JP2002154382A - 車載用表示マウント装置 - Google Patents
車載用表示マウント装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表示部のチルト調節が簡単に行え、且つ部品
点数が少なく、シンプルな車載用表示マウント装置を提
供する。 【解決手段】 シャーシ２と、表示部１を下方から支持
する支持板３と、シャーシの左右のサイドフレーム４
と、表示部をサイドフレームに所定の角度で保持するた
めの保持板５とからなり、支持板３は、端部にシャーシ
と互いに回動自在に連結するための回動部３ａを有する
とともに、表示部を固定するための固定部６を備え、保
持板５は、サイドフレームに平行して摺動可能とする摺
動面をそれぞれ有するとともに、摺動面の下部に、左右
の外側に突設された第一のピンと、摺動面の上部に、所
定の間隔で配設される複数の取付孔と、同取付孔に取付
けられ左右に突出する第二のピンとをそれぞれ備え、サ
イドフレーム４は、第一のピンと第二のピンとを挿通し
て上下に摺動可能に嵌合する嵌合溝９を備えた。
点数が少なく、シンプルな車載用表示マウント装置を提
供する。 【解決手段】 シャーシ２と、表示部１を下方から支持
する支持板３と、シャーシの左右のサイドフレーム４
と、表示部をサイドフレームに所定の角度で保持するた
めの保持板５とからなり、支持板３は、端部にシャーシ
と互いに回動自在に連結するための回動部３ａを有する
とともに、表示部を固定するための固定部６を備え、保
持板５は、サイドフレームに平行して摺動可能とする摺
動面をそれぞれ有するとともに、摺動面の下部に、左右
の外側に突設された第一のピンと、摺動面の上部に、所
定の間隔で配設される複数の取付孔と、同取付孔に取付
けられ左右に突出する第二のピンとをそれぞれ備え、サ
イドフレーム４は、第一のピンと第二のピンとを挿通し
て上下に摺動可能に嵌合する嵌合溝９を備えた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用表示マウン
ト装置に係わり、液晶表示装置などを、ダッシュボード
等に画面の角度調節可能に取付けるための車載用表示マ
ウント装置に関する。
ト装置に係わり、液晶表示装置などを、ダッシュボード
等に画面の角度調節可能に取付けるための車載用表示マ
ウント装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、一般用の車載用に液晶テレビやナ
ビゲーション機器、業務用としてＡＶＭ（Automatic Ve
hicle Monitoring) システムなどのように、表示装置を
設置する機器が広く普及してきている。これらの機器や
表示装置を設置するために、ダッシュボードのスペース
を有効に活用できる簡易な取付方法が望まれていた。ま
た、それらの表示装置は、液晶が用いられる場合が多
く、表示部の表示画面角度の最適化が望まれていた。こ
うした問題点を解決するために、車載用の電子機器の表
示部に各種のチルト機構を持つものが提案されている。
例えば、特開平９ー３２８０４２公報に記載されている
ように、ダッシュボードの前面に表示装置を引出し可能
に設置し、電動で表示装置を引き出したり、手動で画面
角度を上下左右に設定可能としたものが提案されてい
る。ところで、これらの汎用的に従来提案されているも
のは、電動式のため利便性はよいが、駆動部やチルト機
構などの構造が複雑で、部品点数も多く、従ってコスト
も高く、スペースファクタも良くないという問題があっ
た。
ビゲーション機器、業務用としてＡＶＭ（Automatic Ve
hicle Monitoring) システムなどのように、表示装置を
設置する機器が広く普及してきている。これらの機器や
表示装置を設置するために、ダッシュボードのスペース
を有効に活用できる簡易な取付方法が望まれていた。ま
た、それらの表示装置は、液晶が用いられる場合が多
く、表示部の表示画面角度の最適化が望まれていた。こ
うした問題点を解決するために、車載用の電子機器の表
示部に各種のチルト機構を持つものが提案されている。
例えば、特開平９ー３２８０４２公報に記載されている
ように、ダッシュボードの前面に表示装置を引出し可能
に設置し、電動で表示装置を引き出したり、手動で画面
角度を上下左右に設定可能としたものが提案されてい
る。ところで、これらの汎用的に従来提案されているも
のは、電動式のため利便性はよいが、駆動部やチルト機
構などの構造が複雑で、部品点数も多く、従ってコスト
も高く、スペースファクタも良くないという問題があっ
た。
【０００３】図６に従来使用されている簡易な車載用表
示マウント装置を示す。液晶などの表示部５１は、シャ
ーシ５２の前部に設けた支持板５３に取付けられる。シ
ャーシ５２と支持板５３とは回動部５３ａを備え、回動
自在に連結される。シャーシ５２の左右にはサイドフレ
ーム５４を備え、サイドフレーム５４には回動部５３ａ
を支点とする弧状の長孔５６を備える。表示部５１の背
面の左右には弧状の長孔５６に対応するネジ孔を有する
保持部である保持板を備え、弧状の長孔５６を挿通する
ネジ５７をネジ孔に螺着することで所定の角度に設定さ
れる。ところで、この従来の方法は簡易でコストも安い
が、ネジ５７を螺着するためのドライバーなどの工具の
ために左右に大きなスペースが必要であり、機器が並置
するような場合には取付けができなかった。
示マウント装置を示す。液晶などの表示部５１は、シャ
ーシ５２の前部に設けた支持板５３に取付けられる。シ
ャーシ５２と支持板５３とは回動部５３ａを備え、回動
自在に連結される。シャーシ５２の左右にはサイドフレ
ーム５４を備え、サイドフレーム５４には回動部５３ａ
を支点とする弧状の長孔５６を備える。表示部５１の背
面の左右には弧状の長孔５６に対応するネジ孔を有する
保持部である保持板を備え、弧状の長孔５６を挿通する
ネジ５７をネジ孔に螺着することで所定の角度に設定さ
れる。ところで、この従来の方法は簡易でコストも安い
が、ネジ５７を螺着するためのドライバーなどの工具の
ために左右に大きなスペースが必要であり、機器が並置
するような場合には取付けができなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】以上の問題点に鑑み、
本発明は、表示部のチルト調節が簡単に行え、且つ部品
点数が少なく、シンプルな車載用表示マウント装置を提
供することを目的としている。
本発明は、表示部のチルト調節が簡単に行え、且つ部品
点数が少なく、シンプルな車載用表示マウント装置を提
供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、奥部がダッシュボード内に収納されて所
定の位置に固定されるシャーシと、同シャーシの前部に
連結され、表示部を下方から支持する支持板と、前記シ
ャーシの左右に立設されるサイドフレームと、前記表示
部の背面の左右に配設され、前記表示部を前記サイドフ
レームに所定の角度で保持するための保持部とからな
り、前記表示部をチルト可能に取付けるための車載用表
示マウント装置であって、前記支持板は、後部の端部に
前記シャーシと互いに回動自在に連結するための回動部
を有するとともに、前記表示部を固定するための固定部
を備え、前記保持部は、前記サイドフレームに平行して
摺動可能とする摺動面をそれぞれ有するとともに、前記
摺動面の下部に、左右の外側に突設された第一のピン
と、前記摺動面の上部に、所定の間隔で配設される複数
の取付孔と、同取付孔に取付けられ左右に突出する第二
のピンとをそれぞれ備え、前記サイドフレームは、前記
第一のピンと前記第二のピンとを挿通して上下に摺動可
能に嵌合する嵌合溝を備え、前記第二のピンを前記取付
孔のいずれかの位置に取付け、前記第一のピンと前記第
二のピンとを前記嵌合溝に嵌合させて前記表示部の前後
の角度を設定した後、前記表示部と前記支持板とを前記
固定部で固定するようにした。
解決するため、奥部がダッシュボード内に収納されて所
定の位置に固定されるシャーシと、同シャーシの前部に
連結され、表示部を下方から支持する支持板と、前記シ
ャーシの左右に立設されるサイドフレームと、前記表示
部の背面の左右に配設され、前記表示部を前記サイドフ
レームに所定の角度で保持するための保持部とからな
り、前記表示部をチルト可能に取付けるための車載用表
示マウント装置であって、前記支持板は、後部の端部に
前記シャーシと互いに回動自在に連結するための回動部
を有するとともに、前記表示部を固定するための固定部
を備え、前記保持部は、前記サイドフレームに平行して
摺動可能とする摺動面をそれぞれ有するとともに、前記
摺動面の下部に、左右の外側に突設された第一のピン
と、前記摺動面の上部に、所定の間隔で配設される複数
の取付孔と、同取付孔に取付けられ左右に突出する第二
のピンとをそれぞれ備え、前記サイドフレームは、前記
第一のピンと前記第二のピンとを挿通して上下に摺動可
能に嵌合する嵌合溝を備え、前記第二のピンを前記取付
孔のいずれかの位置に取付け、前記第一のピンと前記第
二のピンとを前記嵌合溝に嵌合させて前記表示部の前後
の角度を設定した後、前記表示部と前記支持板とを前記
固定部で固定するようにした。
【０００６】前記摺動面の上部の前記取付孔は、前記第
一のピンを中心とする同心円上に所定の間隔で配設され
る。
一のピンを中心とする同心円上に所定の間隔で配設され
る。
【０００７】前記摺動面の上部の前記取付孔は、隣接す
る前記取付孔どうしを互いに上下に位置をずらせて配置
される。
る前記取付孔どうしを互いに上下に位置をずらせて配置
される。
【０００８】前記第二のピンは、端部に前記取付孔に着
脱自在に係止して固定するためのバネ部材からなる係止
部を備える。
脱自在に係止して固定するためのバネ部材からなる係止
部を備える。
【０００９】前記取付孔はネジ孔からなり、前記第二の
ピンは端部に前記ネジ孔に螺着するためのネジ山を備え
る。
ピンは端部に前記ネジ孔に螺着するためのネジ山を備え
る。
【００１０】前記固定部は、前記表示部の底面に設けた
ネジ孔と、前記支持板に設けた前後方向に長い長孔と、
同長孔を挿通して前記支持板と前記表示部とを螺着して
固定するためのネジとからなる。
ネジ孔と、前記支持板に設けた前後方向に長い長孔と、
同長孔を挿通して前記支持板と前記表示部とを螺着して
固定するためのネジとからなる。
【００１１】前記嵌合溝を、前後方向に傾けた。
【００１２】前記保持部は、上面視、略コ字状に折曲さ
れた板材で形成される。
れた板材で形成される。
【００１３】
【発明の実施の形態】図１は本発明の車載用表示マウン
ト装置の一実施例における、（ａ）は表示部が正立、
（ｂ）は上向き、（ｃ）は下向きの場合を示す側面図で
ある。図１に基づいて説明する。液晶などの表示部１を
ダッシュボードなどに取付けるための車載用表示マウン
ト装置は、奥部がダッシュボード内に収納されて所定の
位置に固定されるシャーシ２と、同シャーシ２の前部に
連結され、表示部１を下方から支持する支持板３と、シ
ャーシ２の左右に立設されるサイドフレーム４と、表示
部１の左右に配設され、表示部１をサイドフレーム４に
チルト可能に保持するための保持部である保持板５とか
らなる。本実施例では保持部は保持板で形成される例で
ある。
ト装置の一実施例における、（ａ）は表示部が正立、
（ｂ）は上向き、（ｃ）は下向きの場合を示す側面図で
ある。図１に基づいて説明する。液晶などの表示部１を
ダッシュボードなどに取付けるための車載用表示マウン
ト装置は、奥部がダッシュボード内に収納されて所定の
位置に固定されるシャーシ２と、同シャーシ２の前部に
連結され、表示部１を下方から支持する支持板３と、シ
ャーシ２の左右に立設されるサイドフレーム４と、表示
部１の左右に配設され、表示部１をサイドフレーム４に
チルト可能に保持するための保持部である保持板５とか
らなる。本実施例では保持部は保持板で形成される例で
ある。
【００１４】支持板３は、端部にシャーシ２と互いに回
動自在に連結するための回動部３ａを有するとともに、
表示部１を固定するための固定部６を備える。保持板５
は、上面視、略コ字状に折曲された板材で形成され、表
示部１の背面の左右に一対に固定されるとともに、サイ
ドフレームに平行して摺動可能とする摺動面となる側面
をそれぞれ有する。摺動面の下部に、左右に突設された
第一のピン７と、摺動面の上部に、所定の間隔で配設さ
れる複数の取付孔８ａと、同取付孔８ａに取付られ左右
に突出する第二のピン８とを備える。サイドフレーム４
は、第一のピン７と第二のピン８とを挿通して上下に摺
動可能に嵌合する嵌合溝９を備える。
動自在に連結するための回動部３ａを有するとともに、
表示部１を固定するための固定部６を備える。保持板５
は、上面視、略コ字状に折曲された板材で形成され、表
示部１の背面の左右に一対に固定されるとともに、サイ
ドフレームに平行して摺動可能とする摺動面となる側面
をそれぞれ有する。摺動面の下部に、左右に突設された
第一のピン７と、摺動面の上部に、所定の間隔で配設さ
れる複数の取付孔８ａと、同取付孔８ａに取付られ左右
に突出する第二のピン８とを備える。サイドフレーム４
は、第一のピン７と第二のピン８とを挿通して上下に摺
動可能に嵌合する嵌合溝９を備える。
【００１５】以上のような構成で、まず、第二のピン８
を取付孔８ａのいずれかの位置に取付け、第一のピン７
と第二のピン８とをサイドフレーム４の嵌合溝９に嵌合
させて上方から下方へ落し込む。第一のピン７と第二の
ピン８とによって表示部１の前後の角度が設定されるの
で、この後、表示部１と支持板３とを固定部６で固定す
るようにしている。
を取付孔８ａのいずれかの位置に取付け、第一のピン７
と第二のピン８とをサイドフレーム４の嵌合溝９に嵌合
させて上方から下方へ落し込む。第一のピン７と第二の
ピン８とによって表示部１の前後の角度が設定されるの
で、この後、表示部１と支持板３とを固定部６で固定す
るようにしている。
【００１６】図１（ａ）は表示部が正立する場合である
が、表示部１を上方へ傾ける場合は、図１（ｂ）に示す
ように、第二のピン８を取り外して前方の取付孔８ａに
差し替えて固定し、同様に第一のピン７と第二のピン８
とをサイドフレーム４の嵌合溝９に嵌合させて上方から
下方へ落し込み、この後、表示部１と支持板３とを固定
部６で固定する。表示部１を下方へ傾ける場合は、図１
（ｃ）に示すように、第二のピン８を取り外して後方の
取付孔８ａに差し替えて固定し、同様に第一のピン７と
第二のピン８とをサイドフレーム４の嵌合溝９に嵌合さ
せて上方から下方へ落し込み、この後、表示部１と支持
板３とを固定部６で固定する。
が、表示部１を上方へ傾ける場合は、図１（ｂ）に示す
ように、第二のピン８を取り外して前方の取付孔８ａに
差し替えて固定し、同様に第一のピン７と第二のピン８
とをサイドフレーム４の嵌合溝９に嵌合させて上方から
下方へ落し込み、この後、表示部１と支持板３とを固定
部６で固定する。表示部１を下方へ傾ける場合は、図１
（ｃ）に示すように、第二のピン８を取り外して後方の
取付孔８ａに差し替えて固定し、同様に第一のピン７と
第二のピン８とをサイドフレーム４の嵌合溝９に嵌合さ
せて上方から下方へ落し込み、この後、表示部１と支持
板３とを固定部６で固定する。
【００１７】図２は保持板を説明するための（ａ）、
（ｂ）はそれぞれ異なる例を示す側面図である。図２
（ａ）に示す保持板５は、サイドフレーム４と接する摺
動面である側面の上部に、第一のピン７を中心とする同
心円上に所定の間隔で取付孔８ａが配設される例であ
る。この例は取付孔８ａが等ピッチで同心円上に配設さ
れるので、表示部１の角度設定を等間隔に設定すること
ができる。図２（ｂ）に示す保持板５は、同様に側面の
上部に、隣接する取付孔１８ａどうしを互いに上下に位
置をずらせて配置される例である。このように取付孔１
８ａが千鳥に配設されることにより、ピッチを細かく設
定することが可能となる。図は直線上に配置している
が、同心円上に配置してもよいし、段数を増やしてもよ
い。
（ｂ）はそれぞれ異なる例を示す側面図である。図２
（ａ）に示す保持板５は、サイドフレーム４と接する摺
動面である側面の上部に、第一のピン７を中心とする同
心円上に所定の間隔で取付孔８ａが配設される例であ
る。この例は取付孔８ａが等ピッチで同心円上に配設さ
れるので、表示部１の角度設定を等間隔に設定すること
ができる。図２（ｂ）に示す保持板５は、同様に側面の
上部に、隣接する取付孔１８ａどうしを互いに上下に位
置をずらせて配置される例である。このように取付孔１
８ａが千鳥に配設されることにより、ピッチを細かく設
定することが可能となる。図は直線上に配置している
が、同心円上に配置してもよいし、段数を増やしてもよ
い。
【００１８】図３は第二のピンと保持板との取付けを説
明するための（ａ）、（ｂ）はそれぞれ異なる例を示す
側断面図である。図３（ａ）に示す第二のピン８は、端
部に取付孔８ａに着脱自在に係止して固定するためのバ
ネ部材８ｃからなる係止部８ｂを備える。係止部８ｂが
保持板５の取付孔８ａに挿入されるとバネ部材８ｃの弾
性力により保持板５に保持される。このように第二のピ
ン８を着脱自在に取付可能としたので、第二のピン８の
取付には工具は不要である。図３（ｂ）に示す例は、取
付孔２８ａはネジ孔２８ｄからなり、第二のピン１８
は、端部にネジ孔２８ｄに螺着するためのネジ山１８ｅ
を備える。第二のピン１８は頭部の端面にドライバ用の
十字穴１８ｆを備えるので、ドライバで簡単に固定でき
る。
明するための（ａ）、（ｂ）はそれぞれ異なる例を示す
側断面図である。図３（ａ）に示す第二のピン８は、端
部に取付孔８ａに着脱自在に係止して固定するためのバ
ネ部材８ｃからなる係止部８ｂを備える。係止部８ｂが
保持板５の取付孔８ａに挿入されるとバネ部材８ｃの弾
性力により保持板５に保持される。このように第二のピ
ン８を着脱自在に取付可能としたので、第二のピン８の
取付には工具は不要である。図３（ｂ）に示す例は、取
付孔２８ａはネジ孔２８ｄからなり、第二のピン１８
は、端部にネジ孔２８ｄに螺着するためのネジ山１８ｅ
を備える。第二のピン１８は頭部の端面にドライバ用の
十字穴１８ｆを備えるので、ドライバで簡単に固定でき
る。
【００１９】図４は本実施例における車載用表示マウン
ト装置の分解斜視図を示す。表示部１と支持板３とは固
定部６で固定されるが、固定部６は、表示部１の底面に
設けた図示しないネジ孔と、支持板３に設けた前後方向
に長い長孔３ｂと、同長孔３ｂを挿通して支持板３と表
示部１とを螺着して固定するためのネジ３ｃとからな
る。保持板５は、表示部１の背面に取り付けられた板材
の両端を後方に折曲し、上面視、略コ字状に形成された
例を示す。保持板５は左右一対でそれぞれ別に例えば立
法体で形成してもよいし、Ｌ字状板材で簡易に形成して
もよいが、一体とすることで部品点数を削減し、取付け
を容易にすることができる。保持板５の左右の側面に第
一のピン７と第二のピン８とを取付け、表示部１の背面
に取付けた後、サイドフレーム４の左右の嵌合溝９に嵌
合させ、表示部１を支持板３にネジ３ｃを螺着して固定
する。このように取付けはネジ３ｃのみをドライバで締
めればよく、左右の作業スペースは不要であり、コンパ
クトな取付けが可能となっている。
ト装置の分解斜視図を示す。表示部１と支持板３とは固
定部６で固定されるが、固定部６は、表示部１の底面に
設けた図示しないネジ孔と、支持板３に設けた前後方向
に長い長孔３ｂと、同長孔３ｂを挿通して支持板３と表
示部１とを螺着して固定するためのネジ３ｃとからな
る。保持板５は、表示部１の背面に取り付けられた板材
の両端を後方に折曲し、上面視、略コ字状に形成された
例を示す。保持板５は左右一対でそれぞれ別に例えば立
法体で形成してもよいし、Ｌ字状板材で簡易に形成して
もよいが、一体とすることで部品点数を削減し、取付け
を容易にすることができる。保持板５の左右の側面に第
一のピン７と第二のピン８とを取付け、表示部１の背面
に取付けた後、サイドフレーム４の左右の嵌合溝９に嵌
合させ、表示部１を支持板３にネジ３ｃを螺着して固定
する。このように取付けはネジ３ｃのみをドライバで締
めればよく、左右の作業スペースは不要であり、コンパ
クトな取付けが可能となっている。
【００２０】図５は嵌合溝の別の例を示す側面図であ
る。この例の嵌合溝１９は、前後方向に傾けた傾きを有
し、図は上部を後方へ傾けた例である。一般的に車載用
表示装置の場合は表示部を下方に傾けることは少なく、
上方に傾ける場合が多いが、この例のように嵌合溝１９
に傾きを設け、予め上方に傾けた状態を基準とすること
で、さらに前後に見易い角度を設定可能とすることがで
きる。
る。この例の嵌合溝１９は、前後方向に傾けた傾きを有
し、図は上部を後方へ傾けた例である。一般的に車載用
表示装置の場合は表示部を下方に傾けることは少なく、
上方に傾ける場合が多いが、この例のように嵌合溝１９
に傾きを設け、予め上方に傾けた状態を基準とすること
で、さらに前後に見易い角度を設定可能とすることがで
きる。
【００２１】
【発明の効果】本発明は以上に説明した内容で実施さ
れ、以下に述べる効果を奏する。奥部がダッシュボード
内に収納されて所定の位置に固定されるシャーシと、同
シャーシの前部に連結され、表示部を下方から支持する
支持板と、シャーシの左右に立設されるサイドフレーム
と、表示部の左右に配設され、表示部をサイドフレーム
に所定の角度で保持するための保持部とからなり、表示
部をチルト可能に取付けるための車載用表示マウント装
置であって、支持板は、端部にシャーシと互いに回動自
在に連結するための回動部を有するとともに、表示部を
固定するための固定部を備え、保持部は、サイドフレー
ムに平行して摺動可能とする摺動面をそれぞれ有すると
ともに、摺動面の下部に、左右の外側に突設された第一
のピンと、摺動面の上部に、所定の間隔で配設される複
数の取付孔と、同取付孔に取付けられ左右に突出する第
二のピンとをそれぞれ備え、サイドフレームは、第一の
ピンと第二のピンとを挿通して上下に摺動可能に嵌合す
る嵌合溝を備え、第二のピンを取付孔のいずれかの位置
に取付け、第一のピンと第二のピンとを嵌合溝に嵌合さ
せて表示部の前後の角度を設定した後、表示部と支持板
とを固定部で固定するようにしたので、表示部のチルト
調節が簡単に行え、且つ部品点数が少なく、シンプルな
車載用表示マウント装置を提供することができる。
れ、以下に述べる効果を奏する。奥部がダッシュボード
内に収納されて所定の位置に固定されるシャーシと、同
シャーシの前部に連結され、表示部を下方から支持する
支持板と、シャーシの左右に立設されるサイドフレーム
と、表示部の左右に配設され、表示部をサイドフレーム
に所定の角度で保持するための保持部とからなり、表示
部をチルト可能に取付けるための車載用表示マウント装
置であって、支持板は、端部にシャーシと互いに回動自
在に連結するための回動部を有するとともに、表示部を
固定するための固定部を備え、保持部は、サイドフレー
ムに平行して摺動可能とする摺動面をそれぞれ有すると
ともに、摺動面の下部に、左右の外側に突設された第一
のピンと、摺動面の上部に、所定の間隔で配設される複
数の取付孔と、同取付孔に取付けられ左右に突出する第
二のピンとをそれぞれ備え、サイドフレームは、第一の
ピンと第二のピンとを挿通して上下に摺動可能に嵌合す
る嵌合溝を備え、第二のピンを取付孔のいずれかの位置
に取付け、第一のピンと第二のピンとを嵌合溝に嵌合さ
せて表示部の前後の角度を設定した後、表示部と支持板
とを固定部で固定するようにしたので、表示部のチルト
調節が簡単に行え、且つ部品点数が少なく、シンプルな
車載用表示マウント装置を提供することができる。
【図１】本発明の車載用表示マウント装置の一実施例に
おける、（ａ）は表示部が正立、（ｂ）は上向き、
（ｃ）は下向きの場合を示す側面図である。
おける、（ａ）は表示部が正立、（ｂ）は上向き、
（ｃ）は下向きの場合を示す側面図である。
【図２】本発明による車載用表示マウント装置における
保持板を説明するための（ａ）、（ｂ）はそれぞれ異な
る例を示す側面図である。
保持板を説明するための（ａ）、（ｂ）はそれぞれ異な
る例を示す側面図である。
【図３】本発明による車載用表示マウント装置における
第二のピンと保持板との取付けを説明するための
（ａ）、（ｂ）はそれぞれ異なる例を示す側断面図であ
る。
第二のピンと保持板との取付けを説明するための
（ａ）、（ｂ）はそれぞれ異なる例を示す側断面図であ
る。
【図４】本発明による車載用表示マウント装置の実施例
における分解斜視図を示す。
における分解斜視図を示す。
【図５】本発明による車載用表示マウント装置における
嵌合溝の別の例を示す側面図である。
嵌合溝の別の例を示す側面図である。
【図６】従来例における車載用表示マウント装置の側面
図である。
図である。
１ 表示部 ２ シャーシ ３ 支持板 ３ａ 回動部 ３ｂ 長孔 ３ｃ ネジ ４ サイドフレーム ５ 保持板（保持部） ６ 固定部 ７、８、１８ ピン ８ａ、１８ａ、２８ａ 取付孔 ８ｂ 係止部 ８ｃ バネ部材 ８ｆ 十字穴 ９、１９ 嵌合溝 １８ｅ ネジ山 ２８ｄ ネジ孔
Claims (8)
- 【請求項１】 奥部がダッシュボード内に収納されて所
定の位置に固定されるシャーシと、同シャーシの前部に
連結され、表示部を下方から支持する支持板と、前記シ
ャーシの左右に立設されるサイドフレームと、前記表示
部の背面の左右に配設され、前記表示部を前記サイドフ
レームに所定の角度で保持するための保持部とからな
り、前記表示部をチルト可能に取付けるための車載用表
示マウント装置であって、 前記支持板は、後部の端部に前記シャーシと互いに回動
自在に連結するための回動部を有するとともに、前記表
示部を固定するための固定部を備え、 前記保持部は、前記サイドフレームに平行して摺動可能
とする摺動面をそれぞれ有するとともに、前記摺動面の
下部に、左右の外側に突設された第一のピンと、前記摺
動面の上部に、所定の間隔で配設される複数の取付孔
と、同取付孔に取付けられ左右に突出する第二のピンと
をそれぞれ備え、 前記サイドフレームは、前記第一のピンと前記第二のピ
ンとを挿通して上下に摺動可能に嵌合する嵌合溝を備
え、 前記第二のピンを前記取付孔のいずれかの位置に取付
け、前記第一のピンと前記第二のピンとを前記嵌合溝に
嵌合させて前記表示部の前後の角度を設定した後、前記
表示部と前記支持板とを前記固定部で固定するようにし
たことを特徴とする車載用表示マウント装置。 - 【請求項２】 前記保持部の前記摺動面の上部の前記取
付孔は、前記第一のピンを中心とする同心円上に所定の
間隔で配設されることを特徴とする請求項１記載の車載
用表示マウント装置。 - 【請求項３】 前記保持部の前記摺動面の上部の前記取
付孔は、隣接する前記取付孔どうしを互いに上下に位置
をずらせて配置されることを特徴とする請求項１記載の
車載用表示マウント装置。 - 【請求項４】 前記第二のピンは、端部に前記取付孔に
着脱自在に係止して固定するためのバネ部材からなる係
止部を備えることを特徴とする請求項１ないし３記載の
車載用表示マウント装置。 - 【請求項５】 前記取付孔はネジ孔からなり、前記第二
のピンは端部に前記ネジ孔に螺着するためのネジ山を備
えることを特徴とする請求項１ないし３記載の車載用表
示マウント装置。 - 【請求項６】 前記固定部は、前記表示部の底面に設け
たネジ孔と、前記支持板に設けた前後方向に長い長孔
と、同長孔を挿通して前記支持板と前記表示部とを螺着
して固定するためのネジとからなることを特徴とする請
求項１ないし５記載の車載用表示マウント装置。 - 【請求項７】 前記嵌合溝を、前後方向に傾けたことを
特徴とする請求項１ないし６記載の車載用表示マウント
装置。 - 【請求項８】 前記保持部は、上面視、略コ字状に折曲
された板材で形成されることを特徴とする請求項１ない
し７記載の車載用表示マウント装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000352848A JP2002154382A (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | 車載用表示マウント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000352848A JP2002154382A (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | 車載用表示マウント装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002154382A true JP2002154382A (ja) | 2002-05-28 |
Family
ID=18825689
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000352848A Pending JP2002154382A (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | 車載用表示マウント装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002154382A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-11-20 JP JP2000352848A patent/JP2002154382A/ja active Pending
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