JP2594102Y2 - 車載用機器の取り付け器具 - Google Patents

車載用機器の取り付け器具

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JP2594102Y2
JP2594102Y2 JP1990007048U JP704890U JP2594102Y2 JP 2594102 Y2 JP2594102 Y2 JP 2594102Y2 JP 1990007048 U JP1990007048 U JP 1990007048U JP 704890 U JP704890 U JP 704890U JP 2594102 Y2 JP2594102 Y2 JP 2594102Y2
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重昭 稲村
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富士通テン 株式会社
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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 本考案による車載用機器取り付け器具は、二枚の薄板
状ブラケットと一個のホルダとを備え、ブラケットの前
端部にホルダを回転可能かつ脱着可能に連結することに
よって、車室にあらかじめ設けられたオーディオ機器装
着用の空洞部等に付加的に別の機器を装着可能にした。
〔産業上の利用分野〕
本考案は、車載用機器類を車室内に取り付けるための
取り付け器具に関する。
〔従来の技術〕
自動車の車室内で使用することを目的としたカー用品
の分野では、車載用の様々な機器類、例えばオーディオ
機器、電話等の無線通信機器、その他アクセサリー類等
が数多く開発され販売されている。自動車の製造後にい
わゆる後付けとして取り付けられるこのような機器類に
ついては、適切な設置場所の確保が困難な場合がしばし
ばあった。例えば車載用オーディオの場合、従来から一
般的に採用されている形状(横置き直方体)に合致しな
い形状の機器には、車両側でも特に設置場所を設けてい
ないために、車両への加工を要する等、その取り付けに
多大な労働と時間を消費した。
上記のような機器の代表的なものとして、車載用テレ
ブディスプレイがある。これは直方体形状を持ち、前面
の鉛直平面上に画面及びスイッチ類を有するために、視
認性、操作性等の面から設置場所にある程度の制約があ
る。
このテレビディスプレイを車室内に設置するために現
在では以下の取り付け方法が主流となっている。
(イ) 助手席のシート脚部固定箇所に屈曲自在な専用
の取り付けアームの一端を共締めし、該アームの他端で
ディスプレイを支持する。
(ロ) 座席のヘッドレストのポール部分に、ディスプ
レイを支持した専用ブラケットを固定する。
(ハ) 車室の天井部の所定箇所(例えばルームミラー
付近)に取り付け器具を設置してディスプレイを支持す
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の従来技術は、いずれも何らかの欠点を有する。
(イ)は助手席方向に取り付けるため運転者からの操作
性にやや劣り、またアームが振動しやすいため取り付け
強度も若干信頼性に欠ける。方法(ロ)は運転者の頭部
に非常に近い位置に取り付けるため運転者からの視認性
及び操作性に劣る。また、これらの方法が車両への加工
を必要としないのに対して、方法(ハ)は取り付け器具
の設置時に天井部への加工が必要となり、しかも天井部
に設置するため、取り付け強度は十分とは言えない。
本考案の目的は、従来の取り付け方法が有する欠点を
排除し、視認性、操作性に優れ、容易かつ確実に車両に
設置可能な取り付け器具を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案は、車両のイン
ストルメントパネル部に開口する空洞部に予め収納され
た第1の車載用機器の前方に第2の車載用機器を取り付
けるための取り付け器具であって、第1の車載用機器
と、第1の車載用機器を空洞部内の所定位置に固定する
取り付け金具との間で、ネジにより第1の車載用機器及
び取り付け金具に共締められ、取り付け金具を介して空
洞部に固定されるとともに、前端部を空洞部の開口部近
傍に配置するブラケットと、第2の車載用機器をブラケ
ットの前端部に回転可能かつ脱着可能に連結する連結手
段とを具備し、第2の車載用機器が、空洞部の開口部近
傍に配置される第1の車載用機器の前部操作面を、選択
的に遮蔽及び開放できるようにしたことを特徴とする車
載用機器の取り付け器具を提供する 〔作用〕 上記の構成においては、第1の車載用機器を収納する
ためにインストルメントパネル部に予め設けられた空洞
部と、第1の車載用機器を空洞部内の所定位置に固定す
るために既に使用されている取り付け金具とを利用し
て、インストルメントパネル部に新たな加工を施すこと
なく、第2の車載用機器を優れた視認性及び操作性を維
持しつつ容易かつ確実に車室に設置することができる。
しかも、ブラケットを共締めすることにより、長時間の
振動に耐え得る充分な取り付け強度のもとに第2の車載
用機器を設置できる。第2の車載用機器は、空洞部内に
第1の車載用機器を設置した状態でその前方に付加的に
設置され、連結手段に関して回転移動されることにより
第1の車載用機器の前部操作面を選択的に遮蔽及び開放
する 〔実施例〕 本考案を、図面を参照して実施例により以下に説明す
る。
第2図は一般的な自動車のインストルメントパネル部
分を示す。インストルメントパネル1には通常、スピー
ドメータ等の計器盤2、ラジオ等のオーディオ収納スペ
ース3、空調システムの操作盤4等が装備されている。
本考案の実施例は、このうちのオーディオ収納スペース
3のオーディオ取り付け機構を利用して、そこにあらか
じめ設置されているオーディオの前面にさらに液晶テレ
ビディスプレイを付加的に取り付けることができるよう
にしている。また本考案によれば、液晶テレビディスプ
レイ以外の他の機器、例えば縦型ロングストロークイコ
ライザ等の取り付けも可能である。
第1a図は、本考案による車載用機器取り付け器具の第
一の実施例を示す。この実施例では、車室表面に開口す
る空洞部(オーディオ収納スペース)3の両側面位置
に、第一のブラケット11と第二のブラケット12とが設置
される。この実施例では第一及び第二ブラケット11,12
は同じ形状である。第1b図からわかるように、これら第
一及び第二ブラケット11,12は、空洞部3内にあらかじ
め設置されるオーディオ機器6と、その既設オーディオ
機器6をインストルメントパネル1の内側の所定の固定
箇所5に固定する既存のオーディオ取り付け金具15との
間で、ネジ7によって共締めされる。このようにブラケ
ットは、既存の取り付け金具を介してネジ7及び8によ
り車体に固定される。ホルダ13は、車載用液晶テレビデ
ィスプレイ10を支持するように、ディスプレイの側面位
置に固定される。これはディスプレイ背面に設けた穴に
ホルダ13の延長部14をネジ止めすることにより為され
る。各ブラケット11,12の前端部には、ホルダ13を回転
可能に連結する連結片17が上下に対向して設けられ、こ
れらの連結片17の穴18にホルダ13の上下に突出したピン
16が挿入される。第1a図の実施例では、ホルダ13はディ
スプレイの左端部に固定されており、したがってホルダ
のピン16は第二ブラケット12の連結片17の穴18と連結し
てディスプレイの回転軸をなす。ピン16を穴18に挿入す
る際に、第1c図のように、板バネ23を使用してピン16の
一方を弾性的に伸縮可能にすることもでき、これによっ
て挿入が容易になる。各ブラケットの前端部にはさら
に、ディスプレイを脱着可能に係止する弾性爪20が上記
連結片の間に設けられている。ディスプレイ10をその使
用位置、すなわち空洞部3及び既設オーディオ6の前面
を塞ぐ位置に置くときに、ディスプレイはその側面に設
けた凹部19に上記弾性爪20が嵌合することによってその
位置に係止される。またこのときに、連結片17に設けら
れたガイド片21により、ディスプレイ10は上下の連結片
間に容易に入り込むようになっている。空洞部3内の既
設オーディオ6を使用するときには、ディスプレイ10は
上記の係止状態を解かれ、ピン16を軸に左方向に回転し
て既設オーディオ前面を開放する位置へと移動する。こ
のとき、第1d図のように、ホルダ13を上記開放位置に係
止するもう一つの弾性爪24を設けても良い。
第1a図の実施例では、第一ブラケット11及び第二ブラ
ケット12が同一の機能を有するため、ホルダ13をディス
プレイ10の右端部に固定してピン16を第一ブラケット11
に連結することにより、ディスプレイ10は右端部を軸に
回転可能となる。これは左ハンドル車への対応を考慮し
たものである。以上の説明から理解されるように、第1a
図の実施例では、空洞部前面の開口面積と、ディスプレ
イ及びホルダの前面の表面積とはほぼ等しくなってい
る。
第3図は、空洞部3の開口面積がディスプレイの表面
積より小さい場合の、取り付け器具の第二実施例を示
す。この実施例において、空洞部3の側面には、第一ブ
ラケット31と第二ブラケット32とが第一実施例と同様に
既存のオーディオ取り付け金具35を介して固定される。
この場合もまた、空洞部内にオーディオ機器6が設置さ
れる。ホルダ33は、第1a図のホルダ13と異なる形状を持
ち、ディスプレイ10の背面にネジにより固定される。各
ブラケットの前端部には、ホルダ33を連結する連結片37
が設けられる。この連結片37に設けた穴38に、ホルダ33
のピン36が挿入されて空洞部前面でのディスプレイの回
転が可能となる。ピン36は第一実施例と同様にして伸縮
可能にすることもできる。この第二実施例では、ディス
プレイを使用位置(空洞部閉鎖位置)に係止する係止爪
39はホルダ33の先端に設けられ、この爪がブラケット前
端部の弾性片に設けられた穴40に係合する。また、第一
実施例と同様に、ホルダを空洞部前面の開放位置に係止
するもう一つの係止手段を設けても良い。第二実施例で
は、ホルダ33がディスプレイ10の背面に設置されるため
ホルダ33のみが各ブラケットと係合する。そのためホル
ダの横幅Wを空洞部の横幅Wに合致させさえすれば、デ
ィスプレイ10の表面積が空洞部3の開口面積より大きく
ても小さくても取り付けが可能である。また第一ブラケ
ット31と第二ブラケット32とを同じものを使用すれば、
ホルダ33を逆向きに設置することにより逆回転の取り付
けが可能になる。
第4図は、本考案による第三の実施例を示す。この実
施例において、第一ブラケット51及び第二ブラケット52
には、これらを車室表面内側の所定箇所に直接固定する
ための支持片55が設けられている。この支持片55によ
り、既存のオーディオ取り付け金具を使用しなくとも、
空洞部3内へのブラケット及びオーディオ機器の設置が
可能になる。ホルダ53は、第一実施例のホルダ13に類似
の形状を持ち、ディスプレイ10の底部に第一実施例と同
様にして固定される。各ブラケットの前端部下方には、
穴58を有する連結片57が設けられ、この穴58にホルダ53
のピン56が挿入されてディスプレイの回転軸をなす。し
たがってこの実施例では、ディスプレイ10は空洞部3の
前面で上下方向に回転可能となる。各ブラケットの前端
部上方には、ディスプレイ10を使用位置(空洞部閉鎖位
置)に脱着可能に係止する弾性爪60が設けられて、ディ
スプレイ側面の凹部59に嵌合するようになっている。第
一及び第二実施例と同様に、ホルダ53のピン56を伸縮可
能にすることもでき、またディスプレイ10を空洞部前面
の開放位置に係止するもう一つの係止手段を設けること
もできる。
第一及び第二実施例の各ブラケット11,12,31及び32
に、第三実施例における支持片55と同様の支持手段を設
けることも可能であり、これによって既存のオーディオ
取り付け金具15及び35が不要となる。
〔考案の効果〕
本考案による車載用機器取り付け器具は、オーディオ
収納スペース等車室内にあらかじめ設けられた空洞部を
利用して、その前面に機器を取り付けようとするもので
あり、既存の取り付け機構を流用できるので、車両への
加工なしで確実な取り付けが可能となる。しかもオーデ
ィオ収納スペースの前面に取り付ければ、視認性、操作
性の点でも非常に有利であり、収納スペースに収納しき
れない追加の機器や大形の機器を、収納スペース内の機
器の操作性を妨げることなく、しかも充分な取り付け強
度のもとに設置することが可能となる。また、機器の脱
着が可能であり、他の設置場所に機器を移動することも
できる。
【図面の簡単な説明】
第1a図は、本考案による車載用機器取り付け器具の第一
実施例を分解状態で示す図、第1b図は、本考案による取
り付け器具を実際の使用状態で示す平面図、第1c図は、
取り付け器具の一部を第1回の線c−cで切った断面
図、第1d図は、第1図の円d部分の他の実施例を示す部
分拡大図、第2図は一般的な車両のインストルメントパ
ネル部分を概略で示す図、第3図は本考案による取り付
け器具の第二実施例を示す図、第4図は本考案による取
り付け器具の第三実施例を示す図である。 1……インストルメントパネル、3……オーディオ収納
スペース、6……既設オーディオ、7,8……ネジ、10…
…液晶テレビディスプレイ、11,31,51,……第一ブラケ
ット、12,32,52……第二ブラケット、13,33,53……ホル
ダ、15,35……オーディオ取り付け金具、16,36,56……
ピン、17,37,57……連結片、18,38,58……穴、19,59…
…凹部、20,24,39,60……爪、21……ガイド片、23……
板バネ、55……支持片。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のインストルメントパネル部に開口す
    る空洞部に予め収納された第1の車載用機器の前方に第
    2の車載用機器を取り付けるための取り付け器具であっ
    て、 前記第1の車載用機器と、該第1の車載用機器を前記空
    洞部内の所定位置に固定する取り付け金具との間で、ネ
    ジにより該第1の車載用機器及び該取り付け金具に共締
    めされ、該取り付け金具を介して該空洞部に固定される
    とともに、前端部を該空洞部の開口部近傍に配置するブ
    ラケットと、 前記第2の車載用機器を前記ブラケットの前記前端部に
    回転可能かつ脱着可能に連結する連結手段とを具備し、 前記第2の車載用機器が、前記空洞部の前記開口部近傍
    に配置される前記第1の車載用機器の前部操作面を、選
    択的に遮蔽及び開放できるようにしたことを特徴とする
    車載用機器の取り付け器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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