JP2558350Y2 - 開閉扉を有する車両用荷役装置の安全装置 - Google Patents

開閉扉を有する車両用荷役装置の安全装置

Info

Publication number
JP2558350Y2
JP2558350Y2 JP1991077167U JP7716791U JP2558350Y2 JP 2558350 Y2 JP2558350 Y2 JP 2558350Y2 JP 1991077167 U JP1991077167 U JP 1991077167U JP 7716791 U JP7716791 U JP 7716791U JP 2558350 Y2 JP2558350 Y2 JP 2558350Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
vehicle
opening
switch
limit switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991077167U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0520910U (ja
Inventor
和生 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP1991077167U priority Critical patent/JP2558350Y2/ja
Publication of JPH0520910U publication Critical patent/JPH0520910U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2558350Y2 publication Critical patent/JP2558350Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、開閉扉を有する車両用
荷役装置の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば後方に観音扉を有するバン
型ボデ−の床面に荷物を載せたり、ボデ−床面から荷物
を降ろしたりする荷役装置を観音扉開口部に取り付けた
場合、一般的に、観音扉の下端部はボデ−の床面より下
に位置している一方、荷役装置の荷受台はボデ−の床面
まで上昇するため、観音扉が全閉状態でない場合、ある
いは観音扉が所定開度、例えば90°以上開かれた状態
でない場合、即ち、荷役装置の荷受台と観音扉とがラッ
プしている場合には、荷役装置の昇降駆動モ−タを回転
させ、油圧装置等を作動させて荷受台を上昇させると、
荷受台と観音扉とが干渉し、観音扉を破損する恐れがあ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の車両用荷役
装置は、荷役装置の荷受台と観音扉とがラップしている
場合に、荷役装置の昇降駆動モ−タを駆動し、荷受台を
上昇させると、荷受台と観音扉とが干渉し、観音扉を破
損する恐れがある。そこで本考案では、観音扉等の扉体
の開閉位置を検出し、その検出開閉位置が荷役装置の荷
受台とラップする場合には、荷役装置の昇降駆動モ−タ
を駆動させないようにして扉体の破損を防止することを
解決すべき技術的課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のための技
術的手段は、開閉扉を有する車両用荷役装置の安全装置
を、一方の側縁を車両開口縁に軸支させて車両の外側方
向に開放回動可能となした扉体と、該扉体の軸支点より
車体前方位置で基端部が軸支され、該扉体の開放回動に
伴い先端が扉体上部内面に摺接追従し、該扉体が所定開
度以上外方へ開放された時に該扉体内面から離間する位
置検出棒と、前記車体に取り付けられて前記扉体が所定
開度以上外方へ開放された時に前記位置検出棒が当接し
てスイッチオンとなる開放検知用スイッチと、前記車体
に取り付けられて前記扉体の全閉時に、該扉体と当接し
てスイッチオンとなる全閉検知用スイッチとを具備し、
前記全閉検知用スイッチと開放検知用スイッチとが共に
スイッチオフとなる状態では、車両開口部に取り付けら
れた荷役装置の昇降駆動モ−タに駆動電流を通電しない
ように制御する駆動回路を備えることである。
【0005】
【作用】上記構成の開閉扉を有する車両用荷役装置の安
全装置によれば、扉体が全閉状態でない場合には、全閉
検知用スイッチがオフであり、扉体が所定開度以上、例
えば90°以上外方へ開放されていない場合には、開放
検知用スイッチがオフであることから、荷役装置の昇降
ゾ−ンに扉体がラップするときには、全閉検知用スイッ
チ、及び開放検知用スイッチが共にオフの状態であり、
駆動回路は、荷役装置の昇降駆動モ−タに駆動電流を通
電しないように制御し、荷役装置の上昇をさせないよう
にする。
【0006】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は、開閉扉を有する車両用荷役装置の安
全装置の全体的な構成を示した斜視図である。図1に示
すように、バン型の車両1には、後部に観音扉2L,2
Rが装備され、それぞれの扉2L,2Rが90°以上開
放できるように一方の側縁が車両1の後部開口縁に軸支
されている。また、車両1の後部開口縁にはプッシュさ
れたときに接点が閉じるリミットスイッチ3,4,5,
6が取り付けられている。また、観音扉2L,2Rの軸
支点より車両1内方位置で基端部が軸支され、観音扉2
L,2Rの開放回動に伴い先端が、観音扉2L,2R上
部内面に摺接追従する位置検出棒7L,7Rが取り付け
られている。図2は、位置検出棒7L部の構成を示した
もので、位置検出棒7R部は図2と対称に構成されてい
る。図2に示すように、位置検出棒7Lは、車両1の室
内壁面にボルト8により固定された軸支板9Lに基端部
が回動可能に軸支されており、その軸支板9Lに装着さ
れたト−ションバネ10の弾性力により、観音扉2L,
2Rの開放方向と同一の方向に付勢されている。従っ
て、図1に示すように観音扉2L,2Rが開放された状
態では位置検出棒7L,7Rが車両1の後方に突出され
た状態になる。
【0007】図2に示すように、位置検出棒7L,7R
それぞれの中間部には、リミットスイッチ当接板11
L,11Rが取り付けられており、観音扉2L,2Rが
90°以上に開放され、位置検出棒7L,7Rが車両1
の後方に突出された状態では、リミットスイッチ当接板
11Lはリミットスイッチ3に当接し、そのリミットス
イッチ3をオンにする。また、リミットスイッチ当接板
11Rはリミットスイッチ6に当接し、そのリミットス
イッチ6をオンにする。位置検出棒7L,7Rそれぞれ
の先端部には樹脂製のロ−ラ12L,12Rが取り付け
られており、そのロ−ラ12L,12Rは、観音扉2
L,2Rが図1に示すように90°以上に開いた状態か
ら閉じられる過程で、観音扉2L,2Rそれぞれの内面
に取り付けられたロ−ラ当接板13L,13Rに当接
し、以後、そのロ−ラ当接板13L,13Rに摺接追従
する。尚、図3は、観音扉2Lと位置検出棒7Lとの関
係を詳細に示した開口部平面断面図である。
【0008】図1に示すように、バン型の車両1の後部
には荷役装置21が取り付けられている。その荷役装置
21には昇降駆動される荷受台22が設けられ、その荷
受台22は左右両端部において昇降ガイド23L,23
Rと連結されている。また、昇降ガイド23L,23R
は昇降ポスト24L,24Rに固定されており、図示し
ていない昇降駆動モ−タが駆動されると、油圧ポンプが
駆動され、その油圧力により荷受台22、昇降ガイド2
3L,23R、及び昇降ポスト24L,24Rが昇降す
るように構成されている。荷役装置21を用いて荷物を
バン型の車両1の床面に載せる場合は、荷受台22を車
両1の床面の高さまで上昇させ、荷受台22に載せた荷
物を車両1の床面に降ろす一方、車両1の荷物を降ろす
場合は、荷受台22を車両1の床面の高さまで上昇さ
せ、車両1の床面の荷物を荷受台22に移載したあと、
荷受台22をグランド面まで下降させる。一般に、観音
扉2L,2Rの下端面は車両1の床面より低い位置にあ
り、一方荷役装置21の荷受台22は車両1の床面まで
上昇するため、観音扉2L,2Rが荷受台22の上昇ゾ
−ンにあると、荷受台22の上昇過程で荷受台22と観
音扉2L,2Rが干渉し、観音扉2L,2Rを破損する
恐れがあるため、観音扉2L,2Rが荷受台22の上昇
ゾ−ンにあることを検知し、前記昇降駆動モ−タを回転
させないようにすることが必要である。
【0009】荷受台22と干渉しない観音扉2L,2R
の開閉位置は、次のような状態であり、その開閉状態に
おける前記リミットスイッチ3,4,5,6のオンオフ
状態は次のようになる。 (1)観音扉2L,2Rが全閉状態にある。この場合、
リミットスイッチ3はオフ、リミットスイッチ4はオ
ン、リミットスイッチ5はオン、リミットスイッチ6は
オフである。 (2)観音扉2Lが90°以上開いており、観音扉2R
が閉じた状態にある。この場合、リミットスイッチ3は
オン、リミットスイッチ4はオフ、リミットスイッチ5
はオン、リミットスイッチ6はオフである。 (3)観音扉2Lが閉じた状態にあり、観音扉2Rが9
0°以上開いた状態にある。この場合、リミットスイッ
チ3はオフ、リミットスイッチ4はオン、リミットスイ
ッチ5はオフ、リミットスイッチ6はオンである。 (4)観音扉2L,2Rが共に90°以上開いた状態に
ある。この場合、リミットスイッチ3はオン、リミット
スイッチ4はオフ、リミットスイッチ5はオフ、リミッ
トスイッチ6はオンである。従って、上記(1)〜
(4)の観音扉2L,2Rの開閉位置を前記リミットス
イッチ3,4,5,6により検知すれば、前記昇降駆動
モ−タを回転させることができる条件が得られる。従っ
て、前記昇降駆動モ−タに駆動電流を通電する図示して
いないモ−タ駆動回路は、前記リミットスイッチ3,
4,5,6のオン,オフ状態が上記(1)〜(4)それ
ぞれの状態になったときのみ、昇降駆動モ−タを駆動さ
せることができるように回路構成される。このような回
路構成により、観音扉2L,2Rが荷受台22と干渉す
る位置にある場合には、昇降駆動モ−タの駆動をさせな
いようにすることができるため、観音扉2L,2Rが荷
受台22と干渉して破損することが防止される。
【0010】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、観音扉等
の扉体の開閉位置を検出し、その検出位置が荷役装置の
荷受台とラップする場合には、荷役装置の昇降駆動モ−
タを駆動させないように駆動回路を構成したため、荷受
台の干渉による観音扉の破損を防止することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体的な構成を示した斜視
図である。
【図2】図1の部分説明図である。
【図3】図1の部分詳細図である。
【符号の説明】
1 車両 2L 観音扉(左) 2R 観音扉(右) 3 リミットスイッチ 4 リミットスイッチ 5 リミットスイッチ 6 リミットスイッチ 7L 位置検出棒 7R 位置検出棒 11L リミットスイッチ当接板 11R リミットスイッチ当接板 21 荷役装置 22 荷受台

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の側縁を車両開口縁に軸支させて車
    両の外側方向に開放回動可能となした扉体と、該扉体の
    軸支点より車体前方位置で基端部が軸支され、該扉体の
    開放回動に伴い先端が扉体上部内面に摺接追従し、該扉
    体が所定開度以上外方へ開放された時に該扉体内面から
    離間する位置検出棒と、前記車体に取り付けられて前記
    扉体が所定開度以上外方へ開放された時に前記位置検出
    棒が当接してスイッチオンとなる開放検知用スイッチ
    と、前記車体に取り付けられて前記扉体の全閉時に、該
    扉体と当接してスイッチオンとなる全閉検知用スイッチ
    とを具備し、前記全閉検知用スイッチと開放検知用スイ
    ッチとが共にスイッチオフとなる状態では、車両開口部
    に取り付けられた荷役装置の昇降駆動モ−タに駆動電流
    を通電しないように制御する駆動回路を備えたことを特
    徴とする開閉扉を有する車両用荷役装置の安全装置。
JP1991077167U 1991-08-29 1991-08-29 開閉扉を有する車両用荷役装置の安全装置 Expired - Lifetime JP2558350Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991077167U JP2558350Y2 (ja) 1991-08-29 1991-08-29 開閉扉を有する車両用荷役装置の安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991077167U JP2558350Y2 (ja) 1991-08-29 1991-08-29 開閉扉を有する車両用荷役装置の安全装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0520910U JPH0520910U (ja) 1993-03-19
JP2558350Y2 true JP2558350Y2 (ja) 1997-12-24

Family

ID=13626234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991077167U Expired - Lifetime JP2558350Y2 (ja) 1991-08-29 1991-08-29 開閉扉を有する車両用荷役装置の安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2558350Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190095663A (ko) * 2018-02-07 2019-08-16 허동길 일반트럭 탑재용 덤프 적재함 모듈

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8714234D0 (en) * 1987-06-17 1987-07-22 Du Pont Canada Extrusion of compositions of polyamides & epoxides
JPH01314620A (ja) * 1988-06-14 1989-12-19 Daihatsu Motor Co Ltd 車両用バックドアの自動開閉装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190095663A (ko) * 2018-02-07 2019-08-16 허동길 일반트럭 탑재용 덤프 적재함 모듈
KR102044089B1 (ko) * 2018-02-07 2019-11-12 허동길 일반트럭 탑재용 덤프 적재함 모듈

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0520910U (ja) 1993-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4353436A (en) Manual wheelchair lift
US3913759A (en) Wheelchair lift
US2405054A (en) Elevating endgate
US3984014A (en) Lift assembly for a van or the like
JP2558350Y2 (ja) 開閉扉を有する車両用荷役装置の安全装置
KR20070040227A (ko) 스페어 타이어 인출장치
WO1992001855A1 (en) Door and dock cover
JP3737910B2 (ja) シャシダイナモメータ
JP3893320B2 (ja) 蓋付き容器および蓋開閉システム
JPH0522123U (ja) 開閉扉を有する車両用荷役装置の安全装置
USRE30462E (en) Lift assembly for van or the like
JP2869278B2 (ja) ゴミ容器反転装置
JP2567080Y2 (ja) 塵芥車における投入口扉開閉装置
JPH0357536Y2 (ja)
JP4134188B2 (ja) シャシダイナモメータ
JPH068033U (ja) 車両のテールゲート構造
JPH10976A (ja) 車両の車椅子自動乗降装置
JP3810180B2 (ja) 車両に装備されるスロープ板装置
JPH10236663A (ja) 渡り板装置
JP4257325B2 (ja) シャシダイナモメータ
JP2004353236A (ja) 防水扉装置
JPH10203792A (ja) 床下昇降装置
JP2523107Y2 (ja) 貨物自動車のスライド格納式観音扉に於ける傾斜防止装置
JPS5928899Y2 (ja) スライドル−フ車のル−フ開閉装置
KR200226540Y1 (ko) 스페어 타이어 승강장치