JP3893320B2 - 蓋付き容器および蓋開閉システム - Google Patents

蓋付き容器および蓋開閉システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、蓋付き容器と、この蓋付き容器の蓋を開閉する蓋開閉システムとに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、搬送物が収納されたバケットを上昇させた後反転させて、上記搬送物を排出するバケット搬送装置がある(特開平11‐021089号公報)。このバケット搬送装置では、図4に示すように、搬送物を収納するバケット1と、このバケット1の両側を支持する反転ブラケット2と、この反転ブラケット2を軸4の回りに回動自在に支持する昇降ブラケット3とを有している。
【0003】
上記昇降ブラケット3の一側上下には第1のローラ5,6が取り付けられており、垂直方向に一直線に配設された第1マストレール7によって案内されながら移動して、昇降ブラケット3,反転ブラケット2およびバケット1を一体に昇降動させる。また、反転ブラケット2における上記一側とは反対側である他側の上隅部には、第2のローラ8が回転自在に取り付けられており、第2マストレール9によって案内されながら移動する。
【0004】
上記昇降ブラケット3の上下には固定部材10,11が設けられている。そして、上側の固定部材10には駆動チェーン12の一端部が取り付けられる一方、下側の固定部材11には駆動チェーン12の他端部が取り付けられている。そして、駆動チェーン12は、第1マストレール7と第2マストレール9との間に配設されたスプロケット13,14に掛け回されている。
【0005】
ここで、上記第2マストレール9は、途中までは第1マストレール7と平行に垂直方向に延在しており、先端部は第1マストレール7の延在方向に対して直角方向に曲げられている。また、反転ブラケット2における第2のローラ8の取り付け位置は、軸4の取り付け位置の垂直方向上側になっている。したがって、昇降ブラケット3は第1マストレール7に案内されて垂直方向に上昇するのに対して、反転ブラケット2に取り付けられた第2のローラ8は、第2マストレール9に案内されて途中から図中右側に曲がることになる。そうすると、反転ブラケット2はバケット1と一体に軸4を中心として矢印(A)で示すように反転することになる。こうして、バケット1内の搬送物が容器に排出されるのである。
【0006】
ところで、上記搬送物が、生ごみまたは生ごみ処理の途中に生ずる生ごみ,土,専用分解液と水との混練物等である場合には、鼠や鳥や蝿等の餌食になるために搬送物が排出された容器には蓋をすることが必須である。ここで、従来のバケット搬送装置におけるバケット1内の搬送物を受ける蓋付きの容器として、図5に動作過程を透視図で示すようなものがある。
【0007】
バケット搬送装置15は、図4に示すバケット搬送装置と同じ構成を有している。容器16の開閉蓋17は、蝶番18によって容器本体19に取り付けられている。また、容器本体19の上面を蓋する固定蓋20上にはスタンド21が取り付けられており、スタンド21の上端にはエアシリンダ22が揺動自在に取り付けられている。そして、エアシリンダ22のピストンロッド22aの先端には開閉蓋17の上面が回動自在に取り付けられている。
【0008】
そして、開閉制御装置(図示せず)のプログラムに従って、上記バケット搬送装置15によってバケット1が上昇されるに先立って、予めエアシリンダ22のピストンロッド22aが収縮されて開閉蓋17が開かれる。そして、開閉蓋17が開かれた開口部からバケット1内の搬送物が容器16内に投入される。さらに、バケット搬送装置15によってバケット1が開閉蓋17を閉鎖可能な位置まで起こされると、エアシリンダ22のピストンロッド22aが伸長されて開閉蓋17が閉鎖されるのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のバケット搬送装置におけるバケット1内の搬送物を受ける蓋付き容器16における開閉蓋17の上述したような開閉動作は、予め作成されて上記開閉制御装置に搭載されたプログラムに従って、独自に行われている。したがって、図5に示すような空気圧式の開閉装置あるいは電気式や油圧式の開閉装置と、この開閉装置を動作させるためのプログラムが搭載された開閉制御装置とが必要であり、コストアップに繋がるという問題がある。
【0010】
そこで、この発明の目的は、蓋の開閉装置とこの開閉装置を動作させるための開閉制御装置とを必要としない蓋付き容器、および、この容器の蓋を開閉する蓋開閉システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明の蓋付き容器は、
開口部と、この開口部における1辺近傍にヒンジで取り付けられて上記開口部を閉鎖する開閉蓋を有する蓋付き容器において、
上記開閉蓋に一体に設けられて、上記ヒンジ側とは反対側に上記開閉蓋から突出して上記開閉蓋の回転軸に交差する方向に延在する第1レバーと、
上記開閉蓋に一体に設けられて、上記ヒンジ側とは反対側に上記開閉蓋から突出して上記開閉蓋の回転軸に交差する方向に延在すると共に、上記第1レバーの幅方向に上記第1レバーに並設された第2レバーと
を備え、
上記第1レバーは、上記開閉蓋の内面と同じ側を向いた上記第1レバーの内面側が、上昇して上記ヒンジ側に回転するバケットの第1部分に押圧されて、上記開閉蓋を閉鎖状態から所定の開き角度まで開放させる第1モードを行い、
上記第2レバーは、上記開閉蓋の上記開き角度が上記所定の開き角度になって上記第1レバーが上記第1部分から離脱する前に、上記ヒンジ側に回転する上記バケットの上記第1部分よりも上記ヒンジからより離れた第2部分に上記内面側が押圧されて、上記開閉蓋を上記所定の開き角度よりもさらに開かせる第2モードを行う
ことを特徴としている。
【0012】
上記構成によれば、先ず、開閉蓋に一体に突出して設けらた第1レバーによって、この第1レバーの内面側が、上昇して上記ヒンジ側に回転するバケットの第1部分に押圧されて、上記開閉蓋を閉鎖状態から所定の開き角度まで開放させる第1モードが行われる。そして、上記開閉蓋の上記開き角度が上記所定の開き角度になって上記第1レバーが上記第1部分から離脱する前に、上記開閉蓋に一体に突出して設けられると共に、上記第1レバーに並設された第2レバーによって、回転する上記バケットの上記第1部分よりも上記ヒンジからより離れた第2部分に上記内面側が押圧されて、上記開閉蓋を上記所定の開き角度よりもさらに開かせる第2モードが行われる。こうして、上記開閉蓋が、空気圧式や電気式や油圧式の専用の開閉装置が無くとも、上記開閉蓋が取り付けられている容器内に搬送物を投入するバケットの上昇動作によって自動的に開かれる。
【0013】
また、請求項2に係る発明は、
請求項1に係る発明の蓋付き容器において、
上記第1レバーおよび上記第2レバーの少なくとも何れか一方の先端部に、上記バケットの上記第1部分および上記第2部分の少なくとも何れか一方に当接して、上記バケット上を転動するローラを回転可能に設けた
ことを特徴としている。
【0014】
上記構成によれば、上記第1レバーあるいは上記第2レバーの内面側が上昇して回転するバケットに押圧される際に、上記開閉蓋の開き角度が大きくなるに連れて、上記第1レバーあるいは上記第2レバーの先端位置が上記バケット上を移動する。その場合における上記先端位置の移動が、上記第1レバーあるいは上記第2レバーの先端部に設けられたローラの上記バケット上での転動によって、スムーズに行われる。
【0015】
また、請求項3に係る発明の蓋開閉システムは、
請求項1あるいは請求項2に係る発明の蓋付き容器と、
請求項に係る発明のバケットと、
上記バケットが装着されると共に、この装着されたバケットを上昇させた後に上記蓋付き容器側に回転させて停止し、さらに、逆方向に回転させた後に下降させるバケット昇降装置
を備え
上記バケット昇降装置によって上記バケットが上昇されて上記ヒンジ側に回転される際に、上記蓋付き容器の上記第1レバーに上記第1モードを行わせ、
上記バケット昇降装置によって上記バケットがさらに上記ヒンジ側に回転される際に、上記蓋付き容器の上記第2レバーに上記第2モードを行わせる
ことを特徴としている。
【0016】
上記構成によれば、バケット昇降装置に請求項に係る発明のバケットが装着される。そして、上記バケット昇降装置によって上記バケットが上昇されて上記ヒンジ側に回転されると、上記バケットが上昇されて回転される際に、請求項1あるいは請求項2に係る発明の蓋付き容器の第1レバーによって、上記第1レバーの内面側が上記バケットの第1部分に押圧されて、上記開閉蓋を閉鎖状態から所定の開き角度まで開放させる第1モードが行われる。さらに、上記バケット昇降装置によって上記バケットが上記蓋付き容器側に回転されると、回転中に、上記蓋付き容器の第2レバーによって、上記開閉蓋の上記開き角度が上記所定の開き角度になって上記第1レバーが上記第1部分から離脱する前に、上記第2レバーの内面側が、上記バケットの第2部分に押圧されて、上記開閉蓋を上記所定の開き角度よりもさらに開かせる第2モードが行われる。こうして、上記バケット昇降装置によるバケットの上昇・回転によって、上記蓋付き容器の開閉蓋が自動的に開かれる。そして、上記開閉蓋が開放された蓋付き容器内に、回転されたバケット内の搬送物が投入される。
【0017】
したがって、上記バケット昇降装置および蓋付き容器の動作に合わせて上記蓋付き容器の開閉蓋を開放する開閉装置と、この開閉装置の開動作を制御する開制御装置とが無くとも、上記蓋付き容器の開閉蓋が上記蓋付き容器の動作に応じて自動的に開放される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の蓋開閉システムにおける正面図であり、図2は側面図であり、図3は平面図である。尚、図1は透視図であって動作過程を示している。
【0019】
31はバケット昇降装置であり、図4および図5に示すバケット搬送装置と同じ構成を有して、バケット32,昇降ブラケット33,軸34,第1ローラ35・36,第1マストレール37,第2ローラ38,第2マストレール39,駆動チェーン40およびスプロケット41,42を備えている。また、バケット昇降装置31の動作は従来の技術で説明した通りである。但し、本実施の形態におけるバケット32は、底部に車輪57を有する一方、上部に取っ手52を有して、カートとして機能するように構成されている。
【0020】
45は、上記バケット昇降装置31におけるバケット32内の搬送物を受ける蓋付き容器(以下、単に容器という)である。この容器45には、上側を覆うと共に投入口47を有するカバー46が設けられている。そして、上記投入口47を開閉する開閉蓋48が、蝶番49によって投入口47の縁に回動可能に取り付けられている。開閉蓋48の上面におけるバケット昇降装置31側には、開閉蓋48の縁から突出した板状の上記第1レバーとしての第1リフタ50が取り付けられている。そして、第1リフタ50の先端部には上記ローラとしての車輪51が取り付けられている。また、開閉蓋48の上記縁における中央部から、上記第1リフタ50に平行に延在して突出した上記第2レバーとしての第2リフタ53が取り付けられている。
【0021】
上記バケット32における上部の蓋付き容器45とは反対側には上記第2部分としての取っ手52が設けられており、この取っ手52の中央部には、上記ローラとしてのころ54が回転可能に設けられている。そして、ころ54における取っ手52の長手方向の位置が、バケット32が第1マストレール37に案内されて上昇した際に第2リフタ53の下面に当接する位置に、ころ止め55によって決められている。さらに、バケット32が上昇した際には、図3に示すように、バケット32における縁の上記第1部分としての一辺56に第1リフタ50の車輪51が当接するようになっている。尚、58は、バケット32をフォークリフト等で移動する際に開口部を塞ぐ蓋である。
【0022】
上記構成のバケット昇降装置31および蓋付き容器45は、以下のように動作する。すなわち、例えばスプロケット42がモータ(図示せず)によって駆動されて、駆動チェーン40が時計回りに移動されると、それに連れてバケット32が第1マストレール37と第2マストレール39とに案内されて垂直方向に上昇する。そして、バケット32が傾斜する前に、バケット32における縁の一辺56が第1リフタ50の車輪51に当接する。したがって、そのままバケット32が上昇を続けるとバケット32が車輪51を介して第1リフタ50を押し上げることになり、蓋付き容器45の開閉蓋48が蝶番49を中心として開かれる。
【0023】
そして、上記バケット32がさらに上昇を続けると、第2ローラ38が第2マストレール39によって案内されて図1中右側に移動して、バケット32が反転することになる。こうして、バケット32によって第1リフタ50が益々押し上げられて開閉蓋48が大きく開かれる。それと共に、第1リフタ50の車輪51が、バケット32における縁の一辺56上を取っ手52側に向って転動し、やがて上記一辺56から外れそうになる。その時点で、バケット32の取っ手52に設けられたころ54が第2リフタ53の下面に設けられた当接部材53aに当接する。
【0024】
以後、上記バケット32の反転に伴って、バケット32のころ54が第2リフタ53を押し上げて、開閉蓋48がさらに開かれる。それと共に、車輪51はバケット32における縁の一辺56から外れて行く。こうして、開閉蓋48が(B)の位置に至ると、スプロケット42が停止される。尚、この状態では、開閉蓋48の開き角度は90度よりも小さく、自重によって閉鎖しようとする開閉蓋4がバケット32によって支えられている。
【0025】
こうして、上記バケット32内の搬送物が、蓋付き容器45の投入口47から容器内に投入される。そうすると、スプロケット42が上記モータによって逆回転され、昇降ブラケット33が第1マストレール37に案内されて垂直方向に下降する。それに連れて、バケット32が起き上がり、バケット32のころ54が第2リフタ53の当接部材53a下面上を先端側に向って転動すると共に、開閉蓋48が自重で閉鎖方向に回動する。さらに、昇降ブラケット33が下降してバケット32が起き上がり、ころ54が第2リフタ53から外れそうになると、バケット32における縁の一辺56が第1リフタ50の車輪51に当接する。
【0026】
そして、上記車輪51がバケット32における縁の一辺56上を中央部側に向って転動しつつ開閉蓋48が閉鎖方向に回動し、開閉蓋48が投入口47に当接する。そうすると、一辺56が車輪51から離れ、バケット32のみが地上まで下降する。こうして、投入口47が開閉蓋48によって自動的に閉鎖されるのである。
【0027】
上述したように、本実施の形態においては、上記蓋付き容器45の開閉蓋48には、バケット昇降装置31に向かって突出した板状の第1リフタ50と第2リフタ53とを設ける。そして、上記第1リフタ50の先端部にはバケット32における縁の一辺56に当接する車輪51が取り付けられる一方、第2リフタ53の下面にはバケット32の取っ手52に設けられたころ54に当接する当接部材53aが設けられている。
【0028】
したがって、上記バケット昇降装置31でバケット32が上昇されると、バケット32における縁の一辺56が第1リフタ50の車輪51に当接して、開閉蓋48が押し上げられて開き始める。そして、バケット32が反転して、車輪51がバケット32の一辺56から外れそうになると、バケット32の取っ手52に設けられたころ54が第2リフタ53の当接部材53aに当接する。以後、バケット32の反転に連れて、ころ54によって開閉蓋48が押されて大きく開かれる。
【0029】
また、上記バケット32が、上述とは逆に起き上がりつつ下降すると、それに連れて開閉蓋48は自重によって閉鎖される。その際に、バケット32のころ54と一辺56とが第2リフタ53と第1リフタ50とに順次当接して、開閉蓋48が自重によって急激に閉鎖されることが防止される。
【0030】
以上のごとく、本実施の形態によれば、上記バケット昇降装置31によって上昇・反転および起上り・下降されるバケット32によって蓋付き容器45の開閉蓋48の開閉を行うようにしている。したがって、エアシリンダ等の専用の開閉装置とこの開閉装置を動作させるためのプログラムが搭載された開閉制御装置とを用いることなく、バケット32による搬送物の投入動作に同期して開閉蓋48の開閉を行うことができ、コストダウンを図ることができる。さらに、開閉蓋48の開閉構造を簡素化することによって故障個所が減少し、信頼性を向上させることができる。
【0031】
尚、上記実施の形態においては、上記蓋付き容器45の開閉蓋48には、長さが異なる2枚の板状の第1リフタ50と第2リフタ53とを取り付けているが、この発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1リフタ50と第2リフタ53との間を板で繋いだ1枚板で構成しても構わない。あるいは、バケット32におけるころ54の取り付け位置を側面(図2)から見て車輪51と隣合う位置(つまり、取っ手52の図2中右側)にすれば、第1リフタ50と第2リフタ53とを1つのリフタで兼用することができる。
【0032】
また、上記実施の形態においては、上記開閉蓋48の開度が小さい場合に開閉蓋48の第1リフタ50に当接するバケット32の縁の一辺56(第1部分)と、開閉蓋48の開度が大きい場合に開閉蓋48の第2リフタ53に当接するバケット32のころ54(第2部分)とを個別に設けている。したがって、ころ54のみを1つのリフタに終始当接させて開閉蓋48を開く場合に比してリフタの長さを短くでき、バケット昇降装置31の高さを低くすることができる。
【0033】
また、上記実施の形態においては、上記第1リフタ50に車輪51を取り付ける一方、バケット32の取っ手52にころ54を設けている。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではない。第1リフタ50および第2リフタ53とこの第1リフタ50および第2リフタ53に当接するバケット32上の個所との少なくとも何れか一方に回転部材を設ければ良いのである。
【0034】
また、上記実施の形態においては、上記バケット32による開閉蓋48の押し開き最大角度を90度よりも小さくしているが、90度以上にしてバケット32内の搬送物を容器内に投入し易くしても一向に構わない。尚、その場合には、90度以上に開いた開閉蓋48をバケット32に常時当接するようにバネ等によって付勢しておけばよい。但し、90度よりも小さくした方が、開閉蓋48の開閉機構が簡単になってコスト的にも安価にできることは言うまでもない。
【0035】
また、上記実施の形態においては、上記バケット32は、取っ手52と車輪57とを有してカートとして機能するように構成されている。しかしながら、バケットは、取っ手52および車輪57は無く、フォークリフト等によってバケット昇降装置31の位置まで搬送されて、バケット昇降装置31の反転ブラケットに装着されるように構成されていても構わない。
【0036】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1に係る発明の蓋付き容器は、開閉蓋に一体に突出して上記開閉蓋の回転軸に交差する方向に延在すると共に、上記回転軸方向に並設された第1レバーおよび第2レバーを設け、上記第1レバーによって、上昇して上記開閉蓋のヒンジ側に回転するバケットの第1部分に押圧されて、上記開閉蓋を閉鎖状態から所定の開き角度まで開放させる第1モードを行い、上記第2レバーによって、上記開閉蓋の開き角度が上記所定の開き角度になって上記第1レバーが上記第1部分から離脱する前に、上記ヒンジ側に回転する上記バケットの上記第1部分よりも上記ヒンジからより離れた第2部分に上記内面側が押圧されて、上記開閉蓋を上記所定の開き角度よりもさらに開かせる第2モードを行うので、上記開閉蓋を上記バケットの動作に応じて自動的に開閉することができる。
【0037】
したがって、この発明によれば、上記バケットの動作に合わせて上記蓋付き容器の開閉蓋を開閉する空気圧式や電気式や油圧式の開閉装置と、この開閉装置の開動作を制御するプログラム等を搭載した開閉制御装置とを必要とせず、コストダウンを図ることができる。さらに、上記開閉蓋の開閉構造の簡素化を図ることによって、信頼性の向上を図ることができる。
【0038】
また、請求項2に係る発明の蓋付き容器は、上記第1レバーおよび第2レバーの少なくとも何れか一方の先端部にローラを回転自在に設けたので、上記開閉蓋の開き角度が大きくなるに連れて、上記第1レバーあるいは上記第2レバーの内面側が、上記ローラの上記バケット上での転動によってスムーズに移動することができる。こうして、簡単な開閉構造で上記開閉蓋のスムーズな動作を可能にする。
【0039】
また、請求項3に係る発明の蓋開閉システムは、請求項1あるいは請求項2に係る発明の蓋付き容器と、請求項に係る発明のバケットと、装着された上記バケットを上昇・回転および逆転・下降させるバケット昇降装置によって構成され、上記バケット昇降装置によって上記バケットが上昇されて上記ヒンジ側に回転される際に、上記蓋付き容器の上記第1レバーに上記第1モードを行わせ、上記バケット昇降装置によって上記バケットがさらに上記ヒンジ側に回転される際に、上記蓋付き容器の上記第2レバーに上記第2モードを行わせるので、上記バケット昇降装置によるバケットの上昇・回転に応じて上記蓋付き容器の開閉蓋を自動的に開き、反転されたバケット内の搬送物を自動的に投入することができる。
【0040】
したがって、上記バケット昇降装置および蓋付き容器の動作に合わせて上記蓋付き容器の開閉蓋を開放する開閉装置と、この開閉装置の開動作を制御するプログラムが搭載された開閉制御装置とを必要とせず、コストダウンを図ることができる。さらに、上記開閉蓋の開閉機構の簡素化を行って、信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の蓋開閉システムにおける正面図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 図1の平面図である。
【図4】 従来のバケット搬送装置の説明図である。
【図5】 図4に示すバケット搬送装置とそれによって搬送されるバケットとそのバケット内の搬送物を受ける蓋付き容器の動作説明図である。
【符号の説明】
31…バケット昇降装置、
32…バケット、
33…昇降ブラケット、
35,36…第1ローラ、
37…第1マストレール、
38…第2ローラ、
39…第2マストレール、
40…駆動チェーン、
41,42…スプロケット、
45…蓋付き容器、
47…投入口、
48…開閉蓋、
50…第1リフタ、
51…車輪、
52…取っ手、
53…第2リフタ、
53a…当接部材、
54…ころ、
56…バケットの縁の一辺。

Claims (3)

  1. 開口部と、この開口部における一辺近傍にヒンジで取り付けられて上記開口部を開閉する開閉蓋を有する蓋付き容器において、
    上記開閉蓋に一体に設けられて、上記ヒンジ側とは反対側に上記開閉蓋から突出して上記開閉蓋の回転軸に交差する方向に延在する第1レバーと、
    上記開閉蓋に一体に設けられて、上記ヒンジ側とは反対側に上記開閉蓋から突出して上記開閉蓋の回転軸に交差する方向に延在すると共に、上記第1レバーの幅方向に上記第1レバーに並設された第2レバーと
    を備え、
    上記第1レバーは、上記開閉蓋の内面と同じ側を向いた上記第1レバーの内面側が、上昇して上記ヒンジ側に回転するバケットの第1部分に押圧されて、上記開閉蓋を閉鎖状態から所定の開き角度まで開放させる第1モードを行い、
    上記第2レバーは、上記開閉蓋の上記開き角度が上記所定の開き角度になって上記第1レバーが上記第1部分から離脱する前に、上記ヒンジ側に回転する上記バケットの上記第1部分よりも上記ヒンジからより離れた第2部分に上記内面側が押圧されて、上記開閉蓋を上記所定の開き角度よりもさらに開かせる第2モードを行う
    ことを特徴とする蓋付き容器。
  2. 請求項1に記載の蓋付き容器において、
    上記第1レバーおよび上記第2レバーの少なくとも何れか一方の先端部に、上記バケットの上記第1部分および上記第2部分の少なくとも何れか一方に当接して、上記バケット上を転動するローラを回転可能に設けた
    ことを特徴とする蓋付き容器。
  3. 請求項1あるいは請求項2に記載の蓋付き容器と、
    請求項1に記載のバケット
    上記バケットが装着されると共に、この装着されたバケットを上昇させた後に上記蓋付き容器の上記ヒンジ側に回転させて停止し、さらに、逆方向に回転させた後に下降させるバケット昇降装置と
    を備え
    上記バケット昇降装置によって上記バケットが上昇されて上記ヒンジ側に回転される際に、上記蓋付き容器の上記第1レバーに上記第1モードを行わせ、
    上記バケット昇降装置によって上記バケットがさらに上記ヒンジ側に回転される際に、上記蓋付き容器の上記第2レバーに上記第2モードを行わせる
    ことを特徴とする蓋開閉システム
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