JPH11151987A - カーナビゲーションシステム用アタッチメント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】運転の安全を確保でき、ナビゲーションシステ
ム等を安定に支持でき、既存の装備を殆ど変更せずに体
裁良く取付けられるアタッチメントを提供する。 【解決手段】一対の取付け部材１の一端部１ａがそれぞ
れコンソールボックス内に収納されたユニット３の各側
面に固定され、他端部１ｂがそれぞれコンソールボック
スとユニットとの間の隙間から車内に突出する。連結部
材８が補助連結部材７を介して取付部材の他端部を相互
に連結する。ナビゲーションシステム等１３に対する支
持部材９が連結部材の中間部分８ｃに取付けられ、中間
部分と上下に平行に重なる位置とそこから車内側に少な
くとも９０°回転した位置との間において回動し、かつ
所望の回動角度位置に選択的に固定可能になっている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、車載型のナビゲー
ションシステムまたはテレビまたはモニターのためのア
タッチメントに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、車載型のナビゲーションシステム
またはテレビまたはモニター（以下、「ナビゲーション
システム等」という）の普及はめざましく、種々のもの
が市販されており、その車内への取付形態も様々であ
る。

【０００３】例えば、ダッシュボードの上面に両面テー
プによって取付具を固定し、この取付具にナビゲーショ
ンシステム等を取り付けるようにしたものや、フレキシ
ブルなアームスタンドの下端を助手席のシートレール等
に適当に固定し、このアームスタンドの上端にナビゲー
ションシステム等を取り付けるようにしたものがある。

【０００４】そして、前者の場合には、ナビゲーション
システム等が運転者の前方視野を妨げず、しかもダッシ
ュボードに設けられたエアコンの吹出口や操作ボタン等
の邪魔にならないようにするため、取付具は助手席側に
固定される。しかし、ナビゲーションシステム等が助手
席側に配置されると、運転者は、ナビゲーションシステ
ム等の画面を見る時に視線を横に逸らさねばならず、運
転の安全が妨げられるおそれがある。加えて、助手席側
にもエアーバッグを装備することが必須となりつつある
現状を見れば、助手席側のスペースがナビゲーションシ
ステム等によって占有されると、エアーバッグの作動に
支障を来すおそれがある。また、後者の場合には、アー
ムスタンドを適当に曲げることによって、ナビゲーショ
ンシステム等を邪魔にならない位置まで動かすことがで
きるが、この場合には、車両の振動によってナビゲーシ
ョンシステム等が揺れて画面が見ずらくなったり、アー
ムスタンドが不意に変形してナビゲーションシステム等
が車内の壁面に衝突するおそれがある等、振動に対する
安定性に問題がある。加えて、アームスタンドおよびナ
ビゲーションシステム等によって大きなスペースが占有
され、車内が狭くなり、体裁も良くない。

【０００５】これら以外にも、ダッシュボードに設けら
れたコンソールボックスを利用して、ナビゲーションシ
ステム等を取り付けるようにしたものがある。例えば、
コンソールボックス内に収納可能な外形を有する基台の
前面に、ナビゲーションシステム等に対する支柱を固定
し、基台をコンソールボックス内に収納して、支柱にナ
ビゲーションシステム等を取り付けるようにしたもの
や、コンソールボックス内に収納可能な外形をもち、前
端が開口したケーシングに、一対の支持アームを、ケー
シングの前端開口から出し入れ自在に配置し、この一対
の支持アームの間に、ナビゲーションシステム等を支軸
を介して回動可能に取り付け、ナビゲーションシステム
等を使用しない時は、ナビゲーションシステム等が水平
状態でケーシング内に収納され、使用時には、ナビゲー
ションシステム等がケーシングから引き出された後、支
軸のまわりに回動せしめられて垂直に立てられるように
したものがある。

【０００６】そして、前者の場合には、ナビゲーション
システム等を、エアコンの吹出口および操作ボタン、あ
るいはオーディオ機器の操作ボタン等の邪魔にならない
ように配置するため、支柱は、基台前面の助手席側に設
けられており、前述のナビゲーションシステム等をダッ
シュボードの上面に取り付ける場合と同様の欠点を有し
ている。また、後者の場合には、ナビゲーションシステ
ム等を、不使用時にコンソールボックス内に収納できる
ので、不要なスペースをとらず、体裁も良いが、コンソ
ールボックスの寸法が限られているので、大画面のナビ
ゲーションシステム等の取り付けができない。これは、
運転時の視認性の向上を図るために、ナビゲーションシ
ステムの大画面化が進みつつある現状を考えると、大き
な欠点となると考えられる。加えて、このようなコンソ
ールボックスを利用する取付方法の場合には、ナビゲー
ションシステム等の取り付けによって占有されたコンソ
ールボックスには、それ以外のユニットを収納できなく
なるので、ナビゲーションシステム等を後付けする際に
は、既存のユニットを取り外さねばならないという不都
合を生じている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、運転の安全を十分に確保することができ、大型
画面のナビゲーションシステム等であっても安定して支
持することができ、既存の装備に殆ど変更を加えること
なく取り付けができ、スペースをあまりとらず体裁良く
ナビゲーションシステム等を取り付けられる、簡単な構
造のアタッチメントを提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、車載型のナビゲーションシステムまたは
テレビまたはモニターを、車両のダッシュボードに設け
られたコンソールボックスの前面の直前の位置に配置し
て取り付けるためのアタッチメントであって、一端部が
それぞれ前記コンソールボックス内に配置されたユニッ
ト支持枠の各側部または前記コンソールボックス内に収
納されたユニットの各側面に固定され、他端部がそれぞ
れ前記コンソールボックスおよび前記ユニットの間の隙
間から車内に突出してのびる一対の取付部材と、前記一
対の取付部材を連結し、前記コンソールボックス前面の
直前の位置においてほぼ水平にのびる連結部材と、前記
連結部材の上側に取付けられた鉛直回動軸と、前記回動
軸に回動可能に取り付けられ、前記連結部材と上下に重
なり合う位置とそこから車内側に少なくとも９０°回転
した位置との間において回動し得る支持部材と、前記支
持部材に形成され、前記支持部材が前記連結部材と重な
り合う位置にあるとき前記連結部材と向き合わない側に
配置された取付面と、前記支持部材の取付面に設けら
れ、前記ナビゲーションシステムまたは前記テレビまた
は前記モニターの底面を前記取付面に固定するための固
定部材と、前記連結部材または前記回動軸または前記支
持部材に設けられ、前記支持部材を、少なくとも前記連
結部材と重なり合う位置と前記９０°回転した位置の２
つの位置に固定し得るストッパ機構を備えたことを特徴
とするアタッチメントを構成したものである。

【０００９】上記の構成において、好ましくは、前記取
付部材と前記連結部材はＬ字形状の補助連結部材を介し
て連結されており、前記補助連結部材のＬ字の垂直な脚
をなす部分の上端には前記取付部材の他端が連結される
一方、前記補助連結部材のＬ字の水平な脚をなす部分
は、前記垂直な脚をなす部分から車内側に突出するとと
もに、その先端に前記連結部材が連結されている。

【００１０】さらに好ましくは、前記一対の取付部材は
２枚の板状体からなり、前記連結部材は細長い板状体の
両端部分を一方の面が内側になるように折り曲げて形成
したものからなり、前記補助連結部材はＬ字形状の板状
体からなっており、前記取付部材の他端にはそれぞれ対
応する前記補助連結部材のＬ字の垂直な脚をなす部分の
上端が重ね合わされてネジ連結される一方、前記連結部
材の両端部分はそれぞれ対応する前記補助連結部材のＬ
字の水平な脚をなす部分の先端に重ね合わされてネジ連
結されており、前記支持部材は、細長い板状体からな
り、長さが前記連結部材の中間部分より短くなるように
形成され、前記回動軸は前記連結部材の中間部分の上面
に取り付けられ、前記支持部材はその下面が前記連結部
材の中間部分の上面に対向するように前記回動軸に回動
可能に取り付けられている。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好ましい実施例について説明する。図１は、本発
明の１実施例によるカーナビゲーションシステム用アタ
ッチメントの斜視図であり、図２は、図１のアタッチメ
ントの使用状態を示す、コンソールボックスを省略した
側面図であり、図３は、図１のアタッチメントの使用状
態を示す上面図である。

【００１２】図１〜図３に示したように、本発明による
アタッチメントは、２枚の金属製平板からなる一対の取
付部材１を有している。図１から容易にわかるように、
各取付部材１は、一端部１ａに複数のネジ穴２を有して
いる。そして、図２に示したように、これらのネジ穴２
のうち少なくとも１つが、ダッシュボードのコンソール
ボックス内に収納されたカーオーディオ機器等のユニッ
ト３の側面の取付穴に重なり合うようになっており、そ
のネジ穴２にネジ４が嵌め込まれ、取付部材１がユニッ
ト３の側面にネジ止めされる。こうして、取付部材１が
複数のネジ穴２を有していることにより、一対の取付部
材１をそれぞれ、種々のユニット３の各側面に固定する
ことができる。

【００１３】なお、この実施例では、取付部材１の一端
部１ａをそれぞれユニット３の各側面に固定するように
したが、取付部材の一端部１ａをそれぞれ、コンソール
ボックス内に配置されたユニット支持枠の各側部に固定
することもできる。

【００１４】図３から容易にわかるように、各取付部材
１の一端部１ａは、その後端からユニット３の側面に沿
ってユニット３の前面までのびており、他端部１ｂは、
コンソールボックス５とユニット３の間の隙間から車内
に突出してのびている。この場合、各取付部材１の他端
部１ｂは、一端部１ａの先端からユニット３の前面に沿
ってユニット３およびコンソールボックス５の壁の隙間
中をのびる第１の部分６ａと、第１の部分６ａの先端か
ら車内に向かって外側に広がってのびる第２の部分６ｂ
とからなっている。

【００１５】各取付部材１の他端部１ｂには、Ｌ字形の
金属製板状体からなる補助連結部材７が取り付けられて
いる。この場合、取付部材１の他端にはそれぞれ、対応
する補助連結部材７のＬ字の垂直な脚をなす部分７ａの
上端が重ね合わされてネジ連結されており、補助連結部
材のＬ字の水平な脚をなす部分７ｂは、垂直な脚をなす
部分７ａから車内側に突出している。

【００１６】図１および図３に示したように、一対の補
助連結部材７の水平な脚をなす部分７ｂは、連結部材８
によって連結されている。連結部材８は細長い金属製平
板の両端部分８ａ、８ｂを一方の面が内側になるように
折り曲げて形成したものからなっている。そして、連結
部材８は、その両端部分８ａ、８ｂがそれぞれ対応する
補助連結部材７のＬ字の水平な脚をなす部分７ｂの先端
に重ね合わされてネジ連結され、両端部分８ａ、８ｂの
間の平坦な中間部分８ｃが、ほぼ水平になるように配置
されている。

【００１７】本発明によるアタッチメントは、また、細
長い金属製平板からなる支持部材９を有している。支持
部材９は、その幅が連結部材８の中間部分８ｃの幅に等
しく、長さが、中間部分８ｃの長さよりも短くなるよう
に形成されている。支持部材９の一端領域には、貫通穴
が形成され、この貫通穴には、皿ボルト１０が支持部材
９の表面側から嵌め込まれ、皿ボルト１０の脚が支持部
材９の裏面から外側に突出した状態で溶接止めされてい
る。この場合、皿ボルト１０は、その頭が支持部材９の
表面から突出しないようになっている。

【００１８】連結部材８の中間部分８ｃの一方の端に
は、穴が形成されており、この穴には支持部材９の皿ボ
ルト１０の脚が中間部分８ｃの上面側から差し込まれ、
中間部分８ｃの下面から外側に突出する皿ボルト１０の
脚部分には、ワッシャおよびスプリングワッシャを介し
てナット１１が係合する。こうして、支持部材９は、そ
の下面が連結部材８の中間部分８ｃの上面に対向するよ
うに連結部材８に取り付けられる。

【００１９】そして、支持部材９は、連結部材８の中間
部分８ｃの上面によって規定される平面内において、中
間部分８ｃに対して、皿ボルト１０の軸のまわりに、中
間部分８ｃと上下に平行に重なり合う位置とそこからユ
ニット３の反対側、すなわち車内側に、少なくとも９０
°、この実施例では約１１０°回転した位置との間にお
いて回動可能にかつ所望の回動角度位置に選択的に固定
可能に取り付けられている。この場合、Ｌ字状断面をも
つ当接部材１５が、中間部分８ｃの下面に取り付けら
れ、Ｌ字の垂直な脚をなす部分が中間部分８ｃの後端縁
の外側において中間部分８ｃの上面から突出するように
配置されており、支持部材９の後端縁が当接部材１５に
当接することによって、支持部材９のユニット側への回
動が制限されるようになっている。

【００２０】支持部材９の中央部には、取付穴１２が形
成されている。この取付穴１２には、ナビゲーションシ
ステム等１３の底面に設けられた取付穴に係合する皿ネ
ジ１４が嵌め込まれ、ナビゲーションシステム等１３を
支持部材９にネジ止めできるようになっている。このネ
ジ止めした状態で、皿ネジ１４は、その頭が支持部材９
の裏面から突出しないようになっている。

【００２１】そして、ナビゲーションシステム等１３
が、支持部材９の上面に載せられ、皿ネジ１４によって
支持部材９にしっかりと固定される。なお、この場合、
支持部材９の上面の両端にそれぞれ、両面テープを貼り
付けるようにすれば、ナビゲーションシステム等１３が
より強固に固定されるとともに、皿ネジ１４の締め付け
によって、支持部材９がわずかに上面側に凸となるよう
に湾曲するので、支持部材９と連結部材８の中間部分８
ｃが重なり合うときに適度の摩擦が生じて安定度が増す
ようになる。

【００２２】こうして、本発明によるアタッチメントに
よれば、ナビゲーションシステム等１３を、図５（Ａ）
に示したように、ナビゲーションシステム等１３が、コ
ンソールボックスのパネル１６の直前において、これに
ほぼ平行に配置される位置と、図５（Ｂ）に示したよう
に、この位置から助手席側に向かって少なくとも９０
°、この実施例では約１１０°回動した位置との間にお
いて、回動可能に、かつ所望の回動角度位置に選択的に
固定可能に取り付けることができる。

【００２３】しかも、図４に示したように、補助連結部
材７の取付部材１に対する取付角度を変化させ、ナビゲ
ーションシステム等１３とユニット３との間隔、並びに
ナビゲーションシステム等１３の取付位置の高さを調節
することによって、さらには、取付部材１の他端部の第
２の部分６ｂの広がりの角度を調節するとともに、適当
な長さの連結部材および支持部材の組を使用することに
よって、サイズの異なる種々のナビゲーションシステム
等１３に対応することができる。なお、図４の場合、補
助連結部材７を取付部材１に対して所望の取付角度に選
択的に固定することができる適当な機構が設けられる。

【００２４】こうして、本発明によるアタッチメントに
よれば、ナビゲーションシステム等１３を、車両のダッ
シュボードに設けられたコンソールボックス５のパネル
の直前の位置と、その位置から助手席側に少なくとも９
０°回動した位置との間において回動可能に、しかも所
望の回動角度位置に選択的に固定可能に取り付けること
ができる。したがって、ナビゲーションシステム等１３
が運転者の運転中の前方視野を妨げることがなく、運転
者がナビゲーションシステム等１３の画面を見る時に視
線を横に逸らす必要もないので、運転の安全を確保する
ことができる。また、エアコンや、オーディオユニット
等の操作の際には、ナビゲーションシステム等１３を邪
魔にならない位置まで回動させることによって容易に操
作することができる。

【００２５】さらに、本発明によるアタッチメントによ
れば、ナビゲーションシステム等１３を支持する支持部
材９および連結部材８をコンソールボックス５の直前の
位置に配置し、連結部材８の両側を、コンソールボック
ス５の両側に固定された一対の取付部材１によって支持
するようにしたので、大型画面のナビゲーションシステ
ム等１３であっても安定して支持することができ、ま
た、取付けに際し、既存の装備に殆ど変更を加える必要
がない。そして、ナビゲーションシステム等１３を不要
なスペースをとらず体裁良く取り付けることができる。

【００２６】これまでに説明した実施例は、取付部材お
よびナビゲーションシステム等が左開きになるように構
成してあるが、この実施例は、次のようにすれば、取付
部材およびナビゲーションシステム等が右開きになるよ
うな構成に容易に変更することができる。すなわち、連
結部材８を取付部材１から取り外して連結部材８を前後
反対向きに配置した後、連結部材８を再び取付部材１に
連結するとともに、当接部材１５を中間部分８ｃの前後
反対側に取り付けるだけでよい。

【００２７】なお、本発明の構成は上述の実施例に限定
されるものではなく、例えば、連結部材８を平坦な上面
をもった金属製または樹脂製の棒体から形成することも
できるし、補助連結部材７をＬ字形状の金属製または樹
脂製の棒体から形成することもできる。

【００２８】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ナビゲ
ーションシステム等を、車両のダッシュボードに設けら
れたコンソールボックス前面の直前の位置と、その位置
から車内側に少なくとも９０°回動した位置との間にお
いて回動可能に、しかも、所望の回動角度位置に選択的
に固定可能に取り付けることができるので、ナビゲーシ
ョンシステム等が運転者の運転中の視線を妨げることが
なく、運転の安全を確保することができ、また、エアコ
ンや、オーディオユニット等の操作の際には、ナビゲー
ションシステム等を邪魔にならない位置まで回動させる
ことによって容易に操作することができる。

【００２９】さらには、本発明によれば、大型画面のナ
ビゲーションシステム等であっても安定して支持するこ
とができ、また、取付けに際し、既存の装備に殆ど変更
を加える必要がない。そして、ナビゲーションシステム
等を、不要なスペースをとることなく、体裁良く取り付
けることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１実施例によるカーナビゲーションシ
ステム用アタッチメントの斜視図である。

【図２】図１のアタッチメントの使用状態を示す、コン
ソールボックスを省略した側面図である。

【図３】図１のアタッチメントの使用状態を示す上面図
である。

【図４】図１のアタッチメントの補助連結部材の取付角
度を変化させた状態を示す図２に類似した側面図であ
る。

【図５】図１のアタッチメントの使用状態を示す正面図
である。

【符号の説明】

１ 取付部材 ３ ユニット ５ コンソールボックス ７ 補助連結部材 ８ 連結部材 ８ａ、８ｂ 両端部分 ８ｃ 中間部分 ９ 支持部材 １０ 皿ボルト １３ ナビゲーションシステム等 １４ 皿ネジ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 車載型のナビゲーションシステムまたは
   テレビまたはモニターを、車両のダッシュボードに設け
   られたコンソールボックスの前面の直前の位置に配置し
   て取り付けるためのアタッチメントであって、 一端部がそれぞれ前記コンソールボックス内に配置され
   たユニット支持枠の各側部または前記コンソールボック
   ス内に収納されたユニットの各側面に固定され、他端部
   がそれぞれ前記コンソールボックスおよび前記ユニット
   の間の隙間から車内に突出してのびる一対の取付部材
   と、 前記一対の取付部材を連結し、前記コンソールボックス
   前面の直前の位置においてほぼ水平にのびる連結部材
   と、 前記連結部材の上側に取付けられた鉛直回動軸と、 前記回動軸に回動可能に取り付けられ、前記連結部材と
   上下に重なり合う位置とそこから車内側に少なくとも９
   ０°回転した位置との間において回動し得る支持部材
   と、 前記支持部材に形成され、前記支持部材が前記連結部材
   と重なり合う位置にあるとき前記連結部材と向き合わな
   い側に配置された取付面と、 前記支持部材の取付面に設けられ、前記ナビゲーション
   システムまたは前記テレビまたは前記モニターの底面を
   前記取付面に固定するための固定部材と、 前記連結部材または前記回動軸または前記支持部材に設
   けられ、前記支持部材を、少なくとも前記連結部材と重
   なり合う位置と前記９０°回転した位置の２つの位置に
   固定し得るストッパ機構を備えたことを特徴とするアタ
   ッチメント。
2. 【請求項２】 前記取付部材と前記連結部材はＬ字形状
   の補助連結部材を介して連結されており、前記補助連結
   部材のＬ字の垂直な脚をなす部分の上端には前記取付部
   材の他端が連結される一方、前記補助連結部材のＬ字の
   水平な脚をなす部分は、前記垂直な脚をなす部分から車
   内側に突出するとともに、その先端に前記連結部材が連
   結されていることを特徴とする請求項１に記載のアタッ
   チメント。
3. 【請求項３】 前記一対の取付部材は２枚の板状体から
   なり、前記連結部材は細長い板状体の両端部分を一方の
   面が内側になるように折り曲げて形成したものからな
   り、前記補助連結部材はＬ字形状の板状体からなってお
   り、前記取付部材の他端にはそれぞれ対応する前記補助
   連結部材のＬ字の垂直な脚をなす部分の上端が重ね合わ
   されてネジ連結される一方、前記連結部材の両端部分は
   それぞれ対応する前記補助連結部材のＬ字の水平な脚を
   なす部分の先端に重ね合わされてネジ連結されており、
   前記支持部材は、細長い板状体からなり、長さが前記連
   結部材の中間部分より短くなるように形成され、前記回
   動軸は前記連結部材の中間部分の上面に取り付けられ、
   前記支持部材はその下面が前記連結部材の中間部分の上
   面に対向するように前記回動軸に回動可能に取り付けら
   れていることを特徴とする請求項２に記載のアタッチメ
   ント。