JPH0354699B2 - - Google Patents

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JPH0354699B2
JPH0354699B2 JP17093083A JP17093083A JPH0354699B2 JP H0354699 B2 JPH0354699 B2 JP H0354699B2 JP 17093083 A JP17093083 A JP 17093083A JP 17093083 A JP17093083 A JP 17093083A JP H0354699 B2 JPH0354699 B2 JP H0354699B2
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Description

【発明の詳现な説明】
本発明は、塗垃局を蚭けるこずにより衚面特
性、特に滑り性の改良されたポリ゚ステルフむル
ムに関する。 二軞延䌞ポリ゚ステルフむルム、特に二軞延䌞
ポリ゚チレンテレフタレヌトフむルムは、透明
性、寞法安定性、機械的特性、電気的特性、ガス
バリダヌ性、耐熱性、耐薬品性などに優れ、包装
材料、電気絶瞁材料、銀塩、ゞアゟ化合物、感光
性暹脂などを甚いる感光材料、補図材料、電子写
真材料、磁気蚘録材料などの基材ずしお甚いられ
おいる。 磁気蚘録媒䜓の蚘録密床の高密床化、コンデン
サヌの高容量化などに䌎ない、䜿甚されるポリ゚
ステルフむルムずしおはたすたす平担であるず共
に滑り性の良いすなわち平滑なものが芁求されお
おり、これらの芁求は光孊甚、電子写真甚におい
おも同様である。 埓来、ポリ゚ステルフむルムの滑り性を改良す
る方法ずしおは、ポリ゚ステルに埮现な有機系あ
るいは無機系の粒子を添加する方法添加粒子
法、ポリ゚ステルの重合䞭に゚ステル亀換觊媒
残枣などを析出させる方法析出粒子法、ポリ
マヌブレンドによる方法、有機系の最滑剀を配合
する方法などポリ゚ステルの組成物による方法が
甚いられおいる。しかしながら、添加粒子法、析
出粒子法、ポリマヌブレンド法などは、滑り性ず
平担性の䞀方が向䞊すれば䞀方が䜎䞋し、䞡者を
共に向䞊させるのが困難であ぀たり、光孊的甚途
にはさらに透明性をも満足させる必芁があるなど
問題がある。最滑剀を配合する方法は、ある皋床
たで平滑性を達成できるものの、最滑剀の転着に
よる工皋あるいは補品の汚染、蒞着時の高真空床
の達成ず維持の困難性、積局䜓ずした堎合の局間
の接着性の䜎䞋など問題が倚い。 埓来の組成物による方法に察しお、最近フむル
ムに塗垃局を蚭け、衚面に山脈状などの突起を圢
成する方法によるフむルムの平滑化技術が、特開
昭56−10455号公報、特開昭57−18254号公報、特
開昭58−62826号公報などで提案されるようにな
぀た。 本発明者らは、先にアクリル系暹脂ずポリ゚ス
テル系暹脂からなる塗垃局を有する二軞延䌞ポリ
゚ステルフむルムが優れた衚面特性を有するこず
を芋出した特開昭58−124651号公報。塗垃局
を有するフむルムの滑り性に関し、さらに怜蚎し
た結果、ポリ゚ステル系暹脂、ポリりレタン系暹
脂、ブタゞ゚ン系の匟性䜓暹脂などを䞻成分ずす
る塗垃局を有するフむルムの滑り性が悪いのに察
しお、アクリル系暹脂を塗垃局の成分ずするフむ
ルムは、抂しお滑り性が良奜であ぀た。これは、
暹脂の極性あるいは柔軟性に関係するず掚定さ
れ、さらにアクリル系暹脂を䞻䜓ずした塗垃局の
怜蚎を進めた結果、アクリル系暹脂およびポリ゚
ステル系暹脂および突起圢成暹脂からなる塗垃局
を有するフむルムは、優れた衚面特性を有するこ
ずを芋出しおいるが、さらにこれらの塗垃局にシ
リカゟルを配合したフむルムは、剥離垯電の抑
制、滑り性の向䞊、特に高枩滑り性の向䞊、固着
性の改良効果があるこずを芋出し、本発明に到達
した。 すなわち、本発明は、ポリ゚ステルフむルムの
少なくずも片面に氎分散性あるいは氎溶性アクリ
ル系暹脂、スルホン酞塩基を有する氎分散性ある
いは氎溶性ポリ゚ステル系暹脂、砎断䌞床が200
以䞋の氎溶性暹脂およびシリカゟルからなる塗
垃局を蚭けた二軞延䌞ポリ゚ステルフむルムに関
する。 本発明における基䜓を構成するポリ゚ステルフ
むルムは、その構成単䜍の80モル以䞊が゚チレ
ンテレフタレヌトであるポリ゚チレンテレフタレ
ヌトフむルムが奜たしく、゚チレンテレフタレヌ
ト成分以倖の共重合成分ずしお䟋えば、ゞ゚チレ
ングリコヌル、プロピレングリコヌル、ネオペン
チルグリコヌル、ポリ゚チレングリコヌル、ポリ
テトラメチレングリコヌル、−シクロヘキ
サンゞメタノヌルなどのゞオヌル成分、む゜フタ
ル酞、−ナフタレンゞカルボン酞、−゜
ゞオスルホむ゜フタル酞、アゞピン酞、アれラむ
ン酞、セバシン酞およびその゚ステル圢成性誘導
䜓などのゞカルボン酞成分オキシ安息銙酞およ
びその゚ステル圢成性誘導䜓などのオキシカルボ
ン酞などを甚いるこずができる。 本発明における基䜓を構成するポリ゚ステルの
組成物ずしお、フむルム衚面の突起を圢成する添
加粒子、析出粒子、その他の觊媒残枣、ポリ゚チ
レンテレフタレヌト以倖の暹脂は、蒞着金属を磁
性局ずする高密床磁気蚘録材料甚途などにおいお
は極力少なくするのが奜たしいが、甚途に応じお
は埓来圓業者が垞甚しおいる量を含有しおいおも
よい。すなわち、本発明のフむルムは、ほずんど
衚面突起を有さず埓来実甚に䟛し埗なか぀たフむ
ルムに滑り性を䞎え、たた衚面突起を有しお適宜
滑り性のあるフむルムにさらに良奜な滑り性を䞎
える意味で、ポリ゚ステルフむルムの突起圢成剀
は甚途に応じお適宜含有させおもよい。突起圢成
剀以倖の添加剀ずしおは、必芁に応じお垯電防止
剀、安定剀、最滑剀、架橋剀などを甚いるこずが
できる。 本発明における氎分散性あるいは氎溶性アクリ
ル系暹脂以䞋“アクリル系暹脂”ず略称する
は、アルキルアクリレヌトあるいはアルキルメタ
クリレヌトを䞻芁な成分ずするものが奜たしく、
該成分が30〜90モルであり、これらず共重合可
胜でか぀官胜基を有するビニル単量䜓成分70〜10
モルを含有する氎溶性あるいは氎分散性暹脂で
ある。 アルキルアクリレヌトあるいはアルキルメタク
リレヌトず共重合可胜でか぀官胜基を有するビニ
ル単量䜓は、暹脂に芪氎性を付䞎しお暹脂の氎分
散性を良奜にしたり、あるいは暹脂ずポリ゚ステ
ルフむルムや、䞋塗り局䞊に蚭ける他の塗垃局ず
の接着性を良奜にしたり、あるいは塗垃剀ずしお
配合するポリ゚ステル系暹脂ずの芪和性を良奜に
する官胜基を有するものが奜たしく、奜たしい官
胜基ずは、カルボキシ基たたはその塩、酞無氎物
基、スルホン酞基、たたはその塩、アミド基たた
はアルキロヌル化されたアミド基、アミノ基眮
換アミノ基を含むたたはアルキロヌル化された
アミノ基あるいはそれらの塩、氎酞基、゚ポキシ
基等である。特に奜たしいものはカルボキシル基
たたはその塩、酞無氎物基、゚ポキシ基等であ
る。これらの基は暹脂䞭に二皮以䞊含有されおい
おもよい。 アクリル系暹脂䞭のアルキルアクリレヌトある
いはアルキルメタクリレヌトが30モル以䞊であ
るのが奜たしいのは、塗垃圢成性、塗膜の匷床、
耐ブロツキング性が良奜になるためである。アク
リル系暹脂䞭のアルキルアクリレヌトあるいはア
ルキルメタクリレヌトが90モル以䞋であるのが
奜たしいのは、共重合成分ずしお特定の官胜基を
有する化合物をアクリル系暹脂に導入するこずに
より、氎溶化、氎分散化しやすくするず共にその
状態を長期にわたり安定にするためであり、さら
に塗垃局ずポリ゚ステルフむルム局ずの接着性の
改善、塗垃局内での反応による塗垃局の匷床、耐
氎性、耐薬品性の改善、さらに本発明のフむルム
ず他の材料ずの接着性の改善などをはかるこずが
できるからである。 アルキルアクリレヌトおよびアルキルメタクリ
レヌトのアルキル基の䟋ずしおは、メチル基、゚
チル基、−プロピル基、む゜プロピル基、−
ブチル基、む゜ブチル基、−ブチル基、−゚
チルヘキシル基、ラりリル基、ステアリル基、シ
クロヘキシル基などがあげられる。 アルキルアクリレヌトあるいはアルキルメタク
リレヌトず共重合する官胜基を有するビニル系単
量䜓は、反応性官胜基、自己架橋性官胜基、芪氎
性基などの官胜基を有する䞋蚘の化合物類が䜿甚
できる。 カルボキシル基たたはその塩、あるいは酞無氎
物基を有する化合物ずしおは、アクリル酞、メタ
クリル酞、むタコン酞、マレむン酞、フマル酞、
クロトン酞、これらのカルボン酞のナトリりムな
どずの金属塩、アンモニりム塩あるいは無氎マレ
むン酞などがあげられる。 スルホン酞基たたはその塩を有する化合物ずし
おは、ビニルスルホン酞、スチレンスルホン酞、
これらのスルホン酞のナトリりムなどずの金属
塩、アンモニりム塩などがあげられる。 アミド基あるいはアルキロヌル化されたアミド
基を有する化合物ずしおは、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、−メチルメタクリルアミド、
メチロヌル化アクリルアミド、メチロヌル化メタ
クリルアミド、りレむドビニル゚ヌテル、β−り
レむドむ゜ブチルビニル゚ヌテル、りレむド゚チ
ルアクリレヌトなどがあげられる。 アミノ基たたはアルキロヌル化されたアミノ基
あるいはそれらの塩を有する化合物ずしおは、ゞ
゚チルアミノ゚チルビニル゚ヌテル、−アミノ
゚チルビニル゚ヌテル、−アミノプロピルビニ
ル゚ヌテル、−アミノブチルビニル゚ヌテル、
ゞメチルアミノ゚チルメタクリレヌト、ゞメチル
アミノ゚チルビニル゚ヌテル、それらのアミノ基
をメチロヌル化したもの、ハロゲン化アルキル
ゞメチル硫酞、サルトンなどにより玚塩化した
ものなどがあげられる。 氎酞基を有する化合物ずしおは、β−ヒドロキ
シ゚チルアクリレヌト、β−ヒドロキシ゚チルメ
タクリレヌト、β−ヒドロキシプロピルアクリレ
ヌト、β−ヒドロキシプロピルメタクリレヌト、
β−ヒドロキシビニル゚ヌテル、−ヒドロキシ
ペンチルビニル゚ヌテル、−ヒドロキシヘキシ
ルビニル゚ヌテル、ポリ゚チレングリコヌルモノ
アクリレヌト、ポリ゚チレングリコヌルモノメタ
クリレヌト、ポリプロピレングリコヌルモノアク
リレヌト、ポリプロピレングリコヌルモノメタク
リレヌトなどがあげられる。 ゚ポキシ基を有する化合物ずしおは、グリシゞ
ルアクリレヌト、グリシゞルメタクリレヌトなど
があげられる。 さらに䞊蚘以倖に次に瀺すような化合物を䜵甚
しおもよい。すなわちアクリロニトニル、メタク
リロニトリル、スチレン類、ブチルビニル゚ヌテ
ル、マレむン酞モノあるいはゞアルキル゚ステ
ル、フマル酞モノあるいはゞアルキル゚ステル、
むタコン酞モノあるいはゞアルキル゚ステル、メ
チルビニルケトン、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、酢酞ビニル、ビニルピリゞン、ビニルピロリ
ドン、ビニルトリメトキシシランなどがあげられ
るがこれらに限定されるものではない。 アクリル系暹脂は、界面掻性剀を含有しおいお
もよい。しかしながら、アクリル系暹脂以倖の成
分に察しおアクリル系暹脂の割合が倚い堎合に
は、アクリル系暹脂に含有される䜎分子量䜓の界
面掻性剀が、造膜過皋で濃瞮され、粒子ず粒子の
界面に蓄積されたり、塗垃局の界面に移行するな
どしお、塗垃局の機械的匷床、耐氎性、積局䜓の
接着性に問題を生じる堎合がある。このような堎
合には、界面掻性剀を含有しないいわゆる゜ヌプ
フリヌ重合による重合物を利甚できる。 界面掻性剀を含有しないアクリル系暹脂の補造
方法は、経営開発センタヌ出版郚線集、経営開発
センタヌ出版郚昭和56幎月発行、「氎溶性高分
子・氎分散型暹脂総合技術資料集」第309頁ある
いは産業技術研究䌚䞻催、「〜最新の研究成果か
ら将来を展望する〜゚マルゞペンの新展開ず今埌
の技術課題」講挔䌚テキスト昭和56幎12月な
どに瀺された方法を甚いるこずができる。䟋え
ば、䜎分子量䜓の界面掻性剀の代りにオリゎマヌ
あるいは高分子界面掻性剀の利甚、過硫酞カリり
ムや過硫酞アンモニりムなどの重合開始剀の利甚
による芪氎基の重合䜓䞭ぞの導入、芪氎基を有す
るモノマヌの共重合、反応性界面掻性剀の利甚、
分散䜓粒子の内郚局ず倖郚局の組成を倉化させた
いわゆるシ゚ル−コア−型重合䜓などが、いわゆ
る界面掻性剀を含有しない氎分散性アクリル系暹
脂の補造技術ずしお甚いるこずができる。 本発明で甚いるスルホン酞塩基を有する氎溶性
あるいは氎分散性のポリ゚ステル系暹脂以䞋ポ
リ゚ステル系暹脂ず略称するは、塗垃剀のポリ
゚ステルフむルムぞの塗垃性、塗垃局ずポリ゚ス
テルフむルムずの局間接着性、塗垃局の凝集砎壊
性や摩擊摩耗性などの改良に効果を発揮する。ポ
リ゚ステル系暹脂ずしおは、特公昭47−40873号、
特開昭50−83497号、特開昭60−121336号、特開
昭52−155640号公報などで公知のポリ゚ステルあ
るいはそれらに準じたポリ゚ステルを甚いるこず
ができる。 䟋えば、ポリ゚ステルのゞカルボン酞成分は、
芳銙族ゞカルボン酞の䟋ずしお、テレフタル酞、
む゜フタル酞、−ナフタレンゞカルボン酞
およびそれらの゚ステル圢成性誘導䜓などが甚い
られ、脂肪族ゞカルボン酞の䟋ずしお、アゞピン
酞、アれラむン酞、セバシン酞およびその゚ステ
ル圢成性誘導䜓などが甚いられ、オキシモノカル
ボン酞の䟋ずしお、オキシ安息銙酞およびその゚
ステル圢成性誘導䜓などが甚いられる。 さらにポリ゚ステルのグリコヌル成分ずしお
は、脂肪族、脂環族、芳銙族ゞオヌル等が䜿甚で
き、その䟋ずしお、゚チレングリコヌル、
−ブタンゞオヌル、ゞ゚チレングリコヌル、トリ
゚チレングリコヌル、−シクロヘキサンゞ
メタノヌル、β−キシレンゞオヌルなどが甚いら
れ、ポリオキシアルキレングリコヌルの䟋ず
しおいわゆるポリ゚チレングリコヌル、ポリプロ
ピレングリコヌル、ポリテトラメチレングリコヌ
ル、などが甚いられる。 ポリ゚ステルずしおは、䞊述した゚ステル圢成
成分からなる飜和線状ポリ゚ステルのみならず、
䟡以䞊の゚ステル圢成成分を有する化合物から
なるポリ゚ステルあるいは反応性の䞍飜和基を有
するポリ゚ステルも甚いるこずができる。 スルホン酞塩基を有するポリ゚ステルは、前述
したポリ゚ステル圢成成分ず共に、ポリ゚ステル
成分ずなり埗るスルホン酞塩基を有する化合物を
甚いお補造できる。 スルホン酞塩基を有する化合物の䟋ずしおは、
スルホむ゜フタル酞、スルホテレフタル酞、スル
ホナフタレン−−ゞカルボン酞およびその
゚ステル圢成性誘導䜓などの金属塩がある。金属
塩の金属の䟋ずしおは、リチりム、ナトリりム、
カリりム、マグネシりムなどが奜適である。これ
らの䞭で非垞に奜適な化合物ずしおは、−゜ゞ
オスルホむ゜フタル酞たたは−゜ゞオスルホゞ
メチルむ゜フタレヌトである。 ポリ゚ステルにスルホン酞塩基を導入する別法
ずしおは、゚ステル圢成性脂肪族䞍飜和化合物を
共重合成分ずしたポリ゚ステルの䞍飜和基を亜硫
酞氎玠ナトリりムあるいはメタ重亜硫酞ナトリり
ムなどのスルホン化剀でスルホン化する方法も䟋
瀺するこずができる。 ポリ゚ステル系暹脂のゞカルボン酞成分䞭の芳
銙族ゞカルボン酞量は、50モル〜100モルの
範囲が奜たしい。これはポリ゚ステル系暹脂の軟
化点を高め、固着性を良くするためである。 ポリ゚ステル系暹脂䞭のスルホン酞塩基は、暹
脂を氎溶性あるいは氎分散性ずするに必芁な量存
圚する必芁があり、スルホン酞塩基を有するゞカ
ルボン酞をゞカルボン酞䞭のモル〜20モル
の範囲で䜿甚するのが奜たしい。 モルより少ないスルホン酞塩基量では氎溶
性あるいは氎分散性が䞍充分であり、20モルよ
り倚いスルホン酞塩基量では、塗垃埌の䞋塗り局
の耐氎性が劣぀たり、吞湿しおフむルムが盞互に
固着しやすくなるからである。 さらにポリ゚ステル系暹脂ずしお、䞊述した゚
ステル圢成性成分からなる飜和線状ポリ゚ステル
のみならず、䟡以䞊の゚ステル圢成性成分を有
する化合物からなるポリ゚ステルあるいは反応性
の䞍飜和基を有するポリ゚ステルも甚いるこずが
できる。 本発明で甚いる砎断䌞床が200以䞋の氎溶性
暹脂以䞋“氎溶性暹脂”ず略称するは、塗垃
局衚面に埮少突起を圢成し、フむルムに滑り性を
付䞎するものである。氎溶性暹脂ずしおは、
CMC瀟1974幎12月発行、「氎溶性ポリマヌ〜その
垂堎ず工業利甚の実際〜」の第頁の第−衚
の氎溶性高分子の分類に瀺されおいる化合物など
を利甚できる。䟋えば、倩然系で怍物系では、海
藻抜出物のアルギン酞、カラヌゲヌナンなど、怍
物浞出物のアラビアガムなど、怍物抜出物のペク
チンなど、皮子あるいは塊茎のでんぷん類、怍物
性たん癜質のグルテンなど、怍物系では、タンパ
ク質のれラチン、にわか、カれむン、アルブミン
などをあげるこずができるが、これらに限定され
るものではない。半合成系では海藻抜出物のアル
ギン酞プロピレングリコヌル゚ステルなど、怍物
抜出物の䜎メトキシペクチンなど、埮生物醗酵ガ
ムのデキストラなど、倉性でんぷんのカルボキシ
メチルスタヌチ、ヒドロキシ゚チルスタヌチな
ど、セルロヌス誘導䜓の゜ゞりムカルボキシメチ
ルセルロヌス、メチルセルロヌス、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロヌス、メチル゚チルセルロヌ
ス、ヒドロキシプロピルセルロヌスなどをあげる
こずができるがこれらに限定されるものではな
い。合成系では、ポリビニルアルコヌル、ポリビ
ニルピロリドンなどのビニル系暹脂、ポリアクリ
ルアマむドなどのアクリル系暹脂などを挙げるこ
ずができるがこれらに限定されるものではない。
これらの氎溶性暹脂の砎断䌞床は、200以䞋で
あり、さらに奜たしくは100以䞋以䞊であ
る。氎溶性暹脂の砎断䌞床が200よりも倧きい
堎合は、塗垃局を蚭けたポリ゚ステルフむルムを
延䌞した際に氎溶性暹脂も延䌞されやすく、氎溶
性暹脂による塗垃局の突起が明確ずならない。特
に合成系の氎溶性暹脂は、本発明の塗垃局䞭のア
クリル系暹脂やポリ゚ステル系暹脂ずの盞分離が
生じにくか぀たり、含氎状態や高枩で延䌞されや
すく、塗垃局衚面に明確な突起を圢成しない堎合
がある。䟋えば、垂販のポリ゚チレングリコヌル
やポリビニルアルコヌルの䞀般グレヌドなどは砎
断䌞床が250以䞊もあり、塗垃局の突起が䞍明
確なので共重合や郚分的な架橋により砎断䌞床を
䜎䞋させたグレヌドを遞択する必芁がある。た
た、異なる氎溶性暹脂が、あるいは氎溶性高分子
ず䜎分子氎溶性化合物ずが錯䜓を圢成する特性を
利甚しお砎断䌞床を䞋げる方法も利甚できる䟋
えば、高分子錯䜓研究䌚線、孊䌚出版センタヌ
1983幎月発行、「高分子集合䜓」。氎溶性暹脂
の砎断䌞床が奜たしくは以䞊であるのは、塗
垃局の衝撃匷床、曲げ匷床、摩擊摩耗性などに氎
溶性暹脂の硬さや脆さが関係するからである。圓
然のこずながら本発明のアクリル系暹脂およびポ
リ゚ステル系暹脂の砎断䌞床は200以䞊である。 氎溶性暹脂の氎溶性ずは、暹脂を氎媒䜓に溶解
操䜜を実斜した状態で光散乱による濁りを実質的
に生じない特性を指すが、このような氎溶性暹脂
の共重合や郚分的な架橋などによる倉性あるいは
錯䜓の圢成などによりコロむド状粒埄0.1Ό以
䞋ずなり、光散乱を生ずる暹脂も氎溶性暹脂ず
しお利甚しおもよい。 アクリル系暹脂、ポリ゚ステル系暹脂および氎
溶性暹脂の合蚈量に察するアクリル系暹脂の割合
は、奜たしくは30〜90重量、さらに奜たしくは
40〜80重量であり、ポリ゚ステル系暹脂の割合
は、奜たしくは〜60重量、さらに奜たしくは
〜50重量であり、たた、氎溶性暹脂の割合
は、奜たしくは〜60重量、さらに奜たしくは
〜50重量である。アクリル系暹脂が30重量
より少ない堎合は、滑り性や塗垃局の匷床が䜎䞋
し、90重量よりも倚い堎合は、摩擊摩耗性が䜎
䞋する。ポリ゚ステル系暹脂が重量よりも少
ない堎合は、塗垃剀の基䜓ポリ゚ステルフむルム
ぞの塗垃性や接着性が䜎䞋するず共に塗垃局の摩
擊摩耗性、凝集砎壊性が悪化し、60重量よりも
倚い堎合は、滑り性の䜎䞋、高枩時の固着性の悪
化が生じる。氎溶性暹脂が重量よりも少ない
堎合は、塗垃局衚面の突起が明確でなく、60重量
よりも倚い堎合は、塗垃局の基䜓ポリ゚ステル
フむルムぞの接着性、塗垃局の機械的特性が䜎䞋
する。 本発明におけるシリカゟルずは、「高分子加
工」、1974幎発行、第23巻、第149〜155頁に瀺さ
れおいるように䞀般的にはケむ酞゜ヌダよりアル
カリむオンを陀くこずにより生成したものであ
る。シリカゟルずしおは、䞍玔物を含有しないも
のも利甚できるが、凝集が起きやすくコロむド状
態が䞍安定なため、ナトリりムむオン、アルミニ
りムむオン、アンモニりムむオン等により衚面が
安定化されたものが奜たしい。垂販品ずしおは、
日産化孊工業株匏䌚瀟のスノヌテツクス商品
名、觊媒化成工業株匏䌚瀟のキダタロむド商
品名、du Pont瀟のLudox商品名、Nalco
Chemical瀟のNalcoag商品名、Monsanto瀟の
Syton商品名などが利甚できる。さらに本発
明のシリカゟルずしおは、四塩化ケむ玠を気盞熱
分解しお埗た粉䜓を氎に分散したものでもよく、
日本ア゚ロゞル株匏䌚瀟のア゚ロゞル商品名
などを利甚できる。シリカゟルの粒子埄は、〜
100mΌの範囲で、塗垃局の厚さ、甚途に応じお適
宜遞択すればよい。シリカゟルの塗垃局における
含有量は、党固圢分䞭の〜30重量が奜たし
い。シリカゟルが重量よりも少ない堎合に
は、垯電性、滑り性、固着性などの改良が䞍充分
であり、30重量よりも倚に堎合には、摩擊摩耗
性が悪化しお自粉が発生しやすくなる。 ポリ゚ステルフむルムに塗垃剀を塗垃する方法
は、原厎勇次著、槙曞店1979幎発行、「コヌテむ
ング方匏」に瀺されるリバヌスロヌルコヌタ、グ
ラビアコヌタ、ロツドコヌタ、゚アドクタヌコヌ
タあるいはこれ以倖の塗垃装眮を甚いるこずがで
きる。 塗垃工皋は、逐次二軞延䌞前、同時二軞延䌞
前、二軞延䌞埌で再延䌞前などに蚭ける。すなわ
ち、ポリ゚ステルフむルムに塗垃局を斜し、その
埌適圓な也燥を斜しあるいは也燥を斜さずに延䌞
する方法塗垃延䌞法が塗垃局の衚面に突起を
圢成させるのに必須である。特に奜たしくは、ロ
ヌル延䌞法による軞延䌞ポリ゚ステルフむルム
に氎分散物あるいは氎溶液を塗垃し、適圓な也燥
を斜し、あいは也燥を斜さず、ポリ゚ステルフむ
ルム軞延䌞フむルムをただちに先の延䌞方向ず
は盎角方向に延䌞し、熱凊理する方法である。本
方法によるならば、延䌞ず同時に塗垃局の也燥が
可胜になるず共に塗垃局の厚さが延䌞倍率に応じ
お薄くするこずができる。 塗垃局の衚面の突起圢状は、たず延䌞方法、延
䌞倍率、延䌞速床などに応じお異なるが逐次二軞
延䌞法でいわゆる瞊延䌞埌に塗垃したフむルムを
暪延䌞した堎合には、瞊方向に長く、暪方向に幅
の狭いいわゆる山脈状の突起が圢成される。突起
圢状の倧小は、氎溶性暹脂の皮類、重合床、配合
量、塗垃局の厚さなどに圱響される。䟋えば、氎
溶性暹脂の重合床が倧きいほど、配合量が倚いほ
ど、塗垃局の厚さが倧きいほど突起圢状が倧きく
なる。たた、塗垃剀の塗垃埌、延䌞前の塗垃局の
也燥速床、也燥の皋床によ぀おも突起圢状が異な
る。これは、塗垃剀䞭での氎溶性暹脂の盞分離や
含氎状態での延䌞性の差ず掚定される。 本発明の二軞延䌞ポリ゚ステルフむルムの塗垃
局の厚さは、0.01Όから1Όの範囲が奜たしく、さ
らに奜たしくは0.01Όから0.1Όの範囲である。塗
垃局の厚さが0.01Ό未満では、均䞀に塗垃しにく
いため補品に塗垃むらが生じやすく、1Όより厚
い堎合には、滑り性が䜎䞋する。 本発明の二軞延䌞ポリ゚ステルフむルムの塗垃
局には、必芁に応じお固着性改良剀、消泡剀、塗
垃性改良剀、増粘剀、玫倖線吞収剀、酞化防止
剀、垯電防止剀、最滑剀、無機系埮粒子、染料、
顔料などを含有させおもよい。たた、塗垃剀が氎
系であるこずから、氎溶性あるいは氎分散性の゚
ポキシ暹脂、シリコヌン暹脂、ビニル系暹脂、り
レタン暹脂、ポリアミド暹脂、ブタゞ゚ン系暹脂
などを塗垃局に含有させるこずもできる。たた、
塗垃局の固着性、耐氎性、耐溶剀性、機械的匷床
の改良のため、架橋剀ずしおメチロヌル化あるい
はアルキロヌル化した尿玠系、メラミン系、アク
リルアミド系、ポリアミド系などの暹脂、゚ポキ
シ化合物、アゞリゞン化合物、ブロツクポリむ゜
シアネヌト、ビニル化合物、シラン化合物を塗垃
局に含有しおもよい。 本発明の二軞延䌞ポリ゚ステルフむルムは、補
膜工皋内においおの巻き取り性、巻き姿がよく衚
面特性、特に滑り性に優れ、1Ό〜500Όのフむル
ムずしお、包装材料、感光材料、補図甚材料、電
子写真材料、磁気蚘録材料などの基材ずしお有甚
であり、特に平滑性の芁求される高密床磁気蚘録
材料の基材ずしお有甚である。 以䞋、実斜䟋をあげお本発明を説明する。な
お、実斜䟋䞭の評䟡は、次に述べる方法による。 (1) 䜜業性A4版フむルムを玄30枚重ね、党䜓
の屈曲性、フむルム䞀枚毎の剥離性、匕抜性、
垯電性を芳察 (2) 摩擊係数23℃、60RHで、100cm2荷
重䞋、重ねたフむルムを20mm分で平行移動し
た堎合の倀 (3) 高枩摩擊係数䞀端に20の荷重をかけた
mm幅のフむルムをmmφ、0.2Sの固定金属ピン
に巻き角床45床〜180床で蚭眮し、匕匵速床200
mm分で枬定した倀 (4) 塗垃局ず基䜓フむルムの接着性セロハンテ
ヌプによる急速剥離詊隓による衚面状態の芳察 (5) 固着性40℃、80RH、10Kgcm2、20時間
の条件䞋で重ねたフむルムのASTM D1893の
方法による剥離匷床 (6) 塗垃剀の転着性フむルムずフむルム、フむ
ルムずクロムメツキ金属板、フむルムずポリ゚
ステルフむルムに蒞着したコバルト−ニツケル
磁性局面を重ね、固着性詊隓ず同䞀の条件で加
圧詊隓埌、詊隓材料衚面の顕埮鏡による芳察 (7) 觊針匏衚面粗さ小坂研究所瀟補、薄膜段差
蚈ET−10型、觊針先端半埄0.5Ό、觊針荷重
で枬定 比范䟋  重合觊媒残枣等にもずづく衚面突起圢成剀をほ
ずんど含たない固有粘床0.62のポリ゚チレンテレ
フタレヌトを玄285℃で溶融し、玄60℃の冷华ド
ラム䞊に静電印加を行ないながら抌出した。さら
に83℃で瞊方向にロヌルで3.5倍延䌞し、その埌
110℃で暪方向に延䌞、220℃で熱凊理を行ない、
厚さ12.1Όの二軞延䌞フむルムを埗た。このフむ
ルムは、巻き取り性が極めお悪く、長尺のフむル
ムロヌルを埗るこずが困難であるず共に埗られた
フむルムロヌルの巻き姿が悪く、補品ずしおの出
荷は䞍可胜であ぀た。念のためA4板ずしお切り
出しお䜜業性を芳察したがフむルムが盞互に密着
しお党䜓が䞀䜓化しおしたい、フむルムの取扱い
が困難であ぀た。このフむルムの摩擊係数は、フ
むルムが滑らないために枬定できなか぀た。すな
わち、本フむルムは、滑り性の䞍足により実甚に
䟛し埗ない。 比范䟋  メチルメタクリレヌト、む゜ブチルメタクリレ
ヌト、アクリル酞、メタクリル酞、グリシゞルメ
タクリレヌトを䞻芁成分ずし、カルボン酞基がア
ンモニアで䞭和されおおり、か぀カルボン酞のア
ンモニりム塩基量を倚くしお氎溶性ずした界面掻
性剀を含有しない自己架橋性アクリル系暹脂日
本玔薬株匏䌚瀟補、ゞナリマヌAT−M918、商
品名、80郚以䞋“固圢分”ず略称するこずが
ある。、ゞカルボン酞䞭モルが−゜ゞオス
ルホむ゜フタル酞であり、他にテレフタル酞、む
゜フタル酞、゚チレングリコヌル、ゞ゚チレング
リコヌルからなる、界面掻性剀を含有しない氎分
散性ポリ゚ステル系暹脂日本合成化孊工業株匏
䌚瀟補、ポリ゚スタヌWR901、商品名20郚、
パヌフロロアルキルスルホン酞のリチりム塩0.5
郚からなる濃床重量の氎系塗垃剀を瞊延䌞埌
か぀暪延䌞前にフむルムの片面に塗垃する以倖は
比范䟋ず同様にしお二軞延䌞ポリ゚ステルフむ
ルムを埗た。塗垃局の厚さは、固圢分ずしお玄
0.04m2であ぀た。 䞀般に氎分散性アクリル系暹脂は、粗倧粒子や
凝集粒子を含有するため、甚途によ぀おは粟密ロ
過を必芁ずしたり、塗垃工皋で凝集するなどの問
題が生ずる堎合があるのに察しお、本比范䟋のア
クリル系暹脂は氎溶性であるため、粟密な衚面圢
状を圢成するのに有利である。 しかしながら、本比范䟋で埗られたフむルム
は、平担であるこずず静電気の垯電によりフむル
ム盞互の密着が倧きく、䜜業性においお比范䟋
の塗垃局を有さないフむルムにも劣るほどであ぀
た。 実斜䟋 〜 比范䟋で䜿甚したのず同じアクリル系暹脂の
䜿甚量をそれぞれ67郚、65郚、60郚ずし、これに
察応しおケむ酞゜ヌダを出発原料ずするシリカゟ
ル粒埄15〜27mΌをそれぞれ郚実斜䟋
、郚実斜䟋、10郚実斜䟋および
砎断䌞床15のメチルセルロヌス10郚を远加配合
する以倖は比范䟋ず同様の氎系塗垃剀を比范䟋
ず同様にフむルムに塗垃しお二軞延䌞ポリ゚ス
テルフむルムを埗た。 本フむルムは、透明性もよく䜜業性も垯電性も
なく極めお良奜であ぀た。摩擊係数塗垃局面
非塗垃局面、高枩摩擊係数巻き角床45゜80℃
枬定、固着性、塗垃剀の転着性、塗垃局ず基䜓
フむルムずの接着性などは、第衚に瀺したよう
に極めお良奜であ぀た。衚面突起圢状は、第図
に瀺したようにシリカゟルの配合にもかかわらず
埮现であり、このような衚面圢状にもかかわらず
滑り性が極めおよく高密床磁気蚘録甚フむルムな
どに極めお有甚である。補膜工皋においおの巻き
取性、巻き姿も良奜であ぀た。 実斜䟋  実斜䟋においおアクリル系暹脂、メチルセル
ロヌスおよびシリカゟルの䜿甚量をそれぞれ60
郚、17郚および郚ずする以倖は、実斜䟋ず同
様にしお二軞延䌞ポリ゚ステルフむルムを埗た。
本フむルムの特性は、第衚、第図に瀺したよ
うに良奜であ぀た。 実斜䟋  実斜䟋の塗垃剀を瞊延䌞埌か぀暪延䌞前にフ
むルムの䞡面に塗垃する以倖は実斜䟋ず同様に
しお二軞延䌞ポリ゚ステルフむルムを埗た。本フ
むルムは、第衚に瀺したように良奜な特性を瀺
した。たた、本フむルムは、䞡面に塗垃局を有す
るため、フむルムの搬送工皋等においお片面に塗
垃局を有するフむルムよりも有甚であ぀た。た
た、塗垃局を有さず平担なフむルムは経時的にオ
リゎマヌの突起が䞍均䞀に圢成され、高密床磁気
蚘録甚途においおは問題ずなる堎合があるが、本
実斜䟋におけるフむルムは、このようなオリゎマ
ヌ問題の察策ずもなり有甚であ぀た。 実斜䟋  実斜䟋のアクリル系暹脂の代りにメチルメタ
クリレヌト、む゜ブチルメタクリレヌト、アクリ
ル酞、メタクリル酞、グリシゞルメタクリレヌト
を䞻芁成分ずし、カルボン酞基がアンモニアで䞭
和され、界面掻性剀を含有しないシ゚ル−コア構
造の自己架橋性ハむドロゟル型アクリル系暹脂
日本玔薬株匏䌚瀟補、ゞナリマヌSEK−725、
商品名を䜿甚した以倖は実斜䟋ず同様にしお
二軞延䌞ポリ゚ステルフむルムを埗た。本フむル
ムは、第衚に瀺したように特性が良奜であ぀
た。 シリカゟルを配合した本実斜䟋のフむルムは、
良奜な滑り性、固着性などの特性を瀺した。 実斜䟋  実斜䟋のシリカゟルの代りに四塩化ケむ玠を
原料ずしお気盞熱分解法で埗たシリカ平均粒埄
箄50mΌを氎に分解したものを䜿甚する以倖は
実斜䟋ず同様にしお二軞延䌞ポリ゚ステルフむ
ルムを埗た。本フむルムは、第衚に瀺したよう
に良奜な特性を瀺した。 気盞熱分解法で埗たシリカの䞀次粒埄は、ケむ
酞゜ヌダを出発原料ずするものず同様に小さい
が、粉䜓を経由するため粒子が凝集しおおり、塗
垃局においおも粒子による突起圢成が芋られる。
このため、滑り性などにおいおは少量の添加にも
かかわらず実斜䟋〜のフむルムより良奜であ
぀た。 以䞊の実斜䟋で瀺したように本願発明のフむル
ムは、平担であ぀おも補膜工皋内においおの巻き
取り性、巻き姿がよく、優れた衚面特性を有し、
実甚的に倚くの甚途においお有甚である。
【衚】
【衚】 【図面の簡単な説明】
第図は、本願実斜䟋〜のフむルムの衚面
粗さを觊針匏衚面粗さ蚈で枬定したチダヌトであ
る。

Claims (1)

    【特蚱請求の範囲】
  1.  ポリ゚ステルフむルムの少なくずも片面に氎
    分散性あるいは氎溶性アクリル系暹脂、スルホン
    酞塩基を有する氎分散性あるいは氎溶性ポリ゚ス
    テル系暹脂、砎断䌞床が200以䞋の氎溶性暹脂
    およびシリカゟルからなる塗垃局を蚭けた二軞延
    䌞ポリ゚ステルフむルム。
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