JP2563436B2 - マグネットロールの製造方法 - Google Patents

マグネットロールの製造方法

Info

Publication number
JP2563436B2
JP2563436B2 JP63033141A JP3314188A JP2563436B2 JP 2563436 B2 JP2563436 B2 JP 2563436B2 JP 63033141 A JP63033141 A JP 63033141A JP 3314188 A JP3314188 A JP 3314188A JP 2563436 B2 JP2563436 B2 JP 2563436B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnet
magnetic field
poles
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63033141A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01207916A (ja
Inventor
幸太郎 刈谷
政毅 鈴村
耕二 肥谷
敬之 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP63033141A priority Critical patent/JP2563436B2/ja
Publication of JPH01207916A publication Critical patent/JPH01207916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2563436B2 publication Critical patent/JP2563436B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、PPC複写機等の電子写真の現像装置,クリ
ーニング装置等に用いられるマグネットロールの製造方
法に関するものである。
従来の技術 PPC複写機等電子写真の現像用マグネットロールとし
ては磁極数2〜8極の対称形,非対称形のものが一般的
に使用されているが従来複合樹脂マグネット材料を用い
たこれらのマグネットロールの製造方法は大別すると、
1)機械配向による方法、2)磁場配向による方法にな
る。
前者の機械配向による方法は、まず第8図aに示すよ
うに、フェライト粉末10と高分子材料11からなる複合樹
脂マグネット材料を圧延ローラ12の機械的手段によって
フェライト粉末10の磁化容易軸をY方向に配向させて第
8図bに示すような圧延シート13を得る。次に第8図c
に示すようにその圧延シート13を数枚重ね合わせ、第8
図d,eに示すように断面形状が概ね扇状になるようにプ
レス上型14とプレス下型15によりプレス成形し、第8図
f,gに示すような磁極ピース16を得る。これを第8図h,i
に示すように接着剤を用いて必要磁極数だけの磁極ピー
ス16をシャフト17に貼り合わせ、切削着磁を行ってマグ
ネットロールを得る方法である。
後者の磁場配向による方法は、第9図,第10図に示す
ように、磁性金属材料18と非磁性金属材料19との組合わ
せからなる円筒状キャビティー20を有する金型21で、必
要極数だけの磁性金属材料18を配向ヨークとし、各ヨー
クに各々磁場発生用コイル22を配置し中央にシャフト17
を配して樹脂マグネット材料を注入し、磁場発生用コイ
ル22に電流を流し磁場成形を行ってマグネットロールを
得る方法である。
発明が解決しようとする課題 このような従来の技術によるマグネットロールの製造
方法では、機械配向による方法では、1)シャフト部と
マグネット部の一体化が不可能である。2)貼り合わ
せ,切削工程が煩雑で工数がかかるため生産性が悪い。
3)シャフト部とマグネット部との磁気回路が十分でな
く磁力が低い等の問題点がある。磁場配向による方法で
は、1)シャフト部とマグネット部の一体化が可能であ
り、磁力も高いが、各配向ヨークにそれぞれ配向用磁場
源を必要とするため金型構造が複雑かつ大型になる問題
がある。本発明は金型構造が簡単で一つの磁界源にて高
磁力で高産性の高い安価なマグネットロールを提供する
ものである。
課題を解決するための手段 このような課題を解決するために本発明は、ロール状
マグネットの外周部の必要磁極部に、磁性金属材料から
なる配向ヨーク部を設け、磁気回路を形成できる金型
と、その外周に磁場発生用コイルを配置した装置でシャ
フト部及びマグネット部とをフェライトと高分子材料か
らなる同一の複合樹脂マグネット材料で一体成形し、か
つ全体が一つの磁界源によって2極又は3極に極配向さ
れた磁極を備えたマグネットロールとするものである。
作 用 本発明による作用は磁性金属材料を配向ヨークとする
コア側とキャビ側から構成された成形金型の外周に磁場
発生コイルが設けることにより磁場発生用コイルに電流
を流すと、コア側からキャビ側に向かって磁界φが流れ
成形機取付板及びタイバーを介してコア側をN又はS
極、キャビ側をS又はN極とする1つの磁気回路が形成
されその磁界に沿ってフェライトが有効に極配向される
ものである。これは2〜3極に限って有効であり、その
以上になると磁界が分散され効果が少ない。しかもシャ
フト部がマグネット部と同一材料であるため、シャフト
部とマグネット部が異質材料を用いるのに比べて更に有
効な磁気回路を形成するものである。ヨーク間角度はコ
ア側とキャビ側に分割できる角度であればよく限定され
るものではないが30゜以上が望ましい。又同一金型内に
複数個のコア,キャビを設けても作用は変わらない。
実施例 本発明の実施例を第1図〜第2図により説明する。第
1図及び第2図において、1は磁性金属材料よりなるコ
ア側の配向ヨークで、2は同材料のキャビ側の配向ヨー
クである。3は非磁性金属材料で前記磁性金属材料の配
向ヨーク1と2との組合わせで成形金型を形成するもの
である。コア側,キャビ側にはそれぞれ樹脂マグネット
材注入のための空間4が設けられており、金型両端部に
はシャフト端部となり得る溝5が設けられている。6は
樹脂マグネット材料注入のためのスプールで6aはランナ
ー部である。その外周に磁場発生用コイル8を設けた構
造からなっている。第1図のコア側の配向ヨーク1とキ
ャビ側の配向ヨーク2との角度αは130゜、第2図のヨ
ーク間角度β12は120゜である。
上記金型及びコイルを射出成形機の取付板9にそれぞ
れ取付け、磁場発生用コイル8に電流を流しながらコア
側からキャビ側又はその逆方向に磁界が発生するように
取付板9間にタイバー7を取付けて複合樹脂マグネット
材料を射出成形する。一定時間の磁場印加の後型内で十
分冷却し、シャフトとマグネット部が一体成形された2
極と3極とを有するマグネットロールを得た。このよう
にして得られたマグネットロールはそのまま製品にする
ことも可能であるが、一度脱磁を行い所定の磁力を与え
ることも可能である。
得られたマグネットロール10を第3図a,b〜第5図a,b
に示す。又表面の磁束密度を第6図,第7図に示す。マ
グネット部の断面形状は必ずしも円筒状である必要はな
く、場合によっては切欠部を設けても何ら差しつかえな
い。
使用する複合樹脂マグネット材料としての磁性粉体は
一般式MOFe2O3で示されるものでMはバリウム,ストロ
ンチウム,鉛の少なくとも一種を含むもので80〜90wt%
が望ましい。樹脂材料はポリアミド,ポリプロピレン,
ポリエチレン,PPS,PPO等の熱可塑性樹脂で10〜20wt%の
配合が望ましいがこれらに限定されるものではない。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明の2極又は3極
に極配向された磁極を有するマグネットロールにおいて
金型全体を1つの磁界を用いることにより簡単な金型構
造で複数個成形が可能であり極めて高磁力のマグネット
ロールを得ることができる。又、射出成形によるため寸
法精度は金型精度で保障されるため切削工程を必要とせ
ずシャフトとの一体化により磁極ピースを貼り合わせる
工程も不要となるため極めて生産性が高いものとなり、
安価なマグネットロールを提供することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明のマグネットロールの製造方
法に用いる金型構造を示す断面図とコイルの断面を示す
もので、第3図a,b〜第5図a,bは本発明によって得られ
るマグネットロールの見取図及び配向方向を示すもの、
第6図,第7図は本発明によって得られたマグネットロ
ールの表面磁束密度を表わす円軸特性である。 第8図a〜iは従来の機械配向による方法を示すもの
で、第9図,第10図は従来の磁場配向による方法に用い
る装置の断面図である。 1,2……磁性金属材料よりなる配向ヨーク、3……非磁
性金属材料、4……樹脂注入用空間、5……シャフト溝
部、6……スプール、6a……ランナー、7……タイバ
ー、8……磁場発生用コイル、9……取付板。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状マグネットの外周部の必要磁極部
    に、磁性金属材料からなる配向ヨーク部を設け、磁気回
    路を形成できる成形金型と、その外周に磁場発生用コイ
    ルを配置した装置でシャフト部及びマグネット部とをフ
    ェライトと高分子材料からなる同一の複合樹脂マグネッ
    ト材料でかつ全体が一つの磁界源によって2極又は3極
    に極配向された磁極を得るように射出成形するマグネッ
    トロールの製造方法。
JP63033141A 1988-02-16 1988-02-16 マグネットロールの製造方法 Expired - Lifetime JP2563436B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63033141A JP2563436B2 (ja) 1988-02-16 1988-02-16 マグネットロールの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63033141A JP2563436B2 (ja) 1988-02-16 1988-02-16 マグネットロールの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01207916A JPH01207916A (ja) 1989-08-21
JP2563436B2 true JP2563436B2 (ja) 1996-12-11

Family

ID=12378314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63033141A Expired - Lifetime JP2563436B2 (ja) 1988-02-16 1988-02-16 マグネットロールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2563436B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4559765B2 (ja) * 2004-04-01 2010-10-13 ニスカ株式会社 磁石ロータの成形方法
JPWO2015121916A1 (ja) * 2014-02-12 2017-03-30 日東電工株式会社 永久磁石、永久磁石の製造方法、spmモータ及びspmモータの製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5854620A (ja) * 1981-09-28 1983-03-31 Dai Ichi Seiko Co Ltd プラスチックマグネット用射出成形装置
JPS59145507A (ja) * 1983-02-09 1984-08-21 Hitachi Metals Ltd 乾式現像用マグネツトロ−ル
JPS61204910A (ja) * 1985-03-08 1986-09-11 Dai Ichi Seiko Co Ltd 乾式電子写真装置の磁気ブラシ現像用マグネツトロ−ル及びその製造装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5854620A (ja) * 1981-09-28 1983-03-31 Dai Ichi Seiko Co Ltd プラスチックマグネット用射出成形装置
JPS59145507A (ja) * 1983-02-09 1984-08-21 Hitachi Metals Ltd 乾式現像用マグネツトロ−ル
JPS61204910A (ja) * 1985-03-08 1986-09-11 Dai Ichi Seiko Co Ltd 乾式電子写真装置の磁気ブラシ現像用マグネツトロ−ル及びその製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01207916A (ja) 1989-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5181971A (en) Magnet and method of manufacturing the same
JPS6150368B2 (ja)
US4954800A (en) Magnet and method of manufacturing the same
JP2563436B2 (ja) マグネットロールの製造方法
JPS59226367A (ja) 異方性マグネツトロ−ルの製造方法
JPS5961008A (ja) リング状異方性磁石の製造方法
JPS61115316A (ja) 磁石製造用金型
JPS6028377B2 (ja) ロ−ル状マグネットの製造法
JPS6349889B2 (ja)
JPH038305A (ja) マグネットロールおよびその製造方法
JP2686616B2 (ja) 異方性プラスチックマグネットの射出成形機
JPS6211212A (ja) プラスチツク磁石製造用射出成形金型
JPH06105644B2 (ja) マグネツトロ−ル
JPH071743B2 (ja) 樹脂マグネット用磁場成形装置
JPS6213015A (ja) 磁石の製造方法
JP3017570B2 (ja) プラスチックマグネットローラ及びその製造用金型
JPS6225410A (ja) 永久磁石の製造方法
JPS59136916A (ja) 永久磁石の製造方法
JPS62130813A (ja) 多極異方性円筒状磁石の製造方法及び装置
JPH05228964A (ja) 多極異方性樹脂磁石の射出成形方法およびその装置
JPH071728B2 (ja) マグネツトロ−ル
JP2000164443A (ja) 樹脂磁石成形物の製造方法
JPS61286110A (ja) 磁場成形用金型
JPS61125010A (ja) 多極異方性円筒状磁石の製造方法及び装置
JPH0529122B2 (ja)