JP3737910B2 - シャシダイナモメータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車の性能試験を行う場合に使用されるシャシダイナモメータに関し、駆動車輪の駆動で回転するローラを覆うローラカバーを自動スライド開閉式に構成した新規なシャシダイナモメータに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
一般に、シャシダイナモメータでは、駆動車輪の駆動でローラを回転させるテスト時でも駆動車輪が載っていない状態で暖気等のためにローラを空運転させることがある。このようなローラの空運転時において巻き込まれ事故を防止するために、例えば鉄板タイプのローラカバーや、あるいは、安全柵兼用で安全柵に対して折り畳み自在に設けた網状体タイプのローラカバーを使用しており、鉄板タイプのローラカバーを手動でスライドさせてローラ直上の床板開口部を閉じたり、網状体タイプのローラカバーで前記開口部を閉じたりして空運転を行っていたけれども、以下の問題点があった。
【0003】
例えば一軸からなるシャシダイナモメータの場合、駆動車輪をローラに載せるとともに、センタリング装置を作動させ、タイヤストッパで非駆動車輪を規制して車体を固定した状態でテストが行われるので、このようなテストを行う前にローラの空運転を行う必要性がある場合、前述の車体を固定したテスト位置から一旦自動車を待避させた後、ローラカバーをセットすることになる。
【0004】
この場合、
(1)テスト位置においてタイヤストッパを解除する作業(非駆動車輪開放作業)に大変手間がかかる。
(2)タイヤストッパを解除した後、テスト位置からの自動車の待避移動作業に時間がかかる。
(3)鉄板タイプのローラカバーの場合、そのローラカバーを手動でスライドさせて前記開口部を閉じる作業にも負担がかかる。
(4)前記空運転の後、テストを再開する場合には、前記各作業とは反対の作業を再度行う必要がある、
といった問題点がある。
【0005】
また、鉄板タイプのローラカバーを使用する場合は、テスト位置から自動車を待避させずに、テスト位置においてタイヤストッパを解除することなくガレージジャッキで自動車を持ち上げてローラの周面から駆動車輪を離間させた後、ローラカバーをスライドさせて開口部を閉じ、続いて、駆動車輪を下げてローラカバー上に駆動車輪を載せた状態で空運転を行うことも考えられるが、次のような問題がある。
(5)手動でローラカバーをスライドさせるので開口部を閉じる際大変危険である。
(6)車体が載せられる強度がローラカバーに要求されるから、当然のことながら重量の大きいカバーとなり、スライドの作業が更に負担になる。
なお、前記(6)については、二軸からなるシャシダイナモメータに関しても同様の問題点が生じているところである。
【0006】
この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、一々自動車をテスト位置から待避させることなく容易な作業でローラの空運転を行うことができるシャシダイナモメータを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明は、モータを備えたダイナモ本体の主軸にローラが取り付けられ、床板の前記ローラと重なる部分に形成された開口部を介して自動車の駆動車輪を前記ローラの周面上に載置し、駆動車輪の駆動で前記ローラを回転させるように構成し、前記床板の開口部にローラを覆うローラカバーを設け、このローラカバーは、該カバーが前記開口部を閉じたときにそのカバー上に自動車を載り上げ可能な強度に構成されているシャシダイナモメータにおいて、前記ローラを覆うローラカバーは自動スライド開閉式に構成されている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施例を、図を参照しながら説明する。
【0009】
図1〜図6は、この発明の一つの実施形態を示す。なお、この実施形態では一軸からなるシャシダイナモメータについて説明する。図1は、自動車1の駆動車輪11の駆動でローラ3を回転させるテスト状態を示し、図2は、この発明の特徴である自動スライド開閉式のローラカバー(以下自動カバーという)20が開口部6を閉じている場合にはセンタリング装置10の、開口部6を出没するコロ14,14が車輪設定位置b,bからピットP内に下がっている状態を示し、前記自動カバー20およびセンタリング装置10の相互干渉による破損、噛み込みを防止する機構が構成されている。
【0010】
図3は、左右一対の前記自動カバー20,20がそれぞれローラを覆っている状態の一軸シャシダイナモメータ収容室の平面図を示し、自動車が外部からAで示す矢印の方向へバックしながら移動した後、前輪駆動の場合は後輪の非駆動車輪が図示下段のタイヤストッパ13a,13aで規制される。
【0011】
図4は、前記自動カバー20とそれを収容する固定カバー21を示し、前記自動カバー20は一対のラック27、ピニオン26を介してレール30,30上をスライドする。
【0012】
図5は、テスト位置において持ち運び自在のガレージジャッキ31で自動車1を持ち上げてタイヤストッパを解除することなくローラ3,3の周面から駆動車輪11,11を離間させた後、前記自動カバー20,20を固定カバー21,21から開口部6,6を閉じる方向に進出させて開口部6,6を閉じる一連の動作を説明するための図で、センタリング装置が上がっているのに開口部6,6を閉じる方向(B方向、B’方向)に前記自動カバー20,20をスライドさせる誤動作を回避するため、リモコン装置32に設けた、センタリング装置の(前記コロ14,14の)UP/DOWNキー〔CRADLEキー〕33とは別に、開口部6,6を開閉するため前記自動カバー20,20をスライド作動させるためのON/OFFスイッチと、センタリング装置を上げた状態でローラ3,3をゆっくり回転(例えば5km/hの低速回転)させて車体を振らせながら車体を真っ直ぐに位置させるジョギング動作用のON/OFFスイッチとを兼用させたキー〔JOG/COVER〕34を前記リモコン装置32に設けている。
【0013】
図6は、駆動車輪11をローラ3に載せた状態で前記自動カバー20を例えばB方向にスライドさせると駆動車輪11に当たった後、設定量dだけ後退してから停止する前記自動カバー20の動作を示している。
【0014】
図1〜図6において、1は自動車で、この実施形態では前輪駆動車を採用している。2は、ピットP内に納めるように設置されたシャシダイナモメータのダイナモ本体である。3,3は、ダイナモ本体2の主軸2aの両端に取り付けられたローラで、4はローラ3の頂上部である。
【0015】
5はピットカバーとしての床板で、前記ローラ3,3を露出させるための開口部6,6が床板5におけるローラ3と重なる部分に形成されている。7は、ローラ3のトルクを測定するためのロードセルである。
【0016】
10はセンタリング装置である。このセンタリング装置10の機能は以下の通りである。図1において、例えば、エアシリンダ12,12の駆動で作動アーム13,13を上方にスライドさせて、床板5下側の車輪解放位置a,aに位置していたコロ14,14を頂上部4の上位両側の車輪設定位置b,b(図2参照)に上昇させ、この位置b,bのコロ14,14間に駆動車輪11をはめ込んで、その駆動車輪11を周面両側からコロ14,14で支持させた状態でローラ3上に載置する。この載置時に、ローラ3をゆっくり回転(例えば5km/hの低速回転)させながらコロ14,14で支持させた状態で駆動車輪11のジョギングを行い、前後・左右に傾いた車体を車体の前後を結ぶ線D(図1参照)が図3に示す一軸シャシダイナモメータの中心線Cに沿うよう前後方向に真っ直ぐに位置させる一方、非駆動車輪11R,11Rをタイヤストッパ13a,13a(例えば、特願平9−93084号参照)で規制する。13b,13bは、タイヤストッパ13a,13aのレールである。その後、テストを開始する。
【0017】
この場合、仮に、ジョギング動作を行わないでローラ3の頂上部4に載せた駆動車輪11を駆動させると、駆動車輪(タイヤ)11が痛むばかりか、最悪の場合、非駆動車輪11R,11Rがレール13b,13bから外れて車体が飛び出してしまうという大変危険な事態になる。
【0018】
20,20は、この発明の特徴である自動スライド開閉式のローラカバー(自動カバー)で、長さがSであり、動作範囲はRであり(図6参照)、材質は例えば鉄板である。この自動カバー20は、ローラ3の空運転時において巻き込まれ事故を防止するためや、テストを行わない時などに開口部6を閉じておくような役目の他に、図6に示すように、駆動車輪11を駆動させるテスト時にローラ3の一部を覆う役目も担う。
【0019】
すなわち、図6において、テスト開始前には、駆動車輪11とは50mm程度の間隔dを有する状態で駆動車輪11の外側の範囲Qを自動カバー20がカバーする。なお、65,65は、安全柵である。
【0020】
以下、自動カバー20およびこれをとりまく特徴的構成について説明する。
【0021】
(1) まず、この実施形態では、自動カバー20,20は、不使用時において左右(図3参照)外方に待避させている。これにより、ピットPの前後長を短くできる。
【0022】
21,21は、自動カバー20,20が待避・収容される鉄製の固定カバーである。
【0023】
なお、自動カバー20,20を、不使用時において前後(図3参照)方向に待避させてもよい。これにより、ピットPの巾(左右方向の長さ)を短くできる。
【0024】
(2) 自動カバー20は開閉動作の両端で位置検出手段により自動的に停止するよう構成される。これは動作範囲Rを越えて物に噛み込むのを防止するためである。例えば、開口部6を閉じる場合、自動カバー20の下面に閉用専用の突起を設ける一方、ピットP内に配置されたアームの、固定カバー21が位置する部分に閉用専用のリミットスイッチを設け、開口部6を閉じる好ましい位置T(図6参照)まで自動カバー20がスライドした時点で前記突起が前記リミットスイッチに当たり、それ以上自動カバー20はスライドせずに停止するよう構成されている。また、開用専用の突起と開用専用のリミットスイッチを設けることで開口部6を開ける場合の自動カバー20の動作範囲を制御できる。
【0025】
(3) 自動カバー20は先端に物が接触するのを検知する接触センサ22を備えており、自動カバー20がスライド可能な前記動作範囲R内で障害物に当たった後、設定量(50mm程度の間隔d)だけ後退してから停止するよう構成されている。そのため、人が怪我をしたり、物が破損したりするのを防止できる。この場合、後述するように、1つの電動モータ25で1個のピニオン26を駆動させることにより自動カバー20をスライドさせることから、電動モータ25の移動量をきめ細かく制御できる利点を有する。
【0026】
例えば、図6に示すように、駆動車輪11をローラ3に載せた状態で自動カバー20を前進させると、駆動車輪11は自動カバー20がスライド可能な前記動作範囲R内に位置しており、駆動車輪11に当たった後、後退してから停止するので、駆動車輪11をローラ3に載せた状態での巻き込まれ事故を軽減できる。
【0027】
また、テスト時に自動カバー20がローラ3の一部を覆うことにより、熱源ランプ等の日射設備のある一軸シャシダイナモメータ収容室では、熱線によってローラ3の温度が上昇するのを最少限に抑えることができる。
【0028】
なお、前記設定量dだけ自動カバー20が後退したかを測定するために位置センサを用いている。この場合、自動カバー20の後退位置を正確に位置決めすることができる。
【0029】
また、前記位置センサを用いる代わりに、前記設定量dを自動カバー20が後退する後退時間で設定してもよい。この場合、高価な前記位置センサを用いないのでコストを軽減できる点で有利である。
【0030】
(4) 自動カバー20の動力源を電気コントロールの電動モータ式とし、動力伝達機構を1つの自動カバー20に対して一対のラック27,27、ピニオン26,26を介して自動カバー20をスライドさせるように構成している。
【0031】
電動モータ式としたのは、自動カバー20のスライド途中での停止、後退を容易に制御できるからである。図4において、25は1つの電動モータ、26は一対のピニオン、27は一対のラック、28は1本の動力伝達軸である。この場合、1つの電動モータ25で1個のピニオン26を駆動させるので、きめ細かく制御できる。
【0032】
(5) 更に、前記自動カバー20は、この自動カバー20が開口部6を閉じたときに自動カバー20の上に自動車が載上げ可能な強度を有する。
【0033】
そのため、駆動車輪11を前記自動カバー20に載せて暖気等の空運転を行える。
【0034】
また、開口部6を閉じている自動カバー20の上を通して自動車1の移動作業が行える。
【0035】
自動車1をジャッキ31で持ち上げる際に、このジャッキ31が当たる部分(自動車1のサスペンションの駆動車輪11側のサブフレーム80)の床板5にジャッキ31に耐える強度を持たせるため、床板5も自動カバー20と同様に鉄板が用いられる。
【0036】
このような構成により、自動車1をテスト位置から一旦待避させずに、かつ、タイヤストッパを解除することなく駆動車輪11,11を自動カバー20に載せて暖気等の空運転を行える。
【0037】
なお、持ち運び自在のガレージジャッキ31の代わりに、自動車1を持ち上げるジャッキを床板5に予め設置しておけば、一々前記サブフレーム80へ持ち運ぶ必要がないので、前記空運転を更に容易に行える。
【0038】
(6) 自動カバー20のレール30に面取り部(斜面)50を設けている。この面取り部50は、自動車1の移動方向、つまり、前後方向に設けられる。これはレール30が床板5側に突出しておれば、自動車1の移動が容易に行えないからである。
【0039】
また、固定カバー21にも面取り部(斜面)51を設けている。この面取り部51も、自動車1の移動方向に設けられる。この面取り部51も固定カバー21が床板5側に突出しておれば、自動車1の移動が容易に行えないからである。
【0040】
(7) センタリング装置10のコロ14,14が上がっている場合は、自動カバー20が開口部6を閉じない構成、つまり、自動カバー20が固定カバー21内に収容される構成を採用している。すなわち、自動カバー20が開口部6を閉じているときは、コロ14,14が上がらないよう各指令を制御する構成を採用している。
【0041】
例えば、コロ14,14が上がっているのに開口部6,6を閉じる方向(B方向、B’方向)に自動カバー20,20をスライドさせる誤動作を回避するため、リモコン装置32には、コロ14,14を上昇・下降させるための〔CRADLE〕キー33が設けられるとともに、開口部6,6を開閉するため自動カバー20,20をスライド作動させるための開閉用ON/OFFスイッチと、センタリング装置を上げた状態でローラ3,3をゆっくり回転(例えば5km/hの低速回転)させて車体を振らせながら車体を真っ直ぐに位置させるジョギング用のON/OFFスイッチとを兼用させた〔JOG/COVER〕キー34をリモコン装置32に設けている。
【0042】
仮に、〔JOG/COVER〕キー34を構成する開閉用ON/OFFスイッチとジョギング用のON/OFFスイッチをリモコン装置32に別個に設けると、例えば、〔CRADLE〕キー33をONにしてコロ14,14を上げているのに2つのスイッチのうち、開閉用ON/OFFスイッチをONにする誤動作を起こす可能性がある。この場合、開口部6を閉じる方向に自動カバー20がスライドして、コロ14,14に自動カバー20が当たる。しかし、この発明では、開閉用ON/OFFスイッチとジョギング用のON/OFFスイッチとを1つの〔JOG/COVER〕キー34に含めているので、〔CRADLE〕キー33をONにしてコロ14,14を上げている限り、〔JOG/COVER〕キー34を押すと必ずローラ3の作動・停止動作しか行われないように構成されており、誤動作を確実に回避できる。
【0043】
これにより、自動カバー20およびセンタリング装置10の相互干渉による破損、噛み込みを防止できるとともに、リモコン装置32を小型化できる。
【0044】
また、この発明では、パソコンを用いて各指令を制御するようにしてもよい。更に、リモコン装置32に前記パソコンを切り換え可能に接続してもよい。このパソコンの場合でも、CRT画面の表示スペースを小型化できる利点を有する。
【0045】
なお、上記実施形態では、自動カバー20の動力源を電気コントロールの電動モータ式としたが、自動カバー20の動力源として、油圧式、あるいは、空圧式のシリンダを用いてもよい。また、1つの電動モータ25で1個のピニオン26を駆動させる代わりに、例えば、トルクチューブ等を用いて同一の動力源で一対のピニオン26,26を駆動するように構成してもよい。
更に、自動カバー20をキャタピラ式とし、後端をピット内に垂らすように構成してもよい。この場合、自動カバー20が左右外方に待避する上記実施形態に比して、ピットを小さくできる。
また、自動カバー20は不使用時に左右外方向や前後方向ではなく、内方に待避するよう構成してもよい。このようにすれば、ピットを小さくできる。
【0046】
図7は、自動カバーを上記実施形態のように左右方向(図3参照)ではなく、前後方向に作動させるとともに、前記自動カバーにセンタリング装置を共用させたこの発明の他の実施形態を示す。図7において、図1〜図6に示した符号と同一のものは、同一または相当物である。
【0047】
図7において、エアシリンダ12は軸60のまわりに回動自在となっている。自動カバー20はローラ3の周面に沿うような湾曲形状をなし、作動アーム13の先端に設けた回動片61を自動カバー20の表面20aに固着されている。また、自動カバー20の裏面20bの両端には、それぞれ複数の滑車62が適宜間隔をおいて設けられている。一方、自動カバー20の両端には前記滑車62を案内する案内溝64が設けられている。
【0048】
而して、エアシリンダ12の駆動で作動アーム13を上方にスライドさせて、床板5下側の車輪解放位置a,aに位置していたコロ14,14を頂上部4の上位両側の車輪設定位置b,bに上昇させ、この位置b,bのコロ14,14間に駆動車輪11をはめ込んで、その駆動車輪11を周面両側からコロ14,14で支持させた状態でローラ3上に載置する。この載置時に、ローラ3をゆっくり回転(例えば5km/hの低速回転)させながらコロ14,14で支持させた状態で駆動車輪11のジョギングを行い、前後・左右に傾いた車体を前後方向に真っ直ぐに位置させる一方、非駆動車輪をタイヤストッパで規制する。
【0049】
一方、自動カバー20でローラ3を覆うときは、エアシリンダ12の駆動で作動アーム13を上方にスライドさせるだけでローラ3の頂上部4の直上位置でコロ14,14同士が当接し、この状態で開口部6を閉じることができる。この場合、滑車62は案内溝64に残ることから、車両が載せられる強度を充分持つことになる。
【0050】
また、作動アーム13をローラ3に沿ったスライド式としているので、ピットPを小さくできる。
【0051】
なお、この発明は、二軸からなるシャシダイナモメータにも適用できる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明では、ローラカバーを自動スライド式に構成したので、一々自動車をテスト位置から待避させることなく容易な作業でローラの空運転を行うことができる。また、各作業での安全性も確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一つの実施の形態を示す全体構成説明図である。
【図2】 上記実施形態を示す構成説明図である。
【図3】 上記実施形態を示す平面図である。
【図4】 上記実施形態を示す要部斜視図である。
【図5】 上記実施形態におけるローラの空運転時の動作を説明するための図である。
【図6】 上記実施形態におけるローラカバーのスライド動作を説明するための図である。
【図7】 この発明の他の実施の形態を示す構成説明図である。
【符号の説明】
1…自動車、2…ダイナモ本体、2a…主軸、3…ローラ、4…頂上部、6…開口部、10…センタリング装置、11…駆動車輪、20…自動カバー。
Claims (1)
- モータを備えたダイナモ本体の主軸にローラが取り付けられ、床板の前記ローラと重なる部分に形成された開口部を介して自動車の駆動車輪を前記ローラの周面上に載置し、駆動車輪の駆動で前記ローラを回転させるように構成し、前記床板の開口部にローラを覆うローラカバーを設け、このローラカバーは、該カバーが前記開口部を閉じたときにそのカバー上に自動車を載り上げ可能な強度に構成されているシャシダイナモメータにおいて、前記ローラを覆うローラカバーは自動スライド開閉式に構成されていることを特徴とするシャシダイナモメータ。
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