し、収納箱18が
不用意に脱落しないようになっている。
に二個のガイドレール16が平行に設けられ、これらの間
に引き出し状の収納箱18が前後に移動可能に置かれる。
ガイドレール16は底面12aに平行に延びるレール部16aと
複数の係止穴16bを有する垂直壁16cとを備える。収納箱
18は前面18a、両側面18b、背面18c、及び底面18dを有
し、上面は開口している。収納箱18が前後に移動すると
きに底面18dがガイドレール16のレール部16a上を摺動す
る。収納箱18の両側面18bにはそれぞれ板バネ状の爪20
が装着される。収納箱18の移動時には板バネ状の爪20と
ガイドレール16の係止穴16bとが係合して、収納箱18の
がたつきを防止すると共に任意の位置に収納箱18を係止
する。収納箱18の両側面18bの後端にはストッパー22が
設けられられ、これにより収納箱18を最大限に引き出す
とストッパー22はガイドレール16に当接し、収納箱18が
不用意に脱落しないようになっている。
収納箱18の前面18aには両側端に突出部23があり、そ
こに異なる傾斜角度を持つ三個の取り付け穴24をそれぞ
れ設けている。収納箱18の底面18dにも両側端に沿って
ほぼ中央に同様の取り付け穴26を設けている。これらの
取り付け穴24及び26は、次に述べるホルダ34の爪36が嵌
合するためのものである。収納箱前面18aにはさらに、
突出部23間にハンドル28が設けられている。
こに異なる傾斜角度を持つ三個の取り付け穴24をそれぞ
れ設けている。収納箱18の底面18dにも両側端に沿って
ほぼ中央に同様の取り付け穴26を設けている。これらの
取り付け穴24及び26は、次に述べるホルダ34の爪36が嵌
合するためのものである。収納箱前面18aにはさらに、
突出部23間にハンドル28が設けられている。
車載用テレビディスプレイ30は液晶タイプで厚板状の
形状を持ち、配線コード(図示せず)をコネクタ32で接
続するようになっている。テレビディスプレイ30の背面
にはタップが設けられ、ホルダ34がねじにより装着され
る。第4図にホルダ34の詳細を図示する。第4図に示し
たように、ホルダ34は弾力性のある樹脂材料からなる薄
板状のものであり、テレビディスプレイ30の横幅にほぼ
等しい長さに延びる底部34aと、その両端で鉛直上方に
屈曲して延びる両端部34bとを有する。ホルダ34の底部3
4aには長円形の穴35が設けてあり、この穴35をねじが貫
通しテレビディスプレイ30背面にホルダ34を固定する。
ホルダ34の両端部34bはそれぞれに上に開いたU字型の
切込みが入っており、切込みの内側の部分が上端部でホ
ルダと一体のまま下部を外側へ開いて傾斜した形を保持
する。この傾斜部分が前記の収納箱18に設けた取り付け
穴24,26に嵌合する爪36となる。第5a図及び第5b図はテ
レビディスプレイ30を収納箱18に取り付けた状態を示
す。第6a図及び第6b図は各々第5a図及び第5b図の主要部
分の断面図で、これらの図に示すように、爪36の下方の
先端部36′は外側へやや突出した形を持ち、一方取り付
け穴24,26の穴の開口部24′,26′よりも奥の方が広がっ
ており、開口部は内側へ突出した形となっている。ホル
ダ34の爪36が取り付け穴24,26に嵌入すると、爪36の先
端36′は弾性力により外側へ広がり先端36′と穴開口2
4′,26′の双方の突起が係合してホルダ34を固定する。
また、ホルダ34を取り付け穴24,26に取り付ける際に爪3
6を一時内側へ押して傾斜のない状態にする必要がある
が、このとき爪36を容易につめるよう爪36にすべり止め
37が設けられている。第1図を見れば、収納箱18の両側
面18bの上端ほぼ中央が下方へ凹んで凹所19を形成して
いるが、この凹所19もテレビディスプレイ30を収納箱18
に収めたときにホルダ34の爪36をつかみ易くするための
ものである。
形状を持ち、配線コード(図示せず)をコネクタ32で接
続するようになっている。テレビディスプレイ30の背面
にはタップが設けられ、ホルダ34がねじにより装着され
る。第4図にホルダ34の詳細を図示する。第4図に示し
たように、ホルダ34は弾力性のある樹脂材料からなる薄
板状のものであり、テレビディスプレイ30の横幅にほぼ
等しい長さに延びる底部34aと、その両端で鉛直上方に
屈曲して延びる両端部34bとを有する。ホルダ34の底部3
4aには長円形の穴35が設けてあり、この穴35をねじが貫
通しテレビディスプレイ30背面にホルダ34を固定する。
ホルダ34の両端部34bはそれぞれに上に開いたU字型の
切込みが入っており、切込みの内側の部分が上端部でホ
ルダと一体のまま下部を外側へ開いて傾斜した形を保持
する。この傾斜部分が前記の収納箱18に設けた取り付け
穴24,26に嵌合する爪36となる。第5a図及び第5b図はテ
レビディスプレイ30を収納箱18に取り付けた状態を示
す。第6a図及び第6b図は各々第5a図及び第5b図の主要部
分の断面図で、これらの図に示すように、爪36の下方の
先端部36′は外側へやや突出した形を持ち、一方取り付
け穴24,26の穴の開口部24′,26′よりも奥の方が広がっ
ており、開口部は内側へ突出した形となっている。ホル
ダ34の爪36が取り付け穴24,26に嵌入すると、爪36の先
端36′は弾性力により外側へ広がり先端36′と穴開口2
4′,26′の双方の突起が係合してホルダ34を固定する。
また、ホルダ34を取り付け穴24,26に取り付ける際に爪3
6を一時内側へ押して傾斜のない状態にする必要がある
が、このとき爪36を容易につめるよう爪36にすべり止め
37が設けられている。第1図を見れば、収納箱18の両側
面18bの上端ほぼ中央が下方へ凹んで凹所19を形成して
いるが、この凹所19もテレビディスプレイ30を収納箱18
に収めたときにホルダ34の爪36をつかみ易くするための
ものである。
上記のように、第一図の実施例による設置構造におい
て、テレビディスプレイ30は非使用時に平坦に寝かせた
状態で収納箱18に収納して、ホルダ34の爪36を取り付け
穴26に差し込んで収納箱18の底面に固定した状態でオー
ディオ収納スペース3内に収納される。そして使用時に
は、収納箱18を引き出して中からテレビディスプレイ30
を取り出し、収納箱18の前面18aに設けた三種類の角度
を持つ取り付け穴24のいずれかにホルダ34の爪36を差し
込んで所定の角度で固定することができる。このとき収
納箱18は最大限に引き出した位置でも良いし、板バネ20
の働きで所望の押し込み位置に保持することもできる。
て、テレビディスプレイ30は非使用時に平坦に寝かせた
状態で収納箱18に収納して、ホルダ34の爪36を取り付け
穴26に差し込んで収納箱18の底面に固定した状態でオー
ディオ収納スペース3内に収納される。そして使用時に
は、収納箱18を引き出して中からテレビディスプレイ30
を取り出し、収納箱18の前面18aに設けた三種類の角度
を持つ取り付け穴24のいずれかにホルダ34の爪36を差し
込んで所定の角度で固定することができる。このとき収
納箱18は最大限に引き出した位置でも良いし、板バネ20
の働きで所望の押し込み位置に保持することもできる。
第7図は他の実施例による設置構造を示す。この実施
例では収納箱18と底板12とのそれぞれに嵌合手段38及び
40が追加して設けられている。嵌合手段は収納箱18の背
面に設けた突起38と、底板12の後方に突起38が嵌合する
ように設けたラッチ40とからなる。ラッチ40は内蔵した
把持部を押込み位置に保持することができる係止手段を
有する。把持部は通常位置では開き、押込み位置では閉
じて挿入した突起38を把持するようになっている。収納
箱18を押込んだときに、突起38はラッチ40に嵌入して押
込み位置に収納箱18を保持する。収納箱18を引き出す際
には、再度収納箱18を押込めばラッチ内部の係止手段が
解除さえて内蔵したバネの作用により収納箱18が前面へ
押し出される。これによってその後ハンドル28によって
引き出す操作が容易になる。
例では収納箱18と底板12とのそれぞれに嵌合手段38及び
40が追加して設けられている。嵌合手段は収納箱18の背
面に設けた突起38と、底板12の後方に突起38が嵌合する
ように設けたラッチ40とからなる。ラッチ40は内蔵した
把持部を押込み位置に保持することができる係止手段を
有する。把持部は通常位置では開き、押込み位置では閉
じて挿入した突起38を把持するようになっている。収納
箱18を押込んだときに、突起38はラッチ40に嵌入して押
込み位置に収納箱18を保持する。収納箱18を引き出す際
には、再度収納箱18を押込めばラッチ内部の係止手段が
解除さえて内蔵したバネの作用により収納箱18が前面へ
押し出される。これによってその後ハンドル28によって
引き出す操作が容易になる。
本考案による設置構造は、車室内にあらかじめ設けら
れているオーディオ収納スペース等の空洞部を利用して
テレビディスプレイを設置しようとするものであるた
め、車両への特別の加工をする必要がない。また収納箱
を引き出し式にして空洞部内にテレビディスプレイを収
納でき、しかも収納箱の前面に数種類の角度を持った取
り付け穴を設けているので、非使用時にはじゃまになら
ず、使用時には視認性に優れた取り付けが可能である。
テレビディスプレイを他の位置に設置することもでき、
このとき収納箱は小物入れ等として使用できる。
れているオーディオ収納スペース等の空洞部を利用して
テレビディスプレイを設置しようとするものであるた
め、車両への特別の加工をする必要がない。また収納箱
を引き出し式にして空洞部内にテレビディスプレイを収
納でき、しかも収納箱の前面に数種類の角度を持った取
り付け穴を設けているので、非使用時にはじゃまになら
ず、使用時には視認性に優れた取り付けが可能である。
テレビディスプレイを他の位置に設置することもでき、
このとき収納箱は小物入れ等として使用できる。
第1図は本考案の一実施例による車載用テレビディスプ
レイ設置構造の分解斜視図、第2図は第1図の設置構造
を組み立てた状態で示す正面図、第3図は一般的な車両
のインストルメントパネルの概略図、第4図は本考案に
よるホルダの斜視図、第5a図はテレビディスプレイを収
納箱に収納した状態を示す斜視図、第5b図はテレビディ
スプレイを収納箱の前面に取り付けた状態を示す斜視
図、第6a図は第5a図の線a−aに沿った断面図、第6b図
は第5b図の線b−bに沿った断面図、第7図は本考案の
他の実施例を示す部分断面側面図である。 10…蓋板、12…底板、14…ブラケット、16…ガイドレー
ル、18…収納箱、24,26…取り付け穴、30…テレビディ
スプレイ、34…ホルダ、36…爪、40…ラッチ。
レイ設置構造の分解斜視図、第2図は第1図の設置構造
を組み立てた状態で示す正面図、第3図は一般的な車両
のインストルメントパネルの概略図、第4図は本考案に
よるホルダの斜視図、第5a図はテレビディスプレイを収
納箱に収納した状態を示す斜視図、第5b図はテレビディ
スプレイを収納箱の前面に取り付けた状態を示す斜視
図、第6a図は第5a図の線a−aに沿った断面図、第6b図
は第5b図の線b−bに沿った断面図、第7図は本考案の
他の実施例を示す部分断面側面図である。 10…蓋板、12…底板、14…ブラケット、16…ガイドレー
ル、18…収納箱、24,26…取り付け穴、30…テレビディ
スプレイ、34…ホルダ、36…爪、40…ラッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−282139(JP,A) 特開 昭63−53144(JP,A) 特開 平2−7082(JP,A) 特開 平1−218936(JP,A) 特開 平2−31577(JP,A) 特開 平3−118252(JP,A) 実開 平1−123557(JP,U) 実開 平2−16676(JP,U) 実開 平2−86847(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 11/02
Claims (2)
- 【請求項1】車室内に開口する空洞部に出し入れ可能に
配置される基部と、該基部上で車載用テレビディスプレ
イを所望の姿勢に支持する支持手段とを具備した車載用
テレビディスプレイの設置構造において、 前記基部は、前記テレビディスプレイを平坦に横臥した
状態に収納して前記空洞部に受容される引き出し状の収
納箱からなり、該収納箱が、前記空洞部に固定的に配置
されたガイドフレームに摺動可能に担持され、 前記支持手段は、前記テレビディスプレイに設けたホル
ダと、車室に面する前記収納箱の前面に設けられ、該ホ
ルダが脱着可能に取り付けられる取り付け部とからな
り、 前記収納箱から取り出した前記テレビディスプレイを該
収納箱の前記前面に脱着可能に取り付けるようにしたこ
と、 を特徴とする車載用テレビディスプレイの設置構造。 - 【請求項2】前記取り付け部が前記収納箱の前記前面で
異なる角度に複数個設けられる請求項1記載の設置構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990011877U JP2593717Y2 (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 車載用テレビディスプレイの設置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990011877U JP2593717Y2 (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 車載用テレビディスプレイの設置構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH03103840U JPH03103840U (ja) | 1991-10-29 |
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ID=31515387
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Family Cites Families (2)
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JPH0639239B2 (ja) * | 1985-06-05 | 1994-05-25 | 日産自動車株式会社 | 自動車用映像表示装置 |
-
1990
- 1990-02-13 JP JP1990011877U patent/JP2593717Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH03103840U (ja) | 1991-10-29 |
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