JPS61225094A - 熱転写記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、粗面紙記録に好適な熱転写記録方法に関する
。

〔発明の背景〕

従来の熱転写方式プリンタは、特公昭４９−２６２４５
号および特公昭５４−１４２２５３号公報に記載のよう
に。

微小な発熱抵抗体を多数配列した発熱ヘッドとプラテン
の間に、インクフィルムと被記録紙をはさんだ状態で特
定な微小発熱抵抗体に通電し、その微小発熱抵抗体の位
置に対応したインクフィルム上のインクを溶融または昇
華させ、被記録紙上へ転写するものとなづていた。しか
し、インクフィルタと被記録紙との間に空隙を生じる場
合には、転写が困難となり１表面が滑らかでない粗面紙
への印字品質が不十分な点については論及されていなか
った。

〔発明の目的〕

本発明の目的は表面が滑らかでない用紙を使用した場合
にも、良好な転写記録が可能な転写記録方法を提供する
ことにある。

〔発明の概要〕

表面が滑らかでない用紙と滑らかな用紙との差異と主と
して表面の微小な凹凸の深さによるもので、上質紙で１
０μｍ程度の深さとなっている。

第２図に従来の熱転写記録方式による転写確率が被記録
紙の紙表面の凹凸に依存する様子を示す特性例を示す、
すなわち、上質紙より表面の凹凸が激しい場合には、転
写確率が著しく低下し、良質な転写記録が得られない。

この原因は被記録紙とインク層の間に微小な空隙が介在
するためである。この転写確率は、転写される固体イン
クとして、熱溶融性インクを使用した場合も、熱昇華性
インクを使用した場合も、それ程にも変わらない。

微小空隙の介在が原因であるため、次のような手段で表
面が粗い被記録紙上へも転写確率を向上できる。

（１）転写時にインク部分と被記録紙とを密着させるよ
うな圧縮力を加える。

（２）非固体化したインク部分に加速度を与えることで
空隙を介して被記録紙まで飛ばす。

この二種類の方法を同時に満足させる手段として、加熱
によって固体インクが非固体状態に相転移した瞬間に記
録ヘッドを被記録紙側へ飛出させる。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。プラ
テン１と記録ヘッド２に挾まれて、被記録紙３とインク
フィルム４を配置し、プラテン１の回転とともに被記録
紙３とインクフィルム４を移動させながら、記録ヘッド
２に転写指令を与え。

文字・図形・画像等を被記録紙上に、インクフィルム４
を形成する基材フィルム４ｂ上に塗付された固体インク
層４ａを局部的に加熱することで。

液体または自由運動が拘束された気体（以下、擬似気体
と称す）に相転移させ、被記録紙３上へ転写することで
、文字・図形・画像等を記録する。

記録ヘッド２は、微小な発熱抵抗体を多数配列し。

発熱抵抗体に通電することで、熱伝導を介して固体イン
ク層４ａを加熱するものと、微小な電極を多数配列し、
インクフィルム４自体に通電することで固体インク層４
ａを加熱するものがあり、いずれの場合も、記録ヘッド
支持材５から弾性体６を介して、被記録紙３側へ押され
ながら転写記録を行なう、特に、記録ヘッド２へ転写指
令が与えられた際に、電磁巻線７へ通電することで、記
録ヘッド２が被記録紙３側へ電磁力によって強く押され
、インクフィルム４と被記録紙３の間の空隙を縮めると
ともに、非固体状態に相転移した固体インク層４ａへ加
速度を与える。このようにして、表面が滑らかでない被
記録紙を用いた場合にも、良好な熱転写記録が実現でき
る。

第３図に本発明になる熱転写記録方式における転写記録
指令と電磁力発生指令との多イミングの一例を示す、横
軸が時間で、斜線部が指令のある部分を示す、（ａ）が
転写記録指令であり、（ｂ）が電磁力発生指令である。

転写記録指令の巾だけ通電加熱が続くので、固体インク
層４ａが最高温度に達するのは、転写記録指令が切れる
頃である。

それ故、転写記録指令が切れるとほぼ同時点で電磁力発
生指令を発する必要がある。

第４図に第１図に示した本発明の一実施例による転写確
率の被記録紙表面の凹凸に関する依存性の一例を示す、
実線が本発明の一実施例によるもので、破線は従来の例
である０本発明の一実施例では約４０μｍの凹凸をもつ
粗面紙まで良質な転写記録が可能となることが明らかで
ある。

第５図に本発明になる熱転写記録方式の他の実施例を示
す、記録ヘッド２と記録ヘッド支持材５の間に電歪材８
を設置しである。電歪材８に電圧を印加することで押力
を得る。この場合も、電圧を印加するタイミングは第３
図（ｂ）と同様である。この実施例では、電磁巻線を必
要とせず、小型化が可能である。しかし、電歪力は効率
が劣るので第６図に示すように、記録ヘッドの一部であ
り、微小発熱抵抗体を多数配列するか、または。

微小電極を多数配列した記録部分２ａのみを電圧印加用
の電極８ａ、８ｂで挾まれた電歪材８に積層し、配線を
フレキシブルケーブル２ｃでヘッド基板２ｂへ導く方が
良好である。

第７図に本発明の熱転写記録方式の他の実施例を示す、
記録ヘッド２と記録ヘッド支持材５の間に磁歪材９を設
置しである。また、電磁巻線７が記録ヘッド支持材５側
に設置しである。電磁巻線７に定常電流を流し、第３図
（ｂ）のタイミングで電流値を変化させることで磁歪力
を得ている。

この例は入力エネルギに対する効率が良く、低消費電力
化を望む場合に最適である。

第８図に被記録紙の表面の凹凸と夜間に３０Ｗ机上蛍光
灯で被記録紙上に記録した文書を見た茨城系在住の日本
人２０人によるまぶしさを感じない人員比率を実線で示
す。この結果から１本発明による熱転写記録方式では２
〜４０μｍの被記録紙を使用することで、良質の熱転写
記録が可能であり、被記録文書を読む際に不要なまぶし
さを感することがないという効果がある。

〔発明の効果〕

本発明によれば、凹凸をもった紙を被記録紙としても良
好な転写記録が可能となり、記録画像表面からの反射光
が角度に依存しなくなり、まぶしさを感することがない
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の断面図、第２図は転写確立
を示す特性図、３図は本発明の信号タイミング図、第４
図は本発明の転写確立を示す特性図、第５図ないし第７
図は本発明の他の実施例の断面図、第８図は本発明の効
果を示す特性図である。 １・・・プラテン、２・・・記録ヘッド、３・・・被記
録紙、４・・・インクフィルム、５・・・記録ヘッド支
持材、６・・・弾性体、７・・・電磁巻線、８・・・電
歪材、９・・・磁歪量１０ 第？Ｌ図 ネ＆ｔご＠舐表邑の凹凸ｃμ町 羊３図 桔し＋−口 被ｒ！引Ｕ［有］の凹凸（声信） 吊５巳 纂０口 躬　′Ｖ図 第３閏

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、通電による発熱で微小面積の固体インクを非固体状
   態に相転移させて被記録紙上に転写する記録ヘッドにお
   いて、 前記相転移とほぼ一致させて記録ヘッドを加振すること
   を特徴とする熱転写記録方法。 ２、前記記録ヘッドを加振する手段として、電磁巻線へ
   の通電による電磁力を用いたことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の熱転写記録方法。 ３、前記記録ヘッドを加振する手段として、電歪材への
   電圧印加による電歪力を用いたことを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の熱転写記録方法。 ４、前記記録ヘッドを加振する手段として、磁歪材への
   磁界による磁歪力を用いたことを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の熱転写記録方法。