JP2005148347A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車載用表示装置の脱落を防止する。
【解決手段】
設置箇所に固定されるベース21と、一方の端部が前記ベース21に取り付けられ、他方の端部にディスプレイ10を保持するディスプレイ保持部24が設けられたアーム22とを有するディスプレイスタンド20に保持されるディスプレイ10に、下端が開放され、該下端から挿入されたディスプレイ保持部24がディスプレイ10の上下方向に移動可能に嵌合する嵌合溝11と、嵌合溝11の下端に設けられた、嵌合溝11と嵌合しているディスプレイ保持部24が下端から外れることを防止する防止部材13と、防止部材13を取り付けるための取付部12とを有する脱落防止機構を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】
設置箇所に固定されるベース21と、一方の端部が前記ベース21に取り付けられ、他方の端部にディスプレイ10を保持するディスプレイ保持部24が設けられたアーム22とを有するディスプレイスタンド20に保持されるディスプレイ10に、下端が開放され、該下端から挿入されたディスプレイ保持部24がディスプレイ10の上下方向に移動可能に嵌合する嵌合溝11と、嵌合溝11の下端に設けられた、嵌合溝11と嵌合しているディスプレイ保持部24が下端から外れることを防止する防止部材13と、防止部材13を取り付けるための取付部12とを有する脱落防止機構を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、保持部に保持されている表示装置の脱落防止技術に関し、特に車載用表示装置の保持部からの脱落防止技術に関する。
近年、ナビゲーション装置や車載用テレビ等のように、表示部を有する装置を車内で利用できるようにした車載用表示装置が普及してきている。そして、これらの車載用表示装置では、ユーザ(運転者又は同乗者)の見易い位置に表示画面が向くように、表示装置の向きや位置をユーザが自由に調整できる構成を採用しているものが多い。
従来の車載用表示装置には、ディスプレイスタンドのベース部を車内のダッシュボードに両面テープで固定し、該固定したディスプレイスタンドに表示装置(以下において「ディスプレイ」という)を保持させているものがある(例えば、特許文献1)。特許文献1では、ディスプレイの背面に下端を開放した溝部が設けられている。ディスプレイスタンドは、ベース部およびディスプレイ支持部を有している。また、ディスプレイ支持部は、突起部および固定ダイヤルを有している。そして、ディスプレイ支持部の突起部を前記ディスプレイの背面に設けられた溝部に差し込んで固定ダイヤルを閉め込むことで、ディスプレイをディスプレイスタンドに固定するようにしている。
ここで、従来技術によるディスプレイの向きや位置をユーザが自由に調整できるディスプレイ保持機構について図面を用いて説明する。図5は、従来技術によるディスプレイスタンドがディスプレイを保持する構成を説明するための図である。
図示するように、ディスプレイ10は、背面に下端を開放した嵌合溝11が設けられている。ディスプレイスタンド20は、ベース21、アーム22、およびベース21に取り付けられているアーム接続部23を有している。アーム22は、一方の端部がアーム接続部23に接続され、もう一方の端部にディスプレイ保持部24が設けられている。そして、ディスプレイ保持部24は、突起部26および固定ダイヤル25を有している。突起部26をディスプレイ10の背面の嵌合溝11に下端から差し込んで、嵌合溝11の任意の位置(上下方向の位置)において、固定ダイヤル25を閉め込むことで、嵌合溝11が突起部26および固定ダイヤル25にはさまれ、ディスプレイ部10がディスプレイスタンド20に保持されるようになる。
このように、ディスプレイ保持部24は、嵌合溝11の任意の位置(上下方向の位置)でディスプレイを保持できるように構成されている。また、ユーザは、ディスプレイ10をディスプレイスタンド20に保持させるために工具を使う必要がない(手で固定ダイヤル25を閉めるように構成されている)。
なお、アーム22は、アーム接続部23に接続された端部を基点として、矢印33方向に移動可能に構成されている。さらに、アーム接続部23は、図示するX−Y平面を360度回転可能に構成されている。そのため、アーム23を上下移動させ、或いはアーム接続部23を回転させることにより、ユーザの所望する位置にディスプレイ10の表示画面の位置の微調整を行うことができる。
しかしながら、上記従来技術(特許文献1および上記図5で説明したディスプレイスタンドがディスプレイ部を保持する構成)は、ディスプレイの向きや位置の調整をユーザが簡単に行うことができることを考慮して(工具を利用しないで調整できるようにしている)、ディスプレイの固定を固定ダイヤルの締め込みによる「摩擦力(押圧力)」だけで行うようにしている。そのため、以下のような問題を有している。
具体的には、車載されたディスプレイは、自動車の走行による振動を受けることとなる。このような振動を受けた場合、ディスプレイを固定している固定ダイヤルの締め込みが緩んでくることがある。そして、固定ダイヤルの締め込みが緩んできた状態において、何らかの衝撃が自動車に加わった場合(例えば、自動車の加速や急ブレーキによる衝撃からくる振動等)、ディスプレイがディスプレイスタンドから脱落する可能性がある。例えば、図5の例で説明すると、固定ダイヤル25の締め込みが緩んでいる場合に、何らかの衝撃を自動車が受けて、ディスプレイ10に図示する矢印50方向の力が加わったとする。その場合、ディスプレイ10の背面の嵌合溝11の開放された下端から取付部24が外れる可能性がある(脱落により高価なディスプレイ部10が損傷する可能性もある)。
なお、上記の場合、ディスプレイの固定をユーザが行うようにしているため、メーカ側が所望するような強度で固定ダイヤルが締められないことも想定される(特にお年寄りや女性等の握力の弱いユーザが固定ダイヤルを締めこんだ場合、十分な締め込みがされないこともある)。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、車載用表示装置の脱落を防止することにある。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、保持部からの脱落防止機構を備えた表示装置であって、前記保持部は、設置箇所に固定されるベース部と、一方の端部が前記ベース部に取り付けられ、他方の端部に前記脱落防止機構との嵌合部が設けられたアーム部とを有する。そして、前記脱落防止機構は、前記表示装置に設けられた、下端が開放され、該下端から挿入された前記嵌合部が前記表示装置の上下方向に移動可能に嵌合する溝部と、前記溝部と嵌合している前記嵌合部が前記下端から外れることを防止する防止部材と、前記溝部の下端に設けられた、前記防止部材を取り付けるための取付部とを有する。ここで、前記防止部材は、ネジ或いはボルトであり、前記取付部は、前記防止部材が螺着されるネジ穴或いはボルト穴であることとしてもよい。
また、前記防止部材は、両端部にそれぞれ穴が設けられ、中央部に突起部が設けられた板材であり、前記取付部は、前記溝部の下端の両側に設けられた、前記下端から挿入された前記防止部材の前記穴と係止するフック部であることとしてもよい。また、前記突起部は、ネジ或いはボルトであり、前記防止部材は、前記突起部が螺着されるネジ穴或いはボルト穴を有することとしてもよい。
このように本発明によれば、車載用表示装置の脱落を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
最初に本発明の第1の実施形態が適用された表示装置の脱落防止機構について図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態が適用された表示装置の脱落防止機構を説明するための図である。図1では、(a)図に本第1の実施形態の脱落防止機構が適用されるディスプレイおよびディスプレイスタンドの概略図を示し、(b)図に本第1の実施形態の脱落防止機構の概略図を示し、(c)図および(d)図に本第1の実施形態の脱落防止機構の脱落防止の仕組みを説明する図を示している。なお、上記従来技術で説明した図5と同じ構成については、同じ符号を用いることとする。
さて、本第1の実施形態の脱落防止機構は、(a)図に示すように、例えば、ディスプレイ10およびディスプレイスタンド20を有する車載用表示装置に適用される。ここで、ディスプレイ10およびディスプレイスタンド20の構成は、上記図5で示したものと同じ構成のものを用いることとする。
(a)図に示すベース21は、自動車の内部の適当な位置に固定されている。なお、以下の説明においては、ベース21が、自動車内部のダッシュボードに固定されている場合を例にして説明する。また、本第1の実施形態では、ベース21をダッシュボードに固定する方法については、特に限定しない。例えば、ベース21をダッシュボードにビス止めすることで固定するようにしてもよい。また、例えば、ベース21を粘着度が強い両面テープにより、ダッシュボードに固定するようにしてもよい。さらに、本第1の実施形態では、ディスプレイ10の具体的構成について特に限定しない。例えば、ディスプレイ10には、液晶ディスプレイを用いることができる。
続いて、本第1の実施形態の脱落防止機構の具体的な構成を説明する。
(b)図に示すように、ディスプレイ10の背面には嵌合溝11が設けられ、嵌合溝11の下方には開放部11aが設けられている。開放部11aの形状については、特に限定しない。ディスプレイスタンド20の突起部26を嵌合溝11の内側に引き込むことができる形状を有していればよい。そして、本第1の実施形態の脱落防止機構は、上記嵌合溝11と、開放部11aに設けられたネジ取付部12と、ネジ取付部12に着脱可能に構成されている脱落防止ネジ13(或いはボルト)とを有している。具体的には、脱落防止機構は、ディスプレイ10をディスプレイスタンド20のディスプレイ保持部24に固定した状態において、ネジ取付部12に脱落防止ネジ13(或いはボルト)が螺着されている。
(b)図に示すように、ディスプレイ10の背面には嵌合溝11が設けられ、嵌合溝11の下方には開放部11aが設けられている。開放部11aの形状については、特に限定しない。ディスプレイスタンド20の突起部26を嵌合溝11の内側に引き込むことができる形状を有していればよい。そして、本第1の実施形態の脱落防止機構は、上記嵌合溝11と、開放部11aに設けられたネジ取付部12と、ネジ取付部12に着脱可能に構成されている脱落防止ネジ13(或いはボルト)とを有している。具体的には、脱落防止機構は、ディスプレイ10をディスプレイスタンド20のディスプレイ保持部24に固定した状態において、ネジ取付部12に脱落防止ネジ13(或いはボルト)が螺着されている。
続いて、(c)図および(d)図を用いて本脱落防止機構のディスプレイ10の脱落防止の仕組みを説明する。(c)図には、ディスプレイスタンド20にディスプレイ10が保持されている状態において、ネジ取付部12に脱落防止ネジ13が螺着された状態が示されている。図示するように、ディスプレイスタンド20の突起部26及び固定ダイヤル25に嵌合溝11が挟み込まれることで、ディスプレイ10は、ディスプレイスタンド20に保持されている。なお、上述したように、ディスプレイ10は、固定ダイヤル25を手で回転させることにより、簡単に上下の位置調整ができるように構成されている。
車載されたディスプレイスタンド20に保持されたディスプレイ10は、自動車から振動を受けるため、所望する強度で固定ダイヤル25を締めていないと、固定ダイヤル25の締め付けが緩んでくることがある。その際に、(d)図に示すように、ディスプレイ部10に図示する矢印50方向の力が加わったとする(例えば、舗装されていない道路を走行した場合等に自動車が受ける振動により、矢印50方向の力が加わることがある)。その場合、ディスプレイ保持部24は、ディスプレイ10を基準として、嵌合溝11の開放部11a方向に移動することがある。本第1の実施形態では、このような方向にディスプレイ保持部24が移動した場合であっても、ディスプレイ保持部24の突起部26は、脱落防止ネジ13により下方への移動を妨げられる。そのため、ディスプレイ保持部24は、脱落防止ネジ13より下方へは移動できない。その結果、ディスプレイ10のディスプレイスタンド20からの脱落を防止することができる。
このように、本第1の実施形態によれば、複雑な脱落防止機構を設けることなく、ディスプレイ10の脱落防止を実現している。そのため、本第1の実施形態では、低コストで車載用表示装置の脱落防止を実現することができる。また、本第1の実施形態の脱落防止機構は、嵌合溝11の開放部11aに脱落防止ネジを螺着させる構成を採用している。そのため、本実施形態によれば、ディスプレイ保持部24の取付け位置の上下方向の自由度、およびユーザが行う位置調整の作業性を損なうことなく、ディスプレイ10の脱落防止を実現することができる。
また、本第1の実施形態では、脱落防止ネジ13を、嵌合溝11に螺着させるようにしているため、螺着したネジを工具で取り除かなければ、ディスプレイ10をディスプレイスタンド20から取り外すことは出来ない。そのため、近年、増加しているナビゲーション装置や車載TV等の高価な情報機器を盗難する車上荒しに対し(近年、これらの盗難品を中古市場で取引したり、インターネット上で取引きしたりするケースや、海外に輸出するケースが増加している)、盗難防止を図ることが出来る(車上荒しを行う者は、螺着された脱落防止ネジを外すための工具を有していないことが多い)。
また、上記図1に示した本第1の実施形態において、脱落防止ネジ13に、通常のドライバでは、取り外しできない形状のボルトを用いるようにしてもよい。図2は、本実施形態に適用された脱落防止ネジ13の頭部の形状を例示した図である。そして、図示するように、例えば、脱落防止ネジ13として、頭部13aを有する六角穴つきボルトや、頭部13b(星型形状の穴部)を有するボルトを利用するようにしてもよい。
このように、特殊な形状を有するボルトを脱落防止ネジ13として、ディスプレイ10の嵌合溝11に螺着しておけば、車上荒し等からディスプレイ10が盗難される可能性を低下させることができる。すなわち、脱落防止ネジ13として六角穴つきボルトを用いるようにすれば、車上荒しを行う者(以下において「盗難者」という)が、六角レンチを有していなければ、ディスプレイ10を取り外すことが出来ない。また、脱落防止ネジ13として星型形状の穴部を有するボルトを用いるようにすれば、盗難者は、専用工具を用いなければ、ディスプレイ10を取り外すことが出来ない(盗難者が六角レンチを有している可能性は低く、また、専用部品である星型形状の穴部を有するボルトを取り外す専用工具を有している可能性は極めて低い)。
さらに、上記図1および図2で説明した本第1の実施形態において、脱落防止ネジ13を外部から隠蔽する隠蔽手段を、さらに設けるようにして、上述した脱落防止ネジ13が有する盗難防止の効果を高めるようにしてもよい。以下において、脱落防止ネジ13を外部から隠蔽する隠蔽手段について図3を用いて説明する。図3は、本実施形態の脱落防止ネジ13の隠蔽手段を例示した図である。図示する例では、カバー30を用いて嵌合溝11の開放部11aを覆うようにしている。具体的には、カバー30は、L型形状に構成されている板材であって、L型形状の内側部分にフック31を有している。フック31は、ネジ13の頭部に掛着可能に構成されている。そして、カバー30が有するフック31を脱落防止ネジ13の頭部に掛けて、フック31を脱落防止ネジ13の頭部に掛着させることで、外部から脱落防止ネジを隠蔽することができる。このように、カバー30で、脱落防止ネジ13を隠蔽しておけば、盗難者は、脱落防止ネジの存在を簡単に発見することができない。そのため、盗難者から車載用表示装置が盗難される可能性を低下させることができる。
なお、本実施形態では、カバー30の具体的構成については、特に限定しない。例えば、カバー30に樹脂性のカバーを用いることができる。また、カバー30にディスプレイ10の裏面部分と同じ色を施すようにするとよい。このようにすることで、盗難者が、カバー30の存在に気がつく可能性を減少させることができる。また、図3で示した、カバー30の形状はあくまでも例示である(L型形状を構成するものでなくてもよい)。
続いて、本発明の第2の実施形態について図4を用いて説明する。本第2の実施形態は、上記第1の実施形態のように、直接、脱落防止ネジ13を嵌合溝11の開放部11aに螺着する構成ではなく、脱落防止ネジが螺着された脱落防止部材を、開放部11aに設けられた嵌合溝に嵌合させて取り付ける構成を採用したものである。図4は、本発明の第2の実施形態が適用された車載用表示装置の脱落防止機構を説明するための図である。図4では、(a)図に本第2の実施形態の脱落防止機構の構成を説明するための図を示し、(b)図に本第2の実施形態の脱落防止部材が取り付けられたディスプレイ10を背面から見た斜視図を示している。なお、上記第1の実施形態で説明した構成と同じ構成については同じ符号を用いることとする。
さて、本第2の実施形態に用いるディスプレイスタンド20の構成は第1の実施形態のものと同じである。また、本第2の実施形態のディスプレイ10は、上述した第1の実施形態のディスプレイ10と嵌合溝11の下方に設けられた開放部の形状が異なる以外は、同じ構成を有している。そこで、以下において、異なる部分を中心に説明する。
(a)図に示すように、本第2の実施形態の脱落防止機構は、嵌合溝11と、脱落防止ネジ41が取り付けられた脱落防止部材40と、ディスプレイ10の嵌合溝11が有する開放部11aの下側に設けられた脱落防止部材40を嵌合させる形状を構成する嵌合部43とを有する。
脱落防止部材40は、長手方向がL字に折れ曲がっているT字形状を有する板材として構成されている。脱落防止部材40は、T字形状を有する面に外側から脱落防止ネジ41が螺着されていて、かつ脱落防止ネジ41の両端には、略四角形の穴42a、bが設けられている。また、脱落防止ネジ41は、工具により脱落防止部材40から着脱自在に構成されている。なお、本第2の実施形態では、脱落防止部材40として、長手方向がL字に折れ曲がっているT字形状を有する板材を適用する場合をについて説明するが、これは例示に過ぎない。例えば、脱落防止部材40として用いられる板材は、L字に折れ曲がっていなくてもよい。また、上記実施形態では、脱落防止部材40に脱落防止ネジ41が螺着される場合について説明しているが、特にこれに限定されるものではない。脱落防止部材40は、図示する脱落防止ネジ41の位置に着脱可能に構成されている突起部が設けられていればよい。
嵌合部43は、ディスプレイ10の背面の嵌合溝11が有する開放部11aに、脱落防止部材40を嵌合できる形状で構成されている。また、嵌合部43は、脱落防止部材40が有する2つの穴42a、bに挿入可能な形状の2つのフック44(図示する例では、フックは1つしか示していない)を有している。
脱落防止部材40は、図示する向き、および図示する矢印方向で嵌合部43に挿入され、かつ穴42a、bが2つのフック44に引っかけられることで、嵌合部43に係止される。そして、ディスプレイ10に脱落防止部材40が係止された場合、(b)図に示すように、上記第1の実施形態と同様、脱落防止ネジ41が、ディスプレイ保持部24の突起部26の下方への移動の妨げとなる。そのため、本第2の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様に、固定ダイヤル25の締め付けが緩んでいる状態で、ディスプレイ部10に図示する矢印50方向の力が加わったとしても、脱落防止ネジ41により、ディスプレイ10が脱落することを防止することができる。
また、例えば、ディスプレイ10を修理したい場合や交換したい場合等には、脱落防止ネジ41を、工具を用いて脱落防止部材40から外すことで、ディスプレイ10をディスプレイスタンド20から外すことが出来る(脱落防止部材40は、脱落防止ネジ41が外された後には、突起部26の下側方向への移動を妨げる構成を有していない)。
なお、本第2の実施形態では、フック44および穴42の具体的な構成については特に限定しない。フック44を穴42に嵌合させることにより、脱落防止部材40が嵌合部43に嵌着されるように構成されていればよい。したがって、穴42およびフック44の数は、いくつでもかまわないし、穴42の形状も略四角形状でなくてもよい(例えば、略円形状でもよい)。
さらに、フック44には、一度、フック44を穴42に嵌合した後は、脱落防止部材40を嵌合部43から取り外しすることが出来ない機能を有するフック(以下において、「ワンウェイ方式のフック」という)を用いるようにするとよい。このような構成にしておけば、盗難に遭遇した場合であっても、脱落防止部材40を取り外されることがない。そのため、車載用表示装置が盗難者から盗難される可能性を低減させることができる。
また、本第2の実施形態においても、図2のように、脱落防止ネジ41に、通常のドライバでは、取り外しできない形状のボルトを用いるようにしてもよい。また、本第2の実施形態においても、図3に示す、カバー30を用いて、脱落防止ネジ41を外部から隠蔽するようにしてもよい(脱落防止ネジ41に通常のドライバでは取り外しできない形状のボルトを用いた上で、カバー30で脱落防止ネジ41を外部から隠蔽するようにしてもよい)。
このように、本第2の実施形態によれば、ユーザは、ディスプレイスタンド20にディスプレイ10を取り付けた後、工具を使わない簡単な作業で、脱落防止部材40を取り付けることが出来る。また、脱落防止部材40を取り付けた後でも、固定ダイヤル25を操作することにより、ディスプレイ20の上下方向の固定位置を調整することができる。そのため、本第2の実施形態によれば、ユーザの見易い位置に表示画面が向くように、ディスプレイの位置をユーザが簡単に調整できる機能を残したままで、ディスプレイ10の脱落防止を実現することが出来る。
また、上述したように、脱落防止部材40を装着するためのフックにワンウェイ方式のフックを用いるようにしておけば、ディスプレイ10を取り外すために工具が必要にとなることから(脱落防止ネジ41を外す必要があるため)、ディスプレイ10の盗難防止効果を高めることができる。
なお、本発明は以上で説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記第1の実施形態の説明では、ディスプレイ10の脱落を防止するために、ネジ取付部12に脱落防止ネジ13を螺着させる場合について説明したが、特にこれに限定するものではない。例えば、ネジ取付部12に嵌合穴を設けておいて、嵌合穴に突起部材を嵌合させるようにして、ディスプレイ10の脱落を防止するようにしてもよい。そして、この突起部材の嵌合穴への着脱を専用部材(鍵、専用工具)により行うようにしておけば、ディスプレイ10の盗難防止効果を高めることができる。
また、例えば、嵌合溝11の開放部11aに出し入れ可能な突起部を有する突起機構を設けておく。そして、ディスプレイスタンド20にディスプレイ10を保持させた状態で、突起機構が有する突起部を引き出してディスプレイ10の脱落を防止させるようにしてもよい。さらに、この場合に突起部の出し入れを専用部材(例えば鍵や専用の工具)で行う構成にしておけば、上記同様に盗難防止効果を高めることができる。
また、ディスプレイ10の嵌合溝11の開放部11aに、挿入された突起部26が上側方向(図1における矢印50方向)にだけ移動できる移動制限機構を設けるようにしてもよい。このようにしておけば、ディスプレイスタンド20にディスプレイ10を取り付ける際、突起部26を嵌合溝11に挿入することを制限しないで(挿入する方向には移動可能であるため)、ディスプレイ10の脱落防止を実現することができる(突起部26は移動制限機構により下側方向には移動できないため)。また、上記移動制限機構を工具により着脱可能な構成としておくことで、ディスプレイ10が故障した際には、移動制限機構を取り外して、ディスプレイ10をディスプレイ20から取り外すことが可能となる。
10…ディスプレイ、11…嵌合溝、12…ネジ取付け部、13…脱落防止ネジ、20…ディスプレイスタンド、21…べース、22…アーム、23…アーム保持部、24…ディスプレイ保持部、25…固定ダイヤル、26…突起部、
30…カバー、31…フック、40…脱落防止部材、41…脱落防止ネジ、42…穴、43…嵌合部、44…フック
30…カバー、31…フック、40…脱落防止部材、41…脱落防止ネジ、42…穴、43…嵌合部、44…フック
Claims (6)
- 保持部からの脱落防止機構を備えた表示装置であって、
前記保持部は、設置箇所に固定されるベース部と、一方の端部が前記ベース部に取り付けられ、他方の端部に前記脱落防止機構との嵌合部が設けられたアーム部とを有し、
前記脱落防止機構は、
前記表示装置に設けられた、下端が開放され、該下端から挿入された前記嵌合部が前記表示装置の上下方向に移動可能に嵌合する溝部と、
前記溝部と嵌合している前記嵌合部が前記下端から外れることを防止する防止部材と、
前記溝部の下端に設けられた、前記防止部材を取り付けるための取付部と、を有すること
を特徴とする表示装置。 - 請求項1に記載の表示装置であって、
前記防止部材はネジ或いはボルトであり、
前記取付部は、前記防止部材が螺着されるネジ穴或いはボルト穴であること
を特徴とする表示装置。 - 請求項1に記載の表示装置であって、
前記防止部材は、両端部にそれぞれ穴が設けられ、中央部に突起部が設けられた板材であり、
前記取付部は、前記溝部の下端の両側に設けられた、前記下端から挿入された前記防止部材の前記穴と掛着するフック部であること
を特徴とする表示装置。 - 請求項3に記載の表示装置であって、
前記突起部は、ネジ或いはボルトであり、
前記防止部材は、前記突起部が螺着されるネジ穴或いはボルト穴を有すること
を特徴とする表示装置。 - 請求項2または4に記載の表示装置であって、
前記ボルトは、六角穴つきボルト或いは、頭部に星型形状の穴部を有するボルトであること
を特徴とする表示装置。 - 請求項2、4および5のいずれか一項に記載の表示装置であって、
前記脱落防止部材を覆うカバー部を有し、
前記カバー部は、前記ネジ或いはボルトの頭部に掛着するための引っかけ部を有する板材であること
を特徴とする表示装置。
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