JP2569788Y2 - バックホーのロータリ式切換弁取付構造 - Google Patents

バックホーのロータリ式切換弁取付構造

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JP2569788Y2
JP2569788Y2 JP1992044527U JP4452792U JP2569788Y2 JP 2569788 Y2 JP2569788 Y2 JP 2569788Y2 JP 1992044527 U JP1992044527 U JP 1992044527U JP 4452792 U JP4452792 U JP 4452792U JP 2569788 Y2 JP2569788 Y2 JP 2569788Y2
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JP
Japan
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switching valve
backhoe
rotary
valve
rotary type
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JP1992044527U
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春樹 深堀
哲博 大橋
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セイレイ工業株式会社
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操作レバーと掘削作業
部に配設したアクチュエータとの操作経路を切り換え
て、操作レバーの操作パターンを変更可能としたロータ
リ式切換弁の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バックホーにおける操作レバーの
操作パターンは、建機メーカーがそれぞれに独自のパタ
ーンを有するために、複数の操作パターンが市場に存在
している。
【0003】従って、運転者の好みや慣れに対応可能と
するために、通常、バックホーには操作パターン切換弁
を装置して、運転者は好みに応じたパターンに切り換え
て運転できるようにしている。
【0004】そして、かかる操作パターン切換弁には、
リンクを継ぎ換えるリンク式切換弁や円筒形の弁体に油
路を設けたロータリ式切換弁が存在する。
【0005】また、同ロータリ式切換弁は、切換弁本体
の上部に回動自在に設けた切換レバーの固定ねじを弛
め、同切換レバーを予め定められた位置に回転させてセ
ットすると、各油路が切換えられて接続される構造であ
って、簡単に操作パターンを変更できるものである。
【0006】そして、かかるロータリ式切換弁は、ボン
ネット内や、機体のフレーム内に配設されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うに、ボンネットや機体のフレーム内に配設したロータ
リ式切換弁には、以下のような解決すべき課題を有して
いた。
【0008】即ち、同切換弁をボンネット内に配設して
いる場合、同ボンネット内にはエンジンを配設している
ので、例えば、運転者が交代し、切換弁を操作して操作
パターンを切換えようとしたときに、誤って、高温にな
っているエンジンに触れ、火傷をしたりする虞れがあっ
た。
【0009】また、機体のフレーム内に切換弁を配設し
ている場合は、切換操作の度にフレームに乗降しなけれ
ばならず、しかも、クローラ走行装置の上に乗ったりす
ることになるので、面倒なうえに危険であった。
【0010】本考案では、上記した課題を解決すること
のできるバックホーのロータリ式切換弁取付構造を提供
することを目的としている。
【0011】
【考案が解決するための手段】本考案では、操作レバー
の操作により、掘削作業部に配設した複数のアクチュエ
ータを作動自在に構成すると共に、同アクチュエータに
コントロールバルブに接続し、同コントロールバルブと
操作レバーとの間に操作経路を切り換えるロータリ式切
換弁を設けて、同操作レバーの操作パターンを複数通り
に変更可能としたバックホーにおいて、座席の前方に操
作レバーを配設すると共に、座席前端の直下方位置にロ
ータリ式切換弁を配設し、しかも、コントロールバルブ
を前記操作レバー及びロータリ式切換弁の近傍に配設し
たことを特徴とするバックホーのロータリ式切換弁取付
構造を提供せんとするものである。
【0012】また、本考案は、上記ロータリ式切換弁を
開閉自在の弁カバーにて覆うと共に、同弁カバーは、運
転者の踵に対応する箇所を凹状に凹ませたことにも特徴
を有する。
【0013】
【実施例】本考案に係るバックホーのロータリ式切換弁
取付構造の実施例を、以下、添付図に基づいて具体的に
説明する。
【0014】図1は本考案に係るロータリ式切換弁取付
構造を具備するバックホーの全体側面図であり、図2は
同ロータリ式切換弁取付構造を示す平面図であり、図3
は同断面側面図である。
【0015】図1に示すように、バックホーAは、クロ
ーラ式走行装置Cの中央部に、旋回軸受1を介して旋回
台2を取付け、同旋回台2の上に、ボンネット3を配設
している。
【0016】かかるボンネット3内に、図示しないエン
ジンや、その他の装置を配設している。
【0017】また、旋回台2において、バックホーAの
進行方向に対して左側部にキャビン4を設け、同キャビ
ン4内のステップ20上面に運転者用座席5を配設すると
共に、同座席5の前方には操縦部6を配設している。
【0018】そして、操縦部6には、レバースタンド1
5,15 を左右に立設し、同レバースタンド15,15 上部に
操作レバー16,16 を配設すると共に、レバースタンド1
5,15 の間には走行レバー18,18 を設け、また、運転者
用座席5の側方にはカットオフレバー19を設けている。
【0019】また、旋回台2の前部には、ブームブラケ
ット取付用支点7を突設し、同取付用支点7に、ブーム
ブラケット8を取付け、同ブラケット8にブーム9を取
付けると共に、同ブーム9の先端部にアーム10及びバケ
ット11を昇降・回動自在に連結して、掘削作業部aを構
成している。
【0020】かかる掘削作業部aを作動させるためのア
クチュエータbとしては、ブームシリンダ12、アームシ
リンダ13、バケットシリンダ14等からなり、それぞれ、
コントロールバルブ24に油圧配管を介して接続してい
る。
【0021】そして、同コントロールバルブ24は操作レ
バー16,16 に接続しており、運転者Mが操作レバー16,1
6 を操作すると、コントロールバルブ24が適宜開閉し、
アクチュエータbを作動させて掘削作業部aを任意に操
作することができる。
【0022】なお、図1中、21は排土作業及びスタビラ
イザ機能を有するブレード、22は同ブレード21を昇降す
るための作動シリンダである。
【0023】本実施例におけるバックホーA全体の基本
構成は上記した通りであり、本考案の要旨となるのは、
上記したバックホーAの基本構成に加えて、操作レバー
16,16とアクチュエータbとの操作経路を切り換えて、
操作レバー16,16 の操作パターンを複数通りに変更可能
としたロータリ式切換弁25を座席5前端の直下方位置に
配設したことにある。
【0024】しかも、同ロータリ式切換弁25を開閉自在
の弁カバー26にて覆い、同弁カバー26は運転者Mの踵に
対応する箇所を凹状に凹ませている。
【0025】かかるロータリ式切換弁25は、操作レバー
16,16 とコントロールバルブ24との間に介設しており、
同切換弁25に設けた切換レバー25a の位置を回転させて
セットすることにより、操作レバー16,16 とアクチュエ
ータbとの操作経路が切り換えられて、操作レバー16,1
6 の操作パターンを容易に切換可能としたものである。
【0026】即ち、本実施例においては、図2及び図3
に示すように、座席5前端の直下方位置にロータリ式切
換弁25を配設するとともに、ステップ20の下方にコント
ロールバルブ24を前記操作レバー16及びロータリ式切換
弁25に近傍させて配設している。また、ロータリ式切換
弁25は弁カバー26で覆われている。
【0027】かかる配設位置は、運転者Mの右足踵の丁
度真後ろの位置になるので、弁カバー26の形状を、図3
に示すように、運転者Mの踵に対応する箇所を運転者座
席5側に凹ませた略箱型形状としている。
【0028】しかも、同弁カバー26は、接続金具28によ
りステップ20と連結しており、弁カバー26全体を開閉自
在に形成している。
【0029】また、本ロータリ式切換弁25の上面には、
操作パターンを示すラベルを貼付しており、運転者Mは
弁カバー26を開けて現在の操作パターンを簡単に確認す
ることができるようにしている。
【0030】ロータリ式切換弁25の取付構造は上記した
通りであり、従って、運転者Mは操作パターンを切り換
える際には運転者用座席5に居ながらにして簡単に切換
可能となり便利である。
【0031】しかも、いちいち移動する必要がなく、ま
た、従来のように、ロータリ式切換弁25の配設箇所がボ
ンネット3内やフレーム内のような危険場所ではないの
で、安全性が向上する。
【0032】また、弁カバー26の運転者Mの足元に近接
する部分を凹ませたので、運転の邪魔になることがな
い。
【0033】さらに、操作パターンを示すラベルを本切
換弁25の上面に貼付したので、容易に現在の操作パター
ンを視認することができ、運転者Mによる誤操作を防
ぎ、安全である。
【0034】次に、本実施例のバックホーAがキャビン
4内のステップ20に敷いたフロアマット30について説明
する(図4)。
【0035】フロアマット30は、図5に示すように、キ
ャブフレーム4aの折り返し部4bに対応する位置にフレー
ム嵌着溝31を設けている。
【0036】よって、キャブフレーム4aの折り返し部4b
を同嵌着溝31に差し込んだ状態でステップ20にフロアマ
ット30を敷くと、キャブフレーム4aと同フロアマット30
との間には隙間が生じない。
【0037】従って、運転者Mの靴等に付着してキャビ
ン4内に持ち込まれた泥等を清掃する場合に、上記隙間
に泥が溜まったりすることなく、簡単に流すことができ
て便利である。
【0038】また、フレーム嵌着溝31がキャブフレーム
4aの折り返し部4bに掛止している状態でフロアマット30
を敷くので、マットずれが生じないで、見苦しくない。
【0039】さらに、上記折り返し部4bの先端は鋭利な
エッジ状になっているので、同折り返し部4bをフロアマ
ット30で覆ったことにより安全になる。
【0040】なお、図4及び図5中、32はフロアマット
30に形成した滑り止め模様であり、33は旋回台2とキャ
ブ4のステップ20とを固定する固定ボルト、34は同固定
ナット、35はフロアマット30に形成した固定ボルト用凹
部である。
【0041】また、他の実施例として、図6及び図7に
示すものがある。
【0042】これは、フロアマット40の両側部(機体の
前進、後退方向側)に立上がり状の折り返し部40a,40b
を設けたものである。
【0043】フロアマット40をこのように形成したこと
により、同フロアマット40上の土や泥がステップ45に落
ちることを防止し、操縦部6が汚れることを防いでい
る。
【0044】そして、同マット40の両端部には折り返し
がなく、しかも、同マット40に形成した滑り止め模様41
のパターンを、機体外への掃き出し、流し出し方向に沿
うように配列したデザインとしているので、滑り止め効
果に付加して、清掃のときに土や泥の掃き出しや流し出
しが容易になる効果を得ることができる。
【0045】また、本フロアマット40は、図に示したよ
うなバックホーのみならず、種々の建機に用いて同様な
効果を得ることができる。
【0046】なお、図6及び図7中、42,42 は操作レバ
ー、43,43 は走行レバー、44は運転者用座席、46,46 は
レバースタンド、47は旋回台である。
【0047】
【考案の効果】本考案によれば、座席の前端の直下方位
置にロータリ式切換弁を配設しているため、通常利用さ
れることのない座席の前端下部のデッドスペースを有効
に利用することができ、しかも、運転者が操作パターン
を切り換える際に、いちいち移動することなく、運転者
用座席に居ながらにして簡単にロータリ式切換弁の切換
えが可能となるので、安全性が向上し、かつ、便利であ
る。
【0048】また、弁カバーの運転者の足元に近接する
部分を凹ませたので、運転の邪魔になることがない。
【0049】さらに、ロータリ式切換弁と操作レバーと
コントロールバブルとを近接させて配設しているため、
それぞれを接続する油圧配管の長さを短くでき、ロータ
リ式切換弁等の取付作業が容易となると共に、油圧配管
内での油圧抵抗を低減でき、油圧による誤動作を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るロータリ式切換弁取付構造を具備
するバックホーの全体側面図。
【図2】同ロータリ式切換弁取付構造を示す平面図。
【図3】同断面側面図。
【図4】フロアマットを示す斜視図。
【図5】図4のI−I線における断面図。
【図6】他実施例によるフロアマットを示す平面図。
【図7】同側面図。
【符号の説明】
5 運転者用座席 16 操作レバー 25 ロータリ式切換弁 26 弁カバー a 掘削作業部 b アクチュエータ M 運転者 M1 足元部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバー(16)の操作により、掘削作業
    部(a) に配設した複数のアクチュエータ(b) を作動自在
    に構成すると共に、同アクチュエータ(b) にコントロー
    ルバルブ(24)に接続し、同コントロールバルブ(24)と操
    作レバー(16)との間に操作経路を切り換えるロータリ式
    切換弁(25)を設けて、同操作レバー(16)の操作パターン
    を複数通りに変更可能としたバックホーにおいて、座席(5) の前方に操作レバー(16)を配設すると共に、座
    席(5) 前端の直下方位置にロータリ式切換弁(25)を配設
    し、しかも、コントロールバルブ(24)を前記操作レバー
    (16)及びロータリ式切換弁(25)の近傍に配設した ことを
    特徴とするバックホーのロータリ式切換弁取付構造。
  2. 【請求項2】 上記ロータリ式切換弁(25)を開閉自在の
    弁カバー(26)にて覆うと共に、同弁カバー(26)は、運転
    者(M) の踵に対応する箇所を凹状に凹ませたことを特徴
    とする請求項1記載のバックホーのロータリ式切換弁取
    付構造。
JP1992044527U 1992-06-26 1992-06-26 バックホーのロータリ式切換弁取付構造 Expired - Lifetime JP2569788Y2 (ja)

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JPH064160U JPH064160U (ja) 1994-01-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4625430B2 (ja) * 2006-06-27 2011-02-02 日立建機株式会社 建設機械
JP5168180B2 (ja) * 2009-02-12 2013-03-21 コベルコ建機株式会社 作業機械における操作パターン切換弁の取付構造
JP5582167B2 (ja) * 2012-05-18 2014-09-03 コベルコ建機株式会社 建設機械
JP6123527B2 (ja) * 2013-07-04 2017-05-10 コベルコ建機株式会社 建設機械のバルブ配設構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3012949U (ja) * 1994-12-26 1995-06-27 オール シップ エンタープライズィズ カンパニー リミテッド ワイヤーロック装置

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