JP2745276B2 - フロ―ト弁 - Google Patents

フロ―ト弁

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JP2745276B2
JP2745276B2 JP2175393A JP2175393A JP2745276B2 JP 2745276 B2 JP2745276 B2 JP 2745276B2 JP 2175393 A JP2175393 A JP 2175393A JP 2175393 A JP2175393 A JP 2175393A JP 2745276 B2 JP2745276 B2 JP 2745276B2
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湯本  秀昭
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフロ―トの外表面で弁口
を開閉するフロ―ト弁に関し、特に弁口閉止時に弁口を
確実に閉止することのできるものに関する。フロ―ト弁
は、蒸気配管系で蒸気が凝縮して生じた復水を系外に排
出するスチ―ムトラップや、圧縮空気配管系で発生した
凝縮水を排出するエア―トラップ等として使用される。
【0002】
【従来の技術】従来のフロ―ト弁としては、例えば実公
昭63−12318号公報に示されたものがある。これ
は、弁室内にフロ―トを自由状態で配置し、フロ―トの
外表面で弁口を開閉するようにして、弁室内壁に弁口軸
と平行に二条のフロ―ト座を形成したものである。二条
のフロ―ト座を形成したことにより、フロ―トが変位し
フロ―ト座に着座して弁口を閉止する場合に、確実に閉
止することができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のフロ―ト弁
では、特に弁口前後の圧力差が大きい場合に、フロ―ト
の外表面で弁口を確実に閉止することができなくなる問
題があった。これは弁口前後の圧力差が大きい場合は、
フロ―トが変位してフロ―ト座と弁口とに近付いた時
に、フロ―トが弁口側に圧力差により吸引されてしまう
ために、弁口と二条のフロ―ト座とに同時に着座するこ
とができない場合が生じて、弁口と一方のフロ―ト座と
に着座して他方のフロ―ト座には着座することができな
くなりフロ―トが本来の閉止位置からはずれた状態で着
座することとなって弁口を確実に閉止することができな
くなるのである。
【0004】従って本発明の技術的課題は、弁口前後の
圧力差が大きい場合であっても、フロ―トが本来の閉止
位置からはずれることなく弁口を確実に閉止することの
できるフロ―ト弁を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、弁ケ―シング
で入口と弁室と出口を形成し、該弁室と出口を連通する
弁口を設けて、該弁口をフロ―トの外表面で開閉すると
共にフロ―ト座を弁室内に設けたものにおいて、フロ―
ト内に当該フロ―トの内径よりも小さい外径を有した副
フロ―トを配置して、当該副フロ―トと上記フロ―トと
の間に液体を注入したものである。
【0006】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
フロ―ト内に副フロ―トを配置して両者の間に液体を注
入したことにより、フロ―トが変位してフロ―ト座及び
弁口に近付く場合に、フロ―トの揺動に応じてフロ―ト
間の液体も揺動する。液体が揺動することによりフロ―
ト全体の重心位置も変化する。フロ―トの外表面が弁口
に吸引され一方のフロ―ト座のみに着座しても、フロ―
ト全体の重心位置が変化することにより、フロ―トは弁
口と一方のフロ―ト座に着座したままで他方のフロ―ト
座にも着座して、本来のフロ―トの閉止位置にもどるこ
とができ、弁口を確実に閉止することができる。
【0007】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。本実施例は、中空のフロ―トを用
いたフロ―ト式スチ―ムトラップの例を示す。 本体
1,2と内壁3とをそれぞれ溶接で組み合わせて弁室4
を形成し、本体1,2にそれぞれ入口部材5と出口部材
6を同じく溶接で取り付けて弁ケ―シングを構成する。
入口部材5と出口部材6には配管接続用の雌ねじ部7,
8を形成する。弁室4は雌ねじ部7により図示しない蒸
気配管系と連通する。弁室4の下方の内壁3に弁座9を
取り付ける。弁座9には貫通した弁口10を設けて弁室
4と出口側の雌ねじ部8とを連通する。弁室4内に中空
のフロ―ト11を自由状態で配置する。フロ―ト11の
外表面が弁口10の端部と当接する。フロ―ト11内の
中空部に、フロ―ト11の内径よりも小さい外径を有し
た副フロ―ト12を配置して、両者の間で空間13を形
成し、この空間13に液体14を注入する。副フロ―ト
12はフロ―ト11内に自由状態で配置しても良いし、
フロ―ト11の内部に一部を固着して配置しても良い。
液体14は、水でも良いし、水よりも蒸発点の高い液体
との混合体であっても良い。フロ―ト11の下部には、
弁口10の軸と平行にフロ―ト座15を取り付ける。図
示のフロ―ト座15は紙面フロ―ト11の奥下方に位置
し、図示はしていないが紙面フロ―ト11の手前に同様
のフロ―ト座を設けて二条のフロ―ト座とする。従っ
て、図1に示すようにフロ―ト11が最も下部に位置す
る場合は、フロ―ト11の外表面は弁口10の端部と二
条のフロ―ト座との合計3点で支持されることとなる。
符号20は弁室4内に流入する流体中の異物を捕獲する
多孔状のスクリ―ンである。
【0008】次に作用を説明する。図示していない蒸気
配管系で生じた復水と蒸気の混合流体は、入口側の雌ね
じ部7から弁室4内に流入する。弁室4内に復水が溜る
とフロ―ト11がその浮力により浮き上がり弁口10を
開口し、復水を出口側の雌ねじ部8を介して系外に排出
する。弁室4内の復水が排出されるとフロ―ト11が降
下して弁口10を閉口すると共に二条のフロ―ト座15
に着座することにより、蒸気の出口側への排出は防止さ
れる。
【0009】フロ―ト11が浮上位置から弁口10とフ
ロ―ト座15とに降下する場合、弁室4内の水面は流入
してくる復水によって波立った状態となり、フロ―ト1
1もそれに応じて揺動する。フロ―ト11が揺動すると
内部の液体14も同様に揺動する。入口側と出口側の圧
力差が大きく従って弁口10前後の圧力差が大きい場
合、フロ―ト11が降下してくると、フロ―ト11は弁
口10側にその圧力差に応じて吸引される。この場合に
もフロ―ト11は揺動して内部の液体14も揺動する。
フロ―ト11が、二条のフロ―ト座の内一方のフロ―ト
座15と弁口10とに着座して、本来の着座位置でない
場合であっても、液体14が揺動してフロ―ト11とし
ての重心位置が変化することにより、即ち、液体14が
紙面空間13の手前側に変位すると、フロ―ト11は二
条のフロ―ト座の両方に着座して本来の着座位置にもど
ることができ、弁口10を確実に閉止することができ
る。
【0010】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によれば、フロ―トの変位に応じた液
体の変位によってフロ―ト全体の重心位置が変化するこ
とにより、一旦着座した位置からこの重心位置の変化に
よって他の着座位置すなわち本来のフロ―トの着座位置
にもどることができ、弁口を確実に閉止することができ
る。副フロ―トをフロ―ト内に配置して両者の間に液体
を注入したことにより、液体の揺動によるフロ―ト全体
の重心位置の変化も比較的大きなものとなり、フロ―ト
をより確実に本来の着座位置にもどすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフロ―ト弁の実施例の断面図である。
【符号の説明】
1,2 本体 3 内壁 4 弁室 5 入口部材 6 出口部材 9 弁座 10 弁口 11 フロ―ト 12 副フロ―ト 13 空間 14 液体 15 フロ―ト座

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ケ―シングで入口と弁室と出口を形成
    し、該弁室と出口を連通する弁口を設けて、該弁口をフ
    ロ―トの外表面で開閉すると共にフロ―ト座を弁室内に
    設けたものにおいて、フロ―ト内に当該フロ―トの内径
    よりも小さい外径を有した副フロ―トを配置して、当該
    副フロ―トと上記フロ―トとの間に液体を注入したこと
    を特徴とするフロ―ト弁。
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