JP2560829Y2 - 急速排気装置 - Google Patents

急速排気装置

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JP2560829Y2
JP2560829Y2 JP6701391U JP6701391U JP2560829Y2 JP 2560829 Y2 JP2560829 Y2 JP 2560829Y2 JP 6701391 U JP6701391 U JP 6701391U JP 6701391 U JP6701391 U JP 6701391U JP 2560829 Y2 JP2560829 Y2 JP 2560829Y2
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JP
Japan
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valve
pump
exhaust device
air
float
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JP6701391U
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欣信 岡崎
善則 実谷
眞司 前田
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Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
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Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は急速排気装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、立軸ポンプ設備におい
ては、図3に示すように、揚水管2の吐出側に仕切弁3
を設け、この仕切弁3の上流側の揚水管2の高所に急速
排気弁4を設け、ポンプ1の起動時に、ポンプ1(揚水
管2)内の空気を前記急速排気弁4を介して排気し、ポ
ンプ1内を満水とした後、仕切弁3を開として正常排水
状態とする。そして、ポンプ1の停止時には、ポンプ1
の吐出口は負圧になるが、前記急速排気弁4を介して空
気を吸入し、真空破壊を行うようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記急速排
気弁4としては、種々の形式のものがあるが、一般にフ
ロートを具えた急速排気弁が使用されている。この急速
排気弁4は、図4に示すように、本体5内に所定間隔を
保って、複数の貫通部7を備えた有底筒体6が設けら
れ、この筒体6内にフロート8と弁体9とを上下動自在
に収納し、吸入口10から空気が流入した場合、前記貫
通部7を介して排気口12から空気を放出する。また、
水が流入すると前記フロート8と共に弁体9が上昇し、
弁座11を閉鎖することにより水の流出を防ぐようにな
っている。
【0004】しかしながら、この種のフロートを有する
急速排気弁では、所定圧(差圧)以上の高圧気体が弁内
に流入すると、フロート8が急激に上昇し、あるいは弁
体9上部で渦流が発生し、それにもとづき負圧部がで
き、場合によっては前記高圧気体によってフロート8が
上昇し、弁体8が弁座11を閉鎖することがある。この
ようになれば、ポンプ1内部の空気が完全に排気されず
残留し、この残留空気によりポンプ1の振動が大きくな
る等の不具合を生じる。したがって、本考案は、ポンプ
内部の空気を完全に排気することのできるフロートを有
する急速排気装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するために、ポンプ揚水管に取付けられるフロートを
有する急速排気装置において、前記急速排気装置の排気
口に、バイパス通路を備えるとともに、前記揚水管内が
負圧となったとき自動開放して空気を揚水管内に導入す
るスイング式逆止弁を設けたものである。
【0006】
【実施例】つぎに、本考案にかかる急速排気装置を一実
施例である図1,2にしたがって説明する。図から明ら
かなように、本考案は図4に示す従来の急速排気弁4の
排気口12にスイング式逆止弁13を設けたものであ
る。このスイング式逆止弁13は、その弁体14にバイ
パス通路として機能する貫通孔15を設けたもので、ポ
ンプ1が停止してポンプ1内が負圧になると揺動して開
放するように排気弁4に取り付けられている。
【0007】したがって、ポンプ1の始動時において、
ポンプ1内の空気が前述のように排気弁4の排気口12
から排出する場合、前記貫通孔15は小孔であるため抵
抗として働き、排気弁4のフロート8の上下における差
圧は従来のものに比べて小さい。そのため、ポンプ1内
の空気が高圧状態で排気弁4から排出しようとしても差
圧が小さいため、フロート8が上昇し、弁体9が弁座1
1を閉鎖することがなく、完全にポンプ1内の空気が排
出されたのち、排気弁4内に流入する揚水によってフロ
ート8が上昇し、弁体9が弁座11を閉塞することにな
る。一方、ポンプ1か停止して、ポンプ1内が負圧にな
ると、逆止弁13は瞬時に開放し、真空破壊を行うこと
になる。なお、前記実施例では、弁体14に設けた貫通
孔15でバイパス通路を形成したが、配管により形成し
てもよいことは勿論である。
【0008】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
よれば、フロート式急速排気弁の排気口に、バイパス通
路を備えるとともに、揚水管内が負圧となったとき自動
開放して空気を揚水管内に導入するスイング式逆止弁を
設けたため、排気工程にあってはバイパス通路の抵抗に
よってフロート上下の差圧が大きくならず、フロートが
排気弁内を流れる空気により上昇して弁座を誤って閉鎖
することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかる急速排気装置の説明図。
【図2】 図1のスイング式逆止弁の断面図。
【図3】 従来の急速排気装置の説明図。
【図4】 図1,図3におけるフロートを備えた排気弁
の断面図。
【符号の説明】
1…ポンプ、2…揚水管、4…急速排気弁、8…フロー
ト、13…逆止弁、14…弁体、15…貫通孔(バイパ
ス通路)。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ揚水管に取付けられるフロートを
    有する急速排気装置において、前記急速排気装置の排気
    口に、バイパス通路を備えるとともに、前記揚水管内が
    負圧となったとき自動開放して空気を揚水管内に導入す
    るスイング式逆止弁を設けたことを特徴とする急速排気
    装置。
  2. 【請求項2】 前記バイパス通路がスイング式逆止弁の
    弁体に設けた貫通孔であることを特徴とする前記請求項
    1に記載の急速排気装置。
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JPH0519754U JPH0519754U (ja) 1993-03-12
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