JPH01202449A - 積層ポリエステルフィルム - Google Patents

積層ポリエステルフィルム

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JPH01202449A
JPH01202449A JP63027032A JP2703288A JPH01202449A JP H01202449 A JPH01202449 A JP H01202449A JP 63027032 A JP63027032 A JP 63027032A JP 2703288 A JP2703288 A JP 2703288A JP H01202449 A JPH01202449 A JP H01202449A
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JP
Japan
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polyester
polyester film
layer
film
coating
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JP63027032A
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Inventor
Naohiro Takeda
武田 直弘
Yuzo Otani
大谷 雄三
Masahiro Kita
北 雅弘
Nariaki Okajima
業明 岡島
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Diafoil Co Ltd
Original Assignee
Diafoil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フィルム上に積層された熱接着性樹脂層が良
好な剥離性を示すフィルムに関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕
二軸延伸ポリエステルフィルムは、機械的強度、寸法安
定性、耐熱性、耐薬品性、透明性などにおいて優れた性
質を有することから広く使用されておシ、その用途のひ
とつとしていわゆる離型フィルムがある。
離型フィルムに必要な特性は、取扱い時に適シ、更に用
途によっては繰シ返し使用が可能なことである。
ポリエステルフィルムに剥離性を付与する方法としては
、フィルムにシリコン化合物などの成分を含有させる方
法や、剥離特性を有する塗布剤やフィルムをポリエステ
ルフィルムに積層する方法などがある。
従来、特例剥離性を必要とする用途における離型フィル
ムは、硬化性シリコン系樹脂をポリエステルフィルムに
離型層として設けたものが主として使用されていた。し
かしながら、硬化性シリコン系樹脂は価格が高く、シリ
コン系樹脂の架橋のため生産速度が遅いこともあシ、結
果として硬化性シリコン系樹脂を離型層としたポリエス
テルフィルムは、価格が高くなる傾向かあった。また用
途によっては、硬化性シリコン系樹脂を用いた場合、剥
離性が良すぎるため取扱い作業工程の剥離操作外で剥離
するなどの生産上の問題があった。
このようなことから、価格的に安価であシ、適度な剥離
性および接着性を有する離型性ポリエステルフィルムが
求められていた。
ところで、熱接着性樹脂層上に塗布層、蒸着層、ラミネ
ート層、印刷層などを積層し、熱接着性の特性を生かし
て他の基材へいわゆる熱転写させる方式がある。この場
合に、該熱接着性層の保護層あるいは積層体の形成や加
工の際の支持体としてポリエステルフィルムが有用であ
るものの、該熱接着性樹脂層をポリエステルフィルム上
に直接形成した場合には剥離性が悪くなるという問題が
あった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記問題点に鑑み鋭意検討した結果、ある
特定の塗布液を塗布した後、延伸して得られる塗布層を
有するポリエステルフィルムの塗布層上に熱接着性樹脂
組成物よシなる層を有する積層フィルムが有用であるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨はポリエステルフィルムの少な
くとも片面に塩化ビニリデン系樹脂、アニオン性基有す
るポリエステルおよびポリエーテル変成ポリシロキサン
からなる塗布液を塗布した後、延伸して得られる塗布層
を有するポリエステルフィルムの塗布層上tlc、so
℃ないし200℃の範囲で熱接着可能な樹脂組成物から
成る層を有することを特徴とする積層ポリエステルフィ
ルムに存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明だおけるポリエステルフィルムのポリエステルと
は、その構成単位のざ0モル%以上がエチレンテレフタ
レートであるポリエチレンテレフタレートあるいはエチ
レンナフタレートであるポリエチレンナフタレートであ
る。
本発明のポリエステルフィルムは、必要に応じて無機粒
子、有機粒子、有機系潤滑剤、帯電防止剤、安定剤、染
料、顔料、有機高分子を組成物として含有していてもよ
い。ポリエステルフィルムに滑シ性を付与するためには
、フィルム組成物として微粒子を含有させるカ、使用さ
れる製品の滑シ性、透明性などの要求特性に応じて突起
形成剤の種類、大きさ、配合量は適宜、選択される。
本発明のフィルムの塗布層における塩化ビニリデン系樹
脂とは、塩化ビニリデン重合体あるいは塩化ビニリデン
をSOモル係係上上含有る共重合体である。塩化ビニリ
デンと共重合する成分としては、塩化ビニル、アクリロ
ニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸アル
キルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、アクリ
ルアミド、アルキロールアクリルアミド、酢酸ヒニル、
イタコン酸、スチレン、無水マレイン酸、マレイン酸ア
ルキルエステル、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸
グリシジル、メタクリル酸コーヒドロキシエテル、メタ
クリルスルホン酸ナトリウム、バラメタクリルオキシベ
ンゼンスルホン酸ナトリウムなどを例示できるが、これ
らに限定されるものではない。
本発明に用いられる塩化ビニリデン系樹脂の分子量とし
ては、5万〜3θ万のものが好ましく用いられる。塩化
ビニリデン系樹脂の市販品としては、無化成工業社、呉
羽化学工業社、三菱油化パーデイツシュ社などの製品が
あり、これらを利用できるが、これらに限定されるもの
ではない。
本発明のフィルムの塗布層におけるアニオン性基を有す
るポリエステルは塩化ビニリデン系樹脂の塗膜の基体ポ
リエステルフィルムへの接着性や凝集破壊性を改良する
ものである。本発明におけるアニオン性基を有するポリ
エステルのジカルボン酸成分としては、テレフタル酸、
イソフタル酸、2.5−ナフタレンジカルボン酸などの
芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸などの脂肪族ジカルボン酸、オキシ安息香酸など
のオキシカルボン酸およびそれらのエステル形成性誘導
体などを用いることができる。本発明におけるアニオン
性基を有するポリエステルのグリコール成分としてハ、
エチレンクリコール、/、lI−ブタンジオール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコールナトの脂肪
族グリコール、へグーシクロヘキサンジメタツールなど
の脂環族グリコール、p−キシレンジオールなどの芳香
族ジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリテトラメチレングリコールなどのポリ
(オキシアルキレン)グリコールを用いることができる
。本発明洗おけるアニオン性基を有するポリエステルと
しては、上述したエステル形成性成分からなる飽和線状
ポリエステルのみならず、3価以上のエステル形成性成
分を有する化合物あるいは反応性の不飽和基を有する化
合物をポリエステル成分とするものでもよい。
本発明におけるアニオン性基を有するポリエステルのア
ニオン性基とは、スルホン酸、カルボン酸又はその塩類
である。このスルホン酸塩、カルボン酸塩の塩とは、ア
ンモニウム塩、メチルアミンやエタノールアミンなどの
アミン塩、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシ
ウムなどの金属塩である。スルホン酸塩基を有するポリ
エステルとは、特公昭4t7−110g7.?号、特開
昭50−g、)’197号、特開昭!; 0−/、2/
、3.1A号、特開昭、、t 2− /!、rl、41
0号などで公知のポリエステルあるいはそれらに準じた
ポリエステルを用いることができる。スルホン酸塩基の
ポリエステルへの導入方法としては、スルホイソフタル
酸、スルホテレフタル酸、ダースルホナフタレンーー、
7−ジカルボン酸およびそのエステル形成性誘導体など
の金属塩をポリエステルのエステル交換あるいは重合工
程中【添加し、共重合する方法、エステル形成性脂肪族
不飽和化合物を共重合したポリエステルの不飽和基を亜
硫酸水素ナトリウムあるいはメタ亜硫酸ナトリウムなど
のスルホン化剤でスルホン化スル方法、スチレンスルホ
ン酸塩、メタクリルスルホン酸塩などをラジカル開始剤
などを用いてポリエステルにグラフトする方法などがあ
る。カルボン酸塩基をポリエステル例導入する方法とし
ては、特開昭67−2コg030号に示されているよう
なカルボン酸塩基を有するジオキシ化合物をポリエステ
ルと反応させる方法、アクリル酸塩、メタクリル酸塩な
どをラジカル開始剤などを用いてポリエステルに導入す
る方法などがある。
ポリエステル中のアニオン性基の量は、全ポリエステル
に対する重量として7重量%〜10重量%の範囲で使用
するのが好ましい。ポリエステル中のアニオン性基の量
が1重量係未満では、ポリエステルの水に対する溶解性
、分散性が不充分であシ、10重量%よシも多い場合に
は、塗布後の塗布層の耐水性が低下しやすい。
本発明におけるアニオン性基を有するポリエステルとし
て、ポリシロキサン基、7ノ素化アルキル基、エポキシ
基、アミド基などを有する炭素二重結合を有する化合物
をグラフトして変成したものを用いてもよい。
本発明におけるアニオン性基を有するポリエステルの分
子量は、好ましくはs o o o −s万である。ア
ニオン性基を有するポリエステルの市販品としては、大
日本インキ化学工業社、日本合成化学工業社、東洋紡社
、互応化学工業社、高松油脂社などの製品を利用できる
が、これらに限定されるものではない。
本発明のフィルムの塗布層におけるポリエーテル変成ポ
リシロキサンとは、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールおよ
びこれらの共重合体などのポリエーテル成分がポリシロ
キサンの側鎖に結合している(1)式で示される化合物
やポリエーテルとポリシロキサンが主鎖としてブロック
状に結合している(2)式で示される化合物である。
POA R1、R2、R3は、メチル基、エチル基、フェニル基
から選ばれたものであシ、同一であっても異なっていて
もよい。Rは、炭素数1以上のアルキレン基あるいはフ
ェニレン基である。
POAは、÷Ct H2z O+ を構成成分とするポ
リマーである。ここでlは−53又はダの整数、m、n
%pは1以上の整数である。
本発明におけるポリエーテル変成ポリシロキサンのポリ
シロキサンの成分は、塗布層の剥離性を改良するもので
あシ、ポリエーテル成分はポリエーテル変成ポリシロキ
サンを水に溶解あるいは分散すると共に塗布層へ°適度
に相溶することによってポリエーテル変成ポリシロキサ
ンのポリエステルフィルムの塗布層の背面やフィルムの
加工工程でのロール類への転着を防ぐ働きがある。
本発明におけるポリエーテル変成ポリシロキサンの分子
量は、好ましくは1000〜5万である。ポリエーテル
変成ポリシロキサン中のポリシロキサンの割合は、好ま
しくは一〇M量俤〜90重量%である。ポリエーテル変
成ポリシロキサンの市販品としては、東芝シリコーン社
、東しシリコーン社、信越化学社などの製品を利用でき
るが、これらに限定されるものではない。
本発明のフィルムの塗布層における塩化ビニリデン系樹
脂、アニオン性基を有するポリエステル、ポリエーテル
変成ポリシロキサンの割合は、これらの総量に対して、
塩化ビニリデン系樹脂は好1しくはJO−?+重量係、
アニオン性基を有するポリエステルは好ましくは3〜a
O重量係、ポリエーテル変成ポリシロキサンは好ましく
は3〜4Lo重量係でるる。ここに塩化ビニリデン系樹
脂の含有量がJO重量係未満では塩化ビニリデン系樹脂
の剥離特性が発揮されない場合があシ、9’1重量%よ
シも多いと塗膜強度が低下する場合があるため好ましく
ない。アニオン性基を有するポリエステルの含有量が3
重量係未満では塗布層の基体フィルムへの塗布性、接着
性、塗膜自体の強度が低下する場合があシ、90重量%
よシも多い場合は剥離特性が低下し好ましくない。ポリ
エーテル変成ポリシロキサンの含有量が3重量%未満で
は、塗布層の剥離特性の改良効果がない場合があシ、1
70重量%よりも多いと塗布層にべたつきが生ずる場合
があシ好1しくない。
本発明における塗布液は、通常水に溶解あるいは分散し
た状態で用いられる。塗布剤の凝集安定性、基体のポリ
エステルフィルムへノ塗布液の塗布性改良、塗布剤の造
膜性改良のためアルコール類、セルソルブ類、N−メチ
ルピロリドンなどを塗布液に加えてもよい・ 上述した塗布液をポリエステルフィルムに塗布する方法
としては原崎勇次著、槙書店、/97り年発行、「コー
ティング方式」に示されるリバースロールコータ−、グ
ラビアコーター、ロッドコーター、エアドクタコーター
あるいはこれら以外の塗布装置を用いてポリエステル未
延伸フィルムに本発明における塗布液を塗布し、逐次あ
るいは同時に二軸延伸する方法、−軸延伸されたポリエ
ステルフィルムKm布L、さらに先の一軸延伸方向と直
角の方向に延伸する方法、あるいは二軸延伸ポリエステ
ルフィルムに塗布し、さらに横および/または縦方向に
延伸する方法などがある。
上述の延伸工程は、好ましくはAO−130℃でおこな
われ、延伸倍率は、面積倍率で少なくともグ倍以上、好
ましくは6〜20倍である。
延伸されたフィルムは/ S O−230℃で熱処理さ
れる。
更に、熱処理の最高温度ゾーン及び/又は熱処理出口の
クーリングノーンにて縦方向及び横方向にO62〜20
係弛緩するのが好ましい。
特に、60〜/JO℃でロール延伸法によ92〜6倍に
延伸された一軸延伸ポリエステルフイルムだ塗布液を塗
布し、適当な乾燥を行ない、あるいは乾燥を施さずポリ
エステル−軸延伸フィルムをただちに先の延伸方向とは
直角方向にざ0〜130℃で2〜を倍に延伸し、750
〜250℃で7〜100秒間熱処理を行なう方法が好ま
しい。
本方法によるならば、延伸と同時に塗布層の乾燥が可能
になると共に塗布層の厚さを延伸倍率に応じて薄くする
ことができ、剥離特性を有するフィルムを比較的に安価
に製造できる。
上述のようにして得られる塗布層を有するポリエステル
フィルムハ、ポリエステルフィルムの厚さが3ないしS
OOμであることが好ましく、塗布層の厚さは、θ、θ
/μから7μの範囲が好ましく、さらに好筐しくは0.
O/μから0、/μの範囲である。塗布層の厚さが00
073未満では均一な塗布層が得にくいため製品に塗布
むらが生じやすく、lμよシ厚い場合は、滑シ性が低下
してフィルムの取扱いが困難にな9好ましくない。
本発明だおける塗布液は、ポリエステルフィルムの片面
だけに塗布してもよいし、両面に塗布してもよい。片面
にのみ塗布した場合、その反対面には本発明における塗
布層以外の塗布層を必要に応じて形成し、本発明の剥離
性を有するポリエステルフィルム知他の特性を付与する
こともできる。なお、本発明における塗布液を塗布する
前のポリエステルフィルムに化学処Wや放電処理を施し
、塗布液のフィルムへの塗布性や塗布層の基体ポリエス
テルフィルムへの接着性を改良することもできる。
本発明のフィルムにおける50℃ないしコθO℃の範囲
で熱接着可能な樹脂組成物から成る層とは、融点あるい
は軟化点が50℃ないし200℃、さらに好ましくは4
0℃ないし750℃の樹脂から成る層である。熱接着可
能な樹脂の融点あるいは軟化点が50℃未満では本発明
の積層ポリエステルフィルムをロール状に巻いて保管し
た場合、気温の上昇によシ熱接着可能な樹脂組成物層と
ポリエステルフィルムが固着(ブロッキング)する場合
があシ好ましくない。
また、熱接着可能な樹脂の融点あるいは軟化点が200
℃よシ高い場合には、熱接着温度を高くする必要があシ
、熱転写工程においてポリエステルフィルムあるいはこ
れに積層された層の寸法安定性、平面性が損なわれる場
合があり好ましくない。
本発明における熱接着可能な樹脂の例としては、低分子
ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルブチラ
ール、アクリル樹脂、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合物、エチレン−アクリル酸エステル共重合物、
ロジン、ロジン誘導体、ブチルゴム、ポリインブチレン
、スチレン−アクリル系共重合体、石油樹脂等の熱可塑
性樹脂が挙げられ、特に低分子量ポリスチレン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−アクリル系共重合
体、石油樹脂等が好ましい。
これらの樹脂のうち石油樹脂とは、石油類のスチームク
ラッキングによシ、エチレン、プロピレンなどを製造す
るエチレンプラントかうMIJ生する分解油留分に含ま
れるジオレフィンおよびモノオレフィン類を単離せずに
重合したものである。例えば、分解油留分のうちのq留
分を原料にしたものを脂肪族系またはQ系石油樹脂、ら
留分を原料だしたものを芳香族系またはC9系石油樹脂
、両者を原料としたものをC5C0共重合石油樹脂と呼
ぶ。C6系石油樹脂の主成分は、イソプレン、ピペリレ
ン、コーメチルブテンー7、−一メチルプテンーコなど
である。C9系石油樹脂の主成分はスチレン、ビニルト
ルエン、α−メチルスチレン、インデンなどである。い
ずれも混合留分を重合原料とするため、その化学構造を
一概に決められないが、代表的な構造を示せば次の通り
である。
C0系石油樹脂の一例 C3系石油樹脂の一例 本発明におけ慝石油樹脂としては、上述したもの以外に
、石油留分に他の成分を配合して共重合した変性樹脂も
用いることができる。
石油樹脂の市販品としては、分子量5θO〜、7 o 
o O%軟化点!00C−200℃のものがあり、これ
らを利用できるが、これらに限定されるものではなく、
特に分子量はさらに高分子量のものを用いてもよい。
また、スチレン−アクリル系共重合体とは、スチレン、
α−メチルスチレンナトのスチレン化合物とアクリル酸
、メタクリル酸、これらの酸の金属塩ならびにアンモニ
ウム塩、アクリル酸またはメタクリル酸のエステル、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド
、メタクリルアミドおよびこれらのアミドのN −置換
誘導体などのアクリル化合物との共重合体である。本発
明におけるスチレン−アクリノン系樹脂のスチレン、ア
クリル化合物以外に反応性の炭素二重結合を有する化合
物を共重合していてもよい。スチレン−アクリル系樹脂
の分子量としては、好ましくはl000〜20万である
本発明における熱接着性樹脂組成物層の形成方法は、本
発明における塩化ビニリデン系樹脂、アニオン性基を有
するポリエステルおよびポリエーテル変成ポリシロキサ
ンからなる塗布層を有する二軸延伸ポリエステルフィル
ムの塗布層上に熱接着性樹脂組成物の溶液または分散液
をグラビアコーター、リバースコーター、ロントコ−タ
ー、スプレーコーターなどを用いて塗布し、好ましくは
50℃〜/60℃で乾燥する方法やいわゆるホットメル
トコート法がある。
熱接着性樹脂組成物層の塗布厚さは、用途に応じて異な
るが、0./μ〜SOμが好ましい。
本発明における塩化ビニリデン系樹脂、アニオン性基を
有するポリエステルおよびポリエーテル変成ポリシロキ
サンからなる塗布層ならびに熱接着性樹脂組成物からな
る塗布層には、塗布層の固着性(ブロッキング性)、耐
水性、耐溶剤性、機械的強度の改良のため架橋剤として
メチロール化あるいはアルキロール化しり尿素系、メラ
ミン系、グアナミン系、アクリルアミド系、ポリアミド
系などの化合物、エポキシ化合物、アジリジン化合物、
ポリイソシアネート、ブロックポリイソシアネート、シ
ランカップリング剤、チタンカップリング剤、ジルコ−
アルミネートカップリング剤、熱、過酸化物、光反応性
のビニル化合物や感光性樹脂などを含有していてもよい
また、固着性や滑シ性の改良のため無機系微粒子として
シリカ、シリカゾル、アルミナ、アルミナゾル、ジルコ
ニウムゾル、カオリン、メルク、炭酸カルシウム、酸化
チタン、バリウム塩、カーボンブラック、硫化モリブデ
ン、酸化アンチモンゾルなどを含有していてもよく、更
に必要に応じて消泡剤、塗布性改良剤、増粘剤、帯電防
止剤、有機系潤滑剤、有機系高分子粒子、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、発泡剤、染料、顔料などを含有していて
もよい。
〔実施例〕
以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明はその要旨を越えない限シ以下の実施例に限
定されるものではない。
実施例1 固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレートを溶融
押出し、静電密着法を併用しなから冷却ドラム上にキャ
ストし、厚さざコ0μの無定形シートを得た。このシー
トを9s℃で縦方向に3・3倍延伸した後、水分散性塩
化ビニリデン系樹脂である三菱油化ファイン社製のデイ
オフアン207DC(商品名)を65部(塗布液中の固
形分の割合、以下同様9、アニオン性基を有する水分散
性ポリエステルである大日本インキ化学工業社製のファ
インテックスES−470(商品名)を、2II部、ポ
リエーテル変成ポリシロキサンである東芝シリコーン社
製のYF−3g4t2(商品名)を10部、分散型シリ
コーン消泡剤を/部配合した塗布液を片面に塗布し、さ
らK / / 0℃で横方向に3.3倍延伸し2.2/
℃で熱処理して、塗布層の厚さがo、1gy7rz(約
o、igμ)、基体のポリエステルフィルムの厚さが7
5μのフィルムラ得り。
このフィルムの塗布層上に下記の熱接着性樹脂層を各々
/θμの乾燥後の膜厚で形成した。
(1)三洋化成社裂の低分子量ポリスチレンであるハイ
マーST−/コO(商品名〕 (2)  住友化学工業社製のエチレン−酢ビー塩化ビ
ニル共重合体のso%水系塗布剤であるスミカフレック
スg30(商品名)10部と三菱油化ファイン社製のエ
チレン−アクリル酸エステルの共重合体の4ts%水系
塗布剤であるAClooo(商品名)タタ部を配合した
もの (31電気化学工業社製の塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体であるデンカラック#2/(商品名〕 (4)種水化学工業社製のポリビニルブチラールである
エスレノクBM−8 (5)  日本ゼオン社製の石油樹脂であるフィントン
C−100(商品名) これらの熱接着性樹脂層と塩化ビニリデン系樹脂および
アニオン性基を有するポリエステルおよびポリエーテル
変成ポリシロキサンからなる層間の接着性は、フィルム
の巻取シ、巻出し、次工程への搬送などでは剥離もなく
良好であった。つぎに、この層間の剥離作業性を評価す
るため、モデル試験として、熱接着性樹脂層面にアート
紙を重ね、770℃に加熱したロール間を圧力!;に9
/cd、速度0・5y17分で通過させることによ多積
層し、その後ポリエステルフィルムを剥離した。熱接着
性樹脂層は、塩化ビニリデン系樹脂、アニオン性基を有
するポリエステルおよびポリエーテル変成ポリシロキサ
ンを主成分とする塗布層との間で良好な剥離荷重で剥離
し、紙側に積層され、その表面性も良好であった。
比較例/ 実施例/において塗布液を塗布しない以外は実施例/と
同様にして得た厚さ75μの二軸延伸ポリエステルフィ
ルムに実施例/と同様にして実施例/の熱接着性樹脂層
を形成した。実施例/と同様てして熱接着性樹脂層の紙
への熱転写性を評価したが、接着性と剥離性のバランス
が悪く、剥離後の熱接着性樹脂層の表面状態も不良であ
った。
実施例コ 実施例/のアニオン性基を有する水分散性ポリエステル
の代りにアニオン性基を有するポリエステルにポリシa
キサン基を有するアクリル化合物をグラフトした高松油
脂社製ベスレジンA−s2oB(商品名)を用いた場合
、アニオン性基を有するポリエステルにエポキシ基を有
するアクリル化合物をグラフトした高松油脂のベスレジ
ンA−3/7G(商品名)を用いた場合、アニオン性基
を有するポリエステルにアクリルアミドをグラフトした
高松油脂のベスレジンNT−2(商品名〕を用いた場合
の各々について実施例1と同様にして、塩化ビニリデン
系樹脂およびアニオン性基を有するポリエステルおよび
ポリエーテル変成ポリシロキサンを主成分とする厚さo
、10部7m<約0.10)t)の塗布層を有し、基体
のポリエステルフィルムの厚さが75μであるポリエス
テルフィルムを得た。
この塗布層上に実施例/と同様にして熱接着性樹脂層を
形成した。実施例/と同様にして熱接着性樹脂層と塗布
層間の剥離特性を評価したところ、接着性と剥離性のバ
ランスが良く、剥離後の熱接着性樹脂層の表面性も良好
であった。
実施例J 実施例/で得られるフィルムの塗布層上て日本ゼオン社
製の石油樹脂であるフィントンC−10θ(商品名)を
トルエンに溶解し、塗布厚さ(固形分)10μの熱接着
性樹脂層を形成した。さらに、この熱接着性樹脂層上に
下記表の組成からなる厚さ1.5μの着色感光層を形成
した。
この着色感光層に分解ポジマスクを真空密着し、高圧水
銀灯で露光後、アルカリ水溶液で現像処理を行ない、黒
色画像を形成した。この画像形成の工程洗おいて、本フ
ィルムの各層間の接着性は良好であり、作業工程で層間
の剥離はなかった。次いでこの黒色画像面上にアート紙
を重ね、温度/10℃、圧力o、s ky/ cril
 %速度0、sm1分の条件でヒートシールロール間k
 通過させ、アート紙に黒色画像面が接着した積層体を
得た。この積層体からポリエステルフィルムの剥離を行
なったところ、塩化ビニリデン系樹脂およびアニオン性
基を有するポリエステルおよびポリエーテル変成ポリシ
ロキサンを主成分とする塗布層と低分子量ポリスチレン
からなる熱接着性樹脂層間の剥離は低荷重であシ、アー
ト紙には低分子量ポリスチレン層を最外層とした黒色画
像が良好に積層された製品を得ることができだ。このア
ート紙に積層された製品の低分子量ポリスチレン層上に
は、さらに透明フィルムを保護材としてヒートシール法
で積層したシ、あるいは、画像情報を同様の方法で重ね
合わせることができ、製版用として有用であった。
〔発明の効果〕
本発明の積層ポリエステルフィルムは基体ポリエステル
フィルムと塗布層間の接着性に優れ、かつ塗布層と熱接
着性樹脂層間は適度な接着性および剥離性に優れておシ
、製版用として有用である。
出 願 人  ダイアホイル株式会社 代 理 人  弁理士 長谷用  − ほか/名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステルフィルムの少なくとも片面に塩化ビ
    ニリデン系樹脂、アニオン性基を有するポリエステルお
    よびポリエーテル変成ポリシロキサンからなる塗布液を
    塗布した後、延伸して得られる塗布層を有するポリエス
    テルフィルムの塗布層上に、50℃ないし200℃の範
    囲で熱接着可能な樹脂組成物から成る層を有することを
    特徴とする積層ポリエステルフィルム。
JP63027032A 1988-02-08 1988-02-08 積層ポリエステルフィルム Pending JPH01202449A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04126786A (ja) * 1990-06-08 1992-04-27 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd 感熱積層シート及びそれを用いた記録体
JPH05138668A (ja) * 1991-11-19 1993-06-08 Diafoil Co Ltd 離型用ポリエステルフイルム
CN103144391A (zh) * 2013-03-15 2013-06-12 厦门新旺新材料科技有限公司 一种聚酯尼龙复合离型膜
JP2016064519A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 三菱樹脂株式会社 積層ポリエステルフィルム
JP2016064518A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 三菱樹脂株式会社 積層ポリエステルフィルム

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