JP2564171B2 - 自動車の前面ガラス枠 - Google Patents

自動車の前面ガラス枠

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JP2564171B2
JP2564171B2 JP63153687A JP15368788A JP2564171B2 JP 2564171 B2 JP2564171 B2 JP 2564171B2 JP 63153687 A JP63153687 A JP 63153687A JP 15368788 A JP15368788 A JP 15368788A JP 2564171 B2 JP2564171 B2 JP 2564171B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/07Water drainage or guide means not integral with roof structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
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    • B62D25/04Door pillars ; windshield pillars

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、前面ガラス枠用保護カバーを持つ自動車の
前面ガラス枠であって、前面ガラス枠用保護カバーが前
面ガラス枠の外側を被覆してこの前面ガラス枠に固定さ
れ、前面ガラス枠用保護カバーと前面ガラスとの間に水
溜め用溝が設けられ、この水溜め用溝の中にパッキング
として形成された挿入式成形物が配置され、この挿入式
成形物が前面ガラスから横に流れてくる水を排水するた
めの流水路を壁を形成する前面ガラス枠に関する。
〔従来の技術〕
自動車の前面ガラスの横側に水溜め用溝が備え付けら
れていて、前面ガラスから横に流れてくる水をその水溜
め用溝によって捕獲することについては、すでに知られ
ている(ドイツ公開公報第31 21 093号)。前述の内容
によって、たとえばサイドミラーの覗き込みを困難にす
るような、流れてくる水による側面ガラスの汚れを回避
することとなる。しかし、このような水溜め用溝は自動
車の空気抵抗係数に不利な影響を及ぼし、特に走行速度
が速い場合には燃料消費に不利に作用し、またその他に
も風による雑音を引き起こす。そこで、乾燥した気候の
時には溝を完全にふさぎ、雨の時にはそれ自体が溝とな
るような詰物を水溜め用溝内に挿入することによって、
前述の欠点を除去していくことが試みられた。このため
に、詰物は、膨らんだ状態では水溜め用溝をふさぎ、空
気を抜いた時にはそれ自体が溝となるような、空気を吹
き込んで膨らますことのできるホースとして形成されて
いる。しかし、ホースを膨らましたり、空気を抜いたり
することは困難と実証された。なぜならば、寒い季節に
は凍結や凝固の危険性があり、ホースが脆くなって簡単
に粉砕してしまうからであり、このようなことが機能障
害や漏れを引き起こすことになる。また、自動車にこの
ような種類のホースを装備することは非常に労力や経費
の掛かることである。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、空気抵抗係数が小さく、前面ガラス
から横に流れてくる水を確実に排出し、事故防止または
事故軽減に貢献するような前面ガラス枠を作ることにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
前述の目的は、本発明によると、水溜め用溝の中に配
置された挿入式成形物が、前面ガラスに密着して固定さ
れる第1の構成要素と、前面ガラス枠用保護カバーに固
定される第2の構成要素とからなり、第1の構成要素は
前面ガラスから高く突き出た転向用成形物を有し、第2
の構成要素は前面ガラス枠用保護カバーに沿った流水路
を有し、転向用成形物の外端縁と流水路の内端縁とが接
続され、前面ガラスから横に流れる水が転向用成形物を
越えて流水路に流入するように構成したことによって達
成される。転向用成形物は前面ガラスから横に流れてく
る水を流水路内に誘導し、流水路によってその水は前面
ガラスの領域から自動車の屋根上に排出される。この流
水路の横断面は、水溜め用溝と比べるとはるかに小さく
なっており、その結果、流水路に対して転向用成形物の
幅は比較的広くなる。このことは、水とともに前面ガラ
スから横に流れてくる空気を転向させ、空気が流水路上
を通り過ぎて、それによって流水路内にある水が渦巻く
のを防止するといった重要な利点を持つ。その他に、比
較的幅の広い転向用成形物は、前面ガラスから流れてく
る水が穏やかに流水路内に流れていって、この流水路に
よって排出されるように、水の流れを制動する。さらに
また、流水路の横断面が比較的小さいことや転向用成形
物の幅が広いことによって、空気が渦巻きを形成するこ
となく転向されたり、水の流れが制動されたりして、横
断面の大きい従来の水溜め用溝と比べると空気抵抗係数
や雑音発生は著しく軽減されるといった利点がある。
交通事故の軽減、もしくは損傷の緩和は、前面ガラス
枠用保護カバーを挿入式成形物に固定することによって
実現される。水溜め用溝の一部を成している保護カバー
が、交通事故による衝突の際にわずかばかりたわむため
に、損傷の程度が著しく低下しうる。というのも、固定
式の前面ガラス枠には緩衝用のある保護カバーが装備さ
れているからである。
有利なことに、流水路と転向用成形物は挿入式成形物
となっており、そのため、流水路および転向用成形物
は、さまざまな寸法の挿入式成形物として別のタイプの
自動車にも適応することができる。
流水路の幅が水溜め用溝の下端から上端の間において
だいたい一定になっており、また流水路が水溜め用溝の
効果的な外側領域に位置していることによって、空気抵
抗係数がさらにまた減少しうる。これは、流れてきた水
が転向用成形物を経由してすでに制動された状態で流水
路に至り、この理由から水が渦を巻いたり、前面ガラス
から流れてくる空気が渦を形成したりすることを防止す
るからである。一般には前面ガラス枠の下端から上端に
向かって水溜め用溝の横断面が小さくなっていることに
よって渦巻きによる大きな障害を引き起こすが、このよ
うな水溜め用溝の横断面が、前面ガラス枠の下端から上
端までの間において円錐面状に先細りしている転向用成
形物によって流水路のところまで塞がれているため、障
害は最小限に限定される。流水路は、外見的効果を得る
ために、これもまた上に向かってわずかに先細りした形
状に形成することもできる。有利なことに、流水路の幅
は一貫して4−8mm、主に6mmとなっており、また深さも
一定にしていて、前面ガラスから流れてくる水が完全に
排出されるようになっている。
空気および水の流動抵抗の軽減は、流動にとって有利
となるように見合いに転向用成形物の表面が前面ガラス
の外面から流水路に移行することによってさらに促進さ
れる。このことによって、前面ガラスからくる空気が徐
々に転向されて、前面ガラス枠によって誘導されること
となり、この空気が流水路の領域において状況によって
は流水路から流れ去る水を引き寄せるような渦巻きを形
成することはない。
流水路での水の排出は、流水路が高さ調節用充填材を
用いずに前面ガラスの上縁にある前面ガラス上枠を経由
して自動車の屋根外板上まで通じていることによって促
進される。この場合、転向用成形物は前面ガラス上枠を
経由して接線に沿って屋根外板へと移行している。水
は、妨害されることなく屋根の上に流出でき、場合によ
っては前面ガラス上への水の逆流を引き起こしうるよう
な、流水路の上端での滞留が生じることはない。
挿入式成形物を弾性素材で、主にゴムやEPDMで製造す
ることによって、簡単でコストの安い組み立てが実現さ
れる。さらにまた、弾性素材の利用は、水溜め用溝のわ
ずかな寸法偏差を問題なく調整することができるといっ
た利点を持つ。
主要実施例の場合、挿入式成形物が流水路の部分では
硬質の弾性素材から成り、転向用成形物の部分では軟質
の弾性素材から成っている。転向用成形物に軟質の弾性
素材を用いると、前面ガラスとの良好な気密性と密着性
が得られるといった利点がある。その他にも、両素材の
剛度を適切に選択することによって、前面ガラス枠用保
護カバーの支持力を確定することができる。2つの部分
からなる構造の場合、有利となるように転向用成形物が
流水路に加硫処理によって結合してある。
また好適な実施例によると、挿入式成形物が後側に空
間を有するシェル状成形物として形成されている。この
ことは、事故による衝撃があった場合に、変形可能な前
面ガラス枠用保護カバーが挿入式成形物を弾性的に押圧
し、それによって挿入式成形物も同じく弾性的に変形
し、事故軽減に役立つ。
前面ガラス枠用保護カバーをフレキシブルに固定する
ことは、その一方の長手縁によって蝶番式に前面ガラス
枠に固定し、もう一方の長手縁によって挿入式成形物に
弾性的に支持することによって実現される。これによ
り、自動車の走行方向から見て前方を向いた長手縁は旋
回可能となり、衝突があった場合にも前面ガラス役にフ
レキシブルに支持されている。
好適な実施例において、前面ガラス枠用保護カバー
は、その一方の長手縁によって蝶番式に前面ガラス枠に
固定され、もう一方の長手縁の部分に備え付けられたリ
ブによって、前面ガラス枠に固定された支持用エッジに
弾性的に支持されている。蝶番式の固定は、たとえば、
クランプ結合、溶接結合、リベット接合などによって行
われる。挿入式成形物を弾性素材から形成することは、
前面ガラス枠用保護カバーが前面ガラス枠に固定された
長手縁を中心に旋回し、挿入式成形物をひずませること
により、前面ガラス枠用保護カバーの変位を可能にす
る。
また前面ガラス枠用保護カバー上を流れる水が側面ガ
ラスに至らないようにするために、前面ガラス枠用保護
カバーの、側面ガラスの側に位置した長手縁に別の後部
水溜め用溝が装備されている。前面ガラス枠用保護カバ
ーから横に流れてくる水がこの後部水溜め用溝に収集さ
れて排出される。
〔実施例〕
本発明に関するその他の詳細および特徴について、図
面を参照しながら実施例に基づいて以下に説明する。
第1図は、前面ガラス枠1の斜視図を示しており、視
線の方向は、図面には示されていない自動車の屋根から
下方のフロントフェンダー2に向かっている。3は、ボ
ンネットの背後に配置された前面ガラスを示している。
前面ガラス枠1の他に、ドア6の側面ガラス5も図示さ
れている。
前面ガラス枠1は、主にクッション8の備え付けられ
た内側曲面板7と、外側曲面板9から成っている。両曲
面板7および9は、たとえば点溶接によってねじれに対
して強いものとして相互に接合されている。外側曲面板
9は、特に、側面ガラス5用のパッキング10と前面ガラ
ス3用のパッキング11とを支持しており、その場合に、
パッキング11は前面ガラス3を固定するために粘着物と
して形成されることも可能である。また、外側曲面板9
は、だいたいパッキング10から前面ガラス3の縁までの
びている前面ガラス枠用保護カバー12によって覆われて
いる。前面ガラス枠用保護カバー12と前面ガラス3との
間にある水溜め用溝21には、流水路14と転向用成形物15
から成る挿入式成形物13が備え付けてある。
第1図の挿入式成形物13は、2つの構成要素16および
17から組み立てられており、第1の構成要素16は転向用
成形物15となり、第2の構成要素17は流水路14となって
いる。有利なことに、両構成要素16および17が弾性素
材、たとえばゴムやEPDMで製造されており、そのため衝
突時における前面ガラス枠用保護カバー12の変形が容易
になる。これについては、以下でさらに詳しく触れるこ
ととする。両方の構成要素16および17がそれぞれ異なっ
たショア硬度の素材から成ることによって、挿入式成形
物13の弾性は、広い範囲内において変化をつけることが
できる。たいていは、第1の構成要素16の素材が軟質の
弾性プラスチックで、第2の構成要素17の素材が硬質の
弾性プラスチックとなっている。転向用成形物15から流
水路14への移行部では、両構成要素16および17をたとえ
ば加硫処理によって相互に接続することが可能であり、
挿入式成形物13は後側に空間を有するシェル状成形物と
して形成される。
挿入式成形物13を水溜め用溝21に固定することは、第
1の構成要素16が前面ガラス3の縁に後から係合する突
起部18を持ち、リップ19によって前面ガラス3にぴった
りと支持され、また第2の構成要素17が前面ガラス枠用
保護カバー12に固定されることによって、実現される。
このために、前面ガラス3の側を向いた前面ガラス枠用
保護カバー3の長手縁20が引き込まれていて、ほぼU形
に形成された第2の構成要素17の前端を包み込んでい
る。第2の構成要素17の後端には、前面ガラス枠用保護
カバー12の嵌め込み溝内に固定した突起部がある。この
嵌め込み溝は、前面ガラス枠用保護カバー12に直角に配
置されたリブ22によって形成されており、リブ22は前面
ガラス枠用保護カバー12を前面ガラス枠1に固定するの
に役立っている。この場合、リブ22は、前面ガラス枠1
に固定されたU形の支持用エッジ23内に入り込んでい
て、支持用エッジ23の中で移動できるようになってい
る。有利なこととして、支持用エッジ23はリブ22と一緒
になってばね要素として作用するが、それは、リブ22が
側面に取り付けられた突起部24によって支持用エッジ23
の2つの脚状部の間に入り込んだ時にその両方の脚状部
を押し開くからで、それによって復帰モーメントが引き
起こされる。また、突起部24側の脚状部の自由端には開
口部25があり、突起部24は前面ガラス枠用保護カバー12
が静止状態にある時にはこの開口部25の中に入り込み、
それによって前面ガラス枠用保護カバー12の勝手な離脱
を阻止する。前面ガラス枠用保護カバー12が挿入式成形
物13の方に動く場合、つまり、リブ22が支持用エッジ23
内に入り込む場合には、突起部24は開口部25から外れ
て、支持用エッジ23の両脚状部が押し開かれる。
挿入式成形物13と前面ガラス枠用保護カバー12とから
成る構造は、一方では、前面ガラス3から流れてくる水
を問題なく排出することを可能とし、また他方では、事
故によって前面ガラス枠1に衝突した場合の損傷の危険
性を軽減することも可能とする。前面ガラス3から流れ
てくる水は、第1の構成要素16をリップ19の上から転向
用成形物15の上に流れていき、その際に著しく制動され
るために、流れてきた水は穏やかに遅い速度で流水路14
に流れ込んでいき、この流水路14に沿って屋根の方向に
流れ出ていく。さらにまた転向用成形物15によって、発
生した空気が著しく転向され、その空気は流水路14を通
り過ぎ、そうなることによって流水路14内の水の渦巻き
や流水路14からの水の吹き出しが回避されるようにな
る。こうして、空気抵抗係数や風による雑音が著しく軽
減する。
なお、上述した作用をうるために、流水路14は、巾を
4〜8mm、主に6mmとなし、その巾および深さがほぼ一定
になっている。
事故による衝突の緩和は、前面ガラス枠用保護カバー
12がその一方の長手縁26を中心に旋回可能な具合に配置
されていること、およびそれによってそのもう一方の長
手縁20が主に自動車の走行方向とは反対方向に柔軟にた
わむことによって実現される。このことはさらに、衝突
が少ないエネルギーでひずみを残すことなく受け止めら
れるといった利点を持つ。
さらにまた、第1図の前面ガラス枠用保護カバー12の
長手縁26の部分には、別の後部水溜め用溝27が備え付け
られており、これによって前面ガラス枠用保護カバー12
上に流れてきた水を捕獲して、側面ガラス5が汚れるの
を回避する。後部水溜め用溝27は、分離した部分として
形成することが可能だが、あるいはまた、前面ガラス枠
用保護カバー12と一体として形成することも可能であ
り、パッキング10を固定するのに役立つ。
第2図に示した、前面ガラス3の上部角部分の斜視図
では、流水路14が自動車の屋根外板29へ移行する状況が
分かる。水溜め用溝21の形状は、第1図の形状と一致し
ており、転向用成形物15は第1の構成要素16から成り、
流水路14は第2の構成要素17から成っている。転向用成
形物15は、前面ガラス3が屋根外板29へと移行する部分
において、前面ガラス上枠30の形に厳密に合うように、
また接線に沿って屋根外板29内にのびるように形成され
ている。このことは、流水路14の上端と前面ガラス上枠
30との間に段差がなく、流水路14が高さ調節用充填材を
用いずに屋根に移行し、それによって流水路14内に流れ
てくる水がスムーズに屋根外板29上に流れ出る、といっ
た重要な利点を持つ。
第2図に書き込まれている線III−IIIに沿った切断面
が第3図に再現してあり、水溜め用溝21の全体像がつか
める。下端にはボンネットが4で示してあり、上端には
屋根外板が29で示してある。ボンネット4は前面ガラス
3の下端を部分的に覆っており、それによって比較的広
い余地、つまり静止状態にあるワイパー(図面には示し
てない)のためのワイパー用空間が形成される。このワ
イパー用空間によって前面ガラス枠用保護カバー12と前
面ガラス3との間の間隔が比較的広くなっており、その
結果、水溜め用溝21の下部領域ではその幅が約50〜60mm
と広くなっている。前面ガラス枠用保護カバー12の上端
は屋根外板29へと移行しており、前面ガラス3とはごく
わずかの間隔しかない。このように前面ガラス枠用保護
カバー12と前面ガラス3との間の間隔が狭くなること
は、もしくは前面ガラス3の側縁に沿って水溜め用溝21
の幅が狭くなることは、転向用形成物15を円錐面状に先
細りしたものとして形成することによって調整される。
図面では斜線で示した流水路14は、有利なことにその幅
が4〜8mm、主に約6mmとだいたい一定になっており、ま
た水溜め用溝21の前面ガラス枠用保護カバー12側の領域
に配置されている。水溜め用溝21上端では、流水路14が
屋根外板29へと段差なくして移行している構造となって
いるのが分かるが、このような構造によって水は妨害な
く屋根外板29上へ排出される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、2つの部分から形成された挿入式成形物を持
つ前面ガラス枠を斜めに切断した斜視図、第2図は、前
面ガラスの上部角部分を示した斜視図で、前面ガラス枠
用保護カバーおよび流水路および転向用成形物が屋根に
移行する状況を示したもの、第3図は、第2図の線III
−IIIに沿った断面図である。 1……前面ガラス枠、2……フロントフェンダー、3…
…前面ガラス 4……ボンネット、5……側面ガラス、6……ドア、7
……内側曲面板 8……クッション、9……外側曲面板、10……パッキン
グ 11……パッキング、12……前面ガラス枠用保護カバー 13……挿入式成形物、14……流水路、15……転向用成形
物 16……第1の構成要素、17……第2の構成要素、18……
突起部 19……リップ、20……長手縁、21……水溜め用溝、22…
…リブ 23……支持用エッジ、24……突起部、25……開口部、26
……長手縁 27……後部水溜め用溝、29……屋根外板、30……前面ガ
ラス上枠

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面ガラス枠用保護カバーを持つ自動車の
    前面ガラス枠であって、前面ガラス枠用保護カバーが前
    面ガラス枠の外側を被覆してこの前面ガラス枠に固定さ
    れ、前面ガラス枠用保護カバーと前面ガラスとの間に水
    溜め用溝が設けられ、この水溜め用溝の中にパッキング
    として形成された挿入式成形物が配置され、この挿入式
    成形物が前面ガラスから横に流れてくる水を排水するた
    めの流水路の壁を形成する前面ガラス枠において、 挿入式成形物(13)が、前面ガラス(3)に密着して固
    定される第1の構成要素(16)と、前面ガラス枠用保護
    カバー(12)に固定される第2の構成要素(17)とから
    なり、第1の構成要素(16)は前面ガラス(3)から高
    く突き出た転向用成形物(15)を有し、第2の構成要素
    (17)は前面ガラス枠用保護カバー(12)に沿った流水
    路(14)を有し、転向用成形物(15)の外端縁と流水路
    (14)の内端縁とが接続され、前面ガラス(3)から横
    に流れる水が転向用成形物(15)を越えて流水路(14)
    に流入するように構成したことを特徴とする自動車の前
    面ガラス枠。
  2. 【請求項2】流水路(14)、転向用成形物(15)、およ
    び前面ガラス(3)に密着するリップ(19)が挿入式成
    形物(13)によって形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の前面ガラス枠。
  3. 【請求項3】流水路(14)の幅が挿入式成形物(13)の
    下端から上端までの間においてだいたい一定となってい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の前面ガラス
    枠。
  4. 【請求項4】流水路(14)の幅が4〜8mm、主に6mmとな
    っていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の前面ガラス枠。
  5. 【請求項5】流水路(14)の深さが一定になっているこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の前面ガ
    ラス枠。
  6. 【請求項6】転向用成形物(15)が、挿入式成形物(1
    3)の下端から上端までの間において円錐面状に先細り
    したものとして形成されていることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の前面ガラス枠。
  7. 【請求項7】挿入式成形物(13)の転向用成形物(15)
    の表面が、水の流れにとって有利なように、前面ガラス
    (3)の外面から流水路(14)へと移行していることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の前面ガラス
    枠。
  8. 【請求項8】流水路(14)の上端と前面ガラス(3)の
    上縁にある前面ガラス上枠(30)との間に段差がなく、
    流水路(14)が、高さ調節用充填材を用いずに、前面ガ
    ラス上枠(30)を経由して自動車の屋根外板(29)の上
    にまで通じていることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載の前面ガラス枠。
  9. 【請求項9】挿入式成形物(13)が弾性素材、主にゴム
    やEPDMから製造されていることを特徴とする請求項1〜
    8のいずれかに記載の前面ガラス枠。
  10. 【請求項10】挿入式成形物(13)のうち、流水路(1
    4)の部分が硬質の弾性素材から成り、転向用成形物(1
    5)の部分が軟質の弾性素材から成ることを特徴とする
    請求項9記載の前面ガラス枠。
  11. 【請求項11】転向用成形物(15)が流水路(14)に加
    硫処理によって接続してあることを特徴とする請求項1
    〜10のいずれかに記載の前面ガラス枠。
  12. 【請求項12】挿入式成形物(13)が後側に空間を有す
    るシェル状成形物として形成されていることを特徴とす
    る請求項1〜11のいずれかに記載の前面ガラス枠。
  13. 【請求項13】前面ガラス枠用保護カバー(12)がその
    一方の長手縁(26)によって蝶番式に前面ガラス枠
    (1)に固定してあり、もう一方の長手縁(20)によっ
    て挿入式成形物(13)に弾性的に支持してあることを特
    徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の前面ガラス
    枠。
  14. 【請求項14】前面ガラス枠用保護カバー(12)がその
    一方の長手縁(26)によって蝶番式に前面ガラス枠
    (1)に固定してあり、また、もう一方の長手縁(20)
    の部分に備え付けてあるリブ(22)によって、前面ガラ
    ス枠(1)に固定された支持用エッジ(23)に弾性的に
    支持してあることを特徴とする請求項1〜13のいずれか
    に記載の前面ガラス枠。
  15. 【請求項15】前面ガラス枠用保護カバー(12)の、側
    面ガラス(5)の側に位置する長手縁(26)の部分に別
    の後部水溜め用溝(27)が備え付けてあることを特徴と
    する請求項1〜14のいずれかに記載の前面ガラス枠。
JP63153687A 1987-06-25 1988-06-23 自動車の前面ガラス枠 Expired - Lifetime JP2564171B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3720960.4 1987-06-25
DE19873720960 DE3720960A1 (de) 1987-06-25 1987-06-25 Vorderwandsaeule eines kraftfahrzeuges

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6422649A JPS6422649A (en) 1989-01-25
JP2564171B2 true JP2564171B2 (ja) 1996-12-18

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ID=6330248

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