JP4237548B2 - 車載モニタスタンド、及び、車載モニタ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載モニタスタンド、及び、車載モニタ装置に関する。前記車載モニタ装置は、車載モニタスタンドと、車載用電子機器とを含み、自動車のフロントパネルに備えられる。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車内に設置される車載用電子機器として、所謂カーナビゲーション装置が広く普及している。カーナビゲーション装置がメーカーオプションとして予め運転席の前方のフロントパネルに設置される場合、カーナビゲーション装置の機器本体の外形寸法と、フロントパネルの収納筐体の内部寸法とは、相互に適合するように設定される。また、情報表示装置であるモニタも、予め、その設置スペースが確保されており、機器本体の周辺に適切に配置することができる。
【0003】
ところが、自動車購入後に、ユーザーが新たに市販のカーナビゲーション装置を設置する場合には、従来より以下の問題点が発生していた。
【0004】
まず、フロントパネルには、既にカーエアコン装置、カーオーディオ装置、ラジオチューナ装置等の周知の車載用電子機器、及び、その操作パネルが集中して配置されている。従って、市販のカーナビゲーション装置を新たに設置する場合、機器本体は、所謂アクセサリーボックスに収納するほかない。
【0005】
しかし、機器本体がアクセサリーボックスに設置されると、その周辺には、モニタの設置スペースが充分に残されておらず、モニタは機器本体から離れた場所に設置される以外に方法がなかった。一般に、モニタは、マウント具を用いてダッシュボード上に載置され、接着剤等で確実に固定される。従って、運転者は、モニタによって前方の視界をさえぎられるとともに、ダッシュボード上に接着跡が残り美観を損ねる不都合が生じていた。
【0006】
モニタをフロントパネルに設置することも可能であるが、モニタは情報表示装置として用いられるから、平面寸法が広い。そのため、既にフロントパネルに設置されているカーエアコン装置、カーオーディオ装置、ラジオチューナ装置等の周知の車載用電子機器、及び、その操作パネルの操作性や視認性を阻害する不都合が生じる。
【0007】
さらに、市販のカーナビゲーション装置の機器本体と、フロントパネルの収納筐体の内部寸法とは、必ずしも相互に適合するように設定されていない。一般に機器本体の外形寸法は、収納筐体の内部寸法より小さく設定されているから、機器本体と、収納筐体との間に隙間が生じ、機器本体を安定して取り付けることが困難であると共に、フロントパネルの美観を損ねていた。
【0008】
特許文献1は、上下方向に圧縮すると伸び方向に反発力を発生する弾性構造部と、弾性構造部の下端に接続された下クランパ部と、弾性構造部の上端に接続された上クランパ部と、前記上クランパ部もしくは下クランパ部の一方に接続され、機器を取付けるホルダー部と、前記上クランパ部もしくは下クランパ部の一方に傾きに対し自在につながれた高さ調整手段とを備えたことを特徴とする機器取付けスタンドを開示している。
【0009】
しかし、特許文献1の記載技術によっても、上述した問題点を十分に解決することができない。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−71825号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、取り付け場所の省スペース化を図り、且、フロントパネルの美観を向上することができる車載モニタスタンド、及び、車載モニタ装置を提供することである。
【0012】
本発明のもう1つの課題は、着脱操作が容易であり、且、使用中は確実に固定される車載モニタスタンド、及び、車載モニタ装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明に係る車載モニタスタンドは、第1の取り付けパネルと、第2の取り付けパネルと、モニタ載置ロッドとを含む。前記第1の取り付けパネルは、第1のロッド保持部を有する。前記第2の取り付けパネルは、第2のロッド保持部を有する。前記モニタ載置ロッドは、差込部と、モニタ載置部とを有する。前記差込部は、前記モニタ載置部の両端に備えられ、一方の差込部が、前記第1のロッド保持部と結合されており、他方の差込部が、前記第2のロッド保持部と結合されている。
【0014】
上述した車載モニタスタンドは、モニタ、車載用電子機器と組み合わされて車載モニタ装置を構成する。車載モニタ装置は、車載モニタスタンドと、車載用電子機器と、モニタとを含む。前記車載モニタスタンドは、前記第1の取り付けパネルと、前記第2の取り付けパネルとが、前記車載用電子機器の相対向する両側面にそれぞれ取り付けられている。前記モニタは、前記モニタ載置ロッドの前記モニタ載置部上に配置されている。
【0015】
上述したように、車載モニタ装置は、車載モニタスタンドと、車載用電子機器と、モニタとを含む。車載モニタスタンドは、第1の取り付けパネルと、第2の取り付けパネルと、モニタ載置ロッドとを含む。第1の取り付けパネルは、第1のロッド保持部を有する。第2の取り付けパネルは、第2のロッド保持部を有する。モニタ載置ロッドは、差込部と、モニタ載置部とを有する。差込部は、モニタ載置部の両端に備えられ、一方の差込部が、第1のロッド保持部と結合されており、他方の差込部が、第2のロッド保持部と結合されている。従って、車載モニタ装置は、車載モニタスタンドのモニタ載置部の長さ寸法及び折り曲げ形状を自由に設定し、又は、変更することができる。また、第1及び第2の取り付けパネルと、モニタ載置ロッドとを別部材で構成することにより、モニタ載置ロッドの設置姿勢を容易に調節し、安定して維持することができる。さらに、車載モニタスタンドの設置作業、及び、解体作業が容易である。
【0016】
車載モニタスタンドは、第1の取り付けパネルと、第2の取り付けパネルとが、車載用電子機器の相対向する両側面にそれぞれ取り付けられている。市販のカーナビゲーション装置をフロントパネルに設置する場合、第1及び第2の取り付けパネルは、車載用電子機器と収納筐体との間に生じる隙間に設置することができるから、車載モニタスタンド、及び、車載モニタ装置は、取り付け場所の省スペース化を図りうる。従って、モニタを、カーナビゲーション装置の周辺に設けることができる。また、第1及び第2の取り付けパネルにより、隙間を覆うことができるから、フロントパネルの美観を向上させることができる。
【0017】
モニタは、モニタ載置ロッドのモニタ載置部上に配置される。車載モニタ装置は、第1及び第2の取り付けパネルを車載用電子機器に設置しさえすれば、その両差込部により、様々な長さ寸法及び折り曲げ形状を有するモニタ載置ロッドを保持することができる。即ち、モニタ載置ロッドにより支持されるモニタの設置姿勢を容易に調節し、または、変更することができるから、運転席から見た前方の視界を広く確保することができる。また、使用時及び不使用時に関わらず、他の車載用電子機器の視認性や操作を阻害することのないように、モニタを配置することができる。
【0018】
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。添付図面は、単に、例示に過ぎない。
【0019】
【発明の実施の形態】
1.車載モニタスタンド
図1は本発明に係る車載モニタスタンドの正面図、図2は図1に示した車載モニタスタンドの左側面図、図3は図1に示した車載モニタスタンドの平面図である。なお、右側面図は、図2に示した左側面図と左右略対称に表れるから省略する。さらに、図4は図1の4−4線に沿った断面図、図5は図1の5−5線に沿った断面図、図6は図1に示したロッド保持部の一部破断正面図である。
【0020】
図1乃至図6を参照すると、車載モニタスタンドは、第1の取り付けパネル110と、第2の取り付けパネル120と、モニタ載置ロッド130とを含む。
【0021】
第1の取り付けパネル110は、第1のロッド保持部111を有する。第1のロッド保持部111は、第1の取付孔112と、第1のロッド端固定部113とを含む。第1の取付孔112は、第1のロッド保持部111の厚み方向に延びている。第1の取付孔112は、後述するモニタ載置ロッド130の一方の差込部131が差し込まれる部分である。第1の取付孔112は、例えば、貫通孔であっても、非貫通孔であってもよいし、一辺が開口する切欠構造であってもよい。
【0022】
第1のロッド端固定部113は、第1の可動片115と、第1の内部溝116と、第1の螺子117とを有する。第1の内部溝116は、第1の取り付けパネル110の高さ方向に沿って延びており、第1の取付孔112の内部に開口端を有する。第1の可動片115は第1の内部溝116に備えられ、第1の螺子117により、第1の取付孔112の内部に突出可能に保持されている。
【0023】
第2の取り付けパネル120は、第1の取り付けパネル110と左右対称な構造を有する。第2の取り付けパネル120は、第2のロッド保持部121を有する。第2のロッド保持部121は、第2の取付孔122と、第2のロッド端固定部123とを含む。
【0024】
第2の取付孔122は、第2のロッド保持部121の厚み方向に延びている。第2の取付孔122は、後述するモニタ載置ロッド130の一方の差込部131が差し込まれる部分である。但し、第1の取付孔112で述べたように、第2の取付孔122もまた、貫通孔であってもよいし、非貫通孔であってもよいし、一辺が開口する切欠構造であってもよい。
【0025】
第2のロッド端固定部123は、第2の可動片125と、第2の内部溝126と、第2の螺子127とを有する。第2の内部溝126は、第2の取り付けパネル120の高さ方向に沿って延びており、第2の取付孔122の内部に開口端を有する。第2の可動片125は第2の内部溝126に備えられ、第2の螺子127により、第2の取付孔122の内部に突出可能に保持されている。
【0026】
さらに第2の取り付けパネル120は、切欠124を有する。切欠124は、車載モニタスタンドが、車載モニタ装置に用いられた場合に、モニタとカーナビゲーション装置とをつなぐ接続コードを配置するために用いられる。
【0027】
モニタ載置ロッド130は、好ましくは金属材料でなる断面円形状の棒状部材であって、差込部131と、モニタ載置部132とを有する。差込部131は、モニタ載置部132の両端に備えられている。
【0028】
モニタ載置ロッド130は折り曲げ構造を有し、折り曲げにより成形された水平部分にモニタ載置部132が設けられている。図示する折り曲げ構造は、好ましい例示であって、折り曲げの形状を変更することにより、図1乃至図6に示す車載モニタスタンドが、車載モニタ装置に用いられた場合にモニタの設置姿勢と高さ位置を調節することができる。この点は、後述する車載モニタ装置において詳細に説明する。
【0029】
モニタ載置ロッド130には、金属材料の他に硬質プラスチック等の合成樹脂材料を用いることもできる。また、モニタ載置ロッド130の断面形状は、多角形状、楕円形状であってもよいし、それらが螺旋状に連続する形状に設けられていてもよい。
【0030】
さらに、図示するモニタ載置ロッド130は、1本の連続する棒状部材であるが、複数の棒状部材を連結して用いることもできる。複数の棒状部材を連結して用いた場合、モニタ載置ロッド130は、モニタ載置部132に例えば平板状部材を接続することもできる。
【0031】
上述したモニタ載置ロッド130と、第1及び第2の取付パネル110、120とは、差込部131の一方が、第1のロッド保持部111において、第1の取付孔112に挿入されており、第1のロッド端固定部113の第1の可動片115が、第1の取付孔112の内部において、モニタ載置ロッド130の差込部131に圧接して結合されているとともに、差込部131の他方が、第2のロッド保持部121において、第2の取付孔122に挿入されており、第2のロッド端固定部123の第2の可動片125が、第2の取付孔122の内部において、モニタ載置ロッド130の差込部131に圧接して結合されている。
【0032】
即ち、第1の螺子117を順方向に回転させることにより、第1の可動片115が矢印Mで示す方向に上昇し、差込部131に圧接する(図6参照)。モニタ載置ロッド130は、第1の可動片115と、差込部131との間で生じる摩擦力により第1及び第2の取り付けパネル110、120に支持される。
【0033】
但し、掛け止め構造は、上述するところに限定されない。例えば、第1及び第2の可動片115、125は、蔓巻ばねや、板バネ等の弾性体が組み合わされることにより、矢印Mで示す方向への移動を自動的に行うことができる。また、モニタ載置ロッド130と、第1及び第2の取り付けパネル110、120との結合構造について、差込部131に切欠部を設けて凹凸嵌合してもよいし、差込部131に螺子溝を設けて螺子締めしてもよい。
【0034】
モニタ載置ロッド130は、さらに凸部138を有し、第1及び第2の第1の取り付けパネル110は、第1及び第2の取付孔122の端部に凹形状のストッパ118、128を有する。モニタ載置ロッド130と、第1及び第2の取付パネル110、120とは、凸部138と、ストッパ118、128との凹凸嵌合によって仮止めすることができる。
【0035】
図示する車載モニタスタンドは、幅寸法D3を有する。幅寸法D3は、第1の取り付けパネル110の幅寸法D1と、第2の取り付けパネル120の幅寸法D2と、車載用電子機器4の幅寸法とを含む。幅寸法D3は、自動車のフロントパネルに設けられる所謂アクセサリーボックス等の収納筐体が有する幅寸法に合わせて設定されている。多くの場合、収納筐体の幅寸法D3は規格統一されており、車載用電子機器4の幅寸法も多くは規格統一されている。したがって、幅寸法D1及びD2は、収納筐体と車載用電子機器との間に生じる隙間に適合するように、予め設定されている。
【0036】
例えば、T社製自動車の場合、収納筐体の幅寸法は200mm程度であり、一般的な車載用電子機器の幅寸法は180mm程度である。したがって、車載モニタスタンドの幅寸法D3は、好ましくは200mm程度に設定され、幅寸法D1及びD2はそれぞれ10mm程度に設定される。
【0037】
図7は本発明に係る車載モニタスタンドの別の実施例を示す正面図、図8は図7の8−8線に沿った断面図である。図7に示す車載モニタスタンドは、図1乃至図6に示した車載モニタスタンドであるから、図示において、図1乃至図6に図示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付し、重複説明を省略する。
【0038】
図7に示す車載モニタスタンドは、さらに止め具6を含む。止め具6は、モニタ載置ロッド130のモニタ載置部132上に備えられ、車載モニタスタンドが、車載モニタ装置に用いられた場合にモニタを支持する。
【0039】
図8を参照すると、止め具6は、回転ブラケット61と、ブラケットベース612と、ブラケットカバー613と、取付部614と、ハンドル615とを含む。これ等は止め具6において、周知の構造であるから詳細は省略する。
【0040】
止め具6は、予めモニタ載置部132上に設置されていてもよいし、モニタ載置時にあわせて設置されてもよい。また、止め具6をモニタに設置することにより、止め具6を備えたモニタを車載モニタスタンドに掛け止める構造をとることもできる。
【0041】
2.車載モニタ装置
上述した車載モニタスタンドは、止め具6を介してモニタ5を支持し、車載用電子機器4と組み合わされて車載モニタ装置を構成する。次に、本発明に係る車載モニタスタンドを用いた車載モニタ装置について説明する。
【0042】
図9は本発明に係る車載モニタ装置の正面図、図10は図9に示した車載モニタ装置の左側面図である。図11及び図12は、図9に示した車載モニタ装置を含む分解構造図である。図示において、図1乃至図8に図示した構成部分と同一の構成部分には同一の参照符号を付し、重複説明を省略する。図示する車載モニタ装置は、車載モニタスタンド1と、車載用電子機器4と、モニタ5と、止め具6とを含む。
【0043】
車載モニタスタンド1は、第1及び第2の取り付けパネル110、120のそれぞれが、車載用電子機器4の相対向する両側にそれぞれ取り付けられている。図11を参照すると、第2の取り付けパネル120には、その内側に設けられた内部溝126に、第2の可動片125が案内される。
【0044】
ブラケット(純正品)9は、車載用電子機器4と、車載モニタスタンド1とをアクセサリーボックス7に固定する周知の金具である。第2の取り付けパネル120は、第2の機器取付部129と、ブラケット9とを貫通する螺子により、車載用電子機器4に螺子止めされている。図11は第2の取り付けパネル120の設置構造を示しているが、第1の取り付けパネル110も同様の設置構造を有する。
【0045】
図示する第2の取り付けパネル120は、切欠124を有する。切欠124にはモニタ5の配線コード52が案内される。第1又は第2の取り付けパネル110、120が切欠24を有することにより、配線コード52は効率的に配置される。
【0046】
配線コード52の先端部には入力端子51が備えられており、入力端子51は車載用電子機器4の出力端子41に接続される。車載用電子機器4は、好ましくはカーナビゲーション装置であって、モニタ5に接続されている。カーナビゲーション装置から出力される電子信号は、モニタ5上で表示される。モニタ5は、周知の車載用電子機器であるから詳細は省略する。
【0047】
図示実施例において、モニタ5は、止め具6を介してモニタ載置ロッド130のモニタ載置部132上に配置されている。図12を参照すると、止め具6は、回転ブラケット61、ブラケットベース612、ブラケットカバー613を含む。止め具6は、ブラケットベース612の角穴に、ブラケットカバー613の凸片が差し込まれる構造により、両者間でモニタ載置ロッド130を挟持する。ブラケットカバー613には、回転ブラケット61が載置されている。
【0048】
モニタ5と、止め具6との相互間には、モニタ取付ブラケット62が含まれる。モニタ取付ブラケット62は、好ましくは取付孔53に螺子止めされてモニタ5の底面に取り付けられる。モニタ取付ブラケット62は、好ましくは背面にスライドレール溝を有する。モニタ5を止め具6に結合する場合、前記スライドレール溝に、回転ブラケット61の取付部614を差し込み、モニタ5を上下左右の角度調節を行ってから、ハンドル615を操作して固定される。
【0049】
車載モニタ装置はアクセサリーボックス7に収納されている。第1及び第2の取り付けパネル110、120には、モニタ載置ロッド130が差し込まれる。そしてモニタ載置ロッド130には、止め具6が設置され、止め具によりモニタ5が保持される。
【0050】
車載モニタ装置は、モニタ載置ロッド130を前後にスライドすることによりモニタ5の設置姿勢を調節してから、第1及び第2の螺子117、127を螺子締めする。第1及び第2の可動片115、125を本締めすることにより、モニタ載置ロッド130が第1及び第2の取り付けパネル110、120に固定される。
【0051】
上述したように、車載モニタ装置は、車載モニタスタンド1と、車載用電子機器4と、モニタ5とを含む。車載モニタスタンド1は、第1の取り付けパネル110と、第2の取り付けパネル120と、モニタ載置ロッド130とを含む。第1の取り付けパネル110は、第1のロッド保持部111を有する。第2の取り付けパネル120は、第2のロッド保持部121を有する。モニタ載置ロッド130は、差込部131と、モニタ載置部132とを有する。差込部131は、モニタ載置部132の両端に備えられ、一方の差込部131が、第1のロッド保持部111と結合されており、他方の差込部131が、第2のロッド保持部121と結合されている。
【0052】
従って、車載モニタ装置は、車載モニタスタンド1のモニタ載置部132の長さ寸法及び折り曲げ形状を自由に設定し、又は、変更することができる。
【0053】
また、第1及び第2の取り付けパネル110、120と、モニタ載置ロッド130とを別部材で構成することにより、モニタ載置ロッド130の設置姿勢を容易に調節し、安定して維持することができる。同様にモニタ載置ロッド130を保持する第1及び第2の取り付けパネル110、120は、別個の構成部材であるから、様々な横寸法を有する車載用電子機器4に対して広く設置することができる。
【0054】
さらに、モニタ載置ロッド130は、その両端に設けられた差込部131を第1及び第2の取付孔112、122に差し込むことにより、第1及び第2のロッド保持部111、121を操作して支持される。より具体的に言うと、モニタ載置ロッド130は、差込部131のそれぞれが、挿入されている第1及び第2のロッド保持部111、121において、第1及び第2の可動片115、125との間で生じる摩擦で保持されているから、取り付け作業が容易である。一方、第1及び第2のロッド保持部111、121の掛け止め効果を解除すれば、差込部131を第1及び第2の取付孔112、122から容易に引き抜くことができるから、取り外し作業が容易である。即ち、車載モニタスタンド1は、設置作業、及び、解体作業が容易である。
【0055】
加えて、簡単にモニタ載置ロッド130の取付け及び取外しができるため、使用している車載モニタスタンド1を工具を使って外したり、新しく車載モニタスタンド1を購入したりする必要がなく、モニタ5をセカンドカーやレンタカーなど、複数の車へ乗せ換えて使用することができ、経済的である。
【0056】
車載モニタスタンド1は、第1の取り付けパネル110と、第2の取り付けパネル120とが、車載用電子機器4の相対向する両側面にそれぞれ取り付けられている。市販のカーナビゲーション装置をフロントパネルに設置する場合、第1及び第2の取り付けパネル110、120は、車載用電子機器4と収納筐体との間に生じる隙間に設置することができるから、車載モニタスタンド1、及び、車載モニタ装置は、取り付け場所の省スペース化を図りうる。従って、モニタ5を、カーナビゲーション装置の周辺に設けることができる。
【0057】
また、前記隙間を第1及び第2の取り付けパネル110、120で遮蔽することができるから、機器本体を安定して収納することができると共に、見苦しさを除去し、フロントパネルの美観を向上することができる。
【0058】
モニタ5は、モニタ載置ロッド130のモニタ載置部132上に配置される。車載モニタ装置は、第1及び第2の取り付けパネル110、120を車載用電子機器4に設置しさえすれば、様々な長さ寸法及び折り曲げ形状を有するモニタ載置ロッド130を、その両差込部131で保持することができる。
【0059】
即ち、モニタ載置ロッド130により支持されるモニタ5の設置姿勢を容易に調節し、または、変更することができるから、運転席から見た前方の視界を広く確保することができる。
【0060】
また、使用時及び不使用時に関わらず、他の車載用電子機器4の視認性や操作を阻害することのないように、モニタ5を配置することができる。
【0061】
さらに、前方の視界の妨げやエアーバッグ作動時の干渉等がない安全な位置へ、テレビやカーナビゲーション装置ゲーションのモニタ5などを取付けることが可能である。
【0062】
加えて、筐体のサイズや内壁の傾斜の影響がなく、又、温度変化や車の振動によるガタや固定力の低下のない安定した、汎用性のある車載モニタスタンド1、及び、車載モニタ装置が実現できる。
【0063】
本発明に係る車載モニタスタンド1の中心的課題は、機器本体と、収納筐体との間に生じる隙間を設置スペースとして利用することにより、車内空間の有効利用を図ると共に、フロントパネルの美観を向上することにある。従って、車載モニタスタンド1と、モニタ5との具体的な掛け止め構造、特に止め具6の具体的構造については、好ましい例示に過ぎない。
【0064】
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種種の変形態様を採り得ることは自明である。
【0065】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
(a)取り付け場所の省スペース化を図り、且、フロントパネルの美観を向上することができる車載モニタスタンド、及び、車載モニタ装置を提供することができる。
(b)着脱操作が容易であり、且、使用中は確実に固定される車載モニタスタンド、及び、車載モニタ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車載モニタスタンドの正面図である。
【図2】図1に示した車載モニタスタンドの左側面図である。
【図3】図1に示した車載モニタスタンドの平面図である。
【図4】図1の4−4線に沿った断面図である。
【図5】図1の5−5線に沿った断面図である。
【図6】図1に示したロッド保持部の一部破断正面図である。
【図7】本発明に係る車載モニタスタンドの別の実施例を示す正面図である。
【図8】図7の8−8線に沿った断面図である。
【図9】本発明に係る車載モニタ装置の正面図である。
【図10】図9に示した車載モニタ装置の左側面図である。
【図11】図9に示した車載モニタ装置の分解構造図である。
【図12】図9に示した車載モニタ装置の分解構造図である。
【符号の説明】
1 車載モニタスタンド
110 第1の取り付けパネル
111 第1のロッド保持部
112 第1の取付孔
113 第1のロッド端固定部
115 可動片
120 第2の取り付けパネル
121 第2のロッド保持部
122 第2の取付孔
123 第2のロッド端固定部
125 可動片
130 モニタ載置ロッド
131 差込部
132 モニタ載置部
4 車載用電子機器本体
5 モニタ
6 止め具
8 車載モニタ装置
Claims (4)
- 第1の取り付けパネルと、第2の取り付けパネルと、モニタ載置ロッドとを含む車載モニタスタンドであって、
前記第1の取り付けパネルは、第1のロッド保持部を有し、
前記第1のロッド保持部は、第1の取付孔と、第1のロッド端固定部とを含み、
前記第1の取付孔は、前記モニタ載置ロッドの前記一方の差込部が差し込まれる部分であり、
前記第1のロッド端固定部は、第1の可動片を有し、前記第1の可動片は前記第1の取付孔の内部に突出可能に保持されており、
前記第2の取り付けパネルは、第2のロッド保持部を有し、
前記第2のロッド保持部は、第2の取付孔と、第2のロッド端固定部とを有し、
前記第2の取付孔は、前記モニタ載置ロッドの前記他方の差込部が差し込まれる部分であり、
前記第2のロッド端固定部は第2の可動片を有し、前記第2の可動片は前記第2の取付孔の内部に突出可能に保持されており、
前記モニタ載置ロッドは、差込部と、モニタ載置部とを有し、
前記差込部は、前記モニタ載置部の両端に備えられ、一方の差込部が、前記第1のロッド保持部と結合されており、他方の差込部が、前記第2のロッド保持部と結合されている、
車載モニタスタンド。 - 請求項1に記載された車載モニタスタンドであって、
前記第1の可動片は、前記第1の取付孔の内部において、前記モニタ載置ロッドの前記差込部に圧接し、
前記第2の可動片は、前記第2の取付孔の内部において、前記モニタ載置ロッドの前記差込部に圧接する
車載モニタスタンド。 - 車載用電子機器と、車載モニタスタンドと、モニタとを含む車載モニタ装置であって、
前記車載モニタスタンドは、請求項1又は2に記載されたものでなり、
前記第1の取り付けパネルと、前記第2の取り付けパネルとは、前記車載用電子機器の相対向する両側にそれぞれ取り付けられており、
前記モニタは、前記モニタ載置ロッドの前記モニタ載置部上に配置されている、
車載モニタ装置。 - 請求項3に記載された車載モニタ装置であって、さらに止め具を含み、前記止め具は、前記モニタ載置ロッドの前記モニタ載置部上において前記モニタを支持している、
車載モニタ装置。
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