JPH01150580A - 印字記録媒体 - Google Patents

印字記録媒体

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JPH01150580A
JPH01150580A JP62309667A JP30966787A JPH01150580A JP H01150580 A JPH01150580 A JP H01150580A JP 62309667 A JP62309667 A JP 62309667A JP 30966787 A JP30966787 A JP 30966787A JP H01150580 A JPH01150580 A JP H01150580A
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英一 圷
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曽我 洋雄
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孝一 斉藤
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    • B41M5/3825Electric current carrying heat transfer sheets

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 この発明は電気信号を熱エネルギに変換し、この熱エネ
ルギによってインクを転写材上に転写させて印字記録を
行なう印字記録媒体に関する。
「従来の技術J 従来、電気エネルギを熱エネルギに変換して印字記録を
行なう方式としては、次に示すようなものがある。
(1)基紙の表面に感熱発色層が形成されている感熱紙
の基紙の裏面に熱軟化性あるいは熱昇華性のインク層を
形成した熱記録媒体を用い、この熱記録媒体の表面側に
画像信号に応じて発熱する加熱ヘッドを押圧し、加熱ヘ
ッドの熱によって基紙の裏面に形成されたインク層を、
軟化または昇華させて転写材上に転写して印字記録を行
なう方式%式% (2)針電極より画像に対応する電気信号を印加し、印
字記録媒体の支持体を通してインク層中に通電し、その
ときに発生する熱により、インク層を熱溶融させ転写す
る方式で、印字記録媒体におけるインク支持体として、
金属粉を分散し、樹脂でリボン化したもの、あるいは高
抵抗の導電フィルムで構成したものを用いる方式(画像
電子学会誌1982.Vol、11  No、1.画@
電子学会第12回全国大会予稿集17)。
(3)第8図に示すように、低抵抗の上部層30と、高
抵抗の下部層31と、導体層32と、インク層33とを
順次積層して印字記録媒体34を欝成し、この印字記録
媒体34の上部層30の表面に、針電極35と帰路電極
36とを接触させ、画像信号に応じて針電極35から上
部層30、下部層31、導体層32、帰路電極36へと
通電して、高抵抗の下部層31を発熱させ、この熱によ
ってインク層33を溶融させて印字記録を行なう方式%
式%) [発明が解決しようとする問題点] しかし、このような従来技術の場合には、次のような問
題点を有している。
(1)の方式の場合には、加熱ヘッドによって発熱した
熱を、感熱発光層から基紙を介してインク層へと伝達し
、インク層を溶融させて印字記録を行なうものであり、
長い距離を熱伝導によって熱を伝達するため、熱の伝達
に時間を要し、印字速度が遅いという問題点があった。
また、加熱ヘッドによって発生した熱を伝達する間に熱
が分散され、インク層まで伝達できる熱エネルギが小さ
いため、インク層を構成する材料の制限が大きいととも
に、熱エネルギの大小によって印字ドツトの大きさを変
化させるドツト変調がほとんど不可能であるという問題
点があった。
(2〉の方式の場合には、インク層に導電性を持たせて
発熱させるものであるため、インク層に導電性材料を混
入させて導電性を付与する必要があり、インク層の色調
の制御が難しく、カラー化が困難であるという問題点が
あった。また、支持体として金属粉を分散させ樹脂でリ
ボン化したものや、高抵抗の導電フィルムを用いている
ため、支持体の導電ロスが大きいとともに機械的強度も
強くないという問題点があった。さらに、インク層自体
が発熱するため、インク層の熱伝導によって加熱領域が
広がり、印字ドツトの精度が低いという問題点もあった
。また、インク支持体の電気異方性が不十分であり、針
電極による通電領域以外にも電流が流れ、インク支持体
内でリークが生じ、エネルギーロスが大きいという問題
点もあった。
(3)の方式の場合には、上記(2)の場合と同様、上
部層30の電気異方性が不十分であり、針電極35によ
る通電領域以外にも電流が流れ、上部層30内でリーク
が生じ、エネルギーロスが大きいという問題点があった
。また、低抵抗の上部層30の表面に、第8図に示すよ
うに、針電極35を接触させて通電を行なうものであり
、通常、針電極35と上部層30とは点で接触してその
接触面積は、針電極35の断面積の数%であることが知
られている。そのため、針電極35と上部層30との接
触抵抗が大きく、第9図に示すように、上部層30に流
れる電流が接触点に集中し、均一に通電して発熱させる
ことができないとともに、上部層30の接触点には、過
大な電流が流れて損傷するという問題点があった。さら
に、上記のごとく上部層30に流れる電流が接触点に集
中するため、針電極30に流れる電流を変化せせて、そ
れに応じて発熱量を変化させるのが困難であり、階調性
を表現できないという問題点があった。また、針電極3
5から上部層30を介して下部層31へ通電し、再び上
部層31を介して帰路電極36へと電流が流れるため、
下部層31を2回電流が通過する。そのため、下部層3
1の2箇所で発熱する場合があり、印字エネルギ効率が
低くなり、また最悪条件が重なると印字ドツトが2つに
なって鮮明な記録が行なえないという問題点があった。
そこで、上記の問題点を解決するものとして、本出願人
は、特願昭61−132877号に示すように、圧接す
る電極からの画像に対応する電気信号の入力により発熱
する発熱体層、導電層及び発熱体層の発熱により溶融す
る熱溶融性インク層を有する印字記録媒体において、印
字記録媒体の電極が圧接する面側の少なくとも表面に、
おのおのが電気的に孤立した微小電極を多数配置するよ
うにしたものを既に提案した。
しかし、この場合には、孤立した微小電極として、金属
または導電性セラミックス材による薄膜形成したものを
用いているため、微小電極の形成にフォトリソエツチン
グ等の複雑でコストの高い加工を施さなければならず、
製造が困難であるとともにコスト高になるという問題点
を有している。
また、微小電極は、金属や導電性セラミックス等の硬質
な材料によって形成されているため、印字用電極との接
触により印字電極が摩耗しやすいととともに、樹脂等で
形成される発熱層との接着性が悪く、機械的な強度が不
十分であるいう問題点もある。
[問題点を解決するための手段] そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、 (1)高速印字及びドツト変調を可能とする(2)印字
記録媒体に十分な強度持たせることができ、エネルギロ
スも少ない (3)高品位なカラー画像が再現でき、高度な階調性を
有する堅牢な画質記録ができる (4)容易且つ低コストで孤立した微小導体を発熱層表
面に配設することを可能とする (5)微小導体の摩耗量の低下及び微小導体の機械的な
強度を向上する ようにした印字記録媒体を提供することにある。
すなわち、この発明は、通電により発熱し得る発熱層の
裏面に導電層、インク層を順次積層してなる印字記録媒
体において、上記発熱層の表面に、導電性を付与した樹
脂からなる電気的に孤立した微小導体を多数設けるよう
に構成されている。
[作用] この発明においては、通電により発熱し得る発熱層の裏
面に導電層、インク層を順次積層してなる印字記録媒体
において、発熱層の表面に導電性を付与した樹脂からな
る孤立した微小導体を多数設けるようにしたので、印字
記録媒体自体が発熱層を有するため、画像信号に応じて
発熱した熱がインク層に効率良く伝わり、高速印字及び
ドツト変調を可能とする。発熱層によって印字記録媒体
に強度を持たせることができ、又発熱層の表面に孤立し
た微小導体が設けられており、この微小導体を通して発
熱層に通電されるため、印加された電流が分散されるこ
とがなく、エネルギロスが少ない。また、微小導体は、
樹脂によって形成されているため、弾性及び可撓性を有
し、微小導体の表面を印字用電極が摺擦する場合でも、
微小導体と印字電極が安定コンタクトを得ることができ
る。
さらに、微小導体が樹脂によって形成されているため、
通常発熱層を形成する樹脂と接着性が良く、微小導体の
機械的強度を向上させることができる。
また、微小導体は、樹脂によって形成されているため、
印刷等の手段によって発熱層の表面に容易に形成するこ
とができ、低コストで製造することができる。
[実施例] 以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図はこの発明に係る印字記録媒体の一実施例を示ず
ものである。図において、1は印字記録媒体であり、こ
の印字記録媒体1は、発熱層2と、導電層3と、インク
剥離層4と、インク層5を順次積層し、上記発熱層2の
表面に電気的に孤立した微小導体5.5・・・を多数設
けて構成されている。
上記発熱層2は、薄いフィルム状に形成されており、通
電によって発熱する層である。この発熱層2は、体積固
有抵抗値が10−2〜103Ω・αの間の範囲の値であ
ることが好ましく、10〜102Ω・craの範囲の値
の場合が特に良好な印字品質が得られるので好ましい。
また、発熱層2の耐熱性は200℃以上、好ましくは3
00″C以上の耐熱性を有しているのが良い。
発熱層2の具体的な材料としては、ポリイミド樹脂、ポ
リエステル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ジフェニルエーテル樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリ
エステルイミド樹脂等に、炭素粉末、金属粉末、導電性
セラミックス粉末等を分散させ、抵抗値を上記の如く制
御したもの、あるいは複合金属及び複合セラミックス等
を物理着膜したもの等をあげることができる。
また、発熱層2の厚ざは、1000A〜100μmの範
囲のものが好ましく、より好ましくは1〜50μmのも
のが強度、発熱効率の点からみて良い。
上記導電層3は、印加信号の帰路電極としての役目を有
するものであり、このような帰路電極層3を構成する材
料としては、導電性材料であれば良い。例えば、A I
、Cu、 Cr、N i、AU。
Act、Pt、Fe等の金属及びこれらの合金、あるい
は炭素、導電性セラミックス、導電性有機物質等があげ
られる。帰路電極層3の厚さは、500A〜10μmが
好ましく、より好ましくは2000A〜1μmの範囲で
あるのがよい。
導電層3の下に積層されるインク剥離層4は、発熱層2
が発熱した際、溶融したインク層5が印字記録媒体1か
ら容易に剥離して転写材に転写し、鮮明な印字記録を可
能とするものである。このインク剥11!lt層4とし
ては、低表面エネルギを有する樹脂層のように、インク
層5が溶融して転写材に付着した際、インク層5に対す
るインク剥離B4と、インク層5に対する転写材との表
面エネルギの差により溶融インクのみを剥離するように
した層である。印字記録媒体1を再生して用いる観点か
らは、この方がインク層のみを再生ずれば良いので好ま
しい。
御者のようなインク剥II層4の臨界表面張力は、紙や
フィルム等の転写材の臨界表面張力(γ。)より低いこ
とが必要であり、γCの値としては38ダイン/ cm
 以下のものが好ましい。なお、このインク剥離層4は
、帰路電極層3を保護する役割をも果している。
インク剥fmm4を構成する低表面エネルギの材料とし
ては、フッ素樹脂、シリコーン樹脂等があげられるが、
特にシリコーン樹脂は、均一な薄層を形成しやすいので
好ましい。
インク剥離層4の厚さは、10μm以下、特に1μm以
下のものが好ましい。
インク層5は、熱溶融性のインクによって層状に形成さ
れたものである。この熱溶融性インク層5は、ワックス
系結着剤中にカーボンブラック等公知の染料、顔料を分
散してなるもの他、樹脂系結着剤中に染料、顔料を分散
したものであっても良く、樹脂としては熱可塑性のもの
であれば結晶性のものでも非晶質のものであっても良い
。また、熱溶融性インク層5は、例えば融点が200”
Cでガラス転移点が120’C1X下の高分子物質を主
成分とするのが好ましい。
この実施例では、発熱層2の表面に導電性を付与した樹
脂よりなる孤立した微小導体6.6・・・が多数設けら
れており、この微小導体6.6・・・は、後述する記録
用の電極と接触することによって発熱層2に通電するた
めのものである。従って、発熱層2には、この微小導体
6.6・・・が設けられている領域にのみしか通電され
ないことになる。
上記孤立した微小導体6.6・・・は、発熱層2の体積
固有抵抗値より1ケタ以下小さいものであれば良い。具
体的には、微小導体6.6・・・の体積固有抵抗値は、
102Ω・cm以下であることが好ましく、さらに好ま
しくは10−2Ω・1以下が良い。
微小導体6.6・・・を形成する材料としては、ポリイ
ミド樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリジフェニルエーテル樹脂、ポリアミドイミ
ド樹脂、ポリエステルイミド樹脂等の樹脂に、炭素粉末
、金属粉末、導電性ヒラミックス粉末等を分散させ、導
電性を付与して抵抗値を上記の如く制御したものをあげ
ることができる。
微小導体6.6・・・の厚みは100μm以下が好まし
く、20〜50μmの範囲内がさらに好ましい。
上記微小導体6.6・・・の形状としては、第2図に示
すように、平面正方形状のものを縦横に一定間隔をおい
て配列したものや、第3図に示すように、平面円形状の
ものを縦横に一定間隔をおいて配列したものが用いられ
る。しかし、微小導体6.6・・・の形状は、これらに
限定されるものではなく、長方形状、三角形状あるいは
楕円形状等その形状は任意である。
また、微小導体6の大きさは、後述する印字記録用電極
の導電画素部の大きさの415以下好ましくは1/4以
下の大きさが良い。微小導体6の大きさが記録用電極の
導電画素部の415以上の大きさの場合には、印字ドツ
トの再現性が低下したり、2つの印字電極が1つの微小
導体6に接触する場合が生じ、印字が不可能になる場合
もある。
孤立パターンの大きさは、実際的には1辺の長さあるい
は直径が5〜150μm程度の正方形または円形が良好
である。そして、より好ましくは1辺の長さあるいは直
径が10〜40μm程度の正方形または円形が良い。微
小導体6.6・・・が発熱層2上に占める占有面積率は
、20〜80%の範囲内が好ましく、より好ましくは5
0〜70%の範囲内が良い。
上記微小導体6.6・・・の大きさは、小さすぎるとそ
の作成が困難となり、コスト高となる。また、微小導体
6の占有面積率は、小さすぎると微小導体6.6・・・
に流れる電流の密度が高くなりすぎ、発熱が不安定にな
り、又占有面積が大きすぎると各微小導体6.6・・・
の間隔が接近し、印字記録時に微小導電体6に通電され
ると、この通電電流が隣接する微小導体6に漏れるリー
ク現象を生じたり、印字精度や信頼性に低下を生じる。
上記のような微小導体6.6・・・を形成する方法とし
ては、スクリーン印刷やグラビア印刷等の各種印刷によ
る方法あるいはドライエツチング法、あるいは発熱層2
0表面に細い針金等で直接描く直描法等がある。その中
でも、特に各種印刷による方法が所定のパターンを精度
良く且つ容易に形成することができるので好ましい。
例えば、スクリーン印刷の場合には、所定の微小導体の
パターンを簡便な方法で低コストで形成することができ
る。また、グラビア印刷の場合には、金属板の表面に所
定パターンの四部をエツチングにより形成し、この凹部
に微小導体6.6・・・を構成する材料を付着させて発
熱層2表面に印刷することにより、所定のパターンの微
小導体6.6・・・を精度良く形成することができる。
さらに、凹部の深さを変化させることにより、微小導体
の厚さを任意に変えることができる。
上記印字記録媒体1を用いて印字記録を行なう装置とし
ては、第4図に示すように、印字記録媒体1をローラ7
.8によって搬送し、その搬送路上において印字記録媒
体1は、背面圧接ローラ9によって転写材10とともに
印字記録電極としての印字へラド11に圧接される。上
記転写材10は、転写材ロール10aから連続して供給
されるようになっている。
上記印字ヘッド11は、第5図に示すように、弾性部材
12の表面にパターン?if!llA13を形成すると
ともに、背面に圧接剛板14を積層して構成されている
。上記パターン電極13.13・・・は、第6図に示す
ように、細い帯状の導電体13.13・・・を所定の間
隔で配列したもので、1つの導電体13が前記導電画素
部に対応している。なお、第5図では第4図に示す背面
圧接ローラ9が断面矩形状の部材で示されている。
この印字ヘッド11のパターン電極13.13・・・に
は、画像信号に応じて電圧が印加される。また、印字記
録媒体1の帰路電極層3は、アースに接続されている。
なお、この帰路電極層3にDCバイアス電圧を印加する
ようにしても良い。
また、第7図は信号電圧の別の印加方法を示すものであ
り、この例では、印字ヘッド11と帰路電極層3との間
に信号周波数に同期して、画像信号入力が印加されるよ
うになっている。こうした場合には、駆動効率が良くな
る。
実験例1 本発明者らは上記の如く構成される印字記録媒体1を試
作し、印字特性を試験した。
まず、発熱層2として導電性カーボン粒子を分散して導
電性を与えたポリイミド樹脂フィルムを製造した。この
発熱層2の体積固有抵抗値は5.00・α、厚さは35
μmであった。発熱層2の片面にスクリーン印刷法を用
い、直径50μm、厚さ16μmの円形の微小導体6.
6・・・を、70μmのピッチで全面に形成した。微小
導体6の材料としては、直径1μm以下の銀粒子70重
量%と、エポキシ樹脂30重量%とを混合したものを用
いた。
次に、上記の如く形成した発熱層2の他方の面に、高周
波スバタリング法を用いA1を120OAの厚みに着膜
して帰路電極層3を形成した。そして、この帰路電極層
3の表面に熱硬化型シリコーン樹脂を塗布して乾燥硬化
させ、0.2μmの厚さで臨界表面張力34ダイン/ 
ca+のインク剥離層4を形成した。
次に、上記インク剥離層4の表面に、融点97℃、色材
を4重量%含む熱溶融性インク層5を8μmの厚さで設
け、印字記録媒体1を製造した。
このような印字記録媒体1を用いて、直径45μmのパ
ターン電極13.13・・・を8本/#のピッチで有す
る印字ヘッド11によって画像の記録を行なった。上記
印字ヘッド11に印加される画像信号としては、400
IJsのパルス幅で10V、13V、16Vの電圧のも
のをそれぞれ印加した。
また、印字を行なう転写材としては、上質紙を用い、3
00 Q / ctiの圧接力で圧接させた。
上記のようにして、印字記録を行ない印字された画像の
評価を行なったところ、印加する電圧に応じてそれぞれ
直径65μm、102μm1142μmの円形の鮮明な
ドツトが印字できた。
上記印字テスト後、微小導体6.6・・・の表面を光学
顕微鏡を用い観察したところ、ダメージ及び異常点は見
られなかった。
比較例 上記実験例1の印字記録媒体1と同様の構成で、但し表
面に微小導体のないものについて、上記と同様の方法で
印字評価を行なった。その結果、印加電圧が10Vの場
合には、印字ドツトはまったく形成されなかった。また
、13Vの場合には63μm、16Vの場合には82μ
mの印字ドツトが観察された。このように、微小導体6
.6・・・を設けなかった場合には、印加電圧が低い場
合には印字ドツトがまったく形成されなかったり、ある
程度の電圧を印加しても形成される印字ドツトは上記実
験例1に比べて小さいものであった。
また、印字テスト後、印字記録媒体1の表面を観察した
ところ、印加電圧が10■の場合には、60μm径のカ
ンボッが生じた。13Vの電圧を印加した場合には、1
10μm径で深さ4〜5μmの凹部が生じ、表面方向に
も破壊の跡が拡大していた。16Vの電圧を印加した場
合には、150μm径の凹部が生じ、表面の破壊状態は
大で、破壊の中心部は発熱層2の裏面まで達していた。
実験例2 まず、前記実験例1と同様に発熱層2として導電性カー
ボン粒子を分散して導電性を与えたポリイミド樹脂フィ
ルムを製造した。この発熱層2の表面抵抗値は480Ω
/CIi、厚さは45μmであった。発熱層2の片面に
グラビア印刷法を用い、直径25μm、厚さ12μmの
円形の微小導体6.6・・・を、40μmのピッチで全
面に形成した。微小導体6の材料としては、直径1μm
以下のNi粒子65重量%と、エポキシ樹脂35正借%
とを混合したものを用いた。
次に、上記の如く形成した発熱層2の他方の面に、真空
蒸着法を用いA1を1500Aの厚みに着膜して帰路電
極層3を形成した。そして、この帰路電極層3の表面に
熱硬化型シリコーン樹脂をデュビング塗布法で塗布し、
200℃で1時間乾燥硬化した後、0.2μmの厚さで
臨界表面張力33ダイン/ cmのインク剥離層4を形
成した。
次に、上記インク剥離層4の表面に、融点96℃、臨界
表面張力42ダイン/ craの熱溶融性インク層5を
8μmの厚さで設け、印字記録媒体1を製造した。
このような印字記録媒体1を用いて、−辺が60μmの
正方形状のN1からなるパターン電極13.13・・・
を125μmのピッチで有する印字ヘッド11によって
画像の記録を行なった。上記印字ヘッド11に印加され
る画像信号としては、70011sのパルス幅r8V、
IOV、12V(7)If圧のものをそれぞれ印加した
。また、印字を行なう転写材としては、上質紙を30g
/CrAの圧接力で圧接させた。
上記のようにして、印字記録を行ない印字された画像の
評価を行なったところ、印加する電圧に応じてそれぞれ
直径96μm、118μm1149μmの円形のドツト
が印字できた。
上記印字テスト後、微小導体6.6・・・の表面を光学
顕微鏡を用い観察したところ、8■の電圧を印加したも
のに対しては、丸みをおびた正方形状の印字ドツトが、
IOVの電圧を印加したものに対しては、やや角張った
円形状の印字ドツトが、12Vの電圧を印加したものに
対しては、周囲に凹凸を有する円形状の印字ドツトがそ
れぞれ得られた。印字記録媒体1の表面には、ダメージ
及び異常点は見られなかった。
このように、通電により発熱し得る発熱層2の裏面に導
電層3、インク層5を順次積層してなる印字記録媒体1
において、発熱層2の表面に導電性を付与した樹脂から
なる孤立した微小導体6.6・・・を多数設けるように
したので、印字記録媒体1自体が発熱層2を有するため
、画像信号に応じて発熱した熱がインク層に効率良く伝
わり、高速印字及びドツト変調を行なうことができる。
発熱層2によって印字記録媒体1に強度を持たせること
ができ、又発熱層2の表面に孤立した微小導体6.6・
・・が設けられており、この微小導体6.6・・・を通
して発熱層2に通電されるため、印加された電流が分散
されることがなく、エネルギロスが少ない。また、微小
導体6.6・・・は、樹脂によって形成されているため
弾性及び可撓性を有し、微小導体6.6・・・の表面を
印字ヘッド11が摺擦する場合でも、微小導体6.6・
・・マの摩耗を少なくすることができる。さらに、微小
導体6.6・・・が樹脂によって形成されているため、
通常発熱層2を形成する樹脂と接着性が良く、微小導体
6.6・・・の機械的強度を向上させることができる。
また、微小導体6.6・・・は、樹脂によって形成され
ているため、印刷等の手段によって発熱層2の表面に容
易に形成することができ、低コストで製造することがで
きる。
[発明の効果] この発明は以上の構成及び作用よりなるもので、次のよ
うな効果を奏する。
(1)高速印字及びドツト変調を行なうことができる。
(2)印字記録媒体に十分な強度持たせることができ、
エネルギロスも少ない。
(3)高品位なカラー画像が再現でき、高度な階調性を
有する堅牢な画質記録ができる。
(4)容易且つ低コストで孤立した微小導体を発熱層表
面に配設することができる。
(5)微小導体の摩耗mの低下及び微小導体の機械的な
強度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る印字記録媒体を示す断面斜視図
、第2図及び第3図は発熱層の表面に形成される微小導
体のそれぞれ異なったパターンを示す平面図、第4図は
印字記録を行なう装置を示す構成図、第5図は印字部を
示す断面図、第6図は印字ヘッドの導体パターンを示す
平面図、第7図は印字信号の異なった印加手段を示す断
面図、第8図は従来の印字記録媒体の使用状態を示す断
面図、第9図は同媒体を用いた印字状態を示す説明図で
ある。 し符号の説明] 1・・・印字記録媒体 2・・・発熱層 3・・・導電層 5・・・インク層 6・・・微小導体 特 許 出 願 人  富士ゼロックス株式会社代 理
 人 弁理士  中村 W、1m(外2名)第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 凸  、 Tフ io凶

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 通電により発熱し得る発熱層の裏面に導電層、インク層
    を順次積層してなる印字記録媒体において、上記発熱層
    の表面に、導電性を付与した樹脂からなる電気的に孤立
    した微小導体を多数設けたことを特徴とする印字記録媒
    体。
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