JPH09144940A - 空気弁 - Google Patents

空気弁

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JPH09144940A
JPH09144940A JP30183695A JP30183695A JPH09144940A JP H09144940 A JPH09144940 A JP H09144940A JP 30183695 A JP30183695 A JP 30183695A JP 30183695 A JP30183695 A JP 30183695A JP H09144940 A JPH09144940 A JP H09144940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
air hole
diameter air
valve
float
Prior art date
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Pending
Application number
JP30183695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromoto Yokota
洋元 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH09144940A publication Critical patent/JPH09144940A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で充水時に自動排気を可能にすること。 【解決手段】 配管に接続される弁箱1内に、該弁箱1
の下部に貫設した連通孔2を通って前記配管内に連通さ
れると共に、その弁箱1の上部に貫設した大径空気孔3
を通って外部に連通されるフロート室4が形成され、該
フロート室4内に、大径空気孔3を開閉するための遊動
弁体6と、該遊動弁体6の中央部に形成した小径空気孔
7aを開閉するためのフロート弁体8とが昇降可能に設
けられ、遊動弁体6の上部に小径空気孔7aと連通する
チューブ棒21が固着され、噴水そらせ板1a上に立設
したガイド筒体23とチューブ棒21との間の間隙に挿
入したばね24が、チューブ棒21に固着したリング2
5と、ガイド筒体23の雌ねじ部23aに螺合するねじ
部材26との間に介装されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば水力発電所用
水圧鉄管に設けられる空気弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気弁として図2に示すものがあ
る。これは、管路に接続される弁箱1内に、該弁箱1の
下部に貫設した連通孔2を通って前記配管内に連通され
ると共に、その上端部が弁箱1の上部に貫設した大径空
気孔3を通って外部に連通されるフロート室4が形成さ
れ、該フロート室4内に前記大径空気孔3と同心状に配
置した流通孔5a付き案内筒体5内に、前記大径空気孔
3を開閉するための遊動弁体6と、該遊動弁体6の中央
貫通孔に螺着したノズル7の小径空気孔7aを開閉する
ためのフロート弁体8とが昇降可能に設けられている。
【0003】上記構成において、配管から弁箱1内に水
が流入して水位が変化することにより、それに連動して
遊動弁体6及びフロート弁体8が昇降し、その遊動弁体
6は、弁座3aに当接離間して大径空気孔3を開閉し、
これによって、送水開始時の急速排気と送水停止後の急
速吸気とを行なうことができ、また、前記フロート弁体
8は、ノズル7に当接離間して小径空気孔7aを開閉
し、これによって、通水時の吸排気を行なうことができ
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の構成で
は、空気が急激に排気されるために、水位の上昇に伴う
弁体の閉動作も急激なものとなる。このため、水圧の高
い管路に設置すると、弁体の閉動速度がより水圧に応じ
て速くなり、閉動時の衝撃によって弁体ないしは弁座の
損壊を招く問題があった。
【0005】本発明は、上記した課題を解決するもの
で、弁体閉動速度を調整することができ、かつ小型で充
水時に自動排気を可能にした空気弁を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、水圧鉄管などの配管に接続される弁箱内
に、該弁箱の下部に貫設した連通孔を通って前記配管内
に連通されると共に、その弁箱の上部に貫設した大径空
気孔を通って外部に連通されるフロート室が形成され、
該フロート室内に、前記大径空気孔を開閉するための遊
動弁体と、該遊動弁体の中央部に形成した小径空気孔を
開閉するためのフロート弁体とが昇降可能に設けられ、
前記遊動弁体を下方に付勢するばねが設けられると共
に、該ばねの付勢力を調整する付勢力調整手段が設けら
れていることを特徴としている。
【0007】上記構成において、水圧鉄管などの配管か
ら弁箱内に水が流入して水位が変化することにより、そ
れに連動して遊動弁体及びフロート弁体が昇降し、その
遊動弁体は、大径空気孔を開閉して、充水時の排気と排
水時の空気導入を行うことができ、特に、排水時の圧壊
防止に適している。また、前記フロート弁体は、遊動弁
体の小径空気孔を開閉して、大径空気孔を閉鎖した充水
状態でフロート室内に溜まった空気を自動的に排気する
ことができる。
【0008】この場合、遊動弁体の緩閉機構(ばね及び
付勢力調整手段)の構造が簡単で比較的小さいから、空
気弁を小型化することができる。また、遊動弁体により
大径空気孔を閉鎖した充水状態で、フロート室内に空気
が溜まった場合に、それに迅速に対応して自動的に排気
することができる。更に、緩閉機構(ばね及び付勢力調
整手段)により遊動弁体の閉鎖速度を制御するようにな
っているから、水圧鉄管にも対応することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の一形態であ
る空気弁を示すものであっり、先に図2に示したものと
同様の作用を行う部材については同一番号を付して説明
を省略する。図1において、遊動弁体6の上部にノズル
7を囲繞するようにしてチューブ棒21の下端部が固着
されると共に、該チューブ棒21の上端部が噴水そらせ
板1aの貫通孔にブッシュ22を介して昇降可能に挿通
され、前記チューブ棒21の上部に所定間隔をおいて同
心状に外嵌するガイド筒体23が噴水そらせ板1a上に
立設され、該ガイド筒体23とチューブ棒21との間の
間隙にばね24が挿入され、該ばね24は、チューブ棒
21に固着したリング25と、チューブ棒21に遊嵌合
すると共に、ガイド筒体23の内面に形成した雌ねじ部
23aに螺合するねじ部材(付勢力調整手段)26との
間に介装されている。上記以外の構成は図2に示す従来
例とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付して
その説明を省略する。
【0010】上記構成において、水圧鉄管などの配管か
ら弁箱1内に水が流入していない状態では、ばね24に
よりリング25及びチューブ棒21を介して遊動弁体6
及びフロート弁体8が押し下げられ、大径空気孔3が開
放されている(図1実線状態)。
【0011】この状態から配管内に充水することによ
り、その配管内の残留空気が大径空気孔3から排出さ
れ、充水が弁箱1内に入って水位が上がると、遊動弁体
6及びフロート弁体8が浮力を受け、その浮力がばね2
4の付勢力より上回ることにより、遊動弁体6及びフロ
ート弁体8が上昇され、その遊動弁体6が弁座3aに当
接されて大径空気孔3を閉鎖する(図1仮想線状態)。
【0012】この場合、ねじ部材26を回して該ねじ部
材26を昇降させることにより、ばね24の付勢力を強
弱調整することができ、これによって、遊動弁体6の閉
鎖速度を自在に変更することができる。
【0013】大径空気孔3を閉鎖した充水状態でフロー
ト室4内に空気が溜まって水位が下がると、フロート弁
体8が下降して小径空気孔7aが開放され、フロート室
4内の残留空気が小径空気孔7aからチューブ棒21内
を通って外部に排出され、そのフロート室4内の残留空
気が排出されて水位が上がることにより、フロート弁体
8が上昇して小径空気孔7aを閉鎖し、その小径空気孔
7aの開閉操作が繰り返されることにより、フロート室
4内に溜まった空気を自動的に排出することができる。
【0014】配管内から排水することにより水位が下が
って遊動弁体6及びフロート弁体8の浮力がばね24の
付勢力より下回ると、そのばね24により遊動弁体6及
びフロート弁体8が押し下げられて、大径空気孔3が開
放されるから、その大径空気孔3を通って配管内に空気
が導入され、配管の圧壊を防止することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、遊動弁体の緩閉機構
(ばね及び付勢力調整手段)の構造が簡単で比較的小さ
いから、空気弁を小型化することができる。また、遊動
弁体により大径空気孔を閉鎖した充水状態で、フロート
室内に空気が溜まった場合に、それに迅速に対応して自
動的に排気することができる。更に、緩閉機構(ばね及
び付勢力調整手段)により遊動弁体の閉鎖速度を制御す
るようになっているから、水圧鉄管にも対応することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である空気弁の縦断面図
である。
【図2】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 2 連通孔 3 大径空気孔 4 フロート室 6 遊動弁体 7a 小径空気孔 8 フロート弁体 21 チューブ棒 24 ばね 26 ねじ部材(付勢力調整手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水圧鉄管などの配管に接続される弁箱内
    に、該弁箱の下部に貫設した連通孔を通って前記配管内
    に連通されると共に、その弁箱の上部に貫設した大径空
    気孔を通って外部に連通されるフロート室が形成され、
    該フロート室内に、前記大径空気孔を開閉するための遊
    動弁体と、該遊動弁体の中央部に形成した小径空気孔を
    開閉するためのフロート弁体とが昇降可能に設けられ、
    前記遊動弁体を下方に付勢するばねが設けられると共
    に、該ばねの付勢力を調整する付勢力調整手段が設けら
    れていることを特徴とする空気弁。
JP30183695A 1995-11-21 1995-11-21 空気弁 Pending JPH09144940A (ja)

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JP30183695A JPH09144940A (ja) 1995-11-21 1995-11-21 空気弁

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JP30183695A JPH09144940A (ja) 1995-11-21 1995-11-21 空気弁

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JPH09144940A true JPH09144940A (ja) 1997-06-03

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ID=17901750

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JP30183695A Pending JPH09144940A (ja) 1995-11-21 1995-11-21 空気弁

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100416163C (zh) * 2006-01-25 2008-09-03 北京朗新明环保科技有限公司 烟道膨胀节自动排水装置及其方法
KR101010900B1 (ko) * 2010-10-20 2011-01-25 (주) 삼진정밀 방류밸브용 공기밸브
CN105485411A (zh) * 2016-01-20 2016-04-13 吉林大学 浮球式真空液位自动控制器
CN110715104A (zh) * 2019-10-11 2020-01-21 奎屯耐特阀门科技有限公司 进排气阀胆腔及所构成的进排气阀
CN110966176A (zh) * 2019-12-30 2020-04-07 广东大鹏液化天然气有限公司 呼吸阀

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