JP2564781Y2 - 車両リヤフロアの防振構造 - Google Patents

車両リヤフロアの防振構造

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JP2564781Y2
JP2564781Y2 JP1992007417U JP741792U JP2564781Y2 JP 2564781 Y2 JP2564781 Y2 JP 2564781Y2 JP 1992007417 U JP1992007417 U JP 1992007417U JP 741792 U JP741792 U JP 741792U JP 2564781 Y2 JP2564781 Y2 JP 2564781Y2
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JP
Japan
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rear floor
floor
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賢治 松本
隆一 谷本
洋一 浜屋
一正 渡辺
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両リヤフロアの防振構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3および図4は従来の車両後部のフロ
ア構造を示すもので、タイヤ格納凹所21を設けたリヤ
フロア2の前縁は、センタフロア1の後縁に溶接結合さ
れ、この結合部はリヤフロアクロスメンバ3に結合され
ている。
【0003】ところが、リヤフロア2は、排気管の振動
がこれを支持するステーを介して伝達されると共振して
破線Cで示す振動モードで上下振動し、中速こもり音発
生の原因となる。
【0004】そこで、共振防止対策として、センタフロ
ア1からリヤフロア2にかけてアスファルトシート4
a、4bを敷設するとともに、タイヤ格納凹所21にア
スファルトシート4cを敷設しリヤフロア2の共振点を
上げる対策がとられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、防振効
果を奏せしめるには、アスファルトシート4a、4b、
4cの重量を少なくとも2500g程度とする必要があ
り、従って、より軽量な防振対策が要望されている。本
考案は、この要望に応えることを課題としてなされたも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は図1および図2
に示すように、センタフロア1の後縁と、タイヤ格納凹
所21を形成し、前部を階段形状としたリヤフロア2
結合部にリヤフロアクロスメンバを設けた車両におい
て、リヤフロアクロスメンバ3とリヤフロア2前部とを
車幅方向のほぼ中央位置でリインフォースメント5にて
結合する。リインフォースメント5は平板状でこれを垂
直方向に配し、前縁をリヤフロアクロスメンバ3の後側
面31に、後縁を上記後側面31と対向するリヤフロア
2の前部の垂直部22にそれぞれ嵌着固定する。
【0007】
【作用】本考案は、図4の振動モードCで示すように、
リヤフロアクロスメンバ3はほとんど振動しないこと、
およびリヤフロア2はその前縁を中心として上下に揺動
するように振動し、かつこのとき階段形状のリヤフロア
2の前部の断面形状はほとんど変形しないことに着目し
てなされたもので、リインフォースメント5の前後縁を
それぞれ相対向するリヤフロアクロスメンバ3の後側面
31とリヤフロア2の前部の垂直部22に嵌着固定する
ことでリヤフロア2の揺動が抑制され、100g程度の
鉄板よりなるリインフォースメント5により、リヤフロ
ア2の共振点を上げ、排気管との共振を防止することが
できる。
【0008】
【実施例】図1、図2(A)〔図1のII−II線断面〕お
よび図2(B)〔図2(A)のB−B線断面〕に示すよ
うに、センタフロア1の後縁にはリヤフロア2の前縁が
溶接してある。センタフロア1の後端下面にはリヤフロ
アクロスメンバ3が設けてあり、その上部後端がセンタ
フロア1とリヤフロア2の接合部に一体に溶接してあ
る。
【0009】リヤフロア2には中央にタイヤ格納凹所2
1が形成してある。リヤフロア2の前部の起立面の上部
は階段状に屈曲し、上段水平部24の前縁がセンタフロ
アの後縁に溶接されている。
【0010】リヤフロアクロスメンバ3の後側面31と
リヤフロア2の上段垂直部22との間の間隙には、車幅
方向中央位置にリインフォースメント5が配設してあ
る。リインフォースメント5は鉄板よりなり、上記間隙
に嵌合するとともに下部の前後両端がそれぞれリヤフロ
アクロスメンバ3の底面32およびリヤフロア2の下段
水平部23に沿うように広がる平面形状で、外周には
体からほぼ直角に屈曲するフランジ51が形成してあ
る。リインフォースメント5はその面が垂直となるよう
に配され、フランジ51により前縁がリヤフロアクロス
メンバ3の後側面31に、後縁がリヤフロア2の上段垂
直部22に、上縁がリヤフロア2の上段水平部24に、
下部前後両端がそれぞれリヤフロアクロスメンバ3の底
面32およびリヤフロア2の下段水平部23に溶接して
ある。
【0011】しかして、排気管が振動してもほとんど振
動しないリヤフロアクロスメンバ3と、上下方向に振動
するリヤフロア2の前端部とを垂直板状のリインフォー
スメント5にて結合したから、リヤフロア2の上下振動
に対する結合剛性が強化されて共振点を上げ、排気管の
振動によるリヤフロア2の共振およびこれに伴うこもり
音を効果的に低減することができる。
【0012】
【考案の効果】本考案によれば、従来の防振対策として
用いていたアスファルトシートよりも遙かに軽量のリイ
ンフォースメントにてリヤフロアクロスメンバとリヤフ
ロアの前部とを結合することで、リヤフロアの振動およ
びこもり音の発生を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両後部の本考案のフロア構造を示す斜視図で
ある。
【図2】図1のII−II線に沿う前後方向垂直断面および
要部の横方向垂直断面を示す図である。
【図3】車両後部の従来のフロア構造を示す斜視図であ
る。
【図4】図3のIV−IV線に沿う前後方向垂直断面を示す
図である。
【符号の説明】
1 センタフロア 2 リヤフロア 21 タイヤ格納凹部 3 リヤフロアクロスメンバ 5 リインフォースメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡辺 一正 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−45383(JP,U) 実開 平2−148891(JP,U) 実開 昭62−185180(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタフロアの後縁とタイヤ格納凹所
    を形成し、前部を階段形状としたリヤフロアの前縁の結
    合部にリヤフロアクロスメンバを結合した車両におい
    て、車幅方向のほぼ中央位置で、上記リヤフロアクロス
    メンバの後側面と、これと対向するリヤフロア前部の垂
    直部との間に、垂直方向に配し、前縁および後縁をそれ
    ぞれ上記後面部および垂直部に嵌着固定した板状のリイ
    ンフォースメントを設けたことを特徴とする車両リヤフ
    ロアの防振構造。
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JP5182255B2 (ja) * 2009-08-24 2013-04-17 トヨタ自動車株式会社 リヤフロア構造
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