JPS5815716Y2 - 吸排気弁 - Google Patents

吸排気弁

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JPS5815716Y2
JPS5815716Y2 JP1978021865U JP2186578U JPS5815716Y2 JP S5815716 Y2 JPS5815716 Y2 JP S5815716Y2 JP 1978021865 U JP1978021865 U JP 1978021865U JP 2186578 U JP2186578 U JP 2186578U JP S5815716 Y2 JPS5815716 Y2 JP S5815716Y2
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JP
Japan
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valve
intake
cylinder
piston
exhaust
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Application number
JP1978021865U
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English (en)
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JPS54124223U (ja
Inventor
井原英彦
Original Assignee
株式会社クボタ
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水圧鉄管の流路を開閉する弁の直後に取付け、
弁の開閉による水流の停止時或いは放水開始時に水圧鉄
管中へ空気の導入と排出を行なう弁に関する。
従来水圧鉄管1の放流弁12に対し上流側に開閉弁11
及びバイパス弁14を有す側路13を設けている。
放流弁12の故障により管路が閉じないときは開閉弁1
1によって水流を止め同時にバイパス弁14を閉じてお
−き、放流弁12の修理が完了すると、1ず放流弁12
を先に閉じてからバイパス弁14を開き、側路13から
水流を徐ノ・に流して放流弁12ど開閉弁11との間の
水圧鉄管を水で満たして、開閉弁11の上、下流の水圧
平衡を保って後に開閉弁11を開いている。
ところで水圧鉄管1を充満して流れている水流を開閉弁
でILめると開閉弁11の下流域は一時的に真空状態に
なって、水圧鉄管及び開閉弁に無理が加わり、同時にキ
ャビテーションの影響があられれる。
又放流弁12と開閉弁11とによって閉じられた水圧鉄
管中へ側路13によって高圧水を流す場合、水圧鉄管中
の空気を排気させる必要を生ずる。
これらの問題があるため、通常は第1図の如く開閉弁1
1の下流側の直近において水圧鉄管1−Lへ吸排気用の
吸排気弁2を配備して、これ等の問題に対処し7ている
従来使用されている吸排気弁は第4図に示す如く、弁筺
3の土壁に吸排気孔33を開設してフロート弁体6を配
備し弁筺3の−L方にシリンダ筒4及びバネ5を配備し
てシリンダ筒4中のピストン41を弁軸61に連繋する
ど共に、シリンダ筒4には、空気が外部よりシリンダ筒
4内への流入のみを許す逆止弁γ1と空気流出規制用の
ニードル弁73を設けたものである。
これは弁筺3中が負圧化するとフロート弁体6は吸引さ
れて瞬時に下降し、吸排気孔33を全開して大量の外気
を吸入する。
弁筺3中に圧力水が充満するとフロート弁体6を上昇せ
しめ吸排気孔33を塞ぐ。
又、フロート弁体6の上昇時、シリンダ筒4内の空気は
ピストン41に押されても急激な排出はせず、ニードル
弁73から少量ずつ排出されるだけであるので、シリン
ダ筒4内の空気抵抗によってフロート弁体6の上昇スピ
ードは緩やかになり、水圧鉄管内の急激な圧力変化によ
るウォーターハンマーを防止出来る構造となっている。
しかし上記吸排気弁では、前述した如く弁瞭3中の水面
上昇によってフロート弁体6を押上げる力が作用しても
、空気抵抗によりフロート弁体6の上昇スピードは緩や
かでフロート弁体6の全開状態から全閉1で同一速度で
上昇するため、吸排気孔33を塞ぐ昔でに弁筺3内は満
水状態になり、吸排気孔33より多量の圧力水が流出し
てし19問題があった。
その原因はシリンダ筒4は空気流出のためにニー ドル
弁73を具えるのみであり、フロート弁6の上昇時にピ
ストンによって圧縮されたシリンダ筒4中の空気は、ニ
ードル弁73を通じてのみしか流出出来ないからである
本考案が解決しようとする技術的課題は、フロート弁体
が吸排気弁の吸排気孔を閉塞するに際して、フロート弁
体の上昇速度を上昇途中は速くし、上昇端に近い吸排気
孔を閉塞する直前では遅く制御することである。
本考案の構成は、シリンダ筒にはフロート弁体が吸排気
口を閉塞するときのピストン上昇位置に対応する位置よ
り高位置に外部よりシリンダ筒内へ空気の流入を許す逆
止弁71及びシリンダ筒内からシリンダ外部への空気流
出量を規制する貫通孔76を夫々設け、父上記ピストン
上昇位置に対応する位置より僅か下位置にシリンダ筒内
より外部へ空気の流出を許す逆止弁72を配備したこと
を特徴とする。
本考案の作用は水面上昇に伴なってフロート弁体が上昇
する時、シリンダ筒4内のピストン上昇に抵抗する空気
は下方の逆止弁72から外部に流出し7てフロート弁体
は殆んど抵抗なく速やかに上昇出来、従来の様に弁の上
昇が遅れて多量の圧力水が吸排気孔から流出することは
ない。
フロート弁体が全閉する少し手前ではピストンの上昇を
阻止する空気は貫通孔76から僅かずつしか逃げられず
、フロート弁の上昇速度は遅くなり、吸排気孔を緩く閉
じ水圧鉄管1内の急激な圧力変化を無くシ、ウォーター
ハンマーの発生を防止出来る。
フロート弁6の上昇位置と、それに要する時間の関係を
第5図に示した。
従来の吸排気弁であれば破線で示す如くピストンがシリ
ンダ筒中の空気をニードル弁73から徐々に押し出して
フロート弁は緩慢に同一速度で上昇し、吸排気孔33を
全閉するにはT1時間を要していた。
しかし本考案の装置では、実線で示されるように、ピス
トンは逆止弁72の高さくA点)1では急上昇し、次で
その後は従来例と同じくシリンダ筒中の空気をニードル
弁73から押し出してフロート弁6は徐々に上昇し全閉
するから、フロート弁が吸排気孔を全閉するのに要する
時間ばT2であって、T2<Tlとなる。
本考案の特有の効果は、シリンダ筒へ単に逆止弁を1個
設けるだけで、フロート弁の上昇速度を制御出来、電気
的な速度調節装置は一切不要なことである。
第1図は水力発電所に於ける水圧鉄管1上の開閉弁11
直後の管路に分岐孔を開設して本考案に係る吸排気弁2
を取付けている。
上記弁2の弁筺3は、第2図の通り上下面が開口した中
空筐体に形成され、下開口縁には外向きに突出するフラ
ンジを具えて圧力鉄管に接続する連通口31を形成する
と共に、上開口縁には弁座シート32を取付は吸排気孔
33を形成する。
弁筺3の上面には、外周に流通口81を開設した取付台
8を設けて、該取付台8土にシリンダ筒4を固定し、該
シリンダ筒4のピストン41に、前記吸排気孔33を下
方から開閉するフロート弁体6を連繋する。
フロート弁体6は半球形の中空体に形成され、平坦上面
の中央に弁軸61の下端を取付け、弁軸61は前記シリ
ンダ筒4の上下壁42.43を摺動可能に貫通し、弁軸
61の上部はシリンダ筒4上に配備したバネ5に連繋し
てフロート弁体6を上昇させ、従ってフロート弁体6を
弁座シ・−ト32に接合するように附勢するものである
上記フロート弁体6の弁軸61が貫通したシリンダ筒4
に本考案に係るダンパ手段7を配備する。
該ダンパ手段7はシリンダ筒4の周壁土部に、上下に接
近させて2個の逆止弁7L72を配備する。
上方の逆止弁71は外部よりシリンダ筒4内への空気流
通を許すもので、第3図に示す如く、シリンダ−ピスト
ン41上面の上死点位置よりも上方に位置している。
下方の逆止弁γ2はシリンダ筒4の内部から外部へ向う
流通のみを許すもので、シリンダ−ピストン41上面の
上死点位置よりも稍下方に位置している。
シリンダ筒4の周壁には更に前記上方の逆止弁71と略
同じ高さに貫通孔76を開設し、該孔76にニードル弁
73を配備すると共に、周壁の下部に流通孔75を開設
して、該孔75にフィルター74を連繋する。
然して平常時は、弁筺3中には水圧鉄管1からの高圧水
が充満してフロート弁体6を上昇させ、吸排気孔33を
閉じている。
放流弁12のトラブル時等の修理に際し、放流弁12を
開けた11開閉弁11を閉じて水流を止めると、開閉弁
11の下流側の管路は負圧或は真空状態になる。
従って弁筺3中では吸引力によりバネ5の上昇附勢作用
に抗1てフロート弁体6が下降し、吸排気孔33を開い
て開閉弁下流側の管路を大気に連通し、多量の外気を管
路中に流入させる。
シリンダ筒4内のピストン41の上方には、逆止弁71
から外気が流入し、ピストン41の下方の空気は流通孔
75から逃げるのでピストン41の下降に伴う空気抵抗
は殆んど無く、フロート弁体6は瞬時に下降する。
放流弁12の修理後、放流弁12を閉じてバイパス弁1
4から開閉弁11下流の管路に水が流入するとき、管路
中の空気は水の流入に応じて弁筺3中へ押し出され吸排
気孔33から筺3外へ排気される。
水が開閉弁11下流の管路に充満して更に弁筺3内に充
満するとき、フロート弁体6は浮力によって上昇し装面
のシート面62を吸排気孔33の弁座シート32に再び
圧接し、吸排気孔33を閉じる。
このとき、シリンダーピストン41の−L方の空気は下
方の逆止弁72及びニードル弁73を通って外部に排出
され、ピストン41の下方には流通孔75より外気が流
入するのでピストン41の上昇に対する空気抵抗は殆ん
ど無く、水面の上昇に伴ってフロート弁体6も上昇する
ピストン41が下方の逆止弁72を通過するとシリンダ
筒4内のピストン41上方の空気の逃げ場はニードル弁
73以外になく、空気の排出量は僅かになってピストン
41の上昇に対して空気抵抗が作用し、従ってフロート
弁体6の上昇スピードは遅くなる。
即ち水圧鉄管1内の急激な圧力の変化を無くし、ウォー
ターハンマーの発生を防止出来るのである。
然もピストン41が下方の逆IJZ、弁72を通過する
昔ではフロート弁体6は水面上昇と同じ早さで上昇する
ので従来の如くフロート弁体6が吸排気孔33を閉じる
1でに大量の水が流出することは無い。
本考案は上記の如く弁筺3内に充満する圧力水の浮力に
よって上昇するフロート弁体6に、該フロート弁体6が
弁筺3の吸排気孔33を塞ぐ上死点位置よりも稍下方に
於て、フロート弁体6の上昇スピードを遅くするダンパ
手段γを配備したことにより、弁筺3内の圧力の急激な
変化を無くしてウォーターハンマーの発生を防止出来る
と共に、大量の水が流出することも防げる等、考案の目
的を達するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の吸排気弁の使用状況を示す概略図、第
2図は吸排気弁の縦断面図、第3図はシリンダ筒の拡大
断面図、第4図は従来例の断面図、第5図はフロート弁
の上昇位置と経過時間の関係を示すグラフである。 1・・・水圧鉄管、2・・・吸排気弁、3・・・弁筺、
4・・・シリンダ筒、5・・・バネ、6・・・フロート
弁体、7・・・ダンパ手段、71,72・・・逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水圧鉄管へ取付けるため下端に連通口、上端に吸排気孔
    を開設した弁筺中にフロート弁体を昇降可能に配備し、
    フロート弁体の弁軸に固定したピストンを弁筺上のシリ
    ンダ筒中に摺動可能に嵌めた吸排気弁に於て、シリンダ
    筒にはフロート弁体が吸排気口を閉塞するときのピスト
    ン上昇位置に対応する位置より高位置に外部よりシリン
    ダ筒内へ空気の流入を許す逆止弁71及びシリンダ筒内
    からシリンダ外部への空気流出量を規制する貫通孔76
    を夫々設け、父上記ピストン上昇位置に対応する位置よ
    り僅か下位置にシリンダ筒内より外部へ空気の流出を許
    す逆止弁72を配備した吸排気弁。
JP1978021865U 1978-02-21 1978-02-21 吸排気弁 Expired JPS5815716Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978021865U JPS5815716Y2 (ja) 1978-02-21 1978-02-21 吸排気弁

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Publication Number Publication Date
JPS54124223U JPS54124223U (ja) 1979-08-30
JPS5815716Y2 true JPS5815716Y2 (ja) 1983-03-30

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ID=28855550

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JP1978021865U Expired JPS5815716Y2 (ja) 1978-02-21 1978-02-21 吸排気弁

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