JP3724981B2 - バックホウ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はバックホウにおいて、運転部とバックホウ装置のバケットとの接触を避ける為の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
バックホウでは、運転部がキャノピーやキャビンにより覆われており、運転部(キャノピーやキャビン)とバケットとの接触を避ける構造の一例が、特開平6−17452号公報に開示されている。この構造では運転部(前記公報の図3及び図4中の16,17)から、所定距離だけ離れた牽制面(前記公報の図3及び図4中のA1,A2)を空間に設定して、バケット(前記公報の図3及び図4中の6a)の位置を検出する位置センサー、並びに位置センサーの検出に基づいてバケットが牽制面を越えて運転部側に入り込もうとすると、バックホウ装置の油圧シリンダを停止させる牽制手段を備えている。
【0003】
この場合、牽制面は運転部(旋回台)を基準とした3次元空間にXYZ座標によって設定されている。これに対しバケットの位置は、旋回台に対するブームの上下角度を検出するブーム上下角度センサー(前記公報の図6中の36)、ブームに対するアームの前後角度を検出するアーム前後角度センサー(前記公報の図6中の38)を備え、事前に求められているブーム及びアームの長さと、ブーム上下角度センサー及びアーム前後角度センサーの検出値とに基づいて演算され、運転部(旋回台)を基準とした3次元空間にXYZ座標によって表される。このように牽制面をXYZ座標で設定し、バケットの位置をXYZ座標で表すことにより、牽制面とバケットとの位置関係をXYZ座標で認識する。
以上の構成により、運転部の作業者がバックホウ装置を操作している際に、誤ってバケットを運転部側に至近距離まで近づけて運転部に接触させるような操作を行っても、バケットが牽制面に達すればバックホウ装置が自動的に停止して、バケットの運転部への接触が回避される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、バケットの位置をXYZ座標で表す場合、ブーム上下角度センサーの検出値(旋回台に対するブームの上下角度)及びブームの長さ、アーム前後角度センサーの検出値(ブームに対するアームの前後角度)及びアームの長さにより、三角関数を使用してバケットの位置のXYZ座標を演算することになるので、演算処理が複雑なものになっている。これにより、演算処理を行う演算装置にとって負荷が大きなものとなり、演算装置への負荷の軽減と言う面で改善の余地がある。
本発明はバックホウにおいて、バケットの運転部への接触を回避するように構成した場合に、演算装置への負荷を軽減することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
[I] バックホウにおいては、旋回台に上下揺動自在にブームが支持され、ブームの先端に前後揺動自在にアームが支持されて、アームの先端にバケットが支持されている。
これにより請求項1の特徴によると、ブーム及びアームの長さが決まっている状態で、旋回台に対するブームの上下角度及びブームに対するアームの前後角度が決まれば、アームの先端に支持されたバケットの位置は一義的に決まる。従って請求項1の特徴によると、三角関数を使用してバケットの位置のXYZ座標を演算しなくても、ブーム上下角度センサーの検出値及びアーム前後角度センサーの検出値を、そのままバケットの位置を示す値としたり、バケットの位置を示すパラメータとして使用したりすることができる。
【0006】
請求項1の特徴によれば、ブーム上下角度センサーのある検出値において、アームが掻き込み側に操作されてアーム前後角度センサーの検出値が設定値に達すると、バケットが運転部から所定距離だけ離れた位置に達したと判断されて、アームの掻き込み側への操作が牽制阻止されるのであり、これによってバケットの運転部への接触が回避される。
この場合、ブーム上下角度センサーの検出値が変化すれば、バケットが運転部から所定距離だけ離れた位置に達する際の設定値(アーム前後角度センサーの検出値)も、これに応じて変化する。
【0007】
[II] バックホウでは地面の掘削作業を行う場合に、バケットで地面の土を掻き取ってから、ブームの上昇側への操作及びアームの掻き込み側への操作を同時に行って、バケットを旋回台の上方に移動させると言う操作を行うことが多い。これにより、例えばバケットを運転部から少し前方に位置させた状態で、ブームの上昇側への操作及びアームの掻き込み側への操作を同時に行うと、バケットは急速に運転部に接近する。これはブームを上昇側に操作すれば、ブームの円弧作動の水平成分によって、ブームの先端(アーム)が運転部側に移動するので、ブームの上昇側への操作によるアームの運転部側への移動に加えて、アームが掻き込み側に操作されることにより、バケットが急速に運転部に接近する。
【0008】
請求項1の特徴によれば、ブームの上昇側への操作及びアームの掻き込み側への操作が同時に行われて、ブーム上下角度センサーの検出値が上昇側に変化しアーム前後角度センサーの検出値が掻き込み側に変化すると、自動的にアームが排土側に操作されて(又は自動的にアームの掻き込み側への操作が牽制阻止されて)(又は自動的にアームの掻き込み側への操作が減速操作されて)、バケットが急速に運転部に接近する状態が避けられる。
【0009】
[III] 請求項1の特徴によると、ブームの上昇側への操作及びアームの掻き込み側への操作が同時に行われた際、直ちにアームが排土側に操作されて(直ちにアームの掻き込み側への操作が牽制阻止されて)(直ちにアームの掻き込み側への操作が減速操作されて)、バケットが急速に運転部に接近する状態が避けられると、運転部の作業者が違和感を感じることがある。これは運転部の作業者がバケットを運転部に接近させようとして、ブームの上昇側への操作及びアームの掻き込み側への操作を同時に行っているのに、バケットが運転部にあまり接近しないような状態が生じるからである。
【0010】
請求項1の特徴によると、ブームの上昇側への操作及びアームの掻き込み側への操作が同時に行われた際、設定時間の経過後にアームが排土側に操作されるので(設定時間の経過後にアームの掻き込み側への操作が牽制阻止されるので)(設定時間の経過後にアームの掻き込み側への操作が減速操作されるので)、ブームの上昇側への操作及びアームの掻き込み側への操作が同時に行われた際、バケットが運転部にある程度だけ接近してから、自動的にアームが排土側に操作されることになって(自動的にアームの掻き込み側への操作が牽制阻止されることになって)(自動的にアームの掻き込み側への操作が減速操作されることになって)、バケットが運転部の前方の近くを上昇していくような状態が得られる。
【0011】
[IV] 請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様に前項[I]〜[II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
請求項2の特徴によると、ブームの上昇側への操作及びアームの掻き込み側への操作が同時に行われて、自動的にアームが排土側に操作された場合(又は自動的にアームの掻き込み側への操作が牽制阻止された場合)(又は自動的にアームの掻き込み側への操作が減速操作された場合)、ブームの上昇側への操作が減速操作される。 これにより、請求項2の特徴によると、ブームが上昇側に操作された際にブームの円弧作動の水平成分によって、ブームの先端(アーム)が運転部側に移動する状態が、ブームの上昇側への操作が減速操作されることによって抑えられるので、ブームの上昇側への操作及びアームの掻き込み側への操作が同時に行われた際、バケットが急速に運転部に接近する状態がさらに良く抑えられる。
【0012】
[V] 請求項2の特徴によると、ブームが上昇側に操作される際、ブームの上下角度が 旋回台にブームが直立する角度に接近する程、ブームの円弧作動の水平成分は大きくなる。
これにより、ブームの上昇側への操作及びアームの掻き込み側への操作が同時に行われて、自動的にアームが排土側に操作された場合(又は自動的にアームの掻き込み側への操作が牽制阻止された場合)(又は自動的にアームの掻き込み側への操作が減速操作された場合)、ブームの上下角度が旋回台にブームが直立する角度に接近する程、ブームの上昇側への操作が大きく減速操作されるので、バケットが急速に運転部に接近する状態がさらに良く抑えられる。
【0013】
[VI] 請求項3の特徴によると、請求項1の場合と同様に前項[I][II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
【0014】
バックホウでは、一般にブームを上昇側に操作すると、ブームの上昇側への円弧作動の水平成分により、ブームの先端のアーム(バケット)が運転部に接近してくる。
旋回台に対するブームの上下角度及びブームに対するアームの前後角度により、アームの先端に支持されたバケットの位置が一義的に決まっている状態で、請求項3の特徴によれば、アーム前後角度センサーのある検出値において、ブームが上昇側に操作されてブーム上下角度センサーの検出値が設定値に達すると、バケットが運転部から所定距離だけ離れた位置に達したと判断されて、ブームの上昇側への操作が牽制阻止されるのであり、これによってバケットの運転部への接触が回避される。
この場合、アーム前後角度センサーの検出値が変化すれば、バケットが運転部から所定距離だけ離れた位置に達する際の設定値(ブーム上下角度センサーの検出値)も、これに応じて変化する。
【0015】
請求項3の特徴によると、ブーム上下角度センサーの検出値が上昇側に変化していない状態で、アーム前後角度センサーの検出値が掻き込み側に変化している状態では、アーム牽制手段によるアームの掻き込み側への操作が牽制阻止される(又は前記アームの掻き込み側への操作が減速操作される)ので、アームの掻き込み側への操作が単独で行われた際、バケットが急速に運転部に接近する状態が抑えられるとともに、アームが勝手に排土側に操作されていくこともないので、運転部の作業者が違和感を感じることもない。
【0016】
そして、ブームの上昇側への操作及びアームの掻き込み側への操作が同時に行われた際、ブーム上下角度センサーの検出値が上昇側に変化している状態で、前記アーム前後角度センサーの検出値が掻き込み側に変化する状態が同時に生じて、バケットが急速に運転部側へ接近しようとする状況下では、このことを検知したアーム制御手段が自動的にアームを排土側に操作するので、バケットが急速に運転部に接近する状態を抑制することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
[1] 図1はバックホウの全体側面を示しており、ゴムクローラ型式の走行装置1に旋回台2が支持され、旋回台2の前部にバックホウ装置3が備えられている。バックホウ装置3は、油圧シリンダ11により上下に揺動操作されるブーム4、油圧シリンダ12により前後に揺動操作されるアーム5、及び油圧シリンダ13により揺動操作されるバケット6を備えて構成されている。
【0018】
バックホウ装置3のブーム4は、上下に揺動操作される第1ブーム4a、第1ブーム4aの前端の軸芯P1周りに揺動自在に連結された第2ブーム4b、第2ブーム4bの前端の軸芯P2周りに揺動自在に連結された支持ブラケット4cで構成されており、支持ブラケット4cにアーム5が連結されている。第1ブーム4aと支持ブラケット4cとに亘り、連係リンク8が架設されて平行四連リンクが構成されており、油圧シリンダ7により第2ブーム4bを第1ブーム4aに対して揺動操作することにより、アーム5及びバケット6を左右に移動させる。
【0019】
図1及び図5に示すように旋回台2において、右側にバックホウ装置3が配置され、左側に運転席14や右及び左操作レバー9,10等で構成された運転部15が配置されている。旋回台2の左右中央に、バックホウ装置3と運転部15とを仕切る窓付きの縦仕切り板16が設けられており、縦仕切り板16の上端に旋回台2の外側に沿った上仕切り板17が固定されている。
【0020】
[2] 次に油圧回路構造、バックホウ装置3及び旋回台2等の操作構造について説明する。
図2に示すように、第1ブーム4a(ブーム4)の油圧シリンダ11の制御弁21、アーム5の油圧シリンダ12の制御弁22、バケット6の油圧シリンダ13の制御弁23、旋回台2の旋回モータ18の制御弁24、第2ブーム4bの油圧シリンダ7の制御弁25、右の走行装置1の制御弁26、左の走行装置1の制御弁27、サービスポート(図示せず)の制御弁28、並びに図1に示すドーザ19を昇降操作する油圧シリンダ51の制御弁29が備えられており、ポンプ20からの作動油が制御弁21〜29に供給されている。
【0021】
第1ブーム4aの制御弁21、アーム5の制御弁22、バケット6の制御弁23、旋回台2の制御弁24及び第2ブーム4bの制御弁25が、パイロット圧によるパイロット操作式で中立復帰型に構成されている。右及び左の走行装置1の制御弁26,27、サービスポートの制御弁28、ドーザ19の制御弁29が、操作レバー(図示せず)により操作される機械操作式で中立復帰型に構成されている。
【0022】
図3に示すように右操作レバー9は前後左右に操作自在に構成されており、右操作レバー9の後操作によりパイロット圧を発生するパイロット弁31a、及び右操作レバー9の前操作によりパイロット圧を発生するパイロット弁31b、右操作レバー9の右操作によりパイロット圧を発生するパイロット弁33a、及び右操作レバー9の左操作によりパイロット圧を発生するパイロット弁33bが備えられている。
【0023】
左操作レバー10も同様に前後左右に操作自在に構成されており、左操作レバー10の後操作によりパイロット圧を発生するパイロット弁32a、及び左操作レバー10の前操作によりパイロット圧を発生するパイロット弁32b、左操作レバー10の右操作によりパイロット圧を発生するパイロット弁34a、及び左操作レバー10の左操作によりパイロット圧を発生するパイロット弁34bが備えられている。
【0024】
図3及び図5に示すように左右に踏み操作自在な操作ペダル39が備えられており、操作ペダル39の左踏み操作によりパイロット圧を発生するパイロット弁35a、及び操作ペダル39の右踏み操作によりパイロット圧を発生するパイロット弁35bが備えられている。パイロット弁31a〜35bにパイロット圧を供給するパイロットポンプ30が備えられている。
【0025】
図2及び図3に示すように、右操作レバー9のパイロット弁31a,31bと第1ブーム4aの制御弁21、及び右操作レバー9のパイロット弁33a,33bとバケット6の制御弁23とが、パイロット油路を介して接続されており、左操作レバー10のパイロット弁32a,32bとアーム5の制御弁22、及び左操作レバー10のパイロット弁34a,34bと旋回台2の制御弁24とが、パイロット油路を介して接続されている。操作ペダル39のパイロット弁35a,35bと第2ブーム部分4bの制御弁25とが、パイロット油路を介して接続されている。
【0026】
以上の構造により右操作レバー9を後操作するとパイロット弁31aからのパイロット圧により、第1ブーム4aの制御弁21が上昇側(油圧シリンダ11の伸長側)に操作され、右操作レバー9を前操作するとパイロット弁31bからのパイロット圧により、第1ブーム4aの制御弁21が下降側(油圧シリンダ11の収縮側)に操作される。右操作レバー9を右操作するとパイロット弁33aからのパイロット圧により、バケット6の制御弁23が排土側(油圧シリンダ13の収縮側)に操作され、右操作レバー9を左操作するとパイロット弁33bからのパイロット圧により、バケット6の制御弁23が掻き込み側(油圧シリンダ13の伸長側)に操作される。
【0027】
左操作レバー10を後操作するとパイロット弁32aからのパイロット圧により、アーム5の制御弁22が掻き込み側(油圧シリンダ12の伸長側)に操作され、左操作レバー10を前操作するとパイロット弁32bからのパイロット圧により、アーム5の制御弁22が排土側(油圧シリンダ12の収縮側)に操作される。左操作レバー10を右操作するとパイロット弁34aからのパイロット圧により、旋回台2の制御弁24が右旋回側に操作され、左操作レバー10を左操作するとパイロット弁34bからのパイロット圧により、旋回台2の制御弁24が左旋回側に操作される。
【0028】
操作ペダル39を左踏み操作するとパイロット弁35aからのパイロット圧により、第2ブーム4bの制御弁25が左揺動側(油圧シリンダ7の伸長側)に操作され、操作ペダル39を右踏み操作するとパイロット弁35bからのパイロット圧により、第2ブーム4bの制御弁25が右揺動側(油圧シリンダ7の収縮側)に操作される。
【0029】
右及び左操作レバー9,10、操作ペダル39を中立位置から大きく操作する程、パイロット弁31a〜35bのパイロット圧が大きくなるように構成されている。これにより、右及び左操作レバー9,10、操作ペダル39を中立位置から大きく操作する程、右及び左操作レバー9,10、操作ペダル39の操作位置に対応してパイロット弁31a〜35bのパイロット圧が大きくなり、制御弁21〜25が流量大側に操作されるのであり、右及び左操作レバー9,10、操作ペダル39を大きく操作する程、油圧シリンダ7,11,12,13及び旋回モータ18が高速で作動する。
【0030】
[3] 図4及び図5に示すように、旋回台2及び第1ブーム4aの連結部に、旋回台2に対する第1ブーム4aの上下角度a1を検出するブーム上下角度センサー36が備えられ、第1及び第2ブーム4a,4bの連結部に、第1ブーム4aに対する第2ブーム4bの左右角度a2を検出するブーム左右角度センサー37が備えられている(第2ブーム4bを左揺動側の限度に揺動させた位置(図5の二点鎖線参照)を基準とした左右角度a2)。支持ブラケット4c及びアーム5の連結部に、第2ブーム4bに対するアーム5の前後角度a3を検出するアーム前後角度センサー38が備えられており、図3に示すようにブーム上下角度センサー36、ブーム左右角度センサー37及びアーム前後角度センサー38の検出値が制御装置40に入力されている。
【0031】
図3に示すように、右操作レバー9のパイロット弁31aと第1ブーム4aの制御弁21とを接続するパイロット油路(第1ブーム4aの制御弁21を上昇側に操作するパイロット油路)、左操作レバー10のパイロット弁32aとアーム5の制御弁22とを接続するパイロット油路(アーム5の制御弁22を掻き込み側に操作するパイロット油路)、並びに操作ペダル39のパイロット弁35aと第2ブーム4bの制御弁25とを接続するパイロット油路(第2ブーム4bの制御弁25を左揺動側に操作するパイロット油路)の各々に、電磁操作式の圧力制御弁41,42,43が備えられている。
【0032】
従って、圧力制御弁41,42,43によりパイロット圧を減圧操作して(最高圧は右及び左操作レバー9,10、操作ペダル39で設定されている値)、右及び左操作レバー9,10、操作ペダル39の操作位置に関係なく、第1ブーム4aの制御弁21の上昇側の開度、アーム5の制御弁22の掻き込み側の開度、第2ブーム4bの制御弁25の左揺動側の開度を任意に変更できる。圧力制御弁41,42,43によりパイロット圧を零に設定することによって、右及び左操作レバー9,10、操作ペダル39の操作位置に関係なく、第1ブーム4aの油圧シリンダ11、アーム5の油圧シリンダ12、第2ブーム4bの油圧シリンダ7を停止させることができる。
【0033】
[4] 次に、第1ブーム4aを上昇側及び下降側に操作した場合の制御について、図6に基づいて説明する。
ブーム上下角度センサー36の検出値(第1ブーム4aの上下角度a1)、ブーム左右角度センサー37(第2ブーム4bの左右角度a2)、及びアーム前後角度センサー38の検出値(アーム5の前後角度a3)が、制御装置40に常時入力されている(ステップS1)。
【0034】
右操作レバー9を後操作して第1ブーム4aを上昇側に操作する場合、バケット6は運転部15に接近する状態となる。これにより、右操作レバー9が後操作されて、第1ブーム4aの上下角度a1が上昇側に変化する場合(第1ブーム4aの上下角度a1が増大する場合)(ステップS2)、このときの第2ブーム4bの左右角度a2及びアーム5の前後角度a3に基づいて、関係式fb1,fb2により第1設定角度BO1及び第2設定角度BO2が算出される(ステップS3)。
【0035】
この場合、第1ブーム4aの上下角度a1が第1設定角度BO1に達していなければ(ステップS6,S7)、バケット6は運転部15からまだ充分に遠い位置にあると判断されて、右操作レバー9の操作位置に対応したパイロット圧が発生し、右操作レバー9の操作位置に対応した速度で第1ブーム4aが上昇側に操作される(ステップS8)。
【0036】
次に第1ブーム4aの上下角度a1が第1設定角度BO1を越えると(ステップS7,S9)、バケット6が運転部15から第1所定距離だけ離れた位置を越えて運転部15に接近したと判断されて、第1ブーム4aの上下角度a1と第1設定角度BO1との差Δa1が算出される(ステップS10)。
これにより、差Δa1に基づいて図3に示す圧力制御弁41によりパイロット弁31aのパイロット圧が減圧操作されて、右操作レバー9の後操作の操作位置に関係なく、第1ブーム4aの上昇側への操作(油圧シリンダ11の伸長速度)が減速操作されるのであり、差Δa1が大きくなる程(バケット6が運転部15に接近する程)、第1ブーム4aの上昇側への操作(油圧シリンダ11の伸長速度)が大きく減速操作される(ステップS11)。
【0037】
次に第1ブーム4aの上下角度a1が第2設定角度BO2に達すると(ステップS9)、バケット6が運転部15から第2所定距離だけ離れた位置に達したと判断されて、図3に示す圧力制御弁41によりパイロット弁31aのパイロット圧がアンロードされて、右操作レバー9の後操作の操作位置に関係なく、第1ブーム4aの上昇側への操作(油圧シリンダ11の伸長操作)が牽制阻止される(ステップS12)。
【0038】
逆に右操作レバー9が前操作されて、第1ブーム4aの上下角度a1が下降側に変化する場合(第1ブーム4aの上下角度a1が減少する場合)(ステップS2)、バケット6が運転部15から離間する状態となるので、右操作レバー9の前操作の操作位置に対応したパイロット圧が発生し、右操作レバー9の前操作の操作位置に対応した速度で第1ブーム4aが下降側に操作される(ステップS13)(図3に示すように右操作レバー9のパイロット弁31bのパイロット油路には、圧力制御弁41が設けられていない点による)。
【0039】
[5] 前項[4]に記載のように、ステップS3の関係式fb1,fb2で算出される第1及び第2設定角度BO1,BO2は、第2ブーム4bの左右角度a2及びアーム5の前後角度a3が変化すると、これに伴って変化するものであり、例えば第2ブーム4bの左右角度a2が小さくなる程、アーム5の前後角度a3が小さくなる程、第1及び第2設定角度BO1,BO2は小さくなる。
【0040】
これにより、第2ブーム4bの左右角度a2及びアーム5の前後角度a3に対応して、第1ブーム4aの上下角度a1が第1設定角度BO1に達したときのバケットピン6a(アーム5の先端にバケット6を揺動自在に支持するもの)の位置をつないでいくと、図4及び図5に示すように、運転部15(縦及び上仕切り板16,17)から前方に第1所定距離だけ離れた面状の軌跡B1となる。
第2ブーム4bの左右角度a2及びアーム5の前後角度a3に対応して、第1ブーム4aの上下角度a1が第2設定角度BO2に達したときのバケットピン6aの位置をつないでいくと、運転部15(縦及び上仕切り板16,17)から前方に第2所定距離だけ離れた面状の軌跡A1となる。
【0041】
この場合、第1ブーム4aの上下角度a1が第2設定角度BO2に達した状態(バケットピン6aが軌跡A1に位置した状態)において、バケット6を最も運転部15に近づくように揺動操作しても、縦仕切り板16の前縁部及び上仕切り板17の前縁部から所定距離だけ離れた軌跡C1にバケット6の先端が位置するように、第2設定角度BO2(軌跡A1)が設定されている。
【0042】
図5に示すように、第2ブーム4bの左右角度a2が所定角度(図5に示す構成では第1及び第2ブーム4a,4bが直線状になる状態から、第2ブーム4bが右揺動側に位置した状態)を越えると、バケット6が運転部15から右横側に離れるので、この状態で第1ブーム4aを上昇側及び下降側に操作しても、バケット6が運転部15(縦及び上仕切り板16,17)に接触することはない。
これにより、第2ブーム4bの左右角度a2が前述の所定角度よりも大きくなると、ステップS3の関係式fb1,fb2で算出される第1及び第2設定角度BO1,BO2が、充分に大きな値(第1ブーム4aの上昇限度を越えるような大きな値)に設定されて、第1ブーム4aを上昇限度まで操作することが可能になる。
【0043】
第1ブーム4aが上昇限度まで操作されようとした場合、第1ブーム4aの上下角度a1が上昇限度の少し手前の第3設定角度BO3に達すると(ステップS4)、図3に示す圧力制御弁41によりパイロット弁31aのパイロット圧が減圧操作されて、右操作レバー9の後操作の操作位置に関係なく、第1ブーム4aの上昇側への操作(油圧シリンダ11の伸長速度)が減速操作されるのであり(ステップS5)、第1ブーム4aが上昇限度に達すると図2に示すリリーフ弁45が開いて、第1ブーム4a(油圧シリンダ11)が停止する。
【0044】
第2ブーム4bの左右角度a2が前述の所定角度に達した状態で、第1ブーム4aを上昇側及び下降側に操作した際に、バケットピン6aの位置をつないでいくと、図5に示すように運転部15(縦及び上仕切り板16,17)から右横方に第1所定距離だけ離れた面状の軌跡A2となる。この場合、第2ブーム4bの左右角度a2が前述の所定角度に達した状態(バケットピン6aが軌跡A2に位置した状態)において、縦仕切り板16から所定距離だけ離れた軌跡C2にバケット6の左横側面が位置するように、前述の所定角度(軌跡A2)が設定されている。
【0045】
[6] 次に、第1ブーム4aを上昇側に操作しながらアーム5を掻き込み側に操作した場合の制御について、図6に基づいて説明する。
右操作レバー9を後操作して第1ブーム4aを上昇側に操作しながら、左操作レバー10を後操作してアーム5を掻き込み側に操作する場合、バケット6は運転部15に急速に接近する状態となる。図3に示すように、左操作レバー10のパイロット弁32bとアーム5の制御弁22とを接続するパイロット油路に、パイロットポンプ30からのパイロット圧を分岐させるパイロット油路45を接続する圧力制御弁44が設けられており、通常は圧力制御弁44は閉位置に保持されている。
【0046】
右操作レバー9が後操作されて第1ブーム4aの上下角度a1が上昇側に変化する場合(第1ブーム4aの上下角度a1が増大する場合)(ステップS2)、このときの第1ブーム4aの上下角度a1及び第2ブーム4bの左右角度a2に基づいて、ステップS3の関係式fa3により第3設定角度AR3が算出される(ステップS3)。
【0047】
右操作レバー9が後操作されて第1ブーム4aの上下角度a1が上昇側に変化する状態で(ステップS2)、左操作レバー10が後操作されてアーム5が掻き込み側に操作された場合(ステップS6)、アーム5の前後角度a3が第3設定角度AR3に達していなければ、バケット6は運転部15からまだ充分に遠い位置にあると判断されて、右及び左操作レバー9,10の操作位置に対応したパイロット圧が発生し、右及び左操作レバー9,10の操作位置に対応した速度で第1ブーム4aが上昇側に操作され、アーム5が掻き込み側に操作される。
【0048】
次にアーム5の前後角度a3が第3設定角度AR3を越えると(ステップS14)、バケット6が運転部15から第3所定距離(前項[4]に記載の第1設定距離よりも運転部15から遠い位置)だけ離れた位置を越えて運転部15に接近したと判断されて、図3に示す圧力制御弁42によりパイロット弁32aのパイロット圧がアンロードされ、圧力制御弁44によりアーム5の制御弁22(排土側)にパイロット圧が供給されて、第1ブーム4aが上昇側に操作されるのと同時に、左操作レバー10の後操作の操作位置に関係なく、アーム5が低速で排土側に操作される(油圧シリンダ12の収縮操作)(ステップS15)。
【0049】
前述のように第1ブーム4aが上昇側に操作されるのと同時に、左操作レバー10の後操作の操作位置に関係なく、アーム5が低速で排土側に操作される際、右操作レバー9の後操作の操作位置に関係なく、図3に示す圧力制御弁41によりパイロット弁31aのパイロット圧が減圧操作されて、第1ブーム4aの上昇側への操作が減速操作される(ステップS16)。
【0050】
第1ブーム4aが上昇側に操作される場合、第1ブーム4aの上下角度a1が小さい程(第1ブーム4aが旋回台2と平行に寝た状態になる程)、第1ブーム4aの上昇側への操作に対して、第1ブーム4aの先端(アーム5及びバケット6)の運転部15への移動の水平成分は小さいものになるので、第1ブーム4aの上下角度a1が小さい状態では、ステップS16において第1ブーム4aの上昇側への操作はあまり減速操作されない。
【0051】
逆に第1ブーム4aの上下角度a1が大きい程(第1ブーム4aが旋回台2に対して直立した状態になる程)、第1ブーム4aの上昇側への操作に対して、第1ブーム4aの先端(アーム5及びバケット6)の運転部15への移動の水平成分は大きなものになるので、第1ブーム4aの上下角度a1が大きい状態では、ステップS16において第1ブーム4aの上昇側への操作が大きく減速操作される。
【0052】
このように、右及び左操作レバー9,10を後操作して、第1ブーム4aを上昇側に操作しながらアーム5を掻き込み側に操作した場合、第1ブーム4aの上昇側への操作が減速操作されながら(第1ブーム4aの上下角度a1が大きくなる程、第1ブーム4aの上昇側への操作が大きく減速操作される)、アーム5が低速で排土側に操作されるように構成することによって、ステップS12に示すように第1ブーム4aの上昇側への操作が牽制阻止されることなく、第1ブーム4aが上昇側に操作されて、バケット6が運転部15の前側を上方に移動していく。
【0053】
[7] 次に、アーム5を掻き込み側及び排土側に操作した場合の制御について、図7に基づいて説明する。
前項[4]に記載のように、ブーム上下角度センサー36の検出値(第1ブーム4aの上下角度a1)、ブーム左右角度センサー37(第2ブーム4bの左右角度a2)、及びアーム前後角度センサー38の検出値(アーム5の前後角度a3)が、制御装置40に常時入力されている(ステップS1)。
【0054】
左操作レバー10を後操作してアーム5を掻き込み側に操作すると、バケット6は運転部15に接近する状態となる。これにより、左操作レバー10が後操作されて、アーム5の前後角度a3が掻き込み側に変化する場合(アーム5の前後角度a3が減少する場合)(ステップS17)、このときの第1ブーム4aの上下角度a1及び第2ブーム4bの左右角度a2に基づいて、関係式fa1,fa2により第1設定角度AR1及び第2設定角度AR2が算出される(ステップS18)。
【0055】
この場合、アーム5の前後角度a3が第1設定角度AR1に達していなければ(ステップS21)、バケット6は運転部15からまだ充分に遠い位置にあると判断されて、左操作レバー10の操作位置に対応したパイロット圧が発生し、左操作レバー10の操作位置に対応した速度でアーム5が掻き込み側に操作される(ステップS22)。
【0056】
次にアーム5の前後角度a3が第1設定角度AR1を越えると(ステップS21,S23)、バケット6が運転部15から第1所定距離だけ離れた位置を越えて運転部15に接近したと判断されて、アーム5の前後角度a3と第1設定角度AR1との差Δa3が算出される(ステップS24)。
これにより、差Δa3に基づいて図3に示す圧力制御弁42によりパイロット弁32aのパイロット圧が減圧操作されて、左操作レバー10の後操作の操作位置に関係なく、アーム5の掻き込み側への操作(油圧シリンダ12の伸長速度)が減速操作されるのであり、差Δa3が大きくなる程(バケット6が運転部15に接近する程)、アーム5の掻き込み側への操作(油圧シリンダ12の伸長速度)が大きく減速操作される(ステップS25)。
【0057】
次にアーム5の前後角度a3が第2設定角度AR2に達すると(ステップS23)、バケット6が運転部15から第2所定距離だけ離れた位置に達したと判断されて、図3に示す圧力制御弁42によりパイロット弁32aのパイロット圧がアンロードされて、左操作レバー10の後操作の操作位置に関係なく、アーム5の掻き込み側への操作(油圧シリンダ12の伸長操作)が牽制阻止される(ステップS26)。
【0058】
逆に左操作レバー10が前操作されて、アーム5の前後角度a3が排土側に変化する場合(アーム5の前後角度a3が増大する場合)(ステップS17)、バケット6が運転部15から離間する状態となるので、左操作レバー10の前操作の操作位置に対応したパイロット圧が発生し、左操作レバー10の前操作の操作位置に対応した速度でアーム5が排土側に操作される(ステップS27)。
【0059】
[8] 前項[7]に記載のように、ステップS18の関係式fa1,fa2で算出される第1及び第2設定角度AR1,AR2は、第1ブーム4aの上下角度a1及び第2ブーム4bの左右角度a2が変化すると、これに伴って変化するものであり、例えば、第1ブーム4aの上下角度a1が小さくなる程、第2ブーム4bの左右角度a2が大きくなる程、第1及び第2設定角度AR1,AR2は小さくなる。
【0060】
これにより、第1ブーム4aの上下角度a1及び第2ブーム4bの左右角度a2に対応して、アーム5の前後角度a3が第1設定角度AR1に達したときのバケットピン6aの位置をつないでいくと、図4,5及び前項[5]に記載のような軌跡B1となる。第1ブーム4aの上下角度a1及び第2ブーム4bの左右角度a2に対応して、アーム5の前後角度a3が第2設定角度AR2に達したときのバケットピン6aの位置をつないでいくと、図4,5及び前項[5]に記載ような軌跡A1となる。
【0061】
図5及び前項[5]に記載のように、第2ブーム4bの左右角度a2が所定角度(図5に示す構成では第1及び第2ブーム4a,4bが直線状になる状態から第2ブーム4bが右揺動側に位置した状態)を越えると、バケット6が運転部15から右横側に離れるので、この状態でアーム5を掻き込み側及び排土側に操作しても、バケット6が運転部15(縦及び上仕切り板16,17)に接触することはない。
これにより、第2ブーム4bの左右角度a2が前述の所定角度よりも大きくなると、ステップS18の関係式fa1,fa2で算出される第1及び第2設定角度AR1,AR2が、充分に小さな値(アーム5の掻き込み限度を越えるような小さな値)に設定されて、アーム5を掻き込み限度まで操作することが可能になる。
【0062】
アーム5が掻き込み限度まで操作されようとした場合、アーム5の前後角度a3が掻き込み限度の少し手前の第4設定角度AR4に達すると(ステップS19)、図3に示す圧力制御弁42によりパイロット弁32aのパイロット圧が減圧操作されて、左操作レバー10の後操作の操作位置に関係なく、アーム5の掻き込み側への操作(油圧シリンダ12の伸長速度)が減速操作されるのであり(ステップS20)、アーム5が掻き込み限度に達すると図2に示すリリーフ弁45が開いて、アーム5(油圧シリンダ12)が停止する。
第2ブーム4bの左右角度a2が前述の所定角度に達した状態で、アーム5を掻き込み側及び排土側に操作した際に、バケットピン6aの位置をつないでいくと、図5及び前項[5]に記載のような軌跡A2となる。
【0063】
[9] 次に、第2ブーム4bを左揺動側及び右揺動側に操作した場合の制御について図8に基づいて説明する。
前項[4]に記載のように、ブーム上下角度センサー36の検出値(第1ブーム4aの上下角度a1)、ブーム左右角度センサー37(第2ブーム4bの左右角度a2)、及びアーム前後角度センサー38の検出値(アーム5の前後角度a3)が、制御装置40に常時入力されている(ステップS1)。
【0064】
操作ペダル39を左踏み操作して第2ブーム4bを左揺動側に操作すると、バケット6は運転部15に接近する状態となる。これにより、操作ペダル39が左踏み操作されて、第2ブーム4bの左右角度a2が左揺動側に変化する場合(第2ブーム4bの左右角度a2が減少する場合)(ステップS28)、このときの第1ブーム4aの上下角度a1及びアーム5の前後角度a3に基づいて、関係式fo1,fo2により第1設定角度OF1及び第2設定角度OF2が算出される(ステップS29)。
【0065】
この場合、第2ブーム4bの左右角度a2が第1設定角度OF1に達していなければ(ステップS32)、バケット6は運転部15からまだ充分に遠い位置にあると判断されて、操作ペダル39の操作位置に対応したパイロット圧が発生して、操作ペダル39の操作位置に対応した速度で第2ブーム4bが左揺動側に操作される(ステップS33)。
【0066】
次に第2ブーム4bの左右角度a2が第1設定角度OF1を越えると(ステップS32,S34)、バケット6が運転部15から第1所定距離だけ離れた位置を越えて運転部15に接近したと判断されて、第2ブーム4bの左右角度a2と第1設定角度OF1との差Δa2が算出される(ステップS35)。
これにより、差Δa2に基づいて図3に示す圧力制御弁43によりパイロット弁35aのパイロット圧が減圧操作されて、操作ペダル39の左踏み操作の操作位置に関係なく、第2ブーム4bの左揺動側への操作(油圧シリンダ7の伸長速度)が減速操作されるのであり、差Δa2が大きくなる程(バケット6が運転部15に接近する程)、第2ブーム4bの左揺動側への操作(油圧シリンダ7の伸長速度)が大きく減速操作される(ステップS36)。
【0067】
次に第2ブーム4bの左右角度a2が第2設定角度OF2に達すると(ステップS34)、バケット6が運転部15から第2所定距離だけ離れた位置に達したと判断されて、図3に示す圧力制御弁43によりパイロット弁35aのパイロット圧がアンロードされて、操作ペダル39の左踏み操作の操作位置に関係なく、第2ブーム4bの左揺動側への操作(油圧シリンダ7の伸長操作)が牽制阻止される(ステップS37)。
【0068】
逆に操作ペダル39が右踏み操作されて、第2ブーム4bの左右角度a2が右揺動側に変化する場合(第2ブーム4bの左右角度a2が増大する場合)(ステップS28)、バケット6が運転部15から離間する状態となるので、操作ペダル39の右踏み操作の操作位置に対応したパイロット圧が発生し、操作ペダル39の右踏み操作の操作位置に対応した速度で第2ブーム4bが右揺動側に操作される(ステップS38)(図3に示すように操作ペダル39のパイロット弁35bのパイロット油路には、圧力制御弁43が設けられていない点による)。
【0069】
[10] 前項[9]に記載のように、ステップS29の関係式fo1,fo2で算出される第1及び第2設定角度OF1,OF2は、第1ブーム4aの上下角度a1及びアーム5の前後角度a3が変化すると、これに伴って変化するものである。運転部15の前方にバケット15が位置する場合には、第1ブーム4aの上下角度a1が大きくなる程、アーム5の前後角度a3が大きくなる程、第1及び第2設定角度OF1,OF2は小さくなる。運転部15の右横側にバケット15が位置するような第1ブーム4aの上下角度a1及びアーム5の前後角度a3の場合、第1及び第2設定角度OF1,OF2は一定値となる。
【0070】
これにより、運転部15の前方にバケット15が位置する場合、第1ブーム4aの上下角度a1及びアーム5の前後角度a3に対応して、第2ブーム4bの左右角度a2が第1設定角度OF1に達したときのバケットピン6aの位置をつないでいくと、図4,5及び前項[5]に記載のような軌跡B1となる。第1ブーム4aの上下角度a1及びアーム5の前後角度a3に対応して、第2ブーム4bの左右角度a2が第2設定角度OF2に達したときのバケットピン6aの位置をつないでいくと、図4,5及び前項[5]に記載ような軌跡A1となる。
【0071】
運転部15の右横側にバケット15が位置する場合、第2ブーム4bの左右角度a2が第1設定角度OF1に達したときのバケットピン6aの位置をつないでいくと、図5及び前項[5]に記載のような軌跡B2となる。第1ブーム4aの上下角度a1及びアーム5の前後角度a3に対応して、第2ブーム4bの左右角度a2が第2設定角度OF2に達したときのバケットピン6aの位置をつないでいくと、図5及び前項[5]に記載ような軌跡A2となる。
【0072】
バケット6を運転部15から前方に充分に離れた位置に位置させていると(第1ブーム4aを下降側に操作し、アーム5を排土側に操作した状態)、この状態で第2ブーム4aを左揺動限度まで操作しても、バケット6が運転部15(縦及び上仕切り板16,17)に接触することはない。
これにより、バケット6を運転部15から前方に充分に離れた位置に位置させていると、ステップS29の関係式fo1,fo2で算出される第1及び第2設定角度OF1,OF2が充分に小さな値(第2ブーム4bの左揺動限度を越えるような小さな値)に設定されて、第2ブーム4bを左揺動限度まで操作することが可能になる。
【0073】
第2ブーム4bが左揺動限度まで操作されようとした場合、第2ブーム4bの左揺動限度の少し手前の第3設定角度OF3に達すると(ステップS30)、図3に示す圧力制御弁43によりパイロット弁35aのパイロット圧が減圧操作されて、操作ペダル39の左踏み操作の操作位置に関係なく、第2ブーム4bの左揺動側への操作(油圧シリンダ7の伸長速度)が減速操作されるのであり(ステップS31)、第2ブーム4bが左揺動限度に達すると図2に示すリリーフ弁45が開いて、第2ブーム4b(油圧シリンダ7)が停止する。
【0074】
[発明の実施の第1別形態] 図6及び前項[6]に記載のステップS15において、アーム5を低速で排土側に操作(油圧シリンダ12の収縮操作)するのではなく、アーム5の掻き込み側への操作(油圧シリンダ12の伸長速度)を減速操作したり、アーム5の掻き込み側への操作を牽制阻止するように構成してもよい。このように構成してもアーム5を低速で排土側に操作(油圧シリンダ12の収縮操作)するのと同様に、バケット6が運転部15に接近する状態を避けることができる。
【0075】
図6及び前項[6]に記載のステップS6,S14において、アーム5の前後角度a3が第3設定角度AR3を越えた場合、直ちにアーム5を低速で排土側に操作(油圧シリンダ12の収縮操作)するのではなく、アーム5の前後角度a3が第3設定角度AR3を越えてから設定時間の経過後に、アーム5を低速で排土側に操作(油圧シリンダ12の収縮操作)するように構成してもよい。
【0076】
図6及び前項[6]に記載のステップS6,S14において、アーム5の前後角度a3が第3設定角度AR3を越えた場合、直ちにアーム5を低速で排土側に操作(油圧シリンダ12の収縮操作)する場合、図4及び図5に示す軌跡B1にバケットピン6aが達するとアーム5が低速で排土側に操作(油圧シリンダ12の収縮操作)されるように、第3設定角度AR3がステップS3の関係式fa3によって設定されるように構成してもよい。
図6及び前項[6]に記載のステップS15において、アーム5が低速で排土側に操作(油圧シリンダ12の収縮操作)される際の速度を少し高速側に変更したり、さらに低速側に変更したりすることができるように構成してもよい。
【0077】
[発明の実施の第2別形態] 前述の[発明の実施の形態]及び[発明の実施の第1別形態]において、バケットピン6aの位置にバケット前後角度センサー(図示せず)を設け、バケット6の前後角度も、図6及び図7に示す関係式fb1,fb2,fa1,fa2,fa3にパラメメータとして入れて、第1,2,3設定角度BO1,BO2,AR1,AR2,AR3が算出されるように構成してもよい。
【0078】
右及び左操作レバー9,10、操作ペダル39の操作位置をポテンショメータ(図示せず)で電気的に検出し、電磁比例減圧弁型式のパイロット弁(図示せず)を操作して、パイロット式の制御弁21〜25を操作する型式や、右及び左操作レバー9,10、操作ペダル39の操作位置をポテンショメータ(図示せず)で電気的に検出し、この検出値に基づいて電磁比例減圧弁型式の制御弁(図示せず)を操作する型式にも、本発明は適用できる。さらに、本発明は旋回台2の右側に運転部15を配置し、旋回台2の左側にバックホウ装置3のブーム4(第1ブーム4a)を配置したバックホウにも適用できる。
【0079】
【発明の効果】
請求項1の特徴によると、バックホウにおいてバケットの運転部への接触を回避するように構成した場合、三角関数を使用してバケットの位置のXYZ座標を演算しなくても、ブームの上下角度及びアームの前後角度に基づいて、アームの掻き込み側への操作によりバケットが運転部から所定距離だけ離れた位置に達したことを適切に判断し、アームの掻き込み側への操作を牽制阻止することができるようになった。このように請求項1の特徴によると、三角関数を使用してバケットの位置のXYZ座標を演算しなくても、アームの掻き込み側への操作によるバケットの運転部への接触を回避することができるようになって、演算装置への負荷を軽減することができるようになった。
【0080】
請求項1の特徴によると、ブームの上昇側への操作及びアームの掻き込み側への操作が同時に行われた際、自動的にアームが排土側に操作されるように(又は自動的にアームの掻き込み側への操作が牽制阻止されるように)(又は自動的にアームの掻き込み側への操作が減速操作されるように)、構成することにより、バケットが急速に運転部に接近する状態を避けることができるようになって、バックホウの作業性を向上させることができた。
【0081】
請求項1の特徴によると、請求項1又は2の場合と同様に前述の請求項1又は2の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
請求項3の特徴によると、ブームの上昇側への操作及びアームの掻き込み側への操作が同時に行われた際、設定時間の経過後にアームが排土側に操作されるので(設定時間の経過後にアームの掻き込み側への操作が牽制阻止されるので)(設定時間の経過後にアームの掻き込み側への操作が減速操作されるので)、バケットが運転部の前方の近くを上昇していくような状態が得られるようになって、運転部の作業者が違和感を持つ状態を避けることができた。
【0082】
請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
請求項2の特徴によると、ブームの上昇側への操作及びアームの掻き込み側への操作が同時に行われて、自動的にアームが排土側に操作された場合(又は自動的にアームの掻き込み側への操作が牽制阻止された場合)(又は自動的にアームの掻き込み側への操作が減速操作された場合)、ブームの上昇側への操作が減速操作されるように構成することによって、バケットが急速に運転部に接近する状態がさらに良く抑えられるようになり、バックホウの作業性をさらに向上させることができた。
【0083】
また、請求項2の特徴によると、ブームの上昇側への操作及びアームの掻き込み側への操作が同時に行われて、自動的にアームが排土側に操作された場合(又は自動的にアームの掻き込み側への操作が牽制阻止された場合)(又は自動的にアームの掻き込み側への操作が減速操作された場合)、ブームの上下角度が旋回台にブームが直立する角度に接近する程、ブームの上昇側への操作が大きく減速操作され、バケットが急速に運転部に接近する状態がさらに良く抑えられるようになって、バックホウの作業性をさらに向上させることができた。
【0084】
請求項3の特徴によると、ブーム上下角度センサーの検出値が上昇側に変化していない状態で、アーム前後角度センサーの検出値が掻き込み側に変化している状態では、アーム 牽制手段によるアームの掻き込み側への操作が牽制阻止される(又は前記アームの掻き込み側への操作が減速操作される)ので、アームの掻き込み側への操作が単独で行われた際、バケットが急速に運転部に接近する状態が抑えられるとともに、アームが勝手に排土側に操作されていくこともないので、運転部の作業者が違和感を感じることもない。
【0085】
そして、ブームの上昇側への操作及びアームの掻き込み側への操作が同時に行われた際、ブーム上下角度センサーの検出値が上昇側に変化している状態で、前記アーム前後角度センサーの検出値が掻き込み側に変化する状態が同時に生じて、バケットが急速に運転部側へ接近しようとする状況下では、このことを検知したアーム制御手段が自動的にアームを排土側に操作するので、バケットが急速に運転部に接近する状態を抑制することができ、作業性良く用いることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 バックホウの全体側面図
【図2】 バックホウ装置の油圧シリンダ及び制御弁等を示す油圧回路図
【図3】 右及び左操作レバー、操作ペダル、パイロット弁及びパイロット油路等を示す油圧回路図
【図4】 図6のステップS11,S12及び図7のステップS25,S26でのバケットピンの位置をつないだ軌跡を示す側面図
【図5】 図6のステップS11,S12及び図7のステップS25,S26、図8のステップS36,S37でのバケットピンの位置をつないだ軌跡を示す平面図
【図6】 第1ブームを上昇側及び下降側に操作した際の制御の流れを示す図
【図7】 アームを掻き込み側及び排土側に操作した際の制御の流れを示す図
【図8】 第2ブームを左揺動側及び右揺動側に操作した際の制御の流れを示す図
【符号の説明】
2 旋回台
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
15 運転部
36 ブーム上下角度センサー
38 アーム前後角度センサー
AR2 設定値
BO2 設定値
a1 上下角度
a3 前後角度

Claims (3)

  1. 旋回台に上下揺動自在に支持されたブームと、前記ブームの先端に前後揺動自在に支持されたアームと、前記アームの先端に支持されたバケットとを備え、
    前記旋回台に対するブームの上下角度を検出するブーム上下角度センサーと、前記ブームに対するアームの前後角度を検出するアーム前後角度センサーとを備えると共に、
    前記ブーム上下角度センサーの検出値に対して前記アーム前後角度センサーの検出値が設定値に達すると、前記バケットが運転部から所定距離だけ離れた位置に達したと判断して、前記アームの掻き込み側への操作を牽制阻止するアーム牽制手段を備え、
    前記ブーム上下角度センサーの検出値が上昇側に変化し前記アーム前後角度センサーの検出値が掻き込み側に変化すると、前記アームが排土側に操作されるように、又は前記アームの掻き込み側への操作が牽制阻止されるように、又は前記アームの掻き込み側への操作が減速操作されるようにするアーム制御手段を備え、
    このアーム制御手段を、前記ブーム上下角度センサーの検出値が上昇側に変化し前記アーム前後角度センサーの検出値が掻き込み側に変化すると、設定時間の経過後に作動を開始するように構成してあるバックホウ。
  2. 旋回台に上下揺動自在に支持されたブームと、前記ブームの先端に前後揺動自在に支持されたアームと、前記アームの先端に支持されたバケットとを備え、
    前記旋回台に対するブームの上下角度を検出するブーム上下角度センサーと、前記ブームに対するアームの前後角度を検出するアーム前後角度センサーとを備えると共に、
    前記ブーム上下角度センサーの検出値に対して前記アーム前後角度センサーの検出値が設定値に達すると、前記バケットが運転部から所定距離だけ離れた位置に達したと判断して、前記アームの掻き込み側への操作を牽制阻止するアーム牽制手段を備え、
    前記ブーム上下角度センサーの検出値が上昇側に変化し前記アーム前後角度センサーの検出値が掻き込み側に変化すると、前記アームが排土側に操作されるように、又は前記アームの掻き込み側への操作が牽制阻止されるように、又は前記アームの掻き込み側への操作が減速操作されるようにするアーム制御手段を備え、
    前記ブーム上下角度センサーの検出値が上昇側に変化し前記アーム前後角度センサーの検出値が掻き込み側に変化すると、前記ブームの上昇側への操作を減速操作するブーム減速手段を備え、かつ、このブーム減速手段を、前記旋回台にブームが直立する角度に前記ブーム上下角度センサーの検出値が接近する程、前記ブームの上昇側への操作を大きく減速操作するように構成してあるバックホウ。
  3. 旋回台に上下揺動自在に支持されたブームと、前記ブームの先端に前後揺動自在に支持されたアームと、前記アームの先端に支持されたバケットとを備え、
    前記旋回台に対するブームの上下角度を検出するブーム上下角度センサーと、前記ブームに対するアームの前後角度を検出するアーム前後角度センサーとを備えると共に、
    前記ブーム上下角度センサーの検出値に対して前記アーム前後角度センサーの検出値が設定値に達すると、前記バケットが運転部から所定距離だけ離れた位置に達したと判断して、前記アームの掻き込み側への操作を牽制阻止するアーム牽制手段を備え、
    前記ブーム上下角度センサーの検出値が上昇側に変化していない状態で、前記アーム前後角度センサーの検出値が掻き込み側に変化している状態では、前記アーム牽制手段による牽制作動を、前記アームの掻き込み側への操作が牽制阻止されるように、又は前記アームの掻き込み側への操作を減速操作されるようにするとともに、前記ブーム上下角度センサーの検出値が上昇側に変化している状態で、前記アーム前後角度センサーの検出値が掻き込み側に変化する状態が同時に生じると、前記アーム牽制手段による牽制作動を、前記アームが排土側に操作されるようにするアーム制御手段を備えてあるバックホウ。
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