JPS6097884A - 印字装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はインクを利用して記録用紙に印字を行なう印字
装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 インクを塗布した転写材に印字部材を衝突させ記録用紙
へ印字する装置として、従来から第１図に示すものが知
られている。第１図は印字を行なう前の￥ｉ機状態を示
したもので、転写材に衝突させる印字ワイヤ１の一端は
板ばね３に固定され、−２− 他端は軸受４によって摺動可能に支持され印字部１ａと
なっている。印字ワイヤ１の印字部１ａに対向してプラ
テン９が位置し、又印字ワイヤ１の一端側に設けたアマ
チュア２に対向してソレノイド６が継鉄５によって支持
されて位置している。前記プラテン９と印字部１ａとの
間には印字部１ａ側からインクリボン７、記録用紙８が
配列されている。

印字ワイヤ１をプラテン９に対して垂直に駆動し、その
結果印字部１ａをインクリボン７に圧接・離間する駆動
手段としてソレノイド６が使用されている。ソレノイド
６に通電するとアマチュア２が継鉄先端部５ａに吸着さ
れ板ばね３が変形する。次に通電をやめると変形した板
ばね３の復元力が運動Ｔネルギーに変わり印字部１ａを
インクリボン７に衝突させ、記録用紙８にインクが転写
される。転写終了後は第１図の印字動作待機状態となる
。このような印字装置ではインクリボン７を圧接・離間
させるために大きな衝撃エネルギーを必要とするため大
きな騒音が発生する。

又転写材どして基材（ベース）の表面に熱溶融−３− 性インク層を設けられている薄膜転写材を用いて発熱部
を転写材と接触させ、前記発熱部が高温を発することに
より接触部°分のインク層を溶融状態にし溶融−状態部
分のインクを記録用紙側に残し印字する装置が従来から
知られている。この装置は第２図に示しており、発熱体
１０は一端が基板１１で支持されて他端は基材（ベース
）１２と接触している。発熱体１０と対向して取付けら
れているプラテン９間に存在する記録用紙８とインク層
１３、基ｌ（ベース）１２からなるインクリボンを小さ
い圧力で挾ｌυだ状態で発熱体１０に電圧を印加すると
、発熱体１０の急激な温間上昇によってインク層１３が
溶融状態となり、記録用紙８に残ることによって印字が
行なわれるようになっている。このような装置では常温
からインク１ｉｉ１３をインクの融点以上の温度に加熱
して転写する熱現象を利用するため印字速度が遅い。

発明の目的 本発明は上記従来の欠点を解消するもので、転写材とな
るインクを直接か記録用紙を介して熱源−４− で予熱しておくことにより、大きな印字音の発生の原因
となっている印字力を小さくして印字音を小さくすると
共に、前記インクを予熱熱源により常温以上で溶融点以
下の温度に予熱しておくことにＪ：す、印字時における
インクの溶融点以上の温度に上げる所用時間を短縮させ
印字速度が速い印字装置を提供することを目的とする。

発明の構成 上記目的を達成するため、本発明の印字装置は、インク
を転写材として用い、前記インクを記録用紙に転写させ
る印字手段と、前記インクを記録用紙に転写して印字を
行なう以前に予じめインク又は配録用紙を所定の温度に
加熱する熱源とを備えたものである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例について、図面（第３図、第４
図）に基づいて説明する。

第３図において、１４は薄膜転写材となるインクリボン
２５を印字前に予熱しておく熱源となりインクリボン２
５の基板（ベース）１５側と接触状態で渇−５一 度によって電気抵抗が大きく変化し、温度を設定可能な
正特性サーミスタである。２０は印字ワイヤで、これは
一端をバイモルフ２１で固定され、他端はアルミナ軸受
２４によって摺動可能な状態で支持されている。アルミ
ナ軸受２４には印字ワイヤ２０の先端部を加熱する正特
性サーミスタ１９が固定されている。印字ワイヤ２０に
対向してプラテン１８が取付けられて、印字ワイヤ２０
とプラテン１８の間には記録用紙１７と、前記基材（ベ
ース）１５の表面に熱溶融性インク層１６を有するイン
クリボン２５が存在する。２２はインクリボン供給ロー
ル、２３は張力調整ピンである。

以上のＪ：うに構成された本発明の印字装置について以
下その動作を説明する。先ず正特性サーミスタ　１４．
１９に電圧を印加することにより基材（ベース）１５、
インク層１６から成るインクリボン２５と印字ワイヤ２
０の先端を加熱しておく。次にバイモルフ２１に電圧を
印加することによりバイモルフ２１の先端が印字ワイヤ
２０の長手方向に振動し、印字ワイヤ２０に振動運動を
与え、正特性ザーミスタ１９−　６　− にＪこり加熱された印字ワイヤ２０からの熱１ネルギー
とバイモルフ２１の振動により与えられる衝撃エネルギ
ーが正特性サーミスタ１４により加熱されたインクリボ
ン２５に加えられることによって、インク層１６が記録
用紙１７に残り印字が行なわれる。

第４図にバイモルフ印加電圧方法の一例を示す。

矢印の方向に分極された強誘電性セラミックス２６ａ、
　２６ｂを同じ向きに貼り合わせ（並列型）、上面及び
下面の電極面２７ａ、２７ｂを共通として配線し、もう
一方は中間の電極面２７０から配線し、この二極間に電
圧を印加しバイモルフ２１を駆動するものである。

以上のように本実施例によれば、予熱の熱源となる正特
性サーミスタ１４でインクリボン２５を予熱しておくこ
とにより、バイモルフ２１を小さな駆動電圧で駆動する
ことができ、印字音が小さくなる。

又上記実施例は構成も簡単である。又インクによる地汚
れも少ない点からインクリボン２５の基材（ベース）１
５側から加熱したが、加熱場所は紙材（ベース）１５側
に限定されるものではなく、印字−７一 時にインクが所定の温度になる力■熱湯所であればどこ
でも良い。例えばプラテン１８の加熱によって記録用紙
１７を加熱しておいても良い。又上記実施例の印字手段
は、印字ワイヤ２０の先端からの熱エネルギーと印字ワ
イヤ２０の衝撃エネルギーによって印字が行なわれるも
のであるが、印字手段はこれに限るものではなく、印字
ワイヤ２０の衝撃エネルギーのみによる印字手段でも、
発熱体からの熱エネルギーのみによる印字手段でも良い
。

発明の効果 以上のように本発明によれば、インク又は記録用紙を予
熱する熱源を備えた構成となっているので、印字時に印
字手段がインク〈転写材）及び記録用紙に加える印字エ
ネルギーが小さくても印字可能であるという効果が得ら
れる。その効果により印字音の消音化、印字速度の向上
という効果が）ｑられる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は夫々異なった従来例を示す原理図、
第３図及び第４図は本発明の一実施例を−８− 示し、第３図は平面図、第４図は駆動部分の説明図であ
る。 １４・・・正特性サーミスタ、１５・・・基板、１６・
・・インク層、１７・・・記録用紙、１８・・・プラテ
ン、１９・・・正特性サーミスタ、２０・・・印字ワイ
ヤ、２１・・・バイモルフ、２４・・・アルミナ軸受、
２５・・・インクリボン、２６ａ、２６ｂ・・・強誘電
性セラミックス、２７ａ、　２７ｂ、　２７ｃ・・・電
極面代哩人　森　本　義　弘 −９− 第１図 第２図 ゛Ｖ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、インクを転写材として用い、前記インクを記録用紙
   に転写させる印字手段と、前記インクを記録用紙に転写
   して印字を行なう以前に予じめインク又は記録用紙を所
   定の温度に加熱する熱源とを儀えた印字装置。 ２、転写材として熱溶融性インク又は熱溶融性インク層
   を有する薄膜転写材を用いた特許請求の範囲第１項記載
   の印字装置。 ３、転写材として基材の表面に熱溶融性インク層が設け
   られている転写材を用い、印字手段により印字を行なう
   以前に前記基材側から予じめインクを所定の温度に加熱
   するようにした特許請求の範囲第１項記載の印字装置。 ４、プラテンの加熱によって記録用紙又は転写材を加熱
   するようにした特許請求の範囲第１項記載の印字装置。 −１− ５、インクの加熱源として正特性サーミスタを用いた特
   許請求の範囲第１項記載の印字装置。 ６、印字手段として、転写材を圧接して印字するワイヤ
   で構成した特許請求の範囲第１項記載の印字装置。 ７、印字ワイヤを加熱する熱源を備えた特許請求の範囲
   第６項記載の印字装置。 ８、インク層を加熱して溶融状態にし、記録用紙に印字
   する発熱体を備えた特許請求の範囲第１項記載の印字装
   置。