JP2582581Y2 - バックホーにおける作業部干渉防止機構 - Google Patents

バックホーにおける作業部干渉防止機構

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JP2582581Y2
JP2582581Y2 JP50593U JP50593U JP2582581Y2 JP 2582581 Y2 JP2582581 Y2 JP 2582581Y2 JP 50593 U JP50593 U JP 50593U JP 50593 U JP50593 U JP 50593U JP 2582581 Y2 JP2582581 Y2 JP 2582581Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バックホーにおける作
業部干渉防止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バックホーの掘削部においては、
上下昇降自在の主ブームに対して、オフセットブームと
中間ブーム、バケットブームを連結し、同バケットアー
ムに掘削用バケットを連結し、同主ブームに対してバケ
ットアーム側を左右方向にオフセット自在としたバック
ホーにおいては、掘削部がオフセットした場合に、主ブ
ームに隣接して位置するキャビン側に掘削用バケットが
接触したり衝突して危険であった。
【0003】このため、掘削用バケットが、キャビン側
に接近した状態、即ち、危険域に侵入した場合は掘削作
業部を自動的に停止させるものが存在する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
の如く、掘削用バケットがキャビン側に接近すると作業
部を自動的に停止させるものでは、通常の作業時に掘削
用バケットが頻繁にキャビン側に接近するためにその都
度作業部が停止するので煩わしく、作業を能率的に行う
ことができないものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、上下
昇降自在の主ブームに、オフセットブームと中間ブーム
とバケットアームを連結し、同バケットアームに掘削用
バケットを連結して、主ブームに対してバケットアーム
側を左右方向にオフセット自在としたバックホーにおい
て、上記掘削用バケットの支点位置が地面上の所定位置
まで上昇するとオフセット状態より標準状態に戻る如く
構成してなるバックホーにおける作業部干渉防止機構を
提供するものである。
【0006】また、本考案では、上記掘削用バケットの
支点位置が所定位置を越えて危険域側へ操作された場合
は、危険域境界線位置に掘削用バケットを停止せしめる
と共に、同停止時には、電磁比例弁の出力を制御して停
止作動を緩らげることにも特徴を有する。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づき具体的に説明
すると、1はバックホーであって、下部にクローラ型の
走行装置2を設けている。3は走行フレームで、上部に
旋回フレーム4を旋回自在に載置している。
【0008】5は旋回フレーム4の中央部に配設する主
ブームで、横軸6を中心に上下昇降可能となっている。
【0009】7は主ブームブラケット、8は同主ブーム
5の左側方に接近しして設ける運転者用のキャビン、9
は操作レバー、10は操作レバー取付台である。
【0010】また、11は主ブーム5の先端に連結するオ
フセットブームで、枢支ピン12を中心に左右方向に揺動
自在である。13はオフセットブーム11に連結する中間ブ
ーム、14は同中間ブーム13に連結するバケットアームで
ある。
【0011】15はバケットアーム14先端の支点位置16A
に支点ピン16を介して連結する掘削用バケット、17は主
ブーム5を上下に昇降作動させる油圧シリンダ、18はオ
フセットブーム11を左右方向に揺動させるオフセット用
油圧シリンダ、19はオフセットブーム11に中間ブーム13
を連結する取付ピン、20は中間ブーム13を作動させる油
圧シリンダ、21は掘削用バケット15を作動させるバケッ
ト用油圧シリンダ、22はオフセットリンクである。
【0012】また、図2において、23は主ブーム5の基
部に設けるポテンショメータ、24はオフセットブーム11
に設けるポテンショメータ、25はバケットアーム14に設
けるポテンショメータ、26はジョイステック操作部の主
ブームレバーに設けるポテンショメータ、27は中間ブー
ムレバーに設けるポテンショメータ、28はバケットレバ
ーに設けるポテンショメータ、29は旋回レバーに設ける
ポテンショメータ、30はオフセットペダルに設けるポテ
ンショメータである。
【0013】また、31は操作ボックス内に設けるバケッ
ト幅選択切換装置、32はオフセット開始高さ切換装置、
33は操作パターン切換装置である。
【0014】また、運転者用のキャビン8の前面及び天
井部には非常停止用のタッチセンサ34,35,36が設けられ
ている。37はコントローラであって、レバーパターン切
替回路38、ポテンショメータ入力回路39、A/Dコンバ
ータ40、CPU41が内蔵されている。
【0015】42は電源、43は電源遮断回路、44は電源回
路、45はディスクリート回路、46はLED駆動回路で操
作ボックス47と接続している。48は電磁比例弁駆動回路
で電磁比例弁49と接続している。
【0016】50はエンジン51の回転数を検出する検出手
段、52は上記掘削用バケット15が左右にオフセットした
ときのオフセット状態を示す。53は同掘削用バケット15
がオフセットをしない標準状態を示している。そして、
同掘削用バケット15の支点位置16A が地面上の所定位置
54まで上昇(高さH)すると、上記各ポテンショメータ
23,24,25がこれを検出してコントローラ37により掘削バ
ケット15をオフセット状態52より標準状態53に自動的に
戻るように構成している。
【0017】55は掘削用バケット15が機体側に寄ったと
きにキャビン8などに接触状態となる危険域境界(線)
を示す。
【0018】また、上記掘削用バケット15の支点位置16
A が所定位置54を越えて危険域側へ操作された場合は、
危険域境界線55位置に掘削用バケット15を停止せしめる
と共に、同停止時には電磁比例弁49の出力を制御して停
止作動を緩らげるように構成している。
【0019】本考案の実施例は上記のように構成されて
おり、したがって、上下昇降自在の主ブーム5を上下動
させてオフセットブーム11を揺動させながら、掘削用バ
ケット15により機体前方の地面を掘削し、同掘削用バケ
ット15内に土砂を掬い込み、同掘削用バケット15の支点
位置16A が地面上の所定位置54まで上昇すると、自動的
にオフセット状態52より標準状態53に戻るものである。
【0020】したがって、この場合は、通常の掘削作業
時に掘削用バケットが運転者用のキャビンに接触した
り、危険域に侵入することがなく、作業性が向上すると
共に、作業サイクルタイムが短縮できて安全な作業がで
きるものである。
【0021】また、同掘削用バケット15の支点位置16A
が所定位置54を越えて危険域側へ操作された場合は、危
険域境界線55位置に掘削用バケット15を停止せしめると
共に、同停止時には電磁比例弁49の出力を制御して停止
作動を緩らげるように構成しているものである。
【0022】したがって、この場合は、掘削用バケット
15からの土砂が零れ落ちることがなく作業性が向上する
ものである。
【0023】
【考案の効果】本考案によれば、上下昇降自在の主ブー
ムに、オフセットブームと中間ブームとバケットアーム
を連結し、同バケットアームに掘削用バケットを連結し
て、主ブームに対してバケットアーム側を左右方向にオ
フセット自在としたバックホーにおいて、上記掘削用バ
ケットの支点位置が地面上の所定位置まで上昇するとオ
フセット状態より標準状態に戻る如く構成したものであ
るから、通常の掘削作業時に掘削用バケットが運転者用
のキャビンに接触したり、危険域に侵入することがな
く、作業性が向上すると共に、作業サイクルタイムが短
縮できて安全な作業ができるものである。
【0024】また、掘削用バケットの支点位置が所定位
置を越えて危険域側へ操作された場合は、危険域境界線
位置に掘削用バケットを停止せしめると共に、同停止時
には、電磁比例弁の出力を制御して停止作動を緩らげる
ので、掘削用バケットからの土砂が零れ落ちることがな
く作業性が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を装備するバックホーの全体側面図。
【図2】同平面図。
【図3】制御装置の概略を示すブロック図。
【符号の説明】
1 バックホー 5 主ブーム 11 オフセットブーム 13 中間ブーム 14 バケットアーム 15 掘削用バケット 16A 支点位置 49 電磁比例弁 52 オフセット状態 53 標準状態 54 所定位置 55 危険域境界線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 3/32 E02F 9/24

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下昇降自在の主ブーム(5) に、オフセ
    ットブーム(11)と中間ブーム(13)とバケットアーム(14)
    を連結し、同バケットアーム(14)に掘削用バケット(15)
    を連結して、主ブーム(5) に対してバケットアーム(14)
    側を左右方向にオフセット自在としたバックホーにおい
    て、 上記掘削用バケット(15)の支点位置(16A) が地面上の所
    定位置(54)まで上昇するとオフセット状態(52)より標準
    状態(53)に戻る如く構成してなるバックホーにおける作
    業部干渉防止機構。
  2. 【請求項2】 上記掘削用バケット(15)の支点位置(16
    A) が所定位置(54)を越えて危険域側へ操作された場合
    は、危険域境界線(55)位置に掘削用バケット(15)を停止
    せしめると共に、同停止時には、電磁比例弁(49)の出力
    を制御して停止作動を緩らげることを特徴とする請求項
    1記載のバックホーにおける作業部干渉防止機構。
JP50593U 1993-01-12 1993-01-12 バックホーにおける作業部干渉防止機構 Expired - Fee Related JP2582581Y2 (ja)

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JPH0657944U JPH0657944U (ja) 1994-08-12
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