JP2562079Y2 - ワークのプリセット装置 - Google Patents

ワークのプリセット装置

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JP2562079Y2
JP2562079Y2 JP3458793U JP3458793U JP2562079Y2 JP 2562079 Y2 JP2562079 Y2 JP 2562079Y2 JP 3458793 U JP3458793 U JP 3458793U JP 3458793 U JP3458793 U JP 3458793U JP 2562079 Y2 JP2562079 Y2 JP 2562079Y2
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Japan
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work
preset
preset arm
holding plate
arm
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JP3458793U
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JPH074414U (ja
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准司 中山
慎一 持留
孝雄 杉山
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Fuji Oozx Inc
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Fuji Oozx Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、平行棒型のシュートに
より搬送されて来た、たとえばエンジンバルブのような
ワークを次工程等に供給する際に、ワークを所定位置に
一定姿勢で保持するワークのプリセット装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】エンジンバルブは多数の機械加工工程を
経て製作され、各工程にワークを供給する際には、たと
えば下向傾斜する1対の平行棒型シュートにより搬送さ
れて来たワークを、水平に保持して、上方よりワーク供
給用のフィンガに把持させるプリセット装置が使用され
る。
【0003】図5と図6は、従来のプリセット装置を示
すもので、(1)は、下向傾斜する平行棒型シュート、
(2)はワーク、(3)は、セレクタ装置(図示略)における
シュート(1)と直交する方向を向く1対のストッパで、
両ストッパ(3)がワーク(2)の搬送路に交互に突入する
ことにより、ワーク(2)は前端より1個ずつ自重により
滑降する。
【0004】シュート(1)の前下方には、プリセットア
ーム(4)が、その下端部を不動の支持板(5)に枢支する
ことにより、上下に回動自在に設けられ、プリセットア
ーム(4)の下端には、不動部材(6)に後端を枢着したエ
アシリンダ(7)のピストンロッド(7a)の先端が連結され
ている。これによりプリセットアーム(4)は、ピストン
ロッド(7a)の進退動作により、上端がシュート(1)の下
端に近接する位置と、水平位置との間を上下に回動させ
られる。
【0005】プリセットアーム(4)の先端部には、それ
が上向回動した際において、後端が支持杆(1a)と案内杆
(1b)の先端に近接して対向するVブロック状の1対のワ
ーク保持板(8)が固嵌されている。プリセットアーム
(4)の前端には、L字形に折曲したワーク抜け止め板
(9)が、上方のワーク保持板(8)と所定の間隔を設けて
固着されている。
【0006】不動部材(6)の水平部には、下向に回動し
たプリセットアーム(4)の先端部が当接することによ
り、これを所定の高さに水平に支持する支持台(10)が立
設されている。
【0007】上述の従来の装置は、図5に示すように、
エアシリンダ(7)を作動させて、プリセットアーム(4)
を、両ワーク保持板(8)がシュート(1)の下端と近接す
るまで上向に回動させた状態で、セレクタ装置の両スト
ッパ(3)を交互に作動させれば、シュート(1)前端のワ
ーク(2)は自重により滑降して、両ワーク保持板(8)に
保持される。
【0008】ついで、図6に示すように、エアシリンダ
(7)のピストンロッド(7a)を縮退すると、プリセットア
ーム(4)は、支持台(10)と当接するまで下向回動し、ワ
ーク(2)とともに水平となって停止する。ついで上方よ
りフィンガ(11)がワーク(2)を把持して、たとえば旋盤
のチャック等に供給する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の装置は、ワーク(2)がシュート(1)よりワーク保持板
(8)に移載された際、及びワーク(2)を保持したプリセ
ットアーム(4)が下向回動して、支持台(10)により水平
に停止させられる際の衝撃により、ワーク(2)がワーク
保持板(8)より飛び出したり、保持したワーク(2)が軸
方向に移動して、フィンガ(11)による把持位置にずれが
生じたりする。
【0010】本考案は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、ワークをワーク保持板に確実に保持する
ことにより、ワークの飛び出しを防止しうるようにした
プリセット装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、回動手段により上下方向に回動させられ
るプリセットアームに設けたワーク保持部材に、ワーク
搬送シュートを滑降したワークを上限位置において保持
し、プリセットアームを下向回動させることにより、ワ
ークを所定姿勢に保持するようにしたプリセット装置に
おいて、前記プリセットアームの側方に、それと平行を
なす回転筒を回転自在に設けるとともに、該回転筒に、
ワーク保持部材に保持したワークを押え込む方向に常時
付勢された押え板と、プリセットアームが上限位置に回
動した際において、適所に設けた停止杆と当接すること
により、前記押え板をワークを解放する方向に回動させ
る開放板とを設けたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】プリセットアームに設けたワーク保持板がワー
ク搬送シュートよりワークを受け取って下向に回動を開
始すると、ワークが所定姿勢に保持されるまで、押え板
がワークをワーク保持部材に押え付けているので、プリ
セットアームの下向回動中又は下限位置に停止した際に
衝撃を受けても、ワークがワーク保持部材より脱落する
恐れはない。
【0013】ワークを取り外したプリセットアームが上
向回動してシュートに近接すると、開放板が停止杆に当
接して、押え板をワークを開放する方向に回動させるの
で、ワーク保持部材に次のワークを支障なく受け入れる
ことができる。
【0014】
【実施例】図1〜図4は、本考案の一実施例を示すもの
で、従来の装置と同一の各部材には、同一の符号を付し
てその詳細な説明を省略する。
【0015】プリセットアーム(4)の一側方には、プリ
セットアーム(4)と平行をなす支軸(12)の基端が、プリ
セットアーム(4)に固嵌した取付板(13)をもって支持さ
れ、支軸(12)には回転筒(14)が外嵌されている。回転筒
(14)は、取付板(13)との間に巻回したねじりコイルばね
(15)により、常時図2の反時計方向に付勢されている。
【0016】回転筒(14)の外周面には、両ワーク保持板
(8)(8)間において遊端が斜上方を向く押え板(16)と、
後方のワーク保持板(8)の若干下方において外側方を向
く開放板(17)とが、ほぼ90゜の位相差をもって固設され
ている。
【0017】シュート(1)の前端部下方の不動部材に固
着したブラケット(18)には、プリセットアーム(4)が上
向回動して、ワーク保持板(8)がシュート(1)の先端に
近接した時、先端が開放板(17)に当接してこれを押動す
る停止杆(19)が固着されている。
【0018】上述の本考案装置は、図1と図2に示すよ
うに、エアシリンダ(7)によりプリセットアーム(4)が
上向回動すると、開放板(17)が停止杆(19)に当接して押
動されることにより、押え板(16)は回転筒(14)とともに
ねじりコイルばね(15)に抗して図2の時計方向に回動し
て、両ワーク保持板(8)の前面を開放する。これによ
り、シュート(1)より放出されたワーク(2)は、両ワー
ク保持板(8)に支障なく保持される。
【0019】プリセットアーム(4)が下向回動を開始す
ると、開放板(17)が停止杆(19)より離間するので、押え
板(16)は、ねじりコイルばね(15)の付勢力により、回転
筒(14)とともに反時計方向に回動して、ワーク(2)をワ
ーク保持板(8)内に押え付けてその脱落を防止する。
【0020】ワーク(2)が水平にプリセットされると、
フィンガ(11)が下降してこれを把持し、ついでフィンガ
(11)がワーク(2)を引き上げると、押え板(16)はねじり
コイルばね(15)に抗して回動し、ワーク(2)は容易に解
放される。
【0021】
【考案の効果】本考案の装置によれば、プリセットアー
ムがシュートよりワークを受け取ってから、ワークを所
定姿勢に保持すべく下向に回動するまで、押え板がワー
クをワーク保持部材に押え付けているので、その間プリ
セットアームが衝撃を受けても、ワークがワーク保持部
材より脱落したり、保持位置がずれたりすることはな
く、確実に所定の位置に一定姿勢でプリセットすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一実施例においてプリセットアー
ムが上限に回動した時の側面図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿う要部の拡大縦断正
面図である。
【図3】同じくプリセットアームが下限に回動した時の
側面図である。
【図4】図3におけるB−B線に沿う要部の拡大縦断正
面図である。
【図5】従来装置のプリセットアームが上限に回動した
時の側面図である。
【図6】同じくプリセットアームが下限に回動した時の
側面図である。
【符号の説明】
(1)シュート (1a)支持杆 (1b)案内杆 (2)ワーク (3)ストッパ (4)プリセット
アーム (5)支持板 (6)不動部材 (7)エアシリンダ (7a)ピストンロ
ッド (8)ワーク保持板 (9)抜け止め板 (10)支持台 (11)フィンガ (12)支軸 (13)取付板 (14)回転筒 (15)ねじりコイ
ルばね (16)押え板 (17)開放板 (18)ブラケット (19)停止杆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−73711(JP,A) 実開 平6−638(JP,U) 実開 平6−80731(JP,U) 実公 昭46−13952(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動手段により上下方向に回動させられ
    るプリセットアームに設けたワーク保持部材に、ワーク
    搬送シュートを滑降したワークを上限位置において保持
    し、プリセットアームを下向回動させることにより、ワ
    ークを所定姿勢に保持するようにしたプリセット装置に
    おいて、前記プリセットアームの側方に、それと平行を
    なす回転筒を回転自在に設けるとともに、該回転筒に、
    ワーク保持部材に保持したワークを押え込む方向に常時
    付勢された押え板と、プリセットアームが上限位置に回
    動した際において、適所に設けた停止杆と当接すること
    により、前記押え板をワークを解放する方向に回動させ
    る開放板とを設けたことを特徴とするワークのプリセッ
    ト装置。
JP3458793U 1993-06-25 1993-06-25 ワークのプリセット装置 Expired - Lifetime JP2562079Y2 (ja)

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JP3458793U JP2562079Y2 (ja) 1993-06-25 1993-06-25 ワークのプリセット装置

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JPH074414U JPH074414U (ja) 1995-01-24
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ID=12418462

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JP6536084B2 (ja) * 2015-02-27 2019-07-03 日産自動車株式会社 部品供給装置

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JPH074414U (ja) 1995-01-24

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