JP2566620B2 - 途布層を有するポリエステルフィルム - Google Patents

途布層を有するポリエステルフィルム

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JP2566620B2
JP2566620B2 JP63158628A JP15862888A JP2566620B2 JP 2566620 B2 JP2566620 B2 JP 2566620B2 JP 63158628 A JP63158628 A JP 63158628A JP 15862888 A JP15862888 A JP 15862888A JP 2566620 B2 JP2566620 B2 JP 2566620B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリエステルフィルムの表面特性、特に接
着性を改良したポリエステルフィルムに関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕
二軸延伸ポリエステルフィルムは、優れた特性を有す
ることで広く用いられているものの、用途によっては、
接着性などが悪いという欠点がある。
二軸延伸ポリエステルフィルムの接着性を改良する方
法としては、共重合ポリエステルをフィルム化する方
法、ポリエーテルなどのポリマーを配合する方法、フィ
ルムを溶剤などで処理する方法、コロナ放電処理、プラ
ズマ処理などの方法があるが、これらの方法では接着性
改良効果には限界があり、塗布処理により接着性のある
ポリマーを積層する方法が有効である。
塗布層を有する二軸延伸ポリエステルフィルムの製造
方法として、塗布液を塗布後フィルムを延伸、熱処理す
る塗布延伸法(インラインコーティング法)といわれる
ものがある。この方法は、二軸延伸後のポリエステルフ
ィルムに塗布液を塗布して塗布層を形成する方法と比較
して、フィルムの製膜と塗布を同時に実施するため、幅
広の製品が比較的安価に得られるだけでなく、塗布層と
基体のポリエステルフィルムの密着性が良く、塗布層を
薄膜化できるだけでなく、塗布層の表面特性も特徴のあ
るものが得られる。
塗布延伸法に用いられる塗布剤としては、ポリエステ
ル、ポリウレタン、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂など
多くの提案がなされている。しかしながら、塗布剤とし
てのポリエステルは基体となるポリエステルフィルムと
は接着性が良いものの、その上に他の素材と積層した場
合には、接着性が不充分な場合が多く、接着性を改良す
るため共重合成分あるいは共重合量を増加すると固着性
(ブロッキング性)が悪化するという問題が生じる。
このようなことから、本願出願人は、特開昭58−1246
51号公報においてポリエステルとアクリル系樹脂を配合
した塗布液をフィルムに塗布後、延伸したポリエステル
フィルムを提案し、実用上も有用であることを確認して
いる。しかしながら、これらの樹脂を単に配合した塗布
液では用途により、接着性、塗膜強度、耐水性、耐溶剤
性、透明性、固着性等の問題が生じる場合がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記問題点を鑑み、鋭意検討した結果、
ある特定の塗布層を有するポリエステルフィルムが優れ
た接着性を有することを見出し、本発明を完成するに至
った。
すなわち、本発明の要旨は、下記置換基群から選ばれ
る少なくとも一つの置換基および重合性のある炭素−炭
素不飽和結合を有する化合物(A)を、側鎖にカルボン
酸成分及び/又はカルボン酸塩成分を有しかつ不飽和基
を実質的に含まないポリエステル(B)を含有する水溶
液または水分散液中で重合して得られる反応生成物であ
って、ポリエステルが核となり炭素−炭素不飽和基を有
する化合物の重合体が外殻を形成しかつポリエステル成
分を5〜95重量%含有する当該反応生成物を含有する塗
布液用いた塗布延伸法により得られることを特徴とする
塗布層を有するポリエステルフィルムに存する。
置換基群:エステル基、水酸基、カルボキシル基、エポ
キシ基、アミド基、ハロゲン基、不飽和ジカルボン酸エ
ステル基、フェニル基、置換基を有するフェニレン基 以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明におけるポリエステルフィルムのポリエステル
とは、その構成単位の80モル%以上がエチレンテレフタ
レートであるポリエチレンテレフタレートあるいはエチ
レンナフタレートであるポリエチレンナフタレートであ
る。
本発明のポリエステルフィルムは、必要に応じて無機
粒子、有機粒子、有機系潤滑剤、帯電防止剤、安定剤、
染料、顔料、有機高分子を組成物として含有してもよ
い。ポリエステルフィルムに滑り性を付与するために
は、フィルム組成物として微粒子を含有させるが、使用
される製品の滑り性、透明性などの要求特性に応じて突
起形成剤の種類、大きさ、配合量は適宜選択される。
本発明における特定の置換基および重合性のある炭素
−炭素不飽和結合を有する化合物(以下化合物(A)と
略記する)として下記のものが例示される。
(1) (メタ)アクリレートアルキルエステルメチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
n−プロピル(メタ)アクリレート、i−プロピル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ジ
ブロモプロピル(メタ)アクリレート、トリブロモフェ
ニル(メタ)アクリレートまたはアルコキシアルキル
(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレー
ト、i−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メ
タ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アクリレー
ト、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレー
ト、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)
アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロ
ヘキシル(メタ)アクリレート (2) 水酸基を有するもの 2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチ
ル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、ジ−2−ヒドロキシエチルフマレー
ト、モノ−2−ヒドロキシエチル−モノブチルフマレー
トまたはポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ートのようなα、β−エチレン性不飽和カルボン酸のヒ
ドロキシアルキルエステル類 (3) カルボキシル基を有するもの (メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸もしくはシトラコン酸のような不飽和
モノ−もしくはジカルボン酸をはじめ、これらのジカル
ボン酸と1価アルコールとのモノエステル類などのα,
β−エチレン性不飽和カルボン酸類や2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−
クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、ジ−2−ヒドロキシエチルフマレート、モノ−2−
ヒドロキシエチル−モノブチルフマレートまたはポリエ
チレングリコールモノ(メタ)アクリレートの如きα,
β−不飽和カルボン酸ヒドロキシアルキルエステル類と
マレイン酸、こはく酸、フタル酸、ヘキサヒドロフタル
酸、テトラヒドロフタル酸、ベンゼントリカルボン酸、
ベンゼンテトラカルボン酸、「ハイミック酸」〔日立化
成工業(株)製品〕、テトラクロルフタル酸もしくはド
デシニルコハク酸のようなポリカルボン酸の無水物との
付加物 (4) エポキシ基を有するもの グリシジル(メタ)アクリレート、(β−メチル)グ
リシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アリルグリシ
ジルエーテルもしくは前記α,β−エチレン性不飽和カ
ルボン酸類またはモノ−2−(メタ)アクリロイルオキ
シモノエチルフタレートのような水酸基含有ビニルモノ
マーと前記ポリカルボン酸無水物との等モル付加物の如
き各種の不飽和カルボン酸に、「エピクロン200,400,44
1,850もしくは1050」〔大日本インキ化学工業(株)製
エポキシ樹脂〕、「エピコート828,1001もしくは1004」
(シェル社製エポキシ樹脂)、「アラルダイト6071もし
くは6084」(スイス国チバ・ガイギー社製エポキシ樹
脂)、「チッソノックス221」〔チッソ(株)製エポキ
シ化合物〕または「デナコール−EX−611」(長瀬産業
(株)製エポキシ化合物)のような、1分子中に少くと
も2ケのエポキシ基を有する各種のポリエポキシ化合物
を等モル比で付加反応させて得られるもの (5) アミド基を含有するもの (メタ)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリル
アミド、N−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、ジア
セトンアクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリ
ルアミド、N,N′−メチレンビス(メタ)アクリルアミ
ド、(メタ)アクリルアミドとグリオシザールとの反応
物、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸、N,N−ビス(カルボキシメチル)アクリルアミド、
(アクリロイルアミノメチル)イミノジ酢酸、ジメチル
アミノプロピルメタクリルアミドおよびそのカチオン化
物、アクリルアミド−3−メチルブチルジメチルアミン
およびそのカチオン化物 (6) ハロゲン系ビニル化合物 塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニルもしくは
フッ化ビニリデン (7) 不飽和ジカルボン酸のエステル ジブチルマレート、ジ−2−エチルヘキシルマレー
ト、ジブチルフマレート、ジ−2−エチルフマレート、
ジブチルイタコネート、ジ−2−エチルヘキシルイタコ
ネート 上記した化合物以外にスチレン、α−メチルスチレ
ン、p−tert−ブチルスチレン、ビニルトルエンなどの
芳香族系化合物、(メタ)アクリロニトリル、N−ビニ
ルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニル
ピロリドン、N−ビニルスクシンイミド、N−ビニルオ
キサゾリドン、N−ビニルピリジンあるいは酢酸ビニ
ル、安息香酸ビニル、「ベオバ」(シェル社製のビニル
エステル)のようなビニルエステル類、「ビスコート8
F、8FM、3Fもしくは3FM」〔大阪有機化学(株)製の含
フッ素系アクリルモノマー〕パーフルオロシクロヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ジ−パーフルオロシクロヘキ
シルフマレートまたはN−1−プロピルパーフルオロオ
クタンスルホンアミドエチル(メタ)アクリレートのよ
うなパーフルオロアルキル基を有する化合物、ビニルエ
トキシシラン、α−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシランなどのシリコン系モノマー類、2−(メタ)ア
クリロイロキシエチルアシッドホスフェート、ジブチル
(2−(メタ)アクリロイロキシエチル)ホスフェート
など一般式 で示されるリン原子含有ビニル系モノマー類、ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエ
チル(メタ)アクリレートなどのジアルキルアミノアル
キル(メタ)アクリレート類、エチレンスルホン酸およ
びそのナトリウム、カリウム等アルカリ金属塩またはビ
ニルメチルスルホン、ビニルエチルスルホン、ビニルブ
チルスルホン等のビニルアルキルスルホン類、ビニルス
ルホンアミド、ビニルスルホンアニリド、ビニルスルホ
ンメチルアニリド等のビニルスルホンアミド類、スチレ
ンスルホン酸およびそのナトリウム、カリウム等のアル
カリ金属塩類、2−アクリロイルオキシエチルトリメチ
ルアンモニウムクロリド、3−(2−アクリロイルオキ
シエチルジメチルジメチルアンモニオ)プロピオネート
などのカチオン性化合物、ダイセル化学工業(株)製の
ε−カプロラクタム付加モノマーであるプラクセルFA、
FM(商品名)や高分子でありながら重合性のモノマーと
しての機能を有するいわゆるマクロモノマーとしてスチ
レン系、スチレン−アクリロニトリル、メチルメタブチ
ルアクリレート、シリコーン、フッ素系重合物などの末
端基に反応性基を有するものやブタジエンなどの共役ジ
エン系化合物などが挙げられるがこれらに限定されるも
のではない。
本発明における側鎖にカルボン酸成分及び/又はカル
ボン酸塩成分を有するポリエステル(以下ポリエステル
(B)と略記する)とは、飽和ポリエステルとカルボン
酸基及び/又はカルボン酸塩基を有する化合物との反応
により得られるものである。ここで飽和ポリエステルと
は、ジカルボン酸成分として、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカ
ルボン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸など
の脂肪酸ジカルボン酸、オキシ安息香酸などのオキシカ
ルボン酸およびそれらのエステル形成性誘導体などを用
いることができ、グリコール成分としては、エチレング
リコール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコールなどの脂肪酸グリコール、
1,4−シクロヘキサンジメタノールなどの脂環族グリコ
ール、p−キシレンジオールなどの芳香族ジオール、ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポ
リテトラメチレングリコールなどのポリ(オキシアルキ
レン)グリコールを用いることができる。これらのポリ
エステルは線状であるが、3価以上のエステル形成成分
を用いて分枝状ポリエステルとすることもできる。
また、これらの飽和ポリエステルはスルホン酸塩基を
有するものであってもよい。
この飽和あるいは不飽和ポリエステルの側鎖にカルボ
ン酸成分及び/又はカルボン酸塩成分を導入する方法
は、特開昭61−228030号公報に示されているようにカル
ボン酸あるいはカルボン酸塩基を有するジオキシ化合物
をポリエステルと反応させる方法、特開昭62−225510号
公報に示されているように不飽和カルボン酸あるいは不
飽和カルボン酸塩をポリエステルにラジカル的にグラフ
トする方法、特開昭62−225527号公報に示されているよ
うにポリエステルとハロゲノ酢酸を反応させ、芳香族環
に置換基を導入する方法、特開昭62−240318号公報に示
されているようにポリエステルと多価無水カルボン酸化
合物とを反応させる方法などを挙げることができるがこ
れらに限定されるものではない。
ポリエステル(B)の分子量およびカルボン酸基量、
カルボン酸塩基量は、後で反応させる重合性のある炭素
−炭素不飽和結合を有する化合物の種類あるいは反応量
により適宜選択されるが、分子量として好ましくは3000
〜50000の範囲、更に好ましくは5000〜30000の範囲であ
り、カルボン酸基量、カルボン酸塩基量(カルボン酸基
量に換算)は、30〜300KOHmg/g(ポリマー1g当り水酸化
カリウムによる酸中和量)の範囲が好ましい。ポリエス
テル(B)の分子量が3000未満では、化合物(A)と反
応後の生成物の基体ポリエステルフィルムへの塗布性、
密着性や機械的特性が劣る場合があり、分子量が50000
を超えると塗布液の粘度が高くなり、取扱い性や塗布性
が悪化し好ましくない。カルボン酸基量あるいはカルボ
ン酸塩基量が30KOHmg/g未満では、親水性や他の化合物
との親和性、反応性が低下し、300KOHmg/gを超えると耐
水性や機械的特性が低下する場合があり好ましくない。
本発明における化合物(A)とポリエステル(B)と
の反応は、ポリエステルを水あるいは溶媒に分散あるい
は溶解した状態で炭素−炭素不飽和結合を有する化合物
と混合し、反応触媒として、過酸化水素、ベンゾイルパ
ーオキサイド、第3級ブチルパーオキサイド、ジ−第3
級ブチルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、ア
ゾビスイソブチロニトリル、クメンハイドロパーオキサ
イド、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、2,2−ア
ゾビスアミジノメタン、2,2−アゾビスアミノエタンま
たはこれらの塩酸塩、硫酸塩、硝酸第2セリウムアンモ
ニウムなどの重合開始剤あるいは2−ヒドロキシ−2−
メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−(4−
イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル
プロパン−1−オンなどの光重合開始剤を用いて公知の
方法で実施できるが、これらに限定されるものではな
い。この反応は均一系であってもよく、不均一系で行な
われてもよく、本発明においては、反応においてポリエ
ステル(B)が核となり、炭素−炭素不飽和結合を有す
る化合物(A)が外核を形成するいわゆるシェル−コア
構造となった反応生成物を塗布剤として用いる。
本発明における化合物(A)とポリエステル(B)と
の反応生成物中のポリエステルの割合は、5重量%〜95
重量%の範囲、好ましくは10重量%〜80重量%の範囲で
ある。ここでポリエステル(B)が5重量%未満では、
ポリエステルフィルムへの接着性や塗膜強度が低下する
場合があり、95重量%を超えると、化合物(A)の有用
な特性が反応生成物に有効に導入されない場合があるか
らである。
本発明における化合物(A)とポリエステル(B)と
の反応生成物を含有する塗布液は、有機溶剤に溶解した
状態でも用いることができるが、塗布延伸法で用いるた
めには水溶性あるいは水分散体であることが好ましい。
この反応生成物を水溶性あるいは水分散体とする方法
は、この反応生成物のポリエステル部分のカルボン酸や
カルボン酸塩を親水基として利用したり、炭素−炭素不
飽和結合化合物として親水性化合物を併用する方法など
により、反応生成物を親水化しておくことにより、公知
の方法で可能となる。本発明における塗布液の媒体は好
ましくは水であるが、塗布剤の凝集安定性、基体のポリ
エステルフィルムへの塗布性、塗布剤の造膜性などの改
良のため、アルコール類、セルソルブ類、N−メチルピ
ロリドンなどの有機溶剤を塗布液に配合してもよい。
本発明における塗布液には、塗布層の固着性(ブロッ
キング性)、耐水性、耐溶剤性、機械的強度の改良のた
め架橋剤としてメチロール化あるいはアルキロール化し
た尿素系、メラミン系、グアナミン系、アクリルアミド
系、ポリアミド系などの化合物、エポキシ化合物、アジ
リジン化合物、ブロックポリイソシアネート、シランカ
ップリング剤、チタンカップリング剤、ジルコ−アルミ
ネートカップリング剤、熱、過酸化物、光反応性のビニ
ル化合物や感光性樹脂などを含有していてもよい。ま
た、固着性や滑り性の改良のため無機系微粒子としてシ
リカ、シリカゾル、アルミナ、アルミナゾル、ジルコニ
ウムゾル、カオリン、タルク、炭酸カルシウム、酸化チ
タン、バリウム塩、カーボンブラック、硫化モリブデ
ン、酸化アンチモンゾルなどを含有していてもよく、更
に必要に応じて消泡剤、塗布性改良剤、増粘剤、帯電防
止剤、有機系潤滑剤、有機系高分子粒子、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、発泡剤、染料、顔料などを含有していて
もよい。また、本発明の塗布液には、本発明におけるポ
リマー以外のポリマーを塗布液あるいは塗布層の特性改
良のため含有していてもよい。
上述した塗布液をポリエステルフィルムに塗布する方
法としては原崎勇次著、槙書店、1979年発行、「コーテ
ィング方式」に示されるリバースロールコーダー、グラ
ビアコーター、ロッドコーター、エアドクタコーターあ
るいはこれら以外の塗布装置を用いてポリエステル未延
伸フィルムに塗布液を塗布し、逐次あるいは同時に二軸
延伸する方法、一軸延伸されたポリエステルフィルムに
塗布し、さらに先の一軸延伸方向と直角の方向に延伸す
る方法、あるいは二軸延伸ポリエステルフィルムに塗布
し、さらに横及び/又は縦方向に延伸する方法などがあ
る。
上述の延伸工程は、好ましくは60〜130℃でおこなわ
れ、延伸倍率は、面積倍率で少なくとも4倍以上、好ま
しくは6〜20倍である。延伸されたフィルムは150〜250
℃で熱処理される。このように高温で熱処理される結
果、塗布層を構成するシェル−コア構造体は融解し、コ
アを形成しているポリエステル成分の一部が外層へ移動
し、移動した当該ポリエステル成分の側鎖のカルボン酸
成分又はカルボン酸塩成分がポリエステルフィルムや塗
布層上に設けられる層との接着性向上を寄与する。
更に、熱処理の最高温度ゾーン及び/又は熱処理出口
のクーリングゾーンにて縦方向及び横方向に0.2〜20%
弛緩するのが好ましい。
特に、60〜130℃でロール延伸法により2〜6倍に延
伸された一軸延伸ポリエステルフィルムに塗布液を塗布
し、適当な乾燥を行ない、あるいは乾燥を施さずポリエ
ステル一軸延伸フィルムをただちに先の延伸方向とは直
角方向に80〜130℃で2〜6倍に延伸し、150〜250℃で
1〜600秒間熱処理を行なう方法が好ましい。
本方法によるならば、延伸と同時に塗布層の乾燥が可
能になると共に塗布層の厚さを延伸倍率に応じて薄くす
ることができ、ポリエステルフィルム基材として好適な
フィルムを比較的に安価に製造できる。
本発明における塗布液は、ポリエステルフィルムの片
面だけに塗布してもよいし、両面に塗布してもよい。片
面にのみ塗布した場合、その反対面には本発明における
塗布液以外の塗布層を必要に応じて形成し、本発明のポ
リエステルフィルムに他の特性を付与することもでき
る。なお、塗布剤のフィルムへの塗布性、接着性を改良
するため、塗布前にフィルムに化学処理や放電処理を施
してもよい。また、本発明の二軸延伸ポリエステルフィ
ルムの塗布層への接着性、塗布性などを改良するため、
塗布層形成後に塗布層に放電処理を施してもよい。
上述のようにして得られる本発明の塗布液を塗布され
たポリエステルフィルムは、ポリエステルフィルムの厚
さが3ないし500μであることが好ましく、塗布層の厚
さは0.01μから5μの範囲が好ましく、さらに好ましく
は0.02μから1μの範囲である。塗布層の厚さが0.01μ
未満では均一な塗布層が得にくいため製品に塗布むらが
生じやすく、5μより厚い場合は、滑り性が低下してフ
ィルムの取扱いが困難になり好ましくない。
〔実施例〕
以下、実施例において本発明を説明するが、本発明は
その要旨を越えない限り以下の実施例によって限定され
ない。
〔塗布剤(I)の製造〕
特開昭62−240318号公報記載の方法に準じてジカルボ
ン酸中のテレフタル酸が50モル%、イソフタル酸が50モ
ル%、グリコール中のエチレングリコールが73モル%、
ジエチレングリコールが27モル%のポリエステルと無水
ピロメリット酸をキシレン中で反応させ、キシレンを除
去後分子量15000、カルボン酸基量87mgKOH/gのポリエス
テルを得た。このポリエテルのカルボン酸基をアンモニ
アで中和し、ポリエステルの固形分濃度20wt%の水分散
体を得た。特開昭62−267310号公報記載の方法に準じて
この水分散体800gと過酸化ベンゾイル2g、メタクリル酸
メチル15g、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン
酸エステル3.5g、イオン交換水34.5gからなる重合開始
剤の乳化分散物を反応容器中で混合し、窒素置換後70℃
まで昇温した。次にこの分散液中に撹拌しながらメタク
リル酸メチル42g、アクリル酸ブチル30g、グリシジルメ
タクリレート13gからなるアクリルモノマー液を分散液
の温度が75〜80℃となるように調節しながら2時間かけ
て滴下し、さらに80℃で10時間撹拌を継続し、室温に冷
却し、アンモニアでpHを8に調節したアクリル化合物と
カルボン酸塩基を有するポリエステルとの反応生成物の
水分散体を得た。
〔塗布剤(II)の製造〕
特開昭63−46237号公報記載の方法に準じて、日本合
成化学工業(株)製のカルボン酸基量65mg/KOH/gの固形
分濃度30wt%の水分散ポリエステルであるポリエスタ−
W−9501(商品名)を500g、脱イオン水150g、ビニルス
ルホン酸004g、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリ
ン酸エステル1g、酢酸ビニル17gを撹拌混合後、窒素置
換して、分散液の温度を60℃とした。これに脱イオン水
120gに溶解した過硫酸アンモニウム1.7gを撹拌しながら
添加した。更にこれにメタクリル酸メチル160g、アクリ
ル酸エチル120g、メタクリル酸36g、クロトン酸2.5g、
t−ドデシルメルカプタン1.3gの混合溶液8時間30分間
に連続的に添加した。この際の反応容器内の温度は、60
℃から80℃までは90分で昇温し、以後80℃となるよう調
節した。更に80℃となった時点で脱イオン水70g、過硫
酸アンモニウム1.3g、ポリオキシエチレンアルキルエー
テルリン酸エステル1.6g、炭酸水素ナトリウム2.0gから
なる混合液を8時間かけて連続的に添加し、更に2時間
反応を継続し、室温に冷却し、反応性化合物とカルボン
酸塩基を有するポリエステルとの反応生成物の水分散体
を得た。
実施例1 固有粘度0.64のポリエチレンテレフタレートを280〜3
00℃の温度で溶融押出しし、静電密着法を併用しながら
冷却ドラム上にキャストし、厚さ185μの無定形フィル
ムを得た。このフィルムを95℃で縦方向に3.5倍延伸
し、このフィルムの片面に塗布剤(I)90部(固形分重
量部)、アルキロールメラミン10部からなる水分散液を
塗布し、さらに110℃で横方向に3.5倍延伸し、225℃で
熱処理して、塗布厚さ0.05μ、基体のポリエステルフィ
ルムを得た。
得られたフィルムの塗布層面にポリウレタン50部(重
量部)、ニトロセルロース20部、塩ビ−酢ビ樹脂30部、
イソシアネート化合物7.5部、カーボンブラック12部、
レシチン4部、γ−酸化鉄460部をメチルエチルケト
ン、トルエン、メチルイソブチルケトンの等量比の溶剤
900部にボールミル法で分散した磁性塗料を塗布し、80
℃で24時間熱処理後、磁性層の厚さ5μのフィルムを得
た。得られたフィルムの磁性層面にポリエステル粘着テ
ープを貼りつけ、引張試験機によりT型剥離試験を行な
ったところ、剥離強度は1/2インチ幅で110gであり、優
れた接着性を示した。これに対して、本フィルムの塗布
層を有しない面に先と同様にして磁性層を形成した場合
の剥離強度は38gであり、実用上不充分な接着性であっ
た。
すなわち、本発明の塗布層を有するポリエステルフィ
ルムは、磁性層との接着性が良好であり、磁気テープ用
基材として有用であった。
実施例2 固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレートを280〜3
00℃の温度で溶融押出しし、静電密着法を併用しながら
冷却ドラム上にキャストし、厚さ820μの無定形フィル
ムを得た。このフィルムを95℃で縦方向に3.3倍延伸
し、これに前述の塗布剤(I)85部(重量部)、アルキ
ロールメラミン10部、シリカゾル5部からなる水分散液
を両面に塗布し、さらに110℃で横方向に3.3倍延伸し、
210℃で熱処理して塗布層の厚さ0.10μ、基体のポリエ
ステルフィルムの厚さ75μの二軸延伸ポリエステルフィ
ルムを得た。
得られたフィルムの片面に実施例1の磁性塗料を塗布
し、実施例1と同様にして磁性層を形成した。この磁性
層と本発明のポリエステルフィルムの接着性を評価する
ため、硬貨のふちで磁性層の引掻試験を行なったが、磁
性層に凝集破壊が生じ、磁性層と本発明のポリエステル
フィルムの塗布層との界面には磁性層が残存し、接着性
は良好であった。これに対して、塗布層を設けない以外
は本実施例と同様にして延伸、熱処理した二伸延伸ポリ
エステルフィルムに磁性層を設け、硬貨による引掻試験
を行なったところ、磁性層と基体のポリエステルフィル
ムの間で容易に界面剥離が生じた。
すなわち、本発明のポリエステルフィルムは磁性層と
の接着性が良好であり、磁気ディスク用途において有用
である。
実施例3 実施例2の塗布層を有するポリエステルフィルムに下
記の(A)、(B)、(C)の紫外線硬化型塗布層を設
け、その面に幅18mmのニチバン社製のセロハンテープを
気泡の入らぬように7cmの長さに貼り、この上を3kgの手
動式荷重ロールで一定の荷重を与えた後、ポリエステル
フィルムの一端を固定し、セロハンテープの一端を500g
の錘に接続し、錘が45cmの距離を自然落下後に180゜方
向に剥離が開始する方法で接着性を評価した。
(A) 諸星インキ(株)製のオフセットインキで紫外
線硬化型のPCD白(商品名)をオフセット印刷試験機で
あるRTテスター(商品名)でポリエステルフィルムにい
わゆるベタ印刷をし、ウシオ電機(株)製の紫外線照射
装置であるUVH−2000型(商品名)で硬化条件120w/cm、
フィルム速度10m/分で紫外線硬化を実施し、印刷インキ
層の厚さ1μのフィルムを得た。
(B) 日本アチソン(株)製の紫外線硬化絶縁塗料で
あるElectrodag450SS(商品名)をスクリーン印刷法で
ポリエステルフィルムに塗布し、前述の紫外線照射装置
で紫外線硬化条件160w/cm、フィルム速度10m/分で紫外
線硬化を実施し、絶縁層の厚さ100μ(3回の塗り重ね
を行なった)のフィルムを得た。
(C) 三菱レイヨン(株)製の紫外線硬化型表面硬化
剤であるFS−1072をメチルエチルケトンで固形分濃度で
30重量%に希釈し、#6のバーコーターでポリエステル
フィルムに塗布し、80℃で30秒間乾燥後、前述の紫外線
照射装置で紫外線硬化条件160w/cm、フィルム速度5m/分
で紫外線硬化を実施し、表面硬化層の厚さ2μのフィル
ムを得た。
セロハンテープの剥離試験では、(A)、(B)、
(C)の紫外線硬化層と基体のポリエステルフィルムと
の剥離はなく、また(C)の紫外線硬化層に関しては繰
り返してセロハンテープの剥離試験を実施したが、10回
の試験で剥離は見られず、接着性が良好であった。これ
に対して、塗布層を設けないこと以外は本実施例と同様
に延伸、熱処理した二軸延伸ポリエステルフィルムに
(A)、(B)、(C)の紫外線硬化型塗布層を設けた
もののセロハンテープによる剥離試験では、塗布層が
(A)、(B)の場合は、1回の試験で紫外線硬化層と
基体のポリエステルフィルムの界面で剥離が生じ、
(C)の場合は5回目で界面にいわゆる浮きが見られ、
接着性が不良であった。
すなわち、本発明の塗布層を有するポリエステルフィ
ルムは、紫外線硬化型の塗布層との接着性が良く、ラベ
ル、配線基板、表面硬化フィルムなどの基材として有用
である。
実施例4 塗布剤(I)の代りに塗布剤(II)を用いる以外は実
施例2と同様にして塗布層の厚さ0.15μ、基体のポリエ
ステルフィルムの厚さ75μの二軸延伸ポリエステルフィ
ルムを得た。
得られたフィルムの片面に下記の(D)、(E)、
(F)の塗布層をバーコーターにより、5μの厚さに形
成した。
(D) イーストマン・コダック社製の酪酢酸セルロー
ス (E) 栗田化学研究所製のポリビニルアルコール−酢
ビ系の製版感光用でスクリーン印刷用エマルジョンであ
るジアゾタイブSD−10(商品名) (F) 栗田化学研究所製のポリビニルアルコール−酢
ビ系の製版感光用でスクリーン印刷用エマルジョンであ
るジアゾタイプSD−40(商品名) これらの(D)、(E)、(F)の塗布層を形成した
フィルムの界面の接着性を評価するため実施例3と同様
にしてセロハンテープによる剥離試験を行なったとこ
ろ、剥離はなく良好な接着性であった。これに対して、
塗布層を設けないこと以外は本実施例4と同様に延伸、
熱処理した二軸延伸ポリエステルフィルムに(D)、
(E)、(F)の塗布層を形成したフィルムのセロハン
テープによる剥離試験では、全て(D)、(E)、
(F)の塗布層と基体のポリエステルフィルムとの界面
で剥離が生じた。
すなわち、本発明の塗布層を有するポリエステルフィ
ルムは、製版用途で用いられるバインダーとの接着性が
良好であり、製版用途などの基材として有用である。
実施例5 固有粘度0.66のポリエチレンテレフタレートを280〜3
00℃の温度で溶融押出しし、冷却ドラム上にキャスト
し、厚さ50μの無定形フィルムを得た。このフィルムを
95℃で縦方向に3.5倍延伸し、このフィルムの片面に塗
布剤(I)を塗布し、さらに110℃で横方向に3.5倍延伸
し、210℃で熱処理して、塗布層の厚さ0.06μ基体のポ
リエステルフィルムの厚さ4.0μの二軸延伸ポリエステ
ルフィルムを得た。
本フィルムの塗布層面にダイセル化学工業(株)製の
酢酸セルロースのL−30(商品名)と なる構造の色素からなる感熱昇華型インキ層を形成し、
反対面には硬化性シリコンを用いたいわゆる耐熱易消層
を形成した。本フィルムを感熱転写プリンターに設置
し、合成紙に染着受像層を設けた被記録材料に印字を行
なったところ、印字画像のみが被記録材料に鮮明に昇華
・染着された。
これに対して、塗布層のないポリエステルフィルムに
直接、本実施例の感熱昇華インキ層を形成した場合、フ
ィルムのスリット工程でインキ層が剥離したり、感熱転
写用にインキ層自体が被記録材料に転着する場合があっ
た。
すなわち、本発明の塗布層を有するポリエステルフィ
ルムは、感熱昇華インキ層との接着性が良好であり、感
熱転写用フィルムの基材として有用である。
〔発明の効果〕
本発明のフィルムは優れた接着性を有し、磁気記録媒
体、ラベル、配線基板、製版、感熱転写等、各種用途の
基材として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/40 7416−2H B41M 5/26 B (72)発明者 岡島 業明 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 ダイアホイル株式会社中央研究所内 (72)発明者 伊藤 能彦 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 ダイアホイル株式会社中央研究所内 (72)発明者 木下 信一 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 ダイアホイル株式会社中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−34139(JP,A) 特開 昭63−37938(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記置換基群から選ばれる少なくとも一つ
    の置換基および重合性のある炭素−炭素不飽和結合を有
    する化合物(A)を、側鎖にカルボン酸成分及び/又は
    カルボン酸塩成分を有しかつ不飽和基を実質的に含まな
    いポリエステル(B)を含有する水溶液または水分散液
    中で重合して得られる反応生成物であって、ポリエステ
    ルが核となり炭素−炭素不飽和基を有する化合物の重合
    体が外殻を形成しかつポリエステル成分を5〜95重量%
    含有する当該反応生成物を含有する塗布液を用いた塗布
    延伸法により得られることを特徴とする塗布層を有する
    ポリエステルフィルム。 置換基群:エステル基、水酸基、カルボキシル基、エポ
    キシ基、アミド基、ハロゲン基、不飽和ジカルボン酸エ
    ステル基、フェニル基、置換基を有するフェニレン基
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