JPS61255941A - 塗布層を設けたポリエステルフイルム - Google Patents

塗布層を設けたポリエステルフイルム

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JPS61255941A
JPS61255941A JP60097883A JP9788385A JPS61255941A JP S61255941 A JPS61255941 A JP S61255941A JP 60097883 A JP60097883 A JP 60097883A JP 9788385 A JP9788385 A JP 9788385A JP S61255941 A JPS61255941 A JP S61255941A
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water
polyolefin
polyester film
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Naohiro Takeda
武田 直弘
Tsunemitsu Hasegawa
長谷川 経光
Yuzo Otani
大谷 雄三
Masahiro Kita
北 雅弘
Nariaki Okajima
業明 岡島
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Diafoil Co Ltd
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    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/28Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising synthetic resins not wholly covered by any one of the sub-groups B32B27/30 - B32B27/42

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野] 本発明は、水溶性あるいは水分散性のポリオレフィンを
塗布層として有する表面特性の改良されたポリエステル
フィルムでアル。
〔従来技術〕
二軸延伸ポリエステルフィルム、特に二軸[伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルムは、透明性、寸法安定性、
機械的特性、電気的特性、ガスバリヤ−性、耐熱性、耐
薬品性などく優れ、包装材料、電気絶縁材料、銀塩、ジ
アゾ化合物、感光性樹脂などを用いる感光材料、製図材
料、電子写真材料、磁気記録材料などの基材として用い
られている。最近では磁気記録媒体の高密度記録化、コ
ンデンサーの高容量化などに伴ない使用されるポリエス
テルフィルムは、ますます平坦であると共に滑シ性の良
いものすなわち平滑性が要求されている。平滑なフィル
ムの必要性は、フィルムの透明性、蒸着金属の光沢など
と関連して製版、ラベル、光線遮断フィルム、フィルム
状ミラーなどの用途で高まっている。
ポリエステルフィルムの滑り性を改良する従来の方法と
しては、微細な有機系あるいは無機系の粒子を添加する
方法(添加粒子法)、ポリエステルの重合時にエステル
交換触媒残渣などを析出させる方法(析出粒子法)、ポ
リマーブレンドによる方法、有機系の潤滑剤を配合する
方法などのポリエステルの組成物による方法がある。し
かしながら、これらの組成物による方法は、滑シ性と平
坦性の一方が向上すれば他の一方が低下し、両方を共に
向上させるのが困難であるのが実情である。また、組成
物による方法は、透明性の要求される光学用途には限界
がある場合がある。有機系の潤滑剤を配合する方法は、
無機系粒子などの適度な併用によシある根皮の平滑性を
達成できるものの、潤滑剤の転着による装置あるいは製
品の汚染、蒸着工程での高真空度の達成と維持の困難あ
るいは積層体とした場合の層間の接着性の低下など問題
が多い。組成物を含有する層を平坦層と共押出しなどで
積層する方法で平滑化をはかる方法もあるが、先に述べ
た組成物による場合の問題点と共に含有組成物の平坦層
への形状転写などの問題がある。溶剤処理、コロナ放電
処理などによシ表面処理をしたフィルムを延伸し、表面
に突起を形成させる方法もあるが、突起の形状に種々の
制約もあシ、滑シ性が不充分な場合が多い。
これらの方法に対して、塗布層に微細かつ稠密な突起を
形成させる方法がフィルムの平滑化法として注目されて
いる。塗布層の突起形成方法としては、微細な無機系粒
子を含有させる方法が滑シ性や固着性(ブロッキング性
)を改良するため広く慣用されているが、最近では塗布
層を設けた後にポリエステルフィルムを[伸fる方法(
以下塗布延伸法と略称する)の塗布剤として、塗布層中
での相分離や塗布延伸時の伸び特性に特徴のある化合物
を用いる方法が新規な平滑フィルムの製造方法として注
目されている。
この塗布層をポリエステルフィルムに設ケる方法は、極
めて有用な方法であるが、それに用いる樹脂として何を
用いるかが、滑)性、透明性、表面形態、ブロッキング
性(固着性)のバランスの良い特性を発揮させるのに重
要である。
また、塗布層を設けたフィルムは、前述の特性のみなら
ず、好ましくは特定の用途における接着性、離型性など
の多くの特性を併せもつことが好ましい。また、塗布層
の塗膜強度は、フィルムの取扱時の塗膜の剥離や削れ粉
の発生と関連して重要である。
〔発明の目的〕
本発明は、塗布層を設けることにょシポリエステルフイ
ルムの平滑化、透明易滑化、蒸着金属の高光沢化、接着
性などを改良するとともに塗布層自体の塗膜強度を改良
することにある。
〔発明の構成〕
本発明は、ポリエステルフィルムの少なくとも片面に水
溶性および/または水分散性のカルボキシル賦基および
/またはカルボン酸塩基含有ポリオレフイ/を塗布層と
して有する二軸延伸ポリエステルフィルムである。
本発明における基体を構成するポリエステルフィルムと
しては、その構成成分の80モル僑以上がエチレンテレ
フタレートであるポリエチレンテレフタレート、あるい
は80モル係以上がエチレンナフタレートであるポリエ
チレンナフタレートフィルムが好ましい。エチレンテレ
フタレート、エチレンナフタレート以外のポリエステル
共重合成分としては、例えばジエチレンクリコール、フ
ロピレンゲリコール、ネオペンチルグリコール、1.4
−フチレンゲリコール、t4−シクロヘキサンジメタツ
ール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレング
リコールなどのジオール成分、イソフタル酸、5−ノジ
オスルホイソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸訃よび
そのエステル形成性誘導体などのジカルボン酸成分、オ
キシ安息香酸およびそのエステル形成性誘導体などのオ
キシカルボン酸類を用いることができるがこれらに限定
されるものではない。
本発明における基体を構成するポリエステルは、フィル
ムの表面に突起を形成する添加粒子、析出粒子、基体ポ
リエステルと特性の異なるポリエステルあるいはそれ以
外の樹脂を含有していてもよい。これらは、蒸着金属を
磁性層とする高密度磁気記録用途などにおいては極力少
なくするのが好ましいが、用途によっては従来当業者が
常用している量を含有していてもよい。
突起形成剤以外の成分として、必要に応じて帯電防止剤
、安定剤、潤滑剤、着色剤、光線遮断剤などを含有して
いてもよい。
本発明における水溶性および/または水分散性カルボキ
シル基および/またはカルボン酸塩基含有ポリオレフィ
ンのポリオレフィンとは、(i)エチレン、フロピレン
、1−7’テン、4−メチル−1−ペンテン等の1−オ
レフィン系不飽和炭化水素の単独または共重合体からな
るワックス、樹脂、ゴム状物、たとえばポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリ−4−メチル
−1−ペンテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン−1−ブテン共重合体、プロピレン−1−ブテン共
重合体、(ii)上記1.−オレフインの2種以上と共
役または非共役ジエンとのゴム状共重合体、たとえばエ
チレン−プロピレン−ブタジェン共重合体、エチレン−
プロピレン−ジシクロペンタジエ:/ 共li 合体、
−cチレンープロピレンーエテリデンノルボルネン共重
合体、エチレン−プロピレン−t5−へキサジエン共重
合体、あるいはインブテン−インプレン共重合体、G1
1) 1−オレフィンと共役または非共役ジエンとの共
重合体、たとえばエチレン−ブタジェン共重合体、エチ
レン−エチリデンノルボルネン共重合体、0φ1−オレ
フィン、特にエチレンと酢酸ビニルとの共重合体および
その完全もしくは部分ケン化物、(v)1−オレフィン
の単独または共重合体に上記共役もしくは非共役ジエ/
または酢酸ビニル等をグラフトさせたグラフト重合体お
よびその完全もしくは部分ケン化物などであシ、カルボ
キシル基するいはカルボン酸塩基含有ポリオレフィンと
は、前記ポリオレフィンにカルボキシル基あるいはカル
ボン酸塩基を有するオレフィンを導入したものであυ、
前記のオレフィンと後記のα、−−不飽和カルボン酸あ
るいはカルボン酸塩との共重合体、前記のオレフィンと
α、β−、β−カルボン酸のエステル、アミド、イミド
、酸無水物などとの共重合体の完全または部分ケン化物
、前記のポリオレフィンt/Ca 、  β−不飽和カ
ルボン酸あるいはカルボン酸塩をグラフトさせたもの、
前記ポリオレフィンにα、β−不飽和不飽和ノルボン酸
テル、アミド、イミド、酸無水物などをグラフトさせた
ものの完全または部分クン化物、前記のカルボキシル基
含有ポリオレフィンのカルボキシル基を重合体製造後に
中和によジカルボン酸塩とし走ものである。
本発明におけるカルボキシル基および/またはカルボン
酸塩基を含有するポリオレフィンのカルボキシル基ある
いはカルボン酸塩基の導入殻、 線であるα、−−不飽和カルボン酸およびその塩、アミ
ド、イミド、エステル、酸無水物の具体例を示すと、 (1)  モノカルボン酸としては、たとえばアクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、インクロトン酸等の炭
素原子数通常6個以下、好ましくは4個以下の脂肪族カ
ルボン酸、 (2)  ジカルボン酸としては、たとえばマレイン酸
、7マル酸、メザコン酸、シトラコン酸、イタコン酸な
どの脂肪族カルボン酸、5−ノルボルネン−2,3−ジ
カルボン酸、その核メチル置換体、そのエンドメチレン
基のハロゲン置換体などを あげることができるがこれらに限定されるものではない
本発明におけるカルボン酸塩基含有ポリオレフィンのカ
ルボン酸塩基は、a、β−不飽和カルボ/酸塩を反゛応
によりポリオレフィンに導入してもよいし、カルボキシ
ル基含有ポリオレフィンのカルボキシル基と塩基性物質
とを反応させても導入できる。
例えば塩の種類あるいは塩基性物質としては、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、アンモニアおよびアミン等の
水中で塩基として作用する物質、アルカリ金属の酸化物
、水酸化物、弱酸塩、水素化物、アルカリ土類金属の酸
化物、水酸化物、弱酸塩、水素化物等の水中で塩基とし
て作用する物質、これら金属のアルコキシドなどを挙げ
ることができる。このような物質の例を以下に示す。
(1) アルカリ金属としては、たとえばナトリウ  
 □ム、カリウム、アルカリ土類金属としては、たとえ
ばカルシウム、ストロンチウム、バリウム、 (2) アミンとしてはヒドロキシルアミン、ヒドラジ
7等の無機アミン、メチルアミン、エチルアミン、エタ
ノールアミン、シクロヘキシルアミン、 (3)  アルカリ金属およびアルカリ土類金属の酸化
物、水酸化物、水素化物としては、たとえば酸化ナトリ
ウム、過酸化ナトリウム、酸化カリウム、過酸化カリウ
ム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、酸化バリウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化ストロンチウム、水酸化バリウム、水素化
ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウム、 (4)アルカリ金属およびアルカリ土類金属の弱酸塩と
しては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素カルシウム、酢酸
ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、 (5) アンモニアおよびアミンの化合物としては、た
とえば水酸化アンモニウム、四級アンモニウム化合物た
とえばテトラメチルアンモニウムヒドロキシド、ヒドラ
ジン水和物等を挙げることができる。
本発明におけるカルボキシル基および/またはカルボン
酸塩基含有ポリオレフィンの分子量は、固有粘度〔η〕
で好ましくは105ないし5、さらに好ましくはα06
ないし1のものがよい。
〔η]が3よシ高い場合には水溶化あるいは微細な水分
散化が困難であり、また水溶化あるいは水分散化物の取
扱いが粘度が高いため困難である。〔η〕が低く、ワッ
クス状の場合には塗布層の添加剤として滑シ性改良剤と
して用いることができるが、主要なバインダーとして用
いる場合には用途に応じて〔η〕の高いものが好ましい
カルボキシル基および/またはカルボン酸塩基含有ポリ
オレフィンの酸価(カルボン酸塩はカルボン酸に換算)
は、好ましくfi3oないし200、さらに好ましくは
40ないし150である。酸価が30以下では水溶化あ
るいは水分散化が困難となる場仕がちヤ、酸価が200
よシも高い場合はポリオレフィンの特性が低下する場合
がある。
こ\で固有粘度[+ylとは、135℃のデカリン溶液
における還元粘度の測定値から求められた粘度である。
また、酸価とは、試料ポリオレフィン1を当シの中和に
要した水酸化カリウムの岬数である。
カルボキシル基含有ポリオレフィンを水溶化または水分
散化する方法は、カルボキシル基および/lたはカルボ
ン酸塩基含有ポリオレフィンを溶剤に溶解し、それを水
と混合した後に溶剤を除去する方法あるいけ必要に応じ
て溶融し、それを必要に応じて加熱した水に投入する方
法などを用いることができる。この水溶化または水分散
化のため、さらには水分散体の凝集安定化のために水溶
性高分子や勢娶低分子あるいは高分子のいわゆる界面活
性剤を併用することもできる。
本発明における水分散性のカルボキシル基および/また
はカルボン酸塩基含有ポリオレフィンの水分散体の粒径
は、用途、塗布厚さ、塗布後の乾燥条件などに応じて異
なるものの、好ましくは1μ以下、さらに好ましくはr
l、1p以下である。
ポリエステルフィルムに塗布剤を塗布する方法は、原崎
勇次著、槙書店1979年発行、「コーティング方式」
に示されるリバースロール:F−1−1f5ビアコータ
ー、ロッドコーター、エアドクタコーターあるいはこれ
ら以外の塗布装置を用いることができる。塗布は、逐次
二軸延伸前、同時二軸延伸前、二軸延伸後で再延伸前、
あるいは製品化後の二軸延伸ポリエステルフィルムなど
に対して行えばよい。特に好tL<a、ロール延伸法に
よる一軸延伸ポリエステルフイルムに塗布剤の水分散物
あるいは水溶液を塗布し、適当な乾燥を施し、あるいは
乾燥を施すことなく、ただちに先の延伸方向とは直角方
向に延伸し、熱処理する方法である。本方法によれば、
延伸と同時に塗布層の乾燥が可能になると共に塗布層の
厚さを延伸倍率に応じて薄くすることができる。
本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムの塗布層の厚さ
は、α01μから1μの範囲が好ましく、さらに好まし
くはα01μから0.1μの範囲である。塗布層の厚さ
が(LO1μ未満では塗布材を均一に塗布しにくいため
製品に塗布むらが生じやすく、1μより厚い場合は、滑
シ性がかえって低下する場合がある。
本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムの塗布層には、
本発明における水溶性および/ま念は水分散性のカルボ
キシル基および/またはカルボン酸塩基含有ポリオレフ
ィン以外に水溶性あるいは水分散性のポリエステル、ポ
リアミド、ポリウレタン、ビニル系樹脂、ブタジェン系
樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ樹脂、シリコン系樹脂
、フッ素系樹脂などを併用するJとができる。
本発明の塗布層の樹脂中における本発明のカルボキシル
基および/またはカルボン酸塩基含有ポリオレフィンの
含有量は、100ないし2重量係、さらに好ましくは1
00ないし5x量係であシ、2重量憾よシも少ない場合
は塗布層の塗膜強度の改良が明確ではなくなる。
本発明の塗布層には、塗布層の固着性(ブロッキング性
)、耐水性、耐溶剤性、機械的強度の改良のため架橋剤
としてメチロール化あるいはアルキロール化した尿素系
、メラミン系、グアナミン系、アクリルアミド系、ポリ
アミド系などの化合物、エポキシ化合物、アジリジン化
合物、ブロックポリインクアネート、7ランカツプリン
グ剤、チタンカップリング剤、ジルコ−アルミネートカ
ップリング剤、熱、過酸化物、活性線等によシ反応性の
あるビニル系化合物や感光性樹脂などを含有していても
よい。また、本発明の塗布層は、固着性や滑シ性の改良
のため無機系微粒子としてシリカ、シリカゾル、アルミ
ナ、アルミナゾル、ジルコニウムゾル、カオリン、タル
ク、炭酸カルシウム、酸化テタ/、バリウム塩、カーボ
ンブラック、硫化モリブデン、酸化アンデモ/ゾルなど
を含有していてもよい。
また、本発明の塗布層は、必要に応じて消泡剤、塗布性
改良剤、増粘剤、帯電防止剤、有機系潤滑剤、有機系高
分子粒子、酸化防止剤、紫外線吸収剤、発泡剤、染料、
顔料などを含有していてもよい。
塗布剤のフィルムへの塗布性、接着性を改良するため、
塗布前にフィルムに化学処理や放電処理を施してもよい
本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムの塗布層への接
着性、塗布性などを改良するため、塗布層形成後に塗布
層に放電処理を施してもよい。
本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムは、1μないし
5011/lのフィルムとして用いることができる。
以下、本発明を実施例をあげて説明する。なお、実施例
中の評価は、次に述べる方法による。
(1)作業性 A4版フィルムを約30枚重ね、全体の屈曲性、フィル
ム一枚ごとの剥離性、引抜性、帯電性を観察した。
(2)  摩擦係数 A8TM−D−1894−63によりフィルムとフィル
ムの摩擦係数を測定した。
(3)  巻取9性 フィルムをロール状に巻取った場合のいわゆる巻ずれ、
段ずれ、しわ、こぶ、つぶ跡などの有無を観察した。
(4)固着性(ブロッキング性) 恒温恒湿槽で熱プレスによシ40℃、8096RIH,
10に9/cIn2で20時間重ねfc−7イtvムの
A8TM−D−1895の方法による剥離強度を測定し
た。
(5)表面粗さ 小板研究所製の薄膜段差針ET−10fiで触針先端半
径15μ、触針荷重12で測定し、突起の基底部から頂
上部までの高さを表面粗さとした。
(6)  フイルムヘーズ 日本電色(株)製のヘーズメーターのNDH−20型に
より測定した。フィルムロールは下式によシ得られる ( Ta/Tt ) x too −TtTd:拡散透
光率 Tt:全透光率 Tf:装置補正項 (7)塗膜強度 新東化学(株)製の表面性測定機のヘイトン14型を用
い、サファイア針としてQ、25w R、引掻速度10
0 wm / minの条件で荷重を変化させて塗布層
の引掻試験を行ない、塗布層が基体のポリエステルフィ
ルムから剥離する荷重を塗膜強度とした。
(8)磁性層接着性 磁性層の接着性は二軸延伸ポリエステルフィルムの塗布
層上に磁性塗料を固形分で5μの厚さに塗布後、80℃
で1分間乾燥し、その後80℃で24時間エージ/グし
た磁性層面に住友スリーエム社製の17.7 wm幅の
スコッチテープを貼り、引張試験機によるT型剥離試験
による。
磁性塗料の組成は、ポリウレタン50部、ニトロセルロ
ース20部、塩ビー酢ビ樹脂30部、インシアネート化
合物15部、カーボンブラック12部、レシチン4部、
r−IPe203460部をメチルエチルケトン、トル
エン、メチルイソブチルケトンを等量混合した溶剤90
0部に分散したものである。
参考例 クロルベンゼン中でポリエチレンワックスにジクミルパ
ーオキシドを用いてアクリル酸をグラフトした[η] 
[L21、酸価95のカルホキクル基含有ポリオレフィ
ンをギヤポンプを用いて溶融状態でカルボキシル基量に
対して(L5当量の水酸化ナトリウムを溶・解し7’(
180℃の熱水を有する耐圧ホモミキサー中に導入し、
高速攪拌した後冷却し、水分散性のカルボキシル基およ
びカルボン酸ナトリウム含有ポリオレフィン水分散体を
得た。
比較例1 重合触媒残渣等にもとづく表面突起形成剤をほとんど含
まない固有粘度IIL62のポリエチレンテレフタレー
トを約285℃で溶融し、約60℃の冷却ドラム上に静
電印加を行ないながら押出した。さらに83℃で縦方向
にロールで五5倍延伸し、その後110℃で横方向に延
伸、220℃で熱処理を行ない、厚さ12.1μ、表面
粗さsoXの二軸延伸フィルムを得た。乞のフィルムは
、巻き取シ性が極めて悪く、長尺のフィルムロールを得
ることが困難であると共に得られたフィルムロールの巻
き姿が悪く、製品としての出荷は不可能であった。念の
ためム4版として切シ出して作業性を観察したがフィル
ムが相互に密着して全体が一体化してしまい、フィルム
の皐扱いが困難であった。このフィルムの摩擦係数は、
フィルムが滑らぬため測定できなかった。すなわち、本
フィルムは、滑シ性の不足によシ実用に供し得なかった
実施例1 三兎石油化学工業(株)のカルボン酸ナトリリス ラム基含有ボ、レフイン水分散体であるケミパール8−
120(商品名)を95部、日量化学工業(株)のシリ
カゾルであるスノーテックス20Lを5部配合した塗布
剤A1ケミパールS−120を75部、スノーテックス
20L5部、日本化学工業(株)の水分散性ポリエステ
ルであるポリエスタ−XWR−901(商品名)を20
部配合した塗布剤B1ケミパール8−120t20部、
スノーテックス20’Ilを5部、ポリエスタ−XWR
−901を20部、日本紬薬(株)の水溶性アクリル系
樹脂であるジュリマームT−M918(商品名)を55
部配合した塗布剤Cをそれぞれ比較例1の縦延伸後のフ
ィルムの片面に塗布し、その後比較例と同様にして二軸
延伸ポリエステルフィルムを得た。これらのフィルムの
塗布層の厚さは、それぞれQ、04y / mWであっ
た。これらのフィルムの巻取磁性、作業性、アルミニウ
ム蒸着層の光沢は良好であった。これらのフィルムの固
着性、静止摩擦係数、動摩擦係数、フィルムヘーズ、表
面粗さは、表に示すように良好であシ、種々の用途に有
用であった。
実施例2 比較例1のポリエチレンテレフタレートヲ原料として実
施例1の塗布剤Bを実施例1と同様に塗布して厚さ50
μの二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。このフィル
ムの巻取9性、作業性は良好であった。このフィルムの
ヘーズは15憾、静止摩擦係数α97、動摩擦係数1.
10と良好であシ、アルミニウム蒸着層の光沢も良好で
あった。
実施例3 ポリエステル製造触媒を析出させた粒子とポリエステル
製造工程中に外部から添加した無機ふとした場合、表面
粗さ500X、静止摩擦係数rL37、動摩擦係数13
5となる固有粘度[L65のポリエチレンテレフタレー
トを用い、日本紬薬(株)の水溶性アクリル系樹脂であ
るジュリマームT−M91B改良4(商品名)を70部
、日本合成化学工業(株)の水分散性ポリエステルであ
るポリエスタ−XWR−901(商品名)を20部、三
井石油化学工業(株)のカルボン酸ナトリウム基含有ポ
リオレフィン水分散体であるケミパールs −120(
商品名)を10部配合した塗布剤り、塗布剤りのケミバ
ールB−120の代シに参考例により得られたポリオレ
フィン水分散体を10部配合した塗布剤Eをそれぞれ実
施例1と同様に片面に塗布し、厚さ15μの二軸延伸ポ
リエチレンテレフタレートフィルムを得た。これらのフ
ィルムの巻取9性、作業性、固着性、摩擦係数は良好で
あった。
磁性層接着性は、塗布層を有しないフィルム=452で
あったのに対して、塗布剤りを用いたフィルムが124
f、塗布剤2を用い九フィルムが1222であった。ま
た、塗膜強度は、塗布剤りを用いたフィルムが5021
塗布剤Eを用いたフィルムがaOtであった。なお、ジ
ュリマームT−M918を80部、ポリエスタ−XWR
−901を20部配合した塗布剤を同様にして塗布した
フィルムの磁性層接着性は126 f、塗膜強度は3f
であった。すなわち、本実施例のフィルムは、塗膜強度
が良好であシ、塗布延伸後の再延伸工程、さらには磁性
層塗布工程での塗布層の剥離や削れが少なく、接着性の
改良された磁気テープ用フィルムとして有用であった。
実施例4 実施例1と同じポリエチレンテレフタレート原料を用い
、日本紬薬(株)の水溶性アクリル系樹脂であるジュリ
マーAT−M918改良4(商品名)を70部、日本合
成化学工業(株)の水分散性ポリエステルであるポリエ
スタ−XWR−901(商品名)を20部、日量化学工
業(株)のシリカゾルであるスノーテックス20L(商
品名)を5部、三井石油化学工業(株)のカルボン酸ナ
トリウム基含有ポリオレフィン水分散体であるケミパー
ルS−120(商品名)を5部配合した塗布剤を縦延伸
後のフィルムの両面に塗布し、実施例1と同様にして厚
さ75μの二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。この
フィルムの巻取9性、作業性、固着性、摩擦係数は良好
であった。このフィルムの塗膜強度は309と良好であ
った。このフィルムは70ツビーデイスク用フイルムと
して有用であった。
〔発明の効果〕
以上の実施例で示したように本発明の二軸延伸ポリエス
テルフィルムは、透明性、滑シ性、蒸着金属層の光沢、
塗膜強度などが良好であシ、包装材料、グラフィック材
料、金属蒸着材料、磁気記録材料などの基材として有用
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ポリエステルフィルムの少なくとも片面に水溶性お
    よび/または水分散性のカルボキシル基および/または
    カルボン酸塩基含有ポリオレフィンを塗布層として有す
    る二軸延伸ポリエステルフィルム。
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