JP2006240607A - 自動車用カーテンレールの取付構造及び取付方法 - Google Patents

自動車用カーテンレールの取付構造及び取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 自動車にカーテンレールをだれでも簡単に取り付けたり、取り外したりすることができ、外れにくく、なおかつ車を傷つけずに装着できるようにする。
【解決手段】 取付金具(1)の先端をフック(4)にして、車内のピラートリム(B)や窓枠上部のルーフレールトリム(A)、下部のボディサイドトリム(C)などに、このフック(4)を引っかけて自動車用カーテンレールを装着する取付構造及び取付方法1や、取付金具(1)の先端に磁石(7)を設けて、トランクのドアパネル(E)上部などの鉄の部分に磁石(7)を吸着させて自動車用カーテンレールを装着する取付構造及び取付方法2により、この課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

発明の詳細な説明
請求項1の発明は、車内のピラートリム(B)や、窓枠上部のルーフレールトリム(A)、下部のボディサイドトリム(C)などにフックを引っかけて取り付ける自動車用カーテンレールの取付構造及び取付方法に関するものである。
請求項2の発明は、トランクのドアパネル(E)上部などの鉄の部分に磁石を吸着させて取り付ける自動車用カーテンレールの取付構造及び取付方法に関するものである。
現在、市販されているカーテンレールの一般的な取付方法は、車内の内張りに直接ビス(11)でねじ込むか粘着テープ(12)ではり付ける方法である(図8)。
しかし、この取付方法だと手間がかかり結構大変な作業の上、せっかく取り付けてもカーテンの重みや衝撃などでカーテンが落ちてしまうことがよくある。特に粘着テープ(12)の場合、熱に弱く夏の暑さに耐えられず、はがれやすい。
又、カーテンを外したときに、ビスの穴や粘着テープの跡が残ってしまう問題点があった。
発明が解決しようとする課題
本発明は、こうした欠点を除いて簡単に取り付けたり、取り外したりすることができるカーテンレールの取付構造及び取付方法を開発しようとするものである。
課題を解決するための手段
いま、その構成を説明すると、
(イ)固定金具(2)に取付金具(1)を、360°回転できるように本体ビス(5)と押えビス(6)で設ける。
(ロ)固定金具(2)をカーテンレール(3)の溝(13)に通しスライドさせペンチ等で圧縮して固定する。
(ハ)取付金具(1)の先端をフック(4)にし、車内の形状に合わせて変形させる。
(ニ)車内のピラートリム(B)や窓枠上部にあるルーフレールトリム(A)、下部にあるボディサイドトリム(C)に、このフック(4)を引っかけて取り付ける。
(ホ)また、取付金具(1)の先端をフック(4)ではなく強力な磁石を設けておけば、トランクのドアパネル(E)上部などの鉄の部分に吸着させて取り付けることができる。
以上のように装置する。
次に本発明の実施の形態を述べると、
(イ)自動車のピラーや窓枠上下部に内張りがついている。この内張りはプラスチックで出来ておりホックで止めてあるだけの構造なので、車体とのすき間を作ることができる。したがって、この部分にフック(4)を引っかける。
(ロ)サイドカーテンの場合、カーテンレールの長さに応じて2〜3箇所で引っかければ十分である。
間仕切り用のセンターカーテンやリアカーテンの場合、カーテンレールの両端に、固定金具(2)を設けフック(4)が外側に向くように取付金具(1)を回転させて引っかければ取り付けることができる。
(ハ)また、内張りがついておらずパネルに塗装がしてあるだけのところもあるので、こういうところには、取付金具(1)の先端に磁石(7)を設けて吸着させる。
この磁石(7)に強力なものを使用すれば、フック(4)で引っかけるとき程の強度はないが、カーテンレールを取り付けることができる。
カーテンをトランクのドアパネル(E)に装着したい場合は、上部のレールに磁石(7)の構造、下部のレールにフック(4)の構造で装着すればよい。
(ニ)つまり、取付金具(1)に手の力でも曲げられるくらい、やわらかい素材の鋼板を使用することで、引っかけられるところや磁石がつくところなら、どこでも取り付けることができ、仮に、ルーフレールトリム(A)がなくピラートリム(B)しかない車両の場合でも、つり上げてカーテンレールを装着することも可能である(図7)。
必要に応じて、1つのカーテンレールに対してフック(4)と磁石(7)の2種類の構造を組み合わせて取り付けることもできる。
(イ)取付金具(1)の素材は、やわらかい鋼板を使用し板厚が0.8mmのものがよい。また、取付金具(1)に等間隔の穴(8)をあけておくと曲げやすくなり、曲げる位置の目安にもなる。
(ロ)固定金具(2)に取付金具(1)を固定するとき、アルバムやファイルなどに使う組ネジを使用した。これにより取り外すことができるようになるので、取り付ける穴の位置を変えることで取付金具(1)の長さを変えることができる。
このとき、組ネジ以外でも取付金具(1)が脱着できる構造なら何でもよい。
(ハ)固定金具(2)には、今まで使われていたカーテンレールをビス止めするための従来の固定金具(10)を、本体ビス(5)がつけられるように改良すればよい。
今回使用した従来の固定金具(10)は、ビス(11)で締め付けて圧縮しレールを固定していたが、ペンチ等で圧縮しておいても固定される。
(ニ)また、今回使用した溝(13)のあるタイプのカーテンレール(3)以外を使う場合でも、固定金具などがあればそれを改良すればよい。
発明の効果
したがって、だれでも簡単に自動車用カーテンレールを取り付けたり、取り外したりするができ、なおかつ、車に傷をつけずに取り付けられるようになった。
単純な構造ではあるが、低コストで開発でき、既存のカーテンレールをそのまま使用することができる画期的な発明である。
本発明をサイドカーテンに使用した斜視図 本発明の使用状態を示す断面図 本発明をサイドカーテンに使用した正面図 本発明を間仕切り用のセンターカーテンやリアカーテンに使用した斜視図 本発明の他の実施例の使用状態を示す側面図 ドアパネルの下部に本発明を、上部に本発明の他の実施例を使用した正面図 本発明をつり上げて使用した状態を示した側面図 従来のカーテンレールの使用状態を示す斜視図
符号の説明
1 取付金具
2 固定金具
3 カーテンレール
4 フック
5 本体ビス
6 押えビス
7 磁石
8 穴
9 ワッシャー
10 従来の固定金具
11 ビス
12 粘着テープ
13 溝
A ルーフレールトリム
B ピラートリム
C ボディサイドトリム
D 窓
E ドアパネル

Claims (2)

  1. (イ) 固定金具(2)に取付金具(1)を360°回転できるように設ける。
    (ロ) 固定金具(2)でカーテンレール(3)を固定する。
    (ハ) 取付金具(1)の先端をフック(4)にし、車内の形状に合わせて変形させる。
    (ニ) 車内のピラートリム(B)や窓枠上部にあるルーフレールトリム(A)、下部にあるボディサイドトリム(C)などに、このフック(4)を引っかけて取り付ける。
    以上のように構成された、自動車用カーテンレールの取付構造及び取付方法である。
  2. 請求項1のフック(4)を磁石にして、トランクのドアパネル(E)上部などの鉄の部分に吸着させて取り付けるようにした自動車用カーテンレールの取付構造及び取付方法である。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014122012A (ja) * 2012-12-24 2014-07-03 Yachiyo Industry Co Ltd 自動車の室内構造および車室用のカーテンレール
JP2016150596A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 サンショウ株式会社 車両用カーテンレール
KR20230001432A (ko) * 2021-06-28 2023-01-04 박종훈 차량용 커튼 지지구 및 이를 포함하는 차량용 커튼 장치

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