JPH11216827A - 蒸着フィルム用の基材ポリエステルフィルム - Google Patents

蒸着フィルム用の基材ポリエステルフィルム

Info

Publication number
JPH11216827A
JPH11216827A JP2425998A JP2425998A JPH11216827A JP H11216827 A JPH11216827 A JP H11216827A JP 2425998 A JP2425998 A JP 2425998A JP 2425998 A JP2425998 A JP 2425998A JP H11216827 A JPH11216827 A JP H11216827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
polyester film
deposited
vapor
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2425998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4266401B2 (ja
Inventor
Chiharu Okawara
千春 大川原
Shigenobu Yoshida
重信 吉田
Yuzo Otani
雄三 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Kagaku Polyester Film KK
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Kagaku Polyester Film KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp, Mitsubishi Kagaku Polyester Film KK filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2425998A priority Critical patent/JP4266401B2/ja
Publication of JPH11216827A publication Critical patent/JPH11216827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4266401B2 publication Critical patent/JP4266401B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
    • H05K3/388Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of a metallic or inorganic thin film adhesion layer

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸素ガスバリア性、水蒸気バリア性等に優れ
た蒸着フィルム用の基材ポリエステルフィルムを提供す
る。 【解決手段】 ポリエステルフィルムの少なくとも片面
にアンカーコート剤を塗布し、次いで少なくとも1方向
に延伸して形成された塗布層の表面粗さRmsが0.7
〜6nmであり、且つ、表面凹凸の低周波成分を除いた
表面粗さRmsが0.5nm以下であることを特徴とす
る蒸着フィルム用の基材ポリエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属や金属酸化物
の薄膜を形成してなる蒸着フィルムにおいて基材として
好適に用いられる基材ポリエステルフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】蒸着ポリエステルフイルムは、蒸着する
金属及び/又は金属酸化物を選択することにより、ガス
バリアー性、水分不透過性、可視・紫外光の遮蔽性、熱
線反射性、導電性、透明導電性、磁気記録性などの特性
を種々に変更し得るため、各種の用途に利用されてい
る。例えば、包装材料、装飾用材料、窓ガラスの遮蔽用
材料、金・銀糸用材料、コンデンサー材料、表示材料、
配線基板材料、磁気記録材料などに利用されている。こ
の蒸着ポリエステルフイルムは、特に、フイルムの加工
工程中や水分との接触により、蒸着膜の部分的な剥離を
惹起し、蒸着膜としての特性、例えば、ガスバリアー性
が低下する問題がある。
【0003】従来、ガスバリアー性の低下を防止するた
め、蒸着ポリエステルフイルムの基材フイルムと蒸着層
との間に、各種ポリウレタン、各種ポリエステル、また
は、ポリウレタンとポリエステルの混合物等のアンカー
コート剤(塗布剤)から成る塗布層(下塗り層)を設け
る方法が知られている(例えば特開平2−50837号
公報)。更に、耐水接着性および耐溶剤性を改良するた
め、特殊なポリウレタン、ポリエステル及びエポキシ化
合物とを含有するアンカーコート剤が提案されている
(特開平4−176858号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
蒸着ポリエステルフイルムは、何れも、高温下における
耐水性(耐熱水性)及び耐溶剤性が不十分であり、従っ
て、食品包装用とした場合、ボイル処理後や溶剤系のイ
ンキによる印刷後のガスバリアー性が必ずしも十分では
ない。特に、ポリエステルフイルム屑を再利用した蒸着
ポリエステルフイルムでは、ガスバリアー性が著しく低
下する欠点がある。更に、蒸着ポリエステルフイルムの
用途が広がるにつれ、より強い接着性や信頼性の高いガ
スバリアー性を有する蒸着ポリエステルフイルムが求め
られている。
【0005】また、アンカーコート剤による塗布層は、
フイルムの製膜後に設けてもよいが、フイルムの製膜工
程で設けるインラインコート法も可能である。例えば、
フイルムが二軸延伸フイルムの場合は、一軸延伸したフ
イルムにアンカーコート剤を塗布し、乾燥または未乾燥
の状態で横方向に延伸し、次いで、熱処理を施す方法
は、製膜、塗布および乾燥を同時に行えることから、製
造コスト面において大きなメリットが期待できる。しか
しながら、このインラインコート法で塗布層を設けた蒸
着用の基材ポリエステルフィルムとしては適当なものは
知られておらず、該基材ポリエステルフィルムより得ら
れる蒸着フィルムは、通常の方法により得られる蒸着フ
ィルム以上に、耐溶剤性、耐熱水性が不十分であり、印
刷後や或いはボイル及びレトルト等の熱水処理後のガス
バリア性が著しく低下するという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記実状
に鑑み、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結
果、基材のポリエステルフィルムとしてインラインコー
トした塗布層の表面の粗さを一定の範囲としたものを基
材フィルムとして使用した蒸着フィルムによれば、接着
性、耐溶剤性及びボイル処理後のガスバリア性等に優れ
た良好な蒸着フィルムが提供できることを見出し、本発
明に到達した。
【0007】即ち、本発明は、ポリエステルフィルムの
少なくとも片面にアンカーコート剤を塗布し、次いで少
なくとも1方向に延伸して形成された塗布層の表面粗さ
Rmsが0.7〜6nmであり、且つ、表面凹凸の低周
波成分を除いた表面粗さRmsが0.5nm以下である
ことを特徴とする蒸着フィルム用の基材ポリエステルフ
ィルムに関する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明におけるポリエステルとは、その構成単位の80
モル%以上がエチレンテレフタレートであるポリエチレ
ンテレフタレート、その構成単位の80モル%以上がエ
チレンナフタレートであるポリエチレンナフタレート等
で代表されるが、特にに限定されない。上記の構成成分
以外の共重合成分としては、例えば、ジエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、シクロヘキサンジメタノール等のジオール成分、イ
ソフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸お
よびそのエステル形成性誘導体のジカルボン酸成分など
を使用することができる。また、本発明におけるポリエ
ステルは、ポリエステルフイルム製品の製造過程で発生
するスクラップフイルムのチップ状に加工した再生ポリ
エステルを省資源化の観点から使用してもよい。
【0009】なお、本発明におけるポリエステル中に
は、フイルム表面の突起を形成する添加粒子、析出粒
子、その他の触媒残渣を用途に応じて当業者が常用する
量の範囲で含有していてもよい。また、上記の突起形成
剤以外の添加剤として、必要に応じて、帯電防止剤、安
定剤、潤滑剤、架橋剤、ブロッキング防止剤、酸化防止
剤、着色剤、光線遮断剤、紫外線吸収剤などを含有して
いてもよい。
【0010】かかるポリエステル原料を用いたフィルム
は、従来公知の一般的な方法により製造することができ
る。例えば、原料樹脂を押し出し機により溶融し、環状
ダイやTダイにより押し出して、急冷することにより実
質的に無定型で配向していない未延伸フィルムを製造す
ることができる。この未延伸フィルムを一軸延伸、テン
ター式逐次二軸延伸、テンター式同時二軸延伸、チュー
ブラー式同時二軸延伸などの従来公知の一般的な方法に
より、フィルムの流れ(縦軸)方向又はフィルムの流れ
方向とそれに直角な(横軸)方向に延伸することによ
り、最終的に少なくとも1方向に延伸したフィルムを製
造することができる。
【0011】ポリエステルフィルムの厚さは、蒸着フィ
ルムの基材としての機械強度、可撓性、透明性等、用途
に応じ、通常5〜500μm、好ましくは10〜200
μmの範囲より選択される。また、フィルムの幅や長さ
は特に制限はなく、適宜用途に応じて選択することがで
きる。また、該ポリエステルフィルムには、塗布層を形
成させる前に予め、コロナ放電処理、火炎処理、プラズ
マ処理、グロー放電処理、薬品処理などの従来公知の方
法による表面処理などを行うこともできる。
【0012】本発明では、フィルム製造工程内で、ポリ
エステルフィルムの少なくとも片面に、未延伸若しくは
一軸延伸の段階で、アンカーコート剤を塗布する。例え
ば、塗布層を有する二軸延伸フィルムの場合は、好まし
くは縦方向(フィルム流れ方向)に一軸延伸したフィル
ムにアンカーコート剤を塗布し、乾燥または未乾燥の状
態で横方向に延伸し、次いで、必要に応じて熱処理を施
す。
【0013】その具体的な塗布方法としては、エアドク
タコータ、ロッドコータ、リバースロールコータ、グラ
ビアコータ、キスコータ等による公知の方法が採用でき
る。アンカーコート処理によれば、一般的に薄膜とフィ
ルムとの密着性を向上させることができるが、その結果
として良好なガスバリア性、密着性、耐溶剤性、耐熱水
性が発現しやすくなる。アンカーコート剤の厚さは、使
用するポリエステルフィルムの表面凹凸に合わせ、通常
0.005〜5μm、好ましくは0.01〜1μmの範
囲で選択される。通常0.005μm未満では、塗布む
らが生じ、一方5μmを越えても塗布層の厚さむらが生
じたり、フィルムの滑性が低下する傾向があるので好ま
しくない。
【0014】アンカーコート剤としては、アクリル系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、オキサ
ゾリン基含有樹脂、エチレンビニルアルコール樹脂、ビ
ニル変性樹脂、エポキシ樹脂、変性スチレン樹脂、変性
シリコン樹脂及びアルキルチタネート等を単独或いは2
種以上併せて使用することができるが、水溶性若しくは
水分散性のアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ
ウレタン系樹脂、オキサゾリン基含有樹脂が特に好まし
い。
【0015】上記のアクリル系樹脂とは、アルキルアク
リレート及び/又はアルキルメタクリレートを主要な成
分とする樹脂であり、具体的には、アルキルアクリレー
ト及び/又はアルキルメタクリレート成分の含有割合が
通常40〜95モル%、共重合可能で且つ官能基を有す
るビニル単量体成分の含有割合が通常5〜60モル%の
無乳化剤タイプの水溶性または水分散性樹脂が望まし
い。上記のビニル単量体における官能基としては、例え
ば、カルボキシル基、酸無水物基、スルホン酸基または
その塩、アミド基またはアルキロール化されたアミド
基、アミノ基(置換アミノ基を含む)、アルキロール化
されたアミノ基またはそれらの塩、水酸基、エポキシ基
などが挙げられ、特に、カルボキシル基、酸無水物基、
エポキシ基などが好ましい。
【0016】前記のポリエステル系樹脂は、好ましくは
低分子の親水性分散剤などを含有しない水溶性又は水分
散性のものが望ましい。かかるポリエステル系樹脂は、
水媒体との親和性を高めるため、カルボキシル基又はそ
の塩(以下、単にカルボキシル基と省略する)を含有す
るものが好ましい。前記のポリウレタン系樹脂は、ポリ
ヒドロキシ化合物とポリイソシアネート化合物とを常法
に従って反応させることにより製造される水溶性又は水
分散性のものが望ましく、カルボキシル基を含有するも
のが好ましい。
【0017】前記のオキサゾリン基含有樹脂とは、好ま
しくは、特公平6−39548号公報等に記載の付加重
合性オキサゾリン、及び必要に応じて少なくとも1種の
他のモノマーを重合して得られる水溶性または水分散性
重合体である。この付加重合性オキサゾリンとしては、
例えば、2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−
4−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチ
ル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−2−オキ
サゾリン、2−イソプロペニル−4−メチル−2−オキ
サゾリン、2−イソプロペニル−5−エチル−2−オキ
サゾリン等が挙げられ、これらは2種以上を併用しても
よい。また、付加重合性オキサゾリンと共重合可能なモ
ノマーであれば制限なく、例えば、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸−2−エチルヘ
キシル等のメタクリル酸エステル類、メタクリル酸、イ
タコン酸、マレイン酸などの不飽和カルボン酸類、メタ
クリロニトリル等の不飽和ニトリル類、メタクリルアミ
ド、N−メチロール化メタクリルアミド等の不飽和アミ
ド類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエス
テル類、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル
等のビニルエーテル類、エチレン、プロピレン等のα−
オレフィン類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビ
ニル等の含ハロゲンα、β−不飽和モノマー類、スチレ
ン、α−メチルスチレン等のα、β−不飽和芳香族モノ
マー等が挙げられ、これらは2種以上を併用してもよ
い。
【0018】更に、以上の樹脂化合物を用いる場合、グ
リシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート等の
エポキシ化合物を併用すると、樹脂化合物におけるカル
ボキシル基等の側鎖に架橋して蒸着膜との接着性を高め
ることができる。以上のアンカーコート剤は、通常、水
や有機溶媒に希釈して溶液や分散液としてポリエステル
フィルムの表面に塗布される。なお、この際の塗布液中
には、従来公知のシランカップリング剤等々の架橋剤、
無機系微粒子、消泡剤、発泡剤、塗布性改良剤、増粘
剤、帯電防止剤、潤滑剤、高分子粒子、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、染料、顔料等を添加することもできる。
【0019】本発明は、以上のように、アンカーコート
剤をポリエステルフィルムの少なくとも片面に塗布して
塗布層を形成させ、次いで、少なくとも1方向に延伸さ
れた後の塗布層の表面粗さRms(A)が0.7〜6n
mであり、表面凹凸の低周波成分を除いた粗さRms
(B)が0.5nm以下であること、好ましくは(A)
が0.8〜5nmであり、(B)が0.4nm以下であ
ることを特徴とする。
【0020】インラインコート法の場合、アンカーコー
ト塗布後に延伸を行うため、塗布層が分断するような表
面形態を取りやすい。そのため、表面粗さ(A)が0.
7nm未満である場合は、表面凹凸が細かすぎて(例え
ば、凹凸の水平方向間隔が約0.1μm、凹凸高さ約3
nm)、薄膜粒子の密着性、粒子堆積の緻密さ等が弱く
なるので好ましくない。また、表面粗さ(A)が6nm
を越える場合は、塗布むらによる問題が生じやすくなる
ので好ましくない。
【0021】そして、粗さ(B)とは、測定面積におい
て大きなうねり、即ち表面凹凸の低周波数成分を除い
て、大きなうねりの上に存在する微小な凹凸の粗さのこ
とを意味する。この粗さ(B)は、蒸着した粒子の大き
さとの関係から最適範囲がRms0.5nm以下とな
る。蒸着する粒子が、より緻密に隙間なく堆積して成膜
することで、蒸着フィルムのガスバリア性が向上するた
め、大きなうねり(凹凸の低周波数成分)の上に存在す
る微小な凹凸が、蒸着粒子の堆積の仕方に影響するもの
と推定される。従って、粗さ(B)がRms0.5nm
を越えると、その凹凸により薄膜粒子が緻密に堆積され
なかったり、薄膜と基材フィルムとの密着性が弱くなる
という問題が生じるものと考えられる。
【0022】このような表面粗さの特性を有する本発明
の蒸着フィルム用の基材フィルムを得るためには、製造
方法におけるアンカーコート剤の塗布条件、塗布後の延
伸条件等の製造条件が大きく影響するが、アンカーコー
ト剤の種類や組成等も大きな影響を与えうる。なお、こ
こでの塗布層面の表面粗さは、通常市販されている原子
間力顕微鏡(以下、「AFM」という。)により測定し
たAFMトポグラフィ像を粗さ解析により求めた粗さR
ms(自乗平均平方根粗さ)の値である。このAFMト
ポグラフィ像の測定では、共振モードに相当する測定モ
ードが採用される。例えば、Digital Inst
ruments社製装置を使用した場合にはタッピング
モードで、またセイコーインスツルメンツ社製装置を使
用した場合にはダイナミックフォースモードで測定を実
施するとよい。また、上記のトポグラフィ像とは、物の
表面の凹凸形状を表した像のことをいう。
【0023】表面粗さ(A)は、例えば、セイコーイン
スツルメンツ社製SPI3700を使用し、測定面積1
x1μm角で測定し、該AFM装置に付属のソフトウエ
アで傾斜自動補正処理を行い、次いで、そうして得たト
ポグラフィ像について、同様に付属のソフトウエアで3
次元粗さ解析を行い、Rms値を得る。但し、測定は、
誤差が大きくならないように、フィルム中に含まれるフ
ィラー等が表面形状に現れている箇所を避けて行う。
【0024】また、表面粗さ(B)は、表面粗さ(A)
で測定し傾斜自動補正処理を行ったのと同じトポグラフ
ィ像について、高速フーリエ変換を行い、x、y方向と
も25/μm以下を遮断周波数として表面凹凸の低周波
成分を除去する。更に、逆フーリエ変換を行い、低周波
数成分を除去した後のトポグラフィ像を再生する。その
再生した像は、周辺部に歪みを持つ為、周辺部を除外し
た中央部約800nm角を選択して3次元粗さ解析を行
い、Rms値を得る。
【0025】以上のようなアンカーコート処理を施した
ポリエステルフィルムは、蒸着フィルムの基材フィルム
として用いられる。本発明において、蒸着する金属及び
/又は金属酸化物としては、例えば、アルミニウム、珪
素、マグネシウム、パラジウム、亜鉛、錫、ニッケル、
銀、銅、金、インジウム、ステンレス鋼、クロム、チタ
ン等の金属、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化アンチ
モン、酸化インジウム、酸化カルシウム、酸化カドミウ
ム、酸化銀、酸化金、酸化クロム、珪素酸化物、酸化コ
バルト、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化チタン、酸
化鉄、酸化銅、酸化ニッケル、酸化白金、酸化パラジウ
ム、酸化ビスマス、酸化マグネシウム、酸化マンガン、
酸化モリブデン、酸化バナジウム、酸化バリウム等の金
属酸化物が挙げられるが、珪素酸化物、酸化アルミニウ
ムが、高度な酸素ガスバリア性、水蒸気バリア性及び透
明性を兼ね備え、且つ、工業的に安価であるので特に好
ましい。かかる珪素酸化物、酸化アルミニウムは各々単
独で使用してもよいし、混合物として使用してもよい。
これらの金属及び/又は金属酸化物の蒸着の方法は、一
般には真空蒸着によるが、イオンプレーティング、スパ
ッタリング、CVD等の方法によってもよい。蒸着膜
は、塗布層の表面に形成される。蒸着膜の厚さは、蒸着
フイルムの最終用途によって適宜選択される。なお、蒸
着後に接着性、特に、耐水接着性や耐擦傷性などを付与
するため、蒸着面に樹脂保護層を設けてもよい。
【0026】
【実施例】以下、本発明の内容及び効果を実施例により
更に詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限
り以下の例に限定されるものではない。なお、以下の実
施例における基材ポリエステルフィルム及び蒸着ポリエ
ステルフィルムの測定及び評価の方法は以下の通りであ
る。 <基材ポリエステルフィルムの塗布層表面の粗さRms
(A)>原子間力顕微鏡(AFM)として、セイコーイ
ンスツルメンツ製走査型プローブ顕微鏡SPI3700
を使用し、ダイナミックフォースモードで、実施例及び
比較例での薄膜ガスバリア性フィルムの基材ポリエステ
ルフィルムの表面を、測定面積1x1μm角、走査速度
1Hz、x−y方向512x256分割、カンチレバー
SI−DF−20(Si、f=126kHz、C=16
N/m)の条件で測定したAFMトポグラフィ像につい
て、傾斜自動補正処理を行い、次いで3次元粗さ解析を
行い、Rms(nm)を求めた。この際、測定に用いる
カンチレバーは、磨耗や汚れのない状態のものを用い
た。また、測定する個所は、フィルム中の滑剤やフィラ
ー等による突起や窪みのない箇所とした。 <基材ポリエステルフィルムの塗布層表面凹凸の低周波
数成分を除いた粗さRms(B)>上記の<基材フィル
ムの表面粗さ>で測定し傾斜自動補正処理を行ったトポ
グラフィ像について、高速フーリエ変換を行い、x、y
方向とも25/μm以下を遮断周波数として表面凹凸の
低周波成分を除去し、更に逆フーリエ変換を行い、低周
波成分を除去した後のトポグラフィ像を再生した。その
再生した像について、周辺部を除外した中央部約800
nm角を選択して3次元粗さ解析を行い、Rms(n
m)を求めた。 <薄膜の厚さ>実施例及び比較例により得られた蒸着フ
ィルムの断面を透過型電子顕微鏡(日立製作所製H−6
00型)で観察し、薄膜の厚さを測定した。 <蒸着フィルムの酸素透過率(cc/m2/day)>
ASTMD−3985に準拠して、酸素透過率測定装置
(モダンコントロール社製、OX−TRAN100)を
使用し、25℃、相対湿度95%の条件下で測定し、次
の基準で判定した。
【0027】1以下;○(良)、2以上;×(不良) <蒸着フィルムの耐溶剤性試験>薄膜面に東洋インキ製
NewLPスーパー白グラビアインキを2μm厚印刷
し、80℃、1分乾燥させ、23℃、相対湿度50%下
で1日間経過後、酸素透過率を測定した。 <蒸着フィルムの耐熱水性試験>90℃、30分間ボイ
ル処理し、水気を軽くふき取り、23℃、相対湿度50
%下で1日間経過後、酸素透過率を測定した。 実施例1 固有粘度0.62dl/gのポリエチレンテレフタレー
トを280〜300℃の温度で押し出し機の口金より押
し出し、静電密着法を併用しつつ冷却ドラム状にキャス
トし、厚さ約150μmの無定形ポリエステルシートを
得た。上記のシートを95℃で縦方向に3.5倍延伸し
た後、下記のA、C、Eをそれぞれ20、70、10重
量部配合した水媒体塗布液をフィルムの片面に塗布し、
更に、110℃で横方向に3.5倍延伸し、230℃で
熱処理して、塗布層の厚さ0.1μm、基材のポリエス
テルフィルムの厚さ12μmの二軸延伸ポリエステルフ
ィルムを得た。
【0028】このフィルムの塗布面に、巻取り式真空蒸
着装置を使用し、蒸着材料としてSiO(住友シチック
ス(株)製)を高周波加熱方式で蒸発させ、圧力8x1
-5Torrの条件下で、膜厚25nmの酸化珪素蒸着
膜を形成し、珪素酸化物の薄膜が形成された蒸着フィル
ムを得た。この蒸着フィルムの物性結果を表−1に示
す。 実施例2 塗布液を、下記のA、B、C、Dをそれぞれ35、3
0、25、10重量部配合した水媒体塗布液に替えた他
は、実施例1と同様にして二軸延伸ポリエステルフィル
ムを得、蒸着フィルムを得た。この蒸着フィルムの物性
結果を表−1に示す。 実施例3 塗布液を、下記のA、C、D、Eをそれぞれ40、4
0、10、10重量部配合した水媒体塗布液に替えた他
は、実施例1と同様にして二軸延伸ポリエステルフィル
ムを得、蒸着フィルムを得た。この蒸着フィルムの物性
結果を表−1に示す。 比較例1 塗布液を、下記のC、D、Eをそれぞれ70、20、1
0重量部配合した水媒体塗布液に替えた他は、実施例1
と同様にして二軸延伸ポリエステルフィルムを得、蒸着
フィルムを得た。この蒸着フィルムの物性結果を表−1
に示す。 比較例2 塗布液を、下記のC、Eをそれぞれ70、30重量部配
合した水媒体塗布液に替えた他は、実施例1と同様にし
て二軸延伸ポリエステルフィルムを得、蒸着フィルムを
得た。この蒸着フィルムの物性結果を表−1に示す。 ・樹脂A:水性アクリル系樹脂 アクリル酸エチル40重量部、メタクリル酸メチル30
重量部、メタクリル酸20重量部、グリシジルメタクリ
レート10重量部の混合物をエチルアルコール中で溶液
重合し、重合後水を加えつつ加熱しエチルアルコールを
除去する。アンモニア水でpH7.5に調整し、水性ア
クリル系樹脂(無乳化剤タイプ)の塗布液を得た。 ・樹脂B:オキサゾリン基含有水溶性ポリマー溶液
(水:1−メトキシ−2−イソプロパノール=1:2) 日本触媒(株)製エポクロスWS−500を使用した。 ・樹脂C:水性ポリウレタン系樹脂水性塗料 先ず、テレフタル酸664重量部、イソフタル酸631
重量部、1,4−ブタンジオール472重量部、ネオペ
ンチルグリコール447重量部から成るポリエステルポ
リオールを得た。次いで、得られたポリエステルポリオ
ールに、アジピン酸321重量部、ジメチロールプロピ
オン酸268重量部を加え、ペンダントカルボキシル基
含有ポリエステルポリオールAを得た。更に、上記のポ
リエステルポリオールA1880重量部にヘキサメチレ
ンジイソシアネート160重量部を加えて水性ポリウレ
タン系樹脂水性塗料を得た。 ・樹脂D:カルボキシル基を有する水分散型ポリエステ
ル 日本合成化学工業製ポリエスターWR−961を使用し
た。 ・化合物E:エポキシ化合物 トリエチレングリコールジグリシジルエーテルを使用し
た。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明のポリエステルフィルムを基材と
して成る蒸着ポリエステルフィルムは、水蒸気や酸素の
ガスバリア性に優れるうえに、耐溶剤性や熱水処理後の
ガスバリア性などにおいても優れており、かつ、安価に
製造することができる。かかる蒸着ポリエステルフィル
ムは、他のプラスチックフィルムや紙等と積層して使用
したり、薄膜の上に硬化膜層をつけて使用することがで
き、水蒸気や酸素等の各種ガスの遮断を必要とする物品
の包装、食品や工業用品及び医薬品等の変質を防止する
ため包装用途などに応用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 139/00 C09D 139/00 167/00 167/00 175/04 175/04 // C23C 14/20 C23C 14/20 B B29K 67:00 B29L 7:00 (72)発明者 大谷 雄三 滋賀県坂田郡山東町井之口347番地 ダイ アホイルヘキスト株式会社中央研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルフィルムの少なくとも片面
    にアンカーコート剤を塗布し、次いで少なくとも1方向
    に延伸して形成された塗布層の表面粗さRmsが0.7
    〜6nmであり、且つ、表面凹凸の低周波成分を除いた
    表面粗さRmsが0.5nm以下であることを特徴とす
    る蒸着フィルム用の基材ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】 アンカーコート剤が、水溶性若しくは水
    分散性のアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウ
    レタン系樹脂、オキサゾリン基含有樹脂のいずれか1以
    上を含有することを特徴とする請求項1の基材ポリエス
    テルフィルム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の基材ポリエステルフィ
    ルムの塗布層表面に金属及び/又は金属酸化物からなる
    薄膜を形成してなることを特徴とする蒸着ポリエステル
    フィルム。
JP2425998A 1998-02-05 1998-02-05 蒸着フィルム用の基材ポリエステルフィルム Expired - Lifetime JP4266401B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2425998A JP4266401B2 (ja) 1998-02-05 1998-02-05 蒸着フィルム用の基材ポリエステルフィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2425998A JP4266401B2 (ja) 1998-02-05 1998-02-05 蒸着フィルム用の基材ポリエステルフィルム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006144438A Division JP4274200B2 (ja) 2006-05-24 2006-05-24 蒸着ポリエステルフィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11216827A true JPH11216827A (ja) 1999-08-10
JP4266401B2 JP4266401B2 (ja) 2009-05-20

Family

ID=12133249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2425998A Expired - Lifetime JP4266401B2 (ja) 1998-02-05 1998-02-05 蒸着フィルム用の基材ポリエステルフィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4266401B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001215302A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Nitto Denko Corp 光学用樹脂基板
JP2002042559A (ja) * 2000-05-19 2002-02-08 Tdk Corp 機能性膜
WO2007111098A1 (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 透明バリア性シート及びその製造方法
JP2010016286A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Toppan Printing Co Ltd 太陽電池裏面封止用シート
JP2010018302A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Toppan Printing Co Ltd 透明ガスバリアフィルム、透明包装材料
JP2010017903A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Toppan Printing Co Ltd 透明ガスバリアフィルム、透明包装材料
JP2011230450A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Mitsubishi Plastics Inc バリア基材用ポリエステルフィルム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001215302A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Nitto Denko Corp 光学用樹脂基板
JP4562227B2 (ja) * 2000-01-31 2010-10-13 日東電工株式会社 光学用樹脂基板の製造方法
JP2002042559A (ja) * 2000-05-19 2002-02-08 Tdk Corp 機能性膜
JP4678097B2 (ja) * 2000-05-19 2011-04-27 Tdk株式会社 導電膜
WO2007111098A1 (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 透明バリア性シート及びその製造方法
JP2010016286A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Toppan Printing Co Ltd 太陽電池裏面封止用シート
JP2010018302A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Toppan Printing Co Ltd 透明ガスバリアフィルム、透明包装材料
JP2010017903A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Toppan Printing Co Ltd 透明ガスバリアフィルム、透明包装材料
JP2011230450A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Mitsubishi Plastics Inc バリア基材用ポリエステルフィルム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4266401B2 (ja) 2009-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI432325B (zh) 易黏著性積層熱可塑性樹脂薄膜
JP3881463B2 (ja) 蒸着プラスチックフイルム
JPWO2006035684A1 (ja) 積層フィルム
JP2005179486A (ja) 高透明光学用ポリエステルフィルム
JP2007111964A (ja) 転写材用ポリエステルフィルム
JP2009196178A (ja) 離型フィルム
JP4274200B2 (ja) 蒸着ポリエステルフィルム
JP6022903B2 (ja) 透明導電フィルム
JP4266401B2 (ja) 蒸着フィルム用の基材ポリエステルフィルム
JPH10305542A (ja) ガスバリア用ポリエステルフイルム
JP2003171486A (ja) 塗布フィルム
JP2003237005A (ja) 塗布フィルム
JP2000108285A (ja) 透明蒸着用積層ポリエステルフィルム
JP2000238183A (ja) 金属蒸着フィルム
JP2005263853A (ja) 高透明光学用積層ポリエステルフィルム
JP2003053907A (ja) 塗布フィルム
JPH11216793A (ja) 蒸着フィルム用の基材フィルム
JPH10128936A (ja) 蒸着ポリエステルフイルム
JP2015071736A (ja) 透明導電膜基材用塗布フィルム
JP2007268708A (ja) インモールド転写用フィルム
JPH10244601A (ja) 薄膜ガスバリア性フィルム用の基材プラスチックフィルムの製造方法
JPH03128246A (ja) 制電易接着性フイルム、その製造法及びそれを用いた磁気カード
JP6150252B2 (ja) 透明導電膜基材用塗布フィルム
JP2002301787A (ja) 蒸着プラスチックフイルムの製造方法
JP3942460B2 (ja) Ito膜用易接着性ポリエステルフィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040227

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040227

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060524

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060615

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20061013

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090121

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term